JP3127832B2 - 内燃機関のエアアシスト装置 - Google Patents

内燃機関のエアアシスト装置

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JP3127832B2 JP08203770A JP20377096A JP3127832B2 JP 3127832 B2 JP3127832 B2 JP 3127832B2 JP 08203770 A JP08203770 A JP 08203770A JP 20377096 A JP20377096 A JP 20377096A JP 3127832 B2 JP3127832 B2 JP 3127832B2
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    • F02MSUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
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  • General Engineering & Computer Science (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は内燃機関のエアアシ
スト装置に関する。
【0002】
【従来の技術】燃料噴射弁から噴射された燃料を微粒化
するために、スロットル弁下流の吸気通路内に燃料噴射
弁を配置し、スロットル弁上流の吸気通路からアシスト
エア通路を分岐してこのアシストエア通路のアシストエ
アの噴出口から噴出したアシストエアを燃料噴射弁から
噴射された燃料に吹き当てるようにしたエアアシスト装
置が従来より用いられている。ところでこのようにアシ
ストエアによって燃料の微粒化を行う場合、アシストエ
ア量を機関運転状態に応じた最適のアシストエア量に制
御する必要があり、そのために通常アシストエア通路内
に流量制御弁が設けられている。ところがこのような流
量制御弁を設けると製造コストがアップする。そこでア
シストエア通路内に流量制御弁を設けることなく吸気通
路の上部内壁面上にアシストエア通路に通ずる空気取入
れポートを形成し、この空気取入れポートの開口面積を
スロットル弁の外周端面により制御するようにしたエア
アシスト装置が公知である(特開昭57−119139
号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところでこのエアアシ
スト装置ではアシストエア通路が空気取入れポートから
上方に延びている。しかしながらこのようにアシストエ
ア通路が空気取入れポートから上方に延びていると空気
取入れポートからアシストエア通路内に流入した吸入空
気中に含まれる水分が空気取入れポート内に付着堆積す
る。空気取入れポート内に水分が付着堆積すると空気取
入れポート内へ流入する吸入空気中に含まれる塵埃が空
気取入れポート内に次第に堆積し、その結果空気取入れ
ポートが目詰りしてしまうという問題を生ずる。
【0004】また、空気取入れポート内に水分が付着堆
積すると寒冷地においては機関停止中にこの付着堆積し
た水分によってスロットル弁が氷結してしまうという問
題も生ずる。特にスロットル弁上流の吸気通路内にブロ
ーバイガスを供給するようにした内燃機関ではブローバ
イガス中に含まれる水分やオイル等の液状物によって空
気取入れポートは一層目詰りを生じやすくなり、更にス
ロットル弁は一層氷結しやすくなる。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに1番目の発明によれば、燃料噴射弁からの噴射燃料
にアシストエアを供給するためのアシストエア通路を具
備し、機関吸気通路の上部内壁面にアシストエア通路に
通ずる空気取入れポートを形成した内燃機関のエアアシ
スト装置において、空気取入れポートの上方にアシスト
エア室を形成すると共に空気取入れポートをアシストエ
ア室内に開口せしめ、アシストエア室内への空気取入れ
ポートの開口部よりも下方に位置するアシストエア室内
にアシストエア通路へのアシストエア流出口を形成し、
空気取入れポートの開口部からアシストエア流出口に至
るアシストエア室の底壁面上に空気取入れポートの開口
部から流入した液状物が自重によってアシストエア流出
口まで流れ落ちる液状物流通路を形成している。即ち、
空気取入れポートからアシストエア室内に流入した液状
物は液状物流通路に沿って自重により、アシストエア流
出口まで流れ落ち、次いでアシストエア通路内に送り込
まれる。
【0006】2番目の発明では1番目の発明において、
空気取入れポートを加熱するための加熱手段を具備して
いる。即ち、この加熱手段によって空気取入れポートに
付着した液状物が気化せしめられる。3番目の発明で
は、燃料噴射弁からの噴射燃料にアシストエアを供給す
るためのアシストエア通路を具備し、機関吸気通路の上
部内壁面上にアシストエア通路に通ずる空気取入れポー
トを形成した内燃機関のエアアシスト装置において、空
気取入れポート上流の吸気通路上部内壁面上に空気取入
れポート内に液状物が侵入するのを阻止するための液状
物遮断突出壁又は液状物逃し溝を形成している。即ち、
空気取入れポートに向けて吸気通路内を流れる液状物は
空気取入れポートに流入しないように液状物遮断突出壁
又は液状物逃し溝によって流れ方向が偏向せしめられ
る。
【0007】
【発明の実施の形態】図1を参照すると、1は機関本
体、2は吸気枝管、3はサージタンク、4は排気マニホ
ルドを夫々示し、各吸気枝管2には対応する気筒の吸気
ポート内に向けて燃料を噴射するための燃料噴射弁5が
取付けられる。サージタンク3は吸気ダクト6およびエ
アフローメータ7を介してエアクリーナ8に連結され、
吸気ダクト6内には機関本体1から排出されたブローバ
イガスを吸気ダクト6内に供給するためのブローバイガ
ス供給管9が配置される。更に、ブローバイガス供給管
9下流の吸気ダクト6内にはスロットル弁10が配置さ
れる。
【0008】図2に示されるように燃料噴射弁5の先端
部にはアシストエア用アダプタ11が取付けられる。こ
のアダプタ11は二又に分岐された燃料空気流通孔12
と、アダプタ11周りに形成されたアシストエア室13
と、燃料空気流通孔12内に開口するアシストエア噴出
口14とを具備する。一方、図1に示されるようにスロ
ットル弁10周りの吸気ダクト6の内壁面上には空気取
入れポート15が形成され、この空気取入れポート15
はアシストエア導管16を介してアダプタ11周りのア
シストエア室13に連結される。
【0009】図1に示す実施例では空気取入れポート1
5の少くとも一部が常時スロットル弁10上流の吸気ダ
クト6内に開口している。従ってスロットル弁10上流
の吸気ダクト6内の圧力と吸気枝管2内の圧力との圧力
差によってスロットル弁10上流の吸気ダクト6内の空
気が空気取入れポート15からアシストエア導管16を
介してアダプタ11周りのアシストエア室13内に供給
され、次いでこの空気、即ちアシストエアはアシストエ
ア噴出口14から燃料空気流通孔12内に噴出せしめら
れる。燃料噴射弁5のノズル口17からは燃料が燃料空
気流通孔12内に向けて噴射せしめられ、アシストエア
噴出口14から噴出するアシストエアによって噴射燃料
の微粒化が促進される。
【0010】図3から図5にスロットル弁10周りの拡
大図を示す。図3から図5に示されるように吸気ダクト
6の内壁面は円形の断面形状を有し、スロットル弁10
の弁体10aも円形の輪郭形状を有する。スロットル弁
10の弁軸10bはほぼ水平方向に延びており、この弁
軸10bから最も離れた吸気ダクト6の内壁面上方部に
複数個の空気取入れポート15が形成されている。図3
から図5に示す実施例では3個の空気取入れポート15
が弁軸10bに対し垂直な対称面Kに関して対称的に配
置されているが4個以上或いは2個の複数個の空気取入
れポート15を対称面Kに関して対称的に配置すること
もできる。
【0011】図3から図5に示されるように空気取入れ
ポート15上方の吸気ダクト6の壁面内にはアシストエ
ア室18が形成されており、全ての空気取入れポート1
5はアシストエア室18内に開口する。一方、アシスト
エア室18内にはアシストエア流出口19が形成され、
このアシストエア流出口19はアシストエア通路20を
介してアシストエア導管16(図1)に接続される。
【0012】図3から図5に示される実施例ではアシス
トエア室18の底壁面18aはアシストエア流出口19
に向けて傾斜した平坦面から形成されており、各空気取
入れポート15はこの平坦な底壁面18a上においてア
シストエア室18内に開口している。従って空気取入れ
ポート15からアシストエア室18内に流入した吸入空
気中の水分、および空気取入れポート15からアシスト
エア室18内に流入したブローバイガス中の水分やオイ
ルは平坦な底壁面18aに沿って自重によりアシストエ
ア流出口19まで流れ落ちる。従ってこれら水分やオイ
ル、即ち液状物は空気取入れポート15にほとんど付着
堆積しないので空気取入れポート15にはほとんど塵埃
等が堆積せず、斯くして空気取入れポート15が目詰り
するのを阻止することができることになる。
【0013】また、この実施例ではアシストエア流出口
19からアシストエア通路20およびアシストエア導管
16を介してアダプタ11周りのアシストエア室13に
至るアシストエア通路は上昇することなく下降し続け
る。従ってアシストエア流出口19から流出した液状物
はアシストエア噴出口14を介して吸気枝管2内に排出
される。
【0014】また、この実施例では図3に示されるよう
に空気取入れポート15に隣接して加熱手段、即ち機関
冷却水又は再循環排気ガスの流通路21が形成されてい
る。従ってたとえ空気取入れポート15内に液状物が付
着したとしてもこの液状物は流通路21内を流れる機関
冷却水又は再循環排気ガスによって加熱され、それによ
ってこの液状物は気化せしめられる。
【0015】ところで従来よりアシストエアの流路面積
は吸入空気量が少ないときには吸入空気量の増大に伴な
って増大せしめられ、吸入空気量が一定値を越えるとほ
ぼ一定に維持される。従ってアシストエア量Qはスロッ
トル開度に対しておおよそ図18の実線で示すように変
化する。即ち、アイドリング運転時には噴射燃料の微粒
化に対して最適なアシストエア量が存在し、この最適な
アシストエア量が図18においてQ0 で示されている。
一方、最適なアシストエア量はスロットル開度が大きく
なるにつれてQ0 から徐々に増大し、スロットル開度が
或る程度大きくなるとアシストエアの流路面積が一定と
なるためにアシストエア量が増大しなくなる。次いでス
ロットル開度が更に大きくなるとスロットル弁の前後差
圧が小さくなるためにアシストエア量は徐々に減少す
る。
【0016】図19の(A)から(E)は吸気通路X内
に配置されたスロットル弁Yにより吸気通路Xの内壁面
上に形成されたアシストエアの空気取入れポートZの開
口面積を制御するようにした場合の種々の例を示してい
る。なお、図19の(A)から(E)において各スロッ
トル弁Yはアイドリング位置にあるところを示してお
り、吸入空気は各吸気通路X内を上方から下方に向けて
流れる。
【0017】吸気通路Xの内壁面上に空気取入れポート
Zを形成する場合、加工の容易性や寸法精度から考える
と空気取入れポートZはドリルによって穿設することが
好ましい。従って空気取入れポートZaの断面形状は円
形断面とすることが好ましいことになる。図19の
(A)から(D)は空気取入れポートZの断面形状を円
形断面とした場合を示しており、また図19(A)は空
気取入れポートZを比較的小径に、図19(B),
(C),(D)は空気取入れポートZを比較的大径に形
成した場合を夫々示している。
【0018】図19(A)に示されるように空気取入れ
ポートZの断面形状を比較的小径の円形形状から形成す
るとアシストエアの流路面積がかなり小さくなり、その
結果図18の破線Q1 で示すようにアシストエア量は実
線に示す最適値に対して全体的にかなり少なくなる。従
ってこの場合には噴射燃料の微粒化を良好に促進するこ
とが困難となる。
【0019】噴射燃料の微粒化を促進するためにはアシ
ストエア量を増大する必要があり、そのためには空気取
入れポートZの流路面積を増大させる必要がある。図1
9(B)は空気取入れポートZの断面形状を比較的大径
の円形断面から形成し、それによって空気取入れポート
Zの流路面積を増大させた場合を示している。ところが
この場合、図19(B)に示されるように空気取入れポ
ートZがスロットル弁Yの上流側および下流側に共に開
口するように配置されるとアイドリング運転時には矢印
Fで示されるように吸入空気が空気取入れポートZ内に
流入することなくスロットル弁Y下流の吸気通路X内に
流入する。従ってこの場合には空気取入れポートZの流
路面積を増大させてもアイドリング運転時のアシストエ
ア量を増量することができない。
【0020】一方、図19(C)は比較的大径の円形断
面形状を有する空気取入れポートZをスロットル弁Yの
上流側のみに開口するように配置した場合を示してい
る。この場合には吸入空気が空気取入れポートZ内に流
入するので図18において破線Q3で示されるようにア
シストエア量は全体的に増大する。しかしながらこの場
合、アイドリング運転時における吸気通路X内への空気
取入れポートZの開口面積がかなり大きくなるので図1
8の破線Q3 からわかるようにアイドリンク運転時にお
けるアシストエア量が最適値Q0 よりもかなり大きくな
ってしまう。
【0021】一方、アイドリング運転時におけるアシス
トエア量が最適値Q0 となるように空気取入れポートZ
の断面積を小さくすると今度は図18の破線Q2 で示さ
れるようにスロットル弁Yが開弁したときのアシストエ
ア量が実線に示す最適値よりも小さくなってしまう。即
ち、空気取入れポートZの断面積をどのようにしようと
も、また空気取入れポートZとスロットル弁Yとの位置
関係をどのようにしようとも図18において実線で示さ
れる最適のアシストエア量とすることはできない。
【0022】これに対して図19(D)に示されるよう
にスロットル弁Yの弁体の厚みを厚くするとアシストエ
ア量を図18の実線で示すような最適値とすることがで
きる。しかしながらこのようにスロットル弁Yの弁体の
厚みを厚くすると機関高負荷運転時における吸気通路X
の通路抵抗が大きくなり、斯くして機関高出力を得るこ
とができなくなる。従って図19(D)に示されるよう
にスロットル弁Yの弁体の厚みを厚くすることはできな
い。
【0023】また、図19(E)に示すように空気取入
れポートZの断面形状を細長い長穴形状に形成するとア
イドリング運転時にはアシストエア量を図18に示す最
適値Q0 とすることができ、またスロットル開度が大き
くなったときには図18において実線で示されるような
最適なアシストエア量を確保することができる。しかし
ながら空気取入れポートZの断面形状を細長い長穴形状
に形成するにはフライスによる加工や放電加工等の複雑
でかつ長時間を要する加工が必要となり、従って大巾な
コストアップを招くという問題がある。また、プレスに
よる打ち抜き加工を用いると単時間で細長い長穴を形成
することができるがプレス加工を行うと吸気ダクトに歪
みが生じ、その結果アイドリング運転時における吸入空
気量およびアシストエア量が吸気ダクト毎にばらついて
しまうという問題がある。
【0024】上述の説明から明らかなようにアシストエ
ア量をスロットル弁Yにより制御するようにした場合に
は加工の容易性および加工精度から考えて空気取入れポ
ートZの断面形状を円形状にすることが好ましいと云え
る。しかしながらこの場合、空気取入れポートZの断面
形状を円形状にしたとしても一個の空気取入れポートZ
を設けただけでは最適なアシストエア量を確保すること
ができない。最適なアシストエア量を確保するには複数
個の空気取入れポートZを設けることが必要であり、従
って図3から図5に示される実施例では複数個の空気取
入れポート15を設けるようにしている。
【0025】図3から図5を参照するとこの実施例では
各空気取入れポート15が同一径の円形断面形状を有し
ている。これらの各空気取入れポート15はドリルによ
って穿設されており、吸気ダクト6の半径方向に延びて
いる。図3から図5はスロットル弁10がアイドリング
位置にあるときを示しており、図6はスロットル弁10
がアイドリング位置にあるときにスロットル弁10の弁
体10aに沿ってみたときの弁体10aと各空気取入れ
ポート15との位置関係を示している。図3および図6
に示されるように各空気取入れポート15は、スロット
ル弁10がアイドリング位置にあるときに各空気取入れ
ポート15の開口部の大部分がスロットル弁10の外周
端面10cによって覆われ、各空気取入れポート15の
開口部の上流側端部領域のみがスロットル弁10上流の
吸気ダクト6内に開口するように配置される。なお、図
3から図6に示す実施例ではこのとき各空気取入れポー
ト15の開口部の上流側端部領域の面積は全て等しくな
っている。
【0026】なお、スロットル弁10はアイドリング位
置にあるときに図3に示される如く吸気ダクト6の横断
面に対して傾斜しており、このとき各空気取入れポート
15は図6に示すように弁体10aの周縁に沿って整列
するように形成されている。即ち、図4の対称面Kから
離れている空気取入れポート15ほど上流側に位置して
おり、従って各空気取入れポート15は吸気ダクト6の
同一横断面内において整列配置されているわけではな
い。
【0027】図7は図3から図6に示される実施例にお
いてスロットル弁10上流の吸気ダクト6内への空気取
入れポート15の開口部の開口割合Rとスロットル開度
との関係、およびアシストエア量Qとスロットル開度と
の関係を示している。図3から図6に示されるように複
数個の空気取入れポート15を設けると空気取入れポー
ト15の全流量面積、即ちアシストエアの流路面積をか
なり大きくとることができる一方でアイドリング運転時
における開口割合Rをかなり小さくすることができ、そ
の結果アシストエア量Qを図18において実線で示す最
適値に一致させることができる。なお、図7におけるQ
0 は図18に示すQ0 と同様にアイドリング運転時にお
ける最適のアシストエア量を示している。
【0028】図8及び図9に別の実施例を示す。この実
施例ではアシストエア室18の底壁面18aが円筒状を
なしており、各空気取入れポート15はこの円筒状底壁
面18a上においてアシストエア室18内に開口してい
る。アシストエア室18の一側にはアシストエア流出口
19に向けて下降している傾斜溝22が形成されてい
る。アシストエア室18内に流入した液状物は円筒状底
壁面18aに沿って流れ落ち、次いで傾斜溝22に沿っ
てアシストエア流出口19まで流れ落ちる。
【0029】図10および図11に更に別の実施例を示
す。この実施例では5個の空気取入れポート15が形成
されており、これらの空気取入れポート15はアシスト
エア室18の円筒状底壁面18a上においてアシストエ
ア室18内に開口している。またこの実施例では円筒状
底壁面18aの両端部に夫々アシストエア流出口19が
形成されており、各アシストエア流出口19は夫々対応
するアシストエア通路20に連結されている。
【0030】図12から図15に更に別の実施例を示
す。この実施例では各空気取入れポート15の上流であ
って各空気取入れポート15の近傍の吸気ダクト6の上
部内壁面上に夫々液状物遮断突出壁30が形成されてい
る。この実施例では液状物遮断突出壁30は対応する空
気取入れポート15を包囲するように円弧状に延びる薄
肉の円弧状突出壁からなる。このような液状物遮断突出
壁30を設けると液状物は各空気取入れポート15の側
方を通って下側流に流れ、斯くして液状物が空気取入れ
ポート15内に流入するのを阻止することができる。
【0031】図16に更に別の実施例を示す。この実施
例でも各空気取入れポート15の上流であって各空気取
入れポート15の近傍の吸気ダクト6の上部内壁面上に
夫々液状物遮断突出壁31が形成されている。この実施
例では液状物遮断突出壁30は薄肉の平板状突出壁から
なる。このような液状物遮断突出壁31を設けても液状
物は各空気取入れポート15の側方を通って下流側に流
れ、斯くして液状物が空気取入れポート15内に流入す
るのを阻止することができる。
【0032】図17に更に別の実施例を示す。この実施
例では各空気取入れポート15の上流であって各空気取
入れポート15の近傍の吸気ダクト6の上部内壁面上に
夫々液状物逃し溝32が形成されている。この実施例で
は液状物逃し溝32は対応する空気取入れポート15を
包囲するように円弧状に延びる円弧状逃し溝からなる。
このような液状物逃し溝32を設けると液状物は液状物
逃し溝32内に流入した後に各空気取入れポート15の
側方を通って、下流側に流れ、斯くして液状物が空気取
入れポート15内に流入するのを阻止することができ
る。
【0033】
【発明の効果】空気取出しポートが目詰りするのを阻止
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】内燃機関の全体図である。
【図2】アシストエア式燃料の噴射弁の一部断面側面図
である。
【図3】図1のスロットル弁周りの側面断面図である。
【図4】図3のIV−IV線に沿ってみた断面図である。
【図5】図3のV−V線に沿ってみた断面図である。
【図6】スロットル弁の弁体の空気取入れポートとの位
置関係を示す図である。
【図7】空気取入れポートの開口割合Rおよびアシスト
エア量Qを示す図である。
【図8】別の実施例を示すスロットル弁周りの側面断面
図である。
【図9】図8のIX−IX線に沿ってみた断面図である。
【図10】更に別の実施例を示すスロットル弁周りの側
面断面図である。
【図11】図10の断面図である。
【図12】更に別の実施例を示すスロットル弁周りの側
面断面図である。
【図13】図12のXIII−XIII線に沿ってみた断面図で
ある。
【図14】図12のXIV −XIV 線に沿ってみた断面図で
ある。
【図15】図12の吸気ダクトの上部内面壁を示す図で
ある。
【図16】更に別の実施例を示す吸気ダクトの上部内壁
面を示す図である。
【図17】更に別の実施例を示す吸気ダクトの上部内壁
面を示す図である。
【図18】アシストエア量Qを示す図である。
【図19】スロットル弁と空気取入れポートとの関係を
説明するための図である。
【符号の説明】
2…吸気枝管 5…燃料噴射弁 6…吸気ダクト 10…スロットル弁 14…アシストエア噴出口 15…空気取入れポート 16…アシストエア導管 18…アシストエア室 19…アシストエア流出口 20…アシストエア通路 30,31…液状物遮断突出壁 32…液状物逃し溝
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F02M 69/00 310 F02M 69/00 380 F02M 39/04

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃料噴射弁からの噴射燃料にアシストエ
    アを供給するためのアシストエア通路を具備し、機関吸
    気通路の上部内壁面上にアシストエア通路に通ずる空気
    取入れポートを形成した内燃機関のエアアシスト装置に
    おいて、上記空気取入れポートの上方にアシストエア室
    を形成すると共に該空気取入れポートを該アシストエア
    室内に開口せしめ、アシストエア室内への空気取入れポ
    ートの開口部よりも下方に位置するアシストエア室内に
    アシストエア通路へのアシストエア流出口を形成し、上
    記空気取入れポートの開口部からアシストエア流出口に
    至るアシストエア室の底壁面上に空気取入れポートの開
    口部から流入した液状物が自重によってアシストエア流
    出口まで流れ落ちる液状物流通路を形成した内燃機関の
    エアアシスト装置。
  2. 【請求項2】 上記空気取入れポートを加熱するための
    加熱手段を具備した請求項1に記載の内燃機関のエアア
    シスト装置。
  3. 【請求項3】 燃料噴射弁からの噴射燃料にアシストエ
    アを供給するためのアシストエア通路を具備し、機関吸
    気通路の上部の内壁面上にアシストエア通路に通ずる空
    気取入れポートを形成した内燃機関のエアアシスト装置
    において、上記空気取入れポート上流の吸気通路上部内
    壁面上に空気取入れポート内に液状物が侵入するのを阻
    止するための液状物遮断突出壁又は液状物逃し溝を形成
    した内燃機関のエアアシスト装置。
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