JP3131377B2 - 炊飯器 - Google Patents

炊飯器

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JP3131377B2
JP3131377B2 JP08056061A JP5606196A JP3131377B2 JP 3131377 B2 JP3131377 B2 JP 3131377B2 JP 08056061 A JP08056061 A JP 08056061A JP 5606196 A JP5606196 A JP 5606196A JP 3131377 B2 JP3131377 B2 JP 3131377B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は誘導加熱方式の炊飯
器、特に、そのスイッチング素子の熱損防止性に優れた
炊飯器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、誘導加熱式の炊飯器では、スイ
ッチング素子(IGBT)でインバータの発振を行うこ
とにより、加熱コイルに高周波電流を発生させ、内鍋を
誘導加熱するようになっている。内鍋が加熱され、周囲
温度が上昇した場合、例えば、連続して次の炊飯が行わ
れると、スイッチング素子の温度が許容値を越えて上昇
し、損傷に至る恐れがある。
【0003】従来では、このようなスイッチング素子の
損傷を防止するため、ファンを設けて強制的に冷却した
り、ヒートシンクに温度検出素子を設け、その検出温度
に基づいて加熱コイルへの通電を制御する方法をとって
いた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ファン
を設ける場合、その回転により風切り音が発生するだけ
でなく、そのために余分な電力を必要とする。しかも、
ファンを取り付けるために炊飯器の内部構造が複雑化
し、あるいは、炊飯器自体が大型化することにより、コ
ストアップを招来していた。
【0005】一方、温度検出素子を設ける場合、ファン
が不要となり、前記問題は解決されるものの、温度が許
容値を越えて上昇する毎に加熱コイルへの通電を停止
(あるいは抑制)するため、炊き上がったご飯の風味が
損なわれるという新たな問題が発生する。
【0006】そこで、本発明は、スイッチング素子の熱
損を防止し、ファンなし構造を採用可能とする炊飯器を
提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を達成するた
め、本発明では、内鍋を誘導加熱する加熱コイルと、該
加熱コイルに高周波電流を供給するインバータと、該イ
ンバータの発振を行うスイッチング素子と、前記誘導加
熱を開始するための炊飯スイッチとを備えた炊飯器にお
いて、前記スイッチング素子の近傍に配設される温度検
出手段と、前記温度検出手段の検出温度が設定温度を越
えている場合、炊飯スイッチからの入力信号の受付を拒
否し、設定温度未満となるまで加熱コイルへの通電を停
止させ、検出温度の低下度合いから設定温度未満となる
までに必要な時間を推測し、表示手段に炊飯開始までの
時間を表示させる制御手段とを設けたものである。
【0008】前記構成によれば、連続炊飯等でスイッチ
ング素子の温度が十分に低下していない場合、炊飯スイ
ッチからの入力信号の受付が拒否される。これにより、
炊飯が開始されてスイッチング素子の温度が上昇するこ
とにより、熱損に至ることはない。その後、自然冷却に
よりスイッチング素子の温度が設定温度まで降下してく
れば、炊飯を開始してもスイッチング素子が熱損に至る
まで温度上昇することを回避できる。
【0009】
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面に従って説明する。
【0011】図1は、本発明に係る炊飯器の概略図であ
る。この炊飯器は、炊飯器本体1に蓋体2を開閉自在に
設けたものである。炊飯器本体1の内部には内鍋収容部
3が形成されている。内鍋収容部3は胴部4及び底部5
からなり、底部5の底面には内径側及び外径側に加熱コ
イル6a,6bがそれぞれ渦巻き状に配設されている。
各加熱コイル6a,6bには、スイッチング素子7によ
ってインバータ回路8から高周波電流が供給されるよう
になっている。スイッチング素子7の下方にはヒートシ
ンク9が接触するように設けられている。また、前記イ
ンバータ回路8のスイッチング素子7近傍には温度検出
手段である温度センサ10が取り付けられている。温度
センサ10には、例えば、サーミスタ等が使用可能であ
る。
【0012】前記炊飯器本体1の内鍋収容部3には内鍋
11が取出し可能に配設されている。内鍋11は、外方
に広がった上方開口縁部11aを内鍋収容部3の肩部3
aに載置され、その胴及び底が内鍋収容部3に接触しな
いようになっている。
【0013】制御装置12は、前記温度センサ10及び
炊飯スイッチ13からの入力信号を受け、インバータ回
路8及び表示部14に制御信号を出力する。インバータ
回路8は制御信号に従ってスイッチング素子7により加
熱コイル6a,6bに高周波電流を供給し、内鍋11を
誘導加熱する。
【0014】次に、前記構成からなる炊飯器の制御装置
12に於ける炊飯受付処理について説明する。なお、炊
飯受付処理の後に行う炊飯処理については従来と同様で
あるので、その説明を省略する。
【0015】すなわち、この炊飯受付処理では、図2の
フローチャートに示すように、まず、炊飯スイッチ13
からの入力信号があったか否かの判断を行う(ステップ
S1)。そして、炊飯スイッチ13からの入力信号があ
れば、温度センサ10での検出温度Txが設定温度Th
(例えば、50℃)を越えているか否かを判断する(ス
テップS2)。検出温度Txが設定温度Thを越えてい
なければ、内鍋11の加熱を行ったとしても、スイッチ
ング素子7が熱損に至るまで温度上昇しないと判断され
るので、炊飯制御を開始する。
【0016】通常の使用状態であれば、ヒートシンク9
の放熱作用によってスイッチング素子7が適切な温度ま
で冷却されるので、使用上問題はない。しかし、連続し
て炊飯を行う場合にはヒートシンク9の放熱作用によっ
ても十分にスイッチング素子7を冷却することができな
い場合がある。つまり、検出温度Txが設定温度Thを
越えていれば、内鍋11の加熱を行うことにより、スイ
ッチング素子7が熱損に至ると判断される。そこで、検
出温度Txが設定温度Thを越えている場合には、炊飯
スイッチ13からの入力信号の受付を拒否し(ステップ
S3)、表示部14に炊飯の受付ができないことを表示
する(ステップS4)。これにより、スイッチング素子
7の熱損が回避され、故障により使用不能となるといっ
た不具合は発生しない。この間、ヒートシンク9を介し
てインバータ回路8、特に、スイッチング素子7が冷却
され、検出温度Txが設定温度Th未満となれば、従来
同様、炊飯処理を開始する。
【0017】このように、前記炊飯器では、温度センサ
10での検出温度Txに基づいて炊飯処理を開始すれ
ば、炊飯中にスイッチング素子7の近傍温度が所定温度
を越えると判断される場合、炊飯スイッチ13の入力信
号の受付を拒否するようにしたので、スイッチング素子
7が熱損に至ることがない。
【0018】なお、前記実施の形態では、スイッチング
素子7は自然冷却するようにしたが、ファン15(図1
中、点線で示す。)を設けて積極的に冷却するようにし
てもよい。この場合、設けるファン15を小型にして、
風切り音を小さくし、炊飯器の構造を簡略化して安価に
制作できるようにするのが好ましい。但し、設けるファ
ン15に通常サイズのものを使用しても、連続炊飯で温
度センサ10での検出温度Txが設定温度Thを越えて
いる場合に、スイッチング素子7に熱損を生じさせるよ
うな炊飯を開始させない点で有効ではある。
【0019】また、温度センサ10での検出温度Txが
設定温度Thよりも高い場合、検出温度Txの低下度合
いから炊飯の開始可能となる時間を推測するようにして
もよい。すなわち、一般に検出温度Txが設定温度Th
よりも高いのは、連続して炊飯を行う場合等、早期にご
飯を炊き上げたい場合であると考えられる。そこで、推
測した炊飯の開始可能時間を表示部14に表示する。こ
の場合、前回の炊飯時間を記憶しておき、この炊飯時間
と炊飯開始可能時間との総計を炊飯完了までの時間とし
て表示するようにしてもよい。
【0020】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
に係る炊飯器によれば、温度検出手段の検出温度が設定
温度を越えている場合、炊飯スイッチからの入力信号の
受付を拒否するようにしたので、スイッチング素子が異
常加熱されて熱損に至ることはない。
【0021】したがって、ファンを設けない構造を採用
しても、炊飯器が故障に至ることがなく、炊飯中の風切
り音の発生を防止できると共に、炊飯器の小型化及び低
コスト化が実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る炊飯器の概略図である。
【図2】 図1の炊飯器における炊飯予約処理を示すフ
ローチャートである。
【符号の説明】
6a,6b 加熱コイル 7 スイッチング素子 8 インバータ回路 10 温度センサ(温度検出手段) 11 内鍋 12 制御装置(制御手段) 13 炊飯スイッチ 14 表示部(表示手段)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内鍋を誘導加熱する加熱コイルと、該加
    熱コイルに高周波電流を供給するインバータと、該イン
    バータの発振を行うスイッチング素子と、前記誘導加熱
    を開始するための炊飯スイッチとを備えた炊飯器におい
    て、 前記スイッチング素子の近傍に配設される温度検出手段
    と、 前記温度検出手段の検出温度が設定温度を越えている場
    合、炊飯スイッチからの入力信号の受付を拒否し、設定
    温度未満となるまで加熱コイルへの通電を停止させ、検
    出温度の低下度合いから設定温度未満となるまでに必要
    な時間を推測し、表示手段に炊飯開始までの時間を表示
    させる制御手段とを設けたことを特徴とする炊飯器。
JP08056061A 1996-03-13 1996-03-13 炊飯器 Expired - Fee Related JP3131377B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7959520B2 (en) 2008-06-09 2011-06-14 True Putt Enterprises, LLC Putter with aiming arms
KR101867321B1 (ko) * 2016-07-29 2018-06-15 (주)쿠첸 과열 상태를 감지가능한 전기밥솥

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WO2004041035A1 (en) * 2002-11-06 2004-05-21 Lg Electronics Inc. Cooling apparatus for electrical cooker

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