JP3128387U - 電気機器の電源回路部構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】 電源回路部の構成に工夫を講じることによって、電源回路部を収容している筐体が電気部品などに接触してショートするという事態を防止する。
【解決手段】 電源回路部3の電気部品33の頂部を上方で覆う平坦な上板部51と、電気的接続箇所としての半田付け箇所を下方で覆う平坦な下板部52と、電源回路部3の背部を覆う後板部54と、電源回路部3の側部を覆う側板部56と、を備える保護カバー5を、電源回路部3に追加する。保護カバー5を樹脂製の一体成形体とする。筐体1の天板部15をできるだけ電気部品33の頂部に近付けてその筐体1を薄形化する。
【選択図】 図2

Description

本考案は、電気機器の電源回路部構造、特に、高圧を伴う電源回路部が板金製の筐体に収容されている電気機器に関し、筐体から電源回路部の背高部品や半田付け箇所などに至る直線距離(間隔)や沿面距離を延長することによって安全性や電気的特性を向上させるという対策を講じた電気機器の電源回路部構造に関する。
近時、DVDドライブなどの電気機器では、その筐体の薄形化ないし偏平化が顕著に促進されているという背景があり、筐体を板金製とした場合には、筐体の天板や底板、側板などとその筐体に収容されている電源回路部との間隔を十分に広く確保したり、筐体の天板や底板、側板などから電源回路部に至る沿面距離を十分に長くしたりして、使用時の安全性や電気的特性を確保することが要請されている。
この要請に応えるために、従来は、電源回路部のコンデンサーなどの背高部品の高さ寸法をできるだけ低く抑えて電源回路部と筐体の天板などとの間隔を広くしたり、確保して安全性や電気的特性を高めたり、筐体の天板の裏面などに電気絶縁製シートを貼り付けたりすることによって、使用時の安全性や電気的特性を確保するという対策が講じられていた。
一方、光ディスクドライブ装置などの外部記憶装置の筐体に関して、その前面パネルや背面パネルに金属板を採用することが公知である(たとえば、特許文献1参照)。また、オーディオキャビネットの組立工程を改善するための提案(たとえば、特許文献2参照)のほか、磁気ディスク記憶装置の筐体に対する磁気ディスク機構部の組付け構成に関する研究も行われている(たとえば、特許文献3参照)。
特開平7−201163号公報 特開昭58−173892号公報 特開昭63−69086号公報
しかしながら、筐体の天板や底板、側板などを板金製とした電気機器において、使用時の安全性や電気的特性や確保しつつその筐体の薄形化ないし偏平化を図るための対策として、上記した高さ寸法の低いコンデンサーなどの背高部品を採用すると、そのような背高部品が高価であるためにコスト高になるという問題がある。また、筐体の天板の裏面などに絶縁性シートを貼り付けるという手段を採用すると、その電気絶縁性シートが剥がれることがあって、電気絶縁性シートが剥がれた場合に必要とされる安全性や電気的特性が保たれなくなるという問題がある。
一方、上掲の各特許文献に記載されている技術によっては、電気機器の使用時の安全性や電気的特性や確保しつつその筐体の薄形化ないし偏平化を図るという課題を、高さ寸法の低い高価な背高部品を用いずに達成することはできない。
本考案は以上の問題や状況に鑑みてなされたものであり、筐体に収容されている電源回路部の構造を改良することによって、高さの低い高価な背高部品を用いなくても薄形化ないし偏平化された筐体の天板部などと電源回路部との間での電気絶縁性を確保することが可能であり、しかも、筐体の天板部などから電源回路部に至る沿面距離を十分に増大させて電気機器に要求される電気的特性を満足することのできる電気機器の電源回路部構造を提供することを目的とする。
また、本考案は、電源回路部を電気絶縁性の保護カバーで覆うことによって上記した電気絶縁性や電気的特性を確保することを基本とした上で、樹脂製の1部品で安価に製作された保護カバーを用い得る電気機器の電源回路部構造を提供することを目的とする。
本考案に係る電気機器の電源回路部構造は、電気部品を表面に搭載した配線基板を備える電源回路部の上記電気部品と上記配線基板との電気的接続箇所がその配線基板の裏面に配備されている。そして、上記電源回路部に、上記電気部品の頂部を上方で覆う上板部と、上記電気的接続箇所を下方で覆う下板部と、それらの上板部と下板部とに亘る立上り板部と、を備える樹脂製の一体成形体でなる保護カバーを追加したものである。
この構成を採用すると、筐体が薄形化ないし偏平化されているとしても、筐体に電源回路部を収容したときには保護カバーの上板部が筐体と電気部品の頂部との間に介在され、かつ、保護カバーの下板部が筐体と電気的接続箇所との間に介在される。その結果、仮に筐体が撓んだとしても、その筐体と電気部品や電気的接続箇所とが直接に接触するという事態が保護カバーの上板部や下板部によって阻止され、筐体と電気部品や電気的接続箇所とが電気的に短絡(ショート)するという事態が未然に防止されて使用時などの安全性が高まる。また、保護カバーの上板部や下板部が筐体と電気部品や電気的接続箇所との沿面距離を増大させることに役立つために電気的特性が向上する。これに加え、保護カバーは、その上板部と下板部とそれらに亘る立上り板部とを備えるために1部品で構成することが可能であるので、その保護カバーを樹脂製の安価な一体成形体で構成することかできる。
本考案では、上記保護カバーを備える電源回路部が筐体の内隅部に配備されていて、その内隅部が板金でなる天板と底板と背板と側板とで囲まれて形作られていると共に、上記保護カバーの立上り板部が、筐体の背板と上記電源回路部との間に位置する後板部と、その後板部にコーナ部を介して連続して筐体の側板と上記電源回路部との間に位置する側板部とを含んでいることが望ましい。これによれば、保護カバーの上板部が筐体と電気部品の頂部との間に介在され、かつ、保護カバーの下板部が筐体と電気的接続箇所との間に介在されるだけでなく、保護カバーの立上り板部のうちの後板部が筐体の背板と電気回路部との間に介在され、その立上り板部のうちの側板部が筐体の側板と上記電源回路部との間に介在されるので、筐体と電気部品や電気的接続箇所とが直接に接触するという事態がいっそう確実に阻止されるようになって、筐体と電気部品や電気的接続箇所とが電気的に短絡(ショート)するという事態が確実に防止されて使用時などの安全性が高まる。また、保護カバーの上板部や下板部だけでなく、後板部や側板部も筐体と電気部品や電気的接続箇所との沿面距離を増大させることに役立つ。
本考案では、上記保護カバーの立上り板部に、上記配線基板の端縁が差し込まれてその端縁を当該配線基板の厚さ方向で位置決めする溝部が備わっていることが望ましい。これによれば、保護カバーと配線基板とが配線基板の厚さ方向で位置決めされるために、振動や落下衝撃などが加わっても電気部品と保護カバーとが干渉するという事態が起こらない。
本考案では、上記保護カバーの上記コーナ部が上記筐体の内隅部の入隅形コーナ部分に配備されていると共に、その保護カバーの下板部に、上記筐体の底板の内面に重なり合う座部が備わっていることが望ましい。これによれば、また、保護カバーの立上り板部にコーナ部が備わっていることによりその保護カバーの強度が高まり、しかも、そのコーナ部が筐体の内隅部の入隅形コーナ部分に配備されて、保護カバーの下板部の座部が筐体の底板の内面に重なり合うことにより、保護カバーが筐体の強度を高めることに役立つ。
本考案では、上記座部が、上記下板部の裏面に非直線状の形態で形成されているリブでなる、という構成を採用することが望ましい。これによれば、座部を形成しているリブが保護カバーの下板部を補強することに役立つ。
本考案に係る電気機器の電源回路部構造は、電気部品を表面に搭載した配線基板を備える電源回路部の上記電気部品と上記配線基板との電気的接続箇所がその配線基板の裏面に配備されている電気機器の電源回路部構造であって、上記電気部品の頂部を上方で覆う平坦な上板部と、上記電気的接続箇所としての半田付け箇所を下方で覆う平坦な下板部と、それらの上板部と下板部とに亘る立上り板部と、を備える樹脂製の一体成形体でなる保護カバーを追加し、その保護カバーを備える上記電源回路部が、板金でなる天板と底板と背板と側板とで囲まれて形作られた筐体の内隅部に配備されていると共に、上記保護カバーの立上り板部が、筐体の背板と上記電源回路部との間に位置する後板部と、その後板部にコーナ部を介して連続して筐体の側板と上記電源回路部との間に位置する側板部とからなり、上記保護カバーの後板部に、その後板部の複数箇所に形成したリブの高さ方向中間部を欠除させることより形成されて上記配線基板の端縁が差し込まれてその端縁を当該配線基板の厚さ方向で位置決めする溝部が備わり、上記保護カバーの上記コーナ部が上記筐体の内隅部の入隅形コーナ部分に配備され、かつ、その保護カバーの下板部に、その下板部の裏面に非直線状の形態で形成されたリブでなる座部が備わっていて、その座部が上記筐体の底板の内面に重なり合っている、という構成を採用することによっていっそう具体化される。この考案の作用については後述する実施形態を参照して詳細に説明する。
以上のように、本考案に係る電気機器の電源回路部構造によれば、保護カバーの作用によって筐体が電源回路部の電気部品や電気的接続箇所に接触してショートするという事態が確実に防止されるため、ユーザが筐体に触れて感電するというような事故が防止されるようになる。そのため、コンデンサーなどの背高部品に高さ寸法の低い効果な部品を採用することなく、筐体の天板を可及的電気部品に近付けてその筐体の薄形化ないし偏平化を図ることが容易になる。また、保護カバーは筐体から電源回路部に至る沿面距離を増大させる作用をも発揮するので、電源回路部から外部に出る電気的ノイズが減少して電気機器の電気的特性が向上する。さらに、保護カバーが安価な樹脂製の一体成形体でなることにより、その保護カバーが筐体を補強する作用を発揮して落下時の耐衝撃性を高めることにも役立つようになるという利点がある。
図1は本考案に係る電源回路部構造を採用したDVDドライブとしての電気機器を背面側から見て示した外観斜視図である。図示のようにこの電気機器は偏平な薄型の筐体1に、図示していないDVDドライブ本体やその他の必要な要素が収容されていて、その要素のうちの1つに次に説明する電源回路部が含まれている。また、筐体1は、偏平箱形に組み合わされた板金製のボトムカバー12と同じく板金製のトップカバー13と備えていると共に、それらのボトムカバー12及びトップカバー13の前端に樹脂成形体でなるフロントパネル14が配備されている。そして、筐体1の天板15がトップカバー13の天板部によって形成され、筐体1の左右両側の側板16がトップカバー15とボトムカバー14とにそれぞれ備わっている側板部の合わせ構造によって形成され、筐体1の背板17がボトムカバー14の背板部によって形成され、筐体1の底板(不図示)がボトムカバー14の底板部によって形成されている。なお、21はファン、22は端子群を示している。
図2は電源回路部3などを示した概略斜視図である。同図の電源回路部3は、電源基板としての配線基板31に電気部品としてのラインフィルター32,コンデンサー33,トランス34などのほか、放熱板35などを搭載してなり、ラインフィルター32やコンデンサー33が一次側電源回路に含まれ、トランス34が二次側電源回路に含まれる。図例の電源回路部3を形成している電気部品のうち、最も背高の部品にはコンデンサー33が相当している。この電源回路部3は、数点の取付ビス41を用いて筐体1の底板18に固定されていると共に、筐体1の天板15(図1参照)と底板18と片側の側板16(図1参照)と背板17とにより囲まれて形作られた内隅部に配備されていて、その電源回路部3に接続されている電源コード(不図示)が上記背板17に形成された引出口19から外部へ引き出されている。
この電源回路部3には樹脂の一体成形体でなる保護カバー5が追加されている。図3には保護カバー5が正面図で示されている。また、図4にこの保護カバー5を斜視図で示してある。同図のように、保護カバー5は、平坦で略矩形の上板部51と、この上板部51に比較して細長く形成された平坦で略矩形の下板部52と、これらの下板部52と上板部51とに亘る立上り板部53とを備えていて、立上り板部53には、下板部52の後端縁から垂直に立ち上がって上端縁の一部が上板部51に連設された細長い後板部54と、この後板部54にコーナ部55を介し連続して下板部52の片側端縁から垂直に立ち上がって上端縁が上板部51の片側端縁に連設された側板部56とが含まれている。また、上記コーナ部55の外側に形成されている入隅部57が形成されているのに対して、後板部54の外側には高さ方向に延びる凹溝部58が形成されていて、これらの入隅部57や凹溝部58に、後方に向けて開放された取付ビス挿通孔61,62を備えるビス止め片63,64が一体に成形されている。なお、上記した入隅部57や凹溝部58は、ビス止め片63,64を後板部54から突き出さない形態で保護カバー5に具備させることに役立っているほか、保護カバー5の剛性を高めてその強度を向上させることにも役立っている。さらに、図3に示したように、上記後板部54の内面の所定間隔を隔てた複数箇所に縦リブ65が形成されていて、この縦リブ65の高さ方向中間部を欠除させることによって形成した溝部66に、上記配線基板31の端縁を差し込むことができるようになっていると共に、上記下板部52の裏面にリブでなる座部67が一体に成形されていて、この座部67によって下板部52が補強されている。この実施形態において、座部67を形成しているリブは、コ字形部分やそのコ字形部分の両側に延び出たL字形部分などを有して下板部52のほぼ前面に亘って形成された非直線状の形態で形成されている。
上記した保護カバー5は、図2のように、配線基板31とその配線基板31を搭載しているコンデンサー33などの一次側電気部品を覆って配備される。言い換えると、配線基板31を筐体1の底板18にビス止めするのに先立って、その配線基板31を保護カバー5の上板部51と下板部52との対向空間に嵌め込むことによって、コンデンサー33などの一次側電気部品やそれらの電気部品と配線基板31との電気的接続箇所36(半田付け箇所:後述する)などを上記対向空間に配備し、その後、配線基板31を図2のように取付ビス41で筐体1の底板18にビス止めすると共に、図4に示した保護カバー5のビス止め片63,64を取付ビス(不図示)を用いて筐体1に固定するという取付工程が行われる。
このようにして配線基板31や保護カバー5を筐体1に固定する場合に、図3又は図5のように、配線基板31の後端縁が保護カバー5側の上記縦リブ65の溝部66に差し込まれている。そのため、保護カバー5と配線基板31とが配線基板31の厚さ方向で位置決めされて、振動や落下衝撃などが加わってもコンデンサー33などの電気部品と保護カバー5とが干渉するという事態が起こらないようになっている。
図2のように、筐体1内では、保護カバー5のコーナ部55(図4参照)が筐体1の内隅部の入隅形コーナ部分10に配備される。また、保護カバー5の下板部52に備わっている座部67が、図3のように筐体1の底板18の内面に重ね合わされている。
以上説明したように、筐体1に電源回路部3が嵌め込まれた保護カバー5が配備されていると、筐体1の天板15の位置を電源回路部3のコンデンサー33などの電気部品に可及的近接させることによってその筐体1の薄形化ないし偏平化を図ってあるとしても、図3のように保護カバー5の上板部51が筐体1の天板15と電気部品のうちの最も背高の部品であるコンデンサー33の頂部との間に介在され、保護カバー5の下板部52が筐体1の底板18と電気的接続箇所(半田付け箇所)36との間に介在される。そのため、筐体1が外力を受けて撓んだとしても、その天板15や底板18がコンデンサー33や電気的接続箇所36に直接に接触するという事態が保護カバー5の上板部51や下板部52によって阻止されるようになり、筐体1とコンデンサー33などの電気部品や電気的接続箇所36とがショートしてユーザが感電するという事態が起こらず、当該電気機器の安全性が高まる。保護カバー5の上板部51や下板部52などについて上記したショート阻止作用は、その保護カバー5の側板部56や後板部54などによっても発揮される。すなわち、側板部56は、筐体1の側板16が電気部品に接触することを防ぐことに役立ち、後板部54は、筐体1の背板17が電気部品に接触することを防ぐことに役立つ。
また、保護カバー5が筐体1と電源回路部3との間に介在されている構成になっているため、その保護カバー5が筐体1と電源回路部3との沿面距離を増大させて当該電気機器の電気的特性を高めることにも役立っている。すなわち、保護カバー5の上板部51や下板部52が筐体1の天板15や底板18とコンデンサー33などの電気部品や電気的接続箇所36との沿面距離を増大させることに役立ち、保護カバー5の側板部56や後板部54が、筐体1の側板16や背板17とコンデンサー33などの電気部品や電気的接続箇所36との沿面距離を増大させることに役立つ。
これに加え、保護カバーは、その上板部と下板部とそれらに亘る立上り板部とを備えるために1部品で構成することが可能であるので、その保護カバーを樹脂製の安価な一体成形体で構成することかできる。
また、上記実施形態では、筐体1の内隅部に配備されている保護カバー5のコーナ部55が図2のように筐体1の内隅部の入隅形コーナ部分に配備されていることに加えて、保護カバー5側の座部67が筐体1の底板18の内面に重なり合っているという構成を採用している。そのため、保護カバー5のコーナ部55が筐体1の内隅部の強度を高めることに役立つ。したがって、落下衝撃などによって変形しやすい箇所である筐体1の内隅部の変形が保護カバー5によって抑制されるという利点がある。
一方、保護カバー5は、図4を参照して説明したように上板部51と下板部52とそれらの間に亘る立上り板部53を備える形状を有していて、そのビス止め片63,64の取付ビス挿通孔61,62を後方に向けて開放させてある。そのため、この保護カバー5は、同図に矢印A,Bで示した相反する2方向で離型される成形用の割り型を用いて1工程で製作される単一部品でなる。したがって、保護カバー5を安価に製作することができるたけでなく、この保護カバー5を電源回路部3と共に筐体1に組み付けるときにもその組付け工程が煩雑になって組立コストが高くなるということにはならない。このことから、保護カバー5を追加したことよって電気機器の量産性が損なわれるということにはならない。
本考案に係る電源回路部構造を採用した電気機器を背面側から見て示した外観斜視図である。 電源回路部などを示した概略斜視図である。 保護カバーや筐体などを示した縦断正面図である。 保護カバーの斜視図である。 縦リブと溝部を示した縦断側面図である。
符号の説明
1 筐体
3 電源回路部
5 保護カバー
15 天板
16 側板
17 背板
18 底板
31 配線基板
33 コンデンサー(電気部品)
36 電気的接続箇所(半田付け箇所)
51 上板部
52 下板部
53 立上り板部
54 後板部
55 コーナ部
56 側板部
65 縦リブ(リブ)
66 溝部
10 筐体の内隅部の入隅形コーナ部分
67 座部

Claims (6)

  1. 電気部品を表面に搭載した配線基板を備える電源回路部の上記電気部品と上記配線基板との電気的接続箇所がその配線基板の裏面に配備されている電気機器の電源回路部構造であって、
    上記電気部品の頂部を上方で覆う平坦な上板部と、上記電気的接続箇所としての半田付け箇所を下方で覆う平坦な下板部と、それらの上板部と下板部とに亘る立上り板部と、を備える樹脂製の一体成形体でなる保護カバーを追加し、その保護カバーを備える上記電源回路部が、板金でなる天板と底板と背板と側板とで囲まれて形作られた筐体の内隅部に配備されていると共に、上記保護カバーの立上り板部が、筐体の背板と上記電源回路部との間に位置する後板部と、その後板部にコーナ部を介して連続して筐体の側板と上記電源回路部との間に位置する側板部とからなり、
    上記保護カバーの後板部に、その後板部の複数箇所に形成したリブの高さ方向中間部を欠除させることより形成されて上記配線基板の端縁が差し込まれてその端縁を当該配線基板の厚さ方向で位置決めする溝部が備わり、
    上記保護カバーの上記コーナ部が上記筐体の内隅部の入隅形コーナ部分に配備され、かつ、その保護カバーの下板部に、その下板部の裏面に非直線状の形態で形成されたリブでなる座部が備わっていて、その座部が上記筐体の底板の内面に重なり合っていることを特徴とする電気機器の電源回路部構造。
  2. 電気部品を表面に搭載した配線基板を備える電源回路部の上記電気部品と上記配線基板との電気的接続箇所がその配線基板の裏面に配備されている電気機器の電源回路部構造であって、
    上記電気部品の頂部を上方で覆う上板部と、上記電気的接続箇所を下方で覆う下板部と、それらの上板部と下板部とに亘る立上り板部と、を備える樹脂製の一体成形体でなる保護カバーを追加したことを特徴とする電気機器の電源回路部構造。
  3. 上記保護カバーを備える電源回路部が筐体の内隅部に配備されていて、その内隅部が板金でなる天板と底板と背板と側板とで囲まれて形作られていると共に、上記保護カバーの立上り板部が、筐体の背板と上記電源回路部との間に位置する後板部と、その後板部にコーナ部を介して連続して筐体の側板と上記電源回路部との間に位置する側板部とを含んでいる請求項2に記載した電気機器の電源回路部構造。
  4. 上記保護カバーの立上り板部に、上記配線基板の端縁が差し込まれてその端縁を当該配線基板の厚さ方向で位置決めする溝部が備わっている請求項2又は請求項3に記載した電気機器の電源回路部構造。
  5. 上記保護カバーの上記コーナ部が上記筐体の内隅部の入隅形コーナ部分に配備されていると共に、その保護カバーの下板部に、上記筐体の底板の内面に重なり合う座部が備わっている請求項3又は請求項4に記載した電気機器の電源回路部構造。
  6. 上記座部が、上記下板部の裏面に非直線状の形態で形成されているリブでなる請求項5に記載した電気機器の電源回路部構造。
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