JPH08193556A - 内燃機関における燃料供給装置 - Google Patents

内燃機関における燃料供給装置

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JPH08193556A
JPH08193556A JP7022276A JP2227695A JPH08193556A JP H08193556 A JPH08193556 A JP H08193556A JP 7022276 A JP7022276 A JP 7022276A JP 2227695 A JP2227695 A JP 2227695A JP H08193556 A JPH08193556 A JP H08193556A
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injection valve
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fuel injection
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Tomoyasu Yano
智康 谷野
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 燃料分配管1内に滞留する空気を微細化され
た気泡に分散し、燃料噴射弁Jの燃料噴射量に影響与え
ることなく吸気管15内へ排出する。 【構成】 燃料分配管1の燃料流路2に、長手軸心方向
X−Xに沿うアトマイズプレート4を配置し、燃料流路
2を第1燃料流路2Cと第2燃料流路2Dとに区分す
る。第1燃料流路2Cは燃料流入路7にて燃料ポンプ1
9と連絡され、第2燃料流路2D内には燃料噴射弁取付
け孔3に取着された燃料噴射弁Jが開口する。アトマイ
ズプレート4には、燃料噴射弁取付け孔3に対向するオ
リフィス孔4Aが穿設され、第1燃料流路2Cと第2燃
料流路2Dはオリフィス孔4Aを介して連通される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、燃料ポンプによって加
圧された燃料を、燃料噴射弁を介して吸気管に向けて噴
射供給する内燃機関における燃料供給装置に関し、その
うち特に、複数の燃料噴射弁が取着され、それらの燃料
噴射弁に燃料を分配する燃料分配管の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】プレッシャーレギュレターを、燃料タン
ク内あるいは燃料タンクの近傍に配置し、プレッシャー
レギュレターと燃料タンクとを接続するリターン配管を
廃止した燃料供給装置は特開平6−129325号公報
に示される。かかる燃料供給装置によると、燃料タンク
内の燃料は、燃料ポンプによって燃料分配管内へ圧送さ
れ、燃料噴射弁より吸気管に向けて噴射される。燃料分
配管から各燃料噴射弁に燃料を分配する各コネクタの少
なくとも1つを燃料分配管内の上部に開口させる。燃料
分配管上流の燃料配管より分岐した燃料パイプを燃料分
配管の上部に設置し、この燃料パイプと燃料分配管とを
連通部絞りによって連通する。以上によると、空気及び
ベーパーガスは、燃料パイプに貯留された後に連通部絞
りを介して燃料分配管内に少しづつ導入され、コネクタ
を介して燃料噴射弁より燃料とともにこの空気が吸気管
内へ排出される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】かかる従来の燃料供給
装置によると、燃料パイプ内に貯留された空気は、連通
部絞りを介して微細化されて燃料分配管内に流入するも
のであるが、この連通部絞りが単一に設けられているこ
とから、燃料パイプ内に貯留した空気を効果的に微細化
することができない。これは1の燃料噴射弁は連通部絞
りに対向して配置されるものの残余の燃料噴射弁は直接
的に連通部絞りに対向して配置されるものでなく、残余
の燃料噴射弁の動作時において生起する脈動圧力を直接
的に連通部絞りに作用させることができないからであ
る。又、微細化された空気が流入する燃料分配管は長手
方向に延びるものであり、連通部絞りが開口する側の燃
料分配管内における空気の微細化は図られるものの後流
側の燃料分配管内の空気にあっては徐々に集合して大き
な気泡となる傾向があり、全ての燃料噴射弁から微細化
された空気を均一に排出することができない。更に又、
燃料パイプと燃料分配管とが格別に用意され、それらが
連通部絞り、あるいは鋼管配管からの分岐部によって接
続されなければならないこと及び燃料分配管内にはその
長手方向に複数のコネクタを突出して設けなければなら
ないことから、製造コストが上昇して好ましいものでな
い。
【0004】本発明は、以上の点に鑑みなされたもの
で、プレッシャーレギュレターが燃料タンク内あるいは
燃料タンクの近傍に配置されて燃料リターン配管が廃止
された燃料供給装置において、燃料分配管内に貯まる、
燃料ポンプから給送されてきた空気あるいは燃料分配管
が内燃機関によって暖められたことによって貯留される
ベーパーを、確実に燃料分配管内において微細化し、こ
の微細化された空気を燃料噴射弁より吸気管内に向けて
排出し、空気やベーパーによる燃料噴射量の低下を防止
することのできる燃料供給装置を提供することを第1の
目的とする。又、前記燃料噴射装置を安価に提供するこ
とを第2の目的とする。
【0005】
【課題を解決する為の手段】前記目的を達成する為に、
本発明の燃料供給装置は、燃料タンク内の燃料を燃料ポ
ンプ、プレッシャーレギュレター、メインフィルターを
介して燃料分配管に取着された燃料噴射弁に供給し、燃
料噴射弁より吸気管内に向けて燃料を噴射する内燃機関
における燃料供給装置において、燃料分配管の長手軸心
方向に沿って穿設された燃料流路は、該流路内の長手軸
心方向に沿って配置されたアトマイズプレートによって
第1燃料流路と第2燃料流路とに区分され、前記第1燃
料流路には、燃料ポンプに連なる燃料流入路が接続され
て開口し、前記第2燃料流路には、燃料噴射弁取付け孔
を介して燃料噴射弁が取着され、燃料噴射弁の上流側流
路が開口し、一方、前記アトマイズプレートの燃料噴射
弁取付け孔に対向する部位に第2燃料流路と第1燃料流
路とを連通するオリフィス孔を穿設したことを第1の特
徴とする。
【0006】又、本発明は、前記第1燃料流路に接続さ
れて開口する燃料流入路の一部を第2燃料流路に直接的
に接続して開口したことを第2の特徴とする。
【0007】又、本発明は、前記オリフィス孔は、燃料
噴射弁取付け孔に対向して複数穿設したことを第3の特
徴とする。
【0008】又、本発明は、前記アトマイズプレート
は、第2燃料流路から第1燃料流路に向かって突出する
突出部を有し、該突出部の突出端部にオリフィス孔が穿
設されたことを第4の特徴とする。
【0009】又、本発明は、前記アトマイズプレートの
後端側に、バイパス孔を穿設したことを第5の特徴とす
る。
【0010】又、本発明は、前記オリフィス孔の横断面
形状を、互いに対向する直線部をもって構成したことを
第6の特徴とする。
【0011】又、本発明は、前記アトマイズプレート
は、燃料噴射弁が吸気管に装着された際において、第2
燃料流路内に、重力方向における上方位置に向かう突出
部を形成し、該突出部の重力方向における上方位置にオ
リフィス孔を穿設したことを第7の特徴とする。
【0012】
【作用】前記請求項1記載の発明によると、燃料タンク
内の燃料は、燃料ポンプによって燃料流入路から燃料分
配管の第1燃料流路内へ給送されるとともにオリフィス
孔を介して第2燃料流路内へ給送される。第2燃料流路
内の燃料は燃料噴射弁を介して吸気管内に向けて噴射さ
れる。燃料ポンプから第1燃料流路内へ給送される燃料
中に含まれる空気は、オリフィス孔を介して第2燃料流
路内へ流入する。一方、燃料噴射弁の開閉動作による
と、燃料噴射弁には上流側流路に向かう脈動圧が生起
し、この脈動圧がオリフィス孔を含むアトマイズプレー
トに作用する。オリフィス孔を第2燃料流路内に向けて
通過する空気には、燃料噴射弁によって生起された脈動
圧が作用することによって微細化される。そして、この
微細化された空気は、燃料噴射弁に向かう燃料に混合
し、燃料噴射弁より吸気管に向けて噴射されて排出され
る。
【0013】又、前記請求項2記載の発明によると、燃
料流入路の一部が直接的に第2燃料流路に接続されるの
で、第2燃料流路にはオリフィス孔を通過する燃料に比
較して増量された燃料を供給することができ、燃料噴射
弁の高流量時における燃料供給を良好に行なうことがで
きる。
【0014】又、前記請求項3記載の発明によると、オ
リフィス孔の直径は単一のオリフィス孔を用いたものに
比較して小径とすることができるので空気の微細化効果
を高めることができ、更には、多量の空気を一気に微細
化できる。
【0015】又、前記請求項4記載の発明によると、燃
料噴射弁に生起する脈動圧を突出部に収束することがで
き、この突出部の突出端部に開口するオリフィス孔に強
い脈動圧を作用させることができるので、空気の微細化
を一層向上できる。
【0016】又、前記請求項5記載の発明によると、第
1燃料流路に流入せる燃料の一部は、バイパス孔を介し
て第2燃料流路に流入するものであり、これによって燃
料噴射弁の高流量時における燃料供給を良好に行なえる
とともにオリフィス孔から第1燃料流路内へ噴出される
微細化された空気を良好に第2燃料流路内へ流下でき、
空気を効果的に燃料噴射弁より排出できる。
【0017】又、前記請求項6記載の発明によると、脈
動圧によって衝撃力を受ける空気がオリフィス孔の直線
部によって剪断力を受け易いので、空気の分散が効果的
に行なわれ、空気の微細化を一層向上できる。
【0018】又、前記請求項7記載の発明によると、燃
料噴射弁が垂直方向に対して斜めに吸気管に装着された
際において、第2燃料流路内にある空気を突出部に集合
し易いもので、且つオリフィス孔に向けて脈動圧を指向
させることができ、空気の微細化を効果的に行なうこと
ができる。
【0019】
【実施例】以下、本発明になる内燃機関における燃料供
給装置の一実施例を図1、図2により説明する。図1
は、燃料噴射弁が取着された燃料分配管の縦断面図、図
2は図1のA−A線における縦断面図である。1は、図
1において左右方向の長手軸心方向X−Xに延びる燃料
分配管であって以下の構成よりなる。2は燃料分配管1
の右側端1Aから左側端1Bに向かって長手軸心方向X
−Xに沿って貫通した燃料流路であり、該燃料流路の図
1における下方位置には、燃料噴射弁Jを取着する為の
燃料噴射弁取付け孔3が開口する。本実施例における燃
料噴射弁取付け孔3は、燃料分配管1の右側端1A方向
から左方に向かい、一番目の燃料噴射弁取付け孔3から
四番目の燃料噴射弁取付け孔3迄、4個穿設された。
又、燃料流路2の内周壁2Aには、燃料流路2の長手軸
心方向X−Xに沿い断面短形をなす一対のプレート嵌合
溝2Bが右側端1Aから左側端1Bにかけて穿設され
る。このプレート嵌合溝2Bは、燃料分配管1をアルミ
ニウム材の押し出し成形あるいは引き抜き成形によって
製作すると極めて容易に製作できる。
【0020】4は、薄板材によって形成されるとともに
前記プレート嵌合溝2B内に嵌合されるアトマイズプレ
ートであり、このアトマイズプレート4には、燃料噴射
弁取付け孔3に対向するオリフィス孔4Aが貫通して穿
設される。本例のアトマイズプレート4にあっては、4
個の燃料噴射弁取付け孔3に対向させる為に4個のオリ
フィス孔4Aが間隙をもって穿設された。このアトマイ
ズプレート4は、板材をプレス打ち抜き加工、あるいは
合成樹脂材料を射出成形することによって容易に製作し
うる。
【0021】以上の構成は、次の如く燃料分配管1に組
付けられる。燃料分配管1の各燃料噴射弁取付け孔3内
には公知の燃料噴射弁Jが挿入されて取着されるもの
で、燃料噴射弁Jの上流側流路J1は燃料流路2内に開
口する。又、燃料分配管1の右側端1Aの開口から燃料
流路2内のプレート嵌合溝2Bに向けてアトマイズプレ
ート4が嵌合配置されるもので、このアトマイズプレー
ト4は燃料分配管1の左側端1Bに達する。そして、燃
料分配管1の右側端1Aの開口上には該開口を閉塞する
第1閉塞カバー5が配置され、燃料分配管1の左側端1
Bの開口上には該開口を閉塞する第2閉塞カバー6が配
置される。
【0022】以上によると、燃料分配管1の燃料流路2
はアトマイズプレート4によって図1において上方位置
にある第1燃料流路2Cと、下方位置にある第2燃料流
路2Dとに区分され、前記燃料噴射弁Jの上流側流路J
1は第2燃料流路2D内に開口し、さらにアトマイズプ
レート4のオリフィス孔4Aは第1燃料流路2Cと第2
燃料流路2Dとを連通するとともに前記各オリフィス孔
4Aは、それぞれの燃料噴射弁取付け孔3に対向して配
置される。又、第2閉塞カバー6には、燃料流入路7が
穿設されるもので、この燃料流入路7は第1燃料流路2
C内に開口する。
【0023】かかる燃料噴射弁Jが取着された燃料分配
管1は燃料供給装置として以下の如く内燃機関(以下単
に機関)に取着される。機関のシリンダブロック10の
上面に配置されたシリンダヘッド11には燃焼室12に
連なる吸気ポート13と排気ポート14とが開口しこの
吸気ポート13には、吸気管15と絞り弁を備えたスロ
ットルボデー16が接続され、さらにスロットルボデー
16の上流側にはエアクリーナ17が配置される。そし
て、吸気管15には、燃料分配管1に取着された燃料噴
射弁Jの先端部が挿入配置され、燃料噴射弁Jの噴孔
(図示せず)が吸気管15内に向かって開口する。
【0024】18は内部に燃料が貯留される燃料タンク
であり、19は燃料タンク18内の燃料を吸入して吐出
する燃料ポンプであり、20は燃料ポンプ19から吐出
される燃料圧力を大気圧又は吸気管負圧に対して一定に
保つ働きをするプレッシャーレギュレターであり、燃料
タンク18内もしくは燃料タンク18の近傍に配置され
る。21は燃料中に含まれる異物を除去するメインフィ
ルターである。
【0025】そして、燃料タンク18内の燃料は、燃料
ポンプ19にて加圧され、プレッシャーレギュレター2
0、メインフィルター21、燃料流入路7を介して燃料
分配管1の第1燃料流路2C内へ給送される。以上は図
3に明示される。
【0026】次にその作用について説明する。機関の運
転時において、燃料ポンプ19から給送される燃料は、
燃料流入路7から燃料分配管1の第1燃料流路2Cに流
入し、アトマイズプレート4のオリフィス孔4Aを経て
第2燃料流路2D内へ流入する燃料の流れを生ずる。こ
れは機関の運転によって燃料噴射弁Jが動作し、燃料噴
射弁Jより吸気管15内に向けて第2燃料流路2D内の
燃料が噴射(消費)されるからである。一方、前記燃料
分配管1の第1燃料流路2C内へ給送される燃料中に
は、何らかの理由によって空気が含まれるもので、この
燃料中に含まれる空気は、第1燃料流路2C内に流入し
た後に燃料とともにオリフィス孔4Aを介して第2燃料
流路2D内へ流入する。
【0027】一方、機関の運転と同期して燃料噴射弁J
が動作することによると、燃料噴射弁Jのニードル弁は
弁座孔を断続的に開閉動作するものであり、(ニードル
弁、弁座孔は公知であるので図示されない)これによる
と、燃料噴射弁Jの上流側流路J1に向けて脈動圧を発
生する。そして、燃料噴射弁Jが取着される燃料噴射弁
取付け孔3に対向して、アトマイズプレート4に穿設さ
れたオリフィス孔4Aを配置したことによると、燃料噴
射弁Jに生起した脈動圧は燃料噴射弁Jの上流側流路J
1からオリフィス孔4A及びオリフィス孔4A近傍のア
トマイズプレート4に作用する。
【0028】以上によると、オリフィス孔4Aを介して
第1燃料流路2Cから第2燃料流路2D内へ流入せんと
する空気は、このオリフィス孔4Aにおいて脈動圧によ
る大きな衝撃力を受けるもので、このオリフィス孔4A
にて微細な気泡に細分化される。そして、この微細化さ
れた気泡の一部は、浮力ガスが大きく減少することから
燃料噴射弁Jが燃料を噴射する際、その燃料とともに第
2燃料流路2Dから吸気管15に向けて噴射されて排出
される。
【0029】一方、微細化された気泡の残余の一部は脈
動圧によってオリフィス孔4Aから第1燃料流路2C内
に噴出されるが、第1燃料流路2Cからオリフィス孔4
Aを介して第2燃料流路2D内へ流入する燃料とともに
再び第2燃料流路2D内へ流れ、燃料噴射弁Jより吸気
管15に向けて排出される。仮に、第1燃料流路2C内
へ噴出された気泡が集合して大きな空気に成長した場
合、オリフィス孔4Aによって再び微細化される。
【0030】以上のように、燃料ポンプ19から第1燃
料流路2Cに給送される燃料中に含まれる空気は、アト
マイズプレート4のオリフィス孔4Aを燃料とともに通
過する際、オリフィス孔4Aに作用する燃料噴射弁Jの
脈動圧によって微細な気泡へと細分化され、この微細な
気泡が第2燃料流路2Dを介して燃料噴射弁Jが噴射す
る燃料とともに吸気管15内へ排出されるので燃料分配
管1内に空気が貯留することはない。そして、燃料噴射
弁Jから排出される空気が微細であって且つ極めて少量
づつに制限されるので、燃料噴射弁Jの噴射時におい
て、空気の噛みこみによる燃料噴射量の低下が抑止され
る。
【0031】而して、プレッシャーレギュレター20を
燃料タンク18又は燃料タンク18の近傍に配置した際
において、燃料分配管1の燃料流路2内にある空気は自
動的に微細化されて燃料噴射弁Jより順次排出されるの
で、燃料分配管1内に空気が滞留したり、あるいは大き
な気泡の空気が一気に燃料噴射弁Jから排出されるとい
う不具合は解消される。
【0032】尚、燃料分配管1は機関の比較的近傍に配
置され、機関の熱を受けることから燃料分配管1が暖め
られてその内部にベーパーが発生することがあるが、か
かるベーパーにあっても微細化されて燃料噴射弁Jより
噴射される燃料とともに吸気管15内へ排出される。す
なわち、第1燃料流路2C内に発生したベーパーは、第
1燃料流路2Cからオリフィス孔4Aを介して第2燃料
流路2D内へ流入する際に前述した通りにオリフィス孔
4Aにてこのベーパーが効果的に微細化されて排出され
る。一方、第2燃料流路2D内に発生したベーパーは、
自身が有する大なる浮力によってアトマイズプレート4
に達し、このアトマイズプレート4上にあるベーパーが
脈動圧による衝撃力を受けることによって破壊され、微
細化された気泡に細分化されて排出される。
【0033】又、燃料噴射弁Jにて生起する脈動圧のエ
ネルギーは、オリフィス孔4A及びアトマイズプレート
4における空気の微細化エネルギーとして使用されるの
で、この脈動圧は減衰されるもので、これによると燃料
分配管1より上流側にある配管内への脈動の伝達を低減
できるもので脈動圧に伴う騒音の効果的な低減を図るこ
とができたものである。
【0034】又、オリフィス孔4Aを備えたアトマイズ
プレート4の製作は、プレス加工あるいは合成樹脂材料
により射出成形にて極めて安価で且つ容易に製作するこ
とができ、更にアトマイズプレート4は、単に燃料分配
管1のプレート嵌合溝2B内へ嵌合して配置すればよい
ので、その製造コストを安価におさえることができたも
のである。更に、その外観形状が大きく変わらないこと
は、機関への搭載の自由度を制限するものでなく、互換
性の高い燃料分配管を提供できる。
【0035】次に図4には、他の実施例が示されるもの
で図2と相違する部分のみについて説明する。本実施例
において、燃料ポンプ19に連なる燃料流入路7は、第
1燃料流路2Cに接続されて開口するとともにその一部
が第2燃料流路2Dに接続されて開口する。以上による
と、燃料ポンプ19から給送される燃料は、第1燃料流
路2Cと第2燃料流路2Dに共に給送される。そして、
第1燃料流路2C内に給送される燃料中に含まれる空気
は、オリフィス孔4Aを通過する際、オリフィス孔4A
に作用する脈動圧によって微細化され、燃料噴射弁Jよ
り吸気管15内へ排出される。一方、第2燃料流路2D
内へ給送される燃料中に含まれる空気は、それが有する
大なる浮力によってアトマイズプレート4のプレート面
上にあり、この空気がプレート面に向かう脈動圧によっ
て破壊されて細分化され、もって燃料噴射弁Jより吸気
管15内へ排出される。
【0036】そして、かかる実施例によると、燃料流入
路7の一部は、直接的に第2燃料流路2D内に開口した
ので、燃料噴射弁Jへの燃料の供給はオリフィス孔4A
と第2燃料流路2D内へ開口する燃料流入路7とにより
行なわれる。従って、オリフィス孔4Aによる供給燃料
の制限を受けることがないので、燃料噴射弁Jの高流量
時における燃料流量不足を生じさせることがない。又、
オリフィス孔4Aの通路径は高流量時における燃料量を
全く配慮することなく選定できるもので、オリフィス孔
4Aの直径を小径化方向に選定できる。これによると、
脈動圧を受けた際におけるオリフィス孔4Aの圧力上昇
を大きく昇圧することができ、空気の微細化を一層効果
的に行なうことができる。
【0037】次に、図5に他の実施例が示されるもの
で、図2と相違する部分について説明する。本実施例に
おいて、アトマイズプレート4には単一のオリフィス孔
にかえて複数のオリフィス孔4A、4B、4Cが穿設さ
れた。この複数のオリフィス孔4A、4B、4Cは、燃
料噴射弁取付け孔3に対向するアトマイズプレート4に
穿設される。かかる実施例によると、燃料分配管1の燃
料流路2内にある空気の微細化は、第1の実施例と同様
に成されるが、本例にあっては以下の特徴的な作用、効
果を有する。すなわち、複数のオリフィス孔4A、4
B、4Cを穿設したことによると、第1燃料流路2Cか
ら第2燃料流路2D内へ流入する燃料量を、オリフィス
孔の孔径を小径に保持した状態で第1燃料流路2Cから
第2燃料流路2Dに向けて大流量を供給できる。従って
燃料噴射弁Jの高流量時における燃料流量不足を生じさ
せることがない。又、オリフィス孔の孔径を単一のオリ
フィス孔を用いたものに比較して小径に選定できるもの
で、これによるとオリフィス孔に脈動圧が作用した際に
おける各オリフィス孔4A、4B、4Cにおける圧力上
昇を大きく昇圧することが可能となったもので、オリフ
ィス孔による空気の微細化を一層効果的に行なうことが
できる。尚、オリフィス孔の数は適宜選定される。
【0038】次に、図6に他の実施例が示される。図2
と相違する部分について説明する。10は、燃料分配管
1のプレート嵌合溝2Bに嵌合されて、燃料流路2を第
1燃料流路2Cと第2燃料流路2Dとに区分するアトマ
イズプレートであり、このアトマイズプレート10は、
第2燃料流路2Dから第1燃料流路2Cに向かって斜面
10Dが互いに対向しつつ突出する突出部10Aを有す
る。図6に示される突出部10Aは、第1燃料流路2C
に向かう山型断面形状をなし、その突出端部10B(い
いかえると頂部)にオリフィス孔10Cが開口して穿設
される。尚、オリフィス孔10Cは燃料噴射弁取付け孔
3に対向する。かかる実施例によると、燃料噴射弁Jに
生起した脈動圧は斜面10Dに沿いつつ突出部10Aの
突出端部10Bに指向する。一方、オリフィス孔10C
は突出端部10Bに開口するので、燃料噴射弁Jに生起
した脈動圧を他に拡散させることなく極めて有効にオリ
フィス孔10Cに向けて集中的に作用させることができ
る。従って、オリフィス孔10Cにおける空気の微細化
を一層効果的に行なうことができる。又、第2燃料流路
2D内にあって比較的大なる気泡は、それ自身が有する
浮力によって上方へ移動せんとするものであるが、かか
る上方移動時において、この気泡は斜面10Dに沿って
移動してアトマイズプレートの突出部10Aに集合す
る。一方、燃料噴射弁Jによって生起した脈動圧もまた
前述の如く突出部10Aに向かって指向するので、突出
部10Aに集合せる気泡は脈動圧による大なる衝撃力を
受けるもので、特に第2燃料流路2D内の空気が効果的
に微細化される。
【0039】又、図7に示す実施例は、図6に示す山型
断面形状の突出部10Aにかえて円弧状の突出部10A
とし、その頂部にオリフィス孔10Cを穿設したもので
あり、更に、図8に示す実施例は、図7の円弧状の突出
部10Aにかえて逆U字状の突出部10Aとし、その頂
部にオリフィス孔10Cを穿設したものである。特に逆
U字状の突出部10Aにあっては、対向する側面の幅D
を燃料噴射弁取付け孔3の径と略同等とすると、燃料噴
射弁Jに生起する脈動圧を一層突出部10Aの頂部に向
けて指向させることができたもので、オリフィス孔10
Cによる空気の微細化及び突出部10Aに集合せる空気
の脈動圧の衝撃力による微細化を更に効果的に行なうこ
とができる。
【0040】図9に更にアトマイズプレート20の他の
実施例を示す。このアトマイズプレート20は図1に示
されたアトマイズプレート4に対して更にバイパス孔2
0Aが付加されたものである。このバイパス孔20Aは
アトマイズプレート20の後端20B(図9において右
端をいう)に穿設されて、第1燃料流路2Cと第2燃料
流路2Dとを連通する。このアトマイズプレート20の
後端20Bとは、燃料流入路7が開口する側(図9にお
いて左端)に対し反対側の端部を意味する。以上による
と、燃料噴射弁Jの動作時において、第1燃料流路2C
内にある燃料は、各オリフィス孔4Aとバイパス孔20
Aを介して第2燃料流路2D内へと流れ、第2燃料流路
2D内の燃料が燃料噴射弁Jより吸気管15内へ噴射さ
れる。従って、燃料噴射弁Jの高流量時における燃料流
量不足を生じさせることがない。一方、第1燃料流路2
C内の空気がオリフィス孔4Aに加わる脈動圧によって
微細化されて第2燃料流路2D内へ流入すること、及び
第2燃料流路2D内の空気がアトマイズプレート20に
衝突する脈動圧によって微細化されることは、前記と同
一であるが、オリフィス孔4Aによって微細化された気
泡が第1燃料流路2C内へ脈動圧によって噴出された
際、第1燃料流路2C内にある微細化された気泡は、ア
トマイズプレート20の後端20Bに穿設されたバイパ
ス孔20Aより第2燃料流路2D内へと積極的に流れこ
んで燃料噴射弁Jより噴射される燃料とともに排出され
る。これは、微細化された気泡は浮力が小さく燃料によ
く混入し、しかも第1燃料流路2C内の燃料がバイパス
孔20Aを介して第2燃料流路2Dへ向かう燃料流れを
生じさせるからである。以上によれば、特にオリフィス
孔4Aから第1燃料流路2C内へ噴出された微細な気泡
が再び大きな気泡へ成長して滞留することがなく、燃料
分配管1内の空気を効果的に微細化して排出できるもの
である。尚、バイパス孔20Aの形状は孔形状でも半円
形状溝であってもよい。
【0041】又、前記図1等によって示されたオリフィ
ス孔4Aの横断面形状は図10に示す如き円形断面をな
すものであるが、以下の形状にするとよい。図11に示
す横断面形状はひし形をなし、図12に示す横断面形状
は短形をなし、図13に示す横断面形状は長方形をな
す。これら、図11から図13に示すオリフィス孔4A
の横断面形状は、何れの形状にあっても少なくとも一対
の直線部4B、4Bを有する。かかる一対の直線部4
B、4Bを備えるオリフィス孔4Aによると、一点鎖線
で示す如き大きな空気がオリフィス孔4Aに流入し、こ
の空気が脈動圧を受けた際、この直線部4Bによって空
気は大きな剪断力を受けるものである。これによると、
図10に示された円形断面のオリフィス通路4Aに比較
して空気を一層効果的に微細化でき、もって燃料噴射弁
Jの燃料噴射量に影響与えることなく燃料分配管1内の
空気を排出できる。
【0042】ここで燃料噴射弁Jは、吸気管15に装着
される際においてよく斜め下方に向けて装着される。か
かる燃料噴射弁Jの装着時において、アトマイズプレー
ト30を以下の如くすることによって、燃料分配管1の
燃料流路2内における空気の微細化を効果的に行なうこ
とができて、良好に空気の排出を行ない得る。図14に
ついて説明すると、燃料分配管1に取着された燃料噴射
弁Jは吸気管15に左斜め下方に向けて装着される。そ
して、燃料分配管1の燃料流路2内に配置されて、燃料
流路2を第1燃料流路2Cと第2燃料流路2Dとに区分
するアトマイズプレート30には、かかる状態において
重力方向における上方位置(図14において上方)に向
かう突出部30Aが形成される。そして、この突出部3
0Aの上方位置にオリフィス孔30Bが穿設される。本
例における突出部30Aは、略重力方向に沿ってのびる
第1片部30Cと燃料噴射弁Jの長手軸心方向Y−Yに
沿ってのびる第2片部30Dを交叉させることによって
形成し、オリフィス孔30Bは、この交叉部の近傍に穿
設された。
【0043】以上によると、第1燃料流路2Cを流れる
燃料中に含まれる空気は、第1燃料流路2Cの重力方向
における上方位置に集合し易いものであり、このときア
トマイズプレート30の突出部30Aを重力方向におけ
る上方位置に突出させたことにより、突出部30Aに穿
設せるオリフィス孔30Bが第1燃料流路2Cの上方位
置に集合せる空気の近傍に開口させることができる。一
方、燃料噴射弁Jに生起する脈動圧は、アトマイズプレ
ート30の第1片部30C、第2片部30Dに向かって
作用するもので、これによるとこの脈動圧は突出部30
Aに向かって指向する。以上によると、第1燃料流路2
Cの上方位置に集合せる空気は、オリフィス孔30Bを
介して第2燃料流路2D内へ流入し易く、しかも脈動圧
は分散することなくオリフィス孔30Bに指向して加え
られるので、オリフィス孔30Bによって第1燃料流路
2C内の空気が効果的に微細化され、この微細化された
気泡が燃料噴射弁Jから噴射される燃料とともに吸気管
15内へ排出される。
【0044】一方、第2燃料流路2D内に発生するベー
パーもまた、ベーパーが有する浮力によって突出部30
Aに向かうもので、このとき突出部30Aに向かって指
向する脈動圧による衝撃力によって微細化される。
【0045】以上の如く、本実施例にあっては、燃料流
路2内にある空気をそれが有する浮力によって上方位置
に集合させるとともにこの空気が多量に貯留する前に順
次大なる脈動圧によって微細化して排出したもので、特
に燃料噴射弁Jが斜めに配置されたものにおいて効果的
である。
【0046】尚、前記アトマイズプレートとして平板を
用い、それを図14における点数の如く配置しても、重
力方向における上方位置に突出部30Aを形成できる。
【0047】
【発明の効果】以上述べた如く、本発明によると、以下
の効果を奏する。請求項1記載の発明によれば、燃料分
配管の長手軸心方向に沿って穿設された燃料流路は、該
流路内の長手軸心方向に沿って配置されたアトマイズプ
レートによって第1燃料流路と第2燃料流路とに区分さ
れ、前記第1燃料流路には、燃料ポンプに連なる燃料流
入路が接続されて開口し、前記第2燃料流路には、燃料
噴射弁取付け孔を介して燃料噴射弁が取着され、燃料噴
射弁の上流側流路が開口し、一方、前記アトマイズプレ
ートの燃料噴射弁取付け孔に対向する部位に第2燃料流
路と第1燃料流路とを連通するオリフィス孔を穿設した
ので、第1燃料流路内にある空気はオリフィス孔を通過
する際、オリフィス孔に作用する燃料噴射弁の脈動圧に
よって微細化され、一方第2燃料流路内にある空気は、
脈動圧による衝撃力を受けて破壊されて微細化されるの
で、この微細化された気泡が燃料噴射弁の噴射量に何等
影響を与えることなく吸気管に向けて排出される。又、
燃料噴射弁に生起する脈動圧は、オリフィス孔及びアト
マイズプレートに作用して微細化の為のエネルギーとし
て使用されるので、脈動圧が減衰し、これによって騒音
を効果的に低減できる。又、このアトマイズプレート
は、プレス加工、射出成形にて極めて簡単で安価に製造
しうる。更に、燃料分配管内に単にアトマイズプレート
を配置すればよいので、その外観形状が変わるものでな
く、機関への装着の自由度が阻害されない。
【0048】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載の発明の構成に加えて、第1燃料流路に接続されて開
口する燃料流入路の一部を、第2燃料流路に直接的に接
続して開口させたので、燃料噴射弁の高流量時における
燃料不足を生じさせることがなく、且つオリフィス孔の
直径を小径化できて空気の微細化を効果的に行なうこと
ができる。
【0049】請求項3記載の発明によれば、請求項1記
載の発明の構成に加えて、オリフィス孔は、燃料噴射弁
取付け孔に対向して複数穿設されたので、燃料噴射弁の
高流量時における燃料流量不足を生じさせることがな
く、且つオリフィス孔は更に小径化できるので空気の微
細化を更に効果的に行なうことができる。
【0050】請求項4記載の発明によれば、請求項1記
載の発明の構成に加えて、アトマイズプレートは、第2
燃料流路から第1燃料流路に向かって突出する突出部を
有し、該突出部の突出端部にオリフィス孔が穿設された
ので、脈動圧を他に拡散することなく突出部のオリフィ
ス孔に向けて集中的に作用させることができ、空気の微
細化を効果的に行なうことができる。又、第2燃料流路
内の空気は突出部に集合し易く、この空気に対して拡散
することなく脈動圧を作用させることができるので、第
2燃料流路内の空気を効果的に微細化できる。
【0051】請求項5記載の発明によれば、請求項1記
載の発明の構成に加えて、アトマイズプレートの後端側
に、バイパス孔を穿設したので、燃料噴射弁の高流量時
における燃料不足を生じさせることがなく、且つ第1燃
料流路内の微細化された気泡が再び大きな気泡に生長し
て滞留することなく排出できる。
【0052】請求項6記載の発明によれば、請求項1記
載の発明の構成に加えて、オリフィス孔の横断面形状
を、互いに対向する直線部をもって構成したので、オリ
フィス通路の直線部において空気に大きな剪断力を加え
ることができるもので、空気を微細化する上で効果的で
ある。
【0053】請求項7記載の発明によれば、請求項1記
載の発明の構成に加えて、アトマイズプレートは、燃料
噴射弁が吸気管に装着された際において、第2燃料流路
内に重力方向における上方位置に向かう突出部を形成
し、該突出部の重力方向における上方位置にオリフィス
孔を穿設したので、燃料噴射弁が吸気管に斜めに装着さ
れた際、空気を突出部に積極的に集合させるとともにこ
の空気を突出部に向かって指向する大なる脈動圧によっ
て微細化できたものであり、空気が燃料分配管内に多量
に滞留することが抑止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の内燃機関における燃料供給装置に用い
られる燃料分配管の一実施例を示す要部縦断面図。
【図2】図1のA−A線における要部縦断面図。
【図3】図1に示された燃料分配管を内燃機関に装着し
た状態を示す系統図。
【図4】アトマイズプレートの他の実施例を示す要部縦
断面図。
【図5】アトマイズプレートの他の実施例を示す要部縦
断面図。
【図6】アトマイズプレートの他の実施例を示す要部縦
断面図。
【図7】アトマイズプレートの他の実施例を示す要部縦
断面図。
【図8】アトマイズプレートの他の実施例を示す要部縦
断面図。
【図9】アトマイズプレートの他の実施例を示す要部縦
断面図。
【図10】図1のオリフィス孔の横断面図。
【図11】オリフィス孔の横断面の他の実施例を示す横
断面図。
【図12】オリフィス孔の横断面の他の実施例を示す横
断面図。
【図13】オリフィス孔の横断面の他の実施例を示す横
断面図。
【図14】アトマイズプレートの更に他の実施例を示す
要部縦断面図。
【符号の説明】
1 燃料分配管 2 燃料流路 2C 第1燃料流路 2D 第2燃料流路 3 燃料噴射弁取付け孔 4、10、20、30 アトマイズプレート 4A、10C、30B オリフィス孔 4B 直線部 10A 突出部 20A バイパス孔 20B 後端 J 燃料噴射弁

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃料タンク内の燃料を燃料ポンプ、プレ
    ッシャーレギュレター、メインフィルターを介して燃料
    分配管に取着された燃料噴射弁に供給し、燃料噴射弁よ
    り吸気管内に向けて燃料を噴射する内燃機関における燃
    料供給装置において、燃料分配管1の長手軸心方向X−
    Xに沿って穿設された燃料流路2は、該流路内の長手軸
    心方向X−Xに沿って配置されたアトマイズプレート4
    によって第1燃料流路2Cと第2燃料流路2Dとに区分
    され、前記第1燃料流路2Cには、燃料ポンプ19に連
    なる燃料流入路7が接続されて開口し、前記第2燃料流
    路2Dには、燃料噴射弁取付け孔3を介して燃料噴射弁
    Jが取着され、燃料噴射弁Jの上流側流路J1が開口
    し、一方、前記アトマイズプレート4の燃料噴射弁取付
    け孔3に対向する部位に第2燃料流路2Dと第1燃料流
    路2Cとを連通するオリフィス孔4Aを穿設したことを
    特徴とする内燃機関における燃料供給装置。
  2. 【請求項2】 前記第1燃料流路2Cに接続されて開口
    する燃料流入路7の一部を第2燃料流路2Dに直接的に
    接続して開口させてなる請求項1記載の内燃機関におけ
    る燃料供給装置。
  3. 【請求項3】 前記オリフィス孔4Aは、燃料噴射弁取
    付け孔3に対向して複数穿設されてなる請求項1記載の
    内燃機関における燃料供給装置。
  4. 【請求項4】 前記アトマイズプレート10は、第2燃
    料流路2Dから第1燃料流路2Cに向かって突出する突
    出部10Aを有し、該突出部の突出端部10Bにオリフ
    ィス孔10Cが穿設されたことを特徴とする請求項1記
    載の内燃機関における燃料供給装置。
  5. 【請求項5】 前記アトマイズプレート20の後端20
    B側に、バイパス孔20Aを穿設したことを特徴とする
    請求項1記載の内燃機関における燃料供給装置。
  6. 【請求項6】 前記オリフィス孔4Aの横断面形状を、
    互いに対向する直線部4B、4Bをもって構成したこと
    を特徴とする請求項1記載の内燃機関における燃料供給
    装置。
  7. 【請求項7】 前記アトマイズプレート30は、燃料噴
    射弁Jが吸気管15に装着された際において、第2燃料
    流路2D内に、重力方向における上方位置に向かう突出
    部30Aを形成し、該突出部30Aの重力方向における
    上方位置にオリフィス孔30Bを穿設したことを特徴と
    する請求項1記載の内燃機関における燃料供給装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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KR100398150B1 (ko) * 2000-12-08 2003-09-19 현대자동차주식회사 맥동 댐퍼 기능을 가진 연료 분배관
JP2012026392A (ja) * 2010-07-26 2012-02-09 Kanbishi:Kk デリバリパイプ

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KR20020044011A (ko) * 2000-12-05 2002-06-14 이계안 맥동방지판을 갖는 자동차용 연료 시스템의 딜리버리 파이프
KR100398150B1 (ko) * 2000-12-08 2003-09-19 현대자동차주식회사 맥동 댐퍼 기능을 가진 연료 분배관
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