JP3129757B2 - 切削工具用の芯出し装置 - Google Patents

切削工具用の芯出し装置

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JP3129757B2
JP3129757B2 JP03081679A JP8167991A JP3129757B2 JP 3129757 B2 JP3129757 B2 JP 3129757B2 JP 03081679 A JP03081679 A JP 03081679A JP 8167991 A JP8167991 A JP 8167991A JP 3129757 B2 JP3129757 B2 JP 3129757B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【産業上の利用分野】本発明は、正面フライスなどから
なる切削工具用の芯出し装置に関し、特に切削工具の中
央取付け穴に対する芯出しが確実に、しかも容易に得ら
れるようにしたものである。
【従来の技術】従来、正面フライスの外周部分に形成さ
れる取付け溝を加工する場合には、中央取付け穴を基準
にして、その内径に適合する取付け軸を嵌合することに
より芯出しを行っている。そして、通常中央取付け穴の
内径が基準径に対してプラス側(例えば0〜+0.02
5mm)、取付け軸の外径がマイナス側(例えば−0.
005〜−0.01mm)になっているものである。し
たがって、従来の芯出しは、取付け穴および取付け軸
間でクリアランス分が最大0.035mmの芯ズレを生
じてしまうものであった。この結果、正面フライスの取
付け溝が加工機上で零に加工されていたとしても、スロ
ーアウェイチップおよびロケータを組込むにあたって
は、前述した芯出し精度の影響をそのまま受けるため、
取付け溝の精度に合ったロケータを選択し、精度出しを
行っていた。また、本発明に係る切削工具の芯出し装置
とは対象が異なるが、切削工具の取付け機構としては、
例えば、特開昭62−166915号公報にみられるよ
うに、フライスカッタの取付け穴をテーパ状とし、これ
に半割りしたブッシュを介在させ、最終的にねじ止めす
るようにしたもの、実開昭57−53867号公報にみ
られるように、袋ナットの回転によって取付け穴内のテ
ーパ部材に締め付け力を与えて工具のシャンク部分を取
付けるようにしたものがある。さらに、実開昭61−9
6635号公報にみられるように、アダプタ本体の中心
穴内に位置するクランプ部材が側部方向からの操作駒で
けん引されるようにしたもの、特開昭59−16121
1号公報にみられるように、回転部に工具がボルト締め
されるにあたって、ばね座金を介在させるようにしたも
のなどがある。
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の切削
工具用の芯出し装置では、取付け溝の加工精度に見合っ
たロケータについては、外周側及び正面側における精度
区分の組合せを配慮しなければならず、ロケータの種類
が約60にも及ぶという問題点があった。また、切削工
具の取付け機構では、前の二つは、芯出し的な機能を確
かに有し ているが、取り外しの操作性まで配慮しておら
ず、また後の二つは、スプリングを利用して操作性を良
好にしているが、芯出し機構を特に備えているものでは
ない。したがって、機構的には、そのまま適用できない
という問題点があった。このようなことから、本発明で
は、スローアウェイ式の正面フライスなどからなる切削
工具の中央取付け穴に対する芯出し精度が高く、しかも
容易に操作できる切削工具用の芯出し装置を提供するも
のである。
【課題を解決するための手段】本発明は、上述の点に鑑
みなされたもので、基台に突設された取付け軸には、こ
れにねじ込まれるセットボルトに加え、テーパコレッ
ト、上方スプリングおよび下方スプリングが装着される
ようにしたものである。そして、この取付け軸は、その
外周部分が切削工具の中央取り付け穴よりも径が小さ
く、しかも先細のテーパ状に形成されるようになってる
ものである。また、テーパコレットは、内径側が取付け
軸の外周部分に適合するようなテーパ状をなし、外径側
が中央取付け穴に適合するようなストレート状をなすも
のであって、両端側からは、拡開及び収縮を可能とする
先止りのスリットが形成されるものである。これに対
し、上方スプリングおよび下方スプリングは、テーパコ
レットの上端側および下端側に位置して芯出しおよび取
外しを容易にしている。
【作用】本発明における切削工具用の芯出し装置は、セ
ットボルトのねじ込みおよびゆるめに伴って上方スプリ
ングおよび下方スプリングが機能して、テーパコレット
拡開および収縮させる協同作用により、切削工具の芯
出しおよび取外しが行われる。
【実施例】以下、本発明切削工具用の芯出し装置におけ
る一実施例について、図を参照しながら説明する。図1
において、1は、取付け軸2を突設した円板状の基台で
あり、この基台1上には、正面フライスなどからなる切
削工具3が配置され、切削工具3の中央取付け穴4がテ
ーパコレット5を介して前記取付け軸2に嵌合する。
たがって、この取付け軸2は、その上端部分および下端
部分には、セットボ ルト6を受け入れるねじ穴7が穿設
され、中央取付け穴4よりも径が小さい外周部分には、
先細になるテーパが付加されるようになっている。
た、前記テーパコレット5は、その内径側が前記取付け
軸2のテーパに適合するように先細テーパ状に形成さ
れ、その外径側が切削工具3の取付け穴4に適合するよ
うにストレート状に形成されている。そして、このテー
パコレット5は、長手方向の両端側からは、拡開および
収縮を可能にする先止りのスリットがそれぞれ設けられ
ている。 さらに、テーパコレット5の上端部分および下
端部分には、それぞれ上方スプリング8および下方スプ
リング9が位置する。すなわち、上方スプリング8は、
セットボルト6の頭部側のねじ部分に介在し、下方スプ
リング9は、取り付け軸2の基台1側に介在する。 そし
て、この上方スプリング8は、セットボルト6のねじ込
み時には、テーパコレット5を押圧して、拡開させる作
用をなすものである。したがって、テーパコレット5の
拡開作用によって中央取付け穴4に対する密着性が確実
になり、精度のよい芯出しが可能になる。これに対し、
前記下方スプリング9は、セットボルト6をゆるめたと
きには、テーパコレット5を押し上げ収縮させる作用を
なすものである。したがって、テーパコレット5の上昇
に伴って中央取付け穴4との間に間隙が生じて、切削工
具3の取外しが容易となる。このようにして構成された
切削工具用の芯出し装置は、円板状の基台1が、図示し
ないアーバに取付けることによって、正面フライスなど
の取付け溝の加工に利用したり、あるいは、スローアウ
ェイチップおよびロケータの取付け溝内への組込みに利
用できるものである。
【発明の効果】本発明は、以上説明したように、切削工
具の中央取付け穴4に対する正確な芯出し装置を提供す
るものであるから、正面フライス等の取付け溝の加工が
精度よく行えるものである。また、加工された取付け溝
内にスローアウェイチップおよびロケータを組込むにあ
たっても組込み精度が高められるものである。さらに、
従来必要とされていたロケータの精度区分についても約
1/3に減少することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明切削工具用の芯出し装置における一実施
例を示す正面図、
【図2】取付け軸を突設した基台の正面図。
【符号の説明】
1 基台 2 取付け軸 3 切削工具 4 中央取付け穴 5 テーパコレット 6 セットボルト 7 ねじ穴 8 上方スプリング 9 下方スプリング
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B23B 31/11 B23B 31/20 B23C 5/26

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 取付け軸2を突設した基台1には、切削
    工具3がその中央取付け穴4を取付け軸2に嵌合するよ
    うに載置され、しかもこの切削工具3がセットボルト
    6、テーパコレット5、上方スプリング8及び下方スプ
    リング9の協同作用によって芯出し固定されるようにし
    た切削工具用の芯出し装置において、 前記取付け軸2は、その上端部分には、ねじ穴7が穿設
    されその外周部分には、前記中央取付け穴4よりも径
    が小さく、しかも先細となるテーパが付加されるように
    なっており、前記下方スプリング9は、取付け軸2の基台1側に介在
    するようになっており、 前記テーパコレット5は、前記下方スプリング9に接す
    るように取付け軸2に嵌合され、しかもその内径側が前
    記取付け軸2のテーパに適合するように先細テーパ状に
    形成され 、またその外径側が切削工具3の取付け穴4に
    適合するようにストレート状に形成され、しかも両端側
    からは、拡開及び収縮を可能にする先止りのスリットが
    形成されるようになっており、前記上方スプリング8は、セットボルト6の頭部側のね
    じ部分に介在するようになっており、 前記セットボルト6は、そのねじ部分が取付け軸2のね
    じ穴7にねじ込まれ、切削工具3を取付けるときには、
    前記上方スプリング9がテーパコレット5を押圧して拡
    開させることにより、その外周部分が切削工具3の中央
    取付け穴4に密着することにより芯出しを行い、またセ
    ットボルト6緩め、切削工具3を取外すときには、下方
    スプリング9がテーパコレット5を押し上げて収縮させ
    ることにより、その外周部分が切削工具3の中央取付け
    穴4との間に間隙を生じさせるようにしたことを特徴と
    する切削工具用の芯出し装置。
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