JP3132245U - ハチミツ食品 - Google Patents
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Abstract
【課題】栄養価を保持したまま取扱い易いハチミツの形態を作ると共に、使用するときは勿論のこと運搬や保管においても、取り扱い易いようにしたハチミツ食品を提供する。
【解決手段】ハチミツ粒体1と、ユズ,霊芝,梅干,朝鮮ニンジンの少なくとも一つを主成分にして平均粒径0.2mm〜5.0mm程度の顆粒状に形成した混合粒体3とを混合し、その混合体3をスティック状包装体又はボトルに収容して密封形態に形成したもの。
【選択図】図4
【解決手段】ハチミツ粒体1と、ユズ,霊芝,梅干,朝鮮ニンジンの少なくとも一つを主成分にして平均粒径0.2mm〜5.0mm程度の顆粒状に形成した混合粒体3とを混合し、その混合体3をスティック状包装体又はボトルに収容して密封形態に形成したもの。
【選択図】図4
Description
本考案は天然ハチミツを使用したハチミツ食品、より具体的には、それだけ食しても、或は、コーヒー等の各種の飲料や様々な料理などに甘味料として混入し、食べやすくしたハチミツ食品に関する。
天然ハチミツは、ミツバチが植物の花から採取してその巣の中に貯蔵した蜜であって、採取する花によって白色透明乃至帯黄色のねばった濃液であり、成分の大半は糖分であるが栄養価が高いため、古今東西において食用や薬用に用いられている。
しかし、天然ハチミツは上記のようにねばった濃液、換言すれば、粘性の高いゲル状物質であるため、取扱いに難点がある。特に、例えば小さじ一ぱいといった少量を、大きな容器の中から取出すことはなかなか困難であり、また、取出しても糸を引くような濃液があちこちに付着してベトつき、容器や周囲を不潔にするのみならず、そのままで放置すると雑菌等の繁殖を招き不衛生でもある
このためハチミツの所望の適量を使用するとき、それが少量であると取出し難いため、つい多めの使用となりがちであり、また粘り気が多いため、ハチミツに触った手や器具はベトつき、衣服等に付着すると、生地に吸着されて水洗いしなければ除去できないという問題もある。
本考案はハチミツを食す場合における上記のような現状、すなわち栄養価が高いので、大いに利用したいが、上記のような取扱上の難点があるため手軽には使い難いという点に鑑み、その栄養価を保持したまま取扱い易いハチミツの形態を作ると共に、使用するときは勿論のこと運搬や保管においても、取り扱い易いようにしたハチミツ食品を提供することを、課題とする。
上記課題を解決することを目的としてなされた本考案の構成は、ハチミツ粒体と、ユズ,霊芝,梅干,朝鮮ニンジンの少なくとも一つを主成分にして平均粒径0.2mm〜5.0mm程度の顆粒状に形成した混合粒体とを混合し、その混合体をスティック状包装体又はボトルに収容して密封形態に形成したものである。
本考案では、上記ハチミツ粒体を、ユズ,霊芝,梅干,朝鮮ニンジンの少なくとも一つを主成分とする粉体乃至粒体状のコア部材にまぶした形態とすることができる。
また、本考案では、平均粒径0.2mm〜5.0mmの顆粒状に形成した顆粒状に形成したハチミツ粒体の適宜量を、ガスバリア性の細長いスティック状の袋に収容し、その袋を、易開封部を設けて密封した形態とすることもできる。本考案では前記袋に代えてガスバリア性のボトルに収容する形態もとることができる。
本考案においてスティック状袋に収容するハチミツ粒体、又は、当該粒体と混合粒体は、一例として約3g〜5g程度、また、ボトルに収容する量は50〜100g程度であるが、この数値は選択的事項であり、1パッケージに、上記数値よりも多く、又は、少なく詰めることは、任意である。
本考案においてスティック状袋に収容するハチミツ粒体、又は、当該粒体と混合粒体は、一例として約3g〜5g程度、また、ボトルに収容する量は50〜100g程度であるが、この数値は選択的事項であり、1パッケージに、上記数値よりも多く、又は、少なく詰めることは、任意である。
本考案は、ハチミツの顆粒体に、ユズ,霊芝,梅干,朝鮮ニンジンの各粉末体乃至顆粒体のいずれか、もしくはそれらの少なくとも2種の混合体を混ぜて、ハチミツ顆粒体とユズ等の混合体を、一例としてガスバリア性の高いスティック状の包に、開封部を設けてハチミツ食品としたので、そのままであるとねばった濃液であるため摂食に際して取り扱い難かったハチミツを、顆粒状の砂糖や調味料などと同じように、至って手軽に取扱うことができる。
また、ハチミツの顆粒体に、ユズ等の混合体が混じっているので、混合する混合体の種類によって、ハチミツにはない芳ばしい香りや風味、或は、滋養効果を伴ったハチミツ食品を市場に提供でき、ユーザーはその摂取を容易に行うことができる。
また、ハチミツの顆粒体に、ユズ等の混合体が混じっているので、混合する混合体の種類によって、ハチミツにはない芳ばしい香りや風味、或は、滋養効果を伴ったハチミツ食品を市場に提供でき、ユーザーはその摂取を容易に行うことができる。
次に本考案の実施の形態例について、図を参照して説明する。
図1は、本考案ハチミツ食品のパッケージ姿の斜視図、図2は顆粒状に形成したハチミツ粒体1の例である。ハチミツ粒体1の成形方法の例については後述するが、その平均粒径は、一例として0.2mm〜5.0mm程度である。粒径が0.2mm未満になると粉体に近く、粉体化したハチミツの難点である吸湿によって団塊化し易く、また、5.0mm以上の粒径はハチミツ濃液の顆粒化技術から見ると、工程数が増加するので、製造手間や製造コスト面で実用的でない。
図1は、本考案ハチミツ食品のパッケージ姿の斜視図、図2は顆粒状に形成したハチミツ粒体1の例である。ハチミツ粒体1の成形方法の例については後述するが、その平均粒径は、一例として0.2mm〜5.0mm程度である。粒径が0.2mm未満になると粉体に近く、粉体化したハチミツの難点である吸湿によって団塊化し易く、また、5.0mm以上の粒径はハチミツ濃液の顆粒化技術から見ると、工程数が増加するので、製造手間や製造コスト面で実用的でない。
図3は、ハチミツ粒体1の中に、コア材2として、ユズ,霊芝,梅干,朝鮮ニンジンのいずれかを、顆粒状に形成して抱かせたもので、ハチミツ粒体1の内部に、ユズ,霊芝,梅干,朝鮮ニンジンのいずれかの顆粒体によるコア材2が封入された形態であるから、このハチミツ食品を食すと、コア材2の味,風味などが、ハチミツの味,風味とミックスして、きわめて食し易く栄養価も高い。
また、コア材2は、その味や風味のみならず、ユズ,霊芝,梅干,朝鮮ニンジンに含まれた滋養分が、ハチミツの滋養分に相乗するため、いわゆる健康補助食品としても、好ましい滋養内容を具備したものである。
図4は、図2に示した顆粒状のハチミツ粒体と、ユズ,霊芝,梅干,朝鮮ニンジンのいずれかの顆粒体3(混合粒体3ともいう)の斜視図であり、図1に示したガスバリア性のフィルム,ラミネート紙などで形成したスティック状の袋4に、図2に例示した顆粒状のハチミツ粒体1を収容するか、又は、図3に例示したコア材2を含むハチミツ粒体1を収容するか、或は、図4に示したハチミツ粒体1と上記のユズ,霊芝,梅干,朝鮮ニンジンのいずれかにより顆粒体3に形成した混合粒体とを、適宜の重量割合で混ぜた混合粒体を収容することにより、本考案ハチミツ食品の例に形成される。これらの収容量は、一例として1袋あたり3g〜5g程度の収容量である。また、上記袋4に代えてガスバリア性のボトルに50〜100g程度のハチミツ粒体1などを収容して取扱単位とすることもある。
図1において、4a,4bは、前記スティック状の袋4の上,下部に形成したヒートシール部で、本考案ハチミツ食品は、このパッケージ状態においてハチミツ食品に形成されたものである。このようにガスバリア性のスティック状の袋4にパッケージされた形態の本考案ハチミツ食品は、その袋4の適宜数量、例えば、50本〜100本を、箱や袋などにより外装パッケージに収容して小売店などにおける引取り単位とするが、この外装パッケージ形態やその中の数量を何本くらいにするかは、任意である。
次に、本考案ハチミツ食品の顆粒化手法の一例について述べる。
ハチミツを水やエタノールやアセトン等と混ぜて水溶液状にしてそのpH度を6〜8程度に整え、その水溶液を、一例として入口温度が120〜200℃、出口温度が70〜120℃の下で噴霧乾燥機にかけると、平均粒径が、0.2mm〜5.0mm程度のハチミツ顆粒体が得られる。
ハチミツを水やエタノールやアセトン等と混ぜて水溶液状にしてそのpH度を6〜8程度に整え、その水溶液を、一例として入口温度が120〜200℃、出口温度が70〜120℃の下で噴霧乾燥機にかけると、平均粒径が、0.2mm〜5.0mm程度のハチミツ顆粒体が得られる。
次に、ユズなどの混合粒体3となる材料の顆粒化手法を例示する。
成熟したユズの果皮を40〜60℃の温度の間で段階的に熱乾燥処理して、ユズの色合いと香りを保持するように継続して機械的に熱乾燥処理して、顆粒状に粉砕生成する。
梅干については、果肉と種核とを混練し、米酢などで希釈して粘液状にしたものを乾燥させて粉砕などにより顆粒化する。顆粒化するとき、その平均粒径が所望粒径となるように粉砕手段の調整をする。霊芝や朝鮮ニンジンの顆粒化についても、上記ユズや梅干とほぼ同様の手法により、顆粒化することができる。なお、ハチミツ粒体に混合する上記の各顆粒体は、市販されているものを使用してもよい。
成熟したユズの果皮を40〜60℃の温度の間で段階的に熱乾燥処理して、ユズの色合いと香りを保持するように継続して機械的に熱乾燥処理して、顆粒状に粉砕生成する。
梅干については、果肉と種核とを混練し、米酢などで希釈して粘液状にしたものを乾燥させて粉砕などにより顆粒化する。顆粒化するとき、その平均粒径が所望粒径となるように粉砕手段の調整をする。霊芝や朝鮮ニンジンの顆粒化についても、上記ユズや梅干とほぼ同様の手法により、顆粒化することができる。なお、ハチミツ粒体に混合する上記の各顆粒体は、市販されているものを使用してもよい。
また、上記のようにして形成したハチミツ粒体1、又は、当該粒体1と混合粒体3は、一例として、縦型の製袋充填装置などの製袋,充填手段に、前記ハチミツ粒体1、又は、その粒体1と混合粒体3とを、所定の重量混合比になるようにそれぞれを計量しつつ供給することにより、自動的に図1に示すパッケージ態様の本考案ハチミツ食品に形成することができる。
以上のように形成した図1の本考案ハチミツ食品は、お茶やコーヒーなどの飲料の添加物や料理等における砂糖に代え、或は、砂糖などの糖分と共用する調味料として、そのパッケージ単位で利用することができる。また、パッケージにはハチミツ粒体1やそれと混合粒体3の定量が収容されているので、添加物や調味料として使用するときの量も、そのパッケージを単位として衡ることができるので、多過ぎたり不足するといった事態を回避し易い。
本考案は以上の通りであって、ハチミツ食品を、例えば、ハチミツ粒体を。ユズ,霊芝,梅干,朝鮮ニンジンの少なくとも一つを主成分とする粉体乃至粒体状のコア部材にまぶしてスティック状の袋に収容するか、又は、ハチミツ粒体と、ユズ,霊芝,梅干,朝鮮ニンジンの少なくとも一つを主成分にして平均粒径0.2mm〜5.0mmの顆粒状に形成した混合粒体とを混合し、その混合体をスティック状包装体やボトルに収容した形態としたので、べとつく濃液で取扱いにくかったハチミツを、いつでもどこででも、任意の所望量において使用できるという、天然の濃液状ハチミツにはない取扱い易さと摂取し易さがある。従って、本考案ハチミツ食品は、実用上きわめて有用である
1 ハチミツ粒体
2 コア材
3 顆粒体(混合粒体)
4 スティック状の袋
2 コア材
3 顆粒体(混合粒体)
4 スティック状の袋
Claims (7)
- 顆粒状に形成したハチミツ粒体の適宜量を、ガスバリア性の細長いスティック状の袋に収容し、その袋を、易開封部を設けて密封したことを特徴とするハチミツ食品。
- 顆粒状に形成したハチミツ粒体の適宜量を、ガスバリア性のボルトに収容し、そのボトルに開閉自在の気密性の蓋などによる取出部を設けて密封したことを特徴とするハチミツ食品。
- ハチミツは、平均粒径0.2mm〜5.0mmの顆粒状の粒体に形成した請求項1又は2のハチミツ食品。
- ハチミツ粒体を、ユズ,霊芝,梅干,朝鮮ニンジンの少なくとも一つを主成分とする粉体状乃至粒体状のコア部材にまぶした形態に形成した請求項1〜3のいずれかのハチミツ食品。
- ハチミツ粒体と、ユズ,霊芝,梅干,朝鮮ニンジンの少なくとも一つを主成分にして平均粒径0.2mm〜5.0mm程度の顆粒状に形成した混合粒体とを混合し、その混合体をスティック状包装体又はボトルに収容して密封形態に形成した請求項1〜3のいずれかのハチミツ食品。
- スティック状の袋には、請求項3〜5のいずれかのハチミツ粒体又は混合粒体3〜5gを収容した請求項3〜5のいずれかのハチミツ食品。
- ボトルには、請求項3〜5のいずれかのハチミツ粒体又は混合粒体の50〜100gを収容した請求項3〜5のいずれかのハチミツ食品。
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