JP2005237496A - 食用油ろ過器 - Google Patents

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Abstract

【課題】 使用済みの食用油に含まれる不純物を除去し、酸化した食用油を還元して好適に食用油を再利用可能とする食用油ろ過器を提供する。
【解決手段】 上側開口部に第1のろ過部20が設けられ、下側開口部に第2のろ過部30が設けられた第1の容器40と、第1の容器40が上部に載せられ、第1の容器40でろ過処理された食用油を収容すると共に、食用油の酸化を防止する酸化防止剤60が収容された第2の容器50とを備えた食用油ろ過器10であって、酸化防止剤60は、内外を連通する連通孔が設けられた容器状に形成され、容器の外面から外方へ放射状に延出する脚部74を有するカートリッジ70に収容され、カートリッジ70は、脚部74が第2の容器50の内壁面50aを弾性的に押圧して第2の容器50に着脱可能に装着されていることを特徴とする。
【選択図】 図2

Description

本発明は家庭用の食用油ろ過器に関し、より詳細には、使用済みの食用油に含まれる不純物をろ過すると共に、酸化した食用油を還元して食用油を何度も再使用可能とする低コストかつコンパクトな食用油ろ過器に関する。
従来、調理済みの食用油はその都度廃棄されることが多かったが、地球環境への配慮や経済性を向上させるため、揚げ物に用いる食用油を複数回にわたって使用する場合がある。この場合、使用済みの食用油に含まれる揚げカスや加熱による油の酸化のため、食用油を再利用する場合においては、新油に比べ臭いや揚げ物の出来具合の点等において不都合が生じることがある。
そこで、使用済みの食用油をろ過部と活性材層に循環させることにより、食用油に含まれる揚げカス等の不純物を除去すると共に、酸化した食用油を還元して食用油の劣化を防止する装置が特許文献1において開示されている。これにより、食用油を複数回にわたって使用する際においても、油への臭いの付着を最小限に抑えることができ、再利用の食用油であっても、調理における不具合が大幅に改善された。
特開平4−104534号公報
しかしながら、引用文献1に記載されている油劣化防止装置においては、使用済みの食用油を装置内で循環させなければならず、油を循環させるための機構が別途に必要になるといった課題や、油劣化防止装置を動作させるための電源が必要になるといった課題の他に、処理が完了した食用油を他の容器に移し替えなければならないといった課題がある。
そこで本発明は、使用済みの食用油に含まれる不純物を除去し、酸化した食用油を還元して好適に食用油を再利用可能とし、さらには、動力を必要とせず、処理済みの食用油を直ちに使用可能に保存することができる食用油ろ過器の提供を目的としている。
以上の目的を達成するために本発明は以下に示す構成を有する。すなわち、筒体の上側開口部に第1のろ過部が設けられ、該筒体の下側開口部に第2のろ過部が設けられた第1の容器と、第1の容器が上部に載せられ、前記第1の容器でろ過処理された食用油を収容すると共に、食用油の酸化を防止する酸化防止剤が収容された第2の容器とを備えた食用油ろ過器であって、前記酸化防止剤は、内外を連通する連通孔が設けられた容器状に形成され、該容器の外面から外方へ放射状に延出する脚部を有するカートリッジに収容され、該カートリッジは、前記脚部が前記第2の容器の内壁面を弾性的に押圧して前記第2の容器に着脱可能に装着されていることを特徴とする食用油ろ過器である。
また、前記第1の容器の上側開口部には、回転位置によって食用油の使用回数を表示する回転ダイヤル式の把持部が設けられた蓋体が装着されていることを特徴とする。
これにより、食用油の使用回数を把握することができるため、古くなりすぎた食用油を使用してしまうことを防止できる。
さらに、前記第2のろ過部は、不織布を積層してなるフィルタ材と、該フィルタ材を前記第1の容器の下側開口部に設けられた貫通孔を有する底板に押圧する錘とを備えていることを特徴とする。
これにより、食用油は押圧されたフィルタ材を通過することになるので、時間をかけて第2のろ過部を通過することになり、油温を好適に下げることができると共に、微細な不純物であっても確実に除去することが可能になる。
また、前記第2の容器の上側開口部の縁部にはろ過処理された食用油を注出する注ぎ口が形成され、該注ぎ口の下方には液垂れ防止用の油吸着材を係止する係止具が配設されていることを特徴とする。
これにより、処理後の食用油を調理に用いる際に、油の液ダレがなく、清潔なキッチンを維持しながら調理することが可能になる。
本発明にかかる食用油ろ過器によれば、コンパクトな構造であって、動力を必要とせずに、使用済みの食用油に含まれる不純物を除去し、酸化した食用油を還元することが可能になり、食用油の寿命を大幅に伸ばすことができる。また、食用油を繰り返し使用する場合であっても、臭いや油の酸化度を少なくすることができるので、快適な調理および食事をすることができる。
以下、本発明にかかる食用油ろ過器の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本実施の形態における食用油ろ過器の組立説明図である。図2は、食用油ろ過器の構成を示す説明図である。図3は、第1のろ過部の斜視図である。
本実施の形態における食用油ろ過器10は、第1のろ過部20と第2のろ過部30が配設された筒状に形成された第1の容器40と、第1の容器40が載せられ、第1のろ過部20と第2のろ過部30によりろ過処理された食用油を収容する第2の容器50と、第2の容器50の内部に配設され、調理に用いられて酸化した食用油を還元する還元剤60が収容されたカートリッジ70と、第1の容器40の上面に配設される蓋体80を具備している。本発明にかかる食用油ろ過器10に投入された調理済みの食用油は、第1の容器40に配設された第1および第2のろ過部20、30によりろ過処理された後、第2の容器50に配設された還元剤60により酸化成分が還元処理される。
まず、第1の容器40の構成について説明する。
第1の容器40は、図1に示されているように、筒状体に形成された本体の下側開口部に、貫通孔44を有する底板42が設けられた構造となっている。第1の容器の上側開口部には第1のろ過部20が配設され、底板42には第2のろ過部30が配設されている。第1の容器40の外側面には取手46が取り付けられている。蓋体80は、第1のろ過部20の上に配設される。第1の容器40の周壁部分を、真空部を有する二重構造に形成すれば、食用油を高温のままでも食用油ろ過器10に投入することが可能になり好適である。
第1の容器40の上側開口部に配設される第1のろ過部20は、金属メッシュからなるフィルタ22と、フィルタ22の上に配設されるペーパーフィルタ24と、ペーパーフィルタ24をフィルタ22に押圧する押圧具26とにより構成されている。
本実施の形態における押圧具26は、図3に示されているように、円形フレームと十字形のフレーム部とからなる。十字形のフレーム部は円形フレームの対向位置間を連結するように設けられている。押圧具26は、自重によりペーパーフィルタ24をフィルタ22に押圧し、使用済みの食用油が食用油ろ過器10に投入された際に、フィルタ22の上のペーパーフィルタ24がずれることを防止する。押圧具26のフレーム形状は十字型に限定されるものではなく、アスタリスク型等の他の形状に形成されても良いのはもちろんである。
押圧具26の円形フレームの外側面にはペーパーフィルタ24をフィルタ22に係止するための係止具28が配設されている。係止具28は、ペーパーフィルタ24をフィルタ22の枠22aの部分に係止してペーパーフィルタ24がフィルタ22の上で位置ずれることを防止している。
第1のろ過部20においては、揚げ物等の調理に使用されたことにより食用油に含まれる揚げカス等のうち大きな混入物が除去される。第1のろ過部20により除去された揚げカス等は、ペーパーフィルタ24と共に廃棄する。ペーパーフィルタ24と共に揚げカス等を廃棄することによって、フィルタ22が目詰まりすることがなく洗浄等のメンテナンスが大幅に軽減される。
なお、第1のろ過部20は、ペーパーフィルタ24や押圧具26を有さずに、フィルタ22のみで構成されるものであっても良いのはもちろんである。
第1の容器40の底板42部分に配設される第2のろ過部30は、図1、図2に示されているように、不織布を重ね合わせて形成された積層フィルタ32を錘34により底板42に押圧して支持する形態としている。
積層フィルタ32は、第1の容器40の底板42に設けられた貫通孔44を覆うことが可能な大きさに形成されている。また、積層フィルタ32の中央部分には、錘34に形成された挿通部36aを挿通させる挿通孔32aが形成されている。
錘34は、積層フィルタ32を押圧する押圧板35と、押圧板35の上下面に直交して取り付けられたロッド36により構成されている。
ロッド36は押圧板35を境界として、押圧板35の下方側である挿通部36aと、上方側である保持部36bとにより構成されている。挿通部36aは積層フィルタ32の挿通孔32aに挿通される。挿通部36aの先端部は先割れする形状に形成されており、挿通孔32aの径方向に伸縮可能になっている。挿通部36aは押圧板35から離反するにつれ徐々に拡幅し、挿通孔32aの径方向において最大幅を形成した後、再び縮幅する形状に形成されている。なお、挿通部36aの最大幅は、挿通孔32aの径寸法よりも若干大きく形成されている。
押圧板35の上方側に伸びる保持部36bは、積層フィルタ32のメンテナンス時において、第2のろ過部30を引き上げる際に用いられる。保持部36bは食用油の中に入るため、滑り止め加工がなされているのが好ましい。
第2のろ過部30を組み立てする際には、積層フィルタ32の挿通孔32aに挿通部36aを弾性変形させて幅を縮めた状態で挿通する。挿通部36aが挿通孔32aから突出すると、挿通部36aは元の状態に戻り、挿通孔32aより幅広の状態になる。つまり、第2のろ過部30は押圧板35の下面と挿通部36aの最大幅部分の間に積層フィルタ32が挟持された状態で組み立てられるので、積層フィルタ32に食用油が含まれた状態になっても、積層フィルタ32が挿通部36aから脱落することはない。以上のようにして組み立てられた第2のろ過部30は、積層フィルタ32が第1の容器40の底板42に設けられた貫通孔44を覆うようにして配設される。
次に、第2の容器50について説明する。図4は、第1の容器を取り外した状態における平面図である。
第2の容器50は、図2に示されているように、カップ状に形成されていて、上側開口部に第1の容器40の底部が嵌合するようにして載せられる。取手52は第1の容器と同様に第2の容器50の外側面に取り付けられている。第2の容器50の底部には受皿58が第2の容器50に着脱可能に装着されている。受皿58の底部は滑り止め加工されている。
図4に示されているように、第2の容器50の開口部において、取手52と対向する平面位置には食用油の注ぎ口54が形成されている。注ぎ口54の下方部分には、注ぎ口54から第2の容器50の外壁面を伝って流下した食用油を吸着するキッチンペーパ等(図示せず)を係止する係止具56が取り付けられている。
本実施の形態における係止具56には、略N字状に形成された板バネ56が用いられている。板バネ56は上方側が開くように、一端部分56aが第2の容器50の外側面に固定されている。自由端である他端部56bには取手56cが取り付けられている。
第2の容器50内には還元剤60を収容したカートリッジ70が配設されている。図5は、カートリッジ部の組み立て斜視図である。
本実施の形態におけるカートリッジ70は、円筒状に形成された本体部72と、本体部72の底面に取り付けられ、本体部72から外方へ放射状に延びる脚部74と、本体部72の上部に取り付けられる蓋部76とを有している。本体部72と脚部74は溶接等により固定されている。蓋部76は本体部72に嵌合可能に形成されている。また、本体部72と蓋部76には、内側と外側を連通する連通孔72a、76aが所要間隔に配設されている。
脚部74は、図2に示されているように、本体部72の底面から第2の容器50の内壁面50aに向かって伸びた後、鉛直方向に屈曲し、略しの字状をなす板バネに形成されている。脚部74は、本体部72の底面から第2の容器50の内壁面50aに向かって放射状に伸びる際に、外側方向の高さ位置が内側方向の高さ位置に比べて徐々に高くなるように形成されている。
カートリッジ70が単体で存在している場合において、脚部74の最外周部分が内接する内接円の径寸法は、第2の容器50の内壁面によって形成される円の径寸法より若干大径となるように形成されている。すなわち、カートリッジ70を第2の容器50内に配設する際には、脚部74を弾性変形させながら第2の容器50の底面に設置し、脚部74の弾性変形により生じた復元力により脚部74の先端部分を第2の容器50の内壁面50aに突っ張らせることにより固定する。
図4に示されているように、第2の容器の内壁面50aの複数箇所において脚部74の先端部分が当接している。脚部74は平板を曲げ加工して形成されているため、内壁面50aとの当接部分は線接触になっている。また、脚部74の先端部は略しの字状に形成されているので、内壁面50aのうち、側面部分と底面部分の両方に当接していることになる。
このように、カートリッジ70の脚部74の先端部分を第2の容器の内壁面50aに押圧させた状態で固定する形態としているので、第2の容器50の内壁面50aには、係止手段を設ける必要がなく、円滑な内周面とすることができる。
カートリッジ70には、酸化した食用油を還元処理するための還元剤60が収容されている。本実施の形態における還元剤60は、貝殻を微粉末化し、バインダと混練した後に焼結処理して形成したゼオライトが用いられている。ゼオライトは、焼結処理により多孔質となっており、第1、第2のろ過部でろ過処理できなかった微細な不純物を吸着し、食用油から微細な不純物が除去される。また、ゼオライトに含まれるマグネシウム、カルシウム、麦飯石により、使用済み食用油に含まれる酸化成分が還元される。
次に蓋体80について説明する。図6は、一部を透視した状態における食用油ろ過器の平面図である。
蓋体80は、図1、図2に示されているように、第1の容器40の上側開口部分に配設される。蓋体80の頂部には、頂部において回転自在に設けられた把持部82が配設されている。把持部82には、現在処理中の食用油の使用回数を表示する回数表示部82aが設けられている。
本実施の形態における食用油ろ過器10は以上に説明した構成を有している。以下に、食用油ろ過器10を用いた食用油の処理手順について説明する。
まず、第1のろ過部20と第2のろ過部30をそれぞれ前述のとおり組み立てて、食用油ろ過器10の所定位置にそれぞれ配設する。また、第2の容器50の内部空間には、還元剤60を収容したカートリッジ70を配設する。
次に、使用済みの食用油を食用油ろ過器10の第1のろ過部20に注ぎ込み、第1の容器40の上に蓋体80を装着する。蓋体80を装着した後に、把持部82の回数表示部82aが表示する数字を、現在処理している食用油の処理回数と同じ数字(例えば、食用油を2度目に使用した場合は2とする)となるように、把持部82を回転させる。
第1のろ過部30においては、食用油に含まれる不純物のうち大きな不純物が取り除かれる。第1のろ過部20を通過した食用油は、引き続いて第2のろ過部30によりろ過処理される。第2のろ過部30は、錘34と押圧板35により押圧され、積層フィルタ32が圧縮された状態になっている。食用油は、圧縮された積層フィルタ32の側面方向から進入し、積層フィルタ32によりろ過処理され、挿通孔32aを通過した後、ロッド36の挿通部36aを伝って、第2の容器50に滴下する。これにより、第1のろ過部30に配設されたペーパーフィルタ24ではろ過処理できなかった微細な揚げカス等の不純物がろ過処理される。
このように、押圧された積層フィルタ32を用いることにより、長時間にわたりろ過処理がなされる。したがって、食用油を高温のまま第1のろ過部20に投入しても、第2のろ過部30の通過が完了する頃には油温は安全な温度まで低下している。以上のことから、第2の容器50は必ずしも断熱構造を有しなくても良いことになる。
第2のろ過部30からロッド36の挿通部36aを伝わった食用油は、カートリッジ70に直接落下する。カートリッジ70に収容された還元剤60に食用油が接触すると、第1のろ過部20および第2のろ過部30ではろ過処理しきれなかった非常に細かい不純物が吸着されると共に、食用油に含まれる酸化成分が還元される。このように、第2のろ過部30を通過した食用油は必ず還元剤60に接触するので、第2の容器内50の食用油を循環させるための循環装置を不要とし、低コストの食用油ろ過器10とすることが可能になる。取手52を持ち、第2の容器50を設置面において水平方向に適宜回転させれば、収容されている食用油が動き、還元剤60との接触機会を増やすことができる。
食用油を使用する際には、食用油を第1の容器40に投入された食用油の全てが第2の容器50に移り、所要時間が経過した後に、第1の容器40を第2の容器50から取り外し、第2の容器に収容されている食用油をフライヤ等の調理具(図示せず)に投入する。第2の容器50に配設されているカートリッジ70の脚部74が第2の容器50の内壁面50aに押圧しつつ当接しているので、処理後の食用油を注ぐ際に第2の容器50を傾けても、カートリッジ70が第2の容器50から落下することはない。
以上の手順を繰り返し行うことにより、食用油を複数回にわたって使用することができる。一定回数以上使用した食用油は、適宜廃棄処理すればよい。食用油を廃棄処理した後、食用油ろ過器10を洗浄するが、第1のろ過部20においては、ペーパーフィルタ24を取り除けば、不純物を簡単に処理することができる。また、第2のろ過部30においては、ロッド36の保持部36bを引き上げることにより、積層フィルタ32を簡単に持ち上げることができる。そして積層フィルタ32は、挿通部36aから引き抜くだけでよい。さらにカートリッジ70は、本体部72の底部を持ち上げるだけでも取り外すことができるが、脚部74を弾性変形させて、脚部74の内壁面への押圧力を解除してから引き抜けばさらに容易に取り外すことができる。
第1の容器40および第2の容器50は、共に内部空間において何らの係止具も配設されていないため平滑な内表面となっており、非常に簡単に洗浄することができる。すなわち、洗い残しがなく衛生的な使用が可能である。
本実施の形態における食用油ろ過器の組立説明図である。 食用油ろ過器の構成を示す説明図である。 第1のろ過部の斜視図である。 第1の容器を取り外した状態における平面図である。 カートリッジ部の組み立て斜視図である。 一部を透視した状態における食用油ろ過器の平面図である。
符号の説明
10 食用油ろ過器
20 第1のろ過部
22 フィルタ
24 ペーパーフィルタ
26 押圧具
30 第2の過部
32 積層フィルタ
34 錘
35 押圧板
36 ロッド
40 第1の容器
50 第2の容器
60 還元剤
70 カートリッジ
72 本体部
74 脚部
76 蓋部

Claims (4)

  1. 筒体の上側開口部に第1のろ過部が設けられ、該筒体の下側開口部に第2のろ過部が設けられた第1の容器と、
    第1の容器が上部に載せられ、前記第1の容器でろ過処理された食用油を収容すると共に、食用油の酸化を防止する酸化防止剤が収容された第2の容器とを備えた食用油ろ過器であって、
    前記酸化防止剤は、内外を連通する連通孔が設けられた容器状に形成され、該容器の外面から外方へ放射状に延出する脚部を有するカートリッジに収容され、
    該カートリッジは、前記脚部が前記第2の容器の内壁面を弾性的に押圧して前記第2の容器に着脱可能に装着されていることを特徴とする食用油ろ過器。
  2. 前記第1の容器の上側開口部には、回転位置によって食用油の使用回数を表示する回転ダイヤル式の把持部が設けられた蓋体が装着されていることを特徴とする請求項1記載の食用油ろ過器。
  3. 前記第2のろ過部は、不織布を積層してなるフィルタ材と、
    該フィルタ材を前記第1の容器の下側開口部に設けられた貫通孔を有する底板に押圧する錘とを備えていることを特徴とする請求項1または2に記載の食用油ろ過器。
  4. 前記第2の容器の上側開口部の縁部にはろ過処理された食用油を注出する注ぎ口が形成され、該注ぎ口の下方には液垂れ防止用の油吸着材を係止する係止具が配設されていることを特徴とする請求項1〜3のうちのいずれか1項に記載の食用油ろ過器。
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