JP3123819B2 - ディスク装置のアクセス方法 - Google Patents

ディスク装置のアクセス方法

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JP3123819B2 JP04193506A JP19350692A JP3123819B2 JP 3123819 B2 JP3123819 B2 JP 3123819B2 JP 04193506 A JP04193506 A JP 04193506A JP 19350692 A JP19350692 A JP 19350692A JP 3123819 B2 JP3123819 B2 JP 3123819B2
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  • Moving Of Head For Track Selection And Changing (AREA)
  • Moving Of The Head To Find And Align With The Track (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、記録再生ヘッドをディ
スク上の移動目標のトラックの位置まで移動させるため
のディスク装置のアクセス方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図4はディスク装置の一種である光ディ
スク装置の一般的構成を示す図で、(a)は全体の構成
を示すブロック図、(b)は光ディスク媒体の詳細を示
す斜視図、図5は従来のディスク装置のアクセス方法の
一例を示すフローチャート、図6は図5のフローチャー
ト中のサブルーチンBの詳細を示すフローチャート、図
7は光ディスク装置の一般的なアクセス走行目標曲線を
示す特性図、図8は従来のディスク装置の記録再生ヘッ
ドの走行速度を示す特性図、図9は従来のディスク装置
において、アクセス走行目標速度を早くした場合の記録
再生ヘッドの走行速度を示す特性図である。
【0003】円盤状記録媒体(ディスク)を記憶媒体と
して使用するディスク装置において、記録再生ヘッドを
ディスク上の移動目標のトラック(目標トラック)の位
置まで移動させるに要する時間(アクセス時間)を短縮
することは、ディスクの記憶容量の大容量化や、データ
の転送速度の向上と共に重要な課題である。このため、
従来から、種々のアクセス時間短縮のための手段が提案
されている。例えば、ディスク装置の各種の状態を検出
し、その検出結果に基いて現代制御理論を活用したフィ
ードバック制御を行うようにしたものや、アクセス制御
の周波数帯域を拡大するため、機構系の不要な共振周波
数をできるだけ制御周波数帯域の高周波の領域に移動さ
せるように特殊な構造を採用したもの等がある。
【0004】しかしながら、このような手段は、各種の
検出手段や特殊な構造を採用しなければならないため、
ディスク装置の価格が上昇するという欠点を有してい
る。
【0005】一般の光ディスク装置においては、図4に
示すように、記録再生ヘッド2は、リニアモータ5によ
って駆動されて光ディスク媒体(光ディスク)1の半径
方向(トラッキング方向)に移動する。記録再生ヘッド
2は、光源および対物レンズ(図示省略)を有してお
り、光ビーム3を光ディスク1上のトラック4に照射し
て情報の記録再生を行う。
【0006】記録再生ヘッド2の光ディスク1に対する
現在の位置および目標トラックまでの移動距離を知るた
めの手段として、リニアモータ5に付設したリニアスケ
ール6からのリニアスケール出力パルス13、または記
録再生ヘッド2で検出したトラック横断信号14をカウ
ントするトラック横断信号計数器7が設けてある。トラ
ック横断信号計数器7には、マイクロコンピュータで構
成した制御部8が接続してあり、制御部8は、光ディス
ク装置全体の動作の制御を行うと共に、トラック横断信
号計数器7からの位置情報18や記録再生ヘッド2の移
動速度15を検出する速度センサ9からの速度情報に基
いてアクセス走行目標速度16を算出する。このアクセ
ス走行指示速度16および上記の記録再生ヘッド2の移
動速度15は、減算器10に入力してそれらの差が求め
られる。減算器10からの差信号17は、増幅器11を
介してドライバ12に出力され、ドライバ12は、その
信号に基いてリニアモータ5を駆動する。
【0007】上記の速度センサ9および減算器10およ
び増幅器11およびドライバ12およびリニアモータ5
によって、速度制御ループが形成され、この速度制御ル
ープによって、リニアモータ5の移動速度すなわち記録
再生ヘッド2の移動速度を、アクセス走行指示速度16
に追従させるように制御する。
【0008】このように構成された光ディスク装置の従
来のアクセス動作は、図5および図6に示す手順によっ
て行う。
【0009】すなわち、まず、記録再生ヘッド2の光デ
ィスク1に対する現在のトラック位置(現在位置)S0
とアクセス目標のトラック位置(目標位置)S1 とか
ら、記録再生ヘッド2のアクセス距離xを求める(図5
のステップ61・62および図6のステップ71)。
【0010】 x=S1 −S0 ……式(1) 次に、記録再生ヘッド2のアクセス距離xから算出され
る記録再生ヘッド2のアクセス補正距離Δxを求める
(図6のステップ72)。
【0011】 Δx=f(x) ……式(2) 次に、記録再生ヘッド2のアクセス距離xとアクセス補
正距離Δxとから、記録再生ヘッド2の仮想アクセス距
離Xを求める(図6のステップ73)。
【0012】 X=x+Δx ……式(3) これは、目標位置S1 を仮想目標位置S11としたことに
相当する。すなわち、 S11=S1 +Δx この仮想目標位置S11を用いてアクセス走行目標速度V
ref を求める(図6のステップ74)。
【0013】 Vref =g(x) ……式(4) このアクセス走行目標速度Vref を図4のアクセス走行
指示速度16として減算器10に出力すると共に、トラ
ック横断信号計数器7を監視し(アクセス走行目標速度
ref を切替えるために)、仮想アクセス距離X(アク
セス走行目標速度Vref )が“0”となるまで、上記の
動作を繰返えしてアクセス走行目標速度Vref を算出し
てそれを出力し続ける(即ち、あるアクセス走行目標速
度Vk で走行する時間をΔtkとすると、X=Σ(Vk
・Δtk)を求め、最終的にアクセス走行目標速度V
ref =0に設定する)(図6のステップ74〜77)。
【0014】なお、アクセス補正距離Δxおよびアクセ
ス走行目標速度Vref を求める方法としては、上記の式
(2)および式(4)のf(x)およびg(x)によっ
て算出する方法の他、ROMにテーブル形式によって予
めデータ保有している場合もある。
【0015】次に、記録再生ヘッド2を光ディスク1の
トラック4に追従させるためのトラッキング動作を行
い、実際の記録再生ヘッド2のアクセス位置Sr 調べる
(図5のステップ64・65)。
【0016】次に、実際の記録再生ヘッド2のアクセス
位置Sr と、記録再生ヘッド2の目標位置S1 とから、
記録再生ヘッド2の再アクセスが必要であるか否かの判
定を行い、必要ならばトラックジャンプ等の精密アクセ
ス動作を行う(図5のステップ66・67)。これによ
り、記録再生ヘッド2は、目標位置S1 に正しく到達さ
せて停止させることができる。
【0017】このような光ディスク装置において、上記
のアクセス走行目標速度は、図7に示すように、時間軸
を横軸とし、アクセス走行速度を縦軸としたとき、前半
は一定速度であり、後半が減速するという目標速度折線
81となるのが一般的である。そして、この目標速度折
線81に追従して走行する記録再生ヘッド2の実際の走
行速度は、図8(a)に示すように、実線で示した目標
速度折線82および83に対して、それぞれ破線で示し
た三角形状の実際速度折線82aおよび83aとなる
か、または、図8(b)に示すように、実線で示した目
標速度折線84および85に対して、それぞれ破線で示
した台形状の実際速度折線84aおよび85aとなる。
このとき、加減速の状態や加速度の大きさやアクセス距
離によって、二等辺三角形や等脚の台形になるとは限ら
ない。
【0018】ここで、アクセス時間(図8(a)のT1
または図8(b)のT2 )を短縮するための手段とし
て、アクセス走行速度Vr1をVr11 に大きくするか、ま
たは加速度を大きくする(勾配を急にする)という手段
を採用する。これによって、アクセス時間T1 およびT
2 は、それぞれt1 およびt2 に短縮される。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述したよ
うにアクセス走行速度の勾配を急にすると、それに含ま
れる周波数成分が高周波の帯域に拡大することとなり、
既述の速度制御ループもそれに相当した周波数帯域で応
答することが必要となる。従って、充分な周波数帯域を
有していない速度制御ループに対して勾配の急なアクセ
ス走行速度を与えても、実際の記録再生ヘッドは、それ
に追従して的確に移動することができず、図9(a)お
よび(b)に示すように、実線で示した目標速度折線9
1または92に対して、記録再生ヘッド2の実際の走行
速度は、破線で示した実際速度折線91aまたは92a
となってそれらの間に誤差が生ずる。すなわち、図9
(a)および(b)にハッチングで示した誤差距離Δx
1 またはΔx2 が生ずる。このため、記録再生ヘッド2
が実際に停止するまでの時間も、Δt1 またはΔt2
け余分にかかる。
【0020】このため、その後の動作のトラッキング動
作において、記録再生ヘッド2の突入速度が速くなり、
トラッキング動作に支障をきたす。すなわち、トラッキ
ング動作のエラーが発生し、その回復処理のために多く
の時間が必要となる。従って、アクセス動作の信頼性が
低下し、アクセス時間の短縮にも支障をきたすこととな
る。
【0021】また、上記のことを配慮してアクセス走行
速度の勾配を緩かにすると、光ディスク装置において経
時変化や環境条件の変化があったとき、または光ディス
クの光学的特性の差異や汚れ等により、記録再生ヘッド
の速度追従性や最高速度のばらつきが発生して誤差距離
Δx1 またはΔx2 の値が大きく変動するため、アクセ
ス時間の短縮に支障をきたす。
【0022】このため、光ディスク装置には、上述の誤
差距離の吸収するため、アクセス動作のときのスピンド
ルモータの回転の補正や惰性走行分の距離を配慮して、
誤差距離Δxをあらかじめ固定テーブル等の形式によっ
て保有しているが、そのような固定的な補正量だけでは
吸収しきれないため、やはりアクセス時間の短縮に支障
をきたすという欠点を有している。
【0023】速度制御ループが充分な周波数帯域を有し
ているときは、リニアモータや速度センサ等の構成部品
の高次の共振周波数や特性の歪の周波数がその周波数帯
域よりも充分に高くなければならないため、リニアモー
タ5や速度センサ9等は、高性能のもの(すなわち特別
な構造や材料を採用したもの)を使用するか、または特
別な補償装置を設ける必要がある。また、同じ理由によ
り、リニアモータや記録再生ヘッドは、軽量のものを使
用する必要がある。従って装置の価格が上昇するという
欠点を有している。
【0024】
【課題を解決するための手段】本発明のディスク装置の
アクセス方法は、ディスク上のアクセス目標位置と前記
ディスク上の現在位置との関係から指定されるアクセス
走行指定速度に基いて記録再生ヘッドを前記アクセス目
標位置まで移動させるディスク装置のアクセス方法にお
いて、アクセス動作完了前の数トラックの横断時間を調
べ、前記横断時間から決定される待時間を設定し、前記
横断時間から予測される前記記録再生ヘッドのアクセス
最終速度を所定の目標値に設定することによって前記記
録再生ヘッドのトラッキング動作開始し、前記横断時間
から予測される前記記録再生ヘッドのアクセス補正距離
を更新することにより次回のアクセス動作を行うこと
特徴とする。
【0025】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
【0026】図1は本発明の一実施例を示すフローチャ
ート、図2は図1のフローチャート中のサブルーチンA
の詳細を示すフローチャート、図3は図1の実施例を適
用したときのディスク装置の記録再生ヘッドの走行速度
を示す特性図である。
【0027】本実施例は、図1に示すように、従来例と
同様に記録再生ヘッド2(図4参照)の光ディスク1に
対する現在位置S0 (ステップ21)と目標位置S
1 (ステップ22)とを調べ、ループカウンタをクリア
し(ステップ23)、サブルーチンA(ステップ24)
に移行する。
【0028】サブルーチンAにおいては、図2に示すよ
うに、記録再生ヘッド2の光ディスク1に対する現在位
置S0 と目標位置S1 とから、記録再生ヘッド2のアク
セス距離xを求める(ステップ31)。
【0029】 x=S1 −S0 ……式(1) 次に、記録再生ヘッド2のアクセス距離xから算出され
る記録再生ヘッド2のアクセス補正距離Δxを求める
(ステップ32)。
【0030】 Δx=f(x) ……式(2) 次に、記録再生ヘッド2のアクセス距離xとアクセス補
正距離Δxとから、記録再生ヘッド2の仮想アクセス距
離X(X=x+Δx)を求め(ステップ33)、粗シー
ク動作を行う。このとき、仮想アクセス距離Xを用いて
アクセス走行目標速度Vref を求める(ステップ3
4)。
【0031】 Vref =g(x) ……式(4) このアクセス走行目標速度Vref を図4のアクセス走行
指示速度16として減算器10に出力すると共に、トラ
ック横断信号計数器7を監視し(アクセス走行目標速度
ref を切替えるために)、アクセス走行移動量が残り
の数トラックになるまで上記の動作を繰返えしてアクセ
ス走行目標速度Vref を算出してそれを出力し続ける
(ステップ35〜37)。アクセス補正距離Δxおよび
アクセス走行目標速度Vref を求める方法としては、従
来例の場合と同様に、上記の式(2)および式(4)の
f(x)およびg(x)によって算出する方法の他、R
OMにテーブル形式によって予めデータ保有している場
合もある。
【0032】アクセス走行移動量が残りの数トラックに
なった時点から、アクセス走行目標速度Vref をアクセ
ス走行指示速度16として減算器10に出力すると共
に、トラック横断信号計数器7を監視する度にループカ
ウンタを計数し、アクセス走行目標速度Vref を切替
え、アクセス走行移動量の残りが0トラックになるまで
上記の動作を繰返えしてアクセス走行目標速度Vref
算出してそれを出力し続ける(ステップ38〜42)。
【0033】残りの数トラックとは、アクセス走行目標
速度を設定するときのトラック横断信号の分周値に依存
し、かつ制御部8の処理速度によって設定される適当な
数値である。
【0034】アクセス走行が終了した時点でループカウ
ンタを検証し(ステップ39→40→41→39の1回
あたりの時間は、マイクロプロセッサの処理時間であ
る)、アクセス終了前の数トラックの移動距離に対する
所要時間を求め、アクセス終了時点における記録再生ヘ
ッド2の速度を求める。
【0035】ここで、トラッキング動作時の記録再生ヘ
ッド2の目標速度がVtrとなるように算出して設定し、
それを出力して待時間Δtとアクセス補正距離Δxとを
導く(ステップ43〜45)。
【0036】図3は、上述の動作のときの速度プロファ
イル曲線を示した特性図である。
【0037】図3(a)場合は、記録再生ヘッド2の
トラッキング動作への突入速度が理想的な状態(V=V
tr)の場合の図であり、トラッキング動作への突入速度
を維持するように出力することにより、トラッキング動
作は信頼性の高い状態で行うことができる。なぜなら、
記録再生ヘッド2の速度が0の場合、トラッキング動作
においては、光ディスク1のトラック4のランド部4a
(図4(b)参照)を検出した後にトラッキング動作を
行うため、上記のように記録再生ヘッド2の速度が0の
場合は、トラッキング動作は、光ディスク1の偏心に追
従して行わなければならないため、最悪のときは、光デ
ィスク1の半回転分の待時間が必要であるためである。
この場合は、待時間Δtを充分小さく設定し、アクセス
補正距離Δxも、横断するトラック数が変るためにそれ
に準じて設定し直すことにより、次回のアクセス動作の
とき、前回よりも正確なアクセス動作を行うことが可能
となる。
【0038】図3(b)場合は、記録再生ヘッド2の
トラッキング動作への突入速度が理想的な状態よりも速
い(V>Vtr)の場合の図であり、この状態でトラッキ
ング動作を行うと、通常のトラッキング動作のときより
も長い時間を必要とするばかりでなく、トラック横断の
速度に追従できない場合(即ち、トラッキング動作にお
ける限界速度を大きく超えた状態)は、エラー(暴走)
を引起してその処理に多大の時間を必要とする。この場
合は、アクセス走行指示速度16を最小値(=0)とし
て出力し、記録再生ヘッド2の目標速度Vtrが減速する
のに充分な待時間Δtを設定し、アクセス補正距離Δx
も、速度が落切るまでの時間内に横断するトラック数が
変るため、それに準じて設定し直すことにより、次回の
アクセス動作のとき、記録再生ヘッド2のトラッキング
動作への突入速度を標準的な突入速度することが可能と
なると共に、正確なアクセス動作を行うことが可能とな
る。
【0039】図3(c)場合は、記録再生ヘッド2の
トラッキング動作への突入速度が殆ど停止状態(V<V
tr)の場合の図であり、この状態におけるトラッキング
動作は、エラーに対しては信頼性が高い状態で行うこと
ができるが、処理時間が長くかかって芳しくない状態で
ある。なぜなら、トラッキング動作においては、光ディ
スク1のトラック4のランド部4a(図4(b)参照)
を検出した後にトラッキング動作を行うため、記録再生
ヘッド2の速度が0の場合は、トラッキング動作は、光
ディスク1の偏心に追従して行わなければならないた
め、最悪のときは、光ディスク1の半回転分の待時間が
必要であるためである。この場合は、記録再生ヘッド2
のトラッキング動作のとき、アクセス走行指示速度16
がVtrになるように目標速度を出力し続けると共に、待
時間Δtも小さな値に設定し、アクセス補正距離Δx
も、横断するトラック数が変るためにそれに準じて設定
し直すことにより、次回のアクセス動作のとき、迅速な
アクセス動作を行うことが可能となる。
【0040】このような動作を行うことにより、記録再
生ヘッド2のトラッキング動作への突入速度が、設計の
許容範囲である待時間Δt内に納めることができるた
め、信頼性の上でも待時間についても、トラッキング動
作を最適な状態とすることが可能となる。
【0041】上述のアクセス補正距離Δxは、アクセス
の距離やスピンドルの回転数等のパラメータを含む計算
式を用いる場合や、アクセス距離を分割したテーブルを
用いる場合があるが、何れの場合も一般性は失われな
い。また、待時間Δtは、記録再生ヘッド2のアクセス
終了時点における速度やトラッキング動作時の記録再生
ヘッド2のアクセス走行目標速度Vtrや目標速度出力値
等を用いた計算式を用いる場合の他、実験値に基いたテ
ーブルを用いる場合があるが、何れの場合も一般性は失
われない。
【0042】次に、実際の記録再生ヘッド2のアクセス
位置Sr を調べ(ステップ28)、それと記録再生ヘッ
ド2の目標位置S1 とから、記録再生ヘッド2の再アク
セスが必要であるか否かの判定を行い(ステップ2
9)、必要ならばトラックジャンプ等の精密アクセス動
作を行う(ステップ30)。これにより、記録再生ヘッ
ド2は、目標位置S1 に正しく到達して停止させること
ができる。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のディスク
装置のアクセス方法は、記録再生ヘッドのディスク上の
アクセス目標位置と現在位置との関係から指定されるア
クセス走行指定速度に基いて記録再生ヘッドをアクセス
目標位置まで移動させるディスク装置のアクセス方法に
おいて、アクセス完了前の数トラックの横断時間を検証
し、その横断時間から決定される待時間を設定して記録
再生ヘッドのトラッキング動作を行うことにより、アク
セス時間を短縮し、しかも信頼性の高い動作を行わせる
ことができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すフローチャートであ
る。
【図2】図1のフローチャート中のサブルーチンAの詳
細を示すフローチャートである。
【図3】図1の実施例を適用したときのディスク装置の
記録再生ヘッドの走行速度を示す特性図である。
【図4】光ディスク装置の一般的構成を示す図で、
(a)は全体の構成を示すブロック図、(b)は光ディ
スク媒体の詳細を示す斜視図である。
【図5】従来のディスク装置のアクセス方法の一例を示
すフローチャートである。図である。
【図6】図5のフローチャート中のサブルーチンBの詳
細を示すフローチャートである。
【図7】光ディスク装置の一般的なアクセス走行目標曲
線を示す特性図である。
【図8】従来のディスク装置の記録再生ヘッドの走行速
度を示す特性図である。
【図9】従来のディスク装置において、アクセス走行目
標速度を早くした場合の記録再生ヘッドの走行速度を示
す特性図である。
【符号の説明】
1 光ディスク媒体(光ディスク) 2 記録再生ヘッド 3 光ビーム 4 トラック 4a ランド部 5 リニアモータ 6 リニアスケール 7 トラック横断信号計数器 8 制御部 9 速度センサ 10 減算器 11 増幅器 12 ドライバ 13 リニアスケール出力パルス 14 トラック横断信号 15 移動速度 16 アクセス走行目標速度 17 差信号 18 位置情報 21〜45・61〜67・71〜77 ステップ 81〜85・91・92 目標速度折線 82a〜85a・91a・92a 実際速度折線

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスク上のアクセス目標位置と前記デ
    ィスク上の現在位置との関係から指定されるアクセス走
    行指定速度に基いて記録再生ヘッドを前記アクセス目標
    位置まで移動させるディスク装置のアクセス方法におい
    て、アクセス動作完了前の数トラックの横断時間を調
    べ、前記横断時間から決定される待時間を設定し、前記
    横断時間から予測される前記記録再生ヘッドのアクセス
    最終速度を所定の目標値に設定することによって前記記
    録再生ヘッドのトラッキング動作開始し、前記横断時間
    から予測される前記記録再生ヘッドのアクセス補正距離
    を更新することにより次回のアクセス動作を行うこと
    特徴とするディスク装置のアクセス方法。
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