JP6518129B2 - 医療情報処理装置 - Google Patents

医療情報処理装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6518129B2
JP6518129B2 JP2015102262A JP2015102262A JP6518129B2 JP 6518129 B2 JP6518129 B2 JP 6518129B2 JP 2015102262 A JP2015102262 A JP 2015102262A JP 2015102262 A JP2015102262 A JP 2015102262A JP 6518129 B2 JP6518129 B2 JP 6518129B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
medical
information
item
fee
medical care
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015102262A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016218691A (ja
Inventor
徳泰 竹田
徳泰 竹田
元紀 多伊良
元紀 多伊良
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Topcon Corp
Original Assignee
Topcon Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Topcon Corp filed Critical Topcon Corp
Priority to JP2015102262A priority Critical patent/JP6518129B2/ja
Publication of JP2016218691A publication Critical patent/JP2016218691A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6518129B2 publication Critical patent/JP6518129B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Medical Treatment And Welfare Office Work (AREA)

Description

本発明は医療情報処理装置に関する。
医療機関においては多種多様な情報が扱われている。その典型的な例として、検査のオーダ内容を示す検査オーダ情報、実施された検査の内容や結果を示す検査情報、診断の内容や結果を示す診断情報、手術の内容や結果を示す手術情報、投与薬剤の種別や量を示す投薬情報、診療報酬の内容や点数や金額を示す診療報酬情報などがある。このような情報を管理するためのシステムとして、電子カルテシステム、画像管理システム、オーダリングシステム、医事会計システムなどがある。このようなシステムは病院情報システム(HIS)と呼ばれている。
検査、診断、手術、処置、薬剤投与等の医療行為には、それぞれ診療報酬点数(保険点数)が対価として割り当てられている。
特開2008−250543号公報 特開2010−253189号公報 特開2014−21662号公報 特開2000−20608号公報
診療報酬の算出は患者への請求額を決定するものであり、正確性が問われるが、それを損なう要因も多々存在する。たとえば、眼科のように検査部門を包含する診療科においては、検査等のオーダを事前に行わず、検査の実施後に「検査済みオーダ」としてオーダの入力と請求費用の入力とを同時に行うことがある。
この手法は診療の効率化に寄与する一方、検査内容の入力の正確性を担保することが困難な場合もある。たとえば複数の検査を実施した場合には、検査の種別、使用薬剤の種別や量、適用した手技の種別などを正確に入力することは容易ではない。また、眼科においては、検査の対象が片眼(左眼又は右眼)であるのか両眼であるのかも入力する必要がある。これらは診療報酬の請求漏れや過大請求の要因となっている。なお、このような問題への対処をマンパワーに頼ることも考えられるが、その作業には多大な労力と煩雑さが伴う。
本発明は、診療報酬計算の正確性を向上させるための技術を提供することを目的とする。
実施形態の医療情報処理装置は、第1格納部と、第2格納部と、第3格納部と、照合部と、表示制御部とを含む。第1格納部は、各患者の医療行為記録を格納する。第2格納部は、各患者の診療報酬情報を格納する。第3格納部は、医療行為記録の形態と診療報酬項目とが関連付けられた関連情報を格納する。照合部は、第1格納部に格納されている一の患者の医療行為記録の形態と、第2格納部に格納されている一の患者の診療報酬情報に含まれる診療報酬項目とを、関連情報に基づいて照合する。表示制御部は、一の患者の診療報酬情報を表示手段に表示させる。更に、一の患者の医療行為記録の形態に関連付けられた診療報酬項目が診療報酬情報に含まれていないと照合部により判定された場合、表示制御部は、この診療報酬項目を診療報酬情報とともに表示させる。
実施形態によれば、診療報酬計算の正確性の向上を図ることが可能である。
実施形態に係る医療情報処理装置の構成の一例を表す概略図である。 実施形態に係る医療情報処理装置の構成の一例を表す概略図である。 実施形態に係る医療情報処理装置の構成の一例を表す概略図である。 実施形態に係る医療情報処理装置の使用形態の一例を表すフローチャートである。 実施形態に係る医療情報処理装置の使用形態を説明するための概略図である。
実施形態に係る医療情報処理装置の例について図面を参照しながら詳細に説明する。なお、本明細書に記載の引用文献の内容及びその他の公知技術を、実施形態に任意に援用することが可能である。
実施形態に係る医療情報処理装置は、医療機関において扱われる情報(医療情報)を処理するための1の装置又は2以上の装置の組み合わせを含む。医療情報処理装置は、医療機関の内部及び/又は外部に設けられた1以上の情報システムのそれぞれの少なくとも一部を含む。医療機関の内部に構築された情報システムの典型的な例として、電子カルテシステム、画像管理システム、オーダリングシステム、医事会計システムなどを含む病院情報システム(HIS)がある。医療機関の外部に設けられた情報システムの典型的な例として、クラウドコンピューティング技術を利用してHISの少なくとも一部の機能を提供するネットワークシステムがある。複数の医療機関を含むように構築された情報システムの少なくとも一部や、医療機関内の情報システムと医療機関外の情報システムとを連係された情報システムの少なくとも一部が含まれていてもよい。また、タブレット端末やスマートフォン等のポータブルコンピュータや、表示装置や印刷装置等の出力装置や、操作装置や読取装置等の入力装置が含まれていてもよい。
[構成]
医療情報処理装置の構成の一例を図1に示す。医療情報処理装置1は、病院情報システム100の少なくとも一部を含んでいてよい。
(病院情報システム100)
病院情報システム100は、一般に、医療機関で扱われる情報を処理するための情報システムである。病院情報システム100に含まれる情報システムは公知のものであってよい。本例においては、オーダリングシステム110と、電子カルテシステム120と、画像管理システム130と、医事会計システム140とが病院情報システム100に含まれている。病院情報システム100に含まれる2以上の情報システムは、互いに連係して動作するよう構成されている。
オーダリングシステム110は、検査・処方・投薬等の各種オーダ情報を伝達するためのシステムである。たとえば、オーダリングシステム110は、オーダ情報を情報端末から受け、医療機関内の関連部門(検査部門、放射線科、薬剤部等)にこのオーダ情報をネットワーク経由で送信する。検査としては、検体検査、生理検査、放射線撮影等がある。これら検査は、一般に、オーダを発した医師が属する診療科と異なる部門において実施される。一方、診療科内において検査が実施される場合がある。たとえば眼科においては、患者眼の観察や撮影や測定を診療科内にて行うのが一般的である。オーダリングシステム110は、たとえば、オーダ情報等の処理を行うためのプロセッサ(コンピュータ、サーバ等)と、オーダ情報等を格納するための記憶装置(データベース)と、通信規格に準拠した通信装置とを含む。
電子カルテシステム120は、患者毎に作成された電子カルテを保存・管理するための情報システム(ファイリングシステム)である。電子カルテは、診療録の情報を電子化して記録したデータである。電子カルテシステム120は、医師端末等のコンピュータにより作成された電子カルテを受け、これを格納する。電子カルテシステム120は、医師端末等のコンピュータからの要求を受け、電子カルテに記録されている情報をネットワーク経由で当該コンピュータに提供する。電子カルテシステム120は、医師端末等のコンピュータにより編集された電子カルテを受け、当該患者の電子カルテの内容を更新する。電子カルテシステム120は、単一の医療機関内で利用されるシステムの少なくとも一部を含んでよく、また、複数の施設において相互利用されるシステムの少なくとも一部を含んでよい。電子カルテシステム120は、たとえば、電子カルテ情報等の処理を行うためのプロセッサ(コンピュータ、サーバ等)と、電子カルテ情報等を格納するための記憶装置(データベース)と、通信規格に準拠した通信装置とを含む。
画像管理システム130は、各患者の医用画像を保存・管理するための情報システムである。画像管理システム130は、PACS(Picture Archiving and Communication System)などと呼ばれる。PACSは、X線撮影画像、X線CT画像、MRI画像等の医用画像をモダリティ装置から受信して保存・管理する。また、特定の診療科に特化した画像管理システムも広く利用されている。たとえば、眼科には、眼底カメラ、スリットランプ、光コヒーレンストモグラフィ(OCT)装置、走査型レーザ検眼鏡(SLO)等のモダリティ装置が設置された検査室(撮影室)が設けられている。全ての診療科に関する医用画像は、DICOM(Digital Imaging andCommunications in Medicine)と呼ばれる標準規格によって統合・連係される。画像管理システム130は、医師端末やビューワや解析装置等のコンピュータからの要求を受け、医用画像をネットワーク経由でこのコンピュータに提供する。医用画像を用いて診断や解析や読影が行われると、その結果が画像管理システム130や電子カルテシステム120に送られて保存・管理される。画像管理システム130は、たとえば、医用画像等に関する処理を行うためのプロセッサ(コンピュータ、サーバ等)と、医用画像等を格納するための記憶装置(データベース)と、通信規格に準拠した通信装置とを含む。
医事会計システム140は、病院情報システム100により保存・管理されている情報に基づいて診療報酬明細書を作成する。更に、医事会計システム140は、診療内容を入力するための機能、窓口会計(患者の支払額)を計算する機能、処方箋を発行する機能、投薬使用料を管理する機能、薬剤情報を発行する機能、領収書を発行する機能などを備えていてもよい。医事会計システム140は、たとえば、会計関連情報等の処理を行うためのプロセッサ(コンピュータ、サーバ等)と、会計関連情報等を格納するための記憶装置(データベース)と、通信規格に準拠した通信装置とを含む。
実施形態に係る病院情報システム(クラウドコンピューティングシステムを含んでもよい)は、上記したオーダ管理機能、電子カルテ管理機能、画像管理機能、及び医事会計処理機能のうちいずれかを含んでいなくてよい。また、実施形態に係る病院情報システムは、医療情報の処理に関わる他の機能を含んでいてよい。他の機能の例として、手術管理機能、リハビリ管理機能、入院管理機能、栄養管理機能、病棟総合管理機能、外来総合管理機能、医局総合管理機能、病理管理機能、検査管理機能、臨床検査管理機能、放射線科管理機能(RIS)、画像診断管理機能、透析管理機能、地域医療連携機能、患者情報管理機能、業務改善管理機能、物品管理機能、人事管理機能などがある。
(医療情報処理装置1)
本例の医療情報処理装置1は、制御プロセッサ10と、記憶装置20と、データプロセッサ30と、通信部40とを含む。
表示装置50及び/又は操作装置60は、医療情報処理装置1に含まれていてよい。或いは、表示装置50及び/又は操作装置60は、医療情報処理装置1に接続された装置(外部装置)として構成されてもよい。表示装置50は、たとえば、液晶ディスプレイ等のフラットパネルディスプレイを含み、情報を表示する機能を備える。操作装置60は、たとえば、マウス等のポインティングデバイスや、キーボード等を含み、医療情報処理装置1の操作や情報入力に用いられる。また、タッチスクリーンのような表示装置50と操作装置60とが一体化されたデバイスを用いることも可能である。
(制御プロセッサ10)
制御プロセッサ10は、医療情報処理装置1の各部の制御と、医療情報処理装置1に接続された装置の制御とを実行可能である。制御プロセッサ10は、プロセッサを少なくとも含み、RAM、ROM、ハードディスクドライブ、ソリッドステートドライブ等の記憶装置を更に含んでよい。
制御プロセッサ10は、表示制御部11を含み、格納制御部12を付加的に含んでよい。表示制御部11は、表示装置50を制御して情報を表示させる。格納制御部12は、病院情報システム100に情報を保存させるための制御を実行する。表示制御部11及び格納制御部12が実行する処理については後述する。
(記憶装置20)
記憶装置20は、医療情報処理装置1が処理する各種情報を記憶する。記憶装置20は、たとえば、RAM、ROM、ハードディスクドライブ、ソリッドステートドライブ等を含む。記憶装置20は、関連情報21とオーダ情報22と医療行為記録23と診療報酬情報24とを記憶することができる。
関連情報21は事前に作成されて記憶装置20に記憶される。或いは、関連情報21は、事前に作成されて病院情報システム100に記憶され、必要に応じて医療情報処理装置1により参照される。
オーダ情報22、医療行為記録23及び診療報酬情報24は、医療情報処理装置1からの要求に応じて病院情報システム100から読み出される。これら情報の読み出しの要求は、たとえば、患者識別情報(患者ID等)により患者を指定することによって行われる。病院情報システム100は、医療情報処理装置1により患者の指定(及び情報の種別の指定)が行われると、指定された患者に関する情報(指定された種別の情報)を検索して医療情報処理装置1に送信する。オーダ情報22は、たとえばオーダリングシステム110から取得される。医療行為記録23は、たとえば電子カルテシステム120及び/又は画像管理システム130から取得される。診療報酬情報24は、たとえば医事会計システム140から取得される。或いは、オーダ情報22、医療行為記録23及び/又は診療報酬情報24は、医療情報処理装置1により入力(作成、編集等)された内容を含んでよい。
オーダ情報22は、オーダリングシステム110から取得された一の患者のオーダ情報や、医療情報処理装置1により入力(作成、編集等)された一の患者のオーダ情報を含む。
医療行為記録は、患者に対して行われた医療行為の記録であり、患者毎に(及び種別毎に)作成される。医療行為記録の種別の例として、診療録(電子カルテ)、医用画像、手術記録(手術所見)、処置記録、投薬記録、看護記録等がある。記憶装置20に記憶される医療行為記録23は、たとえば、電子カルテシステム120等から取得された、一の患者の電子カルテ、手術記録、処置記録、投薬記録等を含む。それに加え、又はそれに代えて、医療行為記録23は、たとえば、画像管理システム130等から取得された、一の患者の医用画像、読影レポート、画像解析レポート等を含む。
診療報酬情報は、患者に対して行われた医療行為の対価である診療報酬に関する情報であり、少なくとも診療報酬明細書の記載事項を含む。診療報酬情報は、患者への請求明細書の記載事項や、領収書の記載事項等を更に含んでもよい。診療報酬情報24は、医事会計システム140等から取得された一の患者の診療報酬情報や、医療情報処理装置1により入力(作成、編集等)された一の患者の診療報酬情報を含む。
関連情報21について説明する。関連情報21には、医療行為記録の形態と診療報酬項目との関連付けが記録されている。
医療行為記録の形態とは、医療行為が記録される形態を示す。医療行為記録の形態には、たとえば次のいずれかが含まれる:医療行為記録が入力されるテンプレートの種別(形式);テンプレートに入力される文字列の種別;テンプレートに関連付けられる画像の種別;テンプレートに貼り付けられる画像の種別;テンプレートに設けられた入力領域の種別。
テンプレートについて説明する。医療行為記録は、検査種別、疾患名、手術種別、薬剤種別などに応じて予め用意されたテンプレートに入力される。これらテンプレートの使用方法は任意であり、たとえば、それぞれ単独で、又は2以上の組み合わせ(関連付け、埋め込み等)として使用される。テンプレートの種別の具体例として、眼科においては次のようなテンプレートが用意される:一般使用される電子カルテのテンプレート;前眼部用シェーマを入力するためのテンプレート;眼底用(後眼部用)シェーマを入力するためのテンプレート;複数種別の眼科検査のそれぞれについて設けられたテンプレート;単一種別の眼科検査に関する複数の手法のそれぞれについて設けられたテンプレート(例:眼圧検査に関する、非接触式眼圧検査用のテンプレート及び接触式眼圧検査用のテンプレート);複数種別のモダリティのそれぞれについて設けられたテンプレート;単一種別のモダリティに関する複数の撮影手法のそれぞれについて設けられたテンプレート(例:眼底カメラによる撮影に関する、造影撮影用のテンプレート及び非造影撮影用(通常撮影用)のテンプレート、並びに、散瞳撮影用のテンプレート及び無散瞳撮影用のテンプレート);1以上の種別(及び1以上の手法)の検査で得られたデータの解析結果が入力されるテンプレート;1以上のモダリティ(及び1以上の撮影手法)の撮影で得られた画像の解析結果が入力されるテンプレート;複数の眼科手術のそれぞれについて設けられたテンプレート;単一種別の眼科手術に関する複数の手法のそれぞれについて設けられたテンプレート;投薬記録用のテンプレート。各テンプレートには識別情報(テンプレート識別情報)が予め付与されている。
テンプレートには1以上の入力領域が設けられている。入力領域とは、所定の医療行為に関する情報が入力される、テンプレート中の部分領域である。複数の入力領域が設けられたテンプレートがある。たとえば、眼科の電子カルテとして一般使用されるテンプレートの典型的な例には、患者に関する情報(患者ID、氏名、性別、年齢等)を入力するための領域に加え、疾患名用の入力領域、主訴用の入力領域、所見用の入力領域、視力値/眼圧値用の入力領域、シェーマ用の入力領域、検査内容の入力領域、画像のリストの提示領域などが設けられている。各テンプレート内の各入力領域には識別情報(入力領域識別情報)が予め付与されている。よって、各入力領域は、テンプレート識別情報と入力領域識別情報との組み合わせにより特定される。或いは、入力領域識別情報にテンプレートの種別を識別するための情報を含めることにより、入力領域識別情報のみで入力領域を特定できるように構成されてもよい。
テンプレートに入力される文字列について説明する。電子カルテや読影レポートや手術記録等の医療行為記録には、所見や診断結果や読影結果や手術内容等が文字入力される。入力される文字列には特徴的なものが存在する。特徴的な文字列の例として、疾患名を示す文字列、身体部位を示す文字列、薬剤名を示す文字列、手術の術式を示す文字列などがある。眼科における幾つかの具体例を以下に説明する。身体部位の具体例として、左眼、右眼、片眼、両眼、角膜、隅角、瞳孔、虹彩、結膜、網膜(それを構成する層組織名)、視神経乳頭、黄斑、中心窩、脈絡膜、強膜、マイボーム腺などの文字列が使用される。薬剤名の具体例として、各種造影剤の名称、各種麻酔薬の名称、各種治療薬の名称などがある。術式の具体例として次が挙げられる:白内障眼に対する水晶体再建術(単焦点眼内レンズ、多焦点眼内レンズ、調節可能眼内レンズ、トーリック眼内レンズ、有水晶体眼内レンズ);緑内障眼に対する線維柱帯切除術、線維柱帯切開術等;糖尿病網膜症、網膜静脈閉塞症、網膜剥離に対するレーザ光凝固術。医療情報処理装置1又は病院情報システム100は、特徴的な文字列のライブラリを格納していてよい。
テンプレートに関連付けられる画像やテンプレートに貼り付けられる画像について説明する。なお、これらをまとめて「テンプレートに入力される画像」と呼ぶことがある。テンプレートと画像との関連付けは、たとえば、テンプレートと異なる場所に格納されている画像の格納場所を示す情報(格納アドレス)をテンプレートに入力することにより行われる。一方、テンプレートに対する画像の貼り付けは、この画像自体、又はそれを加工して得られた画像(サムネイル等)をテンプレートに入力することにより行われる。各画像には、それを取得するために用いられたモダリティの種別を示す識別情報(画像識別情報)が予め付与されてもよい。
以上のような医療行為記録の形態に関連付けられる診療報酬項目について説明する。診療報酬項目は、診療報酬に関連する任意の項目を含む。診療報酬項目の具体例として、診療報酬の対象となる医療行為(検査・処置・薬剤等)を示す項目(対象項目)や、医療行為が行われた身体部位を示す項目(身体部位項目)がある。また、診療報酬項目は、これら以外の項目、たとえば医療行為が行われた回数を示す項目(回数項目)を含んでいてもよい。
前述したように、関連情報21には、医療行為記録の形態と診療報酬項目との関連付けが記録されている。関連付けの態様の2つの例を以下に説明する。
関連付け態様の第1の例はマスタデータ(マスタ登録)である。マスタデータは、一の患者の医療行為記録と診療報酬情報とを照合するために用いられる基礎的なデータの集合である。マスタデータには、所定の医療行為記録の形態と所定の診療報酬項目とが予め関連付けられている。
マスタデータの具体例を図2Aに示す。図2Aに示すマスタデータ21aは関連情報21に含まれている。マスタデータ21aは、「記録形態」欄に記録された事項と「診療報酬項目」欄に記録された項目とが関連付けられたテーブル情報である。「記録形態」欄には、事前に選定された医療行為記録の形態が列挙されている。「診療報酬項目」欄には、これら記録形態のそれぞれについて、診療報酬項目として入力される事項が記録されている。
図2Aに示す例においては、記録形態が「テンプレート種別」と「文字列」と「画像種別」とを含む複数の群に分類されている。「テンプレート種別」の群には、「前眼部所見(散瞳)シェーマ」が含まれている。これは、散瞳剤を投与して行われた前眼部観察の所見をシェーマとして記録するためのテンプレートを示す。このテンプレート「前眼部所見(散瞳)シェーマ」には、診療報酬項目として「散瞳剤」が関連付けられている。「文字列」の群にも同様の関連付けが設けられている。「文字列」の群には更に「眼底撮影(蛍光)」が含まれている。これは、蛍光剤を用いた眼底の血管造影撮影を示す文字列である。この文字列「眼底撮影(蛍光)」には、診療報酬項目として「蛍光剤」が関連付けられている。「眼底種別」の群にも同様の関連付けが設けられている。「眼底種別」の群には更に「眼底OCT」が含まれている。これは、眼底の光コヒーレンストモグラフィにより得られた画像(及び/又はそれに基づく解析等の結果)を示す。この画像種別「眼底OCT」には、診療報酬項目として「眼底三次元画像解析」が関連付けられている。
関連付け態様の第2の例は、過去のデータにおける関連付けのパターン(関連付けの傾向)を示す関連パターン情報である。この関連パターン情報は、過去の医療行為記録と診療報酬情報とを解析することによって作成される。より具体的には、過去に作成された複数の患者の医療行為記録と診療報酬情報との組み合わせを解析することで、医療行為記録の形態と診療報酬項目との間の関連パターンが得られる。たとえば、一の医療行為記録の形態と一の診療報酬項目とが対応している患者(又は症例等)が所定数(たとえば10)以上存在する場合、当該記録形態と当該診療報酬項目とが関連付けられる。このような関連付けを集合することで、本例の関連パターン情報が作成される。
関連パターン情報の具体例を図2Bに示す。図2Bに示す関連パターン情報21bは関連情報21に含まれている。関連パターン情報21bは、「記録形態」欄に記録された事項と「診療報酬項目」欄に記録された項目とが関連付けられたテーブル情報である。「記録形態」欄には、過去の医療行為記録から抽出された記録形態が列挙されている。「診療報酬項目」欄には、これら記録形態のそれぞれに関連して過去の診療報酬情報から抽出された診療報酬項目が記録されている。
図2Bに示す例の記録形態は「文字列」の群を含む。なお、「テンプレート種別」や「画像種別」のような他の群が含まれていてもよい。「文字列」の群には「眼内レンズ」が含まれている。これは、眼内レンズが使用されたことを意味する。この文字列「眼内レンズ」には、診療報酬項目として「水晶体再建術(眼内レンズを挿入する場合)(縫着レンズ挿入)」が関連付けられている。この「水晶体再建術(眼内レンズを挿入する場合)(縫着レンズ挿入)」は、白内障手術としての眼内レンズ縫着術(水晶体再建術)を示す。この関連パターンは、たとえば、診療報酬項目に「水晶体再建術(眼内レンズを挿入する場合)(縫着レンズ挿入)」と記録された診療報酬情報と、使用機材に「眼内レンズ」と記録された医療行為記録との組み合わせが過去に10以上存在した場合に作成される。
「文字列」の群には更に「呼吸心拍監視」が含まれている。これは、患者の呼吸や心拍の状態をモニタする医療行為を示す。呼吸心拍監視は手術記録等に記入される。文字列「呼吸心拍監視」には、診療報酬項目として「呼吸心拍監視」が関連付けられている。なお、呼吸心拍監視に対する診療報酬点数は時間によって変化する。このような時間に応じて診療報酬点数が変化する医療行為に対処するために、「文字列」の群には「(X)時間」が設けられている。ここで「X」はたとえば正の整数である。この文字列「(X)時間」には、診療報酬項目として「回数項目=(X)時間相当分」が関連付けられている。これは、診療報酬項目における回数項目が「(X)時間相当分」であることを示す。ここで「(X)時間相当分」は、「(X)時間」自体でもよいし、「(X)時間」と異なる情報でもよい。後者の例として、診療報酬点数の時間区分のうち「(X)時間」が属する時間区分がある。
(データプロセッサ30)
データプロセッサ30は、各種データ処理を実行する。データプロセッサ30は、照合部31を少なくとも含み、関連パターン情報作成部32を付加的に含んでよい。
(照合部31)
照合部31は、一の患者の医療行為記録(23)の形態と、この患者の診療報酬情報(24)に含まれる診療報酬項目とを、関連情報21に基づいて照合する。照合部31が実行する処理の幾つかの例を以下に説明する。
照合処理の第1の例として、テンプレート種別と診療報酬項目との照合について説明する。照合部31は、一の患者の医療行為記録(電子カルテ、医用画像、手術記録)等に使用されたテンプレートの種別を特定する。テンプレート種別の特定は、前述したテンプレート識別情報を用いて行われる。照合部31は、特定されたテンプレート種別を関連情報21において探索する。たとえば、照合部31は、特定されたテンプレート種別が、マスタデータ21aの「記録形態」欄、又は関連パターン情報21bの「記録形態」欄に含まれているか判定する。このテンプレート種別が関連情報21に含まれている場合、照合部31は、このテンプレート種別に関連付けられた診療報酬項目を関連情報21から取得する。
更に、照合部31は、関連情報21から取得された診療報酬項目が、当該患者の診療報酬情報に含まれているか判定する。この診療報酬項目が診療報酬情報に含まれている場合、当該テンプレート種別と当該診療報酬項目との照合が成功したと判定される。これは、当該テンプレートに記録される医療行為に対する診療報酬の請求が正しくなされていることが確認されたことを意味する。一方、この診療報酬項目が診療報酬情報に含まれていない場合、照合は失敗と判定される。これは、当該テンプレートに記録される医療行為に対する診療報酬の請求が抜けていることを意味する。
照合部31は、以上のようなテンプレート種別と診療報酬項目との照合を、当該患者の医療行為記録に含まれる各テンプレートについて実行することができる。
照合処理の第2の例として、テンプレート内の入力領域と診療報酬項目との照合について説明する。照合部31は、第1の例と同様に、一の患者の医療行為記録(電子カルテ、手術記録)等に使用されたテンプレートの種別を特定する。更に、照合部31は、このテンプレートにおける入力領域の種別を特定する。入力領域の種別の特定は、たとえばテンプレートとの比較により情報入力がなされた入力領域を特定する処理と、これにより特定された入力領域の種別を入力領域識別情報に基づき特定する処理とを含む。
照合部31は、特定された入力領域種別を関連情報21において探索する。この探索処理は第1の例に類似の方法で実行可能である。それにより、たとえば、患者に対して施された医療行為の種別が特定される。これは、医療行為(例:視力検査)と入力領域(例:視力値入力領域)との対応に基づく。また、医療行為が施された身体部位が特定される。たとえば、両眼に医療行為が施されたか、或いは、片眼(左眼又は右眼)にのみ医療行為が施されたか特定される。
特定された入力領域種別が関連情報21に含まれている場合、照合部31は、この入力領域種別に関連付けられた診療報酬項目(対象項目、身体部位項目等)を関連情報21から取得する。更に、照合部31は、関連情報21から取得された診療報酬項目が、当該患者の診療報酬情報に含まれているか判定する。この診療報酬項目が診療報酬情報に含まれている場合、当該入力領域種別と当該診療報酬項目との照合が成功したと判定される。これは、当該入力領域に記録される医療行為に対する診療報酬の請求が正しくなされていることが確認されたことを意味する。一方、この診療報酬項目が診療報酬情報に含まれていない場合、照合は失敗と判定される。これは、当該入力領域に記録される医療行為に対する診療報酬の請求が抜けていることを意味する。
照合部31は、以上のような入力領域種別と診療報酬項目との照合を、当該患者の医療行為記録に含まれる各テンプレートの各入力領域について実行することができる。
照合処理の第3の例として、医療行為記録に含まれる文字列と診療報酬項目との照合について説明する。照合部31は、関連情報21に含まれている文字列を検索クエリとして医療行為記録から検索する。たとえば、照合部31は、マスタデータ21aに含まれる文字列「前眼部所見(散瞳)」や、関連パターン情報21bに含まれる文字列「眼内レンズ」を、電子カルテや手術記録から検索する。当該文字列が検索された場合、つまり医療行為記録に当該文字列が含まれている場合、照合部31は、この文字列に関連付けられた診療報酬項目を関連情報21から取得する。
更に、照合部31は、関連情報21から取得された診療報酬項目が、当該患者の診療報酬情報に含まれているか判定する。この診療報酬項目が診療報酬情報に含まれている場合、当該文字列と当該診療報酬項目との照合が成功したと判定される。これは、当該文字列に関する医療行為に対する診療報酬の請求が正しくなされていることが確認されたことを意味する。一方、この診療報酬項目が診療報酬情報に含まれていない場合、照合は失敗と判定される。これは、当該文字列に関する医療行為に対する診療報酬の請求が抜けていることを意味する。
文字列「(X)時間」が含まれる場合の照合について説明する。一例として、照合部31は、関連パターン情報21bに含まれる文字列「呼吸心拍監視」と、これに対応して記録された文字列「(X)時間」とを手術記録等から検索する。ここで、文字列「呼吸心拍監視」と文字列「3時間」とが検索されたとする。照合部31は、文字列「呼吸心拍監視」に関連付けられた診療報酬項目(対象項目)「呼吸心拍監視」と、文字列「3時間」に関連付けられた診療報酬項目(回数項目)「3時間」とが、当該患者の診療報酬情報に含まれているか判定する。この診療報酬項目が診療報酬情報に含まれている場合、当該文字列と当該診療報酬項目との照合が成功したと判定される。一方、これら診療報酬項目の少なくとも一方が診療報酬情報に含まれていない場合、照合は失敗と判定される。
照合部31は、以上のような文字列と診療報酬項目との照合を、関連情報21に含まれる各文字列について実行することができる。なお、関連情報21に含まれる文字列の集合は、前述した文字列のライブラリの一例である。
照合処理の第4の例として、医療行為記録に含まれる画像と診療報酬項目との照合について説明する。照合部31は、医療行為記録に含まれる画像の種別を特定する。画像の種別の特定は、たとえば画像識別情報に基づき実行される。その具体例として、撮影時や画像保存時にそのDICOMタグに画像識別情報を記録し、照合部31がこれを参照する構成を適用できる。他の具体例として、照合部31が、画像を解析することにより、この画像の形態(画素値、画素値分布等)から画像種別(モダリティ、撮影手法等)を特定する構成を適用できる。
照合部31は、特定された画像種別(画像識別情報等)に関連付けられた診療報酬項目を関連情報21から取得する。更に、照合部31は、関連情報21から取得された診療報酬項目が、当該患者の診療報酬情報に含まれているか判定する。この診療報酬項目が診療報酬情報に含まれている場合、当該画像種別と当該診療報酬項目との照合が成功したと判定される。これは、当該画像を取得するための医療行為(撮影等)に対する診療報酬の請求が正しくなされていることが確認されたことを意味する。一方、この診療報酬項目が診療報酬情報に含まれていない場合、照合は失敗と判定される。これは、該画像を取得するための医療行為(撮影等)に対する診療報酬の請求が抜けていることを意味する。
本例において、照合部31は、画像に表された身体部位を特定することができる。この処理は、たとえば、画素値解析や画像マッチング等の任意の画像処理を含んでよい。具体例として、瞳孔や虹彩、瞼や睫毛に相当する画像領域が特定された場合、当該画像は前眼部像であると判断される。更に、目頭及び/又は目尻に相当する画像領域を特定することで、当該前眼部像の対象が左眼か右眼か判別することが可能である。
他の具体例として、視神経乳頭や黄斑、血管に相当する画像領域が特定された場合、当該画像は眼底像であると判断される。更に、これら特徴部位の配置に基づいて、当該眼底像の対象が左眼か右眼か判別することが可能である。なお、画質や画素値を解析することで、当該眼底像の取得に使用されたモダリティ(眼底カメラ、SLO、OCT正面画像等)を特定することができる。
更なる具体例として、当該画像が眼の断面を表している場合、モダリティはOCTであると特定できる。また、当該画像が表す断面の形態(特徴部位の形状等)により、それが前眼部OCT画像であるか眼底OCT画像であるか判別することができる。たとえば、角膜と虹彩とが交差する隅角に相当する画像領域が特定された場合、当該OCT画像は前眼部OCT画像であると判断できる。また、視神経乳頭や黄斑に相当する凹部に相当する画像領域が特定された場合、当該OCT画像は眼底OCT画像であると判断できる。
また、一の画像種別について左眼の画像及び右眼の画像の一方のみが特定された場合(又は画像が一つしか含まれない場合など)、医療行為(撮影等)の対象は「片眼」であると判断することができる。これに対し、一の画像種別について左眼の画像及び右眼の画像の双方が特定された場合、医療行為(撮影等)の対象は「両眼」であると判断することができる。
以上のような構成に代えて、又はそれに加えて、たとえばDICOMタグを利用することにより、対象となった身体部位を示す情報を画像に付帯させる構成を採用することが可能である。
(関連パターン情報作成部32)
関連パターン情報作成部32は、電子カルテシステム120等に格納されている複数の医療行為記録と、医事会計システム140等に格納されている複数の診療報酬情報とに基づいて、関連パターン情報(21b)を作成する。この処理は、関連パターン情報を新規に作成する処理と、既に存在する関連パターン情報の内容を更新する処理とを含む。
複数の医療行為記録と複数の診療報酬情報とは対応付けられている。具体的には、各診療報酬情報は、複数の医療行為記録のいずれか1つに記録された情報から作成されたものである。たとえば、一の診療報酬情報は、一の患者に施された医療行為に対する対価として作成されたものである。
関連パターン情報作成部32は、互いに対応する医療行為記録と診療報酬情報との組を比較する処理を複数の組にわたって実行することで、関連パターン情報を作成する。より具体的には、関連パターン情報作成部32は、一の記録形態と一の診療報酬項目との対応が、所定数以上の組に含まれる場合に、当該記録形態と当該診療報酬項目とが関連していると判断し、当該記録形態と当該診療報酬項目との組み合わせを関連パターン情報に記録する。このような処理の具体例については前述した。
なお、本明細書において「プロセッサ」は、たとえば、CPU(Central Processing Unit)、GPU(Graphics Processing Unit)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、プログラマブル論理デバイス(たとえば、SPLD(Simple Programmable Logic Device)、CPLD(Complex Programmable Logic Device)、FPGA(Field Programmable Gate Array))等の回路を意味する。プロセッサは、たとえば、記憶回路や記憶装置に格納されているプログラムを読み出し実行することで、実施形態に係る機能を実現する。記憶回路や記憶装置の少なくとも一部は、プロセッサに含まれていてよい。
医療情報処理装置1には、各種のプログラムが格納されている。或いは、医療情報処理装置1は、外部装置(サーバ等)に格納されているプログラムを読み出して実行することができる。医療情報処理装置1により実行されるプログラムとして、オペレーティングシステムとアプリケーションソフトウェアとがある。アプリケーションソフトウェアには、たとえば次のものが含まれる:オーダ用のアプリケーション(例:オーダリングシステム110と連携可能なアプリケーション);電子カルテの閲覧・編集用のアプリケーション(例:電子カルテシステム120と連携可能なアプリケーション);画像の閲覧・読影用のアプリケーション(例:画像管理システム130と連携可能なアプリケーション);診療報酬情報の閲覧・入力・編集用のアプリケーション(例:医事会計システム140と連携可能なアプリケーション);実施形態に係る処理(照合処理、関連パターン情報作成処理、表示制御、格納制御等)を実行するためのアプリケーション;その他、医療情報の処理を行うためのアプリケーション。なお、実施形態に係る処理を実行するためのアプリケーションは、他のアプリケーション(たとえば診療報酬情報用アプリケーション)に組み込まれていてよい。
(通信部40)
通信部40は、外部装置との間でデータ通信を行う。データ通信の方式は任意である。たとえば、通信部40は、LANに準拠した通信インターフェイス、インターネットに準拠した通信インターフェイスなどを含む。通信部40は、通信回線を介して、病院情報システム100との間でデータ通信を行う。通信部40により送受信されるデータは暗号化されてよい。その場合、医療情報処理装置1は、送信データの暗号化及び受信データの復号化を行う暗号化処理部を含む。
[使用形態]
医療情報処理装置1の使用形態を説明する。使用形態の一例を図3に示す。以下、眼科への適用を主たる例として説明する。
(S1:電子カルテの入力を行う)
医師は、電子カルテ用アプリケーションを起動させ、一の患者の電子カルテの入力を行う。入力される情報の幾つかは、診療報酬の算定の材料となる。たとえば、医師により入力されたシェーマや所見、既に実施された検査の内容や結果、電子カルテの入力と並行して実施される検査の内容や結果などが、診療報酬の算定材料となる。なお、眼科においては、シェーマや所見や検査の対象が片眼(左眼/右眼)であるか両眼であるかを示す部位情報の入力も行われる。
(S2:診療報酬情報入力画面を起動させる)
医師は、診療報酬情報の入力を行うためのアプリケーションを起動させる。それにより、診療報酬情報入力画面が表示装置50に表示される。眼科においては、診療報酬情報を入力するための画面とオーダを入力するための画面とが共通であってよい。
(S3:電子カルテに基づく診療報酬情報を表示する)
データプロセッサ30は、診療報酬情報用アプリケーションを実行することにより、ステップS1で電子カルテに入力された情報に対応する診療報酬項目を特定し、診療報酬情報入力画面に表示させる。
ステップS1〜S3までの処理は従来と同様にして実行される。この段階において、診療報酬情報入力画面には、医師が電子カルテに入力した情報の幾つかに対応する診療報酬項目と、病院情報システム100(電子カルテシステム120等)により電子カルテ等に自動入力された情報に対応する診療報酬項目のみが提示されている。また、医師は、診療報酬情報入力画面に診療報酬項目(対象項目、身体部位項目、回数項目等)を手入力することができる。よって、電子カルテや診療報酬情報入力画面への入力漏れがあった場合、入力されなかった医療行為に対応する診療報酬項目は提示されない。そうすると、この診療報酬項目が請求から漏れてしまう。このような事態を防止するために、本例では以下の処理を実行する。
(S4:マスタデータに基づく照合を行う)
照合部31は、関連情報21に含まれるマスタデータ21aに基づいて、電子カルテ(医療行為記録)の形態と、診療報酬情報に現在含まれている診療報酬項目とを照合する。この処理は前述の要領で実行される。
(S5:照合成功?)
照合に成功した場合(S5:Yes)、つまりマスタデータ21aに登録された全ての関連が満たされている場合、処理はステップS6に移行する。一方、照合に失敗した場合(S5:No)、つまりマスタデータ21aに登録された関連のいずれかが満たされない場合、処理はステップS8に移行する。
(S6:関連パターン情報に基づく照合を行う)
照合部31は、関連情報21に含まれる関連パターン情報21bに基づいて、電子カルテ(医療行為記録)の形態と、診療報酬情報に現在含まれている診療報酬項目とを照合する。この処理は前述の要領で実行される。
(S7:照合成功?)
照合に成功した場合(S7:Yes)、つまり、マスタデータ21aに登録された全ての関連が満たされ、かつ関連パターン情報21bに含まれる全ての関連が満たされている場合、処理はステップS11に移行する。一方、照合に失敗した場合(S5:No)、つまり関連パターン情報21bに含まれる関連のいずれかが満たされない場合、処理はステップS8に移行する。
(S8:整合しない診療報酬項目を表示する)
ステップS4の照合及び/又はステップS6の照合に失敗した場合(S5:No、S7:No)、つまり、関連情報21を判断基準として電子カルテ(医療行為記録)に入力された事項と診療報酬情報に含まれる診療報酬項目とが整合しない場合、処理は本ステップS8に移行する。なお、電子カルテの記載事項と整合しない診療報酬項目は、照合部31により特定され、それを示す情報が制御プロセッサ10に送られる。
表示制御部11は、照合部31により特定された非整合の診療報酬項目を、ステップS3で表示された診療報酬情報とともに診療報酬情報入力画面に表示させる。このとき、表示制御部11は、ステップS3で表示された診療報酬情報と異なる態様で非整合の診療報酬項目を表示させることができる。たとえば、表示色、フォント種別、フォントサイズ、背景色、下線の有無などによって、ステップS3で表示された診療報酬情報と非整合の診療報酬項目とを区別することができる。また、マスタデータ21aに基づく照合で特定された非整合の診療報酬項目と、関連パターン情報21bに基づく照合で特定された非整合の診療報酬項目とを、互いに異なる態様で表示させることも可能である。なお、従来の技術では、このような非整合の診療報酬項目を提示することはできない。
眼科で使用される診療報酬情報入力画面(オーダ入力画面)の表示態様の例を図4に示す。なお、図4は、診療報酬情報入力画面の一部である診療報酬情報提示領域(オーダ情報提示領域)70を表す。診療報酬情報入力画面には、更に、患者情報(患者ID、氏名、生年月日、年齢等)が提示される領域、日時情報(診察日等)が提示される領域、現に入力されている診療報酬項目に対応する診療報酬点数の合計値が提示される領域、傷病に関する情報が提示される領域、投与薬剤に関する情報が提示される領域(投薬提示領域)、各種ソフトウェアキーなどが設けられている。ソフトウェアキーとしては、入力内容を確定して保存するためのボタン、入力内容をキャンセルするためのボタン、前回と同じ診療報酬項目(オーダ情報)を入力するためのボタン、入力された診療報酬項目(オーダ情報)を選択的に削除するためのボタン、既定の一群の医療行為に対応する診療報酬項目(オーダ情報)をまとめて入力するためのボタンなどが設けられている。
診療報酬情報提示領域70には、患者に対して行われた医療行為に対応する診療報酬情報が提示される。診療報酬情報提示領域70には、対象項目欄71、身体部位項目欄72、回数項目欄73、及び点数欄74を含む、複数の欄が設けられている。対象項目欄71には、診療報酬の対象となる医療行為が提示される。対象項目欄71には、たとえば、診療報酬点数表に記載された医療行為の分類名を示す文字列が提示される。身体部位項目欄72には、対応する医療行為が行われた身体部位を示す情報が提示される。眼科においては、たとえば、両眼を示す「両」、片眼を示す「片」、左眼を示す「左」、右眼を示す「右」、身体部位の入力を要しない「(なし)」などの文字列が、身体部位項目欄72に提示される。回数項目欄73には、対応する医療行為が行われた回数や時間を示す数値が提示される。点数欄74には、対応する医療行為の診療報酬点数が提示される。
従来の技術では、「スリットM(前・後眼部)」に関する情報と、「精密眼底(両)」に関する情報のみが提示される。それに対し、本実施形態によれば、太字で表された診療報酬情報が更に提示される。具体的には、対象項目欄71に「水晶体再建術(眼内レンズを挿入する場合)(縫着レンズ挿入)」と提示され、身体部位項目欄72に「片」と提示され、回数項目欄73に「1」と提示され、点数欄74に「17440」と提示される。更に、対象項目欄71に「呼吸心拍監視」と提示され、身体部位項目欄72に「(なし)」と提示され、回数項目欄73に「3」と提示され、点数欄74に「150」と提示される。
「水晶体再建術(眼内レンズを挿入する場合)(縫着レンズ挿入)」に関する診療報酬情報を提示する処理は、たとえば次のようにして行われる。前提として、水晶体再建術が行われた症例(患者)が過去に10以上あり、それらの医療行為記録(電子カルテ、手術記録等)に「眼内レンズ」と記載され、かつ、それらの診療報酬情報の対象項目に「水晶体再建術(眼内レンズを挿入する場合)(縫着レンズ挿入)」が記載されているとする。関連パターン情報作成部32は、このような医療行為記録と診療報酬情報との10以上の組み合わせに基づいて関連パターン情報21bを作成した。更に、医師は、今回の患者に対して水晶体再建術を実施し、医療行為記録に使用機材として「眼内レンズ」と入力したが、「水晶体再建術(眼内レンズを挿入する場合)(縫着レンズ挿入)」に関する診療報酬情報を診療報酬情報入力画面に入力し忘れたとする。照合部31は、関連パターン情報21bを参照することで、医療行為記録に記載されている眼内レンズに対応する診療報酬情報が含まれていないことを特定する。表示制御部11は、眼内レンズに対応する「水晶体再建術(眼内レンズを挿入する場合)(縫着レンズ挿入)」に関する診療報酬情報(対象項目、部位項目、回数項目及び点数)を診療報酬情報提示領域70に表示させる。ここで、診療報酬点数の算出は、たとえば、記憶装置20(又は医事会計システム140)に予め格納された診療報酬点数表に基づいて行われる。この算出処理は、たとえばデータプロセッサ30により実行される。
「呼吸心拍監視」に関する診療報酬情報を提示する処理は、たとえば次のようにして行われる。前提として、呼吸心拍監視が行われた手術が過去に10以上あり、それらの医療行為記録(電子カルテ、手術記録等)に「呼吸心拍監視」と記載され、かつ、それらの診療報酬情報の対象項目に「呼吸心拍監視」が記載されているとする。関連パターン情報作成部32は、このような医療行為記録と診療報酬情報との10以上の組み合わせに基づいて関連パターン情報21bを作成した。更に、医師は、今回の患者の手術において呼吸心拍監視を実施し、医療行為記録に「呼吸心拍監視 3時間」と入力したが、「呼吸心拍監視」に関する診療報酬情報を診療報酬情報入力画面に入力し忘れたとする。照合部31は、関連パターン情報21bを参照することで、医療行為記録に記載されている呼吸心拍監視に対応する診療報酬情報が含まれていないことを特定する。表示制御部11は、呼吸心拍監視に対応する「呼吸心拍監視」に関する診療報酬情報(対象項目、部位項目、回数項目及び点数)を診療報酬情報提示領域70に表示させる。診療報酬点数の算出は、「水晶体再建術(眼内レンズを挿入する場合)(縫着レンズ挿入)」の場合と同様にして実行される。
図示は省略するが、次のような自動提示を行うことも可能である。前提として、「前眼部所見(散瞳)」のシェーマテンプレートと「散瞳剤A」との関連付けがマスタデータ21aに含まれているとする。医師は、今回の患者に対し散瞳剤Aを用いた前眼部観察を行い、「前眼部所見(散瞳)」のシェーマテンプレートに所見を記入したが、診療報酬情報入力画面に「散瞳剤A」と記入し忘れたとする。照合部31は、マスタデータ21aを参照することで、医療行為記録に含まれる「前眼部所見(散瞳)」のシェーマテンプレートに対応する診療報酬情報が含まれていないことを特定する。或いは、照合部31は、医療行為記録(電子カルテ)の所見欄に記載された文字列「前眼部所見(散瞳)」を検出し、これに対応する診療報酬情報が含まれていないことを特定する。表示制御部11は、「前眼部所見(散瞳)」のシェーマテンプレートに対応する「散瞳剤A」を、診療報酬情報入力画面の投薬提示領域(前述)に表示させる。更に、表示制御部11は、散瞳剤Aに関する診療報酬情報(診療報酬点数等)を診療報酬情報提示領域70に表示させることができる。診療報酬点数の算出は、上記の場合と同様にして実行される。
図4に示す態様において、表示制御部11は、「スリットM(前・後眼部)」に関する診療報酬情報と、「精密眼底(両)に関する診療報酬情報とを第1の態様で表示させ、かつ、「水晶体再建術(眼内レンズを挿入する場合)(縫着レンズ挿入)」に関する診療報酬情報と、「呼吸心拍監視」に関する診療報酬情報とを、第1の表示態様とは異なる第2の態様で表示させることが可能である。
(S9:診療報酬情報の追加入力は有るか?)
医師は、診療報酬情報入力画面に表示されている情報を確認する。このとき、上記のような表示態様の制御を適用することで、診療報酬情報の入力し忘れの有無や、入力し忘れた内容を確認することができる。医師は、必要に応じて、診療報酬情報を追加入力する。また、誤入力や過大請求についても確認することができ、適宜に修正することが可能である。追加入力等が不要である場合(S9:No)、処理はステップS11に移行する。一方、追加入力等が必要である場合(S9:Yes)、処理はステップS10に移行する。
(S10:診療報酬項目を追加する)
追加入力等が必要である場合(S9:Yes)、医師は、操作装置60(キーボード等)を用いて、診療報酬項目の追加入力や修正や削除を行う。処理はステップS11に移行する。
(S11:診療報酬情報を保存する)
医師は、操作装置60(マウス等)を用いて、入力内容を確定して保存するためのボタン(前述)をクリックする。この操作が行われたことを受けて、格納制御部12は、診療報酬情報入力画面に入力された診療報酬情報を収集し、当該患者の識別情報(患者ID等)と関連付ける。更に、格納制御部12は、通信部40を制御し、患者識別情報及び診療報酬情報を医事会計システム140に送信する。医事会計システム140は、この患者識別情報に対応するアカウントに、この診療報酬情報を格納する。
[作用・効果]
実施形態の医療情報処理装置の作用及び効果について説明する。
実施形態の医療情報処理装置は、第1格納部と、第2格納部と、第3格納部と、照合部と、表示制御部とを含む。第1格納部は、各患者の医療行為記録を格納する。第2格納部は、各患者の診療報酬情報を格納する。第3格納部は、医療行為記録の形態と診療報酬項目とが関連付けられた関連情報(21)を格納する。第1〜第3格納部のいずれかは、たとえば記憶装置20に相当する。上記実施形態では、第3格納部は記憶装置20に相当する。また、第1〜第3格納部のいずれかは、病院情報システム100に設けられた記憶装置に相当してよい。たとえば、第1格納部は電子カルテシステム120の記憶装置(データベース)及び/又は画像管理システム130の記憶装置(データベース)に相当し、第2格納部は医事会計システム140の記憶装置(データベース)に相当する。
照合部(31)は、第1格納部に格納されている一の患者の医療行為記録の形態と、第2格納部に格納されている当該患者の診療報酬情報に含まれる診療報酬項目とを、関連情報に基づいて照合する。表示制御部(11)は、当該患者の診療報酬情報を表示手段に表示させる。更に、表示制御部は、当該患者の医療行為記録の形態に関連付けられた診療報酬項目が診療報酬情報に含まれていないと照合部により判定された場合、この診療報酬項目を当該診療報酬情報とともに表示させる。なお、表示手段(表示装置50)は、医療情報処理装置に含まれてもよいし、含まれなくてもよい。
このような実施形態によれば、診療報酬情報の入力漏れ等があっても、医療行為記録(電子カルテ、手術記録等)と診療報酬情報との整合性を自動で確認し、非整合の診療報酬項目を表示させることができる。したがって、診療報酬計算の正確性の向上を図ることが可能である。
実施形態において、診療報酬項目は、身体部位の種別を示す身体部位項目を含んでよい。一の患者の医療行為記録の形態に関連付けられた身体部位項目が診療報酬情報に含まれていないと照合部により判定された場合、表示制御部は、この身体部位項目を診療報酬情報とともに表示させることができる。
眼科への応用において、身体部位項目は、片眼に対する医療行為と両眼に対する医療行為とを区別するための対象眼項目を含んでよい(図4等を参照)。表示制御部は、対象眼項目として、医療行為の対象が片眼(又は、左眼若しくは右眼)であることを示す情報と、医療行為の対象が両眼であることを示す情報とを表示可能である。
従来、身体部位項目は医師により手入力されていた。しかし、本構成によれば、医療行為記録及び関連情報に基づいて身体部位項目を自動入力することが可能である。よって、診療報酬計算の正確性向上を図りつつ、入力の手間の軽減を図ることができる。
実施形態において、医療行為記録の形態は、次のいずれかを含んでよい:医療行為の内容及び/又は結果が入力される入力テンプレートの種別;入力テンプレートに入力される文字列の種別及び/又は画像の種別;入力テンプレート内の入力領域の種別。
実施形態において、関連情報は、所定の医療行為記録の形態に対して所定の診療報酬項目が関連付けられたマスタデータ(21a)を含んでよい。また、関連情報は、過去の医療行為記録と過去の診療報酬情報とに基づき作成された、医療行為記録の形態と診療報酬項目との間の関連パターンを表す関連パターン情報(21b)を含んでよい。
実施形態の医療情報処理装置は、作成部(関連パターン情報作成部32)を含んでよい。作成部は、第1格納部に格納されている複数の医療行為記録と、第2格納部に格納されている複数の診療報酬情報とに基づいて、関連パターン情報(21b)を作成する。
実施形態において、表示制御部は、診療報酬情報に含まれていないと判定された診療報酬項目を、他の診療報酬項目と異なる態様で表示させることが可能である。それにより、診療報酬情報に含まれていないと判定された診療報酬項目を容易に識別でき、その確認を行うことが可能である。
実施形態の医療情報処理装置は、操作部と格納制御部とを含んでよい。操作部(操作装置60)は、表示手段に表示されている診療報酬情報を確定又は修正するために用いられる。格納制御部(12)は、表示手段に表示されている診療報酬情報を確定するための操作が操作部を介して行われたときに、この診療報酬情報を一の患者の識別情報と関連付けて第2格納部に格納する。第2格納部は、たとえば医事会計システム140の記憶装置(データベース)又は記憶装置20に相当する。
以上において説明した構成は実施態様の一例に過ぎない。本発明を実施しようとするものは、その要旨の範囲内における任意の変形(省略、置換、付加等)を任意に施すことが可能である。
1 医療情報処理装置
10 制御プロセッサ
11 表示制御部
12 格納制御部
20 記憶装置
21 関連情報
21a マスタデータ
21b 関連パターン情報
30 データプロセッサ
31 照合部
32 関連パターン情報作成部
40 通信部
50 表示装置
60 操作装置

Claims (9)

  1. 各患者の医療行為記録を格納する第1格納部と、
    各患者の診療報酬情報を格納する第2格納部と、
    医療行為記録の形態と診療報酬項目とが関連付けられた関連情報を格納する第3格納部と、
    前記第1格納部に格納されている一の患者の医療行為記録の形態と、前記第2格納部に格納されている前記一の患者の診療報酬情報に含まれる診療報酬項目とを、前記関連情報に基づいて照合する照合部と、
    前記一の患者の診療報酬情報を表示手段に表示させる表示制御部と
    を備え、
    前記一の患者の医療行為記録の形態に関連付けられた診療報酬項目が前記診療報酬情報に含まれていないと前記照合部により判定された場合、前記表示制御部は、この診療報酬項目を前記診療報酬情報とともに表示させる
    ことを特徴とする医療情報処理装置。
  2. 前記診療報酬項目は、身体部位の種別を示す身体部位項目を含み、
    前記一の患者の医療行為記録の形態に関連付けられた身体部位項目が前記診療報酬情報に含まれていないと前記照合部により判定された場合、前記表示制御部は、この身体部位項目を前記診療報酬情報とともに表示させる
    ことを特徴とする請求項1に記載の医療情報処理装置。
  3. 前記身体部位項目は、片眼に対する医療行為と両眼に対する医療行為とを区別するための対象眼項目を含み、
    前記表示制御部は、前記対象眼項目として、医療行為の対象が片眼であることを示す情報と、医療行為の対象が両眼であることを示す情報とを表示可能である
    ことを特徴とする請求項2に記載の医療情報処理装置。
  4. 前記医療行為記録の形態は、医療行為の内容及び/又は結果が入力される入力テンプレートの種別、前記入力テンプレートに入力される文字列の種別及び/又は画像の種別、並びに、前記入力テンプレート内の入力領域の種別のうちの1以上を含む
    ことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の医療情報処理装置。
  5. 前記関連情報は、所定の医療行為記録の形態に対して所定の診療報酬項目が関連付けられたマスタデータを含む
    ことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載の医療情報処理装置。
  6. 前記関連情報は、過去の医療行為記録と過去の診療報酬情報とに基づき作成された、医療行為記録の形態と診療報酬項目との間の関連パターンを表す関連パターン情報を含む
    ことを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれか一項に記載の医療情報処理装置。
  7. 前記第1格納部に格納されている複数の医療行為記録と、前記第2格納部に格納されている複数の診療報酬情報とに基づいて、前記関連パターン情報を作成する作成部を含む
    ことを特徴とする請求項6に記載の医療情報処理装置。
  8. 前記表示制御部は、前記診療報酬情報に含まれていないと判定された前記診療報酬項目を、他の診療報酬項目と異なる態様で表示させる
    ことを特徴とする請求項1〜請求項7のいずれか一項に記載の医療情報処理装置。
  9. 前記表示手段に表示されている診療報酬情報を確定又は修正するための操作部と、
    前記表示手段に表示されている診療報酬情報を確定するための操作が前記操作部を介して行われたときに、当該診療報酬情報を前記一の患者の識別情報と関連付けて前記第2格納部に格納する格納制御部と
    を備える
    ことを特徴とする請求項1〜請求項8のいずれか一項に記載の医療情報処理装置。
JP2015102262A 2015-05-19 2015-05-19 医療情報処理装置 Active JP6518129B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015102262A JP6518129B2 (ja) 2015-05-19 2015-05-19 医療情報処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015102262A JP6518129B2 (ja) 2015-05-19 2015-05-19 医療情報処理装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016218691A JP2016218691A (ja) 2016-12-22
JP6518129B2 true JP6518129B2 (ja) 2019-05-22

Family

ID=57581094

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015102262A Active JP6518129B2 (ja) 2015-05-19 2015-05-19 医療情報処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6518129B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6864826B2 (ja) * 2017-03-06 2021-04-28 富士フイルムビジネスイノベーション株式会社 情報処理装置、医療監査用装置及びプログラム
KR101859636B1 (ko) 2017-07-19 2018-05-21 주식회사 디지털즈 보안기능을 가지는 개인정보 비식별화 시스템 및 방법
JP6701471B1 (ja) * 2019-03-26 2020-05-27 株式会社オネスト・アイホールディングス 検査管理システムおよび中継装置
JP7112147B1 (ja) 2022-02-07 2022-08-03 祐次 廣田 医療事務の合理化システム

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0676005A (ja) * 1992-08-25 1994-03-18 Fujitsu Ltd 患者の病名のチェック方法及びチェックシステム
JP3130285B2 (ja) * 1998-04-10 2001-01-31 株式会社亀田医療情報研究所 医療用コード変換装置及びプログラムを記録した機械読み取り可能な媒体
JP2003331055A (ja) * 2002-05-14 2003-11-21 Hitachi Ltd クリニカルパス運用支援情報システム
KR100597289B1 (ko) * 2006-03-03 2006-07-04 건강보험심사평가원 진료비 전자심사 방법
JP2007280134A (ja) * 2006-04-07 2007-10-25 Topcon Corp 医療支援システム
JP2008250543A (ja) * 2007-03-29 2008-10-16 Topcon Corp 診療支援システム及びプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2016218691A (ja) 2016-12-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7423712B2 (ja) 医療情報処理システム
Bastawrous et al. Clinical validation of a smartphone-based adapter for optic disc imaging in Kenya
KR102434498B1 (ko) 메디컬 서비스 추적 시스템 및 방법
Tibbetts et al. Vision loss after intravitreal ocriplasmin: correlation of spectral-domain optical coherence tomography and electroretinography
US8744147B2 (en) Graphical digital medical record annotation
Roth et al. Screening for retinopathy of prematurity employing the retcam 120: sensitivity and specificity
Staurenghi et al. Scanning laser ophthalmoscopy and angiography with a wide-field contact lens system
US20130111387A1 (en) Medical information display apparatus and operation method and program
Kortüm et al. Using electronic health records to build an ophthalmologic data warehouse and visualize patients' data
JP5154191B2 (ja) 医療情報処理システム及びプログラム
US8934687B2 (en) Image processing device, method and program including processing of tomographic images
Muraoka et al. Paravascular inner retinal defect associated with high myopia or epiretinal membrane
JP6518129B2 (ja) 医療情報処理装置
JP2016101297A (ja) 眼科情報処理システムおよび眼科情報処理方法
JP2018147387A (ja) 眼科診療情報処理システム及び眼科診療情報処理方法
JP5265125B2 (ja) 電子カルテシステム
JP2019141642A (ja) 眼科情報処理システム
González-Márquez et al. Remote ophthalmology with a smartphone adapter handled by nurses for the diagnosis of eye posterior pole pathologies during the COVID-19 pandemic
JP2008250543A (ja) 診療支援システム及びプログラム
Agrawal et al. HVDROPDB datasets for research in retinopathy of prematurity
JP2007280134A (ja) 医療支援システム
Mishra et al. Clinical and diagnostic color-coding in ophthalmology-An indispensable educational tool for ophthalmologists
JP2012094198A (ja) 電子カルテシステム及びプログラム
Ezon et al. Concurrent primary vitreoretinal and spinal cord lymphoma: a unique entity
Park et al. Telemedicine in ophthalmology

Legal Events

Date Code Title Description
RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20161226

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180427

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190402

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190329

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190419

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6518129

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250