JP3128969B2 - クローラ式車両 - Google Patents

クローラ式車両

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JP3128969B2
JP3128969B2 JP04201214A JP20121492A JP3128969B2 JP 3128969 B2 JP3128969 B2 JP 3128969B2 JP 04201214 A JP04201214 A JP 04201214A JP 20121492 A JP20121492 A JP 20121492A JP 3128969 B2 JP3128969 B2 JP 3128969B2
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英業 多田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、建設機械等のクロー
ラ式車両に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、パワーショベルは、前後に存す
る歯付車輪にクローラを掛け渡し、上記前後の歯付車輪
を離間するようにテンションシリンダによって付勢し
て、上記クローラにテンションを与えて、上記クローラ
が歯付車輪から外れないようにしている。
【0003】そして、図2に示すように、上記テンショ
ンシリンダ1はフレーム2にピストン3を出没自在に嵌
め込んでおり、グリスガン5からグリスニップル4を通
してグリースを内部に充填して、ピストン3とフレーム
2とを張り出させるようにしている。なお、6は安全弁
である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のパワーショベルでは、クローラに張りをもたせるた
めに、グリスガン5によって定期的にテンションシリン
ダ1にグリースを充填しなければならず、面倒であると
いう問題がある。また、テンションシリンダ1へのグリ
ースの充填を怠ると、クローラが歯付車輪から外れてし
まうという問題がある。
【0005】そこで、この発明の目的は、軸受に潤滑油
を供給する潤滑油ポンプを利用することによって、軸受
への潤滑油の供給と連動して、テンションシリンダに潤
滑油を供給して、クローラに張りをもたせることがで
き、独立してクローラに張りをもたせる作業を不要とす
るクローラ式車両を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の発明は、前後に存する歯付車輪と、この
前後の歯付車輪に掛け渡したクローラと、上記前後の歯
付車輪を離間するように付勢して上記クローラにテンシ
ョンを与えるテンションシリンダと、軸受に潤滑油を供
給する潤滑油ポンプとを備えたクローラ式車両におい
て、上記潤滑油ポンプの吐出口と上記テンションシリン
ダとを、上記潤滑油ポンプの吐出口からテンションシリ
ンダへの方向が順方向となるチェック弁を介して接続し
たことを特徴としている。
【0007】請求項2の発明は、請求項1のクローラ式
車両において、上記潤滑油ポンプの吐出口とテンション
シリンダとの間に減圧弁を設けたことを特徴としてい
る。
【0008】請求項3の発明は、請求項1のクローラ式
車両において、上記チェック弁に代えて、切換弁を設け
たことを特徴としている。
【0009】請求項4の発明は、請求項1乃至3のいず
れか1つに記載のクローラ式車両において、上記潤滑油
ポンプを所定時間毎に駆動するコントローラを備えたこ
とを特徴としている。
【0010】
【作用】請求項1の発明によれば、潤滑油ポンプが軸受
に潤滑油を供給するときに、ポンプから吐出された潤滑
油の一部はチェック弁を通して、テンションシリンダに
供給される。したがって、歯付車輪に掛け渡されたクロ
ーラは、軸受に潤滑油が供給されると、テンションシリ
ンダが張り出されるので、従来の如く、独立して、テン
ションシリンダに潤滑油を供給するという面倒な作業が
不要となる。テンションシリンダに供給された潤滑油は
チェック弁によって漏れるのが防止される。軸受への潤
滑油の供給は一般に定期的に行なわれる。したがって、
クローラが歯付車輪から外れてしまうという事故もなく
なる。
【0011】また、請求項2の発明によれば、上記潤滑
油ポンプの吐出口とテンションシリンダとの間に減圧弁
を設けたので、上記テンションシリンダには上記減圧弁
で減圧された一定圧力の潤滑油が供給されることにな
る。したがって、上記テンションシリンダの張り出し力
は上記減圧弁で減圧された一定圧力に対応したものとな
り、クローラには一定のテンションが与えられ、過大な
テンションが与えられることはない。
【0012】また、請求項3の発明によれば、上記チェ
ック弁に代えて切換弁を設けたので、軸受への給油とは
無関係に上記テンションシリンダへの潤滑油の供給タイ
ミングを切換弁の制御によって任意に制御できる。
【0013】また、請求項4の発明によれば、上記潤滑
油ポンプを所定時間毎に駆動するコントローラを備えて
いるので、上記テンションシリンダに所定時間毎に自動
的に潤滑油を供給して、上記クローラのテンションを所
定時間毎に自動的に調節することができる。
【0014】
【実施例】以下、この発明を図示の実施例により詳細に
説明する。
【0015】図1において、11,12は前後に配置さ
れた歯付車輪、13は上記前後の歯付車輪11,12に
掛け渡されたクローラ、14はフレーム2にピストン3
を往復動自由に嵌合して構成したテンションシリンダ
で、このテンションシリンダ14は上記前後の歯付車輪
11,12を離間するように付勢して、クローラ13に
テンションを与えるものである。20は潤滑油ポンプユ
ニットとしてのグリースポンプユニットである。
【0016】上記グリースポンプユニット20は、モー
タ21と、このモータ21によって駆動される潤滑油ポ
ンプとしてのグリースポンプ22と、グリースタンク2
3と、リリーフ弁25と、脱圧弁26と、圧力スイッチ
27とを備える。上記グリースポンプ22の吐出口は分
配弁42に接続して、この分配弁42から、ブーム41
の軸受43にグリースを供給するようにしている。コン
トローラ31は所定時間毎にモータ21を駆動して、軸
受43へのグリースの供給を所定時間毎に行うようにし
ている。コントローラ31は圧力スイッチ27からの信
号を受けて、モータ21の作動を停止する。
【0017】上記グリースポンプ22の吐出口とテンシ
ョンシリンダ14と接続するライン51には、2次圧一
定形の減圧弁52と、チェック弁53とを上流側から順
次設けている。なお、54は安全弁であり、55はグリ
ースニップルである。
【0018】上記構成のクローラ式車両において、グリ
ースポンプユニット20のモータ21はコントローラ3
1によって、所定時間毎に駆動される。そうすると、グ
リースポンプ22からグリースが吐出され、分配弁42
を通して種々の軸受、例えば、軸受43に計量された一
定量のグリースが供給される。
【0019】一方、グリースポンプ22から吐出された
グリースは軸受43等に供給される他に、ライン51の
減圧弁52とチェック弁53を通してテンションシリン
ダ14に供給される。このため、上記テンションシリン
ダ14はグリースが供給される毎に張り出し動作を行
い、クローラ13にテンションを与える。このように、
軸受43に潤滑油を供給する毎に、クローラ13にテン
ションが与えられるので、従来の如き、独立してテンシ
ョンシリンダにグリースを充填する面倒な作業が不要と
なる。しかも、上記テンションシリンダ14に供給され
るグリースは、2次圧一定形の減圧弁52によって一定
の圧力に制御されているので、クローラ13に過大なテ
ンションが与えられることはない。また、上記テンショ
ンシリンダ14には、チェック弁53を通してグリース
が供給されるため、このチェック弁53の作用によっ
て、グリースポンプ22の作動を停止しても、テンショ
ンシリンダ14からグリースが漏れるのを防止すること
ができる。
【0020】また、上記グリースポンプ22を駆動する
モータ21は、コントローラ31によって所定時間毎に
駆動されるので、テンションシリンダ14へのグリース
の充填を自動的に所定時間毎に行うことができ、クロー
ラ13のテンションを所定時間毎に自動的に調整するこ
とができる。したがって、従来の如き、テンションシリ
ンダへのグリースの独立した充填作業が不要となり、ク
ローラ13に常時テンションを与えることができ、クロ
ーラ13の歯付車輪11,12からの脱落を防止するこ
とができる。
【0021】上記実施例では、減圧弁として2次圧一定
形の減圧弁を用いたが、定比減圧弁を用いてもよい。ま
た、上記チェック弁に代えて、切換弁を用いてもよい。
切換弁を用いたときには、テンションシリンダへのグリ
ースの供給のタイミングを、切換弁を制御することによ
って、任意に制御することができる。また、潤滑油ポン
プの吐出ラインからライン51へ分岐する分岐点に三方
向切換弁を設け、この切換弁で、軸受側とテンションシ
リンダ側とに切換接続して軸受またはテンションシリン
ダに潤滑油を優先的に供給することもできる。
【0022】
【発明の効果】以上より明らかなように、請求項1の発
明によれば、軸受に潤滑油を供給する潤滑油ポンプの吐
出口とテンションシリンダとを、チェック弁を介して接
続したので、歯付車輪に掛け渡されたクローラに、軸受
に潤滑油を供給する毎に、テンションを与えることがで
き、したがって、従来の如き独立して、テンションシリ
ンダに潤滑油を供給するという面倒な作業が不要とな
り、また、軸受の潤滑油の供給は一般に定期的に行なわ
れるので、クローラが歯付車輪から外れてしまうという
事故もなくなる。
【0023】また、請求項2の発明によれば、上記潤滑
油ポンプの吐出口とテンションシリンダとの間に減圧弁
を設けたので、上記テンションシリンダには上記減圧弁
で減圧された一定圧力の潤滑油を供給することができ、
したがって、上記テンションシリンダの張り出し力は上
記減圧弁で減圧された一定圧力に対応したものとなり、
クローラには一定のテンションが与えられ、過大なテン
ションが与えられることがない。
【0024】また、請求項3の発明によれば、上記チェ
ック弁に代えて切換弁を設けたので、上記テンションシ
リンダへの潤滑油の供給を切換弁の制御によって任意に
制御できる。
【0025】また、請求項4の発明によれば、上記潤滑
油ポンプを所定時間毎に駆動するコントローラを備えて
いるので、上記テンションシリンダに所定時間毎に自動
的に潤滑油を供給して、上記クローラのテンションを所
定時間毎に自動的に調節することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施例のクローラ式車両の説明
図である。
【図2】 従来のクローラ式車両のテンションシリンダ
を示す図である。
【符号の説明】
11,12…歯付車輪、13…クローラ、14…テンシ
ョンシリンダ、22…グリースポンプ、43…軸受、5
2…減圧弁、53…チェック弁。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−46777(JP,A) 実開 昭61−158577(JP,U) 実開 平1−173093(JP,U) 実開 平4−65689(JP,U) 実開 平1−91685(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B62D 55/30

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前後に存する歯付車輪と(11,12)
    と、この前後の歯付車輪(11,12)に掛け渡したク
    ローラ(13)と、上記前後の歯付車輪(11,12)
    を離間するように付勢して上記クローラ(13)にテン
    ションを与えるテンションシリンダ(14)と、軸受に
    潤滑油を供給する潤滑油ポンプ(22)とを備えたクロ
    ーラ式車両において、 上記潤滑油ポンプ(22)の吐出口と上記テンションシ
    リンダ(14)とを、上記潤滑油ポンプ(22)の吐出
    口からテンションシリンダ(14)への方向が順方向と
    なるチェック弁(53)を介して接続したことを特徴と
    するクローラ式車両。
  2. 【請求項2】 請求項1のクローラ式車両において、上
    記潤滑油ポンプ(22)の吐出口とテンションシリンダ
    (14)との間に減圧弁(52)を設けたクローラ式車
    両。
  3. 【請求項3】 請求項1のクローラ式車両において、上
    記チェック弁(53)に代えて、切換弁を設けたクロー
    ラ式車両。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれか1つに記載の
    クローラ式車両において、上記潤滑油ポンプ(22)を
    所定時間毎に駆動するコントローラ(31)を備えたク
    ローラ式車両。
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