JP3125512U - 回動式営巣装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】巣の撤去時に、回収袋を営巣本体に被せて回動させるだけで、簡単に巣のみを同袋内に回収することができる有用な営巣装置を提供する。
【解決手段】有底函状の営巣本体1と、該営巣本体1を鉄塔に対して正・倒立自在に支持せしめる取付部材2と、前記営巣本体1の上端開口部と連通すべく着脱自在に被装される別体の回収袋3とを備える。営巣本体1の上端縁には、回収袋3の取付孔に挿着されて同回収袋3を抜止保持するためのロック式保持具を突設せしめる。取付部材2は、相対向する営巣本体1の上端開口側(二点)を回動自在に軸着する支持アームからなり、同営巣本体1を正・倒立自在に包持できるべくコ字状に折曲成形せしめる。支持アーム2の基部は、連結金具5を介して鉄塔等の建造物へ締結される。
【選択図】図8

Description

本考案は、主として烏等の鳥害対策用として鉄塔に取り付けられる営巣装置の改良に関し、更に詳しくは、営巣本体を回動自在に組み付けることで巣のみを頗る簡単に回収できる有用な営巣装置に関する。
一般的に、送電線を支持する鉄塔は、碍子を懸吊保持するためのアームを鉄柱の側部より延設している。このアームは、送電線の荷重に耐えるように高い強度が要求されることから、鉄材からなる複数本の横部材を略水平方向に延出させ、この横部材間に補強用の縦部材や斜め部材を組み合わせて構成される。
而して、このような送電用の鉄塔は、通常、複数本の鉄材からなるアームが枝状になっているため、このアームに烏、鷹、鳶等が鳥の巣を作ることがよくある。この鳥の巣は、枯れ枝や針金等が用いられ、体型の大きい鳥である場合は、相当大きなものも形成される。この鳥の巣が、碍子や架線に接近して作られた場合、雨や雪が降ったり、強風に煽られた時に、これらが落下して下方の碍子や架線に引っ掛かり、送電中の高電圧をリークさせて、地絡による停電を惹起する危険性がある。
従来、斯かる危険性を回避させるための対策として、既に種々の営巣装置が案出されている。例えば、高圧送電鉄塔の任意の個所で、かつ、該鉄塔に張られている電線から離れた個所に移設自在に設置し、該設置個所に烏等の鳥を営巣させるための営巣(誘導)装置であって、上面が開口した網状の営巣用カゴ(営巣本体)を有し、該営巣用カゴの内部底面には、営巣用ベースが設けられ、かつ、この営巣用ベースを前記営巣用カゴに移動自在にロープ等で連結せしめている(例えば、特許文献1参照)。
特開平8-182457号
しかしながら、上述した従来の営巣装置にあっては、営巣用カゴ内に積極的に巣作りをさせることができるといった利点を有するものの、巣立ちが終わった後、巣の撤去作業にあっては前記営巣用ベースのみならず営巣用カゴそのものも取り除かねばならないといった問題があり、また、高所での作業であることも相俟って、営巣用カゴは取り外すことなく巣のみを簡単に回収することができる営巣装置が要望されている。
本考案はこのような従来の問題点及び要望に鑑みてなされたもので、送電に影響のない場所に取り付けることで、停電等の弊害を未然に防止し、電力の安定供給に寄与することができるのみならず、巣の撤去時に、回収袋を営巣本体に被せて回動させるだけで、簡単に巣のみを同袋内に回収することができる有用な営巣装置を提供することを目的としたものである。
上述の如き従来の問題点を解決し、所期の目的を達成するため本考案の要旨とする構成は、鉄塔等の建造物に取り付けされる取付部材と、該取付部材に回動自在に支持される営巣本体とを備えてなる営巣装置に存し、延いては、前記営巣本体が、少なくとも同営巣本体の開口部と連通すべく回収袋を取り付けた状態で正・倒立自在に回動される営巣装置に存する。
また、前記営巣本体には、少なくとも底部に雪や雨水を排出するためのを排水手段を備えるのが良い。
本考案は上述のように構成され、鉄塔等の建造物に取り付けされる取付部材と、該取付部材に回動自在に支持される営巣本体とを備えたことによって、営巣本体を取り外すことなく、同営巣本体を回動させるだけで、簡単に巣のみを回収できるといった効果を奏する。
また、前記営巣本体が、少なくとも同営巣本体の開口部と連通すべく回収袋を取り付けた状態で正・倒立自在に回動されることによって、営巣本体を倒立させるだけの簡単操作で、巣のみが手を煩わせることなく(重力を利用して)回収袋内に速やかに回収できるため、周辺住民に巣の構成部材やゴミ等が散乱することを未然に防止できると共に、作業者にも衛生的であるといった効果を奏する。
更に、前記営巣本体には、少なくとも底部に雪や雨水を排出するためのを排水手段を備えることによって、雨や雪が降っても営巣本体に滞留することがないため、仮令、山間部における撤去作業でも、雨や雪を苦にすることなく円滑に巣の回収作業を行えるといった効果を奏する。
その他、本考案の営巣装置は、構成が単純であるため、大量生産に適し価格も低廉なものとして需用者に供給できるなど、本考案を実施することはその実益的価値が甚だ大である。
鉄塔等の建造物に取り付けされる取付部材と、該取付部材に回動自在に支持される営巣本体とを備え、前記営巣本体が、少なくとも同営巣本体の開口部と連通すべく回収袋を取り付けた状態で正・倒立自在に回動されると共に、同営巣本体の底部に雪や雨水を排出するためのを排水手段を備える。
次に本考案の実施の一例を図面を参照しながら説明する。図中Aは、本考案に係る回動式営巣装置の一実施例を示すものであり、この営巣装置Aは、図1に示すように、有底函状の営巣本体1と、該営巣本体1を鉄塔に対して正・倒立自在に支持せしめる取付部材2と、前記営巣本体1の上端開口部と連通すべく着脱自在に被装される別体の回収袋3とを備えている。
営巣本体1は、上端側が開放された有底状の函体からなり、巣を構成する小枝等が函内に係止しないように四方の側壁部1a,1a…は比較的に深いフラットな立上面を採用して閉塞されていると共に、底部1bには、雨や雪が排出できるように複数の穿孔からなる排水手段4が施されている。
更に、営巣本体1の上端縁には、後述する回収袋3の取付孔(図示せず)に挿着されて同回収袋3を抜止保持するためのロック式保持具1c、1c…が突設されている。換言すれば、このロック式保持具1c,1c…は、先端側を直角に折り曲げすることで取付孔(図示せず)の意に反した抜け落ちをロックできるように構成されており、従来のボタンやホックに比して取付孔(図示せず)への抜け止め保持が簡単に行える。
一方、前記取付部材2は、相対向する営巣本体1の上端開口側(二点)を回動自在に軸着する支持アームからなり、同営巣本体1を正・倒立自在に包持できるべくコ字状に折曲成形されている。
また、この支持アーム2の基部2aには、鉄塔等の建造物へ取り付けるための連結金具5が締結される。この連結金具5は、図5に示すように、プレート状の金具本体5aと、鉄塔の脚柱若しくは斜材を構成するアングル材を安定的に支持せしめるために断面W型に形成された支持部5bと、前記金具本体5aを鉄塔に締結させるためのボルト5c及びナット5dとから構成されている。
他方、回収袋3は、営巣本体1の上端開口を囲繞できる大きさに形成されており、所望位置に取付孔(図示せず)が穿設されている。この取付孔(図示せず)は、営巣本体1の前記ロック式保持具1c、1c…を挿着した後、同ロック式保持具1c、1c…の先端側を直角方向に曲げることで、簡単に抜け止め状態に保持できる。
このように構成される本考案の営巣装置Aは、まず、図6(a)に示すように、送電に影響のない所望高さの鉄塔(アングル材)Bに、連結金具5の支持部5bを整合させるべく支持アーム2をボルト5c及びナット5dで締結するだけで、営巣本体1を簡単に鉄塔Bに取り付けでき、時間の経過と共に、烏等の鳥が営巣本体1内に積極的に巣を作るためのスペースとして提供することができる。
また、巣立ちが終わった後、巣の撤去作業にあっては、図8(a)に示すように、営巣本体1の上端開口を被覆すべく回収袋3を前記ロック式保持具1c,1c…を介して保持し、次いで、斯かる状態の営巣本体1を倒立状態(図8(b)参照)に回動させるだけの簡単操作で、巣のみが(手を煩わせることなく)重力を利用して回収袋3内に速やかに回収できるので、頗る便利であると共に、周辺住民に巣の構成部材(小枝、針金等や塵埃、糞)等が散乱することをも防止でき、作業者にとっても衛生的に作業を行うことができる。
尚、本考案の回動式営巣装置は、本実施例に限定されることなく、本考案の目的の範囲内で自由に設計変更し得るものであり、本考案はそれらの全てを包摂するものである。
本考案に係る営巣装置の実施の一例を示す斜視図である。 同営巣装置の平面図である。 同営巣装置の正面図である。 同営巣装置の右側面である。 本実施例で使用する連結金具の説明図である。 同営巣装置の取付状態を示す平面図である。 同営巣装置の取付状態を示す側面図である。 図8(a)は正立した同営巣装置に回収袋を被装させた状態を示す説明図、図8(b)は同営巣装置の倒立状態を示す説明図である。
符号の説明
1 営巣本体
1a 側壁部
1b 底部
1c ロック式保持具
2 取付部材
2a 基部
3 回収袋
4 排水手段
5 連結金具
5a 金具本体
5b 支持部
5c ボルト
5d ナット

Claims (3)

  1. 鉄塔等の建造物に取り付けされる取付部材と、該取付部材に回動自在に支持される営巣本体とを備えてなることを特徴とする回動式営巣装置。
  2. 前記営巣本体は、少なくとも同営巣本体の開口部と連通すべく回収袋を取り付けた状態で正・倒立自在に回動されることを特徴とする請求項1に記載の回動式営巣装置。
  3. 前記営巣本体は、少なくとも底部に雪や雨水を排出するためのを排水手段を備えてなることを特徴とする請求項1又は2に記載の回動式営巣装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011072197A (ja) * 2009-09-29 2011-04-14 Chugoku Electric Power Co Inc:The 鳥類営巣補助具
JP2012105607A (ja) * 2010-11-18 2012-06-07 Chugoku Electric Power Co Inc:The 営巣材料排除装置

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