JP3129558B2 - 空冷式吸収冷凍機・冷温水機における吸収器と凝縮器の複合流路 - Google Patents

空冷式吸収冷凍機・冷温水機における吸収器と凝縮器の複合流路

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JP3129558B2 JP04355210A JP35521092A JP3129558B2 JP 3129558 B2 JP3129558 B2 JP 3129558B2 JP 04355210 A JP04355210 A JP 04355210A JP 35521092 A JP35521092 A JP 35521092A JP 3129558 B2 JP3129558 B2 JP 3129558B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、吸収冷凍機又は冷温水
機において、吸収器と凝縮器とを空気ダクトを介して接
続して空冷式とし、伝熱管を空気流に対して抵抗の少な
い流線形又は矩形の前後部に丸みを付けた形状とし、さ
らに、吸収器の空気吸込口を広くし、凝縮器の空気出口
に行くにつれて空気流路が狭くなるようにした複合流路
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、吸収剤として例えば、臭化リチウ
ムを用い、冷媒として例えば、水を用いる吸収冷温水機
が一般に知られている。従来の吸収冷温水機は、一例と
して、図3に示すような構成である。1は上部低温胴
で、低温再生器2及び凝縮器3から構成され、さらに凝
縮器3内の下部には冷媒溜り4が設けられる。5は下部
低温胴で、蒸発器6及び吸収器7で構成される。8は高
温再生器で、燃焼室9、熱回収器10、気液分離器1
1、排気筒12及び燃焼装置13から構成される。その
他に、低温熱交換器14、高温熱交換器15などが構成
機器となる。吸収器7内の下部の液溜り16の希液は、
低温ポンプ17により管路18、19、低温熱交換器1
4、管路20を経て、低温再生器2に送られる。この希
液は管路21から流入してきた高温の冷媒蒸気によって
加熱され、中間濃度まで濃縮される。
【0003】この中間濃度の液は二分される。二分され
た液の一方は、高温ポンプ22により管路23、24、
高温熱交換器15、管路25を経て高温再生器8に送ら
れる。この中間濃度液は燃焼装置13によって加熱さ
れ、熱回収器10を上昇し、気液分離器11に入り、冷
媒蒸気と濃液とに分離される。この濃液は高温再生器8
内の圧力約650mmHgと、下部低温胴5の内部の圧力約
6mmHgとの差圧により、濃液管路26、高温熱交換器1
5、管路27を経て、先に分流してきた管路28からの
中間液(二分された液の他方)と混合し、混合濃液にな
って低温熱交換器14に入り、管路29を通り散布装置
30により、吸収器7の伝熱管上に散布され、液溜り1
6に戻る循環がなされる。
【0004】一方、気液分離器11で分離された冷媒蒸
気は、管路21を経て低温再生器2に入り、液を加熱し
て凝縮・液化し、管路46から凝縮器3に入る。また低
温再生器2において、希液が中間濃度液に濃縮されると
きに発生した冷媒蒸気は、上部空間から凝縮器3に入っ
て凝縮し、冷媒液となる。これらの凝縮した冷媒水は、
管路31を経て蒸発器6に入り、下部溜り32に蓄積さ
れる。この冷媒水は冷媒ポンプ33により管路34、3
5を経て、散布装置36により蒸発器6の伝熱管上に散
布される。
【0005】冷房に供するための冷水は、管路37から
蒸発器6に入り、滴下する冷媒の蒸発潜熱により冷却さ
れ、管路38から流出する。冷却水は管路39、40、
41を経て流出し、途中の吸収器7では吸収熱を、凝縮
器3では凝縮熱を奪い系外に持ち出す。また、冷暖切替
弁60を開き、さらに管路39に供給する冷却水を止め
ることにより、管路38から温水を得ることができる。
また、吸収冷凍機又は冷温水機において、伝熱管外に冷
却用空気を流し、伝熱管を冷却する空冷式とすることに
より、成績係数を良くしようとする試みがなされてい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、空冷式の吸収
冷凍機又は冷温水機において、空冷される伝熱管は、小
型化のために、接触面積を確保すべく多数の冷却フィン
を装備する必要があり、そのために冷却空気通路の抵抗
が大きくなり、冷却の効率が低下するという問題があ
る。
【0007】本発明は上記の点に鑑みなされたもので、
吸収器と凝縮器とを空気ダクトを介して接続して空冷式
とし、伝熱管を空気流に対して抵抗の少ない流線形又は
矩形の前後部に丸みを付けた形状とし、さらに、吸収器
の空気吸込口を広くし、凝縮器の空気出口に行くにつれ
て空気流路が狭くなるようにすることにより、良好な冷
却効果を得られるようにした空冷式吸収冷凍機・冷温水
機における吸収器と凝縮器の複合流路を提供することを
目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の空冷式吸収冷凍機・冷温水機における吸
収器と凝縮器の複合流路は、図1及び図2を参照して説
明すれば、凝縮器3、吸収器7、蒸発器6及び高温再生
器8を備えた吸収冷凍機・冷温水機において、吸収器7
と凝縮器3とを空気ダクト70を介して接続し、吸収器
7を空気で冷却した後、この排空気で凝縮器3を冷却す
るようにし、液体が流通する伝熱管72の横断面を空気
流に対して抵抗の少ない略楕円形又は複数個の曲率を持
つ曲面で構成された略卵形からなる略流線形とし、さら
に、吸収器7の空気吸込口74を広くし、凝縮器3の空
気出口76に行くにつれて空気流路が狭くなるようにし
たことを特徴としている。この場合、伝熱管72の内面
を波型表面80に形成し、伝熱管72の外側面に多数の
フィン78を多段に設けることが望ましい。また、吸収
器7と凝縮器3とにおける伝熱管配置が、夫々千鳥型配
置であり、かつ、気体の流れに対して等しい迎角を持つ
ように取付角を変えた流路構成とするのが望ましい。
【0009】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の好適な実施例
を詳細に説明する。ただし、この実施例に記載されてい
る構成部材の形状、その相対配置などは、とくに特定的
な記載がない限りは、本発明の範囲をそれらのみに限定
する趣旨のものではなく、単なる説明例にすぎない。図
1及び図2は、本発明の一実施例を示している。図1及
び図2において、吸収器7と凝縮器3とは空気ダクト7
0を介して接続されており、吸収器7が空気で冷却され
た後、凝縮器3がこの排空気で冷却される。そして、液
体が流通する伝熱管72の横断面は空気流に対して抵抗
の少ない略楕円形又は複数個の曲率を持つ曲面で構成さ
れた略卵形からなる略流線形を有している。さらに、吸
収器7の空気吸込口74は広くなっており、凝縮器3の
空気出口76に行くにつれて空気流路が狭くなるように
なっている。82は外ケーシング、84は冷却用空気通
路である。この場合、伝熱管72の内面を波型表面80
に形成し、伝熱管72の外側面に多数のフィン78を多
段に設けることが望ましい。この波型表面80として
は、一定曲率半径表面(constant curva
ture surface、CCS)とするのが好まし
い。CCSにすれば、熱伝達をより効率よく行なうこと
ができる。
【0010】空冷式の吸収冷凍機又は冷温水機の吸収器
7と凝縮器3とを空気で冷却するときに、冷却用の伝熱
管72の横断面を冷却空気通路に対して抵抗の少ない略
楕円形又は複数個の曲率を持つ曲面で構成された略卵形
からなる略流線形とし、図1に示すように、伝熱管72
に対して入口より出口に至る間に、流線が滑らかになる
ように配置された吸収器7と凝縮器3の複合流路を形成
している。すなわち、吸収器7と凝縮器3とにおける伝
熱管72の配置が、夫々千鳥型配置であり、気体(冷却
用空気)の流れに対して等しい迎角を持つように取付角
を変えた流路構成、つまり外側の伝熱管ほど外側へ向か
っている流路構成としている。このため、冷却用空気が
円滑、かつ、均一に流れ、熱交換が効率よく行なわれ
る。
【0011】
【発明の効果】本発明は上記のように構成されているの
で、つぎのような効果を奏する。 (1) 伝熱管の横断面を空気流に対して抵抗の少ない
略楕円形又は複数個の曲率を持つ曲面で構成された略卵
形からなる略流線形としているので、冷却用空気通路の
抵抗が小さくなり、熱効率が向上する。 (2) 空気吸込口を広くし、誘因ファンに行くにした
がって狭くなるようにするので、均一な冷却空気が得ら
れ、良好な冷却効果が得られる。 (3) 伝熱管の内面を波型表面に形成し、伝熱管の外
側面に多数のフィンを多段に設けることにより、さらに
良好な冷却効果が得られる。 (4) 伝熱管配置を千鳥型とし、気体に対して等しい
迎角を持つように配置する場合は、気体がより一層円
滑、かつ、均一に流れ、熱交換がより一層効率よく行な
われる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の空冷式吸収冷凍機・冷温水機における
吸収器と凝縮器の複合流路の一実施例を示す平面説明図
である。
【図2】同切り欠き斜視図である。
【図3】従来の吸収冷温水機のフローを示す説明図であ
る。
【符号の説明】
2 低温再生器 3 凝縮器 6 蒸発器 7 吸収器 8 高温再生器 72 伝熱管 74 空気吸込口 76 空気出口 78 フィン 80 波型表面 82 外ケーシング 84 冷却用空気通路

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 凝縮器(3)、吸収器(7)、蒸発器
    (6)及び高温再生器(8)を備えた吸収冷凍機・冷温
    水機において、 吸収器(7)と凝縮器(3)とを空気ダクト(70)を
    介して接続し、吸収器(7)を空気で冷却した後、この
    排空気で凝縮器(3)を冷却するようにし、 液体が流通する伝熱管(72)の横断面を空気流に対し
    て抵抗の少ない略楕円形又は複数個の曲率を持つ曲面で
    構成された略卵形からなる略流線形とし、 さらに、吸収器(7)の空気吸込口(74)を広くし、
    凝縮器(3)の空気出口(76)に行くにつれて空気流
    路が狭くなるようにしたことを特徴とする空冷式吸収冷
    凍機・冷温水機における吸収器と凝縮器の複合流路。
  2. 【請求項2】 伝熱管(72)の内面を波型表面(8
    0)に形成し、伝熱管(72)の外側面に多数のフィン
    (78)を多段に設けたことを特徴とする請求項1記載
    の空冷式吸収冷凍機・冷温水機における吸収器と凝縮器
    の複合流路。
  3. 【請求項3】 吸収器(7)と凝縮器(3)とにおける
    伝熱管配置が、夫々千鳥型配置であり、かつ、気体の流
    れに対して等しい迎角を持つように取付角を変えた流路
    構成としたことを特徴とする請求項1又は2記載の空冷
    式吸収冷凍機・冷温水機における吸収器と凝縮器の複合
    流路。
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