JP3131485B2 - 超音波プローブ - Google Patents

超音波プローブ

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JP3131485B2
JP3131485B2 JP04018991A JP1899192A JP3131485B2 JP 3131485 B2 JP3131485 B2 JP 3131485B2 JP 04018991 A JP04018991 A JP 04018991A JP 1899192 A JP1899192 A JP 1899192A JP 3131485 B2 JP3131485 B2 JP 3131485B2
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匡志 阿部
一郎 大舘
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  • Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Ultrasonic Waves (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、血管、消化管等の体腔
内に挿入し、被検対象に超音波ビームを照射してエコー
を受信し、観測装置で受信信号を処理し、モニタに超音
波画像を表示して観察する超音波診断装置に用いる超音
波プローブに関する。
【0002】
【従来の技術】超音波プローブは、挿入部先端に超音波
振動子を設けて駆動させるようになっているが、超音波
振動子はその具体的な超音波走査方法によって挿入部先
端内の配設態様が異なる。例えば、実開平2−1414
21号公報には、超音波振動子をハウジング内に超音波
振動子の送受波面を残して接着固定し、ハウジングには
フレキシブルシャフトを連結している内容が開示されて
いる。フレキシブルシャフトは、モータからの回転トル
クをハウジングに伝達するようになっており、超音波振
動子はハウジングと一体に回転しながら、ラジアル走査
するのである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来例に開示されているものは、パイプ状の円筒の一部
を切り欠いてハウジングを形成し、ハウジング内部に超
音波振動子を埋め込むような構成をとっている。したが
って、振動子の開口面(送受波面)の幅は、ハウジング
の幅に比較しハウジングの肉厚分だけ小さく形成しなけ
ればならない。一方、超音波振動子の感度は、開口部の
面積が大きいほど良好であるので、従来のものは感度に
おいて充分でなかった。
【0004】そこで、ハウジングに対して超音波振動子
の開口部を大きくするには、超音波振動子の側方にある
ハウジングの側壁を取り除き、超音波振動子は底面のみ
がハウジングに接合固定されるようにする構成が効果的
である。しかし、超音波振動子とハウジングとは、それ
ぞれの平面同士を接合させ両者の間に接着剤を介して固
定しているので、接着剤の量及び介在状態によっては超
音波振動子が浮き上がってしまい、超音波振動子が左右
に振れやすくなり組立性が悪くなるという不具合があ
る。また、接着剤の量が少な過ぎると超音波振動子がハ
ウジングから剥離し易くなるという不具合がある。
【0005】本発明は、上記不具合を解決すべく提案さ
れるもので、超音波振動子の感度ロスを少なくする他、
組立性のよい超音波プローブを提供することを目的とし
たものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するために、フレキシブルシャフトの先端に、ハウジ
ングを介して超音波振動子を設け、該超音波振動子を駆
動することにより超音波ビームを送受して、超音波画像
を得る超音波プローブにおいて、超音波振動子が設けら
れるハウジングの側壁を取り除くことにより、超音波振
動子の側方が開放状態となるようにハウジングを形成
し、該ハウジングの底面に溝を形成し、該溝に接着剤を
充填することによって上記ハウジングの底面に超音波振
動子を接合固定することを特徴とする超音波プローブと
した。
【0007】
【作用】このような構成とすることにより、ハウジング
の側壁を取り除いた場合でも、該ハウジングの底面に超
音波振動子を確実に接合固定することが可能となる。よ
って、超音波振動子の幅を大きく形成できて感度の向上
を図れるだけでなく、超音波振動子を接合固定する場合
の安定化を図ることができると共に、固定後の剥離を極
力防止でき、さらに組立作業が容易なものとなる。
【0008】
【実施例】以下、図面を参照しながら本発明の実施例を
説明していく。図1は、本発明の第1実施例に係る振動
子ユニット1近傍の側面図であり、図2は、縦断面図で
あり、図3は、図1におけるA−A断面図である。図3
において明らかなように、ハウジング2は側壁がなく超
音波振動子3の底面のみが載置されるように切り欠き形
成されている。また、ハウジング2には、断面が方形状
の溝4がプローブ挿入方向に形成されており、接着剤5
は超音波振動子3とハウジング2との間及び溝4の中に
保持されて接着効果を発揮するようになっている。
【0009】超音波振動子3は、最上層に音響整合層6
が設けられ、音響整合層6の下側に圧電素子7が設けら
れ、圧電素子7の下側に厚さ(B)0.2mm程度のバ
ッキング材8が設けられている。このように各部材が積
層された超音波振動子3は、その側面に絶縁部材9がコ
ーティングされ、側面電極の短絡を防止するようになっ
ている。超音波振動子3の幅(C)は、ハウジング2の
外径からはみ出さない程度に最大幅に形成されている。
【0010】本実施例に係る超音波振動子3近傍は、以
上のごとく構成されているので、超音波振動子3の幅を
従来のものに比しハウジング2側壁の肉厚分だけ大きく
形成できる。したがって、超音波振動子3の感度を向上
させることができる。また、組立時に超音波振動子3の
底面を接着剤を介してハウジング2に押しつけても、溝
4に充分な接着剤5が保持されながら超音波振動子3が
固定されるので、剥離の恐れを減少できる。さらに、超
音波振動子3はハウジング2面に対して適正な姿勢で固
定されるようになり、以後の組立作業が容易となる。
【0011】振動子ユニット1は、図1、図2に示され
ているように、ハウジング2、超音波振動子3、シール
ドケーブル10、フレキシブルシャフト11を有する。
フレキシブルシャフト11の端部は、ロー付け等で硬化
処理され、その外径部は切削処理されることにより段差
部12が形成されている。この段差部12はハウジング
2に形成された内径部13と嵌合し、両者はハンダによ
って接続されている。なお、ハウジング2のフレキシブ
ルシャフト11との接続箇所近傍には、図1に示すよう
に大きなR部23が形成され、折れ防止を図っている。
【0012】シールドケーブル10のシールド線14
は、導電性接着剤15によってハウジング2及びフレキ
シブルシャフト11に接着固定されている。また、シー
ルドケーブル10の芯線16は、超音波振動子3の第1
の電極17に導電性接着剤18によって電気的に接続固
定されている。また、前記導電性接着剤15と導電性接
着剤18との間には、絶縁のための接着層19が設けら
れている。
【0013】超音波振動子3は、ハウジング2の先端部
に形成された突き当て部20に突き当てられることによ
り位置決めされる。また、超音波振動子3の第2の電極
21は、突き当て部20に導電性接着剤22によって電
気的に接続されており、シールドケーブル14はハウジ
ング2を介して第2の電極21に電気的に接続されるこ
ととなる。
【0014】図4は本発明の第2実施例を示したもの
で、ハウジング2に形成する溝4aを断面が半円状にな
るように形成している。他の構成については第1実施例
とほぼ同様である。本実施例では、このように構成して
いるので、溝加工が第1実施例のものより容易であり、
生産性の向上、コスト軽減化を図れる。
【0015】図5は本発明の第3実施例を示したもの
で、ハウジング2に形成する溝4bの断面形状は第1実
施例と同様に形成するが、第1実施例と異なり溝4bを
複数条設けている。他の構成については第1実施例とほ
ぼ同様である。本実施例では、このように接着剤5を保
持する溝4bを複数条有する構成としているので、超音
波振動子3とハウジング2との接着効果が第1実施例の
ものより増大する。
【0016】次に以上の実施例において、ハウジング
2、超音波振動子3等の具体的寸法、形状等をどのよう
に設定すれば効果的であるかを、図6の断面図に基づい
て説明する。なお、ここでは前記第2実施例の溝4aを
有するハウジング2を有する振動子ユニット1としてい
る。超音波振動子3は、シース26内側に沿ってスムー
ズに回転するために、シース26内径(D)に対してク
リアランスを引いた回転有効径(d)内に断面径がおさ
まっていなければならない。また、ある周波数fに対す
る圧電素子7と整合層6の望ましい厚さはほぼ一意的に
決まるので、バッキング材8の厚さ(B)が前記回転有
効径(d)を考慮して超音波振動子3の幅(A)を決定
する。
【0017】超音波振動子3の分解能、感度等の機能を
向上させるには、開口面積を大きく形成することが望ま
しく、またバッキング材8の機能(超音波ビームの吸収
散乱)を向上させるには、厚さ(B)を大きくすること
が効果的であるといわれている。しかしながら、両者は
相反する要求であり、両者を満足させるためには次のよ
うな条件を満たせばよいことが実験の結果判明した。つ
まり、回転有効径(d)に対してバッキング材8の厚さ
(B)を 1/12d<B<4/12d の範囲に納めるこ
とにより、超音波振動子3の幅(A)すなわち開口面積
を極端に小さくすることなく、バッキング材8の厚さ
(B)を十分に確保することができる。
【0018】さらに具体的な例をあげると、シース外径
φ1.6(内径φ1.2)、周波数20MHzの超音波プ
ローブの場合、回転有効径(d)はφ1であり、整合層
を含めた圧電素子の厚さT+mはおよそ0.14mmとな
る。ここでB=0.2mmとすると、幅(A)は0.94
mmとなり、回転有効径d(1mm) とほぼ等しい幅、すな
わち開口面積を最大限に確保しつつ、バッキング材の厚
さ(B)を確保することができ、分解能、感度等の機能
が良好な超音波断層像を得ることが可能となる。
【0019】以下に振動子ユニット1を設ける超音波プ
ローブの構成について説明する。振動子ユニット1は、
図7に示す超音波プローブの挿入部24の先端に配設さ
れる。挿入部24は、プローブ本体25に接続されてい
る。図8は、挿入部先端の断面図である。ブレード入り
シース26内に振動子ユニット1が回動自在に挿入さ
れ、振動子ユニット1の前方のシース内にはバーベル状
の先端封止部材27が設けられ、先端封止部材27の中
央箇所でシース外側から糸巻きしてシース内に固定され
ている。なお、シース26のうち、振動子ユニット1の
配設位置より前方にはブレードが入っていない。また、
シース26の前端寄りにはガイドワイヤー挿通孔28が
形成されている。
【0020】図9は、プローブ本体25の一部断面図で
ある。フレキシブルシャフト11は口金29に接続さ
れ、その中を超音波振動子に連続する信号ケーブル30
が通り信号ケーブル30の端部は基板31に半田付けさ
れ、この基板31はスライド軸32に接着固定されてい
る。口金29には、スライダ35がビス36によって固
定されており、スライダ35にはスライダピン34が係
合されている。スライダ35はスライド軸32に内挿さ
れ、スライダピン34はスライド軸32の長孔37に立
てられている。
【0021】スライド軸32には、長孔37とは別に図
10に示すようにスライダピン34が立てられる丸孔3
8が形成されている。また、図9に示すようにスライド
軸32にはベアリング39が外挿され、さらに回転軸4
0が外挿されビス41によって固定されている。回転軸
40には、プラグ42がビス43によって固定されてお
り、プラグ42からのケーブル44は前記基板31に半
田付けされている。口金29及びベアリング39には本
体部45が外挿され、ベアリング押さえ46により前記
ベアリング39を固定するようになっている。
【0022】口金29にはOリング47が外挿され、O
リング押さえ48により本体部45に固定されている。
また、本体部45にはシース接続部材49が外挿され、
シースを接続するようになっている。また、本体部45
の外側には溝が形成されOリング50が嵌め込まれてお
り、このOリング50はシース接続部材49に内接して
いる。シース接続部材49には、内から外へ貫通するビ
ス孔を封止するメクラネジ51がOリング52を介して
取り付けられ、シース接続部材49の前方端部(フレキ
シブルシャフト11寄り端部)にはシース固定部材53
が接続されている。
【0023】図11は、図9における鎖線表示部分の拡
大図である。ここに示すようにシース固定部材53に
は、ブレード入りシース26が外皮を剥いでブレードを
露出させた状態で、金属製のテーパカン54に接するよ
うに締めつけナット55により固定されている。したが
って、ブレードはテーパカン54、締めつけナット5
5、シース固定部材53、シース接続部材49を介して
駆動部のGNDと導通される。このようにブレードがG
NDに落ちているので、ノイズ低減効果がある。また、
締めつけナット55の外側には、折れ止め部材56が固
定されている。
【0024】図12はプローブ本体の回転軸40近傍の
斜視図である。検知部材57が、本体部45(図9)を
介して固定されており、端部には溝58が形成されてい
る。この溝58の有無で検知部材57は駆動部側のスイ
ッチを選択的に押すようになっている。このようにスイ
ッチを選択的に押すことにより、超音波プローブの有
無、超音波振動子の周波数等を観測装置で検知すること
ができる。なお、超音波振動子の周波数が異なる超音波
プローブを製作するときは、その周波数に対応した検知
部材57に換えるだけで、他の部材を共通に使用でき
る。
【0025】このように構成されており、駆動部からの
回転力は、駆動部側のピンが回転軸40を回転させるこ
とによりプローブ本体に伝達される。こうして回転軸4
0が回転すると、スライド軸32が回転しスライダピン
34、スライダ35を介して口金29、フレキシブルシ
ャフト11が回転する。なお、回転軸40には案内用の
斜辺が形成されており、超音波プローブのコネクタを駆
動部に接続する時に駆動部側のピンと回転軸40の回転
方向の位置関係に係わらず、駆動部側のピンは案内用の
斜辺に案内され回転軸40の溝に入るようになってい
る。図示していない超音波振動子と観測装置間の信号
は、信号ケーブル30、基板31、ケーブル44、プラ
グ42を介して伝達される(以上図9参照)。
【0026】また、シース接続部材49は本体部45に
着脱自在に固定されており、シース接続部材49を外す
とメクラネジ51、Oリング52、シース固定部材5
3、ブレード入りシース26、テーパカン54、締めつ
けナット55、折れ止め部材56も本体部45から分離
する。このように、シース接続部材49を本体部45か
ら外せばブレード入りシース26も外れるので、使用時
に滅菌済みのシースを装着し使用済みのシースは捨てる
ようにすれば、同じシースを繰り返し滅菌して使用する
煩わしさがなくなる。またスライダピン34がスライド
軸32の長孔37に立てられている場合は、スライダピ
ン34が長孔37の端部に突き当たるまで口金29、フ
レキシブルシャフト11は軸方向に移動可能となる。一
方、スライダピン34がスライド軸32の丸孔38に立
てられている場合は、口金29はスライド軸32に対し
て固定される(以上図9〜図11参照)。
【0027】したがって、プローブ挿入部が曲げられた
時、ブレード入りシース26に対してフレキシブルシャ
フト11の一端が固定されていると、フレキシブルシャ
フト11の他端がブレード入りシース26より突き出て
くるが、前記のようにプローブ先端を固定した場合には
スライドピン34をスライド軸32の長孔37に立てれ
ば、口金29がスライド軸32に固定されずに移動可能
なため、フレキシブルシャフト11の回転性を低下させ
ることはない。また、プローブ先端部を固定せず、フレ
キシブルシャフト11がブレード入りシース26に対し
軸方向に移動可能にして、フレキシブルシャフト11の
回転性を低下させないようにした場合には、スライダピ
ン34をスライド軸32の丸孔38に立てればシャフト
後端が固定される。
【0028】図13以下に、本発明を用いた超音波診断
装置の他の実施例を説明する。図13に示すように、超
音波診断装置はカート59に超音波観測装置60、モニ
タ61、写真撮影装置62、キーボード63が載置さ
れ、さらにカート59には支持アーム64が設けられ、
これらに電源、信号ケーブルが接続されている。また、
支持アーム64には駆動部65がアダプタを介して連結
され、この駆動部65はコネクタ66を介して前記超音
波観測装置60に接続されている。駆動部65にはさら
に超音波プローブ67が連結されている。超音波プロー
ブ67の先端には、図示していない超音波振動子が配設
されており、これが駆動部65によって駆動されラジア
ル走査することにより、超音波観測装置60を介してモ
ニタ61上に、例えば血管壁等の超音波断層像が描出さ
れるようになっている。
【0029】図14は駆動部の外観斜視図であり、図1
5は内部を示す詳細図である。駆動部の内部にはモータ
ユニット68が設けられ、その出力端69にコイルシャ
フト70を接続してある。さらにコイルシャフト70
は、両端近傍を2つのベアリング71、72を介して回
転自在に支持された回転軸73にビス固定されている。
また、回転軸73には超音波プローブ67(図13)と
電気信号の送受を行う同軸コネクタ74が回転中心近傍
に固定され、さらに超音波プローブ67へ回転トルクを
伝達するためのピン75が回転中心に対し対称に少なく
とも2個設けられている。さらに、回転軸73の外側に
アンプ基板76が、回転軸73と一体動するようにビス
固定されている。
【0030】ベアリング71は回転軸73と接続環77
との間に設けられ、ベアリング72は回転軸73と固定
座78との間に設けられている。接続環77と固定座7
8は本体環79を介して一体的に連結されている。接続
環77の外周上には複数(例えば4個)のスイッチ80
が設けられ、接続環77に隣接するプローブ接続口81
の内周上には、電気的良導体の板バネ接点82が設けら
れ、プローブ接続口81の近傍には位置決めピン83が
設けられている。なお、以上の構成部材の外側には、外
装としてのカバー84、85が設けられている。
【0031】以上のように構成されており、ラジアル走
査するためのトルク伝達はモータユニット68内のモー
タによって行われ、コイルシャフト70、回転軸73、
ピン75を介して超音波プローブのフレキシブルシャフ
トを回転させる。この場合、回転軸73とモータユニッ
ト68の回転出力端69との軸ずれは、両者を接続して
いるコイルシャフト70が吸収するようになっているの
で、モータに過負荷を与えることなくスムーズに回転さ
せることができる。また、同軸コネクタ74からの同軸
ケーブルは、アンプ基板76に接続されており、アンプ
駆動電源ケーブルと信号ケーブルがアンプ基板76から
コイルシャフト70の中を通り、モータユニット68の
スリップリングを介してコネクタ66(図14)へ導通
している。
【0032】このようにアンプ基板76をモータユニッ
ト68から切り離して超音波プローブ側に配設したこと
により、超音波振動子からの微弱なエコー信号にモータ
ノイズやスリップリングによるノイズを受ける前に増幅
することができ、ノイズの少ない良好な超音波断層像を
売ることができる。また、接続環77、本体環79、固
定座78を真鍮、アルミニューム等で形成することによ
り、板バネ接点82の電位をモータユニット68のGN
D電位に等しくすることができる。この板バネ接点82
を超音波プローブのコネクタと電気的に接続することに
より、超音波プローブ側のGNDをモータユニット68
のGND電位と等しくできるため、外来ノイズに影響さ
れにくい良好な超音波断層像を得ることができる。
【0033】また、接続環77に設けられた4個のスイ
ッチ80は、超音波プローブを装着することによって、
適宜選択されたスイッチがONされるようになってい
る。そのためには、超音波プローブのコネクタに周波数
に応じた切欠きを設けておけばよい。図16は、周波数
とスイッチ80との組合せ例を示したものである。な
お、この実施例に限定されるものでないことはいうまで
もない。このようなスイッチ80を設けたことにより、
超音波プローブの着脱時に周波数が検知されることとな
り、モニタ上の表示、送信されるパルスの周波数等が自
動的に切り替わり人為的な誤動作を防止できる他、装置
の取扱いが非常に容易になる。
【0034】
【発明の効果】以上のごとく本発明によれば、超音波振
動子が設けられるハウジングの側壁を取り除くことによ
り、超音波振動子の側方が開放状態となるようにハウジ
ングを形成し、該ハウジングの底面に溝を形成し、該溝
に接着剤を充填することによって上記ハウジングの底面
に超音波振動子を接合固定することができ、ハウジング
の側壁を取り除いた場合でも、該ハウジングの底面に超
音波振動子を確実に接合固定することが可能となる。よ
って、超音波振動子の幅を大きく形成できて感度の向上
を図れるだけでなく、超音波振動子を接合固定する場合
の安定化を図ることができると共に、固定後の剥離を極
力防止でき、さらに組立作業が容易なものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例に係る振動子ユニット近傍の側面図
である。
【図2】振動子ユニット近傍の縦断面図である。
【図3】図1におけるA−A断面図である。
【図4】第2実施例に係る振動子ユニットの断面図であ
る。
【図5】第3実施例に係る振動子ユニットの断面図であ
る。
【図6】振動子ユニットとシースとの関係を示す断面図
である。
【図7】超音波プローブの側面図である。
【図8】挿入部先端の断面図である。
【図9】プローブ本体の一部断面図である。
【図10】スライド軸の斜視図である。
【図11】図9における鎖線表示部分の拡大図である。
【図12】プローブ本体の回転軸近傍の斜視図である。
【図13】超音波診断装置の外観斜視図である。
【図14】駆動部の外観斜視図である。
【図15】駆動部の内部を示す断面図である。
【図16】周波数とスイッチとの組合せ説明図である。
【符号の説明】
2 ハウジング 3 超音波振動子 4 溝 5 接着剤 6 音響整合層 7 圧電素子 8 バッキング材 9 絶縁部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 渡辺 延彦 東京都渋谷区幡ケ谷二丁目43番2号 オ リンパス光学工業株式会社内 (56)参考文献 特開 平4−2337(JP,A) 特開 平2−305561(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61B 8/00 - 8/15

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フレキシブルシャフトの先端に、ハウジ
    ングを介して超音波振動子を設け、超音波振動子を駆
    動することにより超音波ビームを送受して、超音波画像
    を得る超音波プローブにおいて、 超音波振動子が設けられるハウジングの側壁を取り除く
    ことにより、超音波振動子の側方が開放状態となるよう
    にハウジングを形成し、該ハウジングの底面に溝を形成
    し、該溝に接着剤を充填することによって上記ハウジン
    グの底面に超音波振動子を接合固定したことを特徴とす
    る超音波プローブ。
JP04018991A 1992-02-04 1992-02-04 超音波プローブ Expired - Lifetime JP3131485B2 (ja)

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