JP3125016U - 医療用具の接続構造 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】チューブ(Ta)端部に装着される回動部材(2)と、外筒部(3a)と内筒部(3b)からなる固定部材(3)とから形成され、前記回動部材(2)の外周面にネジ山(5)が形成され、前記固定部材(3)の外筒部(3a)の内周面に、前記ネジ山(5)に螺合するネジ溝(6)が形成され、(a)前記回動部材(2)の内周面に、凸部(4a)、を形成するか、または、(b)前記チューブ(Ta)の外周面に凸部(4b)を形成し、前記回動部材(2)のネジ山(5)と前記固定部材(3)のネジ溝(6)を螺合するとき、(a)前記凸部(4a)が、チューブ(Ta)を押圧するか、または、(b)回動部材(2)が前記凸部(4b)を押圧して固定部材(3)に固定する医療用具の接続構造。
【選択図】図1
Description
この体外循環回路とダイアライザは、従来はダイアライザに設けられたチューブの差込口に、チューブ端部を直接差し込んで接続していたが、単に差込口にチューブを差し込むだけでは、チューブが容易に外れるなど、安全性に問題があった。
ダイアライザのポートに形成した螺合部と、この螺合部に対応するネジ構造を有しチューブが接着等されたコネクタを接続することで、容易には外れないコネクタが提供されるようになる。
しかし、チューブ側のコネクタをねじって接続すると、チューブも同様にねじれるため、ねじれによってチューブがつぶれたり折れ曲がったりする。
回転するのは外筒部材21だけで、チューブは回転しないので、継手の回転時にチューブを連れ回すことがなく、チューブがねじれないというものである。
この接続時に、可動側ロック部材5のみが回転して、スリーブ9(チューブ8)を差込口3に圧着接続されることで、チューブのねじれが防げる。
また、特許文献3には、オスコネクタ7に挿入された、端部が、先端部から後端部へと外径が拡径しているチューブ6を挿通できる、内腔にらせん状の締結手段を有する固定具1が開示されている。固定具1は、らせん状の締結手段でチューブに外嵌合するので、チューブとオスコネクタの接続強度を確保できるというものである。特許文献3の固定具1も、特許文献1の外筒部材21、特許文献2の可動側ロック部材5と同様に、固定具1のみが回転するので、チューブがねじれることがない。
前記回動部材(2)の外周面にネジ山(5)が形成され、
前記固定部材(3)の外筒部(3a)の内周面に、前記ネジ山(5)に螺合するネジ溝(6)が形成され、
(a)前記回動部材(2)の内周面に、凸部(4a)、を形成するか、または、(b)前記チューブ(Ta)の外周面に凸部(4b)を形成し、
前記回動部材(2)のネジ山(5)と前記固定部材(3)のネジ溝(6)を螺合するとき、(a)前記凸部(4a)が、チューブ(Ta)を押圧するか、または、(b)回動部材(2)が前記凸部(4b)を押圧して固定部材(3)に固定する医療用具の接続構造を提供する。
[2]本考案は、前記チューブ(Ta)の先端部を、先端方向に次第に肉厚に形成した[1]に記載の医療用具の接続構造を提供する。
[3]本考案は、チューブ(Tb)端部に装着される回動部材(12)と、外筒部(13a)と内筒部(13b)からなる固定部材(13)とから形成され、
前記回動部材(12)の外周面にネジ山(15)が形成され、
前記固定部材(13)の外筒部(13a)の内周面に、前記ネジ山(15)に螺合するネジ溝(16)が形成され、
チューブ(Tb)は、先端方向に次第に肉厚に形成し、
前記チューブ(Tb)の外周面に係止部(55、65)を形成し、前記回動部材(12)の内周面に係止部(56、66)を形成し、
ネジ山(15)とネジ溝(16)を螺合したとき、前記肉厚部(T1)が回動部材(12)に押圧されて固定部材(13)に固定される医療用具の接続構造を提供する。
[4]本考案は、前記係止部(55)はネジ山、前記係止部(56)はネジ溝であり、
前記係止部(55)が前記回動部材(12)の内周面に形成した係止部(56)に、螺合するように形成した[3]に記載の医療用具の接続構造を提供する。
[5]本考案は、前記係止部(65)は2つの凸部、前記係止部(66)は1つの凸部であり、当該係止部(66)は、前記2つの係止部(65)の間で可動を制限されている[3]に記載の医療用具の接続構造を提供する。
(1)(a)チューブTaに形成した凸部4b、または、(b)回動部材2に形成した凸部4aにより、回動部材2の内周面とチューブTaが強固に接続されるので、液漏れ等が回避できる。
(2)医療用具接続側にかけてチューブTb自体を厚く形成することにより、回動部材12と固定部材13を螺合したときに、回動部材12がチューブの肉厚部T1をより強く押圧するので、チューブTbは確実に固定される。
[医療用具の接続構造]
本考案の医療用具の接続構造は、回動部材2(12)と固定部材3(13)からなる。回動部材2(12)と固定部材3(13)は、固定部材3(13)の内周面と回動部材2(12)の外周面に形成されたネジ溝6(16)とネジ山5(15)の螺合構造により、螺合できることで、固定部材3(13)(医療用具MD)とチューブTa(Tb)を接続する。
医療用具MDは、例えば血液処理器などであり、チューブTa(Tb)は体外循環回路などである。
回動部材2(12)は、図1から図4に示すように、先端部を固定部材3(13)と螺合できる形状に形成されている。
具体的には、回動部材2(12)の外周面に、固定部材3(13)の外筒部3a(13a)の内周面に形成されたネジ溝6(16)に螺合できるネジ山5(15)を有しており、固定部材3(13)に回動部材2(12)を螺合させることで、チューブTa(Tb)が固定部材3(13)(医療用具MD)と接続される。
また、回動部材2(12)の外周には翼7(17)が形成されている。
固定部材3(13)は、図1から図4のように、外筒部3a(13a)と内筒部3b(13b)とからなる。
外筒部3a(13a)の内周面には、前述のように、回転部材2(12)のネジ山5(15)と螺合するためのネジ溝6(16)が形成される。
凸部4aは、図1に示すように回動部材2の内周面に固定部材3(医療用具MD)寄りに形成される。回動部材2の外周面のネジ山5を、固定部材3の内周面のネジ溝6と螺合させて、チューブTaと固定部材3(医療用具MD)を接続するときに、チューブTaよりも硬質部材で形成される回動部材2の、内周面の凸部4aは、回動部材2よりも軟質部材であるチューブTaに食い込むような状態となる。このように、チューブTaをつぶしながら、凸部4aがかみ合うことで、チューブTaと固定部材(医療用具MD)は強固に接続され、接続部のコネクタ1が緩んだり外れたりしなくなり、したがって液漏れなどのおそれがなくなる。
凸部4aは、回動部材2の内周に連続した環状に形成してもよいし、または部分的に形成してもよく、凸部4aがチューブTaを押圧することで前述のような効果が得られれば、特には限定しない。また、凸部4aを形成する位置も、図1に示した位置に限定されず、要するに、チューブTaに食い込み、前述のような効果が得られる位置であればよい。
また、凸部4aの代わりに、図2に示すようにチューブTaの外周に、固定部材3(医療用具MD)寄りに凸部4bを設けることもできる。回動部材2の外周面のネジ山5を、固定部材3の内周面のネジ溝6と螺合させて、チューブTaと固定部材3(医療用具MD)を接続したときに、この凸部4bが、チューブTaよりも硬質部材で形成される回動部材2の内周面に押圧されることにより、チューブTaと回動部材2の内周面がより強く締めつけられ、固定部材3(医療用具MD)とチューブTaが強固に接続することができる。
凸部4bは、チューブTaの外周に連続した環状に形成してもよいし、または部分的に形成してもよく、凸部4bが回動部材2に押圧されることで前述のような効果が得られれば、特には限定しない。また、凸部4bを形成する位置も、図2に示した位置に限定されず、要するに、回動部材2に押圧されることで、前述のような効果が得られる位置であればよい。
なお、図1、図2の実施例とも、後述のチューブTbのように、チューブTaの固定部材3(医療用具MD)との接続側の先端部に肉厚部T1を設けることもでき、肉厚部T1を設けた場合は、肉厚部T1を設けない場合よりも、より強固で確実な接続が期待できる。
図3及び図4の実施例では、固定部材3(医療用具MD)に接続する側のチューブTb端部を、図3及び図4に示した肉厚部T1のように、チューブTbの内径は変えずに、外径が太くなるようなテーパ状に形成する。つまり、接続側の先端にかけて、チューブTb自体を厚く形成する。
この肉厚部T1を設けることにより、回動部材12と固定部材13を螺合させたときに、回動部材12がチューブの肉厚部T1を固定部材13に強く押圧して固定するので、チューブTbは固定部材3(医療用具MD)と、強固に接続される。
また、図3の実施例では、チューブTbの外周面と回動部材12の内周面に、それぞれ係止部55、56を形成している。チューブTbに形成した係止部55はネジ山であり、一方の回動部材12に形成した係止部56は、係止部55に対応するネジ溝である。
これらの係止部55(ネジ山)、係止部56(ネジ溝)は、回動部材12の外周面のネジ山15と固定部材13の外筒部13aのネジ溝16を螺合させるときに、同時に螺合する構造に形成している。ネジ山15とネジ溝16及び係止部55と係止部56の2つの螺合部が同時に螺合することで、チューブTbと固定部材13(医療用具MD)の確実な固定が可能となる。
さらに図4に示す実施例では、回動部材12の内周面の2箇所に係止部65を設け、チューブTbの外周面に係止部66を設けている。係止部66は、2つの係止部65の間にあり、係止部65の間のみ、チューブTbの長さ方向に自由に移動できることで、回動部材12のネジ山15と固定部材13のネジ溝16を螺合させる前でも、回動部材12がチューブTbから容易に抜け落ちない構成となっている。
係止部65、66は、回動部材12の内周及びチューブTbの外周に、環状に形成するのが好ましい。また係止部65の2つの位置の幅は特に限定されないが、回動部材12と固定部材13(外筒部13a)を螺合させる場合などに、操作等を妨げないように形成する。
3、13 固定部材
3a、13a (固定部材の)外筒部
3b、13b (固定部材の)内筒部
4a、4b 凸部
5、15、55 ネジ山
6、16、56 ネジ溝
7、17 翼
55、56、65、66 係止部
MD 医療用具
Ta、Tb チューブ
T1 (チューブの)肉厚部
Claims (5)
- チューブ(Ta)端部に装着される回動部材(2)と、外筒部(3a)と内筒部(3b)からなる固定部材(3)とから形成され、
前記回動部材(2)の外周面にネジ山(5)が形成され、
前記固定部材(3)の外筒部(3a)の内周面に、前記ネジ山(5)に螺合するネジ溝(6)が形成され、
(a)前記回動部材(2)の内周面に、凸部(4a)、を形成するか、または、(b)前記チューブ(Ta)の外周面に凸部(4b)を形成し、
前記回動部材(2)のネジ山(5)と前記固定部材(3)のネジ溝(6)を螺合するとき、(a)前記凸部(4a)が、チューブ(Ta)を押圧するか、または、(b)回動部材(2)が前記凸部(4b)を押圧して固定部材(3)に固定することを特徴とする医療用具の接続構造。 - 前記チューブ(Ta)の先端部を、先端方向に次第に肉厚に形成したことを特徴とする請求項1に記載の医療用具の接続構造。
- チューブ(Tb)端部に装着される回動部材(12)と、外筒部(13a)と内筒部(13b)からなる固定部材(13)とから形成され、
前記回動部材(12)の外周面にネジ山(15)が形成され、
前記固定部材(13)の外筒部(13a)の内周面に、前記ネジ山(15)に螺合するネジ溝(16)が形成され、
チューブ(Tb)は、先端方向に次第に肉厚に形成し、
前記チューブ(Tb)の外周面に係止部(55、65)を形成し、前記回動部材(12)の内周面に係止部(56、66)を形成し、
ネジ山(15)とネジ溝(16)を螺合したとき、前記肉厚部(T1)が回動部材(12)に押圧されて固定部材(13)に固定されることを特徴とする医療用具の接続構造。 - 前記係止部(55)はネジ山、前記係止部(56)はネジ溝であり、
前記係止部(55)が前記回動部材(12)の内周面に形成した係止部(56)に、螺合するように形成したことを特徴とする請求項3に記載の医療用具の接続構造。 - 前記係止部(65)は2つの凸部、前記係止部(66)は1つの凸部であり、当該係止部(66)は、前記2つの係止部(65)の間で可動を制限されていることを特徴とする請求項3に記載の医療用具の接続構造。
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