JPH02195237A - 産業用ｘ線ｃｔスキャナ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の目的］ （産業上の利用分野） 本発明は、環状の被検査物を検査する産業用Ｘ線ＣＴス
キャナに関する。

（従来の技術） 例えばタイヤなどのような、環状の被検査物内の異物の
有無や大きざ・位置を検査する産業用Ｘ線ＣＴスキャナ
の平面図を示す第３図において、コテ状のアーム３の手
前側左端には、向う側に水平にＸ線を放射するＸ線管１
が取付けられ、アーム３はアーム３の下部に設けられた
図示しない移動機構で矢印六方向に移動自在となってい
る。

また、アーム３の内側の左端下方には、詳細省略した回
転テーブル５が設けられ、この回転テーブル５の上面に
は、被検査物のゴムのタイヤ４が載置され、回転テーブ
ル５の回転にともない矢印Ｂのようにタイヤ４は一側を
軸にして他側が左右に旋回する。

そしてタイヤ４にＸ線を照射して内部を検査するときに
は、第３図の実線の状態からタイヤ４を左旋回させなが
らアーム３を左方に動かし、Ｘ線管１から放射されタイ
ヤ４を透過したＸ線をアーム３の向う側左端の検出器で
検出して画像再構成に必要な投影データ（Ｘ線吸収デー
タ）を収集する。

（発明が解決しようとする課題） ところが、このような構成の産業用Ｘ線ＣＴスキャナで
は、タイヤ４の直径がアーム３のコ字状の対辺間隔より
やや小さいときには、第３図の鎖線で示すように左旋回
でアーム３の手前に、又、実線のように右旋回でアーム
３の向う側に当たって十分な検査ができない。アーム３
の対辺距離を極端に増やすとできるが、すると外形が極
端に大きくなり実用化できない。

そこで本発明の目的は、外形を増やすことなく任意の径
の環状被検査物を検ることのできる産業用Ｘ線ＣＴスキ
ャナを得ることである。

［発明の構成］ （課題を解決するための手段と作用） 本発明は、環状の被検査体にＸ線を照射し、透過したＸ
線を画像処理して被検査体の欠陥を検査する産業用ＣＴ
スキャナにおいて、Ｘ線管を直線移動させるＸ線管移動
機構と、Ｘ線管の移動方向に平行にＸ線検出器を移動さ
せるＸ線検出器移動機構と、このＸ線検出器移動機構の
下方に被検査体が縦に載置され環状の中心水平断面−側
を軸にして他側を旋回し円周方向に回転させる回転テー
ブルと、Ｘ線管移動機構とＸ線検出器移動機構に出力軸
が接続されＸ線管とＸ線検出器とを同期して同方向移動
させるモータを設けることで、外形を増やすことなく任
意の直径の環状被検査体の欠陥を検ることのできる産業
用Ｘ線ＣＴスキャナである。

（実施例） 以下、本発明の産業用Ｘ線ＣＴスキＶすの一実施例を図
面を参照して説明する。

第１図において、長方形の板状のベース１０の左部手前
側と向う側には、取付台１０ａ、１０ｂが固定され、こ
の取付台１０ａ、１０ｂ間にはねじ棒７Ｂが手前側を取
付台１０ｂから突き出て図示しない軸受で回転自在に取
付けられ、手前側の突出部の根元にはプーリ９ａが挿む
され、端部にはベース１０に取付られたパルスモータ９
の出力軸が連結されている。

ざらに、取付台１０ａ、１０ｂ間には、ねじ棒７Ｂの両
側にねじ棒７Ｂと平行な一対のレール７Ａがベース１０
上に固定され、このレール７Ａには、Ｘ線管１の下部ベ
ース１ａの下端四隅に設けられた足の下面の凹部が嵌合
している。又、下部ベース１ａの下部中間のめねじには
ねじ棒７Ｂが螺合しており、Ｘ線管１の中間右側にはＸ
線の放射口１ｂが設けられている。

又、取付台１０ｔ）の右側面には、右上方に斜めに設け
られたアーム３Ａの左端が固定され、このアーム３Ａの
右上端の後面には、前後に水平に設けられたレール３Ｃ
の前端が固定され、このレール３Ｃ上には下面がレール
３Ｃに嵌合したＸ線検出器２が受光部を左側にして載置
され、このＸ線検出器２の下端中央に前後に形成された
図示しないめねじ穴には、前端がアーム３Ａの右端を前
面に貫通したねじ棒６が貫通し、このねじ棒６の前端に
は図示しないプーリが装着され、このプーリとブー９９
ａ間にはタイミングベルド３Ａが巻き付けられている。

又、ベース１０の右側上面には、レール３Ｃの中間部の
下方に回転テーブル１５の下部ベース１５ａが固定され
、この下部ベース１５ａの上部には略凹字状の受は台１
５ｂが回転自在に取付けられ、この受は台１５ｂの中央
下面に縦に固定された図示しない軸は、下部ベース１５
ａに設けられた図示しない軸受を貫通して、下端には下
部ベース１５ａ内に収納された図示しないパルスモータ
の出力軸が連結され、受は台１５ｂの左側上部には前後
に設けられた図示しない軸受部に前後に貫通した図示し
ない軸が設けられ、この軸にはローラ１５ｃ　ｆｆｉ装
着されている。さらに、下部ベース１５ａの右側面には
前後に短いアーム８Ｂが斜めに固定され、このアーム８
Ｂ間には前後にタツヂローラ１５ｄの両端が回転自在に
貫通し、この軸の前端にはプーリ３Ｂが取付けられ、こ
のプーリ３Ｂには図示しないタイミングベルトの右端が
巻き付けられ、このタイミングベルトの左端は下部ベー
ス１５ａ内に収納された図示しないパルスモータの出力
軸の図示しないプーリに巻き付けられている。

次に、このように構成された産業用Ｘ線ＣＴスキャナで
タイヤ４を検査するときには、第１図に示すようにタイ
ヤ４をレール３Ｃの後方から挿入してローラ１５Ｃ，１
５ｄ上に載せ、回転テーブル１５を駆動して第２図実線
のように位置させ、Ｘ線管１と検出器２を対応させなが
ら移動させて検査し、次いでタイヤ４を所定角度左に廻
してＸ線管１と検出器２を走行させ、以下同様にタイヤ
４を廻しＸ線管１．検出器２を走行させることで、第２
図のようにタイヤ４の外径に関係なく、検査することが
できる。

ざらに、回転テーブル１５内の図示しないパルスモータ
でタッチローラ１５ｄを所定量回転させてタイヤ４を円
周方向に廻すことで３６０°の全周を検査することがで
きる。

［発明の効果］ 以上、本発明によれば、環状の被検査物にＸ線を照射し
、透過したＸ線で内部の欠陥を検査する産業用Ｘ線ＣＴ
スキャナに於て、Ｘ線管を直線移動させるＸ線管移動機
構と、このＸ線管移動Ｉａ＠と平行にＸ線検出器を直線
移動させるＸ線検出器移動機構と、このＸ線検出器移動
機構の下方に環状の被検査物が縦に載置され環状の断面
−側を軸にして他側を旋回し、円周方向に回転させる回
転テーブルと、Ｘ線管移動機構とＸ線検出器移動機構に
接続されＸ線管と検出器を同期して移動させるモータを
設けたので、外径を増やすことなく任意の径の環状被検
査物の内部欠陥を検ることのできる産業用Ｘ線ＣＴスキ
セナを得ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の産業用Ｘ線ＣＴスキャナの一実施例を
示す斜視図、第２図は本発明の産業用Ｘ線ＣＴスキャナ
の作用を示す平面図、第３図は従来の産業用Ｘ線ＣＴス
キＶすの平面図である。 １・・・Ｘ線管 ２・・・検出器 ３Ｃ・・・レール ４・・・環状被検査物としてのタイヤ ７Ａ・・・レール ９・・・モータ １５・・・回転テーブル ８Ａ、８Ｂ・・・タイミングベルト （８７３３）代理人　弁理士　猪　股　祥　晃（ほか　
１名） 第１図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 Ｘ線管から放射したＸ線を環状の被検査体に照射し、Ｘ
   線検出器のデータを画像処理して被検査体の内部欠陥を
   検査する産業用Ｘ線ＣＴスキャナにおいて、 前記Ｘ線管を直線移動させるＸ線管移動機構と、前記Ｘ
   線管の移動方向に平行に前記Ｘ線検出器を直線移動させ
   るＸ線検出器移動機構と、このＸ線検出器移動機構の下
   方に前記被検査体が縦に載置され前記環状の中心水平断
   面の一側を軸にして他側を旋回し、円周方向に回転させ
   る回転テーブルと、前記Ｘ線管移動機構と前記Ｘ線検出
   器移動機構に出力軸が接続され前記Ｘ線線と前記Ｘ線検
   出器を同期して同方向に移動させるモータとを設けたこ
   とを特徴とする産業用Ｘ線ＣＴスキャナ。