JP3124483B2 - 付着物除去装置に取付けられる連続打撃装置 - Google Patents
付着物除去装置に取付けられる連続打撃装置Info
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、シートパイル
(鋼矢板)やH形鋼等の建築,土木用部材に付着した、
土,砂,モルタル,塗料等の付着物を除去するための付
着物除去装置に取付けられる連続打撃装置に関するもの
である。
(鋼矢板)やH形鋼等の建築,土木用部材に付着した、
土,砂,モルタル,塗料等の付着物を除去するための付
着物除去装置に取付けられる連続打撃装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】前記発明の属する技術分野の項で述べた
付着物除去装置とは、建築,土木用部材への付着物の除
去を人為作業で行うことにより生じる、作業効率や作業
環境が悪い等の問題点を解消するために、除去作業を自
動化した装置である。
付着物除去装置とは、建築,土木用部材への付着物の除
去を人為作業で行うことにより生じる、作業効率や作業
環境が悪い等の問題点を解消するために、除去作業を自
動化した装置である。
【0003】なお、人為作業として行っていたことは、
例えば、建築,土木用部材に対して、ハンマー等で叩い
ての打撃やスコップ等での掻取りを行う荒取り作業と、
高圧水等を噴射する本作業とである。
例えば、建築,土木用部材に対して、ハンマー等で叩い
ての打撃やスコップ等での掻取りを行う荒取り作業と、
高圧水等を噴射する本作業とである。
【0004】そして、従来の付着物除去装置としては、
建築,土木用部材を搬送ラインで移動させると共に、こ
の搬送ラインに沿って各種の除去装置を設置して、移動
する建築,土木用部材における付着物の除去作業を順次
実施するものが一般的に知られている。
建築,土木用部材を搬送ラインで移動させると共に、こ
の搬送ラインに沿って各種の除去装置を設置して、移動
する建築,土木用部材における付着物の除去作業を順次
実施するものが一般的に知られている。
【0005】なお、各種の除去装置としては、移動中の
建築,土木用部材へ、高圧水を噴射させて、この噴射力
で付着物を除去する噴射式除去装置と、移動中の建築,
土木用部材へ、除去ブラシや掻取り板等を接触させて、
摩擦力等で付着物を除去する、所謂、機械的手段による
機械式除去装置とが一般的である。
建築,土木用部材へ、高圧水を噴射させて、この噴射力
で付着物を除去する噴射式除去装置と、移動中の建築,
土木用部材へ、除去ブラシや掻取り板等を接触させて、
摩擦力等で付着物を除去する、所謂、機械的手段による
機械式除去装置とが一般的である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述した従来
の付着物除去装置における噴射式除去装置では、噴射ノ
ズルへ供給する高圧水の供給用設備および噴射した水を
再び噴射ノズルへと循環させる設備や、建築,土木用部
材より除去した付着物から洗浄媒体となる土砂を分離し
て噴射ノズルへ送る設備等の大規模な付随設備を必要と
する。
の付着物除去装置における噴射式除去装置では、噴射ノ
ズルへ供給する高圧水の供給用設備および噴射した水を
再び噴射ノズルへと循環させる設備や、建築,土木用部
材より除去した付着物から洗浄媒体となる土砂を分離し
て噴射ノズルへ送る設備等の大規模な付随設備を必要と
する。
【0007】しかも、除去用に使用した多量の水と除去
した付着物とが混合している汚れた水の後処理として、
環境問題(例えば、周辺の地下水等に悪影響を及ぼす
等)に対処するための大規模な水処理設備を設置する必
要もある。従って、この従来の噴射式除去装置では、種
々の設備の設置や保守等の設備費が多く必要になって、
付着物の除去作業を高価なものにしている。
した付着物とが混合している汚れた水の後処理として、
環境問題(例えば、周辺の地下水等に悪影響を及ぼす
等)に対処するための大規模な水処理設備を設置する必
要もある。従って、この従来の噴射式除去装置では、種
々の設備の設置や保守等の設備費が多く必要になって、
付着物の除去作業を高価なものにしている。
【0008】また、この従来の噴射式除去装置のように
噴射除去方法のみでは、強固に凝り固まった付着物を確
実に除去することが困難であった。そこで、従来の噴射
式除去装置では、前段階の荒取り作業(付着物剥離作業
等)用として機械的手段の除去装置を用い、この機械的
手段の除去装置を併用した全体を付着物除去装置として
いるものが多く見られる。しかし、この場合は、さらに
大規模な設備となってしまい、付着物の除去作業をより
高価なものとしてしまう。
噴射除去方法のみでは、強固に凝り固まった付着物を確
実に除去することが困難であった。そこで、従来の噴射
式除去装置では、前段階の荒取り作業(付着物剥離作業
等)用として機械的手段の除去装置を用い、この機械的
手段の除去装置を併用した全体を付着物除去装置として
いるものが多く見られる。しかし、この場合は、さらに
大規模な設備となってしまい、付着物の除去作業をより
高価なものとしてしまう。
【0009】一方、前述した従来の付着物除去装置にお
ける機械式除去装置では、比較的簡単な設備で付着物の
除去作業を行うことができるが、これも付着物を確実に
(綺麗に)除去することは困難である。従って、噴射式
除去装置を併用しているものが殆どである。そのため、
この機械式除去装置も設備が大掛かりとなる傾向にあ
り、付着物の除去作業を高価なものとしている。
ける機械式除去装置では、比較的簡単な設備で付着物の
除去作業を行うことができるが、これも付着物を確実に
(綺麗に)除去することは困難である。従って、噴射式
除去装置を併用しているものが殆どである。そのため、
この機械式除去装置も設備が大掛かりとなる傾向にあ
り、付着物の除去作業を高価なものとしている。
【0010】また、これらのこととは別の課題として、
除去装置内をライン搬送している建築,土木用部材の形
態がある。即ち、従来の除去装置では、噴射水を利用す
る等のことから、建築,土木用部材の搬送状態が上方に
開口した断面形状であると、その上方に開口した開口部
によって付着物をうまく流し落とすことができないとい
う課題があった。
除去装置内をライン搬送している建築,土木用部材の形
態がある。即ち、従来の除去装置では、噴射水を利用す
る等のことから、建築,土木用部材の搬送状態が上方に
開口した断面形状であると、その上方に開口した開口部
によって付着物をうまく流し落とすことができないとい
う課題があった。
【0011】そのため、特にシートパイルのように(図
13参照)、上方に開口した断面形状の形態で積み重ねら
れて荷造りされ、除去装置まで搬送されてきた建築,土
木用部材は、下方に開口した断面形状の形態へと反転さ
せてから、除去装置内への搬送ライン上にセットする必
要があった。そして、この反転作業は、以外と面倒な作
業であることから、除去作業全体を時間のかかるものと
していた。
13参照)、上方に開口した断面形状の形態で積み重ねら
れて荷造りされ、除去装置まで搬送されてきた建築,土
木用部材は、下方に開口した断面形状の形態へと反転さ
せてから、除去装置内への搬送ライン上にセットする必
要があった。そして、この反転作業は、以外と面倒な作
業であることから、除去作業全体を時間のかかるものと
していた。
【0012】この発明は前述した事情に鑑みて創案され
たもので、その目的は種々の断面形状である建築,土木
用部材への土,砂,モルタル等の付着物を、簡単な構成
で大規模な設備を必要としない装置で容易かつ確実に
(綺麗に)除去できるようにすべく、付着物除去装置に
取付けられる連続打撃装置を提供することにある。
たもので、その目的は種々の断面形状である建築,土木
用部材への土,砂,モルタル等の付着物を、簡単な構成
で大規模な設備を必要としない装置で容易かつ確実に
(綺麗に)除去できるようにすべく、付着物除去装置に
取付けられる連続打撃装置を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】出願人は、前記従来の技
術の項で述べたように、人為作業で(ハンマーで叩い
て)建築,土木用部材へ加える打撃力が、強固に凝り固
まった付着物の荒取り作業として非常に効果が上げてい
たことに注目し、この打撃力を付着物除去装置に取り入
れることにした。
術の項で述べたように、人為作業で(ハンマーで叩い
て)建築,土木用部材へ加える打撃力が、強固に凝り固
まった付着物の荒取り作業として非常に効果が上げてい
たことに注目し、この打撃力を付着物除去装置に取り入
れることにした。
【0014】そのため、実際に、付着物除去装置におい
て搬送中の建築,土木用部材へ打撃力を加える手段が必
要となったので、この発明では、自動化された付着物除
去装置に対応して、建築,土木用部材へ連続的に打撃力
を加えられる連続打撃装置を提供することにした。
て搬送中の建築,土木用部材へ打撃力を加える手段が必
要となったので、この発明では、自動化された付着物除
去装置に対応して、建築,土木用部材へ連続的に打撃力
を加えられる連続打撃装置を提供することにした。
【0015】そこで、この発明の連続打撃装置として
は、付着物除去装置における建築,土木用部材を所定速
度で移動させる搬送ライン上に設けた回転ブラシを用い
ることに、即ち、搬送ラインに直交する回転軸にブラシ
歯を複数取付けてなる回転ブラシを用いることにする。
は、付着物除去装置における建築,土木用部材を所定速
度で移動させる搬送ライン上に設けた回転ブラシを用い
ることに、即ち、搬送ラインに直交する回転軸にブラシ
歯を複数取付けてなる回転ブラシを用いることにする。
【0016】この回転ブラシは、その回転軸の軸方向へ
複数並んだ状態で回転軸の軸周方向へ放射状に設けられ
ている各ブラシ歯に、打撃力を確実に加えられると共
に、周表面の形状に沿って変形したり過大な応力を吸収
することができ、回転軸の回転時に先端部の軌跡が遠心
力で円形状となる鎖チェーンまたはリーフチェーンを用
いる。そして、この回転ブラシは、その回転軸の回転時
に、建築,土木用部材の周表面へ連続した打撃が加えら
れるように構成して、打撃式除去用回転ブラシとする。
複数並んだ状態で回転軸の軸周方向へ放射状に設けられ
ている各ブラシ歯に、打撃力を確実に加えられると共
に、周表面の形状に沿って変形したり過大な応力を吸収
することができ、回転軸の回転時に先端部の軌跡が遠心
力で円形状となる鎖チェーンまたはリーフチェーンを用
いる。そして、この回転ブラシは、その回転軸の回転時
に、建築,土木用部材の周表面へ連続した打撃が加えら
れるように構成して、打撃式除去用回転ブラシとする。
【0017】このようにこの発明では、打撃式除去用回
転ブラシで連続打撃装置を構成することにより、この連
続打撃装置を付着物除去装置に取付けて使用できるよう
にしている。そして、搬送ラインで搬送中の建築,土木
用部材の周表面へ自動的に打撃力を加えられるようにし
て、付着物の荒取りが行えて、強固に凝り固まった付着
物でも自動化した除去装置で確実に除去できるようにす
る。
転ブラシで連続打撃装置を構成することにより、この連
続打撃装置を付着物除去装置に取付けて使用できるよう
にしている。そして、搬送ラインで搬送中の建築,土木
用部材の周表面へ自動的に打撃力を加えられるようにし
て、付着物の荒取りが行えて、強固に凝り固まった付着
物でも自動化した除去装置で確実に除去できるようにす
る。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、この発明の付着物除去装置
に取付けられる連続打撃装置を、図示する実施形態によ
って説明する。
に取付けられる連続打撃装置を、図示する実施形態によ
って説明する。
【0019】シートパイルやH形鋼等の建築,土木用部
材2に付着した、土,砂,モルタル,塗料等の付着物3
を除去する除去装置12(図7参照)に取付けられる連続
打撃装置1(図1および図2参照)は、建築,土木用部
材2を所定速度で移動させる、除去装置用の搬送ライン
4上に設けられており、この搬送ライン4に直交する回
転軸5に除去用ブラシ歯6を複数取付けてなる打撃式除
去用回転ブラシ7で構成されている。
材2に付着した、土,砂,モルタル,塗料等の付着物3
を除去する除去装置12(図7参照)に取付けられる連続
打撃装置1(図1および図2参照)は、建築,土木用部
材2を所定速度で移動させる、除去装置用の搬送ライン
4上に設けられており、この搬送ライン4に直交する回
転軸5に除去用ブラシ歯6を複数取付けてなる打撃式除
去用回転ブラシ7で構成されている。
【0020】そして、この連続打撃装置1における打撃
式除去用回転ブラシ7の各除去用ブラシ歯6は、回転軸
5の軸方向へ複数並んた状態で回転軸5の軸周方向へ放
射状に設けられており、回転軸5の回転時に、建築,土
木用部材2の周表面へ連続した打撃が加えられるように
構成されている。
式除去用回転ブラシ7の各除去用ブラシ歯6は、回転軸
5の軸方向へ複数並んた状態で回転軸5の軸周方向へ放
射状に設けられており、回転軸5の回転時に、建築,土
木用部材2の周表面へ連続した打撃が加えられるように
構成されている。
【0021】また、この打撃式除去用回転ブラシ7の各
除去用ブラシ歯6は、回転軸5の回転時において、その
先端部の軌跡が円形状となる鎖チェーンまたはリーフチ
ェーンで構成されている。
除去用ブラシ歯6は、回転軸5の回転時において、その
先端部の軌跡が円形状となる鎖チェーンまたはリーフチ
ェーンで構成されている。
【0022】なお、この図1および図2に示した実施形
態での連続打撃装置1における打撃式除去用回転ブラシ
7は、建築,土木用部材2(この実施形態ではシートパ
イル)の上面部(シートパイルの凹面部)に連続打撃を
加えるものと、建築,土木用部材2の下面部(シートパ
イルの凸面部)に連続打撃を加えるものとに分かれてい
る。
態での連続打撃装置1における打撃式除去用回転ブラシ
7は、建築,土木用部材2(この実施形態ではシートパ
イル)の上面部(シートパイルの凹面部)に連続打撃を
加えるものと、建築,土木用部材2の下面部(シートパ
イルの凸面部)に連続打撃を加えるものとに分かれてい
る。
【0023】また、打撃式除去用回転ブラシ7の各除去
用ブラシ歯6は、回転軸5の軸方向へ複数並んだ状態
で、回転軸5の軸周方向へ略十字状に四本設けられて、
回転軸5の回転時に先端部の軌跡が円形状となる鎖チェ
ーン8で構成されている。
用ブラシ歯6は、回転軸5の軸方向へ複数並んだ状態
で、回転軸5の軸周方向へ略十字状に四本設けられて、
回転軸5の回転時に先端部の軌跡が円形状となる鎖チェ
ーン8で構成されている。
【0024】即ち、この打撃式除去用回転ブラシ7は、
回転軸5の回転時に、各除去用ブラシ歯6である各鎖チ
ェーン8の先端部によって、建築,土木用部材2の周表
面へ連続した打撃を加えることができるように構成され
ている。
回転軸5の回転時に、各除去用ブラシ歯6である各鎖チ
ェーン8の先端部によって、建築,土木用部材2の周表
面へ連続した打撃を加えることができるように構成され
ている。
【0025】なお、この打撃式除去用回転ブラシ7にお
ける各除去用ブラシ歯6の各鎖チェーン8は、その長さ
を個別に変えることにより、建築,土木用部材2におけ
る種々の断面形状に対応して、建築,土木用部材2の表
面を隈なく打撃できるように構成されている。即ち、こ
の実施形態では、建築,土木用部材2であるシートパイ
ル)の凹凸面部を打撃できるように構成されている。
ける各除去用ブラシ歯6の各鎖チェーン8は、その長さ
を個別に変えることにより、建築,土木用部材2におけ
る種々の断面形状に対応して、建築,土木用部材2の表
面を隈なく打撃できるように構成されている。即ち、こ
の実施形態では、建築,土木用部材2であるシートパイ
ル)の凹凸面部を打撃できるように構成されている。
【0026】また、この各除去用ブラシ歯6(各鎖チェ
ーン8)の回転軸5への取付けは、取付け用ホルダー9
を介して行われている。
ーン8)の回転軸5への取付けは、取付け用ホルダー9
を介して行われている。
【0027】この取付け用ホルダー9は、図1および図
2に示すように、回転軸5にその軸方向へ延びる状態で
取付けられているホルダー本体9aと、このホルダー本体
9aから回転軸5の軸方向へホルダー本体9のほぼ全長に
延びた状態で突出しており、各除去用ブラシ歯6を固定
することのできる固定板9bとからなっている。この固定
板9bへの各除去用ブラシ歯6の固定は、図3に示すよう
に、固定ボルト10によって行われている。
2に示すように、回転軸5にその軸方向へ延びる状態で
取付けられているホルダー本体9aと、このホルダー本体
9aから回転軸5の軸方向へホルダー本体9のほぼ全長に
延びた状態で突出しており、各除去用ブラシ歯6を固定
することのできる固定板9bとからなっている。この固定
板9bへの各除去用ブラシ歯6の固定は、図3に示すよう
に、固定ボルト10によって行われている。
【0028】そして、この取付け用ホルダー9の固定板
9bに、その回転軸5の軸方向へ所定間隔で各除去用ブラ
シ歯6を複数固定することにより、各除去用ブラシ歯6
を回転軸5(取付け用ホルダー9)に複数取付けてなる
連続打撃装置1の打撃式除去用回転ブラシ7を構成して
いる。
9bに、その回転軸5の軸方向へ所定間隔で各除去用ブラ
シ歯6を複数固定することにより、各除去用ブラシ歯6
を回転軸5(取付け用ホルダー9)に複数取付けてなる
連続打撃装置1の打撃式除去用回転ブラシ7を構成して
いる。
【0029】図4は、連続打撃装置1における打撃式除
去用回転ブラシ7の別形態を示すものである。ここでの
打撃式除去用回転ブラシ7は、その各除去用ブラシ歯6
が、回転軸5の軸方向における建築,土木用部材2の一
部分に対応する位置に設けられており、回転軸5の回転
時に先端部の軌跡が円形状となるブラシ歯本体6aと、こ
のブラシ歯本体6aの先端部に取付けられている専用打撃
金具6bとから構成されている。
去用回転ブラシ7の別形態を示すものである。ここでの
打撃式除去用回転ブラシ7は、その各除去用ブラシ歯6
が、回転軸5の軸方向における建築,土木用部材2の一
部分に対応する位置に設けられており、回転軸5の回転
時に先端部の軌跡が円形状となるブラシ歯本体6aと、こ
のブラシ歯本体6aの先端部に取付けられている専用打撃
金具6bとから構成されている。
【0030】そして、この図4に示した実施形態での打
撃式除去用回転ブラシ7は、回転軸5の回転時におい
て、専用打撃金具6bの重り効果で強くなる遠心力によ
り、各除去用ブラシ歯6先端部の軌跡が一定位置となよ
うにし、回転軸5の回転時における各除去用ブラシ歯6
の先端部(専用打撃金具6b)が、建築,土木用部材2に
おける一部分に接触して、その一部分へ確実に打撃力を
加えられるように構成されている。
撃式除去用回転ブラシ7は、回転軸5の回転時におい
て、専用打撃金具6bの重り効果で強くなる遠心力によ
り、各除去用ブラシ歯6先端部の軌跡が一定位置となよ
うにし、回転軸5の回転時における各除去用ブラシ歯6
の先端部(専用打撃金具6b)が、建築,土木用部材2に
おける一部分に接触して、その一部分へ確実に打撃力を
加えられるように構成されている。
【0031】なお、この図4に示した実施形態での打撃
式除去用回転ブラシ7における各除去用ブラシ歯6のブ
ラシ歯本体6aは、鎖チェーン8またはリーフチェーン11
で構成することが考えられるが、図4では先端部の軌跡
をより一定位置とすることのできるリーフチェーン11を
用いている。
式除去用回転ブラシ7における各除去用ブラシ歯6のブ
ラシ歯本体6aは、鎖チェーン8またはリーフチェーン11
で構成することが考えられるが、図4では先端部の軌跡
をより一定位置とすることのできるリーフチェーン11を
用いている。
【0032】また、この図4での専用打撃金具6bは、図
5に示すように、基端部6cがブラシ歯本体6aであるリー
フチェーン11の先端部に組み込まれ、そこから細長く延
びる略長方形状に形成されており、その先端部6dによっ
て、図4に示すように、建築,土木用部材2であるシー
トパイルの両側端に形成されている連結用爪部2aの内部
に連続打撃を加えられるようになっている。
5に示すように、基端部6cがブラシ歯本体6aであるリー
フチェーン11の先端部に組み込まれ、そこから細長く延
びる略長方形状に形成されており、その先端部6dによっ
て、図4に示すように、建築,土木用部材2であるシー
トパイルの両側端に形成されている連結用爪部2aの内部
に連続打撃を加えられるようになっている。
【0033】そして、この図4に示した実施形態の打撃
式除去用回転ブラシ7では、ブラシ歯本体6a(リーフチ
ェーン11)の先端部に取付けられている専用打撃金具6b
が、建築,土木用部材2における一部分、特に特定の一
部分(例えば、シートパイルの両側端に形成されている
連結用爪部2a)に接触して、その特定の一部分へ確実に
打撃力を加えられるように構成されている。
式除去用回転ブラシ7では、ブラシ歯本体6a(リーフチ
ェーン11)の先端部に取付けられている専用打撃金具6b
が、建築,土木用部材2における一部分、特に特定の一
部分(例えば、シートパイルの両側端に形成されている
連結用爪部2a)に接触して、その特定の一部分へ確実に
打撃力を加えられるように構成されている。
【0034】図6は、図4で示した実施形態での打撃式
除去用回転ブラシ7における各除去用ブラシ歯6のブラ
シ歯本体6aを鎖チェーン8とした場合の専用打撃金具6b
を示している。ここでの専用打撃金具6bは、ブラシ歯本
体6aである鎖チェーン8への取付け部6eと、この取付け
部6eの先端に一体形成されている打撃部6fとからなって
おり、その打撃部6fによって、建築,土木用部材2の一
部分へ連続打撃を加えられるようになっている。
除去用回転ブラシ7における各除去用ブラシ歯6のブラ
シ歯本体6aを鎖チェーン8とした場合の専用打撃金具6b
を示している。ここでの専用打撃金具6bは、ブラシ歯本
体6aである鎖チェーン8への取付け部6eと、この取付け
部6eの先端に一体形成されている打撃部6fとからなって
おり、その打撃部6fによって、建築,土木用部材2の一
部分へ連続打撃を加えられるようになっている。
【0035】次に、前述したような構成のこの発明の連
続打撃装置1を取付けてなる付着物除去装置12について
説明する。
続打撃装置1を取付けてなる付着物除去装置12について
説明する。
【0036】シートパイルやH形鋼等の建築,土木用部
材2に付着した、土,砂,モルタル,塗料等の付着物3
(図1参照)を除去する付着物除去装置12(図7参照)
は、建築,土木用部材2を所定速度で移動させる搬送ラ
イン4上に設けられており、搬送されてきた建築,土木
用部材2を貫通させることのできる収納ケース13と、こ
の収納ケース13内に設置されており、搬送ライン4に直
交する回転軸5に除去用ブラシ歯6を複数取付けてなる
除去用回転ブラシ14と、収納ケース13における建築,土
木用部材2搬出側の外部位置である搬送ライン4上に設
置されており、搬送ライン4に直交する回転軸5に除去
用ブラシ歯15aを無数取付けてなる仕上げ用回転ブラシ
15とを備えている。
材2に付着した、土,砂,モルタル,塗料等の付着物3
(図1参照)を除去する付着物除去装置12(図7参照)
は、建築,土木用部材2を所定速度で移動させる搬送ラ
イン4上に設けられており、搬送されてきた建築,土木
用部材2を貫通させることのできる収納ケース13と、こ
の収納ケース13内に設置されており、搬送ライン4に直
交する回転軸5に除去用ブラシ歯6を複数取付けてなる
除去用回転ブラシ14と、収納ケース13における建築,土
木用部材2搬出側の外部位置である搬送ライン4上に設
置されており、搬送ライン4に直交する回転軸5に除去
用ブラシ歯15aを無数取付けてなる仕上げ用回転ブラシ
15とを備えている。
【0037】また、除去用回転ブラシ14は、収納ケース
13内に複数設置されて除去用回転ブラシ群16を構成して
いる。
13内に複数設置されて除去用回転ブラシ群16を構成して
いる。
【0038】そして、この付着物除去装置12における除
去用回転ブラシ群16は、搬送ライン4で搬送中の建築,
土木用部材2を上下左右から囲んで、各除去用ブラシ歯
6が建築,土木用部材2の周表面を隈なく接触できるよ
うに構成されていると共に、その各除去用ブラシ歯6に
よる、建築,土木用部材2の周表面に対する連続した打
撃と、建築,土木用部材2の一部分に対する連続した打
撃と、建築,土木用部材2の周表面に対する連続した摩
擦接触とを行えるように構成されている。
去用回転ブラシ群16は、搬送ライン4で搬送中の建築,
土木用部材2を上下左右から囲んで、各除去用ブラシ歯
6が建築,土木用部材2の周表面を隈なく接触できるよ
うに構成されていると共に、その各除去用ブラシ歯6に
よる、建築,土木用部材2の周表面に対する連続した打
撃と、建築,土木用部材2の一部分に対する連続した打
撃と、建築,土木用部材2の周表面に対する連続した摩
擦接触とを行えるように構成されている。
【0039】なお、この実施形態での除去用回転ブラシ
群16における、建築,土木用部材2の周表面に対する連
続した打撃を行う除去用回転ブラシ14(図8参照)は、
前述した本発明の連続打撃装置、特に図1に示した実施
形態における連続打撃装置1の打撃式除去用回転ブラシ
7を使用している。
群16における、建築,土木用部材2の周表面に対する連
続した打撃を行う除去用回転ブラシ14(図8参照)は、
前述した本発明の連続打撃装置、特に図1に示した実施
形態における連続打撃装置1の打撃式除去用回転ブラシ
7を使用している。
【0040】従って、この打撃式除去用回転ブラシ7の
ように、各除去用ブラシ歯6を鎖チェーン8で構成すれ
ば、その先端部で建築,土木用部材2の周表面を均等に
打撃することができ、この打撃力によって周表面へ強固
にこびりついた付着物3の付着力を弱めることができ
る。
ように、各除去用ブラシ歯6を鎖チェーン8で構成すれ
ば、その先端部で建築,土木用部材2の周表面を均等に
打撃することができ、この打撃力によって周表面へ強固
にこびりついた付着物3の付着力を弱めることができ
る。
【0041】しかも、周表面の形状に沿って柔軟に変形
できて余計な応力を発生させることがないと共に、逆
に、各打撃式除去用ブラシ歯7へ付着物3の付着力を弱
める以外の応力、即ち、過大な応力が加わった時は各鎖
チェーン8の変形できるという性質から、除去装置12全
体や建築,土木用部材2を損傷させること無く、柔軟に
対応することができる。
できて余計な応力を発生させることがないと共に、逆
に、各打撃式除去用ブラシ歯7へ付着物3の付着力を弱
める以外の応力、即ち、過大な応力が加わった時は各鎖
チェーン8の変形できるという性質から、除去装置12全
体や建築,土木用部材2を損傷させること無く、柔軟に
対応することができる。
【0042】この実施形態での除去用回転ブラシ群16に
おける、建築,土木用部材2の一部分に対する連続した
打撃を行う除去用回転ブラシ14(図9および図11参照)
は、この発明の連続打撃装置1、特に図4に示した実施
形態における連続打撃装置1の打撃式除去用回転ブラシ
7を使用している。
おける、建築,土木用部材2の一部分に対する連続した
打撃を行う除去用回転ブラシ14(図9および図11参照)
は、この発明の連続打撃装置1、特に図4に示した実施
形態における連続打撃装置1の打撃式除去用回転ブラシ
7を使用している。
【0043】従って、この打撃式除去用回転ブラシ7の
ように、各除去用ブラシ歯6のブラシ歯本体6aをリーフ
チェーン11で構成すれば、除去用ブラシ歯6先端部の方
向性を高めることができて、先端部軌跡が、特定位置を
通過するようになる。
ように、各除去用ブラシ歯6のブラシ歯本体6aをリーフ
チェーン11で構成すれば、除去用ブラシ歯6先端部の方
向性を高めることができて、先端部軌跡が、特定位置を
通過するようになる。
【0044】そのため、建築,土木用部材2における特
定の一部分(例えば、この実施形態のように連結用爪部
2aの内部)に、専用打撃金具6bでより確実な打撃力を加
えることができ、特定の一部分の付着物3を確実に除去
することができる。
定の一部分(例えば、この実施形態のように連結用爪部
2aの内部)に、専用打撃金具6bでより確実な打撃力を加
えることができ、特定の一部分の付着物3を確実に除去
することができる。
【0045】これらのことから、リーフチェーン11によ
って過大な応力等に柔軟に対応することができると共
に、建築,土木用部材2の一部分に接触してその一部分
へ連続した打撃力を加えて付着物3を除去することがで
きる。
って過大な応力等に柔軟に対応することができると共
に、建築,土木用部材2の一部分に接触してその一部分
へ連続した打撃力を加えて付着物3を除去することがで
きる。
【0046】なお、この図9および図4に示した除去用
回転ブラシ14には、ブラシ歯本体6a(リーフチェーン1
1)と専用打撃金具6bとで構成した除去用ブラシ歯6の
他に、鎖チェーン8で構成した除去用ブラシ歯6が併設
されており、建築,土木用部材2の側面へも打撃力を同
時に加えることができる。
回転ブラシ14には、ブラシ歯本体6a(リーフチェーン1
1)と専用打撃金具6bとで構成した除去用ブラシ歯6の
他に、鎖チェーン8で構成した除去用ブラシ歯6が併設
されており、建築,土木用部材2の側面へも打撃力を同
時に加えることができる。
【0047】この実施形態での除去用回転ブラシ群16に
おける、建築,土木用部材2の周表面に対する連続した
摩擦接触を行なう除去用回転ブラシ14(図10参照)は、
その各除去用ブラシ歯6が棒状弾性体で構成されてい
る。
おける、建築,土木用部材2の周表面に対する連続した
摩擦接触を行なう除去用回転ブラシ14(図10参照)は、
その各除去用ブラシ歯6が棒状弾性体で構成されてい
る。
【0048】そして、この各除去用ブラシ歯6は、図10
に示すように回転軸5の軸方向へ無数並んだ状態で、図
7に示すように回転軸5の軸周方向へ放射状に設けられ
ている。また、各除去用ブラシ歯6の長さを個別に変え
ることで建築,土木用部材2の断面形状に対応して、そ
の先端部が建築,土木用部材の周表面を隈なく弾力的に
接触できるように構成されている。
に示すように回転軸5の軸方向へ無数並んだ状態で、図
7に示すように回転軸5の軸周方向へ放射状に設けられ
ている。また、各除去用ブラシ歯6の長さを個別に変え
ることで建築,土木用部材2の断面形状に対応して、そ
の先端部が建築,土木用部材の周表面を隈なく弾力的に
接触できるように構成されている。
【0049】このように、除去用回転ブラシ14における
無数の除去用ブラシ歯6を棒状弾性体で構成すれば、建
築,土木用部材2の表面(この実施形態ではシートパイ
ル下面の凹部面)に付着した細かな付着物3を確実に除
去して、建築,土木用部材2の周表面を綺麗にすること
ができる。
無数の除去用ブラシ歯6を棒状弾性体で構成すれば、建
築,土木用部材2の表面(この実施形態ではシートパイ
ル下面の凹部面)に付着した細かな付着物3を確実に除
去して、建築,土木用部材2の周表面を綺麗にすること
ができる。
【0050】この実施形態での、収納ケース13における
建築,土木用部材搬出側の外部位置である搬送ライン4
上に設置されている仕上げ用回転ブラシ15(図12参照)
は、その各除去用ブラシ歯15aが棒状弾性体で構成され
ている。
建築,土木用部材搬出側の外部位置である搬送ライン4
上に設置されている仕上げ用回転ブラシ15(図12参照)
は、その各除去用ブラシ歯15aが棒状弾性体で構成され
ている。
【0051】そして、この各除去用ブラシ歯15aは、図
12に示すように回転軸5の軸方向へ無数並んだ状態で、
図7に示すように回転軸5の軸周方向へ放射状に設けら
れている。また、各除去用ブラシ歯15aの長さを個別に
変えることで、建築,土木用部材2の断面形状に対応し
て、その先端部が建築,土木用部材2の周表面を隈なく
弾力的に接触できるように構成されている。
12に示すように回転軸5の軸方向へ無数並んだ状態で、
図7に示すように回転軸5の軸周方向へ放射状に設けら
れている。また、各除去用ブラシ歯15aの長さを個別に
変えることで、建築,土木用部材2の断面形状に対応し
て、その先端部が建築,土木用部材2の周表面を隈なく
弾力的に接触できるように構成されている。
【0052】なお、この仕上げ用回転ブラシ15は、その
各除去用ブラシ歯15aが、建築,土木用部材2の上面を
隈なく弾力的に接触するものと、建築,土木用部材2の
下面を隈なく弾力的に接触するものとに分かれている。
各除去用ブラシ歯15aが、建築,土木用部材2の上面を
隈なく弾力的に接触するものと、建築,土木用部材2の
下面を隈なく弾力的に接触するものとに分かれている。
【0053】このように、仕上げ用回転ブラシ15におけ
る無数の除去用ブラシ歯15aを棒状弾性体で構成すれ
ば、建築,土木用部材2の周表面に付着した細かな付着
物3、例えば、除去用回転ブラシ群16で完全に除去でき
なかった微細な残留付着物をも確実に除去して、建築,
土木用部材2の周表面を綺麗にすることができる。
る無数の除去用ブラシ歯15aを棒状弾性体で構成すれ
ば、建築,土木用部材2の周表面に付着した細かな付着
物3、例えば、除去用回転ブラシ群16で完全に除去でき
なかった微細な残留付着物をも確実に除去して、建築,
土木用部材2の周表面を綺麗にすることができる。
【0054】なお、この実施形態の付着物除去装置12に
は、搬送ライン4における除去用回転ブラシ群16の後方
位置である、収納ケース13内の建築,土木用部材搬出側
に、図7に示すように、ノズル式除去部17が設けられて
いる。
は、搬送ライン4における除去用回転ブラシ群16の後方
位置である、収納ケース13内の建築,土木用部材搬出側
に、図7に示すように、ノズル式除去部17が設けられて
いる。
【0055】そして、このノズル式除去部17は、少量の
水が含まれる水混合空気を、建築,土木用部材2の特定
部分へ噴射できるように複数設置された各噴射ノズル18
で構成されている。また、このノズル式除去部17は、図
7に示すように、収納ケース13内において、除去用回転
ブラシ群16が設置されている部分と、隔壁19によって分
離されている。
水が含まれる水混合空気を、建築,土木用部材2の特定
部分へ噴射できるように複数設置された各噴射ノズル18
で構成されている。また、このノズル式除去部17は、図
7に示すように、収納ケース13内において、除去用回転
ブラシ群16が設置されている部分と、隔壁19によって分
離されている。
【0056】このノズル式除去部17における各噴射ノズ
ル18は、供給用配管20に複数設置されて、少量の水と圧
縮空気との混合空気を噴射できるように構成されてお
り、その噴射混合流により、建築,土木用部材2(シー
トパイル)における両側端に建築,土木用部材2(シー
トパイル)同士連結用として形成された連結用爪部2a内
の付着物3(図1参照)を除去できるようになってい
る。
ル18は、供給用配管20に複数設置されて、少量の水と圧
縮空気との混合空気を噴射できるように構成されてお
り、その噴射混合流により、建築,土木用部材2(シー
トパイル)における両側端に建築,土木用部材2(シー
トパイル)同士連結用として形成された連結用爪部2a内
の付着物3(図1参照)を除去できるようになってい
る。
【0057】この実施形態での収納ケース13は、外部へ
の防塵および防音処理が施されている。また、この収納
ケース13内に設置されている除去用回転ブラシ群16にお
ける各除去用回転ブラシ14の回転軸5は、その回転中心
位置を上下方向で変更可能にして(変更手段は図示せ
ず)、収納ケース13に取付けられている。さらに、この
収納ケース13内の下端部には、除去用回転ブラシ群16と
ノズル式除去部17とによって落とされた付着物3を集め
て、外部へ排出するベルトコンベアーの排出部21が設置
されている。
の防塵および防音処理が施されている。また、この収納
ケース13内に設置されている除去用回転ブラシ群16にお
ける各除去用回転ブラシ14の回転軸5は、その回転中心
位置を上下方向で変更可能にして(変更手段は図示せ
ず)、収納ケース13に取付けられている。さらに、この
収納ケース13内の下端部には、除去用回転ブラシ群16と
ノズル式除去部17とによって落とされた付着物3を集め
て、外部へ排出するベルトコンベアーの排出部21が設置
されている。
【0058】次に、収納ケース13内における各除去用回
転ブラシ14の設置状況を図7に基いて説明すると、建
築,土木用部材2の搬入側である搬送ライン4上の前段
には、建築,土木用部材2の周表面に対する連続した打
撃を加える除去用回転ブラシ14(打撃式除去用回転ブラ
シ7)が、建築,土木用部材2であるシートパイル上面
(凹形状面)へ打撃を加える除去用回転ブラシ14aと、
シートパイル下面(凸形状面)へ打撃を加える除去用回
転ブラシ14bとに分かれて設置されている(図8参
照)。
転ブラシ14の設置状況を図7に基いて説明すると、建
築,土木用部材2の搬入側である搬送ライン4上の前段
には、建築,土木用部材2の周表面に対する連続した打
撃を加える除去用回転ブラシ14(打撃式除去用回転ブラ
シ7)が、建築,土木用部材2であるシートパイル上面
(凹形状面)へ打撃を加える除去用回転ブラシ14aと、
シートパイル下面(凸形状面)へ打撃を加える除去用回
転ブラシ14bとに分かれて設置されている(図8参
照)。
【0059】そして、この除去用回転ブラシ14aと除去
用回転ブラシ14bとからなる一組の各除去用回転ブラシ
14(図1の連続打撃装置1)は、搬送ライン4上の前後
に二組設けられている。
用回転ブラシ14bとからなる一組の各除去用回転ブラシ
14(図1の連続打撃装置1)は、搬送ライン4上の前後
に二組設けられている。
【0060】また、この除去用回転ブラシ14a,14bの
搬送ライン4上の後段には、建築,土木用部材2の一部
分に対する連続した打撃を行う除去用回転ブラシ14、即
ち、建築,土木用部材2であるシートパイルの両側端に
形成されている連結用爪部2aの直下位置に、専用打撃金
具6bで連続打撃を加えられる除去用回転ブラシ14c(図
4の連続打撃装置1における打撃式除去用回転ブラシ
7)が設置されている(図9参照)。
搬送ライン4上の後段には、建築,土木用部材2の一部
分に対する連続した打撃を行う除去用回転ブラシ14、即
ち、建築,土木用部材2であるシートパイルの両側端に
形成されている連結用爪部2aの直下位置に、専用打撃金
具6bで連続打撃を加えられる除去用回転ブラシ14c(図
4の連続打撃装置1における打撃式除去用回転ブラシ
7)が設置されている(図9参照)。
【0061】なお、ここでの除去用回転ブラシ14cに
は、図4および図9に示したように、建築,土木用部材
2であるシートパイルの両側の傾斜面へ連続した打撃を
加える各鎖チェーン8(除去用ブラシ歯6)が併設され
ている。
は、図4および図9に示したように、建築,土木用部材
2であるシートパイルの両側の傾斜面へ連続した打撃を
加える各鎖チェーン8(除去用ブラシ歯6)が併設され
ている。
【0062】また、この除去用回転ブラシ14cの搬送ラ
イン後段には、建築,土木用部材2の周表面に対する連
続した摩擦接触を行う除去用回転ブラシ14の内、建築,
土木用部材2の上面(シートパイルの凹形状面)に接触
する除去用回転ブラシ14dが設置されている(図10参
照)。
イン後段には、建築,土木用部材2の周表面に対する連
続した摩擦接触を行う除去用回転ブラシ14の内、建築,
土木用部材2の上面(シートパイルの凹形状面)に接触
する除去用回転ブラシ14dが設置されている(図10参
照)。
【0063】また、この除去用回転ブラシ14dの搬送ラ
イン後段には、建築,土木用部材2における一部分に確
実に接触して、その一部分へ打撃力を加えることができ
る除去用回転ブラシ14、即ち、建築,土木用部材2であ
るシートパイルの連結用爪部2a内部に、専用打撃金具6b
でより確実な打撃力を加えることができ、連結用爪部2a
内部の付着物3を確実に除去することができる除去用回
転ブラシ14eが設置されている(図11参照)。
イン後段には、建築,土木用部材2における一部分に確
実に接触して、その一部分へ打撃力を加えることができ
る除去用回転ブラシ14、即ち、建築,土木用部材2であ
るシートパイルの連結用爪部2a内部に、専用打撃金具6b
でより確実な打撃力を加えることができ、連結用爪部2a
内部の付着物3を確実に除去することができる除去用回
転ブラシ14eが設置されている(図11参照)。
【0064】また、この除去用回転ブラシ14eの搬送ラ
イン後段には、再び、前述した除去用回転ブラシ14dが
設置されている(図10参照)。
イン後段には、再び、前述した除去用回転ブラシ14dが
設置されている(図10参照)。
【0065】このような構成からなる付着物除去装置12
を使用しての、付着物3(土,砂,モルタル,錆,塗料
等)の除去作業は、次に述べるようにして行う。ここで
は、一実施形態として、建築,土木用部材2であるシー
トパイルの付着物除去作業について述べる。
を使用しての、付着物3(土,砂,モルタル,錆,塗料
等)の除去作業は、次に述べるようにして行う。ここで
は、一実施形態として、建築,土木用部材2であるシー
トパイルの付着物除去作業について述べる。
【0066】先ず、建築,土木用部材2(シートパイ
ル)は、図13に示すように、上方へ開口した形態で積み
重ねられた荷造り状態23で、除去作業場へ搬送されてく
ると共に、一個ごとの状態に剥がされる。
ル)は、図13に示すように、上方へ開口した形態で積み
重ねられた荷造り状態23で、除去作業場へ搬送されてく
ると共に、一個ごとの状態に剥がされる。
【0067】その後、このようにして、除去作業を行う
べく持ち込まれた建築,土木用部材2(シートパイル)
は、図1に示すように、上方へ開口した形態のまま、ロ
ーラーコンベヤ等で構成された搬送ライン4上へ載置し
て一定速度で搬送することにより、収納ケース13内を通
過させる。
べく持ち込まれた建築,土木用部材2(シートパイル)
は、図1に示すように、上方へ開口した形態のまま、ロ
ーラーコンベヤ等で構成された搬送ライン4上へ載置し
て一定速度で搬送することにより、収納ケース13内を通
過させる。
【0068】そして、この収納ケース13内を通過する建
築,土木用部材2は、除去用回転ブラシ群16の中を移動
して、図8〜図11に示すように、建築,土木用部材2の
上下左右に設置された各除去用回転ブラシ14によって、
建築,土木用部材2の周表面と、建築,土木用部材2の
一部分とに対する付着物3の除去作業が施される。
築,土木用部材2は、除去用回転ブラシ群16の中を移動
して、図8〜図11に示すように、建築,土木用部材2の
上下左右に設置された各除去用回転ブラシ14によって、
建築,土木用部材2の周表面と、建築,土木用部材2の
一部分とに対する付着物3の除去作業が施される。
【0069】この収納ケース13内における除去用回転ブ
ラシ群16の各除去用回転ブラシ14での付着物3の除去作
業は、図8から図12に示す各駆動部21により、各除去用
回転ブラシ14の回転軸5(取付け用ホルダー9)を回転
させて、各除去用回転ブラシ14を回転させることで行わ
れる。
ラシ群16の各除去用回転ブラシ14での付着物3の除去作
業は、図8から図12に示す各駆動部21により、各除去用
回転ブラシ14の回転軸5(取付け用ホルダー9)を回転
させて、各除去用回転ブラシ14を回転させることで行わ
れる。
【0070】なお、この各除去用回転ブラシ14の回転
は、建築,土木用部材2の搬送方向へ行われるので、そ
の回転力で、建築,土木用部材2の除去用回転ブラシ群
16の中の移動がスムーズに行われる。
は、建築,土木用部材2の搬送方向へ行われるので、そ
の回転力で、建築,土木用部材2の除去用回転ブラシ群
16の中の移動がスムーズに行われる。
【0071】そして、この各回転軸5(取付け用ホルダ
ー9)を回転させた時に、除去用回転ブラシ14aおよび
除去用回転ブラシ14bでは、各除去用ブラシ歯6である
各鎖チェーン8が回転すると共に、ある回転以上になる
と遠心力により外側に張り始め、その外側端の軌跡が図
7に示すように円形状になる。
ー9)を回転させた時に、除去用回転ブラシ14aおよび
除去用回転ブラシ14bでは、各除去用ブラシ歯6である
各鎖チェーン8が回転すると共に、ある回転以上になる
と遠心力により外側に張り始め、その外側端の軌跡が図
7に示すように円形状になる。
【0072】この時に、その回転している各鎖チェーン
8の先端部が、建築,土木用部材2(シートパイル)の
上面,下面,左右側面に順次衝突することで、建築,土
木用部材2(シートパネル)の周表面へ連続的な打撃力
を加えることができ、建築,土木用部材2(シートパネ
ル)の表面に、しつこく付着している付着物3の付着力
を弱めることができる。
8の先端部が、建築,土木用部材2(シートパイル)の
上面,下面,左右側面に順次衝突することで、建築,土
木用部材2(シートパネル)の周表面へ連続的な打撃力
を加えることができ、建築,土木用部材2(シートパネ
ル)の表面に、しつこく付着している付着物3の付着力
を弱めることができる。
【0073】このような除去用回転ブラシ14a,14bで
の打撃力が、剥離の初期誘因となり、後の各除去用回転
ブラシ14などでの除去作業による除去や仕上げ効果を非
常に高めることができる。
の打撃力が、剥離の初期誘因となり、後の各除去用回転
ブラシ14などでの除去作業による除去や仕上げ効果を非
常に高めることができる。
【0074】なお、この除去用回転ブラシ14a,14bに
おける各鎖チェーン8での打撃は、建築,土木用部材2
の周囲表面を均等に打撃することができる。しかも、付
着物3の付着力を弱める以外の応力が加わった時には、
各鎖チェーン8の変形できるという性質から、建築,土
木用部材2や付着物除去装置12を損傷させること無く、
柔軟に対応することができる。
おける各鎖チェーン8での打撃は、建築,土木用部材2
の周囲表面を均等に打撃することができる。しかも、付
着物3の付着力を弱める以外の応力が加わった時には、
各鎖チェーン8の変形できるという性質から、建築,土
木用部材2や付着物除去装置12を損傷させること無く、
柔軟に対応することができる。
【0075】また、各回転軸5を回転させた時に、除去
用回転ブラシ14cおよび除去用回転ブラシ14eでは、各
除去用ブラシ歯6のブラシ歯本体6aをリーフチェーン11
で構成しているので、除去用ブラシ歯6先端部の方向性
を高めることができ、各除去用ブラシ歯6の先端部軌跡
が、特定位置を通過するようになる。
用回転ブラシ14cおよび除去用回転ブラシ14eでは、各
除去用ブラシ歯6のブラシ歯本体6aをリーフチェーン11
で構成しているので、除去用ブラシ歯6先端部の方向性
を高めることができ、各除去用ブラシ歯6の先端部軌跡
が、特定位置を通過するようになる。
【0076】そのため、建築,土木用部材2における特
定の一部分(例えば、この実施形態のように連結用爪部
2aの内部)に、先端部の専用打撃金具6bを接触させるこ
とができる。
定の一部分(例えば、この実施形態のように連結用爪部
2aの内部)に、先端部の専用打撃金具6bを接触させるこ
とができる。
【0077】従って、ブラシ歯本体6a(リーフチェーン
11)の先端に取付けられている専用打撃金具6bによっ
て、建築,土木用部材2(シートパネル)における連結
用爪部2aの内部に連続的な打撃力を加えることができ、
この打撃力によって、一般的に落としにくい、連結用爪
部2aの内部に強固に付着した付着物3をも確実に除去す
ることができる。
11)の先端に取付けられている専用打撃金具6bによっ
て、建築,土木用部材2(シートパネル)における連結
用爪部2aの内部に連続的な打撃力を加えることができ、
この打撃力によって、一般的に落としにくい、連結用爪
部2aの内部に強固に付着した付着物3をも確実に除去す
ることができる。
【0078】さらに、各回転軸5を回転させた時に、二
個の除去用回転ブラシ14dでは、棒状弾性体で構成され
ている各除去用ブラシ歯6が回転し、この各除去用ブラ
シ歯6によって建築,土木用部材2の周表面に対する連
続した摩擦接触を行って付着物3を除去する。
個の除去用回転ブラシ14dでは、棒状弾性体で構成され
ている各除去用ブラシ歯6が回転し、この各除去用ブラ
シ歯6によって建築,土木用部材2の周表面に対する連
続した摩擦接触を行って付着物3を除去する。
【0079】そして、この各除去用回転ブラシ14dは、
建築,土木用部材2の表側面(シートパイルの表側面)
の除去を行っている。
建築,土木用部材2の表側面(シートパイルの表側面)
の除去を行っている。
【0080】次に、前述したような除去用回転ブラシ群
16の中を移動し、各除去用回転ブラシ14で大部分の付着
物3を除去した後、収納ケース13内における搬送ライン
最後段のノズル式除去部17によって、建築,土木用部材
2であるシートパイルの連結用爪部2a内の付着物3を除
去する。
16の中を移動し、各除去用回転ブラシ14で大部分の付着
物3を除去した後、収納ケース13内における搬送ライン
最後段のノズル式除去部17によって、建築,土木用部材
2であるシートパイルの連結用爪部2a内の付着物3を除
去する。
【0081】即ち、ノズル式除去部17の各噴射ノズル18
から、水滴と圧縮空気(例えば、常用圧力7Kgf/cm2 の
エアジェット)との混合流を噴射させて、連結用爪部2a
内に付着している付着物3を除去する。
から、水滴と圧縮空気(例えば、常用圧力7Kgf/cm2 の
エアジェット)との混合流を噴射させて、連結用爪部2a
内に付着している付着物3を除去する。
【0082】なお、この収納ケース13内において、除去
用回転ブラシ群16およびノズル式除去部17で除去された
付着物3は、ローラーコンベヤ等からなる排出部20で集
められて、収納ケース13の外部へ排出される。
用回転ブラシ群16およびノズル式除去部17で除去された
付着物3は、ローラーコンベヤ等からなる排出部20で集
められて、収納ケース13の外部へ排出される。
【0083】そして、付着物3の大部分が除去された建
築,土木用部材2(シートパイル)は、搬送ライン4に
よって収納ケース13外へ搬送されて、収納ケース13の搬
送ライン後段に設置されている仕上げ用回転ブラシ15へ
送られる。
築,土木用部材2(シートパイル)は、搬送ライン4に
よって収納ケース13外へ搬送されて、収納ケース13の搬
送ライン後段に設置されている仕上げ用回転ブラシ15へ
送られる。
【0084】次に、搬送ライン4で仕上げ用回転ブラシ
15に送られた建築,土木用部材2は、その周表面に付着
した細かな付着物3をも、仕上げ用回転ブラシ15におけ
る棒状弾性体の各除去用ブラシ歯15aによって確実に除
去される。
15に送られた建築,土木用部材2は、その周表面に付着
した細かな付着物3をも、仕上げ用回転ブラシ15におけ
る棒状弾性体の各除去用ブラシ歯15aによって確実に除
去される。
【0085】このことにより、前述した除去用回転ブラ
シ群16等での除去しのこした残留付着物等を確実に除去
することができて、建築,土木用部材2の周表面を綺麗
にすることができる。
シ群16等での除去しのこした残留付着物等を確実に除去
することができて、建築,土木用部材2の周表面を綺麗
にすることができる。
【0086】そして、この仕上げ用回転ブラシ15で周表
面を綺麗にされた建築,土木用部材2は、搬送ライン4
で付着物除去装置12外へ搬送されることにより、付着物
除去装置12における除去用回転ブラシ群16,ノズル式除
去部17,仕上げ用回転ブラシ15での付着物3の除去作業
が完了する。
面を綺麗にされた建築,土木用部材2は、搬送ライン4
で付着物除去装置12外へ搬送されることにより、付着物
除去装置12における除去用回転ブラシ群16,ノズル式除
去部17,仕上げ用回転ブラシ15での付着物3の除去作業
が完了する。
【0087】このように、付着物除去装置12にこの発明
の連続打撃装置1を取付けることにより、建築,土木用
部材の搬送方向に直交する回転軸に複数のブラシ歯を設
けてなる複数の回転ブラシで除去装置を構成できるよう
になると共に、この回転ブラシの各ブラシ歯で建築,土
木用部材への打撃と付着物の除去とが行えるようにな
る。
の連続打撃装置1を取付けることにより、建築,土木用
部材の搬送方向に直交する回転軸に複数のブラシ歯を設
けてなる複数の回転ブラシで除去装置を構成できるよう
になると共に、この回転ブラシの各ブラシ歯で建築,土
木用部材への打撃と付着物の除去とが行えるようにな
る。
【0088】この付着物除去装置12によれば、除去用回
転ブラシ群16における各除去用回転ブラシ14および仕上
げ用回転ブラシ15という複数の回転ブラシを取付けてな
る簡単な構造の装置によって、従来装置のように大量の
水や大規模な付随設備等を必要とするようなことがな
く、建築,土木用部材2に付着した付着物3の除去作業
を安価に実施することができる。
転ブラシ群16における各除去用回転ブラシ14および仕上
げ用回転ブラシ15という複数の回転ブラシを取付けてな
る簡単な構造の装置によって、従来装置のように大量の
水や大規模な付随設備等を必要とするようなことがな
く、建築,土木用部材2に付着した付着物3の除去作業
を安価に実施することができる。
【0089】また、この付着物除去装置12によれば、こ
の発明の連続打撃装置1を取付けて、回転ブラシのブラ
シ歯で建築,土木用部材2へ連続した打撃力を加えられ
るようにしたことにより、強固に凝り固まった付着物3
を予めほぐして(荒落としして)除去し易くすることが
できる。
の発明の連続打撃装置1を取付けて、回転ブラシのブラ
シ歯で建築,土木用部材2へ連続した打撃力を加えられ
るようにしたことにより、強固に凝り固まった付着物3
を予めほぐして(荒落としして)除去し易くすることが
できる。
【0090】そのため、除去用回転ブラシ群16における
他の除去用回転ブラシ14dの各除去用ブラシ歯6による
連続した摩擦接触で付着物3を除去することができ、仕
上げ用回転ブラシ15の各除去用ブラシ歯15aで完璧に除
去(綺麗に)することができる。従って、建築,土木用
部材2(シートパイル)の周表面に強固にこびりついて
いる付着物3を確実に除去することができる。
他の除去用回転ブラシ14dの各除去用ブラシ歯6による
連続した摩擦接触で付着物3を除去することができ、仕
上げ用回転ブラシ15の各除去用ブラシ歯15aで完璧に除
去(綺麗に)することができる。従って、建築,土木用
部材2(シートパイル)の周表面に強固にこびりついて
いる付着物3を確実に除去することができる。
【0091】しかも、機械的な接触の多い機械式の除去
装置12内でも、回転ブラシの回転力で建築,土木用部材
2をスムーズに移動させることができ、付着物3の除去
作業を効率よく短時間で行うことができる。
装置12内でも、回転ブラシの回転力で建築,土木用部材
2をスムーズに移動させることができ、付着物3の除去
作業を効率よく短時間で行うことができる。
【0092】さらに、この付着物除去装置12によれば、
収納ケース13内における除去用回転ブラシ群16およびノ
ズル式除去部17と、収納ケース13外の仕上げ用回転ブラ
シ15との組み合わせによる相乗効果で、建築,土木用部
材2(シートパイル)の周表面に強固にこびりついて付
着している付着物3を確実に綺麗に除去することができ
る。
収納ケース13内における除去用回転ブラシ群16およびノ
ズル式除去部17と、収納ケース13外の仕上げ用回転ブラ
シ15との組み合わせによる相乗効果で、建築,土木用部
材2(シートパイル)の周表面に強固にこびりついて付
着している付着物3を確実に綺麗に除去することができ
る。
【0093】また、付着物除去装置12における除去手段
を各回転ブラシにおける各除去用ブラシ歯のみで構成と
していると共に、各回転ブラシで付着物を確実に取り除
き吹き飛ばすことができることにより、ライン搬送によ
って除去装置内を移動している建築,土木用部材2の断
面形状が、上方に開口している状態の断面形状の形態で
も、付着物を確実に除去することがてきる。
を各回転ブラシにおける各除去用ブラシ歯のみで構成と
していると共に、各回転ブラシで付着物を確実に取り除
き吹き飛ばすことができることにより、ライン搬送によ
って除去装置内を移動している建築,土木用部材2の断
面形状が、上方に開口している状態の断面形状の形態で
も、付着物を確実に除去することがてきる。
【0094】このことは、上方に開口した断面形状の形
態で除去装置12まで搬送されてきた建築,土木用部材2
を、従来の除去装置のように下方に開口した断面形状の
状態へと反転させる必要がなく、搬送されてきた状態の
まま除去装置内を通過させて除去作業を行なうことがで
きる。
態で除去装置12まで搬送されてきた建築,土木用部材2
を、従来の除去装置のように下方に開口した断面形状の
状態へと反転させる必要がなく、搬送されてきた状態の
まま除去装置内を通過させて除去作業を行なうことがで
きる。
【0095】なお、前述した実施形態での建築,土木用
部材2はシートパイルであるが、この発明の連続打撃装
置1を取付けた付着物除去装置12では、H形鋼やライナ
ープレート等、種々の建築,土木用部材2の表面に付着
している付着物3を除去することがてきる。
部材2はシートパイルであるが、この発明の連続打撃装
置1を取付けた付着物除去装置12では、H形鋼やライナ
ープレート等、種々の建築,土木用部材2の表面に付着
している付着物3を除去することがてきる。
【0096】即ち、除去用回転ブラシ群16の各除去用回
転ブラシ14および仕上げ用回転ブラシ15と、ノズル式除
去部17における各噴射ノズル18との配設位置を調節する
ことにより、各除去用回転ブラシ14および仕上げ用回転
ブラシ15の除去用ブラシ歯6,15aと、ノズル式除去部
17における各噴射ノズル18からの噴射混合流とが、建
築,土木用部材2の断面における各隅部へ届くようにす
ることで、種々の断面形状に対応してその表面に付着し
ている付着物3を除去することがてきる。
転ブラシ14および仕上げ用回転ブラシ15と、ノズル式除
去部17における各噴射ノズル18との配設位置を調節する
ことにより、各除去用回転ブラシ14および仕上げ用回転
ブラシ15の除去用ブラシ歯6,15aと、ノズル式除去部
17における各噴射ノズル18からの噴射混合流とが、建
築,土木用部材2の断面における各隅部へ届くようにす
ることで、種々の断面形状に対応してその表面に付着し
ている付着物3を除去することがてきる。
【0097】
【発明の効果】この発明の連続打撃装置は、回転軸の軸
方向へ複数並んだ状態で回転軸の軸周方向へ放射状に設
けられている各ブラシ歯として、回転軸の回転時に先端
部の軌跡が遠心力で円形状となる鎖チェーンまたはリー
フチェーンを用いてなる打撃式除去用回転ブラシで構成
したことにより、付着物除去装置に取付けて使用するこ
とができる。
方向へ複数並んだ状態で回転軸の軸周方向へ放射状に設
けられている各ブラシ歯として、回転軸の回転時に先端
部の軌跡が遠心力で円形状となる鎖チェーンまたはリー
フチェーンを用いてなる打撃式除去用回転ブラシで構成
したことにより、付着物除去装置に取付けて使用するこ
とができる。
【0098】そのため、付着物除去装置の搬送ラインで
搬送中の建築,土木用部材の周表面へ自動的に打撃力を
加えることができるようになり、付着物の荒取りが行え
て、強固に凝り固まった付着物でも自動化した除去装置
で確実に除去できるようになる。
搬送中の建築,土木用部材の周表面へ自動的に打撃力を
加えることができるようになり、付着物の荒取りが行え
て、強固に凝り固まった付着物でも自動化した除去装置
で確実に除去できるようになる。
【図1】この発明の連続打撃装置を示す概略斜視図であ
る。
る。
【図2】図1のA−A線矢視図である。
【図3】この発明の連続打撃装置における各除去用ブラ
シ歯(各鎖チェーン)と取付け用ホルダーとの固定状態
を示す概略図である。
シ歯(各鎖チェーン)と取付け用ホルダーとの固定状態
を示す概略図である。
【図4】この発明の連続打撃装置の別形態を示す概略図
である。
である。
【図5】この発明の打撃用として使用する除去用ブラシ
歯の専用打撃金具を示す斜視図である。
歯の専用打撃金具を示す斜視図である。
【図6】この発明の打撃用として使用する除去用ブラシ
歯における専用打撃金具の別態様を示す斜視図である。
歯における専用打撃金具の別態様を示す斜視図である。
【図7】この発明の連続打撃装置を取付けた付着物除去
装置を示す概略図である。
装置を示す概略図である。
【図8】図1のB−B線拡大断面図である。
【図9】図1のC−C線拡大断面図である。
【図10】図1のD−D線拡大断面図である。
【図11】図1のE−E線拡大断面図である。
【図12】図1のF−F線拡大断面図である。
【図13】この発明の連続打撃装置を取付けた付着物除
去装置に、建築,土木用部材を搬送する時の状態を示す
概略図である。
去装置に、建築,土木用部材を搬送する時の状態を示す
概略図である。
1…連続打撃装置、2…建築,土木用部材、2a…連結用
爪部、3…付着物、4…搬送ライン、5…回転軸、6…
除去用ブラシ歯、6a…ブラシ歯本体、6b…専用打撃金
具、6c…基端部、6d…先端部、6e…取付け部、6f…打撃
部、7…打撃式除去用回転ブラシ、8…鎖チェーン、9
…取付け用ホルダー、9a…ホルダー本体、9b…固定板、
10…固定ボルト、11…リーフチェーン、12…付着物除去
装置、13…収納ケース、14…除去用回転ブラシ、15…仕
上げ用回転ブラシ、15a…除去用ブラシ歯、16…除去用
回転ブラシ群、17…ノズル式除去部、18…噴射ノズル、
19…隔壁、20…供給用配管、21…排出部、22…駆動部、
23…荷造り状態。
爪部、3…付着物、4…搬送ライン、5…回転軸、6…
除去用ブラシ歯、6a…ブラシ歯本体、6b…専用打撃金
具、6c…基端部、6d…先端部、6e…取付け部、6f…打撃
部、7…打撃式除去用回転ブラシ、8…鎖チェーン、9
…取付け用ホルダー、9a…ホルダー本体、9b…固定板、
10…固定ボルト、11…リーフチェーン、12…付着物除去
装置、13…収納ケース、14…除去用回転ブラシ、15…仕
上げ用回転ブラシ、15a…除去用ブラシ歯、16…除去用
回転ブラシ群、17…ノズル式除去部、18…噴射ノズル、
19…隔壁、20…供給用配管、21…排出部、22…駆動部、
23…荷造り状態。
Claims (2)
- 【請求項1】 シートパイルやH形鋼等の建築,土木用
部材に付着した、土,砂,モルタル,塗料等の付着物を
除去する除去装置に取付けられる連続打撃装置であり、 前記建築,土木用部材を所定速度で移動させる、前記除
去装置用の搬送ライン上に設けられており、この搬送ラ
インに直交する回転軸に除去用ブラシ歯を複数取付けて
なる打撃式除去用回転ブラシで構成されていると共に、 前記各除去用ブラシ歯は、前記回転軸の軸方向へ複数並
んた状態で回転軸の軸周方向へ放射状に設けられて、回
転軸の回転時に先端部の軌跡が円形状となる鎖チェーン
またはリーフチェーンで構成されており、 前記 回転軸の回転時に、前記打撃式除去用回転ブラシの
各除去用ブラシ歯によって、前記建築,土木用部材の周
表面へ連続した打撃が加えられるように構成されている
ことを特徴とする付着物除去装置に取付けられる連続打
撃装置。 - 【請求項2】 前記各除去用ブラシ歯は、前記回転軸の
軸方向における前記建築,土木用部材の一部分に対応す
る位置に設けられており、回転軸の回転時に先端部の軌
跡が円形状となるブラシ歯本体と、このブラシ歯本体の
先端部に取付けられている専用打撃金具とからなり、建
築,土木用部材の一部分に打撃を加えられるように構成
されていることを特徴とする請求項1記載の付着物除去
装置に取付けられる連続打撃装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP08078685A JP3124483B2 (ja) | 1996-04-01 | 1996-04-01 | 付着物除去装置に取付けられる連続打撃装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP08078685A JP3124483B2 (ja) | 1996-04-01 | 1996-04-01 | 付着物除去装置に取付けられる連続打撃装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09268548A JPH09268548A (ja) | 1997-10-14 |
JP3124483B2 true JP3124483B2 (ja) | 2001-01-15 |
Family
ID=13668737
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP08078685A Expired - Fee Related JP3124483B2 (ja) | 1996-04-01 | 1996-04-01 | 付着物除去装置に取付けられる連続打撃装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3124483B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017526542A (ja) * | 2014-08-26 | 2017-09-14 | ハイコン システムズ リミテッドHighcon Systems Ltd | 基材ストリッピングの方法及び装置 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102962230B (zh) * | 2012-11-06 | 2016-01-20 | 长江武汉航道工程局 | 手推式电动敲锈除锈机 |
CN104889090A (zh) * | 2015-06-11 | 2015-09-09 | 鞍山紫竹工程设备制造有限公司 | 一种用于钢板桩清桩机的清理装置及使用方法 |
CN104889089B (zh) * | 2015-06-11 | 2017-01-25 | 鞍山紫竹工程设备制造有限公司 | 一种钢板桩清桩机及使用方法 |
JP7171042B2 (ja) * | 2019-02-13 | 2022-11-15 | 株式会社タダシ製作所 | 付着物除去装置 |
CN112227346B (zh) * | 2020-09-24 | 2021-11-09 | 上海市浦东新区建设(集团)有限公司 | 一种smw工法桩型钢施工装置 |
-
1996
- 1996-04-01 JP JP08078685A patent/JP3124483B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017526542A (ja) * | 2014-08-26 | 2017-09-14 | ハイコン システムズ リミテッドHighcon Systems Ltd | 基材ストリッピングの方法及び装置 |
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---|---|
JPH09268548A (ja) | 1997-10-14 |
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