JP3132776U - 筆記用具 - Google Patents
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Abstract
【課題】キャップと筆記用具の先端側との密着性を従来よりも一層改善できる筆記用具の構成を提供する。
【解決手段】インクを収容しているレフィール1の先端側に突設している筆記用先端パイプ2の周囲を伸縮自在であり、かつ先端側となるにしたがって先細りとなっているテーパー形状部を有している肩部3によってカバーする一方、外側キャップ6の内側において、開口部の端部付近の内壁にOリング4を嵌入し、前記開口部の反対側に閉鎖面を有する片面的筒状の内側キャップ5を固着し、前記Oリング4は前記肩部3のテーパー形状部分と密着可能な径を有すると共に、前記閉鎖面においては当該開口部との間にて、前記密着が行われた場合、先端パイプ2が挿入可能な程度の奥行幅を有している筆記用具。
【選択図】図3
【解決手段】インクを収容しているレフィール1の先端側に突設している筆記用先端パイプ2の周囲を伸縮自在であり、かつ先端側となるにしたがって先細りとなっているテーパー形状部を有している肩部3によってカバーする一方、外側キャップ6の内側において、開口部の端部付近の内壁にOリング4を嵌入し、前記開口部の反対側に閉鎖面を有する片面的筒状の内側キャップ5を固着し、前記Oリング4は前記肩部3のテーパー形状部分と密着可能な径を有すると共に、前記閉鎖面においては当該開口部との間にて、前記密着が行われた場合、先端パイプ2が挿入可能な程度の奥行幅を有している筆記用具。
【選択図】図3
Description
本考案は、インクを収容しているレフィール及び当該レフィールの先端側に突設されている筆記用先端パイプが設けられているボールペン又はサインペン等の筆記用具に関するものである。
前記筆記用具によって筆記を行っている場合には、先端パイプを介してインクが流出し、当該流出したインクの容積部分だけレフィール内部に空気を充填させており、そのためにはレフィールに空気が透過し得る一方、インクの表面張力によってインクが流出し得ない程度の微細な空気孔が設けられている。
前記筆記用具においては、筆記を行っていない段階におけるインクの蒸発を防止するために、キャップによって先端のパイプを密着状態とすることが要求されている。
このような要求に対応するため、出願人は既に特願2004-241115号における構成を提唱しており、当該出願は特許文献1に示すように既に公開されている。
前記特許文献1は、「ペン先の後側周囲に位置しているテーパー部と、キャップ内における内キャップの先端に設けられている逆テーパー部とが嵌合し合うボールペンであって、該テーパー部に円輪状の凹溝を設け、当該凹溝にOリングを、当該凹溝から突出した状態にて張設し、かつ当該Oリングは、テーパー部と逆テーパー部とを嵌合自在とする程度の伸縮性、及び断面形状を有することに基づくボールペン」を基本構成としている。
しかしながら、前記先行技術の場合には、ペン先におけるテーパー部と、内キャップの先端部における逆テーパー部については、通常伸縮自在ではない素材が採用されており、このため、Oリングを介した相互の密着状態は必ずしも十分なものではなかった。
しかも、ペン先である先端パイプの後側周囲にOリングを設けることは、平坦かつスマートであることが要求される筆記具のデザインとして、決して好ましいものではない。
本考案は、キャップと筆記用具の先端側との密着性を従来技術よりも一層改善できる筆記用具の構成を提供することを課題としている。
前記課題を解決するため本考案の基本構成は、インクを収容しているレフィールの先端側に突設している筆記用先端パイプの周囲を伸縮自在であり、かつ先端側となるにしたがって先細りとなっているテーパー形状部を有している肩部によってカバーする一方、外側キャップの内側において、開口部の端部付近の内壁にOリングを嵌入し、前記開口部の反対側に閉鎖面を有する片面的筒状の内側キャップを固着し、前記Oリングは前記肩部のテーパー形状部分と密着可能な径を有すると共に、前記閉鎖面においては当該開口部との間にて、前記密着が行われた場合、先端パイプが挿入可能な程度の奥行幅を有していることに基づく筆記用具からなる。
前記基本構成に基づく本考案においては、パイプ周囲をカバーしている伸縮自在の肩部をOリングが密着することによって筆記していない段階におけるインクの蒸発を十分防止することが可能である。
しかも実施例1及び同2記載のように外側キャップのクリップの先端、又はその付近に小突起を設けた場合には、筆記段階における筆記具本体と外側キャップとの嵌着を十分堅固な状態とすることができる。
図3は、前記基本構成に基づく本考案の典型的な実施形態を示しており、先端となるにしたがって先細り形状を呈しているテーパー部を有している伸縮自在の素材による肩部3に対し、内側キャップ5の開口側付近の内壁に嵌入されているOリング4が当接することによって、密着状態を形成している。
但し、筆記に伴って先端側のパイプ2からインクが流出した場合には、レフィール1内に流出したインクの容積を空気によって補填することが必要であり、このため、レフィール1は一方では空気の透過が可能であり、他方ではインクの表面張力によってインクが外部に漏洩しないような隙間による空気透過孔(図示せず)を設けることを不可欠としている。
このため、前記肩部3と先端側のパイプ2との間には通常隙間(図示せず)が存在しており、前記インク透過孔と連通状態となっており、筆記段階において空気は順次隙間及び空気透過孔を介してレフィール1内部に移行し、かつレフィール1を充填している。
このため、前記肩部3と先端側のパイプ2との間には通常隙間(図示せず)が存在しており、前記インク透過孔と連通状態となっており、筆記段階において空気は順次隙間及び空気透過孔を介してレフィール1内部に移行し、かつレフィール1を充填している。
筆記を行っていない段階において、内側キャップ5のOリング4と肩部3のテーパー部とが密着した場合には、本来肩部3が伸縮自在な素材であるため、Oリング4は肩部3のテーパー部に食い込んだ状態となり、極めて堅固な密着状態を形成し、先端パイプ2からインクが蒸発することを殆ど完全に防止することが可能となる。
伸縮自在な素材としては、熱可塑性エラストマー等の合成ゴム、天然ゴムをその典型例として挙げることができる。
通常、レフィール1は筆記体の内側においてインクを収容する機能に終始し、手指によって把持するための外側ボディ10が、図1に示すようにレフィール1の外側に別途設けられている。
しかしながら、本考案においては、必ずしも外側ボディ10を必要不可欠としている訳ではなく、レフィール1を外側ボディ10と兼用させ、インクを一重の壁によって収容する実施形態を採用することも可能である。
しかしながら、本考案においては、必ずしも外側ボディ10を必要不可欠としている訳ではなく、レフィール1を外側ボディ10と兼用させ、インクを一重の壁によって収容する実施形態を採用することも可能である。
但し、前記兼用による実施形態の場合には、肩部3の後端側とレフィール1の先端側とを略同一の径とすることによって、自然な外観を得ることができる。
以下、実施例に即して説明する。
実施例1は、図1に示すように外側キャップ6に突設したクリップ7の嵌入側方向先端部又はその付近に、外側キャップ6の長手方向の中心軸側に向いた小突起71を設ける一方、小突起71がクリップ7の曲げ弾性に基づいて外側キャップ6に設けた孔に突入することによって筆記具本体に当接することができることを特徴としている。
このように、クリップ7の先端又はその付近に設けた小突起71が外側キャップ6に設けた孔に突入し、かつ突出した場合には、筆記段階、又は筆記していない段階において外側キャップ6を筆記具本体に嵌着させた場合、当該小突起71は、筆記具本体にクリップ7が有している曲げ弾性力を以って当接し、外側キャップ6と筆記具本体との堅固な嵌着を実現することができる。
更には、外側キャップ6を筆記具本体の先端側に嵌着させ、しかもクリップ7と外側キャップ6との間にポケットの溝11を相通させた場合においても、当該ポケットの溝11を介して外側キャップ6と筆記具本体との堅固な嵌着を実現することができる。
実施例2は、図2に示すように外側キャップ6に突設したクリップ7の嵌入側方向先端部又はその付近に、外側キャップ6の中心軸方向に向いた小突起71を設ける一方、クリップ7の先端の位置を前記中心軸方向に沿って外側キャップ6の開口部よりも更に突出した状態とし、小突起71がクリップ7の曲げ弾性に基づいて外側に直接突設することができることを特徴としている。
実施例2においても、実施例1の場合と同様にクリップ7の中心軸方向に向かう曲げ弾性力によって、筆記具本体と外側キャップ6との堅固な嵌着を実現している。
但し、実施例2の場合には、クリップ7の先端が外側キャップ6の開口側よりも更に中心軸方向に沿って突出した状態としているので、実施例1のように、外側キャップ6に小突起71が孔を介して筆記具本体と当接するのではなく、直接筆記具本体に当接することになる。
図2においては、筆記具本体の後端側に小突起71が嵌入する溝11を設けており、当該嵌入によって外側キャップ6と筆記具本体との間にて更に堅固な嵌着を実現しているが、当該溝11は実施例1においても当然採用可能である。
本考案は、ボールペン、サインペン等のレフィールを採用している筆記具の製造分野において須く利用することが可能である。
1 レフィール
2 先端側のパイプ
21 先端におけるパイプの太型根元部分
22 先端におけるパイプの細型先端部分
3 肩部
4 Oリング
5 内側キャップ
6 外側キャップ
61 小孔
7 クリップ
71 小突起
10 外側ボディ
11 溝
2 先端側のパイプ
21 先端におけるパイプの太型根元部分
22 先端におけるパイプの細型先端部分
3 肩部
4 Oリング
5 内側キャップ
6 外側キャップ
61 小孔
7 クリップ
71 小突起
10 外側ボディ
11 溝
Claims (4)
- インクを収容しているレフィールの先端側に突設している筆記用先端パイプの周囲を伸縮自在であり、かつ先端側となるにしたがって先細りとなっているテーパー形状部を有している肩部によってカバーする一方、外側キャップの内側において、開口部の端部付近の内壁にOリングを嵌入し、前記開口部の反対側に閉鎖面を有する片面的筒状の内側キャップを固着し、前記Oリングは前記肩部のテーパー形状部分と密着可能な径を有すると共に、前記閉鎖面においては当該開口部との間にて、前記密着が行われた場合、先端パイプが挿入可能な程度の奥行幅を有していることに基づく筆記用具。
- レフィールが外側ボディを兼用しており、一重のパイプ構造によってインクを収容していることを特徴とする請求項1記載の筆記用具。
- 外側キャップに突設したクリップの嵌入側方向先端部又はその付近に、外側キャップの長手方向の中心軸側に向いた小突起を設ける一方、小突起がクリップの曲げ弾性に基づいて外側キャップに設けた孔に突入することによって筆記具本体に当接することができることを特徴とする請求項1,2の何れかに記載の筆記用具。
- 外側キャップに突設したクリップの嵌入側方向先端部又はその付近に、外側キャップの中心軸方向に向いた小突起を設ける一方、クリップの先端の位置を前記中心軸方向に沿って外側キャップの開口部よりも更に突出した状態とし、小突起がクリップの曲げ弾性に基づいて外側に直接突設することができることを特徴とする請求項1,2の何れかに記載の筆記用具。
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JP2007002223U JP3132776U (ja) | 2007-03-30 | 2007-03-30 | 筆記用具 |
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---|---|---|---|---|
JP2019195954A (ja) * | 2018-05-10 | 2019-11-14 | 三菱鉛筆株式会社 | 筆記具 |
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2007
- 2007-03-30 JP JP2007002223U patent/JP3132776U/ja not_active Expired - Fee Related
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JP7117147B2 (ja) | 2018-05-10 | 2022-08-12 | 三菱鉛筆株式会社 | 筆記具 |
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