JP3131416U - 回転切削工具のカバー取付構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】回転軸を突出させる筒状ブッシュの位置に差があっても同じカバーをそのまま装着できる回転切削工具のカバー取付構造を提供する。
【解決手段】工具本体1の回転駆動部2により回転駆動される回転刄3の外周をカバー5で覆うに当たり、駆動軸4が回転自在に保持する筒状ブッシュ6に装着されるブラケット7にばね8を介してそのカバー4を前後移動可能に装着するようにしたものであって、ブラケット7の挿通孔9の開口縁に半円筒状の保持部10を突設すると共に、この保持部10にその保持部10と同様に半円筒状の補助保持具12を、その保持部10の高さを延長する方向に着脱自在に設定し、筒状ブッシュ6を保持部10と補助保持具12のいずれかに選択的にバンド11で挟着するようにしたことにより、筒状凸部が握り部端面の延長面より突出していても、凹んでいても補助保持具12の着脱選択により、同じカバーをそのまま装着することができる。
【選択図】図1
【解決手段】工具本体1の回転駆動部2により回転駆動される回転刄3の外周をカバー5で覆うに当たり、駆動軸4が回転自在に保持する筒状ブッシュ6に装着されるブラケット7にばね8を介してそのカバー4を前後移動可能に装着するようにしたものであって、ブラケット7の挿通孔9の開口縁に半円筒状の保持部10を突設すると共に、この保持部10にその保持部10と同様に半円筒状の補助保持具12を、その保持部10の高さを延長する方向に着脱自在に設定し、筒状ブッシュ6を保持部10と補助保持具12のいずれかに選択的にバンド11で挟着するようにしたことにより、筒状凸部が握り部端面の延長面より突出していても、凹んでいても補助保持具12の着脱選択により、同じカバーをそのまま装着することができる。
【選択図】図1
Description
本考案は回転刃の区同軸を回動自在に保持する筒状ブッシュのストロークが変わっても、カバーはそのまま変更することなくいずれにも対応して装着することができる回転切削工具のカバー取付構造に関するものである。
従来より、手持ち型のグラインダやサンダ等の回転切削工具は、円盤状の回転刃(研磨材)と、その回転刃を被覆するためのカバーとを有しており、例えば労働安全衛生法第117条において、上記カバーを作業中に使用することが義務付けられていて、このカバーにより使用時における安全性の向上を図っている。
ところがこのカバーは研削作業時には邪魔になるので、一般にこの種のサンダ、グラインダ等の回転切削工具では作業性の点から、バネによりカバーが後退可能に構成されている。そしてこれらは回転軸周りを覆う筒状ブッシュに装着されたブラケットにカバーが装着されている。
しかしながら回転切削工具は幾つかのメーカーで製造されているが、筒状ブッシュの高さに統一された規格がなく、各社に任されており、現状では高いものと低いものの2タイプがある。そして一方に合わせると他方が装着できない欠点があって、現状では高低の2種のタイプのカバーを製造する必要があった。
実開平6−36764号公報
本考案は、駆動軸が突出する筒状ブッシュに高低があってもいずれの機種にも対応してカバーを装着できる回転切削工具のカバー取付構造を提供するものである。
本考案の主たる特徴は、工具本体1の回転駆動部2により回転駆動される回転刄3の外周をカバー5で覆うに当たり、駆動軸4が回転自在に保持する筒状ブッシュ6に装着されるブラケット7にばね8を介してそのカバー4を前後移動可能に装着するようにしたものであって、ブラケット7の挿通孔9の開口縁に半円筒状の保持部10を突設すると共に、この保持部10にその保持部10と同様に半円筒状の補助保持具12を、その保持部10の高さを延長する方向に着脱自在に設定し、筒状ブッシュ6を保持部10と補助保持具12のいずれかに選択的にバンド11で挟着するようにしたことである。
本考案にあっては上述のように、工具本体1の回転駆動部2により回転駆動される回転刄3の外周をカバー5で覆うに当たり、駆動軸4が回転自在に保持する筒状ブッシュ6に装着されるブラケット7にばね8を介してそのカバー4を前後移動可能に装着するようにしたものであって、ブラケット7の挿通孔9の開口縁に半円筒状の保持部10を突設すると共に、この保持部10にその保持部10と同様に半円筒状の補助保持具12を、その保持部10の高さを延長する方向に着脱自在に設定し、筒状ブッシュ6を保持部10と補助保持具12のいずれかに選択的にバンド11で挟着するようにしたから、筒状ブッシュ6が工具本体1の握り部の先端の延長面よりも十分に下方に突出している場合は、補助保持具12を用いず、保持部10に筒状ブッシュ6の一方より押し当て、バンド11で締付け固定することによりカバー3を装着することができる。
逆に筒状ブッシュ6が握り部の延長面よりもあまり突出していない機種では、保持部10にそれよりも上下寸法が十分な補助保持具12を装着し、その補助保持具12を筒状ブッシュ6の一方より押し当て、バンド11を締付けて固定することによりブラケット7を工具本体1に装着し、しかる後にカバー5をその筒状ブッシュ6を装着することができるものである。したがって、筒状ブッシュに高低があっても、補助保持具を追加するだけで、カバー自体はそのまま同一のものをそのまま使うことができる。尚、上記は補助保持具は1個を追加する場合を記載したが、2個以上用いれば筒状ブッシュに更に大きな高低差があっても対応することもできる。
以下本考案を添付図面に基づき詳細に説明する。 図1に示すように、本考案は、工具本体1のモータのような回転駆動部2により周知の直結又は伝動により回転駆動される回転刄3の外周の筒状ブッシュ6にブッシュ7を装着し、カバー5はその筒状ブッシュ6に執着される。そしてこのカバー5は回転刃3の駆動軸4と同軸のバネ8にて外方に弾発されている。このバネ8はコイルバネ、渦巻きバネのいずれでも良い。
回転刃3は、グラインダやサンダのようなディスク状のもの、円鋸等であり、その外周がカバー5で覆われるものであるが、一部は欠如され、その欠如部分から回転刃3の一部が外部に突出し、研削に供される。勿論このカバー5は、使用時のみ欠如部分が生ずるように図外開閉扉で覆っても良い。
ブラケット7は、中央に挿通口9が開口していて、その挿通口9の縁半分ほどに半円筒状の保持部10が突設されていて、挿通口9より上から垂下する筒状ブッシュ6を保持部10に押し当て、それを半弧状のバンド11で固定する。ここで19は保持部10の取付片、20はバンド11の取付片で、それぞれの取付孔21、22を用い、ネジ23とナット24で締結される。
カバー5には適所に立設されたボルト14に被せられたガイドピン13がブラケット7にスライド自在に連結され、バネ8がカバー5上面とブラケット7下面との間に挟持されて、カバー5はバネ8に抗して上方に逃げることができるようになっている。15はボルトに14に螺着されるナットである。16はストッパリング、工具本体の17はグリップである。18はガイドピン13のスライド自在に挿通されるガイド孔である。また、必要に応じてカバー3の中心部からダクトを介してダストを吸引除去できるようにしておくこともできる。
12は補助保持具で、保持部10と略同形状に形成されているが、保持部10の取付片19に対応する補助取付片29の下方に素材1枚程度外方で下向きに連結片28が施され、連結片28と取付片19をボルト26、ナット27で接合することにより、保持部10の上方に補助保持具12を重ねて嵩上げすることができる。30、31は連結片28と取付片29の取付孔である。このように補助保持片12を接合した場合は、保持片20の取付片19よりも高い位置の補助保持具12の取付片29にバンド11の取付片22をネジ23、ナット24で締結することにより、ブラケット7を筒状ブッシュ6に装着することができる。
即ち、ブラケット7が取付けられる筒状ブッシュ6は工具本体1の機種により高さが一定せず、工具本体1のグリップ部17の先端最下部部に対する筒状ブッシュ6の位置関係で装着できる位置が変わってくる。主な機種では高低2種販売されている。従って、保持部21を定位置に設定する場合は、使用機種に応じて2種の高さ(垂下寸法)の保持部を有するブラケットを用意する必要がある。
本考案では2種のブラケットとすることを避け、補助保持具12を用いることにより、1種のブラケット7で2種の高さの筒状ブッシュに対応させるものである。また補助保持具12は図3のように、取付片28、28間が半筒状部35で連結されていても良い。尚、切欠32に補助保持具12の爪33が係合されるようにしておくと、補助保持具12の保持部10への積み重ねが簡単かつ強固に行える。
(使用方法)
本考案は、工具本体1のグリップ部17先端の下面の延長面よりの筒状ブッシュ6の突出寸法に応じて、その突出寸法が基本的な機種では図4のように補助保持具12は使わず、保持部10にバンド11を締結することにより、筒状ブッシュ6にブラケット7を取り付けて、そのブラケット7をベースにしてカバー5を装着できる。
本考案は、工具本体1のグリップ部17先端の下面の延長面よりの筒状ブッシュ6の突出寸法に応じて、その突出寸法が基本的な機種では図4のように補助保持具12は使わず、保持部10にバンド11を締結することにより、筒状ブッシュ6にブラケット7を取り付けて、そのブラケット7をベースにしてカバー5を装着できる。
また、工具本体1のグリップ部17先端の下面の延長面よりの筒状ブッシュ6の突出寸法に応じて、その突出寸法が基本的なものより奥まっている機種では、図5のように補助保持具12を保持部10の先端に装着して嵩上げし、基本的な本来の保持部よりも奥まった位置の筒状ブッシュ6に補助保持具12を押し当て、バンド11で締結してブラケット7を取り付け、カバー5を装着できる。
本考案にあっては、カバーを切削機に装着するに当たり、回転軸を保持する筒状ブッシュのグリップ部よりの突出寸法が違っていても、補助保持具の着脱により対応できるものであって、筒状ブッシュの突出寸法に差があっても、2種のブラケット、カバーを用意する必要がなく、1種のブラケット、カバーで対応できるため、メーカーが種々異なる切削機にカバーを無理なくコストも増大させることなく装着できて安全上の対策を講じることができる。
1 工具本体
2 駆動部。
3 回転刃
4 回転軸
5 カバー
6 筒状ブッシュ
7 ブラケット
8 バネ
9 挿通孔
10 保持部
11 バンド
12 補助保持具
2 駆動部。
3 回転刃
4 回転軸
5 カバー
6 筒状ブッシュ
7 ブラケット
8 バネ
9 挿通孔
10 保持部
11 バンド
12 補助保持具
Claims (1)
- 工具本体1の回転駆動部2により回転駆動される回転刄3の外周をカバー5で覆うに当たり、駆動軸4が回転自在に保持する筒状ブッシュ6に装着されるブラケット7にばね8を介してそのカバー4を前後移動可能に装着するようにしたものであって、ブラケット7の挿通孔9の開口縁に半円筒状の保持部10を突設すると共に、この保持部10にその保持部10と同様に半円筒状の補助保持具12を、その保持部10の高さを延長する方向に着脱自在に設定し、筒状ブッシュ6を保持部10と補助保持具12のいずれかに選択的にバンド11で挟着するようにしたことを特徴とする回転切削工具のカバー取付構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007000978U JP3131416U (ja) | 2007-02-19 | 2007-02-19 | 回転切削工具のカバー取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007000978U JP3131416U (ja) | 2007-02-19 | 2007-02-19 | 回転切削工具のカバー取付構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3131416U true JP3131416U (ja) | 2007-05-10 |
Family
ID=43282201
Family Applications (1)
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JP2007000978U Expired - Fee Related JP3131416U (ja) | 2007-02-19 | 2007-02-19 | 回転切削工具のカバー取付構造 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP3131416U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019086752A (ja) * | 2017-11-06 | 2019-06-06 | アジアクリエイト株式会社 | グラインダー体感装置 |
-
2007
- 2007-02-19 JP JP2007000978U patent/JP3131416U/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2019086752A (ja) * | 2017-11-06 | 2019-06-06 | アジアクリエイト株式会社 | グラインダー体感装置 |
JP7057560B2 (ja) | 2017-11-06 | 2022-04-20 | アジアクリエイト株式会社 | グラインダー体感装置 |
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