JP3124281B2 - 線状体の表面傷検査装置 - Google Patents

線状体の表面傷検査装置

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JP3124281B2
JP3124281B2 JP02016218A JP1621890A JP3124281B2 JP 3124281 B2 JP3124281 B2 JP 3124281B2 JP 02016218 A JP02016218 A JP 02016218A JP 1621890 A JP1621890 A JP 1621890A JP 3124281 B2 JP3124281 B2 JP 3124281B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、電力ケーブル等の製造工程のように連続的
に移動する線状体の表面の傷を検査する線状体の表面傷
検査装置の改良に関するものである。
〔従来の技術〕
被検査物の表面の傷を検査するために、被検査物の表
面にレーザ光線を照射し、このレーザ光線の反射光を受
光し電気信号に変換してこの電気信号の変化から被検査
物の表面傷等を検査する種々の装置が提案されている
(例えば、実開昭53−155682号公報、特開昭54−83885
号公報及び特開昭61−31945号公報参照)。
実開昭53−155682号公報に記載の装置は、検査手段を
被検査物のまわりに回転させるので、連続的に移動する
断面円形又は円筒形の長尺線状体の被検査物を検査する
には好適であるが、光源からの光線が被検査物に直線的
に照射されるので、光線は、被検査物のまわりを検査手
段が回動するにつれて被検査物に螺旋状に照射されるだ
けであり、従って被検査物の表面を有効に検査すること
ができない。
また、特開昭54−83885号公報に記載の装置は、検査
手段を固定し、被検査物を回転して検査するので、円柱
体のように短尺の被検査物を検査するには便利である
が、連続的に移動する断面円形または円筒形の長尺線状
体の被検査物を検査することができない。
更に、特開昭61−31945号公報に記載の装置は、検査
手段は、複数の光回転プローブを有しており、これらの
公回転プローブを被検査物の長手方向(移動方向)にず
らせて配置して被検査物の全表面を検査するようにして
いる。しかし、この装置は、検査手段の一部(光回転プ
ローブ)を被検査物のまわりに一方向に回転するので、
回転部分から固定部分に電気的及び光学的な信号を授受
するためにスリップリング及び光回転結合器を必要とす
る上に長手方向の照射領域を取るために多数の回転プロ
ーブを長手方向にずらせて配置する必要があって回転プ
ローブの数及び光回転結合器の数が多くなり、全体的に
装置が複雑となって好ましくない。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明が解決しようとする課題は、連続的に移動する
断面円形または円筒形の長尺の線状体の全表面を簡単な
構造の装置で容易に検査することができる線状体の表面
傷検査装置を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、上記の課題を解決するために、連続的に移
動する断面円形または円筒形の検査すべき線状体の表面
にレーザ光線を照射する光源とこの線状体の表面から反
射する光線を受光し電気信号を得る受光器とを含む検査
手段と、この検査手段を線状体のまわりで回動する回動
手段とを備えた線状体の表面傷検査装置において、検査
手段は、光源から照射されるレーザ光線を円形ビームと
して長手方向に走査する走査器を含み、回動手段は、受
光器の数が1つである場合には360゜よりも僅かに大き
な角度範囲で、また受光器の数が2つである場合には18
0゜よりも僅かに大きな角度範囲で検査手段を反転する
反転機構を含んでいることを特徴とする線状体の表面傷
検査装置を提供するものである。
〔作用〕
このように、連続的に移動する断面円形または円筒形
の長尺線状体のまわりに光源と受光器と走査器とを含む
検査手段を回動するので連続的に移動する長尺線状体の
被検査物の表面の傷を検査することができるが、特に光
源からのレーザ光線は被検査物の長手方向に走査しつつ
照射されるので検査手段の回動と相俟って被検査物の全
表面にわたって探傷することができ、従って少数の光源
及び受光器の組合せでも長尺の線状体の全表面を確実に
検査することができる。更に、検査手段の回動角度範囲
は、最大でも360゜を大きく越えることがなく、従って
光源用の電源や受光器からの電気信号の授受は、スリッ
プリング等を必要とすることなく電線等を介して行うこ
とができ、光源及び受光器の数の抑制と相俟って装置が
簡単となり、またノイズが生ずることがなく、検査を確
実に行うことができる。
〔実施例〕
本発明の実施例を図面を参照して詳細に説明すると、
第1図及び第2図は本発明に係る線状体の表面傷検査装
置10を示し、この検査装置10は、連続的に移動する断面
円形の線状体(被検査物)12が貫通する入口14A及び出
口14Bを有する機枠16と、この機枠16に取付けられ線状
体12の表面に相対して設置された検査手段18と、この検
査手段18を線状体12のまわりで回動する回動手段20とを
備えている。
検査手段18は、線状体12の表面にレーザ光線を照射す
る光源22と、線状体12の表面から反射する光線を受光し
電気信号を得る受光器24と、レーザ光線を円形ビームと
して線状体の長手方向に走査する走査器26とを含んでい
る。図示の実施例では、光源22と走査器26とは一体に形
成されて投光器28を構成している。
回動手段20は、機枠16の入口14A、出口14Bの軸線を中
心に回転するように軸受29A、29B(29Aは図示せず)に
よって回転自在に支持されて検査手段18が取付けられた
可動枠30と、この可動枠30を回転する駆動機構32とから
成っている。この駆動機構32は、機枠16の入口14Aを貫
通して突出する入力端に取付けられたプーリ34と、機枠
16の機台16Aに搭載されたモータ36と、このモータ36の
出力軸にダブルクラッチブレーキユニット38を介して取
付けられたプーリ40と、プーリ36と40との間に掛け渡さ
れたベルト42とから成っている。ダブルクラッチブレー
キユニット38は、反転機構を含み、この反転機構は、可
動枠30の回転を所定の角度範囲で反転する。
図示の実施例では、1つの投光器28と1つの受光器24
とが可動枠30に取付けられているのみであるので可動枠
30の回転角度は360゜よりも僅かに大きな角度としてあ
って、可動枠30は、この角度範囲で反転されるが、可動
枠30に各2つの対応する投光器28と受光器24とが設けら
れるなら可動枠30は180゜よりも僅かに大きな角度範囲
で反転するようにすることができる。なお、ここで角度
範囲とは、0゜と所定の角度との間を意味し、従って、
例えば「可動枠30が360゜よりも僅かに大きな角度範囲
で反転する」とは、「可動枠30が0゜と360゜よりも僅
かに大きな角度との間で反転する」ことを意味する。
第2図から明らかなように、投光器28と受光器24と
は、投光器28から線状体12の表面に照射されて反射され
たレーザ光線が受光器24に入射されるような位置関係で
可動枠30に取付けられているが、種々の直径の線状体12
に対応することができるように、可動枠30を機枠16に対
して斜めに進退することができるように取付ける可動枠
進退機構44を有するのが好ましい。図示の実施例では、
可動枠30は、既にのべた軸受29A、29Bに支持された回転
枠部分31A、31′Aと、この回転枠部分31A、31′Aに対
しガイド33に沿って斜めに進退する進退枠部分31B、3
1′Bとから成っている。尚、これらの進退枠部分31B、
31′Bは、同時に進退することができるように、同期用
連結杆35によって相互に連結されている。可動枠進退機
構44は、機枠16に固定された案内軸46に摺動自在に嵌合
され進退枠部分31B、31′Bに取付けられた摺動ブロッ
ク48と、可動枠30に固定され機枠16に回転自在に取付け
られたねじ杆50に螺合される螺環(ナット)52とから成
っている。ねじ杆50はそれを手動で回転するためのハン
ドル50Aを有する。また、可動枠30は、進退枠部分31B、
31′Bの進退に際して線状体12が貫通するのを妨げない
ようにしている長孔54を有する。
尚、第1図及び第2図において符号56は左右の進退枠
部分31B、31′Bを連結する1つの連結杆35に取付けら
れて可動枠30が検査手段18に対して平行するように取付
けられたバランスウエイトである。
次に、本発明の検査装置の動作をのべると、検査すべ
き線状体12が第2図に示す直径を有するものとすると、
ハンドル50Aを回転して可動枠30の進退枠部分31B,31′
Bを想像線Lで示す位置に前進し、投光器28から線状体
12の表面に照射されたレーザ光線が直角に反射して受光
器24に入射するように可動枠30を位置決めする。この状
態で、回動手段20を駆動して検査手段18を第3図の矢印
a方向に線状体12の軸線を中心に回転する。投光器28
は、第4図に示すように、その内部の走査器によって線
状体12の長手方向にレーザ光線を円形ビームとして線状
体1の長手方向に走査しているので線状体12が連続的に
移動しても線状体の表面でレーザ光線が照射されない面
はない。即ち、レーザ光線が線状体12の長手方向に走査
されると、恰も多数の円形レーザビームが長手方向に配
列して線状体12に照射されるのと同じ効果を有し、従っ
て検査手段18の回動と相俟って線状体12のすべての表面
を有効に探傷検査することができる。
検査手段18が360゜よりも僅かに大きな角度まで回転
した後、ダブルクラッチブレーキユニット38内の反転機
構が回転方向を反転し、従って検査手段18は、第3図の
矢印b方向に回転する。
尚、第1図及び第2図の実施例のように、回動手段20
が反転機構を含んでいて検査手段18を反転させると、検
査手段18と外部との電気的配線はスリップリング等の摺
動部分を必要とすることなく行なうことができるので好
ましい。
受光器24は、第3図に示すように、信号処理部58に接
続され、この信号処理部58は受光器24からの電気信号に
基いて表面の傷の有無を判断する。
レーザ光線の入射角は一定となるが、反射角はビーム
径が細いので検査すべき線状体の表面状態によって大き
く影響される。表面が平滑でない場合には、反射角が変
化し、受光器に入らなくなる。レーザ光線を線状体の長
手方向に走査すると、走査範囲内に傷があればその傷部
分のみの反射角が変化して受光量が変化する。第5図は
受光器24の電気信号の一例を示し、反射受光量が所定値
nのレベル以下ではその変動があってもノイズとして判
断して傷がないことを確認するが、所定値nを越える
と、傷信号sがあったことを判断して適宜の手段(警報
器等)によって傷があったことを知らせる。
〔発明の効果〕
本発明によれば、上記のように、連続的に移動する断
面円形または円筒形の長尺線状体のまわりに光源と受光
器と走査器とを含む検査手段を回転するので連続的に移
動する長尺線状体の被検査物の表面の傷を検査すること
ができるが、特に光源からのレーザ光線は円形ビームと
して被検査物の長手方向に走査しつつ照射されるので検
査手段と回動と相俟って被検査物の全表面に有効に照射
され、従って少数の光源及び受光器の組合せでも長尺の
線状体の全表面を確実に検査することができる。更に、
検査手段の回動角度範囲は、最大でも360゜を大きく越
えることがなく、従って光源用の電源や受光器からの電
気信号の授受は、スリップリング等を必要とすることな
く電線等を介して行うことができ、光源及び受光器の数
の抑制と相俟って装置が簡単となり、またノイズが生ず
ることがなく、検査を確実に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図はそれぞれ本発明に係る線状体の表面
傷検査装置の正面図及び側面図、第3図及び第4図は本
発明の動作を説明する概略正面図及び側面図、第5図は
本発明の装置で得られた電気信号の出力波形図である。 10……線状体の表面傷検査装置、12……線状体、18……
検査手段、20……回動手段、22……光源、24……受光
器、26……走査器。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 江野窪 文章 千葉県市原市八幡海岸通6 古河電気工 業株式会社千葉事業所内 (72)発明者 田中 毅 東京都千代田区内幸町1丁目1番3号 東京電力株式会社内 (56)参考文献 特開 昭61−31945(JP,A) 特開 昭57−189046(JP,A) 特開 昭58−19542(JP,A) 実開 昭53−155682(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01N 21/84 - 21/958

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】連続的に移動する断面円形または円筒形の
    検査すべき線状体の表面にレーザ光線を照射する光源と
    前記線状体の表面から反射する光線を受光し電気信号を
    得る受光器とを含む検査手段と、前記検査手段を前記線
    状体のまわりで回動する回動手段とを備えた線状体の表
    面傷検査装置において、前記検査手段は、前記光源から
    照射されるレーザ光線を円形ビームとして長手方向に走
    査する走査器を含み、前記回動手段は、前記受光器の数
    が1つである場合には360゜よりも僅かに大きな角度範
    囲で、また前記受光器の数が2つである場合には180゜
    よりも僅かに大きな角度範囲で前記検査手段の回動を反
    転する反転機構を含んでいることを特徴とする線状体の
    表面傷検査装置。
JP02016218A 1989-06-05 1990-01-29 線状体の表面傷検査装置 Expired - Fee Related JP3124281B2 (ja)

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JP2009270865A (ja) * 2008-05-01 2009-11-19 Oishi Sokki Kk 金属線状材の連続加工装置及び該装置による金属線状材の連続加工方法
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