JP3125593B2 - 静電吸着装置及び方法 - Google Patents

静電吸着装置及び方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プラズマによりエッチ
ング処理されるウエハを静電吸着力により支持する静電
吸着装置及び方法において、ウエハが除電されたことを
確実に検出して信頼性よくウエハの搬送を行うのに好適
な静電吸着装置及び方法に関する。
【0002】
【従来の技術】第1の従来技術の静電吸着装置及び方法
としては、特開昭59−67629号公報記載のように
絶縁膜に吸着時と逆極性で絶対値が順次大きくなる逆電
圧を断続的に印加するとともに、逆電圧の印加後、剥離
力発生手段によって剥離力の検出を順次繰返し行うこと
が提案されている。また、第2の従来技術としては、特
開昭62−255039号公報記載のように吸着保持用
の直流電圧を切断した際に正負を逆にした直流電圧を微
少時間印加することが提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記従来技術をウエハ
を連続してエッチング処理する装置に適用することを考
えると次のような解決すべき課題がある。すなわち、処
理終了後ウエハを解放する際に吸着時と逆極性の電圧を
印加すると、残留吸着力は印加時間の経過とともに一旦
減少した後再び増加する傾向を示し、残留吸着力が最小
値になるまでの印加時間は、ウエハの種類、吸着時の印
加電圧の大きさ、逆電圧の大きさによって異なり、残留
吸着力が最小になったことを確実に検出する必要があ
る。第1の従来技術では剥離力発生手段を別に設ける必
要があるために、構成が複雑になるとともに逆電圧の印
加,剥離力の検出を交互に行うので除電に時間がかかる
という問題があった。
【0004】また、第2の従来技術では逆電圧の印加時
間を決めるための手段が考慮されていなかった。
【0005】本発明の目的は、ウエハが除電されたこと
を確実に検出して信頼性よくウエハを搬送できる静電吸
着装置及び方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、ウエハの吸着時、逆電圧の印加時に絶縁膜を流れる
リ−ク電流を積分する積分回路を設け、ウエハ吸着時の
リ−ク電流の積分値と逆電圧印加時のリ−ク電流の積分
値を比較し、等しくなった時点すなわち積分回路の出力
が0Vになった時点で逆電圧の印加を終了するようにした
ものである。
【0007】
【作用】まず、ウエハのエッチング処理開始時にプラズ
マを生成した後、絶縁膜に直流電圧を印加すると絶縁
膜,ウエハ,プラズマを介してリ−ク電流が流れ、エッ
チング処理中のリ−ク電流を積分回路により積分するこ
とにより、絶縁膜に充電される電荷の量を検出すること
ができる。次に、ウエハを解放する際に逆電圧を印加す
ると吸着時と逆方向のリ−ク電流が流れ、このリ−ク電
流を積分回路により積分することにより、絶縁膜に充電
される吸着時と逆極性の電荷の量を検出することができ
る。従って、エッチング処理中のリ−ク電流の積分値と
ウエハ解放時のリ−ク電流の積分値が等しくなったとこ
ろすなわち積分回路の出力が0Vになった時点で逆電圧印
加を終了することにより、ウエハが確実に除電されたこ
とを確認することが可能となる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の一実施例を適用した有磁場マ
イクロ波エッチング装置の構成を図1により説明する。
ウエハ1のエッチング処理は、放電管2内に導入したプ
ロセスガス3をマイクロ波4による電界とソレノイド5
による磁場の相互作用によりプラズマ6化し、さらに、
下部電極7に高周波電源8により高周波を印加してウエ
ハ1に入射するイオンのエネルギ−を制御しながら行
う。
【0009】ウエハ1のエッチング処理が終了すると、
該エッチング済みのウエハ1はウエハ押し上げ装置9の
作動により下部電極7から搬送装置(図示省略)に渡さ
れた後、該搬送装置により他の場所に搬送される。
【0010】また、下部電極7上にはアルミ製電極10
の表面にアルミナ絶縁膜11を設けた静電吸着電極12
が固定されており、さらに、下部電極7には負電圧印
加,正電圧印加が切り換え可能な直流電源13,スイッ
チ14,積分回路15がロ−パスフィルタ16を介して
接続されている。そして、スイッチ14を端子17と接
続することにより静電吸着電極12への負電圧印加,端
子18と接続することにより正電圧印加が切り換えでき
るようにしてある。
【0011】一方、エッチングされるウエハ1の冷却
は、前述した方法によりプラズマ6を生成し、スイッチ
14を端子17と接続して静電吸着電極12とウエハ1
間に直流電源13により負電圧を印加することにより生
じる静電吸着力によりウエハ1を支持した状態で、マス
フロ−コントロ−ラ19を開いてHeガス20をウエハ
1裏面に導入することにより行う。
【0012】また、下部電極7はサ−キュレ−タ21に
より冷媒22を循環することにより温調されている。
【0013】次に、本発明の一実施例の積分回路15の
構成を図2により説明する。まず、リ−ク電流iが電流
−電圧変換抵抗23を流れると出力V0はiR1となり、リ
−ク電流iは電圧V0に変換される。そして、この電圧V0
が積分器24の非反転入力端子に入力されると出力V1
1/CR2∫V0dtとなり、電圧V0の積分値が得られる。
【0014】次に、本発明の一実施例のウエハ1の除電
方法を図3により説明する。まず、ウエハ1のエッチン
グ処理が開始されプラズマ6が生成されると、静電吸着
電極12に直流電源13により負電圧が印加されてウエ
ハ1が静電吸着される。その後、Heガス20をウエハ
1裏面に導入する。そして、この時アルミナ絶縁膜1
1、ウエハ1、プラズマ6を介してリ−ク電流が流れ、
エッチング処理中のリ−ク電流を前述した積分回路15
により積分することにより、アルミナ絶縁膜11に充電
される電荷の量A1を検出することができる。その後、エ
ッチング処理が終了し、ウエハ1の除電が開始され静電
吸着電極12に吸着時と逆極性の正電圧が印加されると
吸着時と逆方向のリ−ク電流が流れ、このリ−ク電流を
積分回路15により積分することにより、アルミナ絶縁
膜11に新たに充電される吸着時と逆極性の電荷の量A2
を検出することができる。
【0015】そして、エッチング処理中のリ−ク電流の
積分値とウエハ除電時のリ−ク電流の積分値が等しくな
ったところすなわち積分回路15の出力電圧V1が0Vに
なった時点で正電圧印加の終了、Heガス20の遮断、
プラズマ6の消滅をそれぞれ行ってウエハ1の除電を終
了する。
【0016】このように、積分値が等しくなったことを
検出して逆電圧印加を終了することによりウエハ1が確
実に除電されたことを確認することが可能となる。
【0017】なお、種々の条件により実際の除電過程を
コントロ−ルする必要がある場合などは、負電圧印加と
正電圧印加の積分値の値の比が、予め設定した値になっ
たことを検出して逆電圧印加を終了することも有効であ
る。
【0018】
【発明の効果】本発明によれば、ウエハが除電されたこ
とを確実に検出して信頼性よくウエハを搬送できる静電
吸着装置及び方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を適用した有磁場マイクロ波
エッチング装置の全体構成を示した図である。
【図2】本発明の一実施例の積分回路の構成を示した図
である。
【図3】本発明の一実施例の除電方法を示した図であ
る。
【符号の説明】
11…アルミナ絶縁膜、12…静電吸着電極、13…直
流電源、15…積分回路、23…電流−電圧変換抵抗、
24…積分器。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】プラズマによりエッチング処理されるウエ
    ハを絶縁膜との間に発生させた静電吸着力により支持す
    る静電吸着装置において、絶縁膜に負電圧印加,正電圧
    印加が切り換え可能な直流電源と、直流電源と絶縁膜の
    間にロ−パスフィルタを介してリ−ク電流を積分する積
    分回路を設けたことを特徴とする静電吸着装置。
  2. 【請求項2】プラズマによりエッチング処理されるウエ
    ハを絶縁膜との間に発生させた静電吸着により支持する
    静電吸着方法において、ウエハ吸着時に絶縁膜に負電圧
    を印加した時に生じるリ−ク電流の積分値と、ウエハ解
    放時に吸着時と逆極性の正電圧を印加した時に生じるリ
    −ク電流の積分値を比較し、等しくなった時点で逆極性
    の正電圧印加を終了することを特徴とする静電吸着方
    法。
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