JP3130769U - 鏝板 - Google Patents
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Abstract
【課題】主に合成樹脂製の鏝板へ滑止部を形成することにより、左官作業中の塗材の落下防止を効果的に図り、その結果、この種の左官作業の効率化に貢献する鏝板を提供する。
【解決手段】表面に塗材の載置部を設けた基板1と、該基板の裏面に固着された把持部2とで形成された鏝板において、前記基板の裏面側を少なくとも二層構造とすると共に、表面側の一層へ貫通孔を設けて凹陥部を構成し、該凹陥部へ両端に平坦面を有する柱状体を形成し、該柱体へ前記把持部を固定する。
【選択図】図1
【解決手段】表面に塗材の載置部を設けた基板1と、該基板の裏面に固着された把持部2とで形成された鏝板において、前記基板の裏面側を少なくとも二層構造とすると共に、表面側の一層へ貫通孔を設けて凹陥部を構成し、該凹陥部へ両端に平坦面を有する柱状体を形成し、該柱体へ前記把持部を固定する。
【選択図】図1
Description
本考案は、壁の下塗、上塗り等に使用する左官用具に関するものであり、詳細には、土、漆喰、モルタル等の壁面の表面を滑らかに仕上げたり、煉瓦の積目を接合する際に鏝と併用する鏝板に関するものである。
従来より、この種の左官用の鏝板は、土、漆喰、モルタル等の壁面の表面を滑らかに仕上げたり、煉瓦の積目を接合する際に、塗材を載せて運んだり、塗材をあわせたり、或は、壁に当てて使用するものであり、一般には、天然素材である木製の板材が多く使用されている。また、この種の鏝板には、把持部が必須の構造となっている。
ところが、把持部を鏝板に固定する場合、例えば、実公昭40−006056号公報のように表面側から釘や螺子等で固定すると、長期に亘る作業で釘や螺子の露出を招き、塗材の均し作業に悪い。また、従来の方法で製造される鏝板は、大量生産に適していないために高価である等の欠点を有していた。(特許文献1参照)
実公昭40−006056号公報
本考案は、前述の課題に鑑みて、この種の鏝板の構造を堅牢で且つ簡素化し、塗材を載せる部分が長期に亘り平滑面を維持する鏝板を提供することを目的としている。
本考案は、上記の課題を解決するものであり、請求項1の鏝板は、表面に塗材の載置部を設けた基板と、該基板の裏面に固着された把持部とで形成された鏝板において、前記基板の裏面側を少なくとも二層構造とすると共に、表面側の一層へ貫通孔を設けて凹陥部を構成し、該凹陥部へ両端に平坦面を有する柱状体を形成し、該柱体へ前記把持部を固定したことを特徴としている。
請求項2の鏝板は、把持部は表面側から柱体へ螺子により固定されたことを特徴としている。
請求項3の鏝板は、柱体は凹陥部へ接着剤により固定されたことを特徴としている。
請求項4の鏝板は、基板が三層構造であり表面側の一層から二層に亘って貫通孔を形成することにより凹陥部が構成されていることを特徴としている。
上記の目的を達成した本考案を以下の実施例の図面により説明する。図1は、本考案に係わる鏝板の概要を示す平面図であり、図2は、本考案に係わる鏝板の概要を示す底面図であり、図3は、本考案に係わる鏝板の概要を示す外観図であり、図4は、本考案に係わる鏝板における把持部を説明する分解図であり、図5は、本考案の鏝板における把持部の取付形態を説明する要部拡大断面図である。
本考案は、壁の下塗、上塗りに使用する左官用具に関するものであり、詳細には、土、漆喰、モルタル等の壁面の表面を滑らかに仕上げるための鏝と共に使用する鏝板に関するものであり、図1乃至図5に図示の如く、表面に塗材の載置部1aを設けた基板1と、該基板1の裏面に固着された把持部2とで形成された鏝板1である。
本考案の鏝板に使用される基板1は、図5に図示の如く、略矩形状の厚みを有する木質材から成り、前記基板1の裏面側に、少なくとも二層構造を有した積層板を用いる。この基板1は、図示の如く、作業中の安全面を考慮して隅部をアールに仕上げた略矩形状のもので、平滑な表面をモルタル等の塗材の載置部1aとしたものである。
実施例の鏝板では、前記基材1は、化粧板11.13と中板12から積層された三層構造になっている。
前記基板1の裏面の斜め方向には、図1、図3乃至図5に図示の如く、例えば、把持部2を取り付けるための柱状体4が立設されるが、本考案においては、表面側の一層である化粧板11と中板12へかけて円形の貫通孔を設けて凹陥部3を構成する。尚、貫通孔を事前ら形成して積層させても構わないが、積層されたものに対して表面からコアドリル等で貫通孔を設けても構わない。その場合、化粧板13を中板12の材質よりも硬質とすることで、ドリルに対して、一旦、化粧板13の表面に至る時点で抵抗11が与えられるので、貫通孔が塗材の載置部1a側へ誤って形成されることを防止できる。
そして、前記凹陥部3へは、両端に平坦面を有する柱状体4を接着剤により固定する。この柱体4は、木製の略平板状の厚みを有し、平坦面を柱体4との当接面とした把持部5を螺子5により固定する。より詳細には、前記把持部5は表面側から柱体4へ頭部が平坦な螺子5により強固に固定される。
前記把持部2は、図5に図示の如く、例えば、手で握り易くすることを考慮して両側部をアールに仕上げた略平板状の木製の部材から成り、両端部を基板1への取付部としたものである。この把持部2は、硬質の素材で形成した場合には、両端部に螺子5を螺入させる貫通孔を設ける。
尚、鏝板を構成する基板1の表面の載置部1aの複数箇所へは、必要に応じて、滑止部を点在させても構わない。
以上の如く構成された本考案の鏝板は、極めて簡素な構成で製造することが可能であり、左官作業において、一般的な鏝板と同様の方法で取り扱うことができる。
本考案の鏝板は、載置部を設ける基板を積層構造とし、この基板に設けた凹陥部に立設した柱体を介在して形成したため、簡素で且つ堅牢な鏝板を提供することができる。従って、この種の左官用具を低コストで且つ短時間で製造できる画期的で且つ有意義な考案である。
1 基板
1a 載置部
11 化粧板
12 中板
13 化粧板
2 把持部
3 凹陥部
4 柱状体
5 螺子
1a 載置部
11 化粧板
12 中板
13 化粧板
2 把持部
3 凹陥部
4 柱状体
5 螺子
Claims (4)
- 表面に塗材の載置部を設けた基板と、該基板の裏面に固着された把持部とで形成された鏝板において、前記基板の裏面側を少なくとも二層構造とすると共に、表面側の一層へ貫通孔を設けて凹陥部を構成し、該凹陥部へ両端に平坦面を有する柱状体を形成し、該柱体へ前記把持部を固定したことを特徴とする鏝板。
- 前記把持部は表面側から柱体へ螺子により固定されたことを特徴とする請求項1に記載の鏝板。
- 前記柱体は凹陥部へ接着剤により固定されたことを特徴とする請求項1に記載の鏝板。
- 前記基板が三層構造であり表面側の一層から二層に亘って貫通孔を形成することにより凹陥部が構成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3に記載の鏝板。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006009569U JP3130769U (ja) | 2006-10-27 | 2006-10-27 | 鏝板 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006009569U JP3130769U (ja) | 2006-10-27 | 2006-10-27 | 鏝板 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3130769U true JP3130769U (ja) | 2007-04-12 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2006009569U Expired - Fee Related JP3130769U (ja) | 2006-10-27 | 2006-10-27 | 鏝板 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3130769U (ja) |
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2006
- 2006-10-27 JP JP2006009569U patent/JP3130769U/ja not_active Expired - Fee Related
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