JP3130422B2 - フォーカス引込み装置 - Google Patents
フォーカス引込み装置Info
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- JP3130422B2 JP3130422B2 JP05346912A JP34691293A JP3130422B2 JP 3130422 B2 JP3130422 B2 JP 3130422B2 JP 05346912 A JP05346912 A JP 05346912A JP 34691293 A JP34691293 A JP 34691293A JP 3130422 B2 JP3130422 B2 JP 3130422B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は光ディスクプレーヤにお
ける情報読み取りのための対物レンズの焦点が光ディス
クの情報記録面を含む所定範囲内に位置するように対物
レンズ位置を引き込むフォーカス引込み装置に関する。
ける情報読み取りのための対物レンズの焦点が光ディス
クの情報記録面を含む所定範囲内に位置するように対物
レンズ位置を引き込むフォーカス引込み装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図3に示すようにフォーカシングサーボ
ループにおいて、通常はフォーカシングサーボループの
サーボ増幅器1にフォーカシングエラー信号を選択的に
導くスイッチS1をオフ状態に制御して、フォーカシン
グエラー信号を抵抗2を介してサーボ増幅器1に導き、
サーボ増幅器1によって抵抗2の抵抗値R2と帰還抵抗
3の抵抗値R3との比R3/R2倍に増幅し、対物レン
ズを駆動するフォーカスアクチュエータ4をサーボ増幅
器1の増幅出力によって駆動して対物レンズ位置が合焦
点位置になるように制御している。
ループにおいて、通常はフォーカシングサーボループの
サーボ増幅器1にフォーカシングエラー信号を選択的に
導くスイッチS1をオフ状態に制御して、フォーカシン
グエラー信号を抵抗2を介してサーボ増幅器1に導き、
サーボ増幅器1によって抵抗2の抵抗値R2と帰還抵抗
3の抵抗値R3との比R3/R2倍に増幅し、対物レン
ズを駆動するフォーカスアクチュエータ4をサーボ増幅
器1の増幅出力によって駆動して対物レンズ位置が合焦
点位置になるように制御している。
【0003】また、フォーカシングサーボループには、
光ディスクの情報記録面で対物レンズが焦点を結ぶよう
に対物レンズ位置を、合焦点位置(本明細書において、
対物レンズの焦点位置が情報読み取り面に位置している
ときにおける対物レンズ位置を合焦点位置と記す)を含
む所定範囲内に引き込むフォーカス引き込み装置を備え
ている。従来のフォーカス引込み装置は、図3に示すよ
うに、コンデンサC1と抵抗R1とを並列接続した時定
数回路10と、コンデンサC1を充電するための例えば
2i電流を出力する電流源5と、コンデンサC1の電荷
を放電させるための例えばi電流を出力する電流源6
と、時定数回路10の出力電圧を入力とするボルテージ
フォロワ7と、ボルテージフォロワ7の出力をサーボ増
幅器1の反転入力端に導く抵抗8および9とを備えてい
る。
光ディスクの情報記録面で対物レンズが焦点を結ぶよう
に対物レンズ位置を、合焦点位置(本明細書において、
対物レンズの焦点位置が情報読み取り面に位置している
ときにおける対物レンズ位置を合焦点位置と記す)を含
む所定範囲内に引き込むフォーカス引き込み装置を備え
ている。従来のフォーカス引込み装置は、図3に示すよ
うに、コンデンサC1と抵抗R1とを並列接続した時定
数回路10と、コンデンサC1を充電するための例えば
2i電流を出力する電流源5と、コンデンサC1の電荷
を放電させるための例えばi電流を出力する電流源6
と、時定数回路10の出力電圧を入力とするボルテージ
フォロワ7と、ボルテージフォロワ7の出力をサーボ増
幅器1の反転入力端に導く抵抗8および9とを備えてい
る。
【0004】 自動焦点検出信号に基づいて対物レンズ
位置が合焦点位置を含む所定範囲の外になったことを判
別した図示しないコントロール回路によってフォーカス
引き込みが行われる。フォーカス引き込み中はコントロ
ール回路の制御のもとに、スイッチS1をオン状態に制
御することによりフォーカシングエラー信号をサーボ増
幅器1に導かず、スイッチS2をオフ状態に制御するこ
とによりボルテージフォロワ7の出力をサーボ増幅器1
に導き、スイッチS3をオン状態に制御することにより
電流源5と6との差の電流iによって時定数回路10の
コンデンサC1を充電し、またスイッチS3をオフ状態
に制御することによりコンデンサC1の電荷を放電し
て、時定数回路10の電圧に基づいてフォーカスアクチ
ュエータコイル4を駆動してフォーカス引き込みを行
い、対物レンズ位置が合焦点位置を含む所定範囲内に達
したときの自動焦点検出信号に基づいてフォーカス引き
込みの終了を判別し、スイッチS1およびS3をオフ状
態に、スイッチS2をオン状態に戻すことによって、フ
ォーカシングサーボループを引き込み状態から通常状態
に切り換えている。
位置が合焦点位置を含む所定範囲の外になったことを判
別した図示しないコントロール回路によってフォーカス
引き込みが行われる。フォーカス引き込み中はコントロ
ール回路の制御のもとに、スイッチS1をオン状態に制
御することによりフォーカシングエラー信号をサーボ増
幅器1に導かず、スイッチS2をオフ状態に制御するこ
とによりボルテージフォロワ7の出力をサーボ増幅器1
に導き、スイッチS3をオン状態に制御することにより
電流源5と6との差の電流iによって時定数回路10の
コンデンサC1を充電し、またスイッチS3をオフ状態
に制御することによりコンデンサC1の電荷を放電し
て、時定数回路10の電圧に基づいてフォーカスアクチ
ュエータコイル4を駆動してフォーカス引き込みを行
い、対物レンズ位置が合焦点位置を含む所定範囲内に達
したときの自動焦点検出信号に基づいてフォーカス引き
込みの終了を判別し、スイッチS1およびS3をオフ状
態に、スイッチS2をオン状態に戻すことによって、フ
ォーカシングサーボループを引き込み状態から通常状態
に切り換えている。
【0005】フォーカス引き込みの場合において、対物
レンズが装着された光ピックアップ個々のバラツキ、回
転駆動による光ディスクの表面の揺れ、光ピックアップ
の機構的取付の精度等に基づき生ずる合焦点位置のバラ
ツキのために、このバラツキをカバーできるように、ス
イッチS1をオン状態に制御してフォーカスサーボルー
プにフォーカシングエラー信号の供給を停止し、スイッ
チS2をオフ状態に制御してボルテージフォロワ7の出
力をサーボ増幅器1に供給し、スイッチS3をオン状態
にまたはオフ状態に切り換えて、図4に示すごとく、広
範囲にわたってフォーカス引き込みを行っている。
レンズが装着された光ピックアップ個々のバラツキ、回
転駆動による光ディスクの表面の揺れ、光ピックアップ
の機構的取付の精度等に基づき生ずる合焦点位置のバラ
ツキのために、このバラツキをカバーできるように、ス
イッチS1をオン状態に制御してフォーカスサーボルー
プにフォーカシングエラー信号の供給を停止し、スイッ
チS2をオフ状態に制御してボルテージフォロワ7の出
力をサーボ増幅器1に供給し、スイッチS3をオン状態
にまたはオフ状態に切り換えて、図4に示すごとく、広
範囲にわたってフォーカス引き込みを行っている。
【0006】フォーカス引き込みにおいて自動焦点検出
信号に基づいてフォーカス引き込みが終了したと判別し
たときは、スイッチS1およびS3をオフ状態に、スイ
ッチS2をオン状態に制御してサーボ増幅器1にフォー
カシングエラー信号を供給してフォーカスサーボループ
を通常動作状態にし、フォーカス引き込み回路を実質的
に切り離してフォーカス引き込みを終了している。図4
において、範囲Aは合焦点位置のバラツキの範囲を示
し、範囲Bはフォーカス引き込みのときにおけるフォー
カスアクチュエータコイル4の駆動電圧の最大範囲を示
し、この最大範囲は光ピックアップの上記バラツキのた
めに大きな余裕を持った広い範囲に設定されている。
信号に基づいてフォーカス引き込みが終了したと判別し
たときは、スイッチS1およびS3をオフ状態に、スイ
ッチS2をオン状態に制御してサーボ増幅器1にフォー
カシングエラー信号を供給してフォーカスサーボループ
を通常動作状態にし、フォーカス引き込み回路を実質的
に切り離してフォーカス引き込みを終了している。図4
において、範囲Aは合焦点位置のバラツキの範囲を示
し、範囲Bはフォーカス引き込みのときにおけるフォー
カスアクチュエータコイル4の駆動電圧の最大範囲を示
し、この最大範囲は光ピックアップの上記バラツキのた
めに大きな余裕を持った広い範囲に設定されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】したがって、光ディス
クから情報を読み出して情報の再生中に、ショックなど
によって対物レンズ位置が合焦点位置を含む所定範囲外
になった場合において、フォーカス引き込み開始時か
ら、対物レンズ位置が合焦点位置を含む所定範囲内に引
き込んでフォーカスサーボループを通常状態に戻すまで
に長時間(t1)かかり、この間再生出力、例えば音声
出力が途絶えるため、再生出力切れ時間、音切れ時間
(=t1)が長いという問題点があった。
クから情報を読み出して情報の再生中に、ショックなど
によって対物レンズ位置が合焦点位置を含む所定範囲外
になった場合において、フォーカス引き込み開始時か
ら、対物レンズ位置が合焦点位置を含む所定範囲内に引
き込んでフォーカスサーボループを通常状態に戻すまで
に長時間(t1)かかり、この間再生出力、例えば音声
出力が途絶えるため、再生出力切れ時間、音切れ時間
(=t1)が長いという問題点があった。
【0008】本発明は、フォーカス引き込みにおけるフ
ォーカスアクチュエータ駆動電圧の最大範囲が少なくて
すみ、音切れなどの期間が小さくてすむフォーカス引込
み装置を提供することを目的とする。
ォーカスアクチュエータ駆動電圧の最大範囲が少なくて
すみ、音切れなどの期間が小さくてすむフォーカス引込
み装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明のフォーカス引き
込み装置は、光ディスクプレーヤに装着された光ディス
クに記録されている情報を読み取るための対物レンズ位
置が光ディスクプレーヤの使用状態においてディスクに
対して互いに反対位置にくる2つの態様を呈し、対物レ
ンズ位置が合焦点位置を含む所定範囲の外になったとき
対物レンズ位置を合焦点位置を含む所定範囲内に引き込
むフォーカス引込み装置において、光ディスクプレーヤ
の正常再生中における対物レンズ位置に基づく値を格納
する記憶回路と、該記憶回路に格納された対物レンズ位
置に基づく値に互いに逆極性の所定の余裕値を加算して
出力する余裕値加算手段と、光ディスクプレーヤの正常
再生中に対物レンズ位置が合焦点位置を含む所定範囲の
外となったとき、前記対物レンズ位置の前記2つの態様
に応じた極性の前記余裕値加算手段からの出力を受け、
余裕値加算手段からの加算値出力に対応する位置を最大
移動位置として対物レンズを駆動する対物レンズ駆動手
段とを備えたことを特徴とする。
込み装置は、光ディスクプレーヤに装着された光ディス
クに記録されている情報を読み取るための対物レンズ位
置が光ディスクプレーヤの使用状態においてディスクに
対して互いに反対位置にくる2つの態様を呈し、対物レ
ンズ位置が合焦点位置を含む所定範囲の外になったとき
対物レンズ位置を合焦点位置を含む所定範囲内に引き込
むフォーカス引込み装置において、光ディスクプレーヤ
の正常再生中における対物レンズ位置に基づく値を格納
する記憶回路と、該記憶回路に格納された対物レンズ位
置に基づく値に互いに逆極性の所定の余裕値を加算して
出力する余裕値加算手段と、光ディスクプレーヤの正常
再生中に対物レンズ位置が合焦点位置を含む所定範囲の
外となったとき、前記対物レンズ位置の前記2つの態様
に応じた極性の前記余裕値加算手段からの出力を受け、
余裕値加算手段からの加算値出力に対応する位置を最大
移動位置として対物レンズを駆動する対物レンズ駆動手
段とを備えたことを特徴とする。
【0010】
【0011】
【作用】本発明のフォーカス引込み装置は、対物レンズ
位置が光ディスクプレーヤの使用状態においてディスク
に対して互いに反対位置にくる2つの態様を呈し、対物
レンズ位置が合焦点位置を含む所定範囲の外になったと
き対物レンズ位置を合焦点位置を含む所定範囲内に引き
込むフォーカス引込み装置において、光ディスクプレー
ヤの正常再生中における対物レンズ位置が合焦点位置を
含む所定範囲の外となったとき、記憶回路に記憶されて
いる値に対物レンズ位置の2つの態様に基づく極性の所
定の余裕値が加算された出力により、加算値出力に対応
する位置を最大移動位置として対物レンズが駆動され
る。しかるに、記憶回路に記憶されている値は、光ディ
スクプレーヤの正常再生中における対物レンズ位置に対
応する値であり、かつ現に光ディスクプレーヤに装着さ
れている光ピックアップにおける対物レンズ位置であ
る。したがって、光ピックアップなどのバラツキには無
関係となっており、余裕値は少なくてすむことになる。
以上のことにより再生出力切れ時間は少なくてすむ。
位置が光ディスクプレーヤの使用状態においてディスク
に対して互いに反対位置にくる2つの態様を呈し、対物
レンズ位置が合焦点位置を含む所定範囲の外になったと
き対物レンズ位置を合焦点位置を含む所定範囲内に引き
込むフォーカス引込み装置において、光ディスクプレー
ヤの正常再生中における対物レンズ位置が合焦点位置を
含む所定範囲の外となったとき、記憶回路に記憶されて
いる値に対物レンズ位置の2つの態様に基づく極性の所
定の余裕値が加算された出力により、加算値出力に対応
する位置を最大移動位置として対物レンズが駆動され
る。しかるに、記憶回路に記憶されている値は、光ディ
スクプレーヤの正常再生中における対物レンズ位置に対
応する値であり、かつ現に光ディスクプレーヤに装着さ
れている光ピックアップにおける対物レンズ位置であ
る。したがって、光ピックアップなどのバラツキには無
関係となっており、余裕値は少なくてすむことになる。
以上のことにより再生出力切れ時間は少なくてすむ。
【0012】
【実施例】以下、本発明を実施例により説明する。図1
は本発明にかかるフォーカス引込み装置の一実施例の構
成を示すブロック図であり、ポータブル型の光ディスク
プレーヤの場合を例示している。
は本発明にかかるフォーカス引込み装置の一実施例の構
成を示すブロック図であり、ポータブル型の光ディスク
プレーヤの場合を例示している。
【0013】符号20は本実施例のフォーカス引込み装
置を示す。本実施例において、図3にて示した従来のフ
ォーカス引き込み装置における構成要素と同一の構成要
素には同一の符号を付して示し、その説明は省略する。
置を示す。本実施例において、図3にて示した従来のフ
ォーカス引き込み装置における構成要素と同一の構成要
素には同一の符号を付して示し、その説明は省略する。
【0014】本実施例のフォーカス引き込み装置20
は、図3に示したフォーカス引き込み装置にさらに、フ
ォーカスアクチュエータコイル4に印加される電圧を平
滑するローパスフィルタ11、ローパスフィルタ11の
出力をデジタル信号に変換するA/D変換器12、A/
D変換器12によってデジタル信号に変換されたローパ
スフィルタ11の出力がスイッチS4を介して供給され
て、ローパスフィルタ11の出力を格納するメモリ14
を備えている。
は、図3に示したフォーカス引き込み装置にさらに、フ
ォーカスアクチュエータコイル4に印加される電圧を平
滑するローパスフィルタ11、ローパスフィルタ11の
出力をデジタル信号に変換するA/D変換器12、A/
D変換器12によってデジタル信号に変換されたローパ
スフィルタ11の出力がスイッチS4を介して供給され
て、ローパスフィルタ11の出力を格納するメモリ14
を備えている。
【0015】 本実施例のフォーカス引込み装置20
は、さらに、メモリ14に格納されているデータの値に
余裕値V1を加える余裕値加算器A1と、メモリ14に
格納されているデータの値に余裕値V2を加える余裕値
加算器A2と、余裕値加算器A1の加算値とA/D変換
器12によってA/D変換されたローパスフィルタ11
の出力値とが等しいことを検出するデジタル比較器P1
と、余裕値加算器A2の加算値とA/D変換器12によ
ってA/D変換されたローパスフィルタ11の出力値と
が等しいことを検出するデジタル比較器P2と、時定数
回路10に並列接続されてコンデンサC1の電荷の充放
電を制御するトランジスタQと、自動焦点検出出力およ
びデジタル比較器P1、P2の出力が供給されて、スイ
ッチS1〜S4のオン、オフを制御すると共に、トラン
ジスタQのオン、オフを制御するコントロール回路16
を備えている。ここで余裕値V1とV2との極性は逆に
設定してある。この理由については後記する。
は、さらに、メモリ14に格納されているデータの値に
余裕値V1を加える余裕値加算器A1と、メモリ14に
格納されているデータの値に余裕値V2を加える余裕値
加算器A2と、余裕値加算器A1の加算値とA/D変換
器12によってA/D変換されたローパスフィルタ11
の出力値とが等しいことを検出するデジタル比較器P1
と、余裕値加算器A2の加算値とA/D変換器12によ
ってA/D変換されたローパスフィルタ11の出力値と
が等しいことを検出するデジタル比較器P2と、時定数
回路10に並列接続されてコンデンサC1の電荷の充放
電を制御するトランジスタQと、自動焦点検出出力およ
びデジタル比較器P1、P2の出力が供給されて、スイ
ッチS1〜S4のオン、オフを制御すると共に、トラン
ジスタQのオン、オフを制御するコントロール回路16
を備えている。ここで余裕値V1とV2との極性は逆に
設定してある。この理由については後記する。
【0016】電流源5および6、時定数回路10、トラ
ンジスタQ、スイッチS1、S2、S3、S4、余裕値
加算器A1、A2、デジタル比較器P1、P2はコント
ロール回路16と協働して対物レンズを駆動するフォー
カス引き込みのための駆動回路を形成している。ここ
で、電流源5および6、時定数回路10、スイッチS
1、S2、S3はコントロール回路16と協働して対物
レンズを駆動するフォーカス引き込みのための駆動信号
発生源でもあり、かつトランジスタQ、スイッチS4、
余裕値加算器A1、A2、デジタル比較器P1、P2は
コントロール回路16と協働して駆動信号発生源の最大
出力レベルを設定する制御手段でもある。コントロール
回路16には自動焦点検出信号が供給されている。
ンジスタQ、スイッチS1、S2、S3、S4、余裕値
加算器A1、A2、デジタル比較器P1、P2はコント
ロール回路16と協働して対物レンズを駆動するフォー
カス引き込みのための駆動回路を形成している。ここ
で、電流源5および6、時定数回路10、スイッチS
1、S2、S3はコントロール回路16と協働して対物
レンズを駆動するフォーカス引き込みのための駆動信号
発生源でもあり、かつトランジスタQ、スイッチS4、
余裕値加算器A1、A2、デジタル比較器P1、P2は
コントロール回路16と協働して駆動信号発生源の最大
出力レベルを設定する制御手段でもある。コントロール
回路16には自動焦点検出信号が供給されている。
【0017】また、自動焦点検出信号は後記するように
光ディスクプレーヤの使用態様、すなわち図2(a)に
示すように光ディスク25の下面側に光ピックアップ2
2が位置する態様と、図2(b)に示すように光ディス
ク25の裏面側に光ピックアップ22が位置する態様と
の何れの態様かを識別するべく正または負の値をとるよ
うに設定されている。この自動焦点検出信号がコントロ
ール回路16に入力され、自動焦点検出信号の極性に基
づいて図2(a)に示す態様のときにはデジタル比較器
P1の出力を、図2(b)に示す態様のときにはデジタ
ル比較器P2の出力を選択する。
光ディスクプレーヤの使用態様、すなわち図2(a)に
示すように光ディスク25の下面側に光ピックアップ2
2が位置する態様と、図2(b)に示すように光ディス
ク25の裏面側に光ピックアップ22が位置する態様と
の何れの態様かを識別するべく正または負の値をとるよ
うに設定されている。この自動焦点検出信号がコントロ
ール回路16に入力され、自動焦点検出信号の極性に基
づいて図2(a)に示す態様のときにはデジタル比較器
P1の出力を、図2(b)に示す態様のときにはデジタ
ル比較器P2の出力を選択する。
【0018】自動焦点検出信号が、フォーカスサーボル
ープによって制御されて対物レンズ位置が合焦点位置を
含む所定範囲内にあることを示す自動焦点検出出力のと
きには、コントロール回路16は、スイッチS1をオフ
状態に制御し、スイッチS2をオン状態に制御し、かつ
対物レンズの焦点が合焦点位置を含む所定範囲内に入っ
たときスイッチS4を一時的にオン状態に制御する。
ープによって制御されて対物レンズ位置が合焦点位置を
含む所定範囲内にあることを示す自動焦点検出出力のと
きには、コントロール回路16は、スイッチS1をオフ
状態に制御し、スイッチS2をオン状態に制御し、かつ
対物レンズの焦点が合焦点位置を含む所定範囲内に入っ
たときスイッチS4を一時的にオン状態に制御する。
【0019】また、自動焦点検出信号が、対物レンズ位
置が合焦点位置を含む所定範囲外にあることを示す自動
焦点検出出力のときには、コントロール回路16は、ス
イッチS1をオン状態に、スイッチS2をオフ状態に、
スイッチS3をオン状態に制御し、かつトランジスタQ
を選択的にオン状態に制御する。
置が合焦点位置を含む所定範囲外にあることを示す自動
焦点検出出力のときには、コントロール回路16は、ス
イッチS1をオン状態に、スイッチS2をオフ状態に、
スイッチS3をオン状態に制御し、かつトランジスタQ
を選択的にオン状態に制御する。
【0020】ここで公知のように、光ディスクから情報
信号を検出する4分割フォトダイオードの出力を加算し
た信号が所定値未満であることを第1の比較器で検出
し、4分割フォトダイオードの対角位置にある2つのフ
ォトダイオードの出力を加算した信号と4分割フォトダ
イオードの対角位置にある他の2つのフォトダイオード
の出力を加算した信号との差が所定値以上であることを
第2の比較器で検出し、第1および第2の比較器の出力
の論理積出力を自動焦点検出出力とすることができる。
信号を検出する4分割フォトダイオードの出力を加算し
た信号が所定値未満であることを第1の比較器で検出
し、4分割フォトダイオードの対角位置にある2つのフ
ォトダイオードの出力を加算した信号と4分割フォトダ
イオードの対角位置にある他の2つのフォトダイオード
の出力を加算した信号との差が所定値以上であることを
第2の比較器で検出し、第1および第2の比較器の出力
の論理積出力を自動焦点検出出力とすることができる。
【0021】次に、上記のように構成された本実施例の
フォーカス引き込み装置の作用を説明する。
フォーカス引き込み装置の作用を説明する。
【0022】光ディスクプレーヤは使用態様として、図
2(a)に示すように光ディスク25の下面側に光ピッ
クアップ22が位置する位置状態に設置されるときと、
天地を逆にした図2(c)のように光ディスク25の表
面側に光ピックアップ22が位置する位置状態に設置さ
れるときとがある。符号21は光ディスク20を駆動す
るスピンドルモータを示す。
2(a)に示すように光ディスク25の下面側に光ピッ
クアップ22が位置する位置状態に設置されるときと、
天地を逆にした図2(c)のように光ディスク25の表
面側に光ピックアップ22が位置する位置状態に設置さ
れるときとがある。符号21は光ディスク20を駆動す
るスピンドルモータを示す。
【0023】図2(a)に示す状態に設置されたときに
ついて説明する。図2(a)の場合においては光ピック
アップ22の質量をmとすると力mgが光ピックアップ
22に働いて、光ピックアップ22を光ディスク25か
ら遠ざける方向に作用する。したがって、光ピックアッ
プ22を光ディスク25の方向へ持ち上げて合焦点位置
とするためにはサーボ増幅器1の出力は正電圧であるこ
とが必要になる。図2(c)の場合においては力mgが
光ピックアップ22に働いて、光ピックアップ22を光
ディスク25へ近付ける方向に作用する。したがって、
光ピックアップ22を光ディスク25の方向へ持ち上げ
て合焦点位置とするためにはサーボ増幅器1の出力は負
電圧であることが必要になる。この結果、余裕値加算器
A1、A2において加算される余裕値V1は正に、余裕
値V2は負に設定してある。
ついて説明する。図2(a)の場合においては光ピック
アップ22の質量をmとすると力mgが光ピックアップ
22に働いて、光ピックアップ22を光ディスク25か
ら遠ざける方向に作用する。したがって、光ピックアッ
プ22を光ディスク25の方向へ持ち上げて合焦点位置
とするためにはサーボ増幅器1の出力は正電圧であるこ
とが必要になる。図2(c)の場合においては力mgが
光ピックアップ22に働いて、光ピックアップ22を光
ディスク25へ近付ける方向に作用する。したがって、
光ピックアップ22を光ディスク25の方向へ持ち上げ
て合焦点位置とするためにはサーボ増幅器1の出力は負
電圧であることが必要になる。この結果、余裕値加算器
A1、A2において加算される余裕値V1は正に、余裕
値V2は負に設定してある。
【0024】光ディスクプレーヤが何れの態様に設定さ
れていても、対物レンズ位置が合焦点位置を含む所定範
囲に位置しているときは、合焦点時に対応する合焦点検
出信号がコントロール回路16に供給されており、対物
レンズ位置が合焦点位置を含む所定範囲内に入ったこと
がコントロール回路16によって判別されている。この
結果、スイッチS1はオフ状態に、スイッチS2はオン
状態に、スイッチS3はオフ状態に制御されて、フォー
カシングエラー信号はサーボ増幅器1に供給されて増幅
され、サーボ増幅器1の出力電圧はフォーカスアクチュ
エータコイル4に印加されて駆動され、対物レンズ位置
が合焦点位置を含む所定範囲内に制御される。
れていても、対物レンズ位置が合焦点位置を含む所定範
囲に位置しているときは、合焦点時に対応する合焦点検
出信号がコントロール回路16に供給されており、対物
レンズ位置が合焦点位置を含む所定範囲内に入ったこと
がコントロール回路16によって判別されている。この
結果、スイッチS1はオフ状態に、スイッチS2はオン
状態に、スイッチS3はオフ状態に制御されて、フォー
カシングエラー信号はサーボ増幅器1に供給されて増幅
され、サーボ増幅器1の出力電圧はフォーカスアクチュ
エータコイル4に印加されて駆動され、対物レンズ位置
が合焦点位置を含む所定範囲内に制御される。
【0025】一方、フォーカスアクチュエータコイル4
に印加される電圧はローパスフィルタ11に供給されて
平滑化され、平滑化されたローパスフィルタ11の出力
はA/D変換器12によってデジタル信号に変換され
る。対物レンズ位置が合焦点位置を含む所定範囲内に入
った状態の初期においてスイッチS4はコントロール回
路16の制御のもとに一時的にオン状態に制御される。
この結果、A/D変換器12の出力はスイッチS4を介
してメモリ14に格納される。この格納されたデジタル
値は合焦点位置を含む所定範囲内にあるときの対物レン
ズ位置に対応しており、このときの対物レンズ位置は現
に使用されている光ピックアップに基づく値であって、
メモリ14に格納されているデジタル値は該光ピックア
ップに対する合焦点位置に対応する値VMである。
に印加される電圧はローパスフィルタ11に供給されて
平滑化され、平滑化されたローパスフィルタ11の出力
はA/D変換器12によってデジタル信号に変換され
る。対物レンズ位置が合焦点位置を含む所定範囲内に入
った状態の初期においてスイッチS4はコントロール回
路16の制御のもとに一時的にオン状態に制御される。
この結果、A/D変換器12の出力はスイッチS4を介
してメモリ14に格納される。この格納されたデジタル
値は合焦点位置を含む所定範囲内にあるときの対物レン
ズ位置に対応しており、このときの対物レンズ位置は現
に使用されている光ピックアップに基づく値であって、
メモリ14に格納されているデジタル値は該光ピックア
ップに対する合焦点位置に対応する値VMである。
【0026】 対物レンズ位置が合焦点位置を含む所定
範囲内にある状態において、ショック等の影響によって
対物レンズ位置が合焦点位置を含む所定範囲の外になっ
たときは自動焦点検出信号が非合焦点時に対応する信号
となり、非合焦点位置になったことがコントロール回路
16において判別される。この判別に基づいてコントロ
ール回路16によりトランジスタQは一時的にオン状態
に制御されてコンデンサC1の電荷が放電され、時定数
回路10の電圧がグランド電位にされる。次いで、トラ
ンジスタQはオフ状態に制御され、コントロール回路1
6によってスイッチS1はオン状態に、スイッチS2は
オフ状態に、スイッチS3はオン状態に制御される。
範囲内にある状態において、ショック等の影響によって
対物レンズ位置が合焦点位置を含む所定範囲の外になっ
たときは自動焦点検出信号が非合焦点時に対応する信号
となり、非合焦点位置になったことがコントロール回路
16において判別される。この判別に基づいてコントロ
ール回路16によりトランジスタQは一時的にオン状態
に制御されてコンデンサC1の電荷が放電され、時定数
回路10の電圧がグランド電位にされる。次いで、トラ
ンジスタQはオフ状態に制御され、コントロール回路1
6によってスイッチS1はオン状態に、スイッチS2は
オフ状態に、スイッチS3はオン状態に制御される。
【0027】スイッチS1がオン状態に制御されたため
にフォーカシングエラー信号はサーボ増幅器1に印加さ
れず、スイッチS3がオン状態に制御されたために電流
源6、5の電流に基づいてコンデンサC1は電流i(=
2i−i)によって充電され、スイッチS2がオフ状態
に制御されたために時定数回路10の出力電圧はボルテ
ージフォロワ7を介してサーボ増幅器1に供給されてフ
ォーカス引き込みが開始される。時定数回路10の出力
電圧はボルテージフォロワ7を介してサーボ増幅器1に
よって増幅され、増幅出力電圧はフォーカスアクチュエ
ータコイル4に印加されて、対物レンズ位置は時定数回
路10の電圧に基づいて移動し、フォーカス引き込みが
行われる。
にフォーカシングエラー信号はサーボ増幅器1に印加さ
れず、スイッチS3がオン状態に制御されたために電流
源6、5の電流に基づいてコンデンサC1は電流i(=
2i−i)によって充電され、スイッチS2がオフ状態
に制御されたために時定数回路10の出力電圧はボルテ
ージフォロワ7を介してサーボ増幅器1に供給されてフ
ォーカス引き込みが開始される。時定数回路10の出力
電圧はボルテージフォロワ7を介してサーボ増幅器1に
よって増幅され、増幅出力電圧はフォーカスアクチュエ
ータコイル4に印加されて、対物レンズ位置は時定数回
路10の電圧に基づいて移動し、フォーカス引き込みが
行われる。
【0028】光ディスクプレーヤが図2(a)に示す態
様に設定されているときには、トランジスタQがオン状
態に制御されてから引き込みが行われ、コンデンサC1
の電圧が余裕値加算器A1の加算値(VM+V1)に対
応する値に達するまでに合焦点位置が見つかり、合焦点
位置に達したときは自動焦点検出信号が変化して、対物
レンズ位置が合焦点位置を含む所定範囲に入ったことが
検出される。この結果、スイッチS1はオフ状態に、ス
イッチS2はオン状態に、スイッチS3はオフ状態に制
御されて、フォーカシングエラー信号はサーボ増幅器1
に供給されて増幅され、サーボ増幅器1の出力電圧はフ
ォーカスアクチュエータ4コイルに印加されて駆動さ
れ、対物レンズ位置が合焦点位置を含む所定範囲内に制
御される。
様に設定されているときには、トランジスタQがオン状
態に制御されてから引き込みが行われ、コンデンサC1
の電圧が余裕値加算器A1の加算値(VM+V1)に対
応する値に達するまでに合焦点位置が見つかり、合焦点
位置に達したときは自動焦点検出信号が変化して、対物
レンズ位置が合焦点位置を含む所定範囲に入ったことが
検出される。この結果、スイッチS1はオフ状態に、ス
イッチS2はオン状態に、スイッチS3はオフ状態に制
御されて、フォーカシングエラー信号はサーボ増幅器1
に供給されて増幅され、サーボ増幅器1の出力電圧はフ
ォーカスアクチュエータ4コイルに印加されて駆動さ
れ、対物レンズ位置が合焦点位置を含む所定範囲内に制
御される。
【0029】仮に光ディスク25に傷などが存在してい
るとき、傷の存在のために、コンデンサC1の電圧が余
裕値加算器A1の加算値(VM+V1)に対応する値に
達しても自動焦点検出信号が変化しないときには、コン
デンサC1の電圧が余裕値加算器A1の加算値(VM+
V1)に対応する値に達したとき、比較器P1から両入
力が等しい旨の出力が発生される。この出力を受けてコ
ントロール回路16は対物レンズ位置が再び合焦点位置
を含む所定範囲から外れたと判別して再び、トランジス
タQをオン状態にして行う一連のフォーカス引き込みが
行われる。この場合において引き込みのためにサーチさ
れる範囲は、グランドレベルから最大、余裕値加算器A
1の加算値(VM+V1)の範囲であり、上記の作用は
図2(b)に示す如くである。上記の再引き込みのとき
には光ディスク25は既に傷部分位置を通過しており、
再引込みによって対物レンズ位置が再び合焦点位置を含
む所定範囲内に入ることになる。
るとき、傷の存在のために、コンデンサC1の電圧が余
裕値加算器A1の加算値(VM+V1)に対応する値に
達しても自動焦点検出信号が変化しないときには、コン
デンサC1の電圧が余裕値加算器A1の加算値(VM+
V1)に対応する値に達したとき、比較器P1から両入
力が等しい旨の出力が発生される。この出力を受けてコ
ントロール回路16は対物レンズ位置が再び合焦点位置
を含む所定範囲から外れたと判別して再び、トランジス
タQをオン状態にして行う一連のフォーカス引き込みが
行われる。この場合において引き込みのためにサーチさ
れる範囲は、グランドレベルから最大、余裕値加算器A
1の加算値(VM+V1)の範囲であり、上記の作用は
図2(b)に示す如くである。上記の再引き込みのとき
には光ディスク25は既に傷部分位置を通過しており、
再引込みによって対物レンズ位置が再び合焦点位置を含
む所定範囲内に入ることになる。
【0030】 光ディスクプレーヤが図2(c)に示す
態様に設定されているときには、対物レンズが合焦点位
置を含む所定範囲内に位置しているとき、メモリ14に
(−VM)に対応する値が格納されているものとする。
この状態で対物レンズの位置が合焦点位置を含む所定範
囲の外になるとフォーカス引き込みが行われる。すなわ
ちトランジスタQがオン状態に制御されてから引き込み
が行われ、コンデンサC1の電圧が余裕値加算器A2の
加算値(−VM−V2)に対応する値に達するまでに合
焦点位置が見つかり、合焦点位置に達したときは合焦点
検出信号が変化して合焦点位置を含む所定範囲に入った
ことが検出される。この結果、スイッチS1はオフ状態
に、スイッチS2はオン状態に、スイッチS3はオフ状
態に制御されて、フォーカシングエラー信号はサーボ増
幅器1に供給されて増幅され、サーボ増幅器1の出力電
圧はフォーカスアクチュエータ4に印加されて駆動さ
れ、対物レンズ位置が合焦点位置を含む所定範囲内に制
御される。
態様に設定されているときには、対物レンズが合焦点位
置を含む所定範囲内に位置しているとき、メモリ14に
(−VM)に対応する値が格納されているものとする。
この状態で対物レンズの位置が合焦点位置を含む所定範
囲の外になるとフォーカス引き込みが行われる。すなわ
ちトランジスタQがオン状態に制御されてから引き込み
が行われ、コンデンサC1の電圧が余裕値加算器A2の
加算値(−VM−V2)に対応する値に達するまでに合
焦点位置が見つかり、合焦点位置に達したときは合焦点
検出信号が変化して合焦点位置を含む所定範囲に入った
ことが検出される。この結果、スイッチS1はオフ状態
に、スイッチS2はオン状態に、スイッチS3はオフ状
態に制御されて、フォーカシングエラー信号はサーボ増
幅器1に供給されて増幅され、サーボ増幅器1の出力電
圧はフォーカスアクチュエータ4に印加されて駆動さ
れ、対物レンズ位置が合焦点位置を含む所定範囲内に制
御される。
【0031】仮に光ディスク20に傷などが存在してい
るとき、傷の存在のために、コンデンサC1の電圧が余
裕値加算器A2の加算値(−VM−V2)に対応する値
に達しても合焦点検出信号が変化しないときには、コン
デンサC1の電圧が余裕値加算器A2の加算値(−VM
−V2)に対応する値に達したとき、比較器P2から両
入力が等しい旨の出力が発生される。この出力を受けて
コントロール回路16は対物レンズ位置が再び合焦点位
置を含む所定範囲から外れたと判別して再び、トランジ
スタQをオン状態にして行う一連のフォーカス引き込み
が行われる。この場合において引き込みのためにサーチ
される範囲はグランドレベルから最大、余裕値加算器A
2の加算値(−VM−V2)の範囲であり、上記の作用
は図2(d)に示す如くである。この場合においても、
上記の再引き込みのときには光ディスク25は既に傷部
分位置を通過しており、再引込みによって対物レンズ位
置が再び合焦点位置を含む所定範囲内に入ることにな
る。
るとき、傷の存在のために、コンデンサC1の電圧が余
裕値加算器A2の加算値(−VM−V2)に対応する値
に達しても合焦点検出信号が変化しないときには、コン
デンサC1の電圧が余裕値加算器A2の加算値(−VM
−V2)に対応する値に達したとき、比較器P2から両
入力が等しい旨の出力が発生される。この出力を受けて
コントロール回路16は対物レンズ位置が再び合焦点位
置を含む所定範囲から外れたと判別して再び、トランジ
スタQをオン状態にして行う一連のフォーカス引き込み
が行われる。この場合において引き込みのためにサーチ
される範囲はグランドレベルから最大、余裕値加算器A
2の加算値(−VM−V2)の範囲であり、上記の作用
は図2(d)に示す如くである。この場合においても、
上記の再引き込みのときには光ディスク25は既に傷部
分位置を通過しており、再引込みによって対物レンズ位
置が再び合焦点位置を含む所定範囲内に入ることにな
る。
【0032】 上記から明らかなように本実施例によれ
ば、メモリ14には光ピックアップに基づく合焦点位置
に対応する値が格納され、かつ光ディスクプレーヤの正
常再生中に対物レンズ位置が合焦点位置を含む所定範囲
の外になったときに、光ディスクプレーヤの使用状態に
おいて対物レンズ位置がディスクに対して互いに反対位
置にくる2つの態様に対応して、グランド電位から正ま
たは負の電圧が印加されて対物レンズが駆動される。ま
た、メモリ14には光ピックアップに基づく合焦点位置
に対応する値が格納されているため、光ピックアップの
バラツキによって余裕値V1およびV2を大きくとる必
要がなくなり、余裕値V1およびV2は小さく設定して
おくことができる。この結果、対物レンズ位置を合焦点
位置を含む所定範囲内にまで引き込むための時間は短縮
されて、音切れなどが生じている期間が短くなる。
ば、メモリ14には光ピックアップに基づく合焦点位置
に対応する値が格納され、かつ光ディスクプレーヤの正
常再生中に対物レンズ位置が合焦点位置を含む所定範囲
の外になったときに、光ディスクプレーヤの使用状態に
おいて対物レンズ位置がディスクに対して互いに反対位
置にくる2つの態様に対応して、グランド電位から正ま
たは負の電圧が印加されて対物レンズが駆動される。ま
た、メモリ14には光ピックアップに基づく合焦点位置
に対応する値が格納されているため、光ピックアップの
バラツキによって余裕値V1およびV2を大きくとる必
要がなくなり、余裕値V1およびV2は小さく設定して
おくことができる。この結果、対物レンズ位置を合焦点
位置を含む所定範囲内にまで引き込むための時間は短縮
されて、音切れなどが生じている期間が短くなる。
【0033】
【0034】また、上記した実施例において、スイッチ
S4を対物レンズ位置が合焦点位置を含む所定範囲内に
入った状態の初期においてコントロール回路16の制御
のもとに一時的にオン状態に制御して、対物レンズ位置
をメモリ14に格納する場合を例示したが、スイッチS
4を対物レンズ位置が合焦点位置を含む所定範囲内に入
った状態の初期から対物レンズ位置が合焦点位置を含む
所定範囲外になるまでオン状態に制御して、メモリ14
の格納内容を対物レンズ位置が合焦点位置を含む所定範
囲内にある期間中更新していってもよい。このようにし
たときは、対物レンズ位置が合焦点位置を含む所定範囲
外になる直前の対物レンズ位置が格納されていることに
なる。
S4を対物レンズ位置が合焦点位置を含む所定範囲内に
入った状態の初期においてコントロール回路16の制御
のもとに一時的にオン状態に制御して、対物レンズ位置
をメモリ14に格納する場合を例示したが、スイッチS
4を対物レンズ位置が合焦点位置を含む所定範囲内に入
った状態の初期から対物レンズ位置が合焦点位置を含む
所定範囲外になるまでオン状態に制御して、メモリ14
の格納内容を対物レンズ位置が合焦点位置を含む所定範
囲内にある期間中更新していってもよい。このようにし
たときは、対物レンズ位置が合焦点位置を含む所定範囲
外になる直前の対物レンズ位置が格納されていることに
なる。
【0035】
【発明の効果】以上説明した如く本発明のフォーカス引
き込み装置によれば、対物レンズ位置の2つの態様に応
じた極性の電圧が、記憶回路に格納された対物レンズ位
置に基づく値に加算されて、光ディスクプレーヤの正常
再生中に対物レンズ位置が合焦点位置を含む所定範囲の
外となったときに、記憶回路に格納された対物レンズ位
置に基づく値に加算された値を、最大移動位置として対
物レンズを対物レンズ駆動手段によって駆動するように
したため、合焦点位置への引き込み時間が減少し、音切
れなどの時間は少なくてすむという効果がある。また、
記憶回路に格納されている対物レンズ位置は、光ディス
クプレーヤの正常再生中における対物レンズ位置であ
り、かつ現に光ディスクプレーヤに装着されている光ピ
ックアップにおける対物レンズ位置であって、光ピック
アップなどのバラツキには無関係となっており、余裕値
は少なくてすむという効果がある。
き込み装置によれば、対物レンズ位置の2つの態様に応
じた極性の電圧が、記憶回路に格納された対物レンズ位
置に基づく値に加算されて、光ディスクプレーヤの正常
再生中に対物レンズ位置が合焦点位置を含む所定範囲の
外となったときに、記憶回路に格納された対物レンズ位
置に基づく値に加算された値を、最大移動位置として対
物レンズを対物レンズ駆動手段によって駆動するように
したため、合焦点位置への引き込み時間が減少し、音切
れなどの時間は少なくてすむという効果がある。また、
記憶回路に格納されている対物レンズ位置は、光ディス
クプレーヤの正常再生中における対物レンズ位置であ
り、かつ現に光ディスクプレーヤに装着されている光ピ
ックアップにおける対物レンズ位置であって、光ピック
アップなどのバラツキには無関係となっており、余裕値
は少なくてすむという効果がある。
【0036】
【図1】本発明にかかるフォーカス引き込み装置の一実
施例の構成を示すブロック図である。
施例の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明にかかるフォーカス引き込み装置の作用
の説明に供するための光ピックアップ位置および対物レ
ンズの駆動範囲を示す図である。
の説明に供するための光ピックアップ位置および対物レ
ンズの駆動範囲を示す図である。
【図3】従来例のフォーカス引き込み装置のブロック図
である。
である。
【図4】従来例におけるフォーカス引き込み装置による
場合の対物レンズの駆動範囲を示す図である。
場合の対物レンズの駆動範囲を示す図である。
1 サーボ増幅器 4 フォーカスアクチュエータコイル 5および6 電流源 7 ボルテージフォロワ 10 時定数回路 11 ローパスフィルタ 12 A/D変換器 14 メモリ 16 コントロール回路 A1およびA2 余裕値加算器 P1およびP2 デジタル比較器
Claims (1)
- 【請求項1】光ディスクプレーヤに装着された光ディス
クに記録されている情報を読み取るための対物レンズ位
置が光ディスクプレーヤの使用状態においてディスクに
対して互いに反対位置にくる2つの態様を呈し、対物レ
ンズ位置が合焦点位置を含む所定範囲の外になったとき
対物レンズ位置を合焦点位置を含む所定範囲内に引き込
むフォーカス引込み装置において、光ディスクプレーヤ
の正常再生中における対物レンズ位置に基づく値を格納
する記憶回路と、該記憶回路に格納された対物レンズ位
置に基づく値に互いに逆極性の所定の余裕値を加算して
出力する余裕値加算手段と、光ディスクプレーヤの正常
再生中に対物レンズ位置が合焦点位置を含む所定範囲の
外となったとき、前記対物レンズ位置の前記2つの態様
に応じた極性の前記余裕値加算手段からの出力を受け、
余裕値加算手段からの加算値出力に対応する位置を最大
移動位置として対物レンズを駆動する対物レンズ駆動手
段とを備えたことを特徴とするフォーカス引込み装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP05346912A JP3130422B2 (ja) | 1993-12-27 | 1993-12-27 | フォーカス引込み装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP05346912A JP3130422B2 (ja) | 1993-12-27 | 1993-12-27 | フォーカス引込み装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07192274A JPH07192274A (ja) | 1995-07-28 |
JP3130422B2 true JP3130422B2 (ja) | 2001-01-31 |
Family
ID=18386658
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP05346912A Expired - Fee Related JP3130422B2 (ja) | 1993-12-27 | 1993-12-27 | フォーカス引込み装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3130422B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4520965B2 (ja) * | 2006-07-12 | 2010-08-11 | パイオニア株式会社 | 光ディスク再生装置、光ディスク再生方法、光ディスク再生プログラムおよび記録媒体 |
-
1993
- 1993-12-27 JP JP05346912A patent/JP3130422B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07192274A (ja) | 1995-07-28 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
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