JP3130285B2 - 医療用コード変換装置及びプログラムを記録した機械読み取り可能な媒体 - Google Patents

医療用コード変換装置及びプログラムを記録した機械読み取り可能な媒体

Info

Publication number
JP3130285B2
JP3130285B2 JP9904098A JP9904098A JP3130285B2 JP 3130285 B2 JP3130285 B2 JP 3130285B2 JP 9904098 A JP9904098 A JP 9904098A JP 9904098 A JP9904098 A JP 9904098A JP 3130285 B2 JP3130285 B2 JP 3130285B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
medical
code
classification
codes
fee
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP9904098A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH11296585A (ja
Inventor
俊忠 亀田
Original Assignee
株式会社亀田医療情報研究所
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社亀田医療情報研究所 filed Critical 株式会社亀田医療情報研究所
Priority to JP9904098A priority Critical patent/JP3130285B2/ja
Publication of JPH11296585A publication Critical patent/JPH11296585A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3130285B2 publication Critical patent/JP3130285B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
  • Medical Treatment And Welfare Office Work (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、医療情報を処理す
るコンピュータの技術分野に属し、特に、我国独自の医
療診療報酬点数表の区分により診療報酬請求の対象とな
る医療行為を標準化したコード(以下、“診療報酬点数
コード”と称する)等の診療報酬請求用コードを、IC
Dコード等の個々の病名や術式を標準化した医療分類用
コードに自動的に変換したり、これらを自動的に逆変換
したりする新規な医療用コード変換装置の技術分野に属
する。本発明はまた、コンピュータをそのような医療用
コード変換装置として機能させるためのプログラムを記
録した機械読み取り可能な媒体の技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】現在、先進諸国における医療業界では、
病名及び術式を標準化するコードとして、ICD9CM
(米国における標準化コード:以下、“ICDコード”
と称する)が統一的に用いられている。更に、そのバー
ジョンアップしたものとしてICD10CMも提案され
ている。このICDコードによれば、病名や術式が細部
に渡り標準化されており、このICDコードを用いるこ
とにより、各患者のプロファイルを正確に把握したり、
複数病院間や全国規模或いは世界規模で、各種の統計処
理をコンピュータを用いて行うことが可能となる。
【0003】これに対して、我国の医療業界では、病名
や術式は、臨床ベースで標準化されておらす、ICDコ
ードのような病名や術式を標準化したコードは用いられ
ていない。そこで、大病院では、病名については独自
で、上述のICDコードを修正したコードを使用した
り、術式については統一的に、診療報酬の請求項目(コ
ード化されていないが項目化されている項目)を使用し
ているところが多い。
【0004】他方、我国の医療業界における医事会計で
は、診療報酬請求用のレセプトコードとして、前述した
日本独自の“診療報酬点数コード”が統一的に用いられ
ている。この診療報酬点数コードは、診療報酬請求可能
な術式、処置、検査等の夫々の区分及びその中の項目に
対応して、大区分を示すアルファベットと、その大区分
における小項目(小区分)を示す複数桁の数字とから構
成されている。例えば、“検査”の大区分に対しては、
Dコードが割り当てられており、各項目に対して“D−
3142…”の如きコードが割り当てられている。また
例えば、“画像診断”の大区分に対しては、Eコードが
割り当てられており、“注射”の大区分に対しては、G
コードが割り当てられており、“処置”の大区分に対し
ては、Jコードが割り当てられており、“手術”の大区
分に対しては、Kコードが割り当てられている。この結
果、診療報酬点数コードに対応して予め設定された、社
会保険、国民健康保険等の医療保険から支払われる金額
等が計算される仕組みとされている。この診療報酬点数
コードは、診療報酬請求用に作成されており、多様に疾
病の分類を活用しようとすると、これによる分類では十
分でない。
【0005】以上の結果、我国においても、患者のプロ
ファイルを把握するためには、最低でも、「病名」と
「主な術式」の標準化は必要であるとの認識は芽生えて
おり、上述のICDコードの日本語バージョンへの翻訳
が現在試みられている。更に、個々の診療報酬点数コー
ドに対して関連の深そうな、即ち、対応する可能性のあ
るICDコードがリストアップされた早見表も作成中で
ある。或いは、コンピュータ上で、診療報酬点数コード
を入力として、このような早見表を画面上に表示する
“コードファインダ”も開発中である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
たJコード、Kコード等からなる診療報酬点数コードは
あくまで診療報酬請求用に作成されているのに対し、I
CDコードは、純医療的見地から病名や術式が細部にわ
たり標準化されているため、診療報酬点数コードとIC
Dコードとは、一対一対応していない(即ち、1対0、
0対1、1対多等もある)。従って、両者間における一
対一の対応表は、紙面上であれコンピュータ上であれ、
実際には作成できない。また、前述のコードファインダ
の如く、両者間で関係の深そうな項目を列挙した早見表
を用いても、対応するICDコードを求めるためには、
最終的に医師等の操作者がこの早見表を、紙面やディス
プレイ上で実際に見た後、適当なICDコードを人為的
に決定するより他ないという問題点がある。この場合、
早見表上では、非常に多くの項目が挙がる場合もあるの
で、このようなICDコードの決定作業は、操作者にと
って重い負担となる。
【0007】他方、我国においても、診療報酬点数コー
ドを廃止して、診療報酬をICDコードを基準にして計
算することは理論上は可能である。しかしながら、診療
報酬点数コードは、日本の診療報酬制度に長年来に亘り
深く浸透しており、単純に診療報酬点数コードを廃止す
ることは実際上不可能である。従って、仮にICDコー
ド等の「病名」と「主な術式」の標準化を我国において
図ったところで、診療報酬点数コード等の診療報酬用の
コードがやはり必要となり、結局診療報酬点数コード等
とICDコード等の2種類のコードが必要となる。この
結果、カルテの作成等の度に、両方のコードを一々探し
出して、書面上に記入したり、コンピュータに入力しな
ければならないという問題点もある。
【0008】本発明は上述した問題点に鑑みなされたも
のであり、 診療報酬点数コード等の診療報酬の対象と
なる行為を標準化した診療報酬請求用コードに基づいて
ICDコード等の個々の病名や術式を標準化した医療分
類用コードを自動的に求めることができる新規な医療用
コード変換装置を提供すると共に、逆に医療分類用コー
ドに基づいて診療報酬請求用コードを自動的に求めるこ
とができる新規な医療用コード変換装置を提供すること
を課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の医療用
コード変換装置は上記課題を解決するために、少なくと
も病名及び術式を夫々標準化した複数の医療分類用コー
ドを格納する第1記憶手段と、少なくとも診療報酬請求
の対象となる医療行為を夫々標準化した複数の診療報酬
請求用コードのうち、前記医療分類用コードへのコード
変換の対象として入力された一の診療報酬請求用コード
に対応する可能性のある一又は複数の医療分類用コード
を医療分類用コード候補として前記第1記憶手段から抽
出する抽出手段と、前記入力された一の診療報酬請求用
コードと所定の関連性を持つ関連情報に基づいて、前記
抽出された医療分類用コード候補の中から前記入力され
た一の診療報酬請求用コードに対応するものを選択する
選択手段とを備えたことを特徴とする。
【0010】請求項1に記載の医療用コード変換装置に
よれば、第1記憶手段には、予め、複数の医療分類用コ
ード(例えば、ICDコード等)が格納されている。こ
こで、複数の診療報酬請求用コード(例えば、診療報酬
点数コード等)のうち、医療分類用コードへのコード変
換の対象として、一の診療報酬請求用コードが入力され
る。この入力は、例えば、医師、事務員等によるコンピ
ュータのキーボードやマウスなどを用いた手動入力でも
よいし、過去に蓄積された多数の診療報酬請求用コード
が格納された記憶装置からのコンピュータによる読み取
り入力でもよい。すると、抽出手段により、この入力さ
れた一の診療報酬請求用コードに対応する可能性のある
一又は複数の医療分類用コードが、医療分類用コード候
補として、第1記憶手段から抽出される。そして、選択
手段により、この入力された一の診療報酬請求用コード
と所定の関連性を持つ関連情報(例えば、同一患者の電
子カルテ中の病名や術式に関する情報、同一患者につい
ての他の診療報酬請求コード、入力の際に特にコード変
換のために付加的に入力されたコード変換支援情報、診
療報酬請求用コードの記録手段上の格納位置情報など)
に基づいて、第1記憶手段から抽出された医療分類用コ
ード候補の中から、この入力された一の診療報酬請求用
コードに対応するものが選択される。即ち、対応する可
能性のある医療分類用コード候補が複数あっても、変換
対象たる診療報酬請求用コードにより示される医療行為
の詳細、他の医療行為等との関係から、或いは、変換対
象たる診療報酬請求用コードが入力された際に又はその
後に、付加的に入力されたコード変換支援情報等との関
係から(例えば、変換対象の診療報酬請求用コード及び
関連情報を入力とする予め設定された所定の論理式に従
って)、これら複数の候補から一つの或いはより少ない
数の候補に特定できる。尚、入力された一の診療報酬請
求用コードに対応する可能性のある医療分類用コード
が、一つしか無い場合には、選択手段により、無条件
に、この一つしかない医療分類用コードが選択されるよ
うにしてもよい。また、選択手段により一つの候補が特
定できずに複数の候補が選択される場合にも、少なくと
もより少ない数の候補に絞り込むことが出来る。
【0011】請求項2に記載の医療用コード変換装置
は、上述した請求項1に記載の医療用コード変換装置に
おいて、少なくとも病名及び術式を示す情報を含む電子
カルテ情報を格納する第2記憶手段を更に備えており、
前記抽出手段は、前記入力された一の診療報酬請求用コ
ードに対応する電子カルテ情報の少なくとも一部を前記
関連情報として前記第2記憶手段から更に抽出し、前記
選択手段は、該抽出された関連情報に基づいて、前記一
の診療報酬請求用コードに対応する候補を選択すること
を特徴とする。
【0012】請求項2に記載の医療用コード変換装置に
よれば、第2記憶手段には、電子カルテ情報が格納され
ている。ここで、医療分類用コードへのコード変換の対
象として一の診療報酬請求用コードが入力されると、抽
出手段により、この入力された一の診療報酬請求用コー
ドに対応する電子カルテ情報の少なくとも一部が、関連
情報として第2記憶手段から更に抽出される。そして、
選択手段により、この抽出された電子カルテ情報に基づ
いて、この入力された一の診療報酬請求用コードに対応
する候補が選択される。即ち、対応する可能性のある医
療分類用コード候補が複数あっても、例えば、同一のカ
ルテ(電子カルテ)や同一患者の最近のカルテ(電子カ
ルテ)中に存在する、変換対象たる診療報酬請求用コー
ドにより示される医療行為の詳細、他の医療行為等との
関係から、これら複数の候補から一つの候補に特定でき
るか、或いは、より少ない数の候補に絞り込める。この
ように、同一患者に関する病名や術式に関するヒントが
同一患者のカルテ中に存在する筈であるという前提を採
用することにより、選択手段における選択動作の負担を
軽減できる。
【0013】請求項3に記載された医療用コード変換装
置は、上述した請求項1に記載の医療用コード変換装置
において、前記複数の診療報酬請求用コードを格納する
第3記憶手段を更に備えており、前記抽出手段は、前記
入力された一の診療報酬請求用コードにより示される一
の医療行為と所定の関連性を持つ他の医療行為を示す一
又は複数の他の診療報酬請求用コードを前記関連情報と
して前記第3記憶手段から更に抽出し、前記選択手段
は、該抽出された他の診療報酬請求用コードに基づい
て、前記一の診療報酬請求用コードに対応する候補を選
択することを特徴とする。
【0014】請求項3に記載の医療用コード変換装置に
よれば、第3記憶手段には、予め複数の診療報酬請求用
コードが格納されている。ここで、医療分類用コードへ
のコード変換の対象として一の診療報酬請求用コードが
入力されると、抽出手段により、この入力された一の診
療報酬請求用コードにより示される一の医療行為と所定
の関連性を持つ他の医療行為を示す一又は複数の他の診
療報酬請求用コードが関連情報として第3記憶手段から
更に抽出される。そして、選択手段により、この抽出さ
れた他の診療報酬請求用コードに基づいて、この入力さ
れた一の診療報酬請求用コードに対応する候補が選択さ
れる。即ち、対応する可能性のある医療分類用コード候
補が複数あっても、例えば、変換対象たる診療報酬請求
用コードにより示される医療行為が行われた際に平行し
て或いは相前後して行われた他の医療行為等との関係か
ら、これら複数の候補から一つの候補に特定できるか、
或いは、より少ない数の候補に絞り込める。
【0015】請求項4に記載された医療用コード変換装
置は、上述した請求項1に記載の医療用コード変換装置
において、前記複数の診療報酬請求用コードを夫々対応
する前記医療分類用コードへコード変換するための複数
のコード変換支援情報を格納する第4記憶手段を更に備
えており、前記抽出手段は、前記入力された一の診療報
酬請求用コードのための一のコード変換支援情報を前記
第4記憶手段から更に抽出し、前記選択手段は、該抽出
された一のコード変換支援情報に基づいて、前記一の診
療報酬請求用コードに対応する候補を選択することを特
徴とする。
【0016】請求項4に記載の医療用コード変換装置に
よれば、第4記憶手段には、複数の診療報酬請求用コー
ドを夫々対応する医療分類用コードへコード変換するた
めの複数のコード変換支援情報が格納されている。ここ
で、医療分類用コードへのコード変換の対象として一の
診療報酬請求用コードが入力されると、抽出手段によ
り、この入力された一の診療報酬請求用コードのための
一のコード変換支援情報が関連情報として第4記憶手段
から更に抽出される。そして、選択手段により、この抽
出された一のコード変換支援情報に基づいて、この入力
された一の診療報酬請求用コードに対応する候補が選択
される。即ち、対応する可能性のある医療分類用コード
候補が複数あっても、コード変換専用に別途用意されて
おり第4記憶手段に格納されたコード変換支援情報との
関係から、これら複数の候補から一つの候補に特定でき
るか、或いは、より少ない数の候補に絞り込める。
【0017】請求項5に記載された医療用コード変換装
置は、上述した請求項1から4のいずれか一項に記載の
医療用コード変換装置において、前記複数の診療報酬請
求用コードを格納する第3記憶手段を更に備えており、
前記抽出手段は、前記複数の医療分類用コードのうち、
前記診療報酬請求用コードへのコード変換の対象として
入力された一の医療分類用コードに対応する可能性のあ
る一又は複数の診療報酬請求用コードを診療報酬請求用
コード候補として前記第3記憶手段から更に抽出し、前
記選択手段は、前記入力された一の医療分類用コードと
所定の関連性を持つ関連情報に基づいて、前記抽出され
た診療報酬請求用コード候補の中から前記入力された一
の医療分類用コードに対応するものを選択することを特
徴とする。
【0018】請求項5に記載の医療用コード変換装置に
よれば、第3記憶手段には、予め、複数の診療報酬請求
用コード(例えば、診療報酬点数コード等)が格納され
ている。ここで、複数の医療分類用コード(例えば、I
CDコード等)のうち、診療報酬請求用コードへのコー
ド変換の対象として、一の医療分類用コードが入力され
ると、抽出手段により、この入力された一の医療分類用
コードに対応する可能性のある一又は複数の診療報酬請
求用コードが、診療報酬請求用コード候補として、第3
記憶手段から抽出される。そして、選択手段により、こ
の入力された一の医療分類用コードと所定の関連性を持
つ関連情報に基づいて、第3記憶手段から抽出された診
療報酬請求用コード候補の中から、この入力された一の
医療分類用コードに対応するものが選択される。即ち、
請求項1から4の発明におけるコード変換だけでなく、
その逆変換を行うことが可能となる。
【0019】請求項6に記載された医療用コード変換装
置は、上述した請求項1から5のいずれか一項に記載の
医療用コード変換装置において、前記選択手段が、前記
入力された一の診療報酬請求用コードに対応する可能性
のある複数の候補を選択した場合に、該選択された複数
の候補のうちの一つの候補を外部指定可能な指定手段を
更に備えたことを特徴とする。
【0020】請求項6に記載の医療用コード変換装置に
よれば、入力された一の診療報酬請求用コードに対応す
る可能性のある候補が、選択手段により複数選択された
場合には、指定手段により、該選択された複数の候補の
うちの一つの候補が外部指定される。即ち、選択手段に
より一の候補に特定できない場合には、選択手段による
候補の絞り込みが行われた後に、指定手段により一つの
候補に特定される。このような指定手段としては、例え
ば、キーボード、マウス等が挙げられるが、好ましく
は、選択された複数の候補が選択可能なメニュー表示さ
れ、これらのうちからキーボード、マウス等により更に
所望の一つを指定できるように構成する。
【0021】請求項7に記載された医療用コード変換装
置は上記課題を解決するために、少なくとも病名及び術
式を夫々標準化した複数の医療分類用コードを格納する
第1記憶手段と、少なくとも診療報酬請求の対象となる
医療行為を夫々標準化した複数の診療報酬請求用コード
のうち一の診療報酬請求用コードを、前記医療分類用コ
ードへのコード変換の対象として入力すると共に、該一
の診療報酬請求用コードに対応する一の医療分類用コー
ドへコード変換するためのコード変換支援情報を入力す
る入力手段と、前記入力された一のコード変換支援情報
に基づいて、前記一の診療報酬請求用コードに対応する
前記一の医療分類用コードを選択する選択手段とを備え
たことを特徴とする。
【0022】請求項7に記載の医療用コード変換装置に
よれば、第1記憶手段には、少なくとも病名及び術式を
夫々標準化した複数の医療分類用コードが格納されてい
る。ここで、医療分類用コードへのコード変換の対象と
して一の診療報酬請求用コードが入力される。これと同
時に又は相前後して、この一の診療報酬請求用コードを
医療分類用コードへコード変換するためのコード変換支
援情報も入力される。この入力は、例えば、医師、事務
員等によるコンピュータのキーボードやマウスなどを用
いた手動入力でよい。そして、選択手段により、この入
力された一のコード変換支援情報に基づいて、この入力
された一の診療報酬請求用コードに対応する候補が選択
される。即ち、対応する可能性のある医療分類用コード
候補が複数あっても、コード変換専用に別途用意されて
おり入力手段から入力されたコード変換支援情報との関
係から、一の医療分類用コードを特定できるか、或い
は、より少ない数の候補に絞り込める。
【0023】請求項8に記載の医療用コード変換装置は
上記課題を解決するために、少なくとも診療報酬請求の
対象となる医療行為を夫々標準化した複数の診療報酬請
求用コードを格納する第3記憶手段と、少なくとも病名
及び術式を夫々標準化した複数の医療分類用コードのう
ち、前記診療報酬請求用コードへのコード変換の対象と
して入力された一の医療分類用コードに対応する可能性
のある一又は複数の診療報酬請求用コードを診療報酬請
求用コード候補として前記第3記憶手段から抽出する抽
出手段と、前記入力された一の医療分類用コードと所定
の関連性を持つ関連情報に基づいて、前記抽出された診
療報酬請求用コード候補の中から前記入力された一の医
療分類用コードに対応するものを選択する選択手段とを
備えたことを特徴とする。
【0024】請求項8に記載の医療用コード変換装置に
よれば、第3記憶手段には、予め、複数の診療報酬請求
用コード(例えば、診療報酬点数コード等)が格納され
ている。ここで、複数の医療分類用コード(例えば、I
CDコード等)のうち、診療報酬請求用コードへのコー
ド変換の対象として、一の医療分類用コードが入力され
ると、抽出手段により、この入力された一の医療分類用
コードに対応する可能性のある一又は複数の診療報酬請
求用コードが、診療報酬請求用コード候補として、第3
記憶手段から抽出される。そして、選択手段により、こ
の入力された一の医療分類用コードと所定の関連性を持
つ関連情報に基づいて、第3記憶手段から抽出された診
療報酬請求用コード候補の中から、この入力された一の
医療分類用コードに対応するものが選択される。即ち、
請求項1から8の発明におけるコード変換の逆変換が可
能となる。
【0025】請求項9に記載の医療用コード変換装置は
上記課題を解決するために、少なくとも病名及び術式を
夫々標準化した一の分類体系に属する複数の第1医療分
類用コードを格納する第1記憶手段と、少なくとも病名
及び術式を夫々標準化した他の分類体系に属する複数の
第2医療分類用コードのうち、前記第1医療分類用コー
ドへのコード変換の対象として入力された一の第2医療
分類用コードに対応する可能性のある一又は複数の第1
医療分類用コードを医療分類用コード候補として前記第
1記憶手段から抽出する抽出手段と、前記入力された一
の第2医療分類用コードと所定の関連性を持つ関連情報
に基づいて、前記抽出された医療分類用コード候補の中
から前記入力された一の第2医療分類用コードに対応す
るものを選択する選択手段とを備えたことを特徴とす
る。
【0026】請求項9に記載の医療用コード変換装置に
よれば、第1記憶手段には、予め、一の分類体系に属す
る複数の第1医療分類用コード(例えば、ICD9CM
コード等)が格納されている。ここで、他の分類体系に
属する複数の第2医療分類用コード(例えば、ICD1
0CMコード等)のうち、第1医療分類用コードへのコ
ード変換の対象として、一の第2医療分類用コードが入
力される。すると、抽出手段により、この入力された一
の第2医療分類用コードに対応する可能性のある一又は
複数の第1医療分類用コードが、医療分類用コード候補
として、第1記憶手段から抽出される。そして、選択手
段により、この入力された一の第2医療分類用コードと
所定の関連性を持つ関連情報(例えば、同一患者の電子
カルテ中の病名や術式に関する情報、同一患者について
の他の第1又は第2医療分類用コード、入力の際に特に
コード変換のために付加的に入力されたコード変換支援
情報、第1又は第2医療分類用コードの記録手段上の格
納位置情報など)に基づいて、第1記憶手段から抽出さ
れた医療分類用コード候補の中から、この入力された一
の第2医療分類用コードに対応するものが選択される。
【0027】請求項10に記載の医療用コード変換装置
は上記課題を解決するために、少なくとも病名及び術式
を夫々標準化した一の分類体系に属する複数の第1医療
分類用コードを格納する第1記憶手段と、少なくとも病
名及び術式を夫々標準化した他の分類体系に属する複数
の第2医療分類用コードのうち一の第2医療分類用コー
ドを、前記第1医療分類用コードへのコード変換の対象
として入力すると共に、該一の第2医療分類用コードに
対応する一の第1医療分類用コードへコード変換するた
めのコード変換支援情報を入力する入力手段と、前記入
力された一のコード変換支援情報に基づいて、前記一の
第2医療分類用コードに対応する前記一の第1医療分類
用コードを選択する選択手段とを備えたことを特徴とす
る。
【0028】請求項10に記載の医療用コード変換装置
によれば、第1記憶手段には、少なくとも病名及び術式
を夫々標準化した一の分類体系に属する複数の第1医療
分類用コードが格納されている。ここで、第1医療分類
用コードへのコード変換の対象として一の第2医療分類
用コードが入力される。これと同時に又は相前後して、
この一の第2医療分類用コードを第1医療分類用コード
へコード変換するためのコード変換支援情報も入力され
る。そして、選択手段により、この入力された一のコー
ド変換支援情報に基づいて、この入力された一の第2医
療分類用コードに対応する候補が選択される。
【0029】請求項11に記載の医療用コード変換装置
は上記課題を解決するために、少なくとも診療報酬請求
の対象となる医療行為を夫々標準化した一の分類体系に
属する複数の第1診療報酬請求用コードを格納する第1
記憶手段と、少なくとも診療報酬請求の対象となる医療
行為を夫々標準化した他の分類体系に属する複数の第2
診療報酬請求用コードのうち、前記第1診療報酬請求用
コードへのコード変換の対象として入力された一の第2
診療報酬請求用コードに対応する可能性のある一又は複
数の第1診療報酬請求用コードを診療報酬請求用コード
候補として前記第1記憶手段から抽出する抽出手段と、
前記入力された一の第2診療報酬請求用コードと所定の
関連性を持つ関連情報に基づいて、前記抽出された診療
報酬請求用コード候補の中から前記入力された一の第2
診療報酬請求用コードに対応するものを選択する選択手
段とを備えたことを特徴とする。
【0030】請求項11に記載の医療用コード変換装置
によれば、第1記憶手段には、予め、一の分類体系に属
する複数の第1診療報酬請求用コードが格納されてい
る。ここで、他の分類体系に属する複数の第2診療報酬
請求用コードのうち、第1診療報酬請求用コードへのコ
ード変換の対象として、一の第2診療報酬請求用コード
が入力される。すると、抽出手段により、この入力され
た一の第2診療報酬請求用コードに対応する可能性のあ
る一又は複数の第1診療報酬請求用コードが、診療報酬
請求用コード候補として、第1記憶手段から抽出され
る。そして、選択手段により、この入力された一の第2
診療報酬請求用コードと所定の関連性を持つ関連情報
(例えば、同一患者の電子カルテ中の病名や術式に関す
る情報、同一患者についての他の第1又は第2診療報酬
請求用コード、入力の際に特にコード変換のために付加
的に入力されたコード変換支援情報、第1又は第2診療
報酬請求用コードの記録手段上の格納位置情報など)に
基づいて、第1記憶手段から抽出された診療報酬請求用
コード候補の中から、この入力された一の第2診療報酬
請求用コードに対応するものが選択される。
【0031】請求項12に記載の医療用コード変換装置
は上記課題を解決するために、少なくとも診療報酬請求
の対象となる医療行為を夫々標準化した一の分類体系に
属する複数の第1診療報酬請求用コードを格納する第1
記憶手段と、少なくとも診療報酬請求の対象となる医療
行為を夫々標準化した他の分類体系に属する複数の第2
診療報酬請求用コードのうち一の第2診療報酬請求用コ
ードを、前記第1診療報酬請求用コードへのコード変換
の対象として入力すると共に、該一の第2診療報酬請求
用コードに対応する一の第1診療報酬請求用コードへコ
ード変換するためのコード変換支援情報を入力する入力
手段と、前記入力された一のコード変換支援情報に基づ
いて、前記一の第2診療報酬請求用コードに対応する前
記一の第1診療報酬請求用コードを選択する選択手段と
を備えたことを特徴とする。
【0032】請求項12に記載の医療用コード変換装置
によれば、第1記憶手段には、少なくとも診療報酬請求
の対象となる医療行為を夫々標準化した一の分類体系に
属する複数の第1診療報酬請求用コードが格納されてい
る。ここで、第1診療報酬請求用コードへのコード変換
の対象として一の第2診療報酬請求用コードが入力され
る。これと同時に又は相前後して、この一の第2診療報
酬請求用コードを第1診療報酬請求用コードへコード変
換するためのコード変換支援情報も入力される。そし
て、選択手段により、この入力された一のコード変換支
援情報に基づいて、この入力された一の第2診療報酬請
求用コードに対応する候補が選択される。
【0033】請求項13に記載の機械読み取り可能な媒
体は上記課題を解決するために、コンピュータによって
少なくとも診療報酬請求の対象となる医療行為を標準化
した診療報酬請求用コードを、少なくとも病名及び術式
を標準化した医療分類用コードに変換するためのプログ
ラムを記録した媒体であって、該プログラムは、コンピ
ュータに前記複数の医療分類用コードを第1記憶手段に
格納させ、前記複数の診療報酬請求用コードのうち、前
記医療分類用コードへのコード変換の対象として入力さ
れた一の診療報酬請求用コードに対応する可能性のある
一又は複数の医療分類用コードを医療分類用コード候補
として前記第1記憶手段から抽出させ、前記入力された
一の診療報酬請求用コードと所定の関連性を持つ関連情
報に基づいて、前記抽出された医療分類用コード候補の
中から前記入力された一の診療報酬請求用コードに対応
するものを選択させることを特徴とする。
【0034】請求項13に記載の機械読み取り可能な媒
体によれば、当該媒体をコンピュータに機械読み取りさ
せてプログラムを実行させれば、請求項1に記載の医療
用コード変換装置をコンピュータ上で実現することが出
来る。
【0035】請求項14に記載の機械読み取り可能な媒
体は上記課題を解決するために、コンピュータによって
少なくとも診療報酬請求の対象となる医療行為を標準化
した診療報酬請求用コードを、少なくとも病名及び術式
を標準化した医療分類用コードに変換するためのプログ
ラムを記録した媒体であって、該プログラムは、コンピ
ュータに前記複数の医療分類用コードを第1記憶手段に
格納させ、前記複数の診療報酬請求用コードのうち一の
診療報酬請求用コードを、前記医療分類用コードへのコ
ード変換の対象として入力させると共に、該一の診療報
酬請求用コードに対応する一の医療分類用コードへコー
ド変換するためのコード変換支援情報を入力させ、前記
入力された一のコード変換支援情報に基づいて、前記一
の診療報酬請求用コードに対応する前記一の医療分類用
コードを選択させることを特徴とする。
【0036】請求項14に記載の機械読み取り可能な媒
体によれば、当該媒体をコンピュータに機械読み取りさ
せてプログラムを実行させれば、請求項7に記載の医療
用コード変換装置をコンピュータ上で実現することが出
来る。
【0037】請求項15に記載の機械読み取り可能な媒
体は上記課題を解決するために、コンピュータによって
少なくとも病名及び術式を標準化した医療分類用コード
を、少なくとも診療報酬請求の対象となる医療行為を標
準化した診療報酬請求用コードに変換するためのプログ
ラムを記録した媒体であって、該プログラムは、コンピ
ュータに前記複数の診療報酬請求用コードを第3記憶手
段に格納させ、前記複数の医療分類用コードのうち、前
記診療報酬請求用コードへのコード変換の対象として入
力された一の医療分類用コードに対応する可能性のある
一又は複数の診療報酬請求用コードを診療報酬請求用コ
ード候補として前記第3記憶手段から抽出させ、前記入
力された一の医療分類用コードと所定の関連性を持つ関
連情報に基づいて、前記抽出された診療報酬請求用コー
ド候補の中から前記入力された一の医療分類用コードに
対応するものを選択させることを特徴とする。
【0038】請求項15に記載の機械読み取り可能な媒
体によれば、当該媒体をコンピュータに機械読み取りさ
せてプログラムを実行させれば、請求項8に記載の医療
用コード変換装置をコンピュータ上で実現することが出
来る。
【0039】本発明のこのような作用及び他の利得は次
に説明する実施の形態から明らかにされよう。
【0040】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0041】図1は、本発明の各実施の形態において用
いられる医療用コード変換装置の全体構成のブロック図
である。
【0042】図1において、医療用コード変換装置10
0は、CPU(中央演算装置)2、記憶装置4、記録媒
体読取装置6、入力装置8、表示装置10、プリンタ1
2及び通信装置14を備えて構成されている。
【0043】記憶装置4は、ハードディスク装置、RA
M(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memo
ry)等を備えて構成されている。記録媒体読取装置6
は、光ディスクドライブ、光磁気ディスクドライブ、フ
ロッピーディスクドライブ等を備えて構成されている。
入力装置8は、キーボード、マウス、入力ペン等を備え
て構成されている。表示装置10は、CRT(Cathode
Ray Tube)、LCD(Liquid Crystal Display)等を備
えて構成されている。プリンタ12は、レーザープリン
タ、インクジェットプリンタ等から構成されている。ま
た、通信装置14は、各種データを外部装置と通信回線
を介して相互にやり取りするためのモデム等を備えて構
成されている。
【0044】以下に説明する各実施の形態では、記録媒
体20に格納されたコンピュータプログラムを記録媒体
読取装置6から読み取らせて、医療用コード変換装置1
00に当該プログラムを実行させることにより、夫々の
変換動作を行うように構成されている。或いは、処理ス
ピード向上の観点からは、好ましくは、記憶装置4にプ
ログラムを一旦格納した後、医療用コード変換装置10
0にプログラムを実行させるようにするとよい。尚、こ
のような記録媒体20としては、DVD−ROM、CD
−ROM、光磁気ディスク、フロッピーディスク等の周
知の記録媒体であれば種類を問わない。但し、このよう
なプログラムを通信装置14により外部装置からダウン
ロードして、記憶装置4に一旦格納した後、これに従っ
てプログラムを実行するようにしてもよい。
【0045】尚、以下に説明する各実施の形態では、少
なくとも診療報酬請求の対象となる医療行為を夫々標準
化した複数の診療報酬請求用コードの一例として、前述
の診療報酬点数コードのうち“手術”の区分に属するコ
ードであるKコードを採用した場合について説明する。
このKコードは手術の詳細項目に対応しているために、
KコードからICDコードへの変換や、ICDコードか
らKコードへの変換は、以下に説明するように実用上比
較的効率良く行える。但し、このようなKコードに加え
て又は代えて、例えば、“処置”の区分に属するコード
であるJコード、“検査”の区分に属するコードである
Dコード、“注射”の区分に属するコードであるGコー
ドなどの診療報酬点数コードを用いても、以下に示す各
実施の形態における変換を行うことは可能である。更
に、このような診療報酬点数コードに加えて又は代え
て、将来的に提案される新体系の診療報酬請求用コード
を用いても、以下に示す各実施の形態における変換を行
うことは可能である。更に、例えば、前述したICD9
CMコードとICD10CMコードというように相異な
るバージョン間でコード変換や逆変換を行なったり、将
来的に提案される2種類の全く相異なる医療分類用コー
ド間でコード変換や逆変換を行ったり、2種類の診療報
酬請求用コード間でコード変換や逆変換を行うことも可
能である。
【0046】(第1の実施の形態)第1の実施の形態を
図1から図4を参照して説明する。
【0047】本実施の形態では、図2に示すように、図
1の記憶装置4の一例たる記憶装置4aは、少なくとも
病名及び術式を夫々標準化した複数の医療分類用コード
の一例としてのICDコードを格納するICDコードフ
ァイル101を有する。そして、CPU2は、複数の診
療報酬請求用コードの一例として前述の診療報酬点数コ
ードにおける“手術”の区分のコードであるKコードの
うち、ICDコードへのコード変換の対象として入力さ
れた一のKコードに対応する可能性のある一又は複数の
ICDコードをICDコード候補として、記憶装置4か
ら抽出する抽出手段201aを有する。更に、CPU2
は、入力された一のKコードと所定の関連性を持つ関連
情報に基づいて、抽出されたICDコード候補の中か
ら、入力された一のKコードに対応するものを選択する
選択手段202aを有する。
【0048】本実施の形態では特に、図2に示すよう
に、記憶装置4は、第2記憶手段の一例をも構成してお
り、少なくとも病名及び術式を示す情報を含む電子カル
テ情報を格納する電子カルテファイル102を有する。
そして、抽出手段201aはプログラムにしたがって、
入力装置8若しくは記録媒体読取装置6又は通信装置1
4から、コード変換の対象として入力された一のKコー
ドに対応する電子カルテ情報の少なくとも一部を、関連
情報として記憶装置4から更に抽出するように構成され
ている。更に、選択手段202aはプログラムにしたが
って、該抽出された電子カルテ情報に基づいて、コード
変換の対象として入力された一のKコードに対応する一
又はより少ない数のICDコード候補を選択するように
構成されている。
【0049】図3に第1の実施の形態におけるコード変
換を概念的に示す。
【0050】図3において、電子カルテEM1には、各
種の医療行為A、医療行為B、…に対し、Kコード30
0が夫々付されている。ここで、例えば、医療行為Aに
対応するKコード××××をICDコードへ変換する際
には、電子カルテEM1に含まれる病名情報(何らかの
コード体系によりコード化されたコード情報、病名を文
字で示すテキスト情報等)、病気の進行状況や等級、体
温・血圧等の各種測定データ、年齢・性別、特異体質等
が関連情報310として用いられて、後述の方法により
病名や術式を示すICDコード400にコード変換され
て、電子カルテEM2中に記述される。尚、この場合、
電子カルテEM1中の変換対象たる一のKコード以外の
Kコードを、当該一のKコードを変換する際に用いる関
連情報300に含めてもよい。また、変換後のICDコ
ード400を、電子カルテ中に記述してもよいし、他の
フォーマットで出力したり、各種の統計処理用にデータ
ベース化してもよい。
【0051】第1の実施の形態の動作を図4のフローチ
ャートを参照して説明する。
【0052】図4において、ICDコードファイル10
1及び電子カルテファイル102には、予め、ICDコ
ード及び電子カルテ情報が格納されている。
【0053】ここで、ICDコードへのコード変換の対
象として、一のKコードが入力される(ステップS
1)。この入力は、例えば、医師、事務員等による入力
装置8を用いた手動入力でもよいし、過去に蓄積された
多数のKコードが格納された記憶装置4又は記録媒体2
0等からの読み取り入力でもよい。或いは、このような
過去に蓄積された多数のKコードの、外部装置から通信
装置14を介しての入力でもよい。すると、抽出手段2
01aにより、この入力された一のKコードに対応する
可能性のある一又は複数のICDコードが、ICDコー
ド候補として、記憶装置4から抽出される(ステップS
2)。ここで、一のKコードに対応する可能性のある一
又は複数のICDコードは、予め記録媒体20に記録さ
れたプログラム内にテーブル化しておくとよい。
【0054】次に、この抽出されたICDコード候補の
数が1つであるか複数であるかがCPUにより判定され
る(ステップS3)。この判定で、候補が一つしかなけ
れば(ステップS3:YES)、この候補を確定候補と
して、記録装置に格納し(ステップS4)、当該コード
変換処理を終了する。
【0055】他方、この判定で、候補が複数あれば(ス
テップS3:NO)、抽出手段201aにより、この入
力された一のKコードと所定の関連性を持つ関連情報と
して、例えば、同一患者の電子カルテ中の病名や術式に
関する情報が記憶装置4から抽出される(ステップS
5)。ここで、一のKコードに関連する電子カルテ中の
情報としては、一のKコードに係る内科、小児科等の科
が同一である電子カルテに記述された情報や、同一の電
子カルテ内に記述された情報や、同一日や近接した日に
係る電子カルテ中の情報など、各種の関連性の高い電子
カルテ情報が考えられるが、どのような関連のものを、
ここにいう“関連性を持つ”とするかは、全てのKコー
ドについて共通に又は各Kコードについて個別に若しく
は属性によるグループ毎に予めテーブル化しておき、プ
ログラムに組み込んでおくようにするとよい。
【0056】そして、この抽出された電子カルテ情報に
基づいて、 ICDコードファイル101から抽出され
たICDコード候補の中から、この入力された一のKコ
ードに対応するものが選択される(ステップS6)。こ
こでは例えば、電子カルテ中に記録されており、コード
変換対象であるKコードにより示される医療行為の詳細
を示すコード化又はテキスト化された電子カルテ情報の
一部とコード変換対象のKコードとを入力とする予め設
定された所定の論理式に従って、これら複数の候補から
一つの候補を特定するか或いは少なくとも候補の数を絞
り込む。この際、各Kコード毎に、対応するICDコー
ドを定めるために必要な情報をリストアップしたファイ
ルたるICDコード決定支援ファイル110を記憶装置
4a中に予め用意しておき、コード変換の対象である個
々のKコードについて、このファイルを参照して、リス
トアップされた情報中の特定の情報が当該電子カルテ中
に一つ又は特定の組み合わせとして複数存在した場合に
は、特定のICDコードに対応する旨を定めた規則(論
理式)を予めプログラムに組み込んでおけばよい。より
具体的には、例えば、“脾臓を摘出する”という医療行
為に対するKコードは一つであるのに対し、ICDコー
ドは複数(細分類)されているため、“脾臓を摘出す
る”という医療行為に関連付けて、特定の処置(ex.
インシュリン投与)や特定の器材を使用した旨の関連情
報(コード化された関連情報、項目分けされた関連情
報、テキストで示される関連情報等)を、ICDコード
決定支援ファイル110中にリストアップしておく。そ
して、このKコードに加えてそのような関連情報を入力
すると所定の論理式により、ICDコードを定めること
が出来る。
【0057】次に、この選択されたICDコード候補の
数が1つであるか複数であるかがCPU2により更に判
定される(ステップS7)。この判定で、候補が一つで
あれば(ステップS7:YES)、この候補を確定候補
として、記録装置に格納する(ステップS4)。他方、
この判定で、候補が複数あれば(ステップS7:N
O)、これらの候補が表示装置10の画面上にメニュー
表示される(ステップS8)。このメニュー画面上で、
候補となるコードのみを表示したのでは、各候補の内容
を理解するのは困難であるので、各ICDコード候補に
対し、日本語又は英語等のテキストデータによる病名、
術式等或いは内容説明文を付加しておくとよい。このよ
うなメニュー表示を見た医師等の操作者による、どれか
一つを指定する旨の外部指定入力が入力装置8を介して
実行されるのを待つ(ステップS9)。外部指定入力が
実行されると(ステップS9:YES)、この外部指定
された候補が確定候補とされて、記憶装置4に格納され
(ステップS4)、当該コード変換処理を終了する。こ
のようにステップS7乃至S9において、CPU2によ
り候補の絞り込みを行なった後に入力装置8により一つ
の候補を外部指定するので、絞り込みが行われずに、従
来のように、対応する可能性がある多数のICDの中か
ら一つを外部指定するよりも遙かに指定作業の手間及び
時間を低減できる。
【0058】以上のように本実施の形態によれば、変換
対象たるKコードにより示される医療行為が記載された
のと同一のカルテ(電子カルテ)や同一患者の最近のカ
ルテ(電子カルテ)中に存在する関連情報との関係か
ら、対応関係が一対一ではないKコードからICDコー
ドへの変換を自動的に行うことが出来る。
【0059】このように、電子カルテ情報を活用するこ
とにより、即ち、同一患者に関する病名や術式に関する
ヒントが同一患者のカルテ中に存在する筈であるという
前提を採用することにより、CPU2における選択動作
の負担を軽減でき、KコードからICDコードへの変換
を比較的効率良く自動的に行うことが出来る。しかも、
このような電子カルテ情報は、当該コード変換とは関係
なく、既に使用されている既存のものを利用できる観点
からも、本実施の形態は、実践上大変有利である。
【0060】(第2の実施の形態)第2の実施の形態を
図1、図5から図7を参照して説明する。
【0061】本実施の形態では、図5に示すように、図
1の記憶装置4の一例たる記憶装置4bは、少なくとも
病名及び術式を夫々標準化した複数の医療分類用コード
の一例としてのICDコードを格納するICDコードフ
ァイル101を有する。そして、CPU2は、少なくと
も診療報酬請求の対象となる医療行為を夫々標準化した
複数の診療報酬請求用コードの一例としてのKコードの
うち、ICDコードへのコード変換の対象として入力さ
れた一のKコードに対応する可能性のある一又は複数の
ICDコードをICDコード候補として、記憶装置4か
ら抽出する抽出手段201bを有する。更に、CPU2
は、入力された一のKコードと所定の関連性を持つ関連
情報に基づいて、抽出されたICDコード候補の中か
ら、入力された一のKコードに対応するものを選択する
選択手段202bを有する。
【0062】本実施の形態では特に、図8に示すよう
に、記憶装置4は、第3記憶手段の一例をも構成してお
り、複数のKコードを格納するKコードファイル103
を有する。そして、抽出手段201bはプログラムにし
たがって、入力装置8若しくは記録媒体読取装置6又は
通信装置14から、コード変換の対象として入力された
一のKコードにより示される一の医療行為と所定の関連
性を持つ他の医療行為を示す一又は複数の他のKコード
を、関連情報としてKコードファイル103から更に抽
出するように構成されている。更に、選択手段202b
はプログラムにしたがって、該抽出された他のKコード
に基づいて、コード変換の対象として入力された一のK
コードに対応する一又はより少ない数のICDコード候
補を選択するように構成されている。
【0063】図6に第2の実施の形態におけるコード変
換を概念的に示す。
【0064】図6に示すように、本実施の形態の場合に
は、変換対象として例えば同一の患者に係る複数のKコ
ードが存在することが前提となる。ここで、例えば、医
療行為Aに対応するKコード××××をICDコードへ
変換する際には、この医療行為Aに対応するKコード×
×××以外の、例えば、医療行為B、医療行為C、…に
対応するKコードが関連情報として用いられて、後述の
方法により病名や術式を示すICDコード400にコー
ド変換される。尚、この場合にも、変換後のICDコー
ド400を、電子カルテ中に記述してもよいし、他のフ
ォーマットで出力したり、各種の統計処理用にデータベ
ース化してもよい。
【0065】第2の実施の形態の動作を図7のフローチ
ャートを参照して説明する。尚、図7においては、図4
と同じステップに対しては、同じステップ番号を付し、
その説明は省略する。
【0066】図7において、ICDコードファイル10
1及びKコードファイル103には、予め、ICDコー
ド及びKコードが格納されており、先ずステップS1か
らS3が第1の実施の形態の場合と同様に行われる。
【0067】ステップS3において、候補が複数ある場
合(ステップS3:NO)、コード変換対象として入力
された一のKコードにより示される一の医療行為と所定
の関連性を持つ他の医療行為を示す一又は複数の他のK
コードが関連情報としてKコードファイル103から更
に抽出される(ステップS15)。ここで、一のKコー
ドに関連する他のKコードとしては、一のKコードに係
る内科、小児科等の科が同一である電子カルテに記述さ
れたKコードや、同一の電子カルテ内に記述されたKコ
ードや、同一日や近接した日に係るKコードなど、各種
の関連性の高いKコードが考えられるが、どのような関
連のものを、ここにいう“関連性を持つ”とするかは、
全てのKコードについて共通に又は各Kコードについて
個別に若しくは属性によるグループ毎に予めテーブル化
しておき、プログラムに組み込んでおくようにするとよ
い。そして、選択手段201cにより、この抽出された
他のKコードに基づいて、コード変換の対象として入力
された一のKコードに対応する候補が選択される(ステ
ップS16)。即ち、対応する可能性のあるICDコー
ド候補が複数あっても、例えば、変換対象たるKコード
により示される医療行為が行われた際に平行して又は相
前後して行われた他の医療行為等との関係から、これら
複数の候補から一つ又はより少ない数の候補に特定でき
る。より具体的には、複数のKコードの組み合わせパタ
ーンを入力とする予め設定された所定の論理式に従っ
て、これら複数の候補から一つの候補を特定するか或い
は少なくとも候補の数を絞り込む。この際、例えば、各
Kコード毎に、対応するICDコードを定めるために必
要な他の複数のKコードをリストアップしたファイルた
るICDコード決定支援ファイル110bを予め用意し
ておき、コード変換の対象であ個々のKコードについ
て、このファイルを参照して、リストアップされた複数
のKコードの中に、特定のKコードが一つ又は特定の組
み合わせとして複数存在した場合に、特定のICDコー
ドに対応する旨を定めた規則(論理式)を予めプログラ
ムに組み込んでおけばよい。
【0068】そして、ステップS7以降が第1の実施の
形態の場合と同様に行われる。
【0069】以上のように本実施の形態によれば、変換
対象たるKコード以外のKコードとの関係から、対応関
係が一対一ではないKコードからICDコードへの変換
を自動的に行うことが出来る。
【0070】このように、他のKコードを活用すること
により、CPU2における選択動作の負担を軽減でき、
KコードからICDコードへの変換を比較的効率良く自
動的に行うことが出来る。しかも、このような変換対象
たる一のKコードは、他のKコードを変換する際には、
関連情報としても機能する。従って、例えば、過去にお
ける同一カルテや同一患者に係る多数のKコードをまと
めて変換する際に、これら多数の情報を相互に関連情報
として活用することにより、多数のKコードからなるコ
ード群を多数のICDコードからなるコード群に変換で
きるので効率が良い。
【0071】(第3の実施の形態)第3の実施の形態を
図1、図8から図10を参照して説明する。
【0072】本実施の形態では、図8に示すように、図
1の記憶装置4の一例たる記憶装置4cは、少なくとも
病名及び術式を夫々標準化した複数の医療分類用コード
の一例としてのICDコードを格納するICDコードフ
ァイル101を有する。そして、CPU2は、少なくと
も診療報酬請求の対象となる医療行為を夫々標準化した
複数の診療報酬請求用コードの一例としてのKコードの
うち、ICDコードへのコード変換の対象として入力さ
れた一のKコードに対応する可能性のある一又は複数の
ICDコードをICDコード候補として、記憶装置4か
ら抽出する抽出手段201cを有する。更に、CPU2
は、入力された一のKコードと他のKコードに基づい
て、抽出されたICDコード候補の中から、入力された
一のKコードに対応するものを選択する選択手段202
cを有する。
【0073】本実施の形態では特に、図8に示すよう
に、記憶装置4は、第4記憶手段の一例をも構成してお
り、複数のKコードを夫々対応する医療分類用コードへ
コード変換するための複数のコード変換支援情報を格納
するコード変換支援ファイル104を有する。そして、
抽出手段201cはプログラムにしたがって、入力装置
8若しくは記録媒体読取装置6又は通信装置14から、
コード変換の対象として入力された一のKコードのため
の一のコード変換支援情報を、関連情報としてコード変
換支援ファイル104から更に抽出するように構成され
ている。更に、選択手段202cはプログラムにしたが
って、該抽出された一のコード変換支援情報に基づい
て、コード変換の対象として入力された一のKコードに
対応する候補を選択するように構成されている。
【0074】図9に第3の実施の形態におけるコード変
換を概念的に示す。
【0075】図9に示すように、本実施の形態の場合に
は、変換対象となる各Kコード300に対して夫々、コ
ード変換支援情報320が付与されている。このような
コード変換支援情報320は、Kコード300を電子カ
ルテ等に記述する際に、医師等の操作者が入力するよう
にしてもよいし、当該コード変換処理を別途行う場合に
は、当該コード変換処理を行う際に入力してもよい。こ
のように、一対をなすKコード300とコード変換支援
情報320とから、各Kコード300がICDコード4
00にコード変換される。尚、この場合にも、変換後の
ICDコード400を、電子カルテ中に記述してもよい
し、他のフォーマットで出力したり、各種の統計処理用
にデータベース化してもよい。
【0076】第3の実施の形態の動作を図10のフロー
チャートを参照して説明する。尚、図7においては、図
4と同じステップに対しては、同じステップ番号を付
し、その説明は省略する。
【0077】図10において、ICDコードファイル1
01及びコード変換支援ファイル104には、予め、I
CDコード及びコード変換支援情報が格納されており、
先ずステップS1からS3が第1の実施の形態の場合と
同様に行われる。
【0078】ステップS3において、候補が複数ある場
合(ステップS3:NO)、コード変換対象として入力
された一のKコードのための一のコード変換支援情報が
関連情報としてコード変換支援ファイル104から更に
抽出される(ステップS25)。そして、CPU2によ
り、この抽出された一のコード変換支援情報に基づい
て、コード変換の対象として入力された一のKコードに
対応する候補が選択される(ステップS26)。
【0079】即ち、対応する可能性のあるICDコード
候補が複数あっても、コード変換専用に別途用意されて
おりコード変換支援ファイル104に格納されたコード
変換支援情報との関係から、これら複数の候補から一つ
の候補に特定できる。より具体的には、Kコードとコー
ド変換支援情報の組み合わせパターンを入力とする予め
設定された所定の論理式に従って、これら複数の候補か
ら一つの候補を特定するか或いは少なくとも候補の数を
絞り込む。この際、例えば、各Kコード毎に、対応する
ICDコードを定めるために必要なコード変換支援情報
をリストアップしたファイルであるICDコード決定支
援ファイル110c(図8参照)を予め用意しておき、
コード変換の対象であるKコードについて、このファイ
ルを参照して、リストアップされた複数のコード変換支
援情報の中に、特定のコード変換支援情報が一つ又は特
定の組み合わせとして複数存在した場合に、特定のIC
Dコードに対応する旨を定めた規則(論理式)を予めプ
ログラムに組み込んでおけばよい。
【0080】そして、ステップS7以降が第1の実施の
形態の場合と同様に行われる。
【0081】以上のように本実施の形態によれば、コー
ド変換専用のコード変換支援情報との関係から、 CP
U2における選択動作の負担を軽減しつつ、対応関係が
一対一ではないKコードからICDコードへの変換を比
較的効率良く自動的に行うことが出来る。
【0082】(第4の実施の形態)第4の実施の形態を
図1及び図11を参照して説明する。
【0083】本実施の形態では、第1記憶手段の一例を
構成する記憶装置4は、少なくとも病名及び術式を夫々
標準化した複数の医療分類用コードの一例としてのIC
Dコードを格納する。そして、入力手段を構成する入力
装置4は、少なくとも診療報酬請求の対象となる医療行
為を夫々標準化した複数の診療報酬請求用コードの一例
としてのKコードを、ICDコードへのコード変換の対
象として入力可能に構成されており、更に、該一のKコ
ードに対応する一のICDコードへコード変換するため
のコード変換支援情報を入力可能に構成されている。更
に、選択手段の一例を構成するCPU2はプログラムに
したがって、入力された一のコード変換支援情報に基づ
いて、入力された一のKコードに対応する一のICDコ
ードを選択するように構成されている。
【0084】第4の実施の形態の動作を図11のフロー
チャートを参照して説明する。尚、図10においては、
図4と同じステップに対しては、同じステップ番号を付
し、その説明は省略する。
【0085】図11において、記憶装置4には、予め、
ICDコード及びコード変換支援情報が格納されてお
り、先ずステップS1において、コード変換対象たるK
コードと共に、当該KコードをICDコードにコード変
換するためのコード変換支援情報が入力される(ステッ
プS31)。この入力は、例えば、医師、事務員等によ
る入力装置8のキーボードやマウスなどを用いた手動入
力でよい。そして、この入力されたコード変換支援情報
は、入力された各Kコードに紐付けられた形で記憶装置
4等に格納される。その後、ステップS2からS3が第
1の実施の形態の場合と同様に行われる。
【0086】ステップS3において、候補が複数ある場
合(ステップS3:NO)、CPU2により、ステップ
S31で付加的に入力されたコード変換支援情報に基づ
いて、コード変換の対象として入力された一のKコード
に対応する候補が選択される(ステップS36)。即
ち、対応する可能性のあるICDコード候補が複数あっ
ても、コード変換専用に別途用意されており入力装置8
から入力され、記憶装置4等に格納されたコード変換支
援情報との関係から、これら複数の候補から一つの候補
に特定できる。
【0087】そして、ステップS7以降が第1の実施の
形態の場合と同様に行われる。
【0088】以上のように本実施の形態によれば、コー
ド変換専用のコード変換支援情報との関係から、 CP
U2における選択動作の負担を軽減しつつ、対応関係が
一対一ではないKコードからICDコードへの変換を比
較的効率良く自動的に行うことが出来る。
【0089】尚、本実施の形態においては、コード変換
の対象であるコードを入力するときに、コード変換支援
情報も入力することとしたが、ICDコードの候補の選
択(ステップS36)の前の段階であれば、どこで、こ
のようなコード変換支援情報を入力するように構成して
もよい。更に、一旦ICDコード候補の選択が行われて
候補が一つに定まらなかった場合に(ステップS7:N
O)、再度、コード変換支援情報を入力する機会を与え
るようにプログラムを設計してもよい。
【0090】(第5の実施の形態)第5の実施の形態を
図1を参照して説明する。
【0091】本実施の形態では、第1記憶手段の一例を
構成する記憶装置4は、少なくとも病名及び術式を夫々
標準化した複数の医療分類用コードの一例としてのIC
Dコードを格納する。そして、抽出手段の一例を構成す
るCPU2は、少なくとも診療報酬請求の対象となる医
療行為を夫々標準化した複数の診療報酬請求用コードの
一例としてのKコードのうち、ICDコードへのコード
変換の対象として入力された一のKコードに対応する可
能性のある一又は複数のICDコードをICDコード候
補として、記憶装置4から抽出する。更に、選択手段の
一例を構成するCPU2は、入力された一のKコードと
他のKコードに基づいて、抽出されたICDコード候補
の中から、入力された一のKコードに対応するものを選
択する。
【0092】本実施の形態では特に、記憶装置4は、第
3記憶手段の一例をも構成しており、予め複数のKコー
ドを格納する。CPU2はプログラムにしたがって、複
数のICDコードのうち、Kコードへのコード変換の対
象として入力された一のICDコードに対応する可能性
のある一又は複数のKコードをKコード候補として記憶
装置4から更に抽出する。更にCPU2はプログラムに
したがって、コード変換対象として入力された一のIC
Dコードと所定の関連性を持つ関連情報に基づいて、該
抽出されたKコード候補の中からコード変換対象として
入力された一のICDコードに対応するものを選択する
ように構成されている。即ち、本実施の形態は、Kコー
ドからICDコードへの変換だけでなく、ICDコード
からKコードへの変換(逆変換)をも自動的に行うこと
が出来る。
【0093】尚、本実施の形態では、KコードとICD
コードとの間で、両方向の変換が可能であるとして説明
したが、KコードからICDコードへ変換するプログラ
ム部分を削除すれば、ICDコードからKコードへの変
換のみが可能な装置を構築することができる。また、各
実施の形態において、KコードからICDコードへの変
換を説明しているが、同様にICDコードからKコード
への変換をも併せて又は単独で実行できるようにCPU
2を制御するプログラムを変更してもよい。
【0094】また、各実施の形態において、コード変換
の対象たるKコードやICDコードは、統計処理を目的
として、過去に蓄積された膨大な量のコード情報であっ
てもよいし、或いは、臨床の場でリアルタイムに又はコ
ード変換作業の際にリアルタイムに入力されるコード情
報であってもよい。
【0095】また、以上説明した第1から第5の実施の
形態を適宜組み合わせて、例えば、図4等のステップS
7で候補が複数あると判定された場合に、メニュー表示
をするのに代えて又は加えて、コード変換支援情報を入
力させるように、医療用コード変換装置100を構成し
てもよい。
【0096】更にまた、以上説明した第1から第5の実
施の形態では、ICDコード等の医療分類用コードとK
コード等の診療報酬請求用コードとの間における変換を
行うようにしたが、例えば、ICD9CMコードとIC
D10CMコードとの間における変換のように二種類の
医療分類用コード間でも、或いは、二種類の診療報酬請
求用コード間でも、 上述のように関連情報に基づいて
或いはコード変換支援情報を用いて変換を効率良く行う
ことが可能である。この場合、二種類の医療分類用コー
ド間や二種類の診療報酬請求用コード間では、対応関係
が基本的に良いので、本発明により比較的容易にコード
変換できる。
【0097】以上詳細に説明したように、本実施の形態
の医療用コード変換装置100によれば、我国のように
診療報酬請求用の診療請求点数コードのみが標準化され
ている国であっても、比較的簡単に、ICDコード等を
標準化コード(患者基本情報)として利用できるように
なるので大変便利である。更に、過去に蓄積された診療
請求点数コードに基づいて過去における病名や術式のI
CDコード等を用いた標準化も可能となる。そして、こ
のように病名及び術式が標準化されれば、客観的に何を
対象として医療を行ったのか、どんな医療を行ったのか
が全病院を通じて明らかになる。例えば、細かな病名毎
の死亡率、治癒率、コスト等を客観的に分析することも
可能となり、医療の向上に大きく貢献できる。
【0098】
【発明の効果】請求項1に記載の医療用コード変換装置
によれば、入力された一の診療報酬請求用コードに対応
する可能性のある一又は複数の医療分類用コードを医療
分類用コード候補として抽出し、これらの候補の中か
ら、入力された一の診療報酬請求用コードと所定の関連
性を持つ関連情報に基づいて、入力された一の診療報酬
請求用コードに対応するものを選択するので、一般に対
応関係が一対一ではない診療報酬請求用コードから医療
分類用コードへの変換を自動的に行うことが出来る。
【0099】請求項2に記載の医療用コード変換装置に
よれば、電子カルテ情報に基づいて、入力された一の診
療報酬請求用コードに対応する候補を選択するので、診
療報酬請求用コードから医療分類用コードへの変換を比
較的効率良く自動的に行うことが出来る。しかも、この
ような電子カルテ情報は、当該コード変換とは関係な
く、既に使用されている既存のものを利用できる観点か
らも大変効率が良いと言える。
【0100】請求項3に記載の医療用コード変換装置に
よれば、他の診療報酬請求用コードに基づいて、入力さ
れた一の診療報酬請求用コードに対応する候補を選択す
るので、診療報酬請求用コードから医療分類用コードへ
の変換を比較的効率良く自動的に行うことが出来る。
【0101】請求項4に記載の医療用コード変換装置に
よれば、コード変換支援情報に基づいて、入力された一
の診療報酬請求用コードに対応する候補を選択するの
で、診療報酬請求用コードから医療分類用コードへの変
換を比較的効率良く自動的に行うことが出来る。
【0102】請求項5に記載の医療用コード変換装置に
よれば、診療報酬請求用コードから医療分類用コードへ
の変換だけでなく、医療分類用コードから診療報酬請求
用コードへの変換(逆変換)をも自動的に行うことが出
来る。
【0103】請求項6に記載の医療用コード変換装置に
よれば、選択手段により候補の絞り込みを行なった後
に、指定手段により一つの候補を外部指定するので、絞
り込みが行われずに対応する可能性がある多数の医療分
類用コードの中から一つを外部指定するよりも遙かに指
定作業の手間及び時間を低減できる。即ち、半自動で、
コード変換を効率良く行える。
【0104】請求項7に記載の医療用コード変換装置に
よれば、一の診療報酬請求用コードと共に、コード変換
支援情報をも入力するようにしたので、選択手段におけ
る選択動作の負担を軽減でき、診療報酬請求用コードか
ら医療分類用コードへの変換を比較的効率良く自動的に
行うことが出来る。
【0105】請求項8に記載の医療用コード変換装置に
よれば、一般に対応関係が一対一ではない医療分類用コ
ードから診療報酬請求用コードへの変換(逆変換)を自
動的に行うことが出来る。
【0106】請求項9に記載の医療用コード変換装置に
よれば、入力された一の第2医療分類用コードに対応す
る可能性のある一又は複数の第1医療分類用コードを医
療分類用コード候補として抽出し、これらの候補の中か
ら、入力された一の第2医療分類用コードと所定の関連
性を持つ関連情報に基づいて、入力された一の第2医療
分類用コードに対応するものを選択するので、一般に対
応関係が一対一ではない相異なる分類体系に属する第2
医療分類用コードから第1医療分類用コードへの変換を
自動的に行うことが出来る。
【0107】請求項10に記載の医療用コード変換装置
によれば、一の第2医療分類用コードと共に、コード変
換支援情報をも入力するようにしたので、選択手段にお
ける選択動作の負担を軽減でき、相異なる分類体系に属
する第2医療分類用コードから第1医療分類用コードへ
の変換を比較的効率良く自動的に行うことが出来る。
【0108】請求項11に記載の医療用コード変換装置
によれば、入力された一の第2診療報酬請求用コードに
対応する可能性のある一又は複数の第1診療報酬請求用
コードを診療報酬請求用コード候補として抽出し、これ
らの候補の中から、入力された一の第2診療報酬請求用
コードと所定の関連性を持つ関連情報に基づいて、入力
された一の第2診療報酬請求用コードに対応するものを
選択するので、一般に対応関係が一対一ではない相異な
る分類体系に属する第2診療報酬請求用コードから第1
診療報酬請求用コードへの変換を自動的に行うことが出
来る。
【0109】請求項12に記載の医療用コード変換装置
によれば、一の第2診療報酬請求用コードと共に、コー
ド変換支援情報をも入力するようにしたので、選択手段
における選択動作の負担を軽減でき、相異なる分類体系
に属する第2診療報酬請求用コードから第1診療報酬請
求用コードへの変換を比較的効率良く自動的に行うこと
が出来る。
【0110】請求項13に記載の機械読み取り可能な媒
体によれば、請求項1に記載の医療用コード変換装置を
コンピュータ上で実現することが出来る。
【0111】請求項14に記載の機械読み取り可能な媒
体によれば、請求項7に記載の医療用コード変換装置を
コンピュータ上で実現することが出来る。
【0112】請求項15に記載の機械読み取り可能な媒
体によれば、請求項8に記載の医療用コード変換装置を
コンピュータ上で実現することが出来る。
【0113】以上の結果、本発明により、我国医療業界
において、診療報酬点数コード等の診療報酬請求用コー
ドとICDコード等の医療分類用コードとの効率の良い
併用を可能ならしめる医療用コード変換装置を実現でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 各実施の形態の医療用コード変換装置の全体
構成を示すブロック図である。
【図2】 第1の実施の形態の医療用コード変換装置の
要部構成を示すブロック図である。
【図3】 第1の実施の形態におけるコード変換の概念
図である。
【図4】 第1の実施の形態における動作を示すフロー
チャートである。
【図5】 第2の実施の形態の医療用コード変換装置の
要部構成を示すブロック図である。
【図6】 第2の実施の形態におけるコード変換の概念
図である。
【図7】 第2の実施の形態における動作を示すフロー
チャートである。
【図8】 第3の実施の形態の医療用コード変換装置の
要部構成を示すブロック図である。
【図9】 第3の実施の形態におけるコード変換の概念
図である。
【図10】 第3の実施の形態における動作を示すフロ
ーチャートである。
【図11】 第4の実施の形態における動作を示すフロ
ーチャートである。
【符号の説明】
2…CPU 4…記憶装置 6…記録媒体読取装置 8…入力装置 10…表示装置 12…プリンタ 20…記録媒体 100…医療用コード変換装置 101…ICDコードファイル 102…電子カルテファイル 103…診療報酬点数コードファイル 104…コード変換支援ファイル 300…診療報酬点数コード 310…関連情報 320…コード変換支援情報 400…ICDコード
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 17/60

Claims (15)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも病名及び術式を夫々標準化し
    た複数の医療分類用コードを格納する第1記憶手段と、 少なくとも診療報酬請求の対象となる医療行為を夫々標
    準化した複数の診療報酬請求用コードのうち、前記医療
    分類用コードへのコード変換の対象として入力された一
    の診療報酬請求用コードに対応する可能性のある一又は
    複数の医療分類用コードを医療分類用コード候補として
    前記第1記憶手段から抽出する抽出手段と、 前記入力された一の診療報酬請求用コードと所定の関連
    性を持つ関連情報に基づいて、前記抽出された医療分類
    用コード候補の中から前記入力された一の診療報酬請求
    用コードに対応するものを選択する選択手段とを備えた
    ことを特徴とする医療用コード変換装置。
  2. 【請求項2】 少なくとも病名及び術式を示す情報を含
    む電子カルテ情報を格納する第2記憶手段を更に備えて
    おり、 前記抽出手段は、前記入力された一の診療報酬請求用コ
    ードに対応する電子カルテ情報の少なくとも一部を前記
    関連情報として前記第2記憶手段から更に抽出し、 前記選択手段は、該抽出された関連情報に基づいて、前
    記一の診療報酬請求用コードに対応する候補を選択する
    ことを特徴とする請求項1に記載の医療用コード変換装
    置。
  3. 【請求項3】 前記複数の診療報酬請求用コードを格納
    する第3記憶手段を更に備えており、 前記抽出手段は、前記入力された一の診療報酬請求用コ
    ードにより示される一の医療行為と所定の関連性を持つ
    他の医療行為を示す一又は複数の他の診療報酬請求用コ
    ードを前記関連情報として前記第3記憶手段から更に抽
    出し、 前記選択手段は、該抽出された他の診療報酬請求用コー
    ドに基づいて、前記一の診療報酬請求用コードに対応す
    る候補を選択することを特徴とする請求項1に記載の医
    療用コード変換装置。
  4. 【請求項4】 前記複数の診療報酬請求用コードを夫々
    対応する前記医療分類用コードへコード変換するための
    複数のコード変換支援情報を格納する第4記憶手段を更
    に備えており、 前記抽出手段は、前記入力された一の診療報酬請求用コ
    ードのための一のコード変換支援情報を前記第4記憶手
    段から更に抽出し、 前記選択手段は、該抽出された一のコード変換支援情報
    に基づいて、前記一の診療報酬請求用コードに対応する
    候補を選択することを特徴とする請求項1に記載の医療
    用コード変換装置。
  5. 【請求項5】 前記複数の診療報酬請求用コードを格納
    する第3記憶手段を更に備えており、 前記抽出手段は、前記複数の医療分類用コードのうち、
    前記診療報酬請求用コードへのコード変換の対象として
    入力された一の医療分類用コードに対応する可能性のあ
    る一又は複数の診療報酬請求用コードを診療報酬請求用
    コード候補として前記第3記憶手段から更に抽出し、 前記選択手段は、前記入力された一の医療分類用コード
    と所定の関連性を持つ関連情報に基づいて、前記抽出さ
    れた診療報酬請求用コード候補の中から前記入力された
    一の医療分類用コードに対応するものを選択することを
    特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の医療
    用コード変換装置。
  6. 【請求項6】 前記選択手段が、前記入力された一の診
    療報酬請求用コードに対応する可能性のある複数の候補
    を選択した場合に、該選択された複数の候補のうちの一
    つの候補を外部指定可能な指定手段を更に備えたことを
    特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の医療
    用コード変換装置。
  7. 【請求項7】 少なくとも病名及び術式を夫々標準化し
    た複数の医療分類用コードを格納する第1記憶手段と、 少なくとも診療報酬請求の対象となる医療行為を夫々標
    準化した複数の診療報酬請求用コードのうち一の診療報
    酬請求用コードを、前記医療分類用コードへのコード変
    換の対象として入力すると共に、該一の診療報酬請求用
    コードに対応する一の医療分類用コードへコード変換す
    るためのコード変換支援情報を入力する入力手段と、 前記入力された一のコード変換支援情報に基づいて、前
    記一の診療報酬請求用コードに対応する前記一の医療分
    類用コードを選択する選択手段とを備えたことを特徴と
    する医療用コード変換装置。
  8. 【請求項8】 少なくとも診療報酬請求の対象となる医
    療行為を夫々標準化した複数の診療報酬請求用コードを
    格納する第3記憶手段と、 少なくとも病名及び術式を夫々標準化した複数の医療分
    類用コードのうち、前記診療報酬請求用コードへのコー
    ド変換の対象として入力された一の医療分類用コードに
    対応する可能性のある一又は複数の診療報酬請求用コー
    ドを診療報酬請求用コード候補として前記第3記憶手段
    から抽出する抽出手段と、 前記入力された一の医療分類用コードと所定の関連性を
    持つ関連情報に基づいて、前記抽出された診療報酬請求
    用コード候補の中から前記入力された一の医療分類用コ
    ードに対応するものを選択する選択手段とを備えたこと
    を特徴とする医療用コード変換装置。
  9. 【請求項9】 少なくとも病名及び術式を夫々標準化し
    た一の分類体系に属する複数の第1医療分類用コードを
    格納する第1記憶手段と、 少なくとも病名及び術式を夫々標準化した他の分類体系
    に属する複数の第2医療分類用コードのうち、前記第1
    医療分類用コードへのコード変換の対象として入力され
    た一の第2医療分類用コードに対応する可能性のある一
    又は複数の第1医療分類用コードを医療分類用コード候
    補として前記第1記憶手段から抽出する抽出手段と、 前記入力された一の第2医療分類用コードと所定の関連
    性を持つ関連情報に基づいて、前記抽出された医療分類
    用コード候補の中から前記入力された一の第2医療分類
    用コードに対応するものを選択する選択手段とを備えた
    ことを特徴とする医療用コード変換装置。
  10. 【請求項10】 少なくとも病名及び術式を夫々標準化
    した一の分類体系に属する複数の第1医療分類用コード
    を格納する第1記憶手段と、 少なくとも病名及び術式を夫々標準化した他の分類体系
    に属する複数の第2医療分類用コードのうち一の第2医
    療分類用コードを、前記第1医療分類用コードへのコー
    ド変換の対象として入力すると共に、該一の第2医療分
    類用コードに対応する一の第1医療分類用コードへコー
    ド変換するためのコード変換支援情報を入力する入力手
    段と、 前記入力された一のコード変換支援情報に基づいて、前
    記一の第2医療分類用コードに対応する前記一の第1医
    療分類用コードを選択する選択手段とを備えたことを特
    徴とする医療用コード変換装置。
  11. 【請求項11】 少なくとも診療報酬請求の対象となる
    医療行為を夫々標準化した一の分類体系に属する複数の
    第1診療報酬請求用コードを格納する第1記憶手段と、 少なくとも診療報酬請求の対象となる医療行為を夫々標
    準化した他の分類体系に属する複数の第2診療報酬請求
    用コードのうち、前記第1診療報酬請求用コードへのコ
    ード変換の対象として入力された一の第2診療報酬請求
    用コードに対応する可能性のある一又は複数の第1診療
    報酬請求用コードを診療報酬請求用コード候補として前
    記第1記憶手段から抽出する抽出手段と、 前記入力された一の第2診療報酬請求用コードと所定の
    関連性を持つ関連情報に基づいて、前記抽出された診療
    報酬請求用コード候補の中から前記入力された一の第2
    診療報酬請求用コードに対応するものを選択する選択手
    段とを備えたことを特徴とする医療用コード変換装置。
  12. 【請求項12】 少なくとも診療報酬請求の対象となる
    医療行為を夫々標準化した一の分類体系に属する複数の
    第1診療報酬請求用コードを格納する第1記憶手段と、 少なくとも診療報酬請求の対象となる医療行為を夫々標
    準化した他の分類体系に属する複数の第2診療報酬請求
    用コードのうち一の第2診療報酬請求用コードを、前記
    第1診療報酬請求用コードへのコード変換の対象として
    入力すると共に、該一の第2診療報酬請求用コードに対
    応する一の第1診療報酬請求用コードへコード変換する
    ためのコード変換支援情報を入力する入力手段と、 前記入力された一のコード変換支援情報に基づいて、前
    記一の第2診療報酬請求用コードに対応する前記一の第
    1診療報酬請求用コードを選択する選択手段とを備えた
    ことを特徴とする医療用コード変換装置。
  13. 【請求項13】 コンピュータによって少なくとも診療
    報酬請求の対象となる医療行為を標準化した診療報酬請
    求用コードを、少なくとも病名及び術式を標準化した医
    療分類用コードに変換するためのプログラムを記録した
    媒体であって、該プログラムは、コンピュータに前記複
    数の医療分類用コードを第1記憶手段に格納させ、 前記複数の診療報酬請求用コードのうち、前記医療分類
    用コードへのコード変換の対象として入力された一の診
    療報酬請求用コードに対応する可能性のある一又は複数
    の医療分類用コードを医療分類用コード候補として前記
    第1記憶手段から抽出させ、 前記入力された一の診療報酬請求用コードと所定の関連
    性を持つ関連情報に基づいて、前記抽出された医療分類
    用コード候補の中から前記入力された一の診療報酬請求
    用コードに対応するものを選択させることを特徴とする
    前記プログラムを記録した機械読み取り可能な媒体。
  14. 【請求項14】 コンピュータによって少なくとも診療
    報酬請求の対象となる医療行為を標準化した診療報酬請
    求用コードを、少なくとも病名及び術式を標準化した医
    療分類用コードに変換するためのプログラムを記録した
    媒体であって、該プログラムは、コンピュータに前記複
    数の医療分類用コードを第1記憶手段に格納させ、 前記複数の診療報酬請求用コードのうち一の診療報酬請
    求用コードを、前記医療分類用コードへのコード変換の
    対象として入力させると共に、該一の診療報酬請求用コ
    ードに対応する一の医療分類用コードへコード変換する
    ためのコード変換支援情報を入力させ、 前記入力された一のコード変換支援情報に基づいて、前
    記一の診療報酬請求用コードに対応する前記一の医療分
    類用コードを選択させることを特徴とする前記プログラ
    ムを記録した機械読み取り可能な媒体。
  15. 【請求項15】 コンピュータによって少なくとも病名
    及び術式を標準化した医療分類用コードを、少なくとも
    診療報酬請求の対象となる医療行為を標準化した診療報
    酬請求用コードに変換するためのプログラムを記録した
    媒体であって、該プログラムは、コンピュータに前記複
    数の診療報酬請求用コードを第3記憶手段に格納させ、 前記複数の医療分類用コードのうち、前記診療報酬請求
    用コードへのコード変換の対象として入力された一の医
    療分類用コードに対応する可能性のある一又は複数の診
    療報酬請求用コードを診療報酬請求用コード候補として
    前記第3記憶手段から抽出させ、 前記入力された一の医療分類用コードと所定の関連性を
    持つ関連情報に基づいて、前記抽出された診療報酬請求
    用コード候補の中から前記入力された一の医療分類用コ
    ードに対応するものを選択させることを特徴とする前記
    プログラムを記録した機械読み取り可能な媒体。
JP9904098A 1998-04-10 1998-04-10 医療用コード変換装置及びプログラムを記録した機械読み取り可能な媒体 Expired - Lifetime JP3130285B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9904098A JP3130285B2 (ja) 1998-04-10 1998-04-10 医療用コード変換装置及びプログラムを記録した機械読み取り可能な媒体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9904098A JP3130285B2 (ja) 1998-04-10 1998-04-10 医療用コード変換装置及びプログラムを記録した機械読み取り可能な媒体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11296585A JPH11296585A (ja) 1999-10-29
JP3130285B2 true JP3130285B2 (ja) 2001-01-31

Family

ID=14236355

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9904098A Expired - Lifetime JP3130285B2 (ja) 1998-04-10 1998-04-10 医療用コード変換装置及びプログラムを記録した機械読み取り可能な媒体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3130285B2 (ja)

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002007561A (ja) * 2000-06-26 2002-01-11 Sanyo Electric Co Ltd サービスコードの自動算定方法
JP2002183381A (ja) * 2000-06-30 2002-06-28 Data Horizon:Kk レセプト監査システム、レセプト監査方法、記録媒体およびコンピュータプログラム
JP2003203114A (ja) * 2002-01-07 2003-07-18 Mediva:Kk 医事会計処理システム及び方法並びに医事会計処理システム用コンピュータプログラム
JP4495431B2 (ja) * 2003-09-26 2010-07-07 株式会社湯山製作所 Icdコード付与装置及び方法
JP2010044783A (ja) * 2009-10-14 2010-02-25 Yuyama Manufacturing Co Ltd Icdコード付与装置
JP6518129B2 (ja) * 2015-05-19 2019-05-22 株式会社トプコン 医療情報処理装置
JP6666565B2 (ja) * 2016-03-23 2020-03-18 キヤノンマーケティングジャパン株式会社 医用画像診断支援装置、医用画像診断支援装置の制御方法、プログラム、および医用画像診断支援システム
EP3252620A1 (en) * 2016-05-31 2017-12-06 Fujitsu Limited A method and system to align two coding standards
JP6908977B2 (ja) * 2016-07-22 2021-07-28 株式会社トプコン 医療情報処理システム、医療情報処理装置及び医療情報処理方法
JP6926594B2 (ja) * 2017-03-30 2021-08-25 富士通株式会社 データ更新処理プログラム、データ更新処理装置及びデータ更新処理方法
JP7070007B2 (ja) * 2018-04-13 2022-05-18 富士通株式会社 生成プログラム、生成方法、ルール作成方法および情報処理装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH11296585A (ja) 1999-10-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11562813B2 (en) Automated clinical indicator recognition with natural language processing
US11783929B2 (en) Graphical generation and retrieval of medical records
US8731964B2 (en) Integrated system for generation and retention of medical records
Orfanidis et al. Data quality issues in electronic health records: an adaptation framework for the Greek health system
JP5498579B2 (ja) 診療支援システム及び診療支援方法
Tang et al. Electronic health record systems
US20020147615A1 (en) Physician decision support system with rapid diagnostic code identification
JP3130285B2 (ja) 医療用コード変換装置及びプログラムを記録した機械読み取り可能な媒体
US20220020457A1 (en) Medical data evaluation utilization system and medical data evaluation utilization method
Hammond The role of standards in creating a health information infrastructure
WO2010001792A1 (ja) データベースシステム
CA2698937C (en) Software system for aiding medical practitioners and their patients
CN101853432A (zh) 医疗绩效控制系统和方法
JP3200406B2 (ja) 治験支援装置
Garies et al. Achieving quality primary care data: a description of the Canadian Primary Care Sentinel Surveillance Network data capture, extraction, and processing in Alberta
JP4392135B2 (ja) 実施情報管理装置、実施情報管理プログラムおよび実施情報管理プログラム記憶媒体
Yusof et al. Health information systems evaluation: a focus on clinical decision supports system
JP2008071122A (ja) 医療情報処理装置及びプログラム
JP2016095654A (ja) 会計データ表示方法、会計データ表示プログラムおよび会計データ表示装置
JP2005309506A (ja) 医療情報管理装置及び方法、並びに、医療情報管理プログラム
JPWO2009151093A1 (ja) データベースシステム
JP4472740B2 (ja) 情報集計装置及びそのためのプログラム
VanSandt et al. Pathologist Opinions about EPIC Beaker AP: a Multi-Institutional Survey of Early Adopters
Kollias et al. Semantic Interoperability of Clinical Observation Sketches The Case of Hysteroscopy findings
Walker et al. Read clinical terms and child health.

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071117

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081117

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091117

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101117

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111117

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121117

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121117

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131117

Year of fee payment: 13

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

R370 Written measure of declining of transfer procedure

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R370

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313114

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term