JP3131800B2 - インクエンド及びカバー開閉検知装置 - Google Patents

インクエンド及びカバー開閉検知装置

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JP3131800B2
JP3131800B2 JP04098952A JP9895292A JP3131800B2 JP 3131800 B2 JP3131800 B2 JP 3131800B2 JP 04098952 A JP04098952 A JP 04098952A JP 9895292 A JP9895292 A JP 9895292A JP 3131800 B2 JP3131800 B2 JP 3131800B2
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sensor
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はインクジェット方式のプ
ロッタ装置に関し、特にインクの残量やプロッタ部を覆
う扉の開閉を検知する装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】入力した印字信号に応じて微小な射出口
から微小なインク滴を記録紙上に飛翔させて印字を行う
インクジェット方式のプロッタ装置は、ファクシミリ装
置、プリンタ等の画像形成装置に利用されている。イン
クジェット方式のプロッタ装置はインクタンク内のイン
クを微細流路を介して前記射出口へ導き、該射出口近傍
に設けた圧電振動子からの振動や、発熱素子からの発熱
によりノズルからインク滴を飛翔させるものである。
【0003】ところで、インクタンク内のインク残量を
検知する方法としては、インクタンク内に電極を設けて
液の有無、残量を電気的に検出する方式や、光学的にイ
ンク液の透過率を検出する方式等が種々提案されてい
る。また、プロッタ部を覆う開閉カバーに関しては、カ
バーが開放している時に可動部を動作させると、操作者
の指や、器具等の巻き込み等の危険があるために可動部
が覆われていない状態では可動部の動作を停止させるよ
うに構成している。この為、カバーが開放しているか否
かを検知するカバー開閉センサを設ける必要があり、現
在販売されているファクシミリ装置、プリンタ等には開
閉センサが設けられている(例えば、特開昭62−26
0164号公報)。
【0004】しかしながら、このような従来のプロッタ
装置にあっては、インクタンク内に残量検知のためのセ
ンサを設けたり、カバー開閉を検知するセンサを設けて
いるため、部品点数の増大による組付け工程の増大、調
整作業の繁雑化、信号処理の複雑化、コストアップ等の
種々の不具合を生じており、この点の改善が望まれてい
た。
【0005】
【発明の目的】本発明は上記に鑑みてなされたものであ
り、インクタンク内のインク残量検知及びプロッタ部を
覆うカバーの開閉検知を単一のセンサで行うことにより
センサ個数を低減し、しかもカバー開放状態におけるプ
ロッタ装置の可動部の動作を停止することにより巻き込
み等の事故発生を防止したインクエンド及びカバー開閉
検知装置を提供することを目的としている。
【0006】
【発明の構成】上記目的を達成するため本願第1の発明
は、入力した情報に応じて微小な射出口から記録媒体上
に微小インク滴を射出することにより印字を行うインク
ヘッドと、該インクヘッドの下流側に位置する反射型の
フォトセンサと、該フォトセンサから出射される検知光
の光路に配置され該フォトセンサとの対向面の少なくと
も一部が白色である進退可能な反射板と、該インクヘッ
ド、フォトセンサ及び反射板を包囲する筐体の開口を開
閉するカバーと、該記録紙を搬送させるプロッタ駆動系
と、該フォトセンサからの検知信号に基づいてインクヘ
ッド、プロッタ駆動系、表示・報知部を作動させる制御
部とを備えたプロッタ装置において、前記反射板は、前
記カバーの開閉動作と連動して該フォトセンサと対向す
る位置から進退可能に構成され、前記制御部は前記イン
クヘッドを作動させて記録紙先端部にインクエンドマー
クを形成せしめると共に、前記フォトセンサによる前記
反射板の有無に関する検知結果、該インクエンドマーク
の有無に関する検知結果及び該プロッタ駆動系の動作の
有無に基づいて、インクエンドとカバー開閉を判定する
ことを特徴とする。
【0007】また、本願第2の発明では、前記制御部
は、前記プロッタ駆動系が動作していない状態において
前記フォトセンサがOFF状態になった場合には前記カ
バーが開放されていると判定して必要な表示及び報知を
行わせ、プロッタ駆動系が動作している時に前記フォト
センサが前記インクエンドマークを検知できずにON状
態になった場合にはインク切れ或はインクヘッドの異常
発生を判定し表示、報知することを特徴とする。
【0008】本願第3の発明では、前記制御部は、前記
プロッタ駆動系が動作していない状態において前記フォ
トセンサがON状態になった場合には前記カバーが開放
されていると判定して必要な表示及び報知を行わせ、プ
ロッタ駆動系が動作している時に前記フォトセンサが前
記インクエンドマークを検知できずにON状態になった
場合にはインク切れ或はインクヘッドの異常発生を判定
し表示、報知することを特徴とする。
【0009】本願第4の発明は、前記プロッタ装置をフ
ァクシミリ装置に適用した場合において、該ファクシミ
リ装置は受信する画情報を格納するメモリを有し、前記
制御部は前記インクエンド或はカバー開放を判定した時
には受信情報を該メモリに格納するメモリ受信に切換
え、該メモリが満杯になった時には転送受信、通信拒
否、或はメモリ満杯による通信不能を送信側装置に対し
通知することを特徴とする。
【0010】以下、添付図面により本発明を詳細に説明
する。図1(a) は本発明のインクエンド及びカバー開閉
検知装置を適用したプロッタ装置の一例の概略構成説明
図であり、この図ではファクシミリ装置の印字部に適用
した例を示している。図1(b) はFCUを中心とした制
御部の構成を示すブロックである。
【0011】このプロッタ部1はファクシミリ装置2内
に装備されており、記録紙Pの搬送路3には記録紙の進
行方向上流側から下流側へ向けて搬送ローラ対4a,4
b、記録紙の先端を検知する第1のセンサ5、インク滴
を出射するインクヘッド6、インクエンドとカバー開閉
を検知する第2のセンサ7、搬送路3を挟んで該第2の
センサ7と対向配置した反射板8、排出ローラ対9が順
次配置されている。
【0012】下方に位置する駆動側の搬送ローラ4aは
ステッピングモータ10からの駆動力を受けて回転し、
上方のローラ4bとの間で記録紙をニップして搬送す
る。第1のセンサ5は例えば反射型のフォトセンサ等か
ら構成し、記録紙の先端の通過を検知し、検知信号をF
CU(ファクシミリコントロールユニット=制御部)2
0に出力する。インクヘッド6は臨接配置したインクタ
ンク11から供給されるインクを、搬送路3と対面した
位置に形成したノズルから微小なインク滴として記録紙
上に出射する。第2のセンサ7は反射型のフォトセンサ
等から構成し、インクエンド及びカバーの開閉を検知し
た信号を前記FCU20に出力する。反射板8は、白色
の反射板であり、搬送路下方に位置することにより記録
紙の搬送ガイドを兼ねると共に、反射板8が図示の対向
位置(第2のセンサ7からの検知光が反射して受光素子
に受光され得る位置)にあること或はないことを第2の
センサ7が検知することにより、後述するようにインク
エンドやカバーの開閉を検知することができる。尚、符
号13はファクシミリ2の筐体に設けられた開口(プロ
ッタ部1を露出させる開口)を開閉するために開口周縁
にヒンジ13aを介して枢支されたカバーである。反射
板8は例えばカバー13の適所或はヒンジ13aに対し
て、図示しない連設部材を介して一体化することによ
り、カバー13を開放した時にこれと一体となって同方
向に回動するように構成すれば良い。
【0013】前記FCU20には、各種報知・表示を行
うLCD・ブザー部21と、画情報を蓄積するメモリ2
2と、ファクシミリ装置2を公衆電話網24に接続する
ための網制御装置23と、オートダイヤラー25、転送
先を記憶しておくダイヤルメモリ26等、更には前記セ
ンサ5、7、インクヘッド6、インクタンク11、ステ
ッピングモータ10が接続されており、検知信号や動作
指令信号等の各種信号の送受を行っている。なお、モー
タ10、搬送ローラ4a,4b、排出ローラ9等はプロ
ッタ駆動系を構成している。
【0014】以上の構成を有したファクシミリ装置にお
けるインクエンドの検知動作は次のように行われる。即
ち、公衆網24を介して伝送されてきた印字情報を網制
御装置23から入力したFCU20は、第1のセンサ5
が記録紙の先端を検知していることを条件としてモータ
10に駆動指令信号を出力して搬送ローラ対4a,4b
を動作させ、記録紙をインクヘッド6へ向けて搬送する
とともに、インクヘッド6に印字情報に応じた印字信号
を出力して記録紙上に印字を行う。なお、画情報の印字
に先立って記録紙先端部の適所にインクヘッド6からイ
ンクエンドマーク(黒色のインクの場合には黒色)を記
録しておき、第2のセンサ7によってこれを検知する。
【0015】インクヘッド6と第2のセンサ7との間の
距離は予め一定に設定しておき、第1のセンサ5による
先端検知後、インクエンドマークが第2のセンサ7に達
するまでのタイミングをモータ10の駆動パルス数のカ
ウントにより把握することにより、第2のセンサ7によ
るインクエンドマークの検知タイミングを正確に得るこ
とができる。インクエンドマークが第2のセンサ7の位
置に達した時に第2のセンサ7はインクエンドマークが
印字されているか否かを検知し、印字されていない場合
には、インクタンク内のインクがなくなったか、或はイ
ンクヘッド部が目詰まりを起こしたと判定し、その旨を
LCD・ブザー部21に表示せしめて、使用者に報知、
警告する。
【0016】エンドマークが検知されない場合には、画
情報の印字も行えない状態になるが、本実施例では通信
を中止することなくそのまま継続し、代行受信に切り替
えて画情報をメモリ22に記憶、格納する。万一、メモ
リ22の容量が満杯になった場合には転送受信に切換
え、予め設定されている転送先のファクシミリ装置に転
送する。転送先の設定がない場合には、プロッタ部の異
常発生を送信側ファクシミリに報知した後で公衆網24
を解放し通信を終了させる。
【0017】第2のセンサ7によるインクエンドマーク
の検知では、モータ10等のプロッタ駆動系が駆動され
ている時に第2のセンサによりインクエンドマークが検
知されない場合(第2のセンサON)にインクがなくな
ったこと、或はインクヘッドが目詰まりを起こしたこと
を認識し、モータの非駆動時にもかかわらず第2のセン
サが黒色を検知した場合(OFF)にはカバー13が開
いているものと認識する。このようにカバー13が開い
ていることが検知された場合にはモータ等の駆動部(プ
ロッタ駆動系)を停止して使用者が機内に手等を入れた
場合の事故発生を防止する。
【0018】図2(a) 及び(b) はカバー13と反射板8
との関係を示す概略図であり、カバー13と反射板8と
を図示しない連設機構により接続し、カバー13が図2
(a)に示す閉止位置にある時には反射板8を(a) に示す
初期位置(第2のセンサ7と対向した位置)に保持して
おく一方で、(b) に示すようにカバー13をヒンジ13
aを中心として開放した時に反射板8が図示のごとき経
路を経て連動移動して第2のセンサ7からの検知光Lの
光路外へ退避するように構成する。
【0019】なお、第2のセンサ7は図2に示すように
発光素子7aと受光素子7bとから構成し、図2(a) の
ように白色の反射板8が対向位置にある時には発光素子
からの検知光Lが反射板で反射して受光素子に戻るため
白色を検知してカバー13が閉止されていると判定し、
(b) のように反射板8が対向位置から退避した場合には
発光素子からの検知光Lが受光素子に戻らないため黒を
検出し、カバー13が開放状態にあるものと判定する。
【0020】また、図3(a) 及び(b) は待機状態及びイ
ンクエンド検知の状態を示す説明図であり、図3(a) に
示すような待機状態においては第2のセンサ7は反射板
8の白色を検知しているが、コピー、通信により記録紙
上に印字を行うに際しては図3(b) のようにインクエン
ドマークMが記録紙上の所定位置に印字されるよう予め
FCU20内の制御プログラムを設定する。インクタン
ク内にインクが残っている状態でインクヘッドが正常に
作動した場合、記録紙P上にインクエンドマークMが印
字され、このマークMは第2のセンサによって検出され
る(図3(b) )。これと逆にインクタンク11内のイン
クがなくなった場合、或は目詰まり等によりインクヘッ
ドが正常に動作しなかった場合にはインクエンドマーク
Mが検出できなくなる(図3(a) )。
【0021】図4は第2のセンサ7によりインクエンド
マークMの形成位置を検知した場合に検知された色(黒
or白)と、モータの駆動の有無に基づいて行われる判定
結果を示す図であり、第2のセンサ7がモータ駆動時に
白色を検知している場合(ON時)には記録紙上にイン
クエンドマークがないことになり、インク切れ、或はイ
ンクヘッド異常という判定結果が得られる。また、モー
タ停止時に白色が検知されている場合には図2(a) 、図
3(a) に示した如き待機状態にあるという判定が行われ
る。
【0022】更に、モータ駆動時に黒色(インクエンド
マークM)が検知された場合には、インクヘッドが正常
に作動して印字が行われていることを判定し、モータ停
止時に第2のセンサ7が黒色を検知した場合には図2
(b) に示した如く反射板8が対向位置から退避したため
に検知光が受光素子7bに戻ってこない事態の発生、即
ちカバー13が開放されたことを判定する。
【0023】なお、上記実施例では反射板8をカバー1
3或はヒンジ13aと一体化することにより、カバーと
連動して円弧状の軌跡を描いて退避せしめたが、これは
一例に過ぎない。即ち、図5(a) 乃至(c) は夫々カバー
と反射板とを図示しない機構を介して接続することによ
り、カバーの開閉動作に連動して反射板を進退させる他
の例を示しており、(a) では反射板8をヒンジ8aを中
心として実線位置から点線位置まで回動自在に構成し、
カバー13を開放した時に開放動作と連動して反射板8
が点線で示す退避位置に移動するようにしている。
【0024】図5(b) ではカバー13が閉止されている
時には反射板8が実線で示す対向位置(検知光の反射光
が受光素子に受光される位置)にある一方で、カバーを
開放した時には第2のセンサ7から離間させることによ
り、センサ7からの検知光の反射光が受光素子に受光さ
れないようにしている。また、(c) では反射板8を搬送
方向中心部から2つに分けて一方を黒色領域8Bとし、
他方を白色領域8Wとし、更に、該反射板を搬送方向に
沿って進退可能に構成している。(c) においてはカバー
13が閉止している時に同図左方に示すように白色領域
8Wがセンサ7の対向位置にあり、開放している時に黒
色領域8Bがセンサ7の対向位置にあるように構成す
る。このことによって、図4に示した例と同様の判定結
果を得ることができる。また、カバー13の動作に連動
させて反射板8を図5(a) 、(b) 、(c) に夫々示した如
く進退させるための機構としては種々のものを想定可能
である。また、可能であるならば、カバーと反射板とを
一体化することにより、図示の如き反射板の動作を実現
するようにしてもよい。
【0025】図5(a) 乃至(c) のいずれの場合も、第2
のセンサ7による検知色及びモータ駆動の有無との関係
による判定結果は図4に示した場合と同じであり、反射
板((c) にあっては白色領域8W)が第2のセンサ7の
対向位置((b) にあっては検知光の反射光が受光される
位置)にあるときにはカバーが閉止された状態にあり、
逆の場合にはカバーが開放されていることとなる。
【0026】なお、上記の各実施例ではいずれも第2の
センサ7自体を搬送路に沿った位置に配置して反射板8
と対向せしめているが、レイアウト上の理由等からこの
位置に配置する必要がない(或は配置できない)場合に
は、第2のセンサ7自体は反射板から離間した位置に配
置し、該センサ7の発光素子7aからの検知光を光ファ
イバ、プリズムなどの光誘導部材を用いて反射板8直近
まで導くと共に、反射板8からの反射光を同様の光誘導
部材を用いて該センサ7の受光素子7bに導くようにし
てもよい。
【0027】次に、図6(a) (b) は本発明の変形例の構
成を示す概略図であり、図7は第2のセンサ7によりイ
ンクエンドマークMの形成位置を検知した場合に検知さ
れた色(黒or白)と、モータの駆動の有無に基づいて行
われる判定結果を示す図であり、カバー13を開放した
時に反射板8が第2のセンサ7の対向位置に位置して該
センサ7により白を検出し、カバー13を閉止した時に
退避位置に退避して黒を検出する様にした点において上
記各実施例と逆である。即ち、第2のセンサ7がモータ
駆動時に白色を検知している場合には記録紙上にインク
エンドマークがないことになり、インク切れ、或はイン
クヘッド異常という判定結果が得られる。また、モータ
停止時に白色が検知されている場合にはカバー13が開
放されているという判定が行われる(図6(b) )。モー
タ駆動時に黒が検出された場合には正常な印字動作が行
われており、またモータ停止時に黒が検出された場合に
は待機状態にあると判定される(図6(a) )。なお、図
6の実施例における反射板の移動軌跡(進退方向)に関
する説明は一例に過ぎず、図2や図5(a) (b) (c) に示
した構成を適用してもよい。
【0028】次に、図8は本発明の実施例の動作(図1
乃至図5までの例)を示すフローチャートであり、ステ
ップ100において受信があった場合にはステップ10
1において第2のセンサ7が白色を検知しているか否か
をチェックし、白色を検知した場合には受信前処理の
後、モータ10をNパルス分駆動して記録紙先端部を第
1センサ5まで前進せしめる(ステップ102〜10
4)。
【0029】第1センサ5が記録紙先端部を検知した場
合には、モータ10をMパルス分駆動して記録紙先端部
をインクヘッド6直下まで進行せしめ、インクエンドマ
ークと画情報の印字を開始する(ステップ105、10
6)。ステップ107においては第2のセンサ7が該イ
ンクエンドマークMを検知したか否かを判定し、検知し
た場合には画情報の印字を続行し、最終頁の印字終了後
に通信後処理を完了した上で待機する(ステップ108
〜112)。
【0030】ステップ100において受信が行われてい
ない場合にはステップ120において第2のセンサ7が
白色を検知しているか否かを判定し、黒色を検知してい
る場合にはステップ121において「カバーが開放して
いる」旨の表示、報知を行わしめる。白色を検知してい
る場合にはカバー13が閉止していることになるため、
ステップ100へ戻る。
【0031】ステップ101において第2のセンサ7が
白色を検知しない場合(黒色を検知した場合)にメモリ
受信の設定が行われている場合には、メモリ受信前処理
を行った上で、メモリ容量が十分なことを条件としてメ
モリ受信を開始し受信終了後に後処理を行い、待機へ移
行する(ステップ130〜134)。メモリ受信の設定
が行われていない場合にはステップ135において転送
設定があるか否かが判定され、設定がある場合には転送
先に送信される(ステップ136)。転送設定が行われ
ていない場合には、通信の停止を通知した上で通信を終
了する(ステップ137、138)。このように制御す
ることにより、カバーが開放している状態で受信が開始
された場合に、メモリ代行受信や転送受信を行うことに
より、受信不能となる事態の発生を極力抑えることがで
きる。
【0032】更に、ステップ107において第2のセン
サ7がインクエンドマークMを検知できない場合には、
インクヘッドが目詰まりを起こしている可能性があるた
めインクヘッドのクリーニングを行い、記録紙をLパル
ス分だけ逆方向に搬送し、逆搬送後に第2のセンサ7に
より白が検出されることを条件にインクエンドマーク及
び画情報の印字を行い、再び第2のセンサによりインク
エンドマークの有無を検知する(ステップ140〜14
4)。インクエンドマークがなければインクエンドある
いはインクヘッド異常であることを表示する。インクエ
ンドマークが検出された場合には、ステップ108へ移
行して画情報の印字を継続する。
【0033】なお、インクエンドマークMは受信におけ
る印字開始に先立って記録紙先端部に所定面積の黒色部
分を印字することによって形成されるものであり、画情
報に応じた印字領域とは関係ないので、印字された画像
を判読する上で支障が生じることはなく、不要であれば
該マーク形成部分を適宜裁断除去すれば良い。また、受
信内容が多頁に渡るために、受信中にインクが枯渇する
虞れを解消するために受信時間、或は印字量が所定値を
越えた場合にはその都度画像印字領域外にインクエンド
マークを形成してインクエンドの有無をチェックするよ
うにしてもよい。
【0034】
【発明の効果】このように本発明によれば、インクエン
ドを検知するセンサと、プロッタ部を開閉するカバーの
開閉検知センサを、同一のセンサで兼用できるため、セ
ンサ個数を低減してコストダウンを図ることができる。
また、センサ個数を低減できる結果、信号処理を簡略化
してプログラム及び回路構成を簡素化することができ
る。更に、前記カバーが開放した状態ではモータ、搬送
ローラ等の可動部を停止するようにしているので、手や
器具の巻き込みによる事故を回避し、装置の安全性を向
上できる。また、インクがなくなった場合やカバーが開
放している状態での受信においては、一旦メモリに受信
情報を記憶するメモリ代行受信や他の受信装置に転送す
る転送受信を行えるので、重要な通信内容を漏らさず確
実に受信でき、ファクシミリ装置の使い易さと信頼性を
向上できる。なお、本発明のプロッタ装置はファクシミ
リ以外の印字装置にも適用可能であることは言うまでも
ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a) は本発明のインクエンド及びカバー開閉検
知装置を適用したプロッタ装置の一例の概略構成説明
図、(b) はFCUを中心とした制御部の構成を示すブロ
ックである。
【図2】(a) 及び(b) はカバーと反射板との関係を示す
概略図である。
【図3】(a) 及び(b) は待機状態及びインクエンド検知
の状態を示す説明図である。
【図4】第2のセンサによりインクエンドマークの形成
位置を検知した場合に検知された色と、モータの駆動の
有無に基づいて行われる判定結果を示す図である。
【図5】(a) 乃至(c) は夫々カバーと反射板とを図示し
ない機構を介して接続することにより、カバーの開閉動
作に連動して反射板を進退させる他の例を示す概略図で
ある。
【図6】(a) (b) は本発明の変形例の構成を示す概略図
である。
【図7】図6の実施例において第2のセンサによりイン
クエンドマークの形成位置を検知した場合に検知された
色と、モータの駆動の有無に基づいて行われる判定結果
を示す図である。
【図8】本発明の動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 プロッタ部、2 ファクシミリ装置、3 搬送路、
4a,4b 搬送ローラ対、5 第1のセンサ(記録紙
先端検知センサ)、6 インクヘッド、7 インクエン
ドとカバー開閉を検知する第2のセンサ(フォトセン
サ)、8 反射板、10 ステッピングモータ、13
カバー、20 FCU(ファクシミリコントロールユニ
ット=制御部)、21 LCD・ブザー部、22 メモ
リ部、23網制御装置、24 公衆電話網、25 オー
トダイヤラー。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−9880(JP,A) 特開 昭63−260448(JP,A) 特開 平2−22066(JP,A) 特開 平2−162056(JP,A) 特開 昭59−167266(JP,A) 特開 昭61−57374(JP,A) 特開 平3−150184(JP,A) 特開 平3−253382(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41J 2/175 B41J 2/01 B41J 29/13 H04N 1/23 101

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力した情報に応じて微小な射出口から
    記録媒体上にインク滴を射出することにより印字を行う
    インクヘッドと、該インクヘッドの下流側に位置する反
    射型のフォトセンサと、該フォトセンサから出射される
    検知光の光路に配置され該フォトセンサとの対向面の少
    なくとも一部が白色である進退可能な反射板と、該イン
    クヘッド、フォトセンサ及び反射板を包囲する筐体の開
    口を開閉するカバーと、該記録紙を搬送させるプロッタ
    駆動系と、該フォトセンサからの検知信号に基づいてイ
    ンクヘッド、プロッタ駆動系、表示・報知部を作動させ
    る制御部とを備えたプロッタ装置において、 前記反射板は、前記カバーの開閉動作と連動して該フォ
    トセンサと対向する位置から進退可能に構成され、 前記制御部は前記インクヘッドを作動させて記録紙先端
    部にインクエンドマークを形成せしめると共に、前記フ
    ォトセンサによる前記反射板の有無に関する検知結果、
    該インクエンドマークの有無に関する検知結果及び該プ
    ロッタ駆動系の動作の有無に基づいて、インクエンドと
    カバー開閉を判定することを特徴とするインクエンド及
    びカバー開閉検知装置。
  2. 【請求項2】 前記制御部は、前記プロッタ駆動系が動
    作していない状態において前記フォトセンサがOFF状
    態になった場合には前記カバーが開放されていると判定
    して必要な表示及び報知を行わせ、プロッタ駆動系が動
    作している時に前記フォトセンサが前記インクエンドマ
    ークを検知できずにON状態になった場合にはインク切
    れ或はインクヘッドの異常発生を判定し表示、報知する
    ことを特徴とする請求項1記載のインクエンド及びカバ
    ー開閉検知装置。
  3. 【請求項3】 前記制御部は、前記プロッタ駆動系が動
    作していない状態において前記フォトセンサがON状態
    になった場合には前記カバーが開放されていると判定し
    て必要な表示及び報知を行わせ、プロッタ駆動系が動作
    している時に前記フォトセンサが前記インクエンドマー
    クを検知できずにON状態になった場合にはインク切れ
    或はインクヘッドの異常発生を判定し表示、報知するこ
    とを特徴とする請求項1記載のインクエンド及びカバー
    開閉検知装置。
  4. 【請求項4】 前記プロッタ装置をファクシミリ装置に
    適用した場合において、該ファクシミリ装置は受信する
    画情報を格納するメモリを有し、前記制御部は前記イン
    クエンド或はカバー開放を判定した時には受信情報を該
    メモリに格納するメモリ受信に切換え、該メモリが満杯
    になった時には転送受信或は通信拒否を行い、或はメモ
    リ満杯による通信不能を送信側装置に対し通知すること
    を特徴とする請求項1乃至3記載のインクエンド及びカ
    バー開閉検知装置。
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