JP2009274630A - クローラ式走行装置の張力調整装置 - Google Patents

クローラ式走行装置の張力調整装置 Download PDF

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【課題】クローラ式走行装置の張力調整装置を前方側従動輪に設置する際、クローラベルトとの干渉を回避し、テンションスプリングへの泥等の進入付着を防止し得るクローラ式走行装置の張力調整装置を提供すること。
【解決手段】クローラ式走行装置3の前方側の従動輪13に設置される張力調整装置19であって、基板22と、摺動板24と、支持杆25と、テンションスプリング26と、締付ナット27と、テンションスプリング26の覆い部材28とを備えて前記覆い部材28がトラックフレーム18に設けられた支持筒体18a内に前後方向へ摺動可能に配置されている。そして、支持筒体18aの前端側上部及びテンションスプリング26の覆い部材28の前端側上部には切欠部29,30が形成されており、摺動板24とテンションスプリング26の覆い部材28とが、切欠部29,30よりも後方位置で固着してある。
【選択図】図1

Description

本発明は、トラックローダ等に採用されているクローラ式走行装置の張力調整装置に関するものである。
従来、この種のクローラ式走行装置として、トラックフレームに設けた前後従動輪及び転輪と、それらの上方で後方寄りに配置される駆動輪とにクローラベルトを無端状に巻き掛け、このクローラベルトの張力を調整する張力調整装置を一方の従動輪とトラックフレームとの間に設けた構造のものがある(例えば、特許文献1参照)。
上記張力調整装置は、基本的な構造として、2枚の板の間にテンションスプリングを配置し、これら2枚の板をボルトで締め上げるような構造とされており、一方の板をトラックフレームに支持させ、他方の板に従動輪の支持ブラケットを取り付けて2枚の板の間に配置したテンションスプリングの弾発力を一方の従動輪を介してクローラベルトに作用させてクローラベルトに一定の張力を付与するようになされており、これらは、トラックフレームの支持筒体内に配置されている。
米国特許第7,229,140号明細書
前記特許文献1のものでは、クローラベルトで囲まれた略三角形空間の広い側のスペースに張力調整装置を設置しているため、覆い部材をテンションスプリングの全長に亘って設けてもクローラベルトと干渉することがない。
しかし、張力調整装置を前方側(駆動輪から遠い側)の従動輪に設ける場合では、クローラベルトで囲まれた略三角形空間の狭い側のスペースに張力調整装置を設置することになるため、張力調整装置を設置するためのスペースが十分になく、特に、小径の従動輪を採用する場合では、前記スペースが一層少なくなり、テンションスプリングの全長に亘って覆い部材を設けるとクローラベルトに干渉することになる。
そこで、クローラベルトとの干渉を避けて張力調整装置を設置するためには、トラックフレームの支持筒体に切欠部を設け、テンションスプリングの覆い部材を省略することが考えられるが、このようにトラックフレームの支持筒体に切欠部を設け、テンションスプリングの覆い部材を省略すると、テンションスプリングが露出することになり、作業中等にトラックフレームの支持筒体の切欠部から泥等が進入してテンションスプリングに付着硬化(噛み込み)し、テンションスプリングが縮まなくなるという問題点がある。
この種クローラ式走行装置においては、張力調整装置を駆動輪側の従動輪に設置した場合には、トラックローダの前進時と後進時とにおいて、駆動輪からクローラベルトを経由して張力調整装置側の従動輪に伝達される張力の伝達距離に大きな差があり、クローラベルトの寿命に悪影響を及ぼすことになるため、張力調整装置を駆動輪から遠い側の従動輪に設ける方が望ましい。
本発明は、クローラ式走行装置の張力調整装置を前方側従動輪に設置する際、クローラベルトとの干渉を回避し、テンションスプリングへの泥等の進入付着を防止し得るクローラ式走行装置の張力調整装置を提供することを目的としている。
前記目的を達成するために本発明は、トラックフレームに設けた前後従動輪及び転輪と、それらの上方で後方寄りに配置される駆動輪とにクローラベルトが無端状に巻き掛けられ、このクローラベルトの張力を調整する張力調整装置が前方側の従動輪に付設され、前記張力調整装置が、トラックフレーム側に支持される基板と、前方側の従動輪の支持部材に連結される摺動板と、前記基板に一端が固着され、他端側が前記摺動板に摺動可能に挿通された支持杆と、この支持杆に嵌装されて前記基板と摺動板との間に配置されたテンションスプリングと、前記支持杆の他端側に螺合されて前記基板と摺動板との間に配置されたテンションスプリングの弾発力を調整可能とした締付ナットと、前記テンションスプリングを覆う覆い部材とを備えて前記覆い部材がトラックフレームに設けられた支持筒体内にクローラ式走行装置の前後方向へ摺動可能に配置されており、
前記トラックフレームに設けられた支持筒体の前端側上部及び前記テンションスプリングの覆い部材の前端側上部には切欠部が形成されており、前記摺動板と前記テンションスプリングの覆い部材とが、前記切欠部よりも後方位置で固着してあることを特徴としている。
この構成によれば、トラックフレームの支持筒体の前端側上部及びテンションスプリングの覆い部材の前端側上部にそれぞれ切欠部を形成してあることによって、クローラベルトとの干渉を回避してクローラ式走行装置の張力調整装置を駆動輪から遠い前方側従動輪に設置することが可能となる。その際、摺動板とテンションスプリングの覆い部材とが切欠部よりも後方位置で固着してあるため、テンションスプリングが切欠部から露出することがなく、前記切欠部から進入した泥等がテンションスプリングに付着することを防止することができ、テンションスプリングの動作を円滑に維持させることができる。また、テンションスプリングの覆い部材をトラックフレームに設けられた支持筒体内に摺動可能に配置してあることにより、トラックフレームを変形させる力を分散させることができるとともに、前方側従動輪の直進性を高め、摺動時の捩れを低下させることができる。
また、前記前後従動輪及び転輪は、トラックフレームに対して、接地面高さを同一に揃えて支持されており、前記張力調整装置は、テンションスプリングの中心軸線が前方側従動輪の中心軸線よりも高い位置で接地面と平行に配置されていると共に、前記摺動板と前方の従動輪の支持部材との間には、前記摺動板から前下方へ延びる中継ステー部材を介して取付基板が設けてあることを特徴としている。
この構成によれば、クローラベルトの接地面が長くなり、走行駆動力が増加する。そして、張力調整装置を転輪の支持部を回避してその上方に配置することができ、しかも、テンションスプリングによる張力の作用方向をクローラベルトの接地面と平行とすることができる。また、中継ステー部材を介して取付基板を設けたことにより、摺動板をクローラベルトに干渉しない位置まで後方へずらせて配置することができ、これによって、摺動板と覆い部材との固着位置を切欠部よりも後方側とすることができ、テンションスプリングが切欠部から露出しないように被覆して泥等が付着しないようにすることができる。
本発明によれば、クローラ式走行装置の張力調整装置を前方側従動輪に設置する際、クローラベルトとの干渉を回避し、テンションスプリングへの泥等の進入付着を防止し得るクローラ式走行装置の張力調整装置を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
本発明を適用したトラックローダは、図3に示すように、機体フレーム1と機体フレーム1に装着したローダ作業装置(掘削作業装置)2と機体フレーム1を支持する左右一対のクローラ式走行装置3とを備え、機体フレーム1の前部側にキャビン4が搭載されている。
ローダ作業装置2は、左右一対のブーム5とブーム5の先端に装着したバケット6(作業具)とを備える。
左右一対のブーム5は、機体フレーム1及びキャビン4の左右両側に配置され、左右のブーム5はその前部側の中途部において、円筒状等のブーム連結体(図示省略)によって相互に連結されている。
左右一対のブーム5は、機体フレーム1の後上部にブーム5の基部側が後側の第1リフトリンク7と前側の第2リフトリンク8とを介して上下揺動自在に支持され、ブーム5の先端側が機体フレーム1の前方側で昇降するようになっている。左右一対のブーム5の基部側と機体フレーム1の後下部との間に複動式油圧シリンダからなる左右一対のブームシリンダ9が設けられている。
而して、左右一対のブーム5は、機体フレーム1の後上部にブーム5の基部側が後側の第1リフトリンク7と前側の第2リフトリンク8とを介して上下揺動自在に支持され、左右のブームシリンダ9の伸縮によって左右一対のブーム5が昇降動作して、ブーム5の先端側が機体フレーム1の前方側で昇降するようになっている。
バケット6はブラケット10を介してブーム5の先端部に支持軸11廻りに揺動自在に支持されている。バケット6のブラケット10とブーム5の先端側中途部との間に、複動式油圧シリンダからなるバケットシリンダ12が介装されている。このバケットシリンダ12の伸縮によってバケット6が揺動動作(スクイ・ダンプ動作)するように構成されている。
キャビン4(運転者保護装置)は、機体フレーム1に対して、後方側上部を支点として上下方向に起伏揺動自在に支持されており、キャビン4を倒伏状態にしたときに、機体フレーム1の上部開口部をキャビン4の底部で閉鎖するように機体フレーム1上に載置され、この状態でクローラ式走行装置3の走行やローダ作業装置2による作業がなされ、キャビン4を起立状態にしたときには機体フレーム1の上部開口部を開放して機体フレーム1内のメンテナンス等が可能とされている。
クローラ式走行装置3は、機体フレーム1の左右両側下部に配置されている。この左右一対のクローラ式走行装置3は、前後一対の従動輪13,14と一対の従動輪13,14間の上方で後方側に配置した駆動輪15とを有し、これら従動輪13,14及び駆動輪15にクローラベルト16を巻き掛けてなり、駆動軸17の回転により駆動輪15を駆動軸17廻りに回転させて、走行装置3が駆動するようになっている。一対の従動輪13,14はトラックフレーム18の前後両端にそれぞれ横軸廻りに遊転自在に支持され、一対の従動輪13,14のうちの一方は張力調整装置19により張力調整方向に付勢されている。一対の従動輪13,14間に複数の転輪20が設けられ、複数の転輪20はそれぞれトラックフレーム18に横軸廻りに遊転自在に支持されている。走行装置3の駆動軸17はキャビン4の後端部の下方で機体フレーム1内に配置されている。
左右一対の走行装置3はそれぞれ油圧式の走行モータ21を有しており、走行モータ21により駆動軸17を回転駆動し、駆動軸17の回転により走行モータ21のドラムの回転を介して駆動輪15が駆動軸17廻りに回転し、これにより、各走行装置3が走行モータ21によってそれぞれ駆動される。
張力調整装置19は、図1及び図2(A)(B)に示すように、トラックフレーム18側に支持される基板22と、前方側の従動輪13の支持部材23に連結される摺動板24と、前記基板22に一端が固着され、他端側が前記摺動板24に摺動可能に挿通された支持杆25と、この支持杆25に嵌装されて前記基板22と摺動板24との間に配置されたテンションスプリング26と、前記支持杆25の他端側に螺合されて前記基板22と摺動板24との間に配置されたテンションスプリング26の弾発力を調整可能とした締付ナット27と、前記テンションスプリング26を覆う覆い部材28とを備えて前記覆い部材28がトラックフレーム18に設けられた支持筒体18a内にクローラ式走行装置3の前後方向へ摺動可能に配置されている。
覆い部材28は、図2(A)(B)に示すように、テンションスプリング26の外径より若干大きい内部空洞を備えた略菱形筒体形状をなし、この内部空洞の下部には、スリット状の開口部が長手方向全長に亘って設けられている。摺動板24は、略八角形の周辺部を有する板材で構成されており、略菱形筒体形状をなす覆い部材28の内部空洞に周辺部を密着して溶接固定されている。また、基板22は、覆い部材28内で廻り止め機能を付与するために、前記摺動板24とほぼ同様な周辺部形状(略八角形)を持つ板材で構成されているが、覆い部材28に対しては、固着されず、単に、テンションスプリング26の中心軸線方向に摺動可能に当接せしめられている。トラックフレーム18の上部に設けられた支持筒体18aの断面形状は、図示を省略しているが、覆い部材28より若干大きい略菱形筒体形状とされており、この中で覆い部材28がトラックフレーム18の前後方向(テンションスプリング26の中心軸線方向)に摺動可能に収納されている。
前記トラックフレーム18に設けられた支持筒体18aの前端側上部及び前記テンションスプリング26の覆い部材28の前端側上部には切欠部29,30が形成されており、前記摺動板24と前記テンションスプリング26の覆い部材28とが、前記切欠部29,30よりも後方位置で固着してある。切欠部29,30の切り欠き形状は、支持筒体18a及び覆い部材28の前記した略菱形筒体形状の前端側上部を摺動板24の取付位置の前側から前方へ向けて前記略菱形筒体形状の高さ寸法の略半分程度まで円弧状乃至斜め下に傾斜状に切除して形成されている。
前記前後従動輪13,14及び転輪20は、トラックフレーム18に対して、接地面高さを同一に揃えて支持されており、前記張力調整装置19は、テンションスプリング26の中心軸線Pが前方側従動輪13の中心軸線Oよりも高い位置で接地面と平行に配置されていると共に、前記摺動板24と前方の従動輪13の支持部材23との間には、前記摺動板24から前下方へ延びる中継ステー部材31が設けてあり、この中継ステー部材31の先端に取付基板32が溶接固着してある。この取付基板32は、図2(A)(B)に示すように、クローラベルト16の幅方向(クローラ式走行装置3の左右方向)に幅広い板材で構成されており、上面をテンションスプリング26の覆い部材28の前端側延長部28aにも溶接固着してある。前方の従動輪13の支持部材23は、この取付基板32にボルト付けで連結されている。前記中継ステー部材31は、図2(A)(B)に示すように、取付基板32の横幅方向に離間して垂下状態で対向配置した2枚の板材からなり、この板材の上部が互いに反対方向に折曲されて覆い部材28の前端側延長部28aの内面に当接させて溶接固着されている。これらの構造によって、部品点数及び結合手数が必要最小限に削減され、摺動板24と取付基板32との結合強度が要求水準まで合理的にアップされている。
張力調整装置19の基板22には、トラックフレーム18に設けられた支持筒体18a内に取付支持されたオイル(グリス)シリンダ33のピストンロッド34の先端が連結してあり、該シリンダ33に設けられた逆止弁構造のオイル充填口から充填封入されるオイル(グリス)の充填封入量を調節することによってテンションスプリング26によるクローラベルト16への張力を外部から調整可能としている。
なお、図示を省略したが、機体フレーム1の底壁上の後側にエンジンが設けられている。また、機体フレーム1の底壁上の前側に燃料タンクと作動油タンクとが設けられている。そして、エンジンの前方に走行用油圧制御装置が設けられ、走行用油圧制御装置の前方に3連のギヤポンプが設けられている。機体フレーム1の右側の側壁の前後方向中途部に、作業用コントロールバルブ(油圧制御装置)が設けられている。
走行用油圧制御装置は、エンジンの動力によって作動油タンクの作動油を左右一対の走行モータ21に給排して、左右一対の走行モータ21を駆動制御する。ギヤポンプはエンジンの動力を走行用油圧制御装置を介して入力することによって作動油タンクの作動油を、作業用コントロールバルブを介してブームシリンダ9及びバケットシリンダ12に給排する。作業用コントロールバルブは、ブームシリンダ9及びバケットシリンダ12を駆動制御して、ブームシリンダ9及びバケットシリンダ12を伸縮動作させる。
図示を省略したが、キャビン4内に、走行用油圧制御装置のパイロット圧を操作するための走行用操作レバーと、作業用コントロールバルブのパイロット圧を操作するための作業用操作レバーとが設けられており、キャビン4内の運転席に着座した運転者によってこれらの操作レバーを操作することにより前記動作が行われる。
本発明の実施形態は、以上からなるもので、この実施形態の構成によれば、トラックフレーム18の上部に設けられた支持筒体18aの前端側上部及びテンションスプリング26の覆い部材28の前端側上部にそれぞれ切欠部29,30を形成してあることによって、クローラベルト16との干渉を回避してクローラ式走行装置3の張力調整装置19を駆動輪15から遠い前方側従動輪13に設置することが可能となる。その際、前方側の摺動板24とテンションスプリング26の覆い部材28との固着位置を支持筒体18a及び覆い部材28の切欠部29,30よりも後方位置としているため、テンションスプリング26が切欠部29,30から露出することがなく、前記切欠部29,30から進入した泥等がテンションスプリング26に付着することを防止することができ、テンションスプリング26の動作を円滑に維持させることができる。また、テンションスプリング26の覆い部材28をトラックフレーム18の上部に設けられた支持筒体18a内に摺動可能に配置してあることにより、張力調整装置19側の覆い部材28を通してトラックフレーム18側の支持筒体18aを変形させる力を分散させることができるとともに、前方側従動輪13の直進性を高め、摺動時の捩れを低下させることができる。
また、前記前後従動輪13,14及び転輪20は、トラックフレーム18に対して、接地面高さを同一に揃えて支持されているため、クローラベルト16の接地面が長くなり、走行駆動力が増加する。また、前記張力調整装置19は、テンションスプリング26の中心軸線Pが前方側従動輪13の中心軸線Oよりも高い位置で接地面と平行に配置されているため、張力調整装置19を転輪20の支持部を回避してその上方に配置することができると共に、前方の従動輪13を前方に向けてトラックフレーム18の前後方向に平行に押圧してクローラベルト16に張力を付与させることができる。さらに、前記摺動板24と前方の従動輪13の支持部材23との間には、前記摺動板24から前下方へ延びる中継ステー部材31を介して取付基板32が設けてあるため、テンションスプリング26の前方側の摺動板24をクローラベルト16に干渉しないように後方へずらせることができ、これによって、覆い部材28の切欠部30よりも後方側で覆い部材28と摺動板24とを固着させることができる。
なお、本発明の実施形態では、張力調整装置19の基板22にオイル(グリス)シリンダ32のピストンロッド33の先端を連結して外部からオイル(グリス)の充填封入量を調節可能とした場合を示しているが、これを省略して締付ナット27の締付加減によりテンションスプリング26の張力を調整させるようにしてもよい。また、覆い部材28は、テンションスプリング26の全長を覆う長さとしているが、切欠部29,30から進入する泥等がテンションスプリング26に付着することが防げる範囲の長さであれば短くてもよい。トラックフレーム18に設けられた支持筒体18a及び覆い部材28の断面形状は、図示した実施形態にのみ制約されるものではなく、他の形状としてもよい。
本発明の一実施の形態を示すクローラ式走行装置の張力調整装置取付部の縦断側面図である。 (A)は本発明に係る張力調整装置の要部縦断側面図、(B)はその前端側から見た正面図である。 本発明を適用したトラクタローダの側面図である。
符号の説明
1 トラックローダの機体フレーム
2 ローダ作業装置
3 クローラ式走行装置
4 キャビン
13 前側従動輪
14 後側従動輪
15 駆動輪
16 クローラベルト
18 トラックフレーム
19 張力調整装置
20 転輪
22 基板
23 支持部材
24 摺動板
25 支持杆
26 テンションスプリング
27 締付ナット
28 覆い部材
29 切欠部
30 切欠部
31 中継ステー部材
32 取付基板

Claims (2)

  1. トラックフレーム(18)に設けた前後従動輪(13,14)及び転輪(20)と、それらの上方で後方寄りに配置される駆動輪(15)とにクローラベルト(16)が無端状に巻き掛けられ、このクローラベルト(16)の張力を調整する張力調整装置(19)が前方側の従動輪(13)に付設され、前記張力調整装置(3)が、トラックフレーム(18)側に支持される基板(22)と、前方側の従動輪(13)の支持部材(23)に連結される摺動板(24)と、前記基板(22)に一端が固着され、他端側が前記摺動板(24)に摺動可能に嵌装された支持杆(25)と、この支持杆(25)に挿通されて前記基板(22)と摺動板(24)との間に配置されたテンションスプリング(26)と、前記支持杆(25)の他端側に螺合されて前記基板(22)と摺動板(24)との間に配置されたテンションスプリング(26)の弾発力を調整可能とした締付ナット(27)と、前記テンションスプリング(26)を覆う覆い部材(28)とを備えて前記覆い部材(28)がトラックフレーム(18)に設けられた支持筒体(18a)内にクローラ式走行装置(3)の前後方向へ摺動可能に配置されており、
    前記トラックフレーム(18)に設けられた支持筒体(18a)の前端側上部及び前記テンションスプリング(26)の覆い部材(28)の前端側上部には切欠部(29,30)が形成されており、前記摺動板(24)と前記テンションスプリング(26)の覆い部材(28)とが、前記切欠部(29,30)よりも後方位置で固着してあることを特徴とするクローラ式走行装置の張力調整装置。
  2. 前記前後従動輪(13,14)及び転輪(20)は、トラックフレーム(18)に対して、接地面高さを同一に揃えて支持されており、前記張力調整装置(19)は、テンションスプリング(26)の中心軸線(P)が前方側従動輪(13)の中心軸線(O)よりも高い位置で接地面と平行に配置されていると共に、前記摺動板(24)と前方の従動輪(13)の支持部材(23)との間には、前記摺動板(24)から前下方へ延びる中継ステー部材(31)を介して取付基板(32)が設けてあることを特徴とする請求項1に記載のクローラ式走行装置の張力調整装置。
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