JP3133663U - 油浄化器 - Google Patents

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Abstract

【課題】油の酸価・カルボニル価及び変色を改善でき、食用油を足し油するだけで廃油がほとんど出なくなるようにした油浄化器を提供する。
【解決手段】底部5に多数の孔2…を有し、浄化すべき食用油3を受け入れる油タンク1と、タンク1の底面に敷かれるペーパーフィルター6と、ペーパーフィルター6を油タンク1の底面に固定するフィルター固定手段7と、二酸化ケイ素を主体とする油浄化用のパウダー状吸着剤8とを備え、油タンク1内にパウダー状吸着剤8を投入し、所要温度に加熱した浄化すべき食用油3を油タンク1に入れ、パウダー状吸着剤8を混合することにより、吸着剤8による着色成分及び遊離脂肪酸の吸着作用とペーパーフィルター6の濾過作用とによって油3を浄化し、この浄化した油3をタンク底部5の孔2…から滴下する。
【選択図】図1

Description

本考案は、フライヤー(揚げ物機)等に使用されて汚れた食用油を浄化する油浄化器に関するものである。
フライヤーで油揚げを行う際には、油揚げ作業の経過に伴い次第に油槽中の油に揚げかす等の不純物が生じて、油が汚れ、揚げ物の品質を悪化することから、そのような不純物を除去して油を浄化する必要がある。本考案の考案者は、以前に下記特許文献1に記載のような油浄化装置を提案した。この油浄化装置は、油タンクと、タンク内の油を一次濾過処理する一次フィルターと、二次濾過処理筒と、二次濾過処理筒内に挿入配備される二次フィルターと、一次濾過処理した油を二次濾過処理筒に導く導油管と、二次濾過処理筒内で二次濾過処理して浄化した油を送出する送油管と、油タンク内の油を二次濾過処理筒へ圧送するポンプとを備え、浄化すべき油を油タンクに投入することにより、自動的に浄化処理するようにしたもので、一次フィルターとに二次フィルターとの2段階での濾過処理によって、揚げかす、水分等の不純物を除去して、清浄な油にすることができる。
特開2001−205020号公報
上記油浄化装置によっては、油中の揚げかすや水分等の不純物は除去できるけれども、油の使用に伴う酸価・カルボニル価の増大および油の変色については改善できなかった。そこで、本考案は、油の酸価・カルボニル価および変色を改善でき、それによって足し油だけで連続使用が可能で、廃油がほとんど出なくなるようにした油浄化器を提供することを目的とする。
上記課題を解決するための手段を、後述する実施形態の参照符号を付して説明すると、請求項1に係る考案の油浄化器は、底部5に多数の孔2…を有し、浄化すべき食用油3を受け入れる油タンク1と、油タンク1の底部5の孔2…が塞がるようにタンク1底面に敷かれるペーパーフィルター6と、ペーパーフィルター6を油タンク1の底面に固定するフィルター固定手段7と、二酸化ケイ素を主体とする油浄化用のパウダー状吸着剤8とを備え、油タンク1内にパウダー状吸着剤8を投入し、所要温度に加熱した浄化すべき食用油3を油タンク1に入れてパウダー状吸着剤8と混合することにより、この吸着剤8による着色成分及び遊離脂肪酸の吸着作用とペーパーフィルター6の濾過作用とによって油3を浄化し、その浄化した油3をタンク底部5の孔2…から滴下するようにしてなることを特徴とする。
請求項2は、請求項1に記載の油浄化器において、フィルター固定手段7は、油タンク1の底面に敷かれたペーパーフィルター6の周縁部を上から押さえ付ける矩形枠状のウエイト本体13と、このウエイト本体13に取り付けられた把手15とからなるウエイトであることを特徴とする。
請求項3は、請求項1又は2に記載の油浄化器において、油タンク1の底部5は、この底部下面の外周部が段部10を形成するようにその内側が陥没部11を形成し、この陥没部11の底壁部11aに多数の孔2…が形成されると共に、この底壁部11aの底面にペーパーフィルター6が敷かれるようになっていることを特徴とする。
上記解決手段による考案の効果を、後述する実施形態の参照符号を付して説明すると、請求項1に係る考案の油浄化器によれば、油タンク1内にパウダー状吸着剤8を投入し、浄化すべき食用油3を所要温度に加熱して油タンク1に入れ、パウダー状吸着剤8と混合することにより、このパウダー吸着剤8による着色成分及び遊離脂肪酸の吸着作用とペーパーフィルター6の濾過作用とによって油3が浄化・精製され、その浄化・精製された油18はタンク底部5の孔2…からポタポタと落ちて、所要時間経過すれば、油タンク1内の油3の全部が浄化・精製されて排出される。この排出された油18は、酸価・カルボニル価が下がり、透明に近い綺麗な色となり、少し足し油するだけで、食用油として連続使用することができて、廃油の必要がなくなる。従って、油の購入費及び廃油処理費を大幅に節減することができる。
請求項2に係る考案によれば、フィルター固定手段7は、油タンク1の底面に敷かれたペーパーフィルター6の周縁部を上から押さえ付ける矩形枠状のウエイト本体13と、このウエイト本体13に取り付けられた把手15とからなるウエイトであるから、把手15を持ってウエイト本体13をペーパーフィルター6の周縁部上に置くだげで、油タンク1の底面に敷いたペーパーフィルター6を簡単に固定することができ、またペーパーフィルター6を取り外すには、ウエイト本体13を持ち上げるだけでよいから簡単である。
請求項3に係る考案によれば、油タンク1の底部5は、外周部が段部10を形成するようにその内側が陥没部11を形成し、この陥没部11の底壁部11aに多数の孔2が形成されると共に、この底壁部11aの底面にペーパーフィルター6を敷くようにしたから、例えばフライヤーの油槽16にタンク架台17を架け渡し、このタンク架台17の上に油タンク1の底部5の段部10を係合させることで、油浄化器をフライヤーの油槽16等の油タンクや油溜めに簡単容易に設置できて、この油浄化器で浄化した油18をそのまま上記油タンクや油溜めに供給することができる。
以下に本考案の好適な一実施形態を図面に基づいて説明すると、図1は本考案に係る油浄化器を示す縦断面図、図2は図1のX−X線断面図、図3は油浄化器の分解図である。この油浄化器は、底部に多数の孔2…を有し、浄化すべき食用油3を受け入れる上端開口状の油タンク1と、この油タンク1の上端に着脱自在に装着される蓋4と、油タンク1の底部5の孔2が塞がるように油タンク1の底面に敷かれるペーパーフィルター6と、このペーパーフィルター6を油タンク1の底面に固定するフィルター固定手段7と、二酸化ケイ素を主体とする油浄化用のパウダー状吸着剤8とを備えてなるもので、パウダー状吸着剤8は図1に示すような袋9に封入されている。
油タンク1はステンレス製の有底角筒状体からなるもので、その底部5は、外周部が環状の段部10を形成するようにその内側が陥没部11を形成し、この陥没部11の底壁部11aにその全域に亘って前記多数の孔2…が形成されており、この底壁部11aの底面にペーパーフィルター6が敷かれるようになっている。蓋4もステンレス製で、上面中央部に断面円弧状の窪み4aが形成され、この窪み4aの上面側に把手12が取り付けられている。尚、孔2は、図2から分かるように、処理能力に合わせて大径の孔2aと小径の孔2bとからなる。
フィルター固定手段7は、油タンク1の底部5である陥没部11の底壁部11aの底面に敷かれたペーパーフィルター6の周縁部を上から押さえ付ける矩形枠状のステンレス製ウエイト本体13と、このウエイト本体13に取付片14を介して取り付けられた把手15とからなるウエイト(重り)である。ウエイト本体13は、その下端部13aが幅狭く形成されていて、油3がペーパーフィルター6の通過するのをできるだけ阻害しないようになっている。
油浄化用のパウダー状吸着剤8は、二酸化ケイ素と酸化マグネシウムとの混合物からなる。この吸着剤8のパウダーには、目に見えない細かいな孔がたくさん空いており、この細孔に油の着色成分・遊離脂肪酸が吸着することによって、色と酸価が改善されることになる。
上記のような構成部材からなる油浄化器を使用するに際して、図3に示すように、油タンク1の底部5である陥没部11の底壁部11aの底面にペーパーフィルター6を敷き、その上からフィルター固定手段であるウエイト7を載せて、ペーパーフィルター6を固定し、そしてパウダー状吸着剤8の入った袋9を開け、図1に示すようにパウダー状吸着剤8を、ウエイト7の上から油タンク1の底部5内に投入する。尚、ペーパーフィルター6は、底壁部11aの孔2が完全にふさがるように底壁部11aの底面に敷くものとする。そして、この油タンク1を所要の場所、例えばフライヤーの油槽(図1に16で示す)の上に設置する。このフライヤーの油槽16の上に、図1及び図2に示すようにタンク架台17を2つ架け渡し、これらのタンク架台17上に油タンク1の底部5の環状段部10を係合させるようにする。
上記フライヤーの油槽内の油は、「背景技術」の項で説明したような従来の油浄化装置によって浄化し、この浄化した油を本考案に係る油浄化器の油タンク1に供給して更に浄化するものとする。即ち、従来の油浄化装置では、油中の揚げかすや水分等の不純物は除去できるけれども、油の使用に伴う酸価・カルボニル価の増大や油の変色については改善できないため、本考案の油浄化器により、油の酸価・カルボニル価及び変色を改善しようとするものである。
この場合、揚げ物の終わった上記フライヤーの油の温度を例えば160℃程度まで上げて、この油を上記油浄化装置により濾過して浄化した後、この浄化した油を本考案に係る油浄化器の油タンク1に入れる。図1には、油タンク1に入れた油を3で示す。
こうして所要温度に加熱した浄化すべき油3を油タンク1内に入れ、この油3と、タンク1の底部にたまっているパウダー状吸着剤8とを混合攪拌した後、蓋4を被せて、そのまま放っておけば、油タンク1の底部5の孔2から、浄化された油18がポタポタと落ちて、例えば夕方に作業を開始すれば翌朝には油タンク1内の油3が全部浄化・精製されて排出されることになる。
この考案の油浄化器による油3の浄化作用は、パウダー状吸着剤8による着色成分及び遊離脂肪酸の吸着作用と、ペーパーフィルター6の濾過作用とによるものである。この場合、パウダー状吸着剤8による着色成分及び遊離脂肪酸の吸着作用は、油3を予め所要の高温、例えば160℃程度に加熱しておくことによって有効に働くものである。
この油浄化器により浄化される以前の油は、揚げかすや水分等の不純物はないものの、酸価・カルボニル価が高く、色がやや赤褐色であった。しかし、この油浄化器によって浄化・精製された油は、酸価・カルボニル価が下がり、透明に近い綺麗な色となり、少し足し油するだけで、フライヤーの油揚げ用の油として連続使用することができることになり、廃油の必要がなくなる。
このように本考案の油浄化器を使用すれば、廃油を行なう必要がないことから、油揚げ用油の購入費及び廃油処理費を大幅に節減することができ、従ってその経済的効果は甚大である。
下記の表は、本考案の油浄化器による浄化試験の結果を示したものである。尚、この試験は、フライヤーの油揚げ用油に使用された廃油を本考案の油浄化器によって浄化したものである。
Figure 0003133663
本考案に係る油浄化器を示す縦断面図である。 図1のX−X線断面図である。 油浄化器の分解図である。
符号の説明
1 油タンク
2 孔
3 浄化すべき油
5 油タンクの底部
6 ペーパーフィルター
7 フィルター固定手段
8 パウダー状吸着剤
17 タンク架台

Claims (3)

  1. 底部に多数の孔を有し、浄化すべき食用油を受け入れる油タンクと、油タンクの底部の孔が塞がるようにタンク底面に敷かれるペーパーフィルターと、ペーパーフィルターを油タンクの底面に固定するフィルター固定手段と、二酸化ケイ素を主体とする油浄化用のパウダー状吸着剤とを備え、油タンク内にパウダー状吸着剤を投入し、所要温度に加熱した浄化すべき食用油を油タンクに入れてパウダー状吸着剤と混合することにより、この吸着剤による着色成分及び遊離脂肪酸の吸着作用とペーパーフィルターの濾過作用とによって油を浄化し、その浄化した油をタンク底部の孔から滴下するようにしてなる油浄化器。
  2. フィルター固定手段は、油タンクの底面に敷かれたペーパーフィルターの周縁部を上から押さえ付ける矩形枠状のウエイト本体と、このウエイト本体に取り付けられた把手とからなるウエイトである請求項1に記載の油浄化器。
  3. 油タンクの底部は、底部下面の外周部が段部を形成するようにその内側が陥没部を形成し、この陥没部の底壁部に多数の孔が形成されると共に、この底壁部の底面にペーパーフィルターが敷かれるようになっている請求項1又は2に記載の油浄化器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR20200046242A (ko) * 2018-10-23 2020-05-07 경상북도(승계청:경상북도농업기술원,관리청:경상북도 도지사) 유체압에 의한 튜브 팽창식 착즙기

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