JP3132894U - 蓋移動用具 - Google Patents

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Abstract

【課題】共同溝や側溝などの蓋を、簡単な操作で容易に持ち上げるとともに、安定した状態で移動させることができる蓋移動用具を提供する。
【解決手段】蓋移動用具10は、蓋12の上方を跨るように略水平状態に配置される支持体20と、該支持体20の両端を前記蓋12の外側で支持するとともに下面にキャスタ36を備えた一組の脚30A,30Bによりフレームが構成されている。前記支持体20にはジャッキ50A,50Bが取り付けられ、前記一組の脚30A,30Bの内側下方には、振れ止め板60A,60が略水平方向に取り付けられている。蓋12の縁部14A,14B近傍のネジ穴16A,16Bに装着した係合具18のリング部18Bに、ジャッキ50A,50Bのフック56を掛けて蓋12を吊り上げると、蓋表面12Aが振れ止め板60A,60Bに接触し、略水平状態を維持したままでの移動が可能となる。
【選択図】図1

Description

本考案は、共同溝や側溝などの蓋を持ち上げて移動するための蓋移動用具に関するものである。
一般道路,特に舗道においては、路面上の雨水を集水および排水するために、道路脇や歩車道の境界にU型の側溝が配置されており、この側溝は、通常、鉄筋コンクリートで形成された板状の充填製蓋などで覆われている。この他にも路面には、水道管や電話線,電力線,ガス管など、地下道に敷設された生活ラインの出入口となるマンホールが設けられており、該マンホールは、通常、鋳鉄製の蓋で塞がれている。これらの蓋は重量があり、点検などで開ける際には、簡単に持ち上げられないことが多々ある。このため、蓋の持ち上げや移動にかかる労力を軽減するための各種技術が提案されている。例えば、下記特許文献1には、真直パイプの一端に把手を取り付けて、他端に略コ字形状とした丸鋼の両側をフック状に形成した部材を固着して構成されたマンホール蓋開閉治具が開示されている。また、下記特許文献2には、吊り金具と、メインフレームの下部に一対のキャスタと、メインフレームの上部に伸縮調整フレームを介した操作ハンドルと、メインフレームの前部に前記吊り金具を着脱する吊り上げフックとを有する重量物の持ち上げ移動装置が開示されている。
特開2002−138504公報 特開2002−255323公報
しかしながら、以上のような背景技術には次のような不都合がある。まず、特許文献1に記載の技術では、基本的に二人の作業者が必要であり、一人で持ち上げ作業を行うのは困難である。また、持ち上げた蓋の移動は完全に人力に頼る必要があるため、作業者にかかる負担が大きい。次に、特許文献2に記載の技術では、メインフレームの前方に蓋体を吊り下げるため、対応できる蓋の大きさが限られてしまうという不都合がある。更に、前記特許文献1及び2に記載の技術はともに、蓋の縁部の対向する2ヶ所にフックを掛けて持ち上げ(ないし吊り上げ)を行うため、フックを掛ける位置が適切でないと蓋のバランスが崩れやすい。また、持ち上げた蓋を移動する場合にも、掛けた部分を支点として蓋がぶれるため、安定した状態で蓋を移動させることができない。このほかにも、例えば、トラックの荷台のような比較的高所での蓋の上げ下ろしには適用できないという不都合もある。
本考案は、以上の点に着目したもので、その目的は、共同溝や側溝などの蓋を、作業者が一人であっても簡単な操作で容易に持ち上げ可能であり、かつ、持ち上げた蓋を安定した状態で移動させるとともに、比較的高所でも上げ下ろしが可能な蓋移動用具を提供することである。
前記目的を達成するため、本考案は、蓋を持ち上げて移動するための蓋移動用具であって、前記蓋の上方で該蓋を跨るように略水平状態に配置される支持体,該支持体の両端側に設けられており、前記蓋の外側で前記支持体を所定の高さに支持する一組の脚,前記支持体の両端近傍に設けられており、前記蓋に装着された係合具と係合可能なフックを有するとともに、前記蓋を吊り上げ可能な吊り上げ手段,前記一組の脚の内側に略水平方向に取り付けられており、前記吊り上げ手段によって吊り上げられた蓋の表面と接触して、該蓋を略水平状態に維持する振れ止め手段,前記一組の脚に設けられたキャスタ,を備えたことを特徴とする。
主要な形態の一つは、前記支持体の長さを調整可能とする第1の長さ調整機構を備えたことを特徴とする。他の形態は、前記一組の脚の長さを調整可能とする第2の長さ調整機構を備えたことを特徴とする。更に他の形態は、前記脚に対する前記振れ止め手段の取り付け高さを調整可能とする高さ調整機構を備えたことを特徴とする。
他の考案は、蓋を持ち上げて移動するための蓋移動用具であって、前記蓋の上方で該蓋を跨るように略水平状態に配置される支持体,該支持体の両端側に設けられており、前記蓋の外側で前記支持体を所定の高さに支持する一組の脚,前記支持体の両端近傍に設けられており、前記蓋に装着された係合具と係合可能なフックを有するとともに、前記蓋を吊り上げ可能な吊り上げ手段,前記一組の脚の内側に略水平方向に取り付けられており、前記吊り上げ手段によって吊り上げられた蓋の表面と接触して、該蓋を略水平状態に維持する振れ止め手段,前記一組の脚に設けられたキャスタ,前記支持体の長さを調整可能とする第1の長さ調整機構,前記一組の脚の長さを調整可能とする第2の長さ調整機構,前記脚に対する前記振れ止め手段の取り付け高さを調整可能とする高さ調整機構,を備えたことを特徴とする。本考案の前記及び他の目的,特徴,利点は、以下の詳細な説明及び添付図面から明瞭になろう。
本考案は、キャスタが設けられた一組の脚によって蓋の上方を跨るように略水平状態に配置された支持体の両端近傍に、前記蓋を吊り上げ可能な吊り上げ手段を設けるとともに、前記一組の脚の内側に、吊り上げた蓋の表面と接触して該蓋を略水平状態に維持する振れ止め手段を設けることとした。このため、作業者が一人であっても、簡単な操作で蓋の持ち上げが可能になるとともに、前記蓋を略水平状態に維持しておくことにより、安定した状態での蓋の移動が可能になるという効果が得られる。また、前記一組の脚の長さを調整可能とすることにより、高所での蓋の上げ下ろしが可能になるという効果も得られる。
以下、本考案を実施するための最良の形態を、実施例に基づいて詳細に説明する。
最初に、図1及び図2を参照しながら、本考案の実施例1を説明する。図1(A)は本実施例の蓋移動用具の全体構成を示す外観斜視図,図1(B)は蓋との係合部を示す斜視図,図1(C)は前記(A)を矢印F1方向から見た側面図,図1(D)は比較例の側面図である。図2(A)は、本実施例の振れ止め板の高さ調整の様子を示す正面図,図2(B)及び(C)は支持体の分解斜視図である。図1(A)に示すように、本実施例の蓋移動用具10は、側溝や共同溝などの受枠70から、蓋12を持ち上げて移動するために用いられるものである。前記蓋12は、本実施例では、図1(B)に示すように、縁部14A〜14Dを有する略長方形状となっており、例えば、コンクリートや鋳鉄などにより形成されている。また、対向する縁部14A,14Bの近傍には、ネジ穴16A,16Bが形成されており、該ネジ穴16A,16Bには、ネジ部18Aとリング部18Bからなる係合具18が取り付け可能となっている。
前記蓋移動用具10は、前記蓋12の上方を跨るように略水平状態に配置された支持体20と、該支持体20の両端を前記蓋12の外側で支持するとともに下面にキャスタ36を備えた一組の脚30A,30Bによりフレームが構成されている。また、前記支持体20には、蓋12を吊り上げるためのジャッキ50A,50Bが取り付けられ、前記一組の脚30A,30Bの内側下方には、吊り上げた蓋12を略水平状態に保つための振れ止め板60A,60Bが取り付けられている。
前記支持体20は、図2(B)に示すように、一対の角管20A,20Bと、それらを継ぎ足すための角管24により構成されている。前記角管20A,20Bの突き合わせ側の端部近傍には、ネジ穴22A,22Bが形成されている。また、前記角管24の内形寸法は、前記角管20A及び20Bの外形寸法よりも若干大きく設定されており、内側に前記角管20A,20Bが挿通可能となっている。前記角管24の略中央付近には、内側の角管20A,20Bのネジ穴22A,22Bと対応する位置にネジ穴24A,24Bが形成されており、これらのネジ穴の位置を合わせてネジ26を螺合させることにより、前記支持体20を形成することができる。このように、支持体20が分割可能な構成となっているため、角管20A,20Bのいずれか一方又は両方を異なる長さの角管に交換することにより、支持体20の長さを蓋12の寸法に合わせて調整することが可能となっている。あるいは、図2(C)に示すように、角管20Aと20Bの間に、前記角管24よりも長く、両端近傍にネジ穴25A,25Bを備えた角管25を配置することにより、前記支持体20の長さ調整を行うようにしてもよい。また、図1(A)に示すように、前記角管20A,20Bの他方の端部側には、後述する抜け止め用のピン42A,42Bを挿すための孔23A,23Bが形成されている。
次に、前記脚30Aは、角管などによって逆T字状に形成されており、水平部32の両端下面には、蓋移動用具10全体を移動させるためのキャスタ36が設けられている。また、垂直部34の上端側には、前記支持体20を貫通させるための受部38が形成されており、前記垂直部34の下端側には、振れ止め板60Aを固定するための孔40A,40B(図2(A)参照)が形成されている。他方の脚30Bも、前記脚30Aと基本的に同様の構成となっている。
前記支持体20の両端近傍には、前記蓋12を吊り上げるためのジャッキ50A,50Bが、前記支持体20が貫通可能な中空部を備えたホルダ52A,52Bによって取り付けられている。前記ジャッキ50A,50Bは、チェーン54の先端に、前記係合具18のリング部18Bと係合可能なフック56を備えるとともに、前記チェーン54を引き上げるためのレバー58を備えている。このようなジャッキ50A,50Bの構成は公知である。なお、前記ホルダ52A,52Bは、前記支持体30の角管20A,20Bに沿ってスライド可能となっており、前記蓋12のネジ穴16A,16Bの位置に応じて、位置の調整が可能となっている。
更に、前記脚30A,30Bの垂直部34の内側には、前記ジャッキ50A,50Bで吊り上げた蓋12を略水平状態に維持するための振れ止め板60A,60Bが、ホルダ62A,62Bによって取り付けられている。該振れ止め板60A,60Bは、断面略L字状であって、前記蓋12の表面12Aとの接触により、前記蓋12を略水平状態に保つことができる程度の長さを有している。本実施例では、前記振れ止め板60A,60Bとして、例えばL字鋼を用いている。前記ホルダ62A,62Bは、前記垂直部34が貫通可能な中空部を備えており、前記垂直部34に沿ってスライド可能であるとともに、該垂直部34に対して固定するためのピン66が貫通可能な孔64を備えている。そして、図2(A)に示すように、前記孔64を、前記垂直部34の孔40A又は40Bのいずれかと位置を合わせて前記ピン60を差込むことで、前記垂直部34に対して固定することができる。なお、孔40A,40Bのいずれに合わせるかは、蓋12の厚みによって決定すればよい。例えば、一般的な厚さの蓋12の場合は、下側の孔40Bにホルダ62Aの孔64を合わせ、比較的厚みのある蓋80を持ち上げる場合には、上側の孔40Aとホルダ62Aの孔64を合わせるという具合である。
以上のような蓋移動用具10を組み立てる場合には、予め、脚30A,30Bの垂直部34に、ホルダ62A,62Bを介して振れ止め板60A,60Bを取り付けてから、前記垂直部34の受部38に、蓋12の寸法に応じた長さの角管20A,20Bを貫通させて取り付ける。そして、前記角管20A,20Bの両端近傍の孔23A,23Bに、ピン42A,42Bを挿し込むことにより、前記受部38から角管20A,20Bが抜けるのを防止する。次に、前記角管20A,20Bに、ホルダ52A,52Bを介してジャッキ50A,50Bを取り付け、最後に、前記角管20A及び20Bの端部を、角管24の内側に挿通してネジ26で固定する。
次に、本実施例の作用を説明する。まず、対象となる蓋12の位置に蓋移動用具10を移動し、一組の脚30A,30Bの間に蓋12を挟むようにする。前記脚30A,30Bの間隔は、前記垂直部34を、角管20A,20Bに沿ってスライドさせることで、微調整が可能となっている。次に、図1(B)に示すように、蓋12のネジ穴16A,16Bに、係合具18を装着するとともに、前記ジャッキ50A,50Bのチェーン54が前記係合具18のほぼ真上となるように、前記ジャッキ50A,50Bの位置を調整する。そして、前記チェーン54の先端に設けられたフック56を、前記係合具18のリング部18Bに掛けてからレバー58を操作し、図1(C)に示すように、蓋12の表面12Aが振れ止め板60A,60Bの水平面61に接触するまで蓋12を吊り上げる。
仮に、振れ止め板60A,60Bが設けられていないとすると、吊り上げられた蓋12は、図1(D)に示すように、係合具18を支点として揺動し、安定した略水平状態を保つことができない。これに対し、本実施例では、蓋12の縁部14A,14B側が、振れ止め板60A,60Bに接触することによって略水平状態を保つことができるため、作業者は、その状態のまま蓋移動用具10を動かして、蓋12を安全に移動することができる。なお、所望の位置に移動された蓋12は、ジャッキ50A,50Bのレバー58の操作により下ろすことができる。
このように、実施例1によれば、次のような効果がある。
(1)キャスタ36が設けられた一組の脚30A,30Bによって蓋12の上方を跨るように略水平状態に支持された支持体20の両端近傍に、前記蓋12を吊り上げるためのジャッキ50A,50Bを設けるとともに、前記一組の脚30A,30Bの内側に、蓋表面12Aと接触可能な振れ止め板60A,60Bを略水平方向に取り付けることとした。このため、作業者が一人であっても、簡単な操作で蓋12の持ち上げが可能になるとともに、該蓋12を略水平状態に維持し、安定した状態で移動させることができる。
(2)前記支持体20の長さ調整を可能としたので、任意の寸法の蓋12の持ち上げ及び移動を行うことができる。
(3)前記脚30A,30Bの垂直部34に対する振れ止め板60A,60Bの高さ調整を可能としたので、任意の厚みの蓋12(ないし80)の振れ止めが可能となる。
なお、本実施例は、図3に示すように脚30A,30Bの長さを調整可能な構造とすることもできる。図3(A)は、本実施例の変形例の脚の構造を示す外観斜視図,図3(B)は変形例の使用例を示す図である。本変形例では、図3(A)に示すように、脚30Aの垂直部34を、角管34Aとその内側に収納可能な角管34Bによって伸縮可能に構成することによって、支持体20の高さの調整が可能となっている。前記角管34Aと34Bは、これらの側面に複数設けた孔35A,35Bを、任意の位置で合わせてピン68などを挿し込むことにより高さが固定される。なお、図3(A)では、前記振れ止め板60Aは、内側の角管34Bに取り付けられているが、外側の角管34Aにも取付可能としてもよい。以上のような構成とすると、図3(B)に示すように、トラック90の荷台92のような比較的高所から蓋12を降ろしたり、あるいは、受枠70から外した蓋12を、前記荷台92に持ち上げたりすることが可能になる。なお、蓋12を持ち上げたあとは、蓋移動用具10自体を移動させるようにしてもよいし、トラック90を動かすようにしてもよい。このように、脚30A,30Bの長さを伸縮可能とすることにより、上述した図1及び図2に示す例に加えて、比較的高所での蓋12の上げ下ろし作業が容易になるという効果が得られる。
なお、本考案は、上述した実施例に限定されるものではなく、本考案の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることができる。例えば、以下のものが含まれる。
(1)前記実施例で示した各部の形状や大きさは一例であり、必要に応じて適宜変更可能である。例えば、前記実施例1では、断面略L字状の振れ止め板60A,60Bを利用することとしたが、これも一例であり、例えば、脚30A,30Bの垂直部34の内側に、所定長さの棒状体や板体を略水平状態に取り付けるようにするなど、同様の効果を奏するように適宜変更してよい。
(2)前記蓋12に装着する係合具18も一例であり、蓋12とジャッキ50A,50Bのフック56を係合させることができるものであれば、公知の各種の係合具を利用してよい。
(3)支持体20の長さ調整機構,脚30A及び30Bの長さ調整機構,振れ止め板60A,60Bの高さ調整機構も一例であり、同様の効果を奏するように、適宜設計変更してよい。
(4)前記実施例1では、吊り上げ手段としてジャッキ50A,50Bを用いたが、これも一例であり、同様の効果を奏するものであれば、公知の各種の吊り上げ機構を適用してよい。
(5)蓋移動用具10の組立手順も一例であり、必要に応じて適宜変更してよい。
(6)トラック90からの蓋12の上げ下ろしも一例であり、前記脚の長さ調整可能な範囲内であれば、他の比較的高所での上げ下ろし作業全般に本考案の蓋移動用具は適用可能である。
(7)前記実施例1で示した蓋12は一例であり、本考案の蓋移動用具は、側溝や共同溝などに設けられる各種形状,材質,寸法の蓋全般に対して適用可能である。
本考案によれば、キャスタが設けられた一組の脚によって蓋の上方を跨るように略水平状態に支持された支持体の両端近傍に、前記蓋を吊り上げ可能な吊り上げ手段を設けるとともに、前記一組の脚の内側に、吊り上げた蓋の表面と接触して該蓋を略水平状態に維持する振れ止め手段を設けることとした。このため、側溝や共同溝などの蓋を移動させるための蓋移動用具の用途に適用できる。特に、前記一組の脚の長さ調整を可能とすることにより、比較的高所からの蓋の上げ下ろし作業を行う場合に好適である。
本考案の実施例1を示す図であり、(A)は全体を示す外観斜視図,(B)は蓋との係合部を示す斜視図,(C)は振れ止め状態を示す側面図,(D)は比較例の側面図である。 前記実施例1を示す図であり、(A)は振れ止め板の高さ調整の様子を示す正面図,(B)及び(C)は支持体の分解斜視図である。 前記実施例1の変形例を示す図であり、(A)は主要部の外観斜視図,(B)は使用状態の一例を示す図である。
符号の説明
10:蓋移動用具
12:蓋
12A:表面
14A〜14D:縁部
16A,16B:ネジ穴
18:係合具
18A:ネジ部
18B:リング部
20:支持体
20A,20B,24,25:角管
22A,22B,24A,24B,25A,25B:ネジ穴
23A,23B:孔
26:ネジ
30A,30B:脚
32:水平部
34:垂直部
34A,34B:角管
35A,35B:孔
36:キャスタ
38:受部
40A,40B:孔
42A,42B:ピン
50A,50B:ジャッキ
52A,52B:ホルダ
54:チェーン
56:フック
58:レバー
60A,60B:振れ止め板
61:水平面
62A,62B:ホルダ
64:孔
66,68:ピン
70:受枠
80:蓋
80A:表面
90:トラック
90:荷台

Claims (5)

  1. 蓋を持ち上げて移動するための蓋移動用具であって、
    前記蓋の上方で該蓋を跨るように略水平状態に配置される支持体,
    該支持体の両端側に設けられており、前記蓋の外側で前記支持体を所定の高さに支持する一組の脚,
    前記支持体の両端近傍に設けられており、前記蓋に装着された係合具と係合可能なフックを有するとともに、前記蓋を吊り上げ可能な吊り上げ手段,
    前記一組の脚の内側に略水平方向に取り付けられており、前記吊り上げ手段によって吊り上げられた蓋の表面と接触して、該蓋を略水平状態に維持する振れ止め手段,
    前記一組の脚に設けられたキャスタ,
    を備えたことを特徴とする蓋移動用具。
  2. 前記支持体の長さを調整可能とする第1の長さ調整機構を備えたことを特徴とする請求項1記載の蓋移動用具。
  3. 前記一組の脚の長さを調整可能とする第2の長さ調整機構を備えたことを特徴とする請求項1又は2記載の蓋移動用具。
  4. 前記脚に対する前記振れ止め手段の取り付け高さを調整可能とする高さ調整機構を備えたことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の蓋移動用具。
  5. 蓋を持ち上げて移動するための蓋移動用具であって、
    前記蓋の上方で該蓋を跨るように略水平状態に配置される支持体,
    該支持体の両端側に設けられており、前記蓋の外側で前記支持体を所定の高さに支持する一組の脚,
    前記支持体の両端近傍に設けられており、前記蓋に装着された係合具と係合可能なフックを有するとともに、前記蓋を吊り上げ可能な吊り上げ手段,
    前記一組の脚の内側に略水平方向に取り付けられており、前記吊り上げ手段によって吊り上げられた蓋の表面と接触して、該蓋を略水平状態に維持する振れ止め手段,
    前記一組の脚に設けられたキャスタ,
    前記支持体の長さを調整可能とする第1の長さ調整機構,
    前記一組の脚の長さを調整可能とする第2の長さ調整機構,
    前記脚に対する前記振れ止め手段の取り付け高さを調整可能とする高さ調整機構,
    を備えたことを特徴とする蓋移動用具。
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