JP3123977U - ボルトロック装置 - Google Patents

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憲一 吉本
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協永産業株式会社
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Abstract

【課題】 特殊形状とされていないボルトを使用する締付けにおいて、盗難防止機能を付与するボルトロック装置を提供する。
【解決手段】 ボルトロック装置1は、ボルト軸部12の先端側からボルト11に被せられるカバー部材3と、ボルト頭部11と被締結部材6との間に介在させられるワッシャー3と、ボルト2を回動させる専用回動具5とからなる。カバー部材3は、ボルト頭部11を周方向から覆う円筒部13およびボルト軸部12に挿通される貫通孔15を有する底壁14からなる。ワッシャー4は、その外径がカバー部材3の底壁14貫通孔15の径よりも小さく、その厚みがカバー部材3の底壁14の厚みよりも大きくなされている。専用回動具5は、ボルト頭部11外周に嵌め合わせ可能な内周面16aおよびカバー部材3円筒部13内周に嵌め合わせ可能な外周面16bを有する係合部16を先端に有している。
【選択図】 図2

Description

本考案は、ボルトロック装置に関し、より詳しくは、JISで規定されている通常形状のボルトを使用する締付けにおいて、盗難防止機能を付与するボルトロック装置に関するものである。
従来、第三者が取り外すことができないようにするためのナットのロック装置については、特許文献1および2などに開示されているように、種々のものが知られているが、通常形状のボルトを使用した締付けにおいて第三者によるボルトの取り外しを防止するボルトロック装置に関するものは知られていない。
特開2003−239935号公報 特開2001−241241号公報
従来のナットロック装置は、ナット自体を市販のナットではなく特殊形状とするものであり、通常形状のボルトの締付けに適用することはできないものであった。
この考案の目的は、特殊形状とされていないボルトを使用する締付けにおいて、盗難防止機能を付与するボルトロック装置を提供することにある。
この考案によるボルトロック装置は、角柱状の頭部を有するボルトを第三者が取り外すことができないようにするためのロック装置であって、ボルト頭部を周方向から覆う円筒部およびボルト軸部に挿通される貫通孔を有する底壁からなり、ボルト軸部の先端側からボルトに被せられるカバー部材と、ボルト頭部と被締結部材との間に介在させられるワッシャーと、ボルト頭部外周に嵌め合わせ可能な内周面およびカバー部材円筒部内周に嵌め合わせ可能な外周面を有する係合部を先端に有し、ボルトを回動させる専用回動具とを備えていることを特徴とするものである。
カバー部材、ワッシャーおよび専用回動具は、例えば、ステンレス鋼などの金属製とされる。
ワッシャーがない場合、すなわち、ボルトがカバー部材の底壁を介して被締結部材に締め付けられている場合、カバー部材をボルトが緩む方向に回動させることにより、ボルトとカバー部材との間の摩擦力でボルトが緩むおそれがある。これに対し、ワッシャーをボルト頭部と被締結部材との間に介在させることにより、締付け完了状態においてもカバー部材がフリーな状態となり、カバー部材を回動させてボルトを緩めることが不可能となる。
ワッシャーは、円環状であり、その外径がカバー部材の底壁貫通孔の径よりも小さく、その内径がボルト軸部の径よりも大きく、その厚みがカバー部材の底壁の厚みよりも大きくなされていることが好ましい。ワッシャーの外径とカバー部材の底壁貫通孔の径との間の隙間は、例えば、それらの径の差が0.2mmとされる。このようにすると、締付け完了状態におけるカバー部材のフリーな状態を簡単にかつ確実に得ることができる。
また、(ボルト頭部二面幅の軸方向長さ+ワッシャーの厚み)≦カバー部材の軸方向長さとされていることが好ましい。ボルト頭部がカバー部材によって覆われていることが必要であるので、カバー部材の軸方向長さの最小値=(ボルト頭部二面幅の軸方向長さ+ワッシャーの厚み)であり、カバー部材の軸方向長さは、これより大きければよい。
(ボルト頭部二面幅の軸方向長さ+ワッシャーの厚み)=カバー部材の軸方向長さとされていてもよい。ロック機能を得るためには、カバー部材は、その軸方向長さが最小値以上であればよいが、カバー部材の軸方向長さを大きくすると、カバー部材が被締結部材周辺の部材と干渉する可能性が出てくる。そこで、カバー部材の軸方向長さをロック機能を得るための最小値とすることにより、ボルトロック装置がボルト頭部から突出する量はほぼ0となり、カバー部材が被締結部材周辺の部材と干渉することが防止され、このロック装置の適用範囲を広いものとできる。
この考案のボルトロック装置によると、通常形状のボルトを使用する締付けにおいて、従来なかった盗難防止機能を付与することができる。
この考案の実施の形態を、以下図面を参照して説明する。
図1から図5までは、この考案によるボルトロック装置の1実施形態を示している。
この考案のボルトロック装置(1)は、被締結部材(6)に締め付けられたボルト(2)を第三者が取り外すことができないようにするためのものであって、ボルト軸部(12)の先端側からボルト(2)に被せられるカバー部材(3)と、ボルト頭部(11)と被締結部材(6)との間に介在させられるワッシャー(4)と、ボルト(2)を回動させるための専用回動具(5)とからなる。
ボルト(2)は、JIS規格に適合する一般的なもので、頭部(11)は、六角柱状とされている。
カバー部材(3)は、ボルト頭部(11)を周方向から覆う円筒部(13)と、ボルト軸部(12)に挿通される円形の貫通孔(15)が形成されている底壁(14)とからなる。円筒部(13)は、ボルト頭部(11)の対角線長さよりも大きい内径を有し、その内周の軸方向長さは、ボルト頭部(11)の軸方向長さ(全長)に等しく(したがって、ボルト頭部(11)の二面幅の軸方向長さよりは大きく)なされている。貫通孔(15)の径は、ボルト軸部(12)の径よりも大きくなされており、ボルト頭部(11)の二面幅よりは小さくなされている。カバー部材(3)は、その開口端からボルト頭部(11)の端面が臨めるようにボルト(2)に被せられる。
ワッシャー(4)は、円環状であり、その外径は、カバー部材(3)の底壁貫通孔(15)の径よりも小さく、その内径は、ボルト軸部(12)の径よりも大きくなされている。また、その厚みは、カバー部材(3)の底壁(14)の厚みよりも大きくなされている。これにより、ワッシャー(4)は、図2に示すボルト(2)の締結状態において、カバー部材(3)の底壁(14)の貫通孔(15)内にその端面が底壁(14)から突出するように保持される。
専用回動具(5)は、断面が正六角形のボルト頭部(11)の外周にちょうど嵌め合わせられる断面正六角形の内周面(16a)およびカバー部材(3)の円筒部(13)の内周にちょうど嵌め合わせられる断面円形の外周面(16b)を有する先端側の係合部(16)と、係合部(16)に連なって設けられた円筒状の把手部(17)と、把手部(17)に連なって設けられかつ回動棒を差し込むための貫通孔(19)が設けられた円柱状基端部(18)とからなる。
なお、具体的数値の一例を挙げると、ボルト頭部(11)の二面幅が10mm、ボルト頭部(11)の軸方向長さが4mm(うち、2面幅部分の軸方向長さが3.5mm)、ボルト軸部(12)の径が6.6mmである場合に、カバー部材(3)の円筒部(13)の軸方向長さ(全長)が5.5mm、円筒部(13)の内径が12.5mm、底壁(14)の厚みが1.5mm(したがって、円筒部(13)の内周の軸方向長さが4.0mm)とされ、貫通孔(15)の径は、9.1mmとされる。これに対応して、ワッシャー(4)の外径が8.9mm、内径が6.1mm、厚みが2.0mmとされる。そして、専用回動具(5)の係合部(16)は、断面正六角形の内周面(16a)の二面幅が10.3mm(軸方向長さは4.0mm)、断面円形の外周面(16b)の径が12.5mmとされる。
この考案のボルトロック装置(1)を使用する場合の締付けは、まず、図5に示すように、カバー部材(3)およびワッシャー(4)を予めボルト(2)に嵌め被せておき、図2に示すように、カバー部材(3)の開口側から専用回動具(5)の係合部(16)をボルト頭部(11)に嵌め合わせ、専用回動具(5)を回動させることで行われる。これにより、ボルト(2)は、ワッシャー(4)を介して被締結部材(6)に締め付けられる。専用回動具(5)を外しても、カバー部材(11)は、ボルト頭部(11)を覆った状態でボルト(2)によって軸方向への抜けが防止されており、ボルト(2)は第三者が取り外すことができないものとなる。このとき、カバー部材(3)は、フリーの(空回りする)状態となり、カバー部材(3)を回動させることでボルト(2)を回動させることも不可能となる。
なお、ボルト頭部(11)の形状は、六角柱状に限られるものではなく、専用回動具(5)の係合部の内周面形状を変更することにより、任意の形状のボルト頭部に対応することができる。
この考案によるボルトロック装置を半裁断面で示す分解図である。 この考案によるボルトロック装置の使用状態を示す半裁断面である。 図2のIII-IIII線に沿う断面図である。 図2のIV-IV線に沿う断面図である。 この考案によるボルトロック装置のワッシャーおよびカバー部材がボルトに組み付けられた状態を示す斜視図である。
符号の説明
(1) ボルトロック装置
(2) ボルト
(3) カバー部材
(4) ワッシャー
(5) 専用回動具
(6) 被締結部材
(11) ボルト頭部
(12) ボルト軸部
(13) 円筒部
(14) 底壁
(15) 貫通孔
(16) 係合部
(16a) 断面正六角形の内周面
(16b) 断面円形の外周面

Claims (4)

  1. 角柱状の頭部を有するボルトを第三者が取り外すことができないようにするためのロック装置であって、ボルト頭部を周方向から覆う円筒部およびボルト軸部に挿通される貫通孔を有する底壁からなり、ボルト軸部の先端側からボルトに被せられるカバー部材と、ボルト頭部と被締結部材との間に介在させられるワッシャーと、ボルト頭部外周に嵌め合わせ可能な内周面およびカバー部材円筒部内周に嵌め合わせ可能な外周面を有する係合部を先端に有し、ボルトを回動させる専用回動具とを備えていることを特徴とするボルトロック装置。
  2. ワッシャーは、円環状であり、その外径がカバー部材の底壁貫通孔の径よりも小さく、その内径がボルト軸部の径よりも大きく、その厚みがカバー部材の底壁の厚みよりも大きくなされている請求項1のボルトロック装置。
  3. (ボルト頭部二面幅の軸方向長さ+ワッシャーの厚み)≦カバー部材の軸方向長さとされている請求項1または2のボルトロック装置。
  4. (ボルト頭部二面幅の軸方向長さ+ワッシャーの厚み)=カバー部材の軸方向長さとされている請求項1または2のボルトロック装置。
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