JP3123890U - ふろしき代用包装具 - Google Patents

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Abstract

【課題】包装される物品の形態に応じて種々の包装形態が可能で、包装状態が見た目にも美しく、使用者やプレゼントされた者の心を癒したりする効果も期待でき、かつ重量物でも強固に包装して持ち運び可能なふろしき代用となる包装具を実現する。
【解決手段】四角形の布類において、その1辺とほぼ平行にゴム糸やゴム紐などの伸縮手段を一体化して少なくとも1本のギャザー部を設けると共に、前記ギャザー部又はその付近に結束用の紐手段を取付け固定してあるため、物品を弾力で容易に自然と包み込むことができる。また、前記ギャザー部又はその付近に結束用の紐手段を有しているので、最後に紐手段で、包装状態における開口部をギャザー部の上から強く結束することによって、内部の物品が脱落することもなく、重量物でも安心して持ち運びできる。
【選択図】 図1

Description

本考案は、ふろしきとほぼ同様なサイズの包装手段であって、ふろしきより物品の包装の簡便化を実現したものである。
我が国では最近、ふろしきの有効利用が見直され、静かなブームを呼んでいるが、若い世代には馴染みが薄く、使い方が不慣れなため、充分に普及するとは思えない。在来のふろしきを改良した手段として、特開2001−328667号のように、表裏の少なくとも一部に面ファスナを取付けて、末端を結ばなくても使用可能なふろしきが提案されている。また、特開平11−152148号や実開平7−8259号、実用新案登録第3001705 号などのように、巾着とほぼ同様な結束紐を設けた構造も提案されている。
特開2001−328667号 特開平11−152148号 実開平7−8259号 実用新案登録第3001705 号
しかしながら、特許文献1のように面ファスナを取付けたふろしきは、面ファスナ同士を接合させて使用するため、面ファスナの存在しない位置では接合ができず、自由な使い方ができない。また、面ファスナによる接合だけでは、重量物を包装して持ち運ぶ際には適しない。
特許文献2、3、4のような巾着類似の構造では、物品の包装形態が一定するため、包装される物品の種々の形態に対応した包装方法が不可能となり、しかも包装状態における包装手段の外観や形態も一定で、プレゼントされた者の心を癒したりすることは期待できない。
本考案の技術的課題は、このような問題に着目し、包装される物品の形態に応じて種々の包装形態が可能で、包装状態が見た目にも美しく、使用者やプレゼントされた者の心を癒したりする効果も期待でき、かつ重量物でも強固に包装して持ち運び可能なふろしき代用となる包装具を実現することにある。在来の単純なデザインのふろしきとは異なって、若者達も魅力を感じるような、感性に富んだふろしき代用の包装具を実現する。
本考案の技術的課題は次のような手段によって解決される。請求項1は、四角形の布類において、その1辺とほぼ平行に伸縮手段を一体化して少なくとも1本のギャザー部を設けると共に、前記ギャザー部又はその付近に結束用の紐手段を取付け固定してあることを特徴とする包装具である。このように、四角形の布類において、その1辺とほぼ平行にゴム糸やゴム紐などの伸縮手段を一体化して少なくとも1本のギャザー部を設けてあるため、物品を包んだ際にギャザー部の張力で物品を包むように自然と締め付けられるので、物品を容易に自然と包み込むことができる。そして、前記ギャザー部又はその付近に結束用の紐手段を有しているので、最後に紐手段で、包装状態における開口部をギャザー部の上から強く結束することによって、内部の物品が脱落することもなく、重量物でも安心して持ち運びできる。
請求項2は、前記布類を二つ折りする中心線に対し片側のみ又は両側に前記ギャザー部を設けると共に、前記紐手段は前記ギャザー部又はその付近に設けてなることを特徴とする請求項1に記載の包装具である。このように、前記布類を二つ折りする中心線に対し片側のみ又は両側に前記ギャザー部を設けてあるため、例えばビールびんなどのように、一端が結束しやすい物品の場合は、中心線に対し片側のみにギャザー部を有する形態が適し、物品自体に結束の容易な特長が無い通常の物品の場合は、中心線に対し両側にギャザー部の有る形態を使用すれば、両方のギャザー部によって確実に包装状態におけるその開口部を締め付けて容易に包装できる。
請求項3は、前記ギャザー部と平行に、張力の弱い微弱ギャザー部を1本以上設けてあることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の包装具である。このように、前記ギャザー部と平行に、張力の弱い微弱ギャザー部を1本以上設けてあるため、ギャザー部の無い領域においても、微弱ギャザー部の弱い張力によって内部の物品全体を軽く締め付けられるので、包装布類の全面が内部の物品にピッタリ密着する。その結果、素人が包装しても、体裁良くスマートに包装でき、見苦しくない。
請求項4は、前記の四角形の布類において、前記ギャザー部と平行な2辺に装飾手段を施してあることを特徴とする請求項1、請求項2または請求項3に記載の包装具である。このように、前記布類において、前記ギャザー部と平行な2辺にフリルやほつれ止め結びなどのような装飾手段を施してあるため、包装状態において、その外端の装飾部が外部に露出して目立つことになり、包装状態が美的に見えるのでプレゼントなどに適し、使用者も満足できる。
請求項5は、前記の四角形の布類において、前記ギャザー部と直角方向にも、前記ギャザー部又は前記微弱ギャザー部を1本以上設けてあることを特徴とする請求項1から請求項4までのいずれかの項に記載の包装具である。このように、四角形の布類において、前記ギャザー部と直角方向にも、ギャザー部や微弱ギャザー部を設けてあるため、布類の4辺方向にギャザー部の張力が作用することになり、円形の物品や正方形の物品、不定形の塊状体などを包装する場合に、素早く容易に包装できる。
請求項6は、前記布類のギャザー部と直角方向に1又は2本のボトルを置いた状態で二つ折りにして前記ボトルを挟んで両側の2辺を重ねると共に、ボトルの両側の余長布部を前記ボトル上に折り重ねた状態で、ギャザー部の紐で結束してなることを特徴とする請求項1から請求項5までのいずれかの項に記載の包装具であり、ビールびんなどのようなボトルを包装した状態である。このように、前記布類のギャザー部と直角方向に1又は2本のボトルを置いた状態で二つ折りにして前記ボトルを挟んで両側の2辺を重ねると共に、ボトルの両側の余長布部を前記ボトル上に折り重ねた状態で、ギャザー部の紐で結束した状態にすると、ビールびんなどのような重い物品であっても、容易にかつ確実に包装でき、しかも結束状態の紐で容易に持ち運びできる。しかも、シンプルかつ安価なシングルギャザーでも可能である。
請求項7は、前記ギャザー部が中心線の両側に有る布類の中央に物品を置いて、前記ギャザー部の無い布部を前記物品上に被せた状態で、両側のギャザー部をそれぞれ結束するか、又は両側のギャザー部を前記物品の上側に折ってまとめて一緒に結束してなることを特徴とする請求項1から請求項5までのいずれかの項に記載の包装具である。このように、前記布類の中央位置に物品を置いて、前記ギャザー部の無い布部を前記物品上に被せた状態で、両側のギャザー部をそれぞれ結束すると、極めて容易に素早く包装できる。また、両側のギャザー部を前記物品の上側に折ってまとめて一緒に結束した状態にすると、結束部が単一となるため、コンパクトでシンプルな包装状態となる。
請求項8は、中心線の両側に前記ギャザー部を設けると共に、前記中心線上で二つ折りにして両側のギャザー部同士を重ねた状態で、左右両側の辺を縫い合わせて袋にしてなることを特徴とする請求項1から請求項4までのいずれかの項に記載の巾着である。このように、中心線の両側に前記ギャザー部を設けると共に、前記中心線上で二つ折りにして両側のギャザー部同士を重ねた状態で、左右両端の辺を縫い合わせると袋状になるので巾着が実現できる。しかも、開口部がギャザー部によって常時締め付けられているので、内部の収納物品が容易に脱落するような恐れもない。さらに、紐手段が付いているので、開口を確実に締め付け固定できると共に、持ちやすいという効果もある。
請求項1のように、四角形の布類において、その1辺とほぼ平行にゴム糸やゴム紐などの伸縮手段を一体化して少なくとも1本のギャザー部を設けてあるため、物品を包んだ際にギャザー部の張力で物品を包むように自然と締め付けられるので、物品を容易に自然と包み込むことができる。そして、前記ギャザー部又はその付近に結束用の紐手段を有しているので、最後に紐手段で、包装状態における開口部をギャザー部の上から強く結束することによって、内部の物品が脱落することもなく、重量物でも安心して持ち運びできる。
請求項2のように、前記布類を二つ折りする中心線に対し片側のみ又は両側に前記ギャザー部を設けてあるため、例えばビールびんなどのように、一端が結束しやすい物品の場合は、中心線に対し片側のみにギャザー部を有する形態が適し、物品自体に結束の容易な特長が無い通常の物品の場合は、中心線に対し両側にギャザー部の有る形態を使用すれば、両方のギャザー部によって確実に包装状態におけるその開口部を締め付けて容易に包装できる。
請求項3のように、前記ギャザー部と平行に、張力の弱い微弱ギャザー部を1本以上設けてあるため、ギャザー部の無い領域においても、微弱ギャザー部の弱い張力によって内部の物品全体を軽く締め付けられるので、包装布類の全面が内部の物品にピッタリ密着する。その結果、不慣れな初心者が包装しても、体裁良くスマートに包装でき、見苦しくない。
請求項4のように、前記布類において、前記ギャザー部と平行な2辺にフリルやほつれ止め結びなどのような装飾手段を施してあるため、包装状態において、その外端の装飾部が外部に露出して目立つことになり、包装状態が美的に見えるのでプレゼントなどに適し、使用者も満足できる。
請求項5のように、四角形の布類において、前記ギャザー部と直角方向にも、ギャザー部や微弱ギャザー部を設けてあるため、布類の4辺方向にギャザー部の張力が作用することになり、円形の物品や正方形の物品、不定形の塊状体などを包装する場合に、素早く容易に包装できる。
請求項6のように、前記布類のギャザー部と直角方向に1又は2本のボトルを置いた状態で二つ折りにして前記ボトルを挟んで両側の2辺を重ねると共に、ボトルの両側の余長布部を前記ボトル上に折り重ねた状態で、ギャザー部の紐で結束した状態にすると、ビールびんなどのような重い物品であっても、容易にかつ確実に包装でき、しかも結束状態の紐で容易に持ち運びできる。しかも、シンプルかつ安価なシングルギャザーでも可能である。
請求項7のように、前記布類の中央位置に物品を置いて、前記ギャザー部の無い布部を前記物品上に被せた状態で、両側のギャザー部をそれぞれ結束すると、極めて容易に素早く包装できる。また、両側のギャザー部を前記物品の上側に折ってまとめて一緒に結束した状態にすると、結束部が単一となるため、コンパクトでシンプルな包装状態となる。
請求項8のように、中心線の両側に前記ギャザー部を設けると共に、前記中心線上で二つ折りにして両側のギャザー部同士を重ねた状態で、左右両端の辺を縫い合わせると袋状になるので巾着が実現できる。しかも、開口部がギャザー部によって常時締め付けられているので、内部の収納物品が容易に脱落するような恐れもない。さらに、紐手段が付いているので、開口を確実に締め付け固定できると共に、持ちやすいという効果も奏する。
次に本考案によるふろしき代用の包装具が実際上どのように具体化されるか実施形態を説明する。図1は、本考案によるふろしき代用包装具の基本構成を示す平面図で、(1)は使用する四角形布類、(2)はシングルギャザーの例、(3)はダブルギャザーの例である。使用する四角形布類1は、正方形が適しており、1辺のサイズは一例として、大は80cm、中は60cm、小は45cm程度である。ただし、これらの寸法に限定はされない。
この四角形布類1において、(2)のように、1辺1aと平行に1本のギャザー部2を設けてある。あるいは、(3)のように、中心線cに対し対称位置に計2本設けることもできる。ギャザー部2、3の設置位置は、それぞれ対応する辺1a、1bから、各辺の寸法に対し10〜20%の範囲が適している。この範囲を越えると、物品を包装する領域が狭くなって、包装できる物品が小型に限定されてしまい、この範囲より小さいと、包装可能な物品は大きくなるが、見栄えのする装飾が困難となる。
ギャザー部2及び/又は3には、結束用の紐4a、4bを織り込んで固定してある。紐4a、4bの織り込み位置5は、ギャザー部2、3上のどの位置でもよい。必ずしも(2)(3)のように中心線x上に設ける必要はなく、図5(1)のように中心線x上から任意の方向に多少ずれた位置で織り込んでもよい。また、(3)のように、2本のギャザー部2、3が有る場合は、片方のギャザー部2のみに紐4a、4bを織り込んでもよいし、図5(2)のように、両方に織り込んでもよい。
次に、本考案によるふろしき代用包装具の使い方を説明する。図2は、図1(2)のシングルギャザーの使い方の一例で、図2(1)のように、拡げた状態の四角形布類11の上において、ギャザー部2と直角方向に2本のボトルB1、B2を置いた状態で、(2)のように中心線c上で二つ折りにして、前記ボトルB1、B2の上に重ねて、ボトルB1、B2を挟んだ状態にする。次いで、両側辺1aと1bを重ねた状態にしてから、ボトルB1、B2の左右両側の余長布部1L、1Rを前記ボトル上に折り重ねる。図示の場合は、(3)のように、まず右側の余長布部1Rをボトル上に折り重ねてから、その上に(4)のように、左側の余長布部1Lを折り重ねた状態で、ギャザー部2上の紐4a、4bで結束すると、(5)のような包装完了状態となる。図1(3)のようなダブルギャザーの四角形布類でもほぼ同様な包装が可能であるが、細長い首部のあるビールびんなどの場合は、図1(2)のようなシングルギャザーでも足りる。
ダブルギャザーの場合は、ビン類より短めの物品の包装にも適している。図3は、ダブルギャザーの四角形布類12によって、底の深い缶詰などのように幾分横長の物品Tを包装する例であり、まず(1)のように、四角形布類12の中心位置で物品Tを横にして、前記ギャザー部2、3の無い余長布部1Lを前記物品Tの上に重ねて被せると(2)の状態となる。次いで、前記のように折り重ねた余長布部1Lの上に、他方の余長布部1Rを重ねた状態で、紐4a、4bによって両側のギャザー部2、3をそれぞれ結束すると、(3)図の状態になる。
図4は、長手方向の寸法が更に短く、上下、前後、左右各方向の寸法が同等なほぼ立方体状の物品tを包装する例である。まず、(1)のように、このように各方向のサイズが同等の物品tを四角形布類12の中央位置に置いて、前記ギャザー部2、3の無い余長布部1Rを物品tの上に重ねて被せると(2)の状態となる。次いで、こうして折り重ねた余長布部1Rの上に、他方の余長布部1Lを重ねた状態で、両側のギャザー部2、3を前記物品tの上側に折って、両側のギャザー部2、3を一緒に紐4a、4bで結束すると、(3)の状態となる。図4で使用した四角形布類12は、図1(3)のようなダブルギャザーにおいて、片方のギャザー部2だけに紐4a、4bを有しているのに対し、図3で使用した四角形布類12は、図5(2)のように、ダブルギャザーにおいて、両方のギャザー部2、3に紐4a、4bを有している。
図5は図1(2)(3)のふろしき代用包装具の他の実施形態で、図5(1)では、図1(2)の四角形布類における紐4a、4bの織り込み位置5が、中心線xからずれた位置に設けてある。また、図5(2)では、図1(3)の四角形布類における下側のギャザー部3にも、中心線x上で紐4a、4bを織り込んである。このように、紐4a、4bの織り込み位置は任意であり、また総てのギャザー部に設けるかどうかも任意である。
以上のように、包装する物品の形態に応じて、四角形布類におけるギャザー部や紐手段の位置や本数を適宜選定できる。また、ギャザー部2、3より張力の弱い微弱ギャザー部を設けることもできる。図6は、ギャザー部や微弱ギャザー部、紐手段などの位置や本数の他の実施形態である。図6(1)は、対称位置に設けた2本のギャザー部2、3の間に1本以上の微弱ギャザー部61、62、63を設けた例である。
これらの微弱ギャザー部は、張力の弱いゴム糸を四角形布類中に1〜2本だけ織り込んだ部分であり、ギャザー部2、3より張力が弱いので、包装に使用した場合は、弱い張力で内部の物品に布類が密着する。なお、ギャザー部2、3は、微弱ギャザー部に用いるゴム糸より張力の強い太いゴム紐を布類の中に織り込んで形成する。しかも、図8のように、2〜5mm間隔で4〜6本織り込んで幅Wを持たせてある。あるいは、微弱ギャザー部に用いる弱いゴム糸を多数まとめて又は分散して織り込んで張力を強くして、ギャザー部2、3を形成することも可能である。
図6(2)は、ギャザー部2、3のほかに、他方の辺1c、1dと平行にギャザー部21、31を設けた例であり、四角形布類1上でほぼ井の字状のギャザー部となる。(3)は、前記のギャザー部2、3間に微弱ギャザー部61、62を設け、これらと直交方向のギャザー部21、31間に微弱ギャザー部64、65を設けた例である。このように、ギャザー部を井の字状に設けた場合は、中央に物品を置いて包装すると、(4)のように4方で締め付けられるので、包装がより簡単かつ素早く可能となる。
図7は、図5(2)の四角形布類で巾着を形成する例であって、(1)のように、中心線cに対し両側に、かつ対称位置にギャザー部2、3を設けてあり、ギャザー部2、3上に紐4a、4bを織り込み固定してある。この四角形布類において、中心線c上で二つ折りにして両側のギャザー部同士を重ねた状態とする。このとき、紐4a、4bが外側に位置するように、二つ折りにする。次いで、(2)のように、左右両端の辺1c、1dをそれぞれ縫い合わせて袋にすると、袋の開口部がギャザー部2、3で締め付けられ、その外側に紐4a、4bを有する巾着の完成である。
以上の各実施形態では、ギャザー部が形成される四角形布類は、説明の都合上、正四角形に表現されているが、ギャザー部や微弱ギャザー部による張力の作用で、実際には、図8のように、正四角形布類は縮んで波打った状態となる。図8は、図6(1)の四角形布類において微弱ギャザー部を61、62のように2本設けた状態である。なお、ギャザー部2、3と平行な辺1a、1bに、ほつれ止め結び7によって装飾を施し、美観向上を図っている。ほつれ止め結び7以外に、例えばフリルなどで美化してもよい。
本考案で使用する四角形布類は、各種の布類に適用でき、織り方も特に限定されない。また、四角形布類は、必ずしも正方形である必要はなく、多少長方形状をしていてもよい。ギャザー部は、布を織る際にゴム糸やゴム紐を織り込む方法が適しているが、完成した布にゴム紐を縫いつけて一体化することも可能である。結束用の紐手段は、紐類をギャザー部やその付近に縫い付けて取付け固定することも可能である。このとき、2本の紐類の一端を固定してもよいが、1本の長い紐の中間を固定して、2本の紐の一端を固定した状態にしてもよい。なお、ギャザー部やその付近に紐を通す孔を形成して、その中に紐手段を挿通することも可能である。
以上のように、本考案によると、ふろしき類似のほぼ四角状の布類で素早く容易に物品を包めるほか、包装される物品の形態に応じて種々の包装形態が可能で、重量物でも強固に包装して持ち運びでき、かつ見た目にも美しくプレゼントにも適するため、日本伝来のふろしきに代わる、感性に富んだ魅力的な包装手段として普及が期待される。
本考案によるふろしき代用包装具の基本構成を示す平面図で、(1)は使用する四角形布類、(2)はシングルギャザーの例、(2)はダブルギャザーの例である。 図1(2)のシングルギャザーのふろしき代用包装具の使い方の一例を示す斜視図である。 図5(2)のダブルギャザー、ダブル紐のふろしき代用包装具で、幾分横長の物品を包装する例を示す斜視図である。 図1(3)のダブルギャザー、シングル紐のふろしき代用包装具で、ほぼ立方体状の物品を包装する例を示す斜視図である。 (1)、(2)は、紐手段の織り込み位置や本数の別の実施形態を示す平面図である。 ギャザー部や微弱ギャザー部、紐手段などの位置や本数の他の実施形態を示す平面図である。 図5(2)のダブルギャザー、ダブル紐の四角形布類で巾着を形成する例である。 ギャザー部や微弱ギャザー部を有する正四角形布類が縮んで波打った状態を示す平面図である。
符号の説明
1・11、12 四角形布類
2・3・21・31 ギャザー部
4a・4b 紐
5 紐手段の織り込み位置
B1・B2 ボトル
T 幾分横長の物品
t ほぼ立方体状の物品
1L・1R 余長布部
61〜65 微弱ギャザー部

Claims (8)

  1. 四角形の布類において、その1辺とほぼ平行に伸縮手段を一体化して少なくとも1本のギャザー部を設けると共に、前記ギャザー部又はその付近に結束用の紐手段を取付け固定してあることを特徴とする包装具。
  2. 前記布類を二つ折りする中心線に対し片側のみ又は両側に前記ギャザー部を設けてなることを特徴とする請求項1に記載の包装具。
  3. 前記ギャザー部と平行に、張力の弱い微弱ギャザー部を1本以上設けてあることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の包装具。
  4. 前記四角形の布類において、前記ギャザー部と平行な2辺に装飾手段を施してあることを特徴とする請求項1、請求項2または請求項3に記載の包装具。
  5. 前記四角形の布類において、前記ギャザー部と直角方向にも、前記ギャザー部又は前記微弱ギャザー部を1本以上設けてあることを特徴とする請求項1から請求項4までのいずれかの項に記載の包装具。
  6. 前記布類のギャザー部と直角方向に1又は2本のボトルを置いた状態で二つ折りにして前記ボトルを挟んで両側の2辺を重ねると共に、ボトルの両側の余長布部を前記ボトル上に折り重ねた状態で、ギャザー部の紐で結束してなることを特徴とする請求項1から請求項5までのいずれかの項に記載の包装具。
  7. 前記ギャザー部が中心線の両側に有る布類の中央に物品を置いて、前記ギャザー部の無い布部を前記物品上に被せた状態で、両側のギャザー部をそれぞれ結束するか、又は両側のギャザー部を前記物品の上側に折って、まとめて一緒に結束してなることを特徴とする請求項1から請求項5までのいずれかの項に記載の包装具。
  8. 中心線の両側に前記ギャザー部を設けると共に、前記中心線上で二つ折りにして両側のギャザー部同士を重ねた状態で、左右両側の辺を縫い合わせて袋にしてなることを特徴とする請求項1から請求項4までのいずれかの項に記載の巾着。
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