JP3129996U - バンド無しタイプたて樋 - Google Patents

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正史 長又
政博 後藤
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Abstract

【課題】 飾ります等の他の樋部材を、ソケットを用いずに直接接合することができ、しかも壁面に固定する取付け具が緩んでもずり落ちを生じることのないバンド無しタイプたて樋を提供する。
【解決手段】 円筒状をなし、その外周面の取り付けようとする壁面と対向する背面側に、全長に亙って凹む2本の平行な溝を備え、該2本の平行な溝を所要の高さ位置で挟持する左右一対のフックからなる取付け具を介して、上記壁面に固定されるバンドなしタイプたて樋において、当該たて樋の備える前記2本の平行な溝の凹みが、いずれもたて樋の上端側の一定幅のみ平坦化されている。
【選択図】 図1

Description

本考案は、建物の雨排水用たて樋の構造に係り、特にたて樋の取付けに際して、バンドと称するたて樋本体に巻き付けるループ状の取付け金具を使用しないバンド無しタイプたて樋の構造に関する。
従来より、たて樋を建物の壁面等に取り付ける場合には、図5に示すように、たて樋1にほぼ等間隔でバンド10と称するループ状の取付け金具を巻き付け、その両端部10a,10bを壁面側(図示せず)に植設する固定板8に、ボルト11・ナット12等で締着するのが一般的であった。
しかし、上記バンド10によるたて樋1の取付けは、その巻き付け作業時等において、たて樋1の外周面に擦り傷を生じ易く、また巻き付けたバンド10が、たて樋の外周面に節目の如き凹凸を生じるために、バンド10上にゴミが滞留して早期に汚れが発生する等の問題があった。
このため最近では、意匠性を重視してバンドを使用せずに壁面等に取付けられる構造のたて樋が開発されている。図6はその一例であり、たて樋1の、これを取り付けようとする壁面2と対向する背面側に、全長に亙って凹む2本の平行な溝3,3を設け、この2本の平行な溝3,3を挟持する左右一対のフック5d,5dからなる取付け具5を介して、前記壁面2にたて樋1を固定しようとするものである(特許文献1参照)。
実用新案登録第3121269号公報
しかしながら、図6に示したバンドを使用しない構造のたて樋には、次のような問題がある。すなわち、この種のたて樋1には、その周面部に、全長に亙って凹む2本の平行な溝3,3が設けてあるため、その上端部に、飾ります等の他の樋部材を接続する場合には、たて樋1の内面側に突出する2本の溝3,3の凹みが妨げとなって、飾ります等の樋部品の下端(縮経部分)を直接嵌め込むことができないのである。
このため、このような場合の接続には、図7に示すように、一端側13aが飾ります等の樋部品9の下端部に外嵌され、他端側13bがたて樋1の上端部内に嵌入される構造のソケット13と称する継ぎ手部材を使用するのであるが、接続作業に手間を要し、かつ、たて樋の外観上も見栄えが悪かった。しかも、このソケット13は、他端側13bをたて樋1の上端部に嵌入させる必要上、その他端側13bにのみ、たて樋1内へ突出する溝3,3の凹みと嵌合する2本の縦溝14,14を形成したバンド無しタイプたて樋専用のソケットでなければならず、コスト的に高価なものとなっている。
また、この種のバンド無しタイプたて樋1は、その周面部に形成された2本の平行な溝3,3を、取付け具5の左右一対のフック5d,5dで挟持することにより、取り付けようとする壁面2に固定する構造となっている。このため、何らかの事情で上記取付け具のフック5d,5dが緩んだり、下へ押し下げようとする外力が掛かると、壁面2に取り付けられたたて樋1が、簡単にずり落ちてしまうのである。
本考案は、このような問題を解決するためになされたものであり、取り付け用バンドを使用しないバンド無しタイプのたて樋でありながら、飾ります等の樋部品との接続にソケットを使用する必要がなく、両部材の直接接続が可能であり、しかも、この種のたて樋を、その周面部の2本の平行な溝を挟持して壁面に取り付ける取付け具の左右のフックが緩んだり、あるいは下方へ押し下げる何らかの外力が掛かった場合でも、壁面に取り付けられたたて樋が、ずり落ちを生じることのないバンド無しタイプたて樋の提供を目的とする。
上記目的を達成する本考案のバンド無しタイプたて樋は、円筒状をなし、その外周面の取り付けようとする壁面と対向する背面側に、全長に亙って凹む2本の平行な溝を備え、該2本の平行な溝を所要の高さ位置で挟持する左右一対のフックからなる取付け具を介して、上記壁面に固定されるバンドなしタイプたて樋において、当該たて樋の備える前記2本の平行な溝の凹みが、いずれもたて樋の上端側の一定幅のみ平坦化されていることを特徴としている。
本考案において、当該たて樋の備える2本の平行な溝の凹みを、当該たて樋の上端部で一定幅のみ平坦化するには、これらの溝の該当する凹み部分に対して、プレス加工を施すのが良い。
また、左右一対のフックからなる取付け具は、たて樋の備える2本の平行な溝の凹みが平坦化されている平坦化部分の直下位置にて、当該たて樋の2本の平行な溝を挟持するように配設するのが良い。
上記構成よりなる本考案のバンド無しタイプたて樋によれば、その外周面に全長に亙って形成された2本の平行な溝の凹みが、当該たて樋の上端部で一定幅のみ平坦化されている。したがって、このたて樋の上端部には、内面側へ突出する2本の平行な溝の凹みがなくなり、飾ります等の通常の樋部品の下端部を直接嵌入して双方をソケットなしで接続することが可能となる。
また、本考案のたて樋を壁面に取り付ける場合には、当該たて樋の2本の平行な溝が平坦化されている平坦化部の直下にて、該2本の平行な溝を、左右一対のフックからなる取付け具により挟持させる。これにより取付け具のフックが緩んだ場合や下方へ押しつける外力が掛かった場合でも、たて樋全体は、その2本の平行な溝の凹みと平坦化部との段差で、上記左右一対のフック上に支承された状態となるから、ずり落ちることがない。
以下、本考案の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本考案に係るバンド無しタイプたて樋の一例を示す斜視図であり、1はたて樋、3,3は2本の平行な溝、4,4は上記2本の平行な溝に形成された平坦化部、5は取付け具、7は壁面2側に打ち込まれたアンカー、8はアンカー7の前面に螺着された羽子板状の固定板を、それぞれ表している。
すなわち、たて樋1は、図2および図3に示すように、厚さ約0.6mm程度の金属板、例えばステンレス鋼板により外径89φの円筒状に形成されている。このたて樋1の外周面には、当該たて樋1を取り付けようとする壁面2と対向する背面側に、その全長に亙って凹む2本の溝3,3が、中心角θ90°をなす間隔で平行に設けられている。
これらの溝3,3は、前記ステンレス鋼板を、ロール成形法により円筒状のたて樋1に成形する際に同時に形成したものであり、いずれも、U又はΩ字状の断面形状をなし、その幅Lおよび深さDが、それぞれ約5mm程度の大きさに形成してある。
上記の各溝3,3は、たて樋1の上端部1’に該当する部分4,4が、一定幅W(図示例では45mm程度)で平坦化されている。図示例の場合、これらの平坦化部4,4は、たて樋1の上端部1’内面側へ突出する各溝3,3の凹みを、いずれもプレス加工により、折り畳み状に圧潰して形成したものである。各溝3,3には、その凹みと平坦化部4,4との境界に段差4’が生じている。
取付け具は5、繋ぎ材5aにて繋がれた左右一対の金属板材、例えばステンレス板材よりなり、その直線状をなす左右の後部を、それぞれ2個のボルト孔6’,6’を備えた螺合面5b,5bに形成し、左右の前部5cされ,5cを相反する左右方向へ折り曲げるとともに、たて樋1と同一曲率の湾曲面に形成しかつ、その各前部先端に、たて樋1の平行な溝3,3にそれぞれ嵌合するフック5d,5dを設けたものである。
すなわち、この取付け具5は、その前部左右のフック5d,5dを、たて樋1の平行な溝3,3に嵌め込み、後部左右の螺合面5b,5bを、壁面2に打ち込まれたアンカー7前面に突出するボルト孔6”,6”付き羽子板状固定板8を挟んで、2個のボルト6,6とナット6a,6aで螺合する。これにより、当該たて樋1が取付け具5の両フック5d,5d間に強く挟持されて、取り付けようとする壁面2に固定されるのである。
上記構成よりなるバンド無しタイプたて樋1を使用するには、まず、たて樋1を取り付けようとする壁面2に対して、アンカー7を水平に打ち込む。アンカー7は、図4に示すように、通常は、たて樋1を壁面2に取り付けた状態を予想して、該たて樋1の上端から200mm〜300mmの位置(上段位置)イと、同たて樋1の上端から800mm〜1200mmの位置(中段位置)ロ、地面から200mm〜300mmの位置(下段位置)ハの3カ所に打ち込まれるが、本考案のたて樋1を取り付ける場合には、アンカー7の上段位置イが、たて樋1の上端から約60mm下がった位置、すなわち両溝3,3の平坦化部4,4の直下位置となっている。上、中、下各段へのアンカー7の打ち込みが完了すると、これらのアンカー7の前面部に、羽子板状の固定板8を螺着する。
次いで、本考案のたて樋1(全長4,000mm)を準備し、これを3個の取付け具5を用いて、前記上、中、下各段の固定板8に取り付けてゆく。すなわち、たて樋1を、その平行な溝3,3の形成してある背面側が上記の各固定板8に対向するように配置する。そうして、1個目の取付け具5により、その前部左右のフック5d,5dを、たて樋1の溝3,3の平坦化部4,4直下に嵌め合わせるとともに、その後部左右の螺合板5b、5bを、それぞれ前記上段位置イにある固定板8の両側面に当接する。この状態で、固定板8を挟んで連通した螺合板5b,5bおよび固定板8の各ボルト孔6’,6”,6’に、ボルト6を挿通し、ナット6aを締着して、後部左右の螺合板5b,5bを互いに螺合させると、当該取付け具5の前部左右のフック5d,5dが、たて樋1の平行な溝3,3を強く挟持して、たて樋1が壁面2に固定される。
次いで、上記と同様にして、2個目の取付け具5により、同たて樋1の中央部を壁面2の中段位置ロに配設された取付け板8に固定し、同じく3個目の取付け具5により、同たて樋1の下部を壁面2の下段位置ハに配設された取付け板8に固定する。
このようにして、たて樋1の壁面2への固定作業が完了すると、最後にたて樋1の上端部1’に樋部品である飾ります9を接合する。たて樋1の上端部は、本来その内面に突出しているべき平行な溝3,3の凹みが無く、平坦化4,4されているので、飾ります9の下端部を嵌め込むのに何の妨げもない。したがって、ソケットを使用することなく、飾ります9の僅かに縮経されている下部を、たて樋1の上端部1’に直接嵌め込むだけで、飾ります9のたて樋1上端部への接合が完了する。
また、このようにして壁面2に固定されたたて樋1は、その平行な溝3,3の平坦化部4,4直下を、上段位置イにある取付け具5の左右のフック5d,5dが挟持している。したがって、当該上段位置イのみならず、中段位置ロや下段位置ハに配設された取付け具5のフック5d,5dが何らかの原因で緩んだり、下向きの外力が掛かった場合でも、たて樋1全体は、その平行な溝3,3の凹みと平坦化部4,4との段差4’で、上段位置イに配設された取付け具5のフック5d,5d上に支承された状態となり、ずり落ちることがない。
本考案に係るたて樋を説明する斜視図である。 本考案に係るたて樋の壁面取付け状態を示す平面図である。 本考案に係るたて樋の壁面取付け状態を示す底面図である。 本考案に係るたて樋の取付け具の配置間隔を説明する側面図である。 従来のバンド金具にて取り付ける構造のたて樋を説明する斜視図である。 従来のバンド無しタイプたて樋を説明する斜視図である。 従来のバンド無しタイプたて樋の樋部品との接続を説明する斜視図である。
符号の説明
1 たて樋
2 壁面
3 溝
4 平坦化部
4’ 段差
5 専用取付け具
6 ボルト
6’ ボルト孔
6” ボルト孔
7 アンカー
8 羽子板状固定板
9 飾ります

Claims (3)

  1. 円筒状をなし、その外周面の取り付けようとする壁面と対向する背面側に、全長に亙って凹む2本の平行な溝を備え、該2本の平行な溝を所要の高さ位置で挟持する左右一対のフックからなる取付け具を介して、上記壁面に固定されるバンドなしタイプたて樋において、当該たて樋の備える前記2本の平行な溝の凹みが、いずれもたて樋の上端側の一定幅のみ平坦化されていることを特徴とするバンド無しタイプたて樋。
  2. たて樋の備える2本の平行な溝の凹みが、当該たて樋の上端側の一定幅のみプレス加工により平坦化されている請求項1に記載のバンド無しタイプたて樋。
  3. 左右一対のフックからなる取付け具は、たて樋の備える2本の平行な溝の凹みが平坦化されている平坦化部の直下位置にて、当該たて樋の2本の平行な溝を挟持するように配設される請求項1又は2に記載のバンド無しタイプたて樋。
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JP2018053503A (ja) * 2016-09-28 2018-04-05 清水建設株式会社 縦樋の支持構造

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