JP3124503B2 - シールドマシン - Google Patents

シールドマシン

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JP3124503B2
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紀夫 近藤
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  • Excavating Of Shafts Or Tunnels (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、地中に横坑を構築
するのに用いられるシールドマシンに関する。
【0002】
【従来の技術】図16に従来技術の一例を示す。この図
16に示すシールドマシン1は、図15に示す本発明の
第4実施例と同じ機種のため、同じ部材には同じ符号を
付けて示している。
【0003】従来技術では、例えば次のように行う。 (1)中間立坑を構築し、カッタ45のビットの交換を
行った後、再発進する。 (2)切羽部を地盤改良し、人力による掘削・支保工を
行って作業スペースを確保する。図16に地盤改良部を
符号46で示す。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記従来技術におい
て、中間立坑を構築するには、用地の確保、立坑壁の取
り壊しを必要とするため、施工までの準備期間が長く掛
かり、さらにカッタのビット交換自体にも長時間を要
し、その結果経費が嵩む問題があった。
【0005】また、切羽部の地盤改良に当たっても、図
16から分かるように、改良範囲が広く必要であり、圧
気により地下水の排除を必要とする場合もあり、やはり
施工時間および費用が増大する問題があった。
【0006】本発明は、上記の事情に鑑みなされたもの
で、その目的とするところは、カッタのビット交換に際
して、ビット交換作業を行う作業空間を得るにあたり、
カッタの引き込み作業を能率よく行うことができ、作業
性を良好としたシールドマシンを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、シールド外筒2とシールド内筒6を持つ
シールドマシンであって、シールド外筒2のフード3の
内側に、フード部ジベル4としての凹凸を設け、カッタ
12の前方に打設された高強度モルタル35とフード部
ジベル4を付着させ、高強度モルタル35とフード3の
結合を介してシールド外筒2を固定可能に構成したもの
である。または、凹凸となっていないフード3を用いて
シールド外筒2を固定可能に構成している。また、シー
ルド内筒6の前側寄りに隔壁7が設けられ、隔壁7の前
部にはチャンバ20が設けられ、このチャンバ20内に
は回転可能なカッタ12が設けられ、シールド内筒6の
引き込みによりカッタ12も引き込まれる構成としてい
る。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基
づいて説明する。
【0009】図1〜図7は本発明の一実施例を示すもの
で、図1はこの一実施例で対象とするシールドマシンの
縦断側面図、図2は図1のA−A線断面図、図3は図1
のB部分の拡大図であって、シールドマシンのフード部
ジベルにおけるシールド内筒引き込み前の状態を示す
図、図4は同シールド内筒引き込み作業中の状態を示す
図、図5は図4のC部分の拡大図、図6は通常掘削時の
カッタフレームを示す拡大正面図、図7は縮径時のカッ
タフレームを示す拡大正面図である。
【0010】これらの図に示す一実施例は、いわゆるD
PLEX・ドーム型シールドであって、シールドマシン
1は図1および図2から分かるように、シールド外筒2
と、シールド内筒6と、このシールド内筒6の前側寄り
に取り付けられた隔壁7と、この隔壁7の内側に支持さ
れた複数台の駆動装置9と、隔壁7の外側に突出された
状態で支持されかつ駆動装置9に連結されたカッタ12
と、シールドマシン1の前側と切羽31間に形成された
チャンバ20と、排土装置21と、複数基のシールドジ
ャッキ22と、裏込め材同時注入管25と、薬液注入管
26と、高強度モルタル注入口27等を備えて構成され
ている。
【0011】前記シールド外筒2には、その前側にフー
ド3が設けられており、後側にはテールシール5が設け
られている。前記フード3の内側には、図1,図3およ
び図4に示すように、フード部ジベル4が設けられてい
る。このフード部ジベル4は、図5(a)に示す実施例
ではリング状の鋼板4aをフード3の長さ方向に間隔を
おいて配置し、溶接して形成されており、その溶接部を
符号4bで示す。
【0012】本発明でのシールドマシン1におけるフー
ド3は、基本的に上述のフード部ジベル4が設けられた
タイプのものを前提とし、図示して説明しているが、図
5(b)に示すように、フード3の内側に上記ジベル4
がなく、凹凸状になっていないものも使用し得ることは
勿論である。
【0013】しかして、前記隔壁7には、図1に示すよ
うに、マンホール(図示せず)と、土砂取り入れ口8と
が設けられている。
【0014】前記複数台の駆動装置9は、図1および図
2に示すように、それぞれ回転駆動源10と、これにピ
ニオンおよびギヤを介して駆動連結された駆動軸11と
を有している。
【0015】前記カッタ12は、図1および図2に示す
ように、支持軸13と、カッタフレーム14と、このカ
ッタフレーム14の前側に設けられた多数のビット18
と、同カッタフレーム14の後側、つまりチャンバ20
側に設けられた複数本の攪拌翼19とを備え、多軸型で
あって、全体としてコーン型に形成されている。前記カ
ッタフレーム14は、図6および図7に示すように、円
周方向に複数個に分割されたオーバカッタ15と、複数
基のオーバカッタジャッキ16とを有し、通常掘進時に
は拡径され、シールド内筒6の引き込み時およびカッタ
12のビット交換時にはフード3に干渉しない大きさに
縮径可能に構成されている。また、カッタフレーム14
は前記駆動軸11にクランク17を介して偏心回転可能
に連結されている。
【0016】前記排土装置21は、図1に示すように、
隔壁7に設けられた土砂取り入れ口8を通じて、チャン
バ20から掘削土砂を取り込み、排土するようになって
いる。
【0017】前記シールドジャッキ22は、シールド内
筒6内に、円周方向に所定の間隔をおいて複数基配置さ
れている。各シールドジャッキ22は、ブラケット23
を介してシールド内筒6に固定されている。各シールド
ジャッキ22のスプレッダ24は、掘進時には最前列の
セグメント32に当接され、このセグメント32で反力
を受け止め、シールドマシン1を推進させるようになっ
ており、またカッタ12の引き込み時にはシールド外筒
2に固定され、シールドジャッキ22を短縮させ、シー
ルド内筒6と一緒にカッタ12を引き込むようになって
いる。
【0018】前記裏込め材同時注入管25は、シールド
ジャッキ22によりシールドマシン1を推進させると同
時に、シールドマシン1の後方において地山30とセグ
メント32間のすき間に裏込め材33を注入して行くよ
うになっている。
【0019】前記薬液注入管26は、切羽31が自立性
の乏しい軟弱な土質の場合に、機内よりこの薬液注入管
26を通じて薬液を注入し、地盤改良を行う。その薬液
には、例えば水ガラス系注入材の懸濁型や溶液型のもの
を用いる。
【0020】前記高強度モルタル注入口27は、カッタ
12の中心部を貫通させて設けられている。そして、こ
の高強度モルタル注入口27からは、カッタ12全体の
引き込み時に、機内からカッタ12の支持軸13の内部
を経てカッタ12の前方に高強度モルタル35を供給
し、打設するようになっている。
【0021】次に、図8〜図12は前記一実施例のシー
ルドマシンを用いてのビット交換方法の過程を示す図で
ある。以下、前記図1〜図7と、図8〜図12に基づい
て、ビット交換の一例を説明する。
【0022】ビット交換については、シールドマシン1
によりシールドトンネルを所定長さ掘進後、カッタ12
のビット18の摩耗量を検知し、交換の必要があるか,
否かを判定する。判定の基準としては、予め得られた
実験結果に基づいて、所定時間掘削したら交換時期と判
定する方法と、切羽の土石質と、掘削中のトンネル口
径と、単位時間当たりの掘削土石量とをパラメータとし
て交換時期を算出する方法等がある。また、掘進中に支
障物や礫質土等によりビットが欠落した場合においても
交換の必要があるか,否かを判定する。
【0023】ビット18の摩耗量やビットの欠落の検査
の結果、ビット交換の必要がないと判定したときは、シ
ールドトンネルの掘削を継続して行う。
【0024】ビット18の摩耗量やビットの欠落の検査
の結果、ビット交換の必要があると判定したときは、切
羽31が自立性の乏しい土質か,否かを検査する。検査
の結果、切羽31が自立性の乏しい軟弱な土質であると
きは、切羽31の地盤改良を行い、切羽31が自立性の
ある土質であるときは、次の過程に移行する。
【0025】切羽31の地盤改良の方法としては、この
実施例では図1に示す薬液注入管26を通じて、シール
ドマシン1の内部より切羽31に対して、例えば水ガラ
ス系注入材の懸濁型や溶液型等を注入し、地盤崩壊を防
止する。
【0026】必要に応じて地盤改良を行った後、チャン
バ20内をミキシングしながら、このチャンバ20内に
固化材を注入し、図9に示すように、チャンバ20内を
掘削土砂から低強度のソイルモルタル34に置き換え
る。固化材としては、例えば、セメント系、石灰系など
を用いる。また、低強度のソイルモルタル34は、例え
ば一軸圧縮強度で5kgf/cm程度のものとする。
【0027】チャンバ20内を低強度のソイルモルタル
34に置き換えた後、カッタ12のカッタフレーム14
を縮める。カッタフレーム14を縮めるときは、図6お
よび図7に示すように、オーバカッタジャッキ16によ
りオーバカッタ15を収縮させ、シールドマシン1のシ
ールド外筒2の内径よりも小径になるように縮める。
【0028】また、各シールドジャッキ22のスプレッ
ダ24をシールド外筒2の内周側に固設する。
【0029】前述のごとく、カッタ12のカッタフレー
ム14を縮め、シールドジャッキ22のスプレッダ24
をシールド外筒2に固設した後、図10から分かるよう
に、カッタ12の前面より高強度モルタル35を打設し
ながら、シールド内筒6と一緒にカッタ12全体を機内
の後方へ引き込む。高強度モルタル35の打設には、薬
液注入管26やカッタ12の中心部に設けられた高強度
モルタル注入口27を用いる。高強度モルタル35に
は、例えば一軸圧縮強度で300kgf/cm程度の
ものを用いる。カッタ12全体を引き込むには、シール
ドジャッキ22のスプレッダ24をシールド外筒2を固
設した後、シールドジャッキ22を短縮させ、シールド
内筒6とカッタ12とを一緒に移動させる。
【0030】この場合、本発明のシールドマシンでは、
シールド外筒2のフード3の内側にフード部ジベル4を
設けているので、カッタ12の引き込み時にシールド内
筒6を一緒に引き込みながら高強度モルタル35を打設
すると、フード部ジベル4と高強度モルタル35とが結
合し、シールド外筒2と高強度モルタル35が固定され
る。
【0031】カッタ12の前面に高強度モルタル35を
十分な厚さに打設した後、マンホール(図示せず)およ
び排土装置21からチャンバ20内のソイルモルタル3
4を排出し、図11に示すように、ビット交換のための
作業空間36を確保する。
【0032】その後、マンホールを通じてチャンバ20
内に形成された作業空間36内に作業員が入り、ビット
交換を行う。
【0033】ビット交換後、シールドジャッキ22のス
プレッダ24をシールド内筒6の内側に固設し、カッタ
12の前面の高強度モルタル35を切削しながら、シー
ルドジャッキ22を伸長させ、カッタ12を押し出し、
シールドマシン1の各部を図8に示すカッタ12の引き
込み前の状態に戻し、シールドマシン1を再発進させ、
シールドトンネルの掘進を再開する。この場合、必要に
応じて凹凸部分の高強度モルタルを削り落すカッタを装
備する。
【0034】なお、フード3の内側に設けたフード部ジ
ベル4は、図面に示すごとく、鋼板4aを溶接して形成
する実施例に限らず、フード3の内面を切削して形成し
てもよく、要は実質的に多数の凹凸が形成されていれば
よい。また、フード3の内側の凹凸は、高強度モルタル
35との付着強度が十分得られる場合はなくても良く、
この場合、図5(b)に示したものであっても良い。
【0035】以上説明した本発明の一実施例のシールド
マシンを用いれば、次のような利点がある。 (1)機内からカッタ12の前面に、高強度モルタル3
5を打設するようにしているため、長距離推進型シール
ドでビット交換が必要となった場合でも、中間立坑を構
築せずに施工することができる。したがって、再発進す
るに際しても、高強度モルタル35の切削だけでよく、
中間立坑の取り壊しを行わなくて済む。 (2)シールドマシン1がDPLEX・ドーム型である
ため、切羽31をドーム型に掘削でき、アーチ効果によ
り高強度モルタル35の壁厚を薄くすることができる。 (3)同じくシールドマシン1がDPLEX・ドーム型
であるため、単軸型のようなセンタカッタがある場合に
比べて壁体に凹凸がなく、したがって壁体に構造上の弱
点が少ないこと、チャンバ20内を低強度のソイルモル
タル34に置き換え、ついで高強度モルタル35を打設
するようにしているので、より一層壁体の凹凸を少なく
なし得ることとが相俟ち、ビット交換のためのより安全
な作業空間36を形成することができる。 (4)シールド外筒2に対してシールド内筒6がスライ
ドできるため、シールド内筒6を機内の後方に引き込む
ことにより、高強度モルタル35とシールド外筒2のフ
ード3との付着面積を広く取ることができること、前記
フード3の内側にフード部ジベル4を設けているので、
高強度モルタル35とフード3とを強力に結合できるこ
ととが相俟ち、せん断強度および土水圧に対する曲げ強
度の大きい壁体を形成できるし、ビット交換用の作業空
間36を確保するに際して、シールド内筒6と一緒にカ
ッタ12全体を確実にかつ速やかに引き込むことがで
き、したがって作業能率の向上を図ることができる外、
シールド内筒6とカッタ12を引き込むためのシールド
ジャッキ22の小型化,省力化を図ることもできる。 (5)高強度モルタル35の打設圧力をシールド内筒6
とカッタ12の引き込み力に利用できるため、これらシ
ールド内筒6とカッタ12の引き込み用のジャッキの設
置基数を少なくすることができる。 (6)カッタ12の駆動装置9が多軸型であり、所要ト
ルクが小さくて済むため、個々の回転駆動源10の小型
化および少数化を図ることができる結果、薬液注入管2
6や高強度モルタル注入口27を適正配置でき、したが
って薬液の注入や高強度モルタル35の打設を確実にか
つ能率よく行うことができるし、隔壁7に大きなマンホ
ールを形成することができる外、機長を大きくすること
なく圧気設備を設けることもできる。 (7)ビット交換の作業空間36の形成時に、カッタ1
2を引き込むようにしているため、切羽31を掘削する
必要がなく、作業空間36を短時間で形成できるし、切
羽31を掘削せずに高強度モルタル35を打設し、作業
空間36を確保するための壁体を形成するようにしてい
るので、作業空間36を形成するための施工範囲が少な
くて済む。
【0036】ついで、図13はビット交換をする場合の
他の例を示す縦断側面図である。
【0037】この図13に示すシールドマシンは、いわ
ゆるDPLEX・直壁型シールドであって、カッタ37
が多軸型で、前面が垂直に形成されている。
【0038】したがって、このカッタ37でシールドト
ンネルを所定長さ掘進後、ビット交換用の作業空間36
を形成するための高強度モルタル型の壁体は、直壁38
に形成されている。
【0039】この例において、シールドマシン1および
ビット交換の過程は、前記の場合と同様である。
【0040】続いて、図14はビット交換のさらに他の
例を示す縦断側面図である。
【0041】この図14に示す例では、シールドマシン
40がストロークの長い中折れ型に構成されている。
【0042】すなわち、シールド外筒が軸方向に第1部
分41と第2部分42に分割されている。また、シール
ド外筒の第1,第2部分41,42間には、シール装置
43と、中折れジャッキ44が設置されている。
【0043】このシールドマシン40の他の構成は、前
記第1実施例のシールドマシン1と同様であり、ビット
交換の過程も前記第1実施例と同様である。
【0044】さらに、図15はビット交換のさらに別の
例を示す縦断側面図である。
【0045】この図15に示す例では、シールドマシン
1に単軸型のカッタ45を装着している。本発明ビット
交換技術は、この単軸型のカッタ45を用いた場合にも
適用することができる。
【0046】この例におけるシールドマシン1の他の構
成ついては、前記第1実施例と同様であり、ビット交換
の過程も前記第1実施例と同様である。
【0047】
【発明の効果】
【0048】本発明の一実施例にかかるシールドマシン
では、シールド外筒2とシールド内筒6とを持つシール
ドマシンであって、シールド外筒2のフード3の内側
に、フード部ジベル4としての凹凸を設け、カッタ12
の前方に打設された高強度モルタル35とフード部ジベ
ル4を付着させ、高強度モルタル35とフード3を固定
可能に構成しているので、カッタ12の前面に高強度モ
ルタル35を打設しながらシールド内筒6と一緒に低強
度モルタルとカッタ12を一体に引き込んでビット交換
用の作業空間36を確保するに際して、高強度モルタル
35とフード部ジベル4との結合を介して高強度モルタ
ル35とシールド外筒2を強力に固定できるため、シー
ルド内筒6と一緒にカッタ12を確実にかつ速やかに引
き込むことができる結果、ビット交換用の作業空間36
を形成するための作業能率の向上を図り得る効果があ
る。
【0049】また、フード部ジベル4のないタイプのも
のであっても高強度モルタル35との十分な付着強度が
得られれば、シールド外筒2を固定でき、上述と同様の
効果が得られる。この場合、フード部ジベル4のないタ
イプのものでは、その分、マシンの製作が容易となると
ともに、若干であるがコストダウンとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は本発明の一実施例のシールドマシンの
縦断側面図である。
【図2】 図1のA−A線断面図である。
【図3】 図1のB部分の拡大図であって、シールドマ
シンのフード部ジベルにおけるシールド内筒引き込み前
の状態を示す図である。
【図4】 同フード部ジベルにおけるシールド内筒引き
込み作業中の状態を示す図である。
【図5】 (a)は図4のC部分の拡大図、(b)はフ
ードジベルのないタイプのシールド内筒引き込み前の状
態を示す。
【図6】 通常掘削時のカッタのカッタフレームを示す
拡大正面図である。
【図7】 カッタフレームを縮径した状態を示す拡大正
面図である。
【図8】 本発明のシールドマシンを用いてのカッタの
ビット交換の一過程の説明図である。
【図9】 図8に続く過程の説明図である。
【図10】 図9に続く過程の説明図である。
【図11】 図10に続く過程を示す説明図である。
【図12】 第1実施例のフローチャートである。
【図13】 本発明のシールドマシンを用いてのビット
交換の他の例の対象であるシールドマシンの縦断側面図
である。
【図14】 ビット交換のさらに他の例の対象である本
発明のシールドマシンの縦断側面図である。
【図15】 ビット交換のさらに別の例の対象である本
発明のシールドマシンの縦断側面図である。
【図16】 従来技術の説明図である。
【符号の説明】
1 シールドマシン 2 シールド外筒 3 フード 4 フード部ジベル 5 テールシール 6 シールド内筒 7 隔壁 9 カッタの駆動装置 12 カッタ 13 カッタフレーム 14 カッタのビット 20 チャンバ 21 排土装置 22 シールドジャッキ 23 シールドジャッキのスプレッダ 25 裏込め材同時注入管 26 薬液注入管 27 高強度モルタル注入口 34 低強度のソイルモルタル 35 高強度モルタル 36 ビット交換用の作業空間 37 カッタ 38 直壁 40 シールドマシン 41,42 シールド外筒の第1,第2部分 44 中折れジャッキ 45 カッタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−66085(JP,A) 特開 平4−277292(JP,A) 特開 平3−208990(JP,A) 特開 平8−144697(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E21D 9/08

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シールド外筒(2)とシールド内筒
    (6)とを持つシールドマシンであって、シールド外筒
    (2)のフード(3)の内側に、フード部ジベル(4)
    としての凹凸を設け、カッタ(12)の前方に打設され
    た高強度モルタル(35)とフード部ジベル(4)を付
    着させ、高強度モルタル(35)とフード(3)の結合
    を介してシールド外筒(2)を固定可能とし、かつシー
    ルド内筒(6)を引き込み可能に構成したことを特徴と
    するシールドマシン。
  2. 【請求項2】 シールド外筒(2)とシールド内筒
    (6)とを持つシールドマシンであってフード(3)の
    内側にフード部ジベル(4)がないタイプのものにおい
    て、カッタ(12)の前方に打設された高強度モルタル
    (35)にシールド外筒(2)の前方のフード(3)の
    内側を付着させ、高強度モルタル(35)とフード
    (3)の結合を介してシールド外筒(2)を固定可能と
    し、かつシールド内筒(6)を引き込み可能に構成した
    ことを特徴とするシールドマシン。
  3. 【請求項3】 シールド内筒(6)の前側寄りに隔壁
    (7)が設けられ、隔壁(7)の前部にはチャンバ(2
    0)が設けられ、このチャンバ(20)内には回転可能
    なカッタ(12)が設けられ、シールド内筒(6)の引
    き込みによりカッタ(12)も引き込まれる請求項1ま
    た2記載のシールドマシン。
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