JP3126313U - 食品陳列用容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】容易に容器に納められた食品の温度を調節することができ、特設販売などの簡易的な販売に好適に使用することのできる食品陳列用容器を提供すること。
【解決手段】上面が開口した箱状の断熱容器10と、該断熱容器の上面開口を閉塞する状態で配置される食品収納容器30とから構成され、前記断熱容器に前記食品収納容器を配置した状態において、該断熱容器と該食品収納容器との間に空間部15が形成され、該空間部に氷、ドライアイス、冷水、或いは温水などの温度調節手段60を配することを特徴とする。
【選択図】 図4

Description

本考案は、食品陳列用容器に関し、詳しくは、収納した食品の温度調節機能を有する食品陳列用容器に関するものである。
スーパーマーケットなどにおいて、通常の商品とは別に、揚げ物、焼き鳥、うなぎ、和菓子、フルーツ、また、特産品などを特別設置販売として、小規模なスペースを設けて短期集中的に販売することがある。
この場合、これらの商品を、例えば特許文献1或いは2に記載されたような食品陳列用容器に収納し、その容器を台の上に載置するなどして売り出し、消費者は、トングなどでその容器から欲しい商品を挟んで取り出し、別の容器に入れてレジまで持参するという方法が取られている。
実開平3−4517号公報 実用新案登録第3093200号公報
ここで、上記特許文献1或いは2に記載されたような食品陳列用容器は、専ら食品の搬送及び食品を衛生的に陳列するために使用されるものであって、温度調節機能、例えば加熱機能、冷却機能などを有するものではないため、揚げ物、焼き鳥、などは時間が経過すれば冷めてしまい、逆に低温で保管される必要のある和菓子やフルーツなどは室温近くに温まってしまうという不都合があった。
そこで、本考案の目的は、容易に容器に納められた食品の温度を調節することができ、特設販売などの簡易的な販売に好適に使用することのできる食品陳列用容器を提供することにある。
上記した目的を達成するため、請求項1の食品陳列用容器は、上面が開口した箱状の断熱容器と、該断熱容器の上面開口を閉塞する状態で配置される食品収納容器とから構成され、前記断熱容器に前記食品収納容器を配置した状態において、該断熱容器と該食品収納容器との間に空間部が形成され、該空間部に温度調節手段を配することを特徴とする。
また、請求項2の食品陳列用容器は、上記請求項1の考案において、上記食品収納容器の周縁に外方へ張り出すフランジが形成され、該食品収納容器のフランジを上記断熱容器の側壁上端部に載置することを特徴とする。
また、請求項3の食品陳列用容器は、上記請求項1又は2の考案において、上記食品収納容器の底壁に、複数の凹部及び/又は凸部が形成されていることを特徴とする。
また、請求項4の食品陳列用容器は、上記請求項1乃至3のいずれかの考案において、上記食品収納容器が、透明或いは半透明の蓋体を有していることを特徴とする。
また、請求項5の食品陳列用容器は、上記請求項1乃至4のいずれかの考案において、上記断熱容器の側壁内面側及び/又は底板内面側に、上記食品収納容器の底壁を載置する台座部が形成されていることを特徴とする。
また、請求項6の食品陳列用容器は、上記請求項1乃至5のいずれかの考案において、上記断熱容器が、熱可塑性樹脂発泡体からなることを特徴とする。
また、請求項7の食品陳列用容器は、上記請求項1乃至6のいずれかの考案において、上記断熱容器が、ポリスチレン系樹脂、ポリオレフィン系樹脂から選択されるいずれかの熱可塑性樹脂を基材樹脂とする発泡粒子成形体からなることを特徴とする。
また、請求項8の食品陳列用容器は、上記請求項1乃至7のいずれかの考案において、上記温度調節手段が、氷、ドライアイス、冷水、温水のいずれかであることを特徴とする。
上記した請求項1の本考案に係る食品陳列用容器によれば、断熱容器と食品収納容器の間に形成される空間部に温度調節手段を配することにより、加熱や冷却を目的とした装置を別に設けることなく、簡易に収納した食品の温度を調節しながら食品を陳列することができる。しかも、断熱容器が温度調節手段の供給する温度を保ち、かつ食品収納容器が断熱容器の上面開口を閉塞する状態で配置されるため、温度調節手段の加熱或いは冷却作用を効果的に食品収納容器に伝えることができ、食品収納容器に入れられた食品の温度を効率的に調整することができる。
また、上記した請求項2の本考案に係る食品陳列用容器によれば、食品収納容器に形成されたフランジを断熱容器の側壁上端部に載置することにより、容易に食品収納容器を断熱容器の上面開口を閉塞する状態で配置することができる。
また、上記した請求項3の本考案に係る食品陳列用容器によれば、食品収納容器の底壁に形成された複数の凹部及び/又は凸部の存在により、意匠性が向上すると共に、底壁の表面積が増大し、熱伝導を受け易くなるため、食品収納容器に入れられた食品の加熱或いは冷却をより効率的に行うことができる。また、食品収納容器の底壁に形成された複数の凹部及び/又は凸部は、リブの作用を果たし、底壁の強度を向上させることができ、また、食品収納容器に納められた食品が油や水分を含む場合には、上記した複数の凹部及び/又は凸部が形成する溝に油や水分が流れ込み、食品の底面に油がたまったり、水分によって濡れたりするのを防止することができる。
また、上記した請求項4の本考案に係る食品陳列用容器によれば、食品陳列用容器が蓋体を有するものであるため、衛生的に食品を陳列することができ、また、該蓋体は透明或いは半透明のものであるので、蓋を開けずに内容物を吟味することができる。
また、上記した請求項5の本考案に係る食品陳列用容器によれば、食品収納容器の底壁が断熱容器に形成された台座部に載置されるため、より安定した状態で食品収納容器を断熱容器に配置することができる。
また、上記した請求項6の本考案に係る食品陳列用容器によれば、断熱容器が熱可塑性樹脂発泡体からなるので、軽量であると共に、高い断熱性能を有する断熱容器を提供することができる。
また、上記した請求項7の本考案に係る食品陳列用容器によれば、断熱容器がポリスチレン系樹脂、ポリオレフィン系樹脂から選択されるいずれかの熱可塑性樹脂を基材樹脂とする発泡粒子成形体からなるので、軽量であり、廃棄、リサイクル性にも優れる断熱容器が得られる。中でも、断熱容器がポリスチレン系樹脂からなる場合は、安価であるうえ、強度の高いものが得られる。また、ポリオレフィン系樹脂からなる場合は、耐久性があり、且つ耐油性や耐熱性に優れる断熱容器が得られる。
また、上記した請求項8の本考案に係る食品陳列用容器によれば、温度調節手段が氷、ドライアイス、冷水、温水のいずれかであるので、入手が容易であると共に、食品に対して安全であり、またコスト的にも有利となる。
以下、本考案に係る食品陳列用容器の実施の形態を、図面に基づいて詳細に説明する。
ここで、図面は、本考案に係る食品陳列用容器の一実施の形態を示したものであって、図1は本考案に係る食品陳列用容器を分解して示した斜視図、図2は本考案に係る食品陳列用容器の斜視図、図3は本考案に係る食品陳列用容器の蓋を開けた状態を示した斜視図、図4は図2のA−A線に沿う部分の断面図である。
本考案に係る食品陳列用容器1は、断熱容器10と、食品収納容器30とから構成されている。
断熱容器10は、図面に示したように、下方が若干窄められた、上面が開口した矩形の箱状に形成されており、底板11と、該底板11の周縁から立ち上がる前壁12a、両側壁12b,12b、後壁12cとから構成されている。
上記後壁12cは、上記前壁12a及び両側壁12b,12bよりも壁厚が厚く形成されており、その内面側上部には、後記する食品収納容器30の後面壁に形成された補強リブ46が嵌入する3つの切欠き凹部13が形成されている。また、両側壁12b,12bの内面側下部には、食品収納容器30の底壁42dを載置する台座部14が形成されている。
そして、上記断熱容器10に、該断熱容器10の上面開口を閉塞する状態で上記食品収納容器30を配置した状態において、図4に示したように、該断熱容器10と該食品収納容器30との間に、温度調節手段60を配する空間部15が形成されるように構成されている。
上記断熱容器10は、軽量性及び断熱性の観点から、熱可塑性樹脂発泡体により形成されていることが好ましく、この熱可塑性樹脂発泡体の基材樹脂としては、ポリスチレン系樹脂、ポリオレフィン系樹脂から選択されるいずれかが好ましい。断熱容器がポリスチレン系樹脂からなる場合は、安価であるうえ、強度の高いものが得られる。ポリオレフィン系樹脂からなる場合は、耐久性があり、且つ耐油性や耐熱性に優れる断熱容器が得られる。
上記ポリスチレン系樹脂としては、ポリスチレン、ポリパラメチルスチレンなどのスチレン系単独重合体、スチレン−無水マレイン酸共重合体、スチレン−アクリロニトリル共重合体、スチレン−ブタジエン共重合体、スチレン−ブタジエン−アクリロニトリル共重合体、スチレン−アクリル酸共重合体、スチレン−メタクリル酸共重合体などのスチレン系共重合体、上記の単独重合体と共重合体との混合物、上記の共重合体どうしの混合物などが挙げられる。
また、ポリオレフィン系樹脂としては、ポリプロピレン、エチレン−プロピレンランダム共重合体、プロピレン−ブテンランダム共重合体、エチレン−プロピレン−ブテンランダム共重合体、エチレン−プロピレンブロック共重合体、プロピレン−ブテンブロック共重合体、低密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−アクリル酸エチル共重合体、高密度ポリエチレンなどを挙げることができる。
また、上記断熱容器10は、好適には、上記ポリスチレン系樹脂、ポリオレフィン系樹脂から選択されるいずれかを基材樹脂とする発泡粒子成形体からなることが好ましい。発泡粒子成形体は、その表面に切断或いは切削加工面がなく、表面全体が緻密かつ滑らかなスキン層に覆われているものを金型成形により容易に形成することができ、また、スキン層の厚みを周知の方法にて容易に調整することもできる。更に別体として用意した樹脂層を、所謂スキンモールド成形により形成することもできる。上記したスキン層或いは樹脂層が設けられたものは、表面に汚れが付き難く、また強度の向上を図ることができる。
また、熱可塑性樹脂発泡体により形成された場合の上記断熱容器10の見掛け密度は、6〜180kg/m3が好ましく、更には12〜90kg/m3が好ましい。断熱容器10の見掛け密度が小さ過ぎる場合には、強度が不足し易く、それを補うために壁厚を厚くする必要が生じ、内部に形成される上記空間部15が狭くなったり、必要以上に断熱容器が大きなものになってしまう虞がある。一方、見掛け密度が大き過ぎる場合には、軽量性、断熱性が不十分となる虞がある。
また、熱可塑性樹脂発泡体により形成された場合の上記断熱容器10の壁厚(該断熱容器10の前壁12a、両側壁12b,12b、後壁12cのみならず、底板11の板厚をも含む概念であり、以下、同様の意味で使用する。)としては、強度及び断熱性の観点から、概ね10〜50mmであることが好ましく、更には15〜30mmが好ましい。
図面に示した実施の形態に係る断熱容器10は、ポリプロピレン系樹脂を基材樹脂とする発泡粒子成形体からなり、該発泡粒子成形体の見掛け密度は30kg/m3であり、その外形寸法は概ね幅30cm、長さ35cm、高さ10cm、壁厚20〜40mmである。また、図示は省略したが、断熱容器10には、ローレット模様等の表面加飾加工を施すことにより、意匠性等を高めたものとすることもできる。
一方、食品収納容器30は、容器本体40と、蓋体50とから構成されている。
容器本体40は、揚げ物、焼き鳥、フルーツなどの食品を並べて収容する収容凹部41を有している。この収容凹部41を画成する前面壁42a、両側面壁42b,42b、後面壁42cの上端には、全周にわたって外方へ張り出すフランジ43が形成されている。
そして、上記前面壁42a及び両側面壁42b,42bのフランジ部分には、その幅方向中央にほぼ全長にわたって凹条44が形成されている。また、後面壁42cのフランジ部分には、斜め上方に向けて収容凹部41に開口された3つの凹部45が形成され、該凹部45によって後面壁42cの外方に向けて張り出す補強リブ46が構成されている。また、このフランジ部分の凹部45を除く部分には、上方に開口する4つの円形凹部47が形成されている。また、容器本体40の底壁42dには、斜め帯状の凸部48が収容空間41に突出形成されている。
蓋体50は、上記容器本体40とほぼ同じ外郭を有しており、中央がドーム状に形成され、前面壁51a、両側面壁51b,51b、後面壁51cを有し、その下端には、全周にわたって外方へ張り出すフランジ52が形成されている。そして、前面壁51a及び両側面壁51b,51bのフランジ部分には、図3に示したように、その幅方向中央にほぼ全長にわたって下方に突出する凸条53が形成され、該凸条53が、蓋体50を閉めた際に上記容器本体40に形成された凹条44に嵌合し、蓋体50の位置決めが成されると共に、該凸条53と該凹条がリブの役割をすることでフランジ部分を補強することができ、また、汁漏れが起こり難くし、塵埃等が入り難くする。
また、上記後面壁51cのフランジ部分には、下方へ突出する4つの円形凸部54が形成され、また、後面壁51cには、外方へ突出する3つの凸部55が形成されている。この凸部55は、蓋体50を開けた際に、蓋体50のフランジ52に当接し、蓋体50を所定の開成角度(好ましくは90〜120度)に支持させる作用を果たす。また、凸部55がリブの役割をすることで上記後面壁を補強することができる。また、この後面壁51cのフランジ部分には、後面壁51cとの間にヒンジ56が形成されている。このヒンジ56は、フランジ部分に溝を形成することによって構成してもよく、又は折癖をつけることによって構成してもよい。
さらに、前面壁51aには外方に開口する窪み57が形成され、前面壁51aのフランジ部分の中央には把手58が延設されている。そして、この把手58には、複数本のリブ58aが形成されている。
上記容器本体40及び蓋体50は、いずれも熱可塑性樹脂シートを熱成形することにより形成することができ、容器本体40としては、ポリスチレン系樹脂、ポリスチレン系樹脂組成物、ポリプロピレン系樹脂或いはポリプロピレン系樹脂組成物などのポリスチレン系又はポリオレフィン系の樹脂或いは組成物を基材樹脂とする熱可塑性樹脂シートからなるものが好ましく、その中でも、ポリスチレン系樹脂或いはポリスチレン系樹脂組成物を基材樹脂とする熱可塑性樹脂シートからなるものが安価である上、耐熱性が高いことから特に好ましい。
一方、蓋体50としては、ポリスチレン系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリプロピレン系樹脂、特に延伸ポリスチレン樹脂や透明ポリプロピレン樹脂や非結晶ポリエチレンテレフタレート樹脂を基材樹脂とする熱可塑性樹脂シートからなるものが好適に使用される。上記透明ポリプロピレン樹脂としては、テルペン樹脂などの透明性改良剤や結晶核剤により透明性を向上させたものなどが挙げられる。
上記熱可塑性樹脂シートは、容器本体40として使用される場合には、熱が伝わり易い観点から非発泡の熱可塑性樹脂シートからなるものが好ましく、その厚みは0.1〜2.0mmが好ましく、0.2〜1.0mmがより好ましい。蓋体50として使用される場合には、透明性の観点から非発泡の熱可塑性樹脂シートからなるものが好んで使用され、その厚みは0.07〜2.0mmが好ましく、0.1〜1.0mmがより好ましい。
上記熱可塑性樹脂シートは、従来周知の方法にて製造され、該熱可塑性樹脂シートを従来周知の真空成形、圧空成形などの熱成形手段により成形することにより、上記容器本体40及び蓋体50を得ることができる。容器本体40を形成する熱可塑性樹脂シートには、必要に応じて着色剤、無機充填剤などの各種添加剤を配合することもできる。
図面に示した実施の形態に係る容器本体40は、延伸ポリスチレン樹脂を基材樹脂とする厚さ0.4mmの熱可塑性樹脂シートを真空成形することにより形成されており、その外形寸法は概ね幅30cm、長さ35cm、収納凹部41の深さは3.5cm程度である。また、蓋体50は、A−PETと呼ばれるポリエチレンテレフタレートを基材樹脂とする厚さ0.28mmの熱可塑性樹脂シートを真空圧空成形することにより形成されており、その外形寸法は概ね幅30cm、長さ35cm、ドーム状に形成された高さは5cm程度である。
上記容器本体40と蓋体50とは、蓋体50の後面壁51cのフランジ部分に形成された円形凸部54を、容器本体40の後面壁42cのフランジ部分に形成された円形凹部47に嵌合することによって組み付けられ、蓋付きの食品収納容器30が構成される。
上記食品収納容器30は、その容器本体40の周縁に形成されたフランジ43を断熱容器10の側壁(前壁12a、両側壁12b,12b、後壁12c)の上端部に載置すると共に、その容器本体40の底壁42dを断熱容器10に形成された台座部14に載置することにより、断熱容器10の上面開口を閉塞する状態で該断熱容器10に配置される。
この食品収納容器30を配置した状態において、図4に示したように、該食品収納容器30と断熱容器10との間に形成される空間部15に、予め温度調節手段60を配しておくことにより、食品収納容器30に収納された食品Xの温度を調整することができる、本考案に係る食品陳列用容器1が構成される。即ち、食品Xとして温かい揚げ物、焼き鳥などを収納する場合には、温度調節手段60として熱を発する加熱手段を空間部15に配することにより、揚げ物、焼き鳥などの食品Xを温かい状態に維持して陳列することができる。逆に、食品Xとして低温で保管される必要のある和菓子やフルーツなどを収納する場合には、温度調節手段60として冷却手段を空間部15に配することにより、和菓子やフルーツなどの食品Xを冷えた状態に維持して陳列することができる。この際、容器本体40の底壁42dに形成した凸部48は、底壁の表面積を増大させ、熱伝導を生じ易くするため、入れられた食品Xの加熱或いは冷却を効率的に行うことができる。また、食品Xが油や水分を含む場合には、凸部48,48間の溝に油や水分が流れ込み、食品の底面に油がたまったり、水分によって濡れたりするのを防止することができる。
上記温度調節手段60としては、従来公知の種々の加熱手段、冷却手段を採用することができるが、中でも、氷、ドライアイス、冷水、或いは温水が、入手が容易であると共に、食品に対して安全であり、またコスト的にも有利であるために好ましい。なお、氷、冷水、或いは温水は、必要に応じて袋などに入れられてから断熱容器10の空間部15に配してもよい。また、温度調節手段60としては、ゲル状の発熱材や保冷材が収納された発熱体や保冷体、または粉状であって空気に触れると発熱作用のある袋状物などを採用することもできる。図面(図4)に示した実施の形態に係る食品陳列用容器1においては、温度調節手段60として氷を空間部15に配している。
上記した食品陳列用容器1は、特設販売などの簡易的な販売に好適に使用することができ、加熱や冷却を目的とした装置を別に設けることなく、簡易に収納した食品Xの温度を調節しながら食品Xを陳列することができる。
以上、本考案に係る食品陳列用容器の実施の形態を説明したが、本考案は、何ら既述の実施の形態に限定されるものではなく、実用新案登録請求の範囲に記載した本考案の技術的思想の範囲内において、種々の変形、変更を加えた食品陳列用容器とすることができることは当然である。
例えば、上記実施の形態においては、蓋付きの食品収納容器30を断熱容器10に配置したものにつき説明したが、蓋体50は必ずしも必要ではない。また、上記実施の形態においては、食品収納容器30の底壁42dを載置する台座部14を断熱容器10の両側壁12b,12bの内面側下部に形成したものにつき説明したが、断熱容器10の底板11の内面側に突起状に形成した台座部としてもよい。更に、断熱容器10、食品収納容器30の形状寸法は、何ら実施の形態のものに限定されるものではない。
本考案に係る食品陳列用容器を分解して示した斜視図である。 本考案に係る食品陳列用容器の斜視図である。 本考案に係る食品陳列用容器の蓋を開けた状態を示した斜視図である。 図2のA−A線に沿う部分の断面図である。
符号の説明
1 食品陳列用容器 10 断熱容器
11 底板 12a 前壁
12b 側壁 12c 後壁
13 切欠き凹部 14 台座部
15 空間部 30 食品収納容器
40 容器本体 41 収容凹部
42a 前面壁 42b 側面壁
42c 後面壁 42d 底壁
43 フランジ 44 凹条
45 凹部 46 補強リブ
47 円形凹部 48 凸部
50 蓋体 51a 前面壁
51b 側面壁 51c 後面壁
52 フランジ 53 凸条
54 円形凸部 55 凸部
56 ヒンジ 57 窪み
58 把手 58a リブ
60 温度調節手段 X 食品

Claims (8)

  1. 上面が開口した箱状の断熱容器と、該断熱容器の上面開口を閉塞する状態で配置される食品収納容器とから構成され、前記断熱容器に前記食品収納容器を配置した状態において、該断熱容器と該食品収納容器との間に空間部が形成され、該空間部に温度調節手段を配することを特徴とする、食品陳列用容器。
  2. 前記食品収納容器の周縁に外方へ張り出すフランジが形成され、該食品収納容器のフランジを前記断熱容器の側壁上端部に載置することを特徴とする、請求項1に記載の食品陳列用容器。
  3. 前記食品収納容器の底壁に、複数の凹部及び/又は凸部が形成されていることを特徴とする、請求項1又は2に記載の食品陳列用容器。
  4. 前記食品収納容器が、透明或いは半透明の蓋体を有していることを特徴とする、請求項1乃至3のいずれかに記載の食品陳列用容器。
  5. 前記断熱容器の側壁内面側及び/又は底板内面側に、前記食品収納容器の底壁を載置する台座部が形成されていることを特徴とする、請求項1乃至4のいずれかに記載の食品陳列用容器。
  6. 前記断熱容器が、熱可塑性樹脂発泡体からなることを特徴とする、請求項1乃至5のいずれかに記載の食品陳列用容器。
  7. 前記断熱容器が、ポリスチレン系樹脂、ポリオレフィン系樹脂から選択されるいずれかの熱可塑性樹脂を基材樹脂とする発泡粒子成形体からなることを特徴とする、請求項1乃至6のいずれかに記載の食品陳列用容器。
  8. 前記温度調節手段が、氷、ドライアイス、冷水、温水のいずれかであることを特徴とする、請求項1乃至7のいずれかに記載の食品陳列用容器。
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