JPH06119728A - ディスク装置のアクセス方法及び更新方法 - Google Patents
ディスク装置のアクセス方法及び更新方法Info
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- JPH06119728A JPH06119728A JP26831592A JP26831592A JPH06119728A JP H06119728 A JPH06119728 A JP H06119728A JP 26831592 A JP26831592 A JP 26831592A JP 26831592 A JP26831592 A JP 26831592A JP H06119728 A JPH06119728 A JP H06119728A
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- access
- speed profile
- disk device
- speed
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Abstract
(57)【要約】
【目的】ディスク装置の製造後の経時的変化や温度等の
環境変化と、製造時におけるディスク装置の特性的ばら
つきに対して、アクセス動作時のアクセス時間(粗SE
EK時間)の短縮及びアクセス処理時のトラッキング時
間の短縮及びトラッキング処理の安定化を図る。 【構成】アクセス目標位置と記録/再生ヘッドの現在位
置との関係から導かれるアクセス走行指示定速度に基づ
いて記録/再生ヘッドをディスク上のアクセス目標位置
まで移動させるディスク装置のアクセス方法において、
アクセス終了直後におけるトラッキング処理時に発生す
るトラッキングエラ−の発生率を求めることにより、ア
クセス走行目標速度プロファイルをより最適(より高速
度、或いは、より低速度)の速度速度プロファイルに切
り換えるとともに、切り換えた(選択された)速度プロ
ファイルから導かれるアクセス補正量も同時に切り換え
て次回からのアクセス動作を行う。
環境変化と、製造時におけるディスク装置の特性的ばら
つきに対して、アクセス動作時のアクセス時間(粗SE
EK時間)の短縮及びアクセス処理時のトラッキング時
間の短縮及びトラッキング処理の安定化を図る。 【構成】アクセス目標位置と記録/再生ヘッドの現在位
置との関係から導かれるアクセス走行指示定速度に基づ
いて記録/再生ヘッドをディスク上のアクセス目標位置
まで移動させるディスク装置のアクセス方法において、
アクセス終了直後におけるトラッキング処理時に発生す
るトラッキングエラ−の発生率を求めることにより、ア
クセス走行目標速度プロファイルをより最適(より高速
度、或いは、より低速度)の速度速度プロファイルに切
り換えるとともに、切り換えた(選択された)速度プロ
ファイルから導かれるアクセス補正量も同時に切り換え
て次回からのアクセス動作を行う。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、記録/再生ヘッドをデ
ィスク上の目標トラックまで移動させるためのディスク
装置のアクセス方法及び更新方法に関する。
ィスク上の目標トラックまで移動させるためのディスク
装置のアクセス方法及び更新方法に関する。
【0002】
【従来の技術】円盤状記録媒体(ディスク)を用いるデ
ィスク装置において、記録/再生ヘッドをディスク上の
目標トラックまで移動させるのに要する時間を短縮させ
ることは、ディスクの大容量化やデータ転送速度の向上
などと共に今後も重要な課題である。従来より、アクセ
ス時間を短縮するための方法として、種々のものが提案
されている。例えば、現代制御理論を活用し、各種状態
を検知してその検知出力に基づいてフィードバック制御
等を行うようにしたものや、アクセス制御の周波数帯域
を拡大するため、機構系の不要な共振をできるだけ制御
周波数帯域外の高域に移動するように特殊な構造を採用
したものがある。しかしながら、このような手法はアク
セス時間短縮のために各種の検知手段や特殊な構造を採
用するものであるため、これを用いたディスク装置の価
格が割高になる。次に、この従来のアクセス方法につい
て光ディスク装置を用いて図面を参照して説明する。図
6は一般的な光ディスク装置の構成図、図6(a)は一
般的な光ディスク装置の構成図、図6(b)は図6
(a)の光ディスク媒体のトラックを示す斜視図であ
る。一般的な光ディスク装置では、図6に示すように、
記録/再生ヘッド2は、これを駆動するリニアモータ5
によって光ディスク1の半径方向(トラッキング方向)
に移動自在に設けられている。記録/再生ヘッド2は光
源や対物レンズ等(図示せず)を備えており、光ビーム
3を光ディスク1のトラック4に照射して情報の記録再
生等を行うようになっている。記録/再生ヘッド2の現
在位置や移動距離等を知るための手段として、上記リニ
アモータ5に付設されたリニアスケール6の出力パル
ス、もしくは、記録/再生ヘッド2で検出したトラック
横切り信号をカウントするトラック横断計数器7が設け
られている。トラック横断計数器7にはマイクロコンピ
ュータからなる制御部8が接続されている。制御部8は
光ディスク装置全体の制御を行うほか、トラック横断計
数器7からの位置情報や記録/再生ヘッド2の移動速度
を検出する速度センサ9からの速度情報に基づいてアク
セス走行目標速度を算出するようになっている。このア
クセス走行目標速度及び前述の移動速度は減算器10に
入力され、ここで両速度の差信号が求められる。この差
信号は増幅器11及びドライバ12に出力され、このド
ライバ12は上記信号に基ずいてリニアモータ5を駆動
させる。上記の速度センサ9、減算器10、増幅器1
1、ドライバ12、及びリニアモータ5にて速度制御ル
ープが形成され、これによって、リニアモータ5の速度
(即ち、記録/再生ヘッド2の移動速度)を前述のアク
セス走行目標速度に追従させる動作が行われる。
ィスク装置において、記録/再生ヘッドをディスク上の
目標トラックまで移動させるのに要する時間を短縮させ
ることは、ディスクの大容量化やデータ転送速度の向上
などと共に今後も重要な課題である。従来より、アクセ
ス時間を短縮するための方法として、種々のものが提案
されている。例えば、現代制御理論を活用し、各種状態
を検知してその検知出力に基づいてフィードバック制御
等を行うようにしたものや、アクセス制御の周波数帯域
を拡大するため、機構系の不要な共振をできるだけ制御
周波数帯域外の高域に移動するように特殊な構造を採用
したものがある。しかしながら、このような手法はアク
セス時間短縮のために各種の検知手段や特殊な構造を採
用するものであるため、これを用いたディスク装置の価
格が割高になる。次に、この従来のアクセス方法につい
て光ディスク装置を用いて図面を参照して説明する。図
6は一般的な光ディスク装置の構成図、図6(a)は一
般的な光ディスク装置の構成図、図6(b)は図6
(a)の光ディスク媒体のトラックを示す斜視図であ
る。一般的な光ディスク装置では、図6に示すように、
記録/再生ヘッド2は、これを駆動するリニアモータ5
によって光ディスク1の半径方向(トラッキング方向)
に移動自在に設けられている。記録/再生ヘッド2は光
源や対物レンズ等(図示せず)を備えており、光ビーム
3を光ディスク1のトラック4に照射して情報の記録再
生等を行うようになっている。記録/再生ヘッド2の現
在位置や移動距離等を知るための手段として、上記リニ
アモータ5に付設されたリニアスケール6の出力パル
ス、もしくは、記録/再生ヘッド2で検出したトラック
横切り信号をカウントするトラック横断計数器7が設け
られている。トラック横断計数器7にはマイクロコンピ
ュータからなる制御部8が接続されている。制御部8は
光ディスク装置全体の制御を行うほか、トラック横断計
数器7からの位置情報や記録/再生ヘッド2の移動速度
を検出する速度センサ9からの速度情報に基づいてアク
セス走行目標速度を算出するようになっている。このア
クセス走行目標速度及び前述の移動速度は減算器10に
入力され、ここで両速度の差信号が求められる。この差
信号は増幅器11及びドライバ12に出力され、このド
ライバ12は上記信号に基ずいてリニアモータ5を駆動
させる。上記の速度センサ9、減算器10、増幅器1
1、ドライバ12、及びリニアモータ5にて速度制御ル
ープが形成され、これによって、リニアモータ5の速度
(即ち、記録/再生ヘッド2の移動速度)を前述のアク
セス走行目標速度に追従させる動作が行われる。
【0003】従来技術のアクセス処理例を図6、図9、
図10を参照して説明する。
図10を参照して説明する。
【0004】図9は従来例の光ディスク装置のアクセス
方法のアクセスの手順を示すフローチャート、図10は
図9で使用されるサブル−チンBの詳細を示すフロ−チ
ャ−トである。
方法のアクセスの手順を示すフローチャート、図10は
図9で使用されるサブル−チンBの詳細を示すフロ−チ
ャ−トである。
【0005】まず、記録/再生ヘッド2の現在位置S0
とアクセス目標位置S1 から記録/再生ヘッド2のアク
セス距離xを求める(図10,モジュ−ルM10)。
とアクセス目標位置S1 から記録/再生ヘッド2のアク
セス距離xを求める(図10,モジュ−ルM10)。
【0006】x=(S1 −S0 )……… 第11式 次に、記録/再生ヘッド2のアクセス距離xから算出さ
れる記録/再生ヘッド2のアクセス補正距離Δxを求め
る(図10,M11)。
れる記録/再生ヘッド2のアクセス補正距離Δxを求め
る(図10,M11)。
【0007】Δx=f(x)……… 第12式 次に、記録/再生ヘッド2のアクセス距離xとアクセス
補正距離Δxより記録/再生ヘッド2の仮想アクセス距
離Xを求める(図10,M12)。即ち、アクセス目標
位置S1 を仮想アクセス目標位置S1'としたことと同値
である。
補正距離Δxより記録/再生ヘッド2の仮想アクセス距
離Xを求める(図10,M12)。即ち、アクセス目標
位置S1 を仮想アクセス目標位置S1'としたことと同値
である。
【0008】X=x+Δx……… 第13式 これは、アクセス目標位置S1 を仮想アクセス目標位置
S1'としたことに相当する。
S1'としたことに相当する。
【0009】即ち、 S1'=S1 +Δx この仮想アクセス距離Xを用いてアクセス走行目標速度
Vref を求める(図10,M13)。 Vref =g(X)……… 第14式 このアクセス走行目標速度Vref を減算器10に出力す
ると共にトラック横断計数器を監視し(アクセス走行目
標速度Vref を切り換えるために)、上記距離X(アク
セス走行目標速度Vref )が0となるまで以後繰り返し
算出してアクセス走行目標速度Vref を出力し続ける。
即ち、あるアクセス走行目標速度Vk で走行する時間を
Δtk とすると、X=Σ(Vk ・Δtk )となり、最終
的にアクセス目標速度Vref =0に設定する(図10,
M13〜M16)。
Vref を求める(図10,M13)。 Vref =g(X)……… 第14式 このアクセス走行目標速度Vref を減算器10に出力す
ると共にトラック横断計数器を監視し(アクセス走行目
標速度Vref を切り換えるために)、上記距離X(アク
セス走行目標速度Vref )が0となるまで以後繰り返し
算出してアクセス走行目標速度Vref を出力し続ける。
即ち、あるアクセス走行目標速度Vk で走行する時間を
Δtk とすると、X=Σ(Vk ・Δtk )となり、最終
的にアクセス目標速度Vref =0に設定する(図10,
M13〜M16)。
【0010】なお、アクセス補正距離Δx、アクセス走
行目標速度Vref を求める方法としては、上記の計算式
f(x),g(X)にて算出する他、ROMテーブルの
形式で予めデータを保有しているものもある。
行目標速度Vref を求める方法としては、上記の計算式
f(x),g(X)にて算出する他、ROMテーブルの
形式で予めデータを保有しているものもある。
【0011】次に、記録/再生ヘッド2を光ディスク1
のトラック4に追従させるためのトラッキング処理を行
い、実際の記録/再生ヘッド2のアクセス位置Sr を調
べる(図9,M4〜M5)。
のトラック4に追従させるためのトラッキング処理を行
い、実際の記録/再生ヘッド2のアクセス位置Sr を調
べる(図9,M4〜M5)。
【0012】次に、実際の記録/再生ヘッド2のアクセ
ス位置Sr と、記録/再生ヘッド2のアクセス目標位置
S1 より記録/再生ヘッド2の再アクセスが必要か否か
の判定をして必要なら記録/再生ヘッド2のトラックジ
ャンプ等の精密アクセスを行う(図9,M6〜M7)。
これにより、記録/再生ヘッド2はアクセス目標トラッ
クS1 に丁度よく到達停止させることができる。このよ
うな光ディスク装置において、上記のアクセス走行目標
速度は、図7に示すように、時間軸を横にとれば、前半
一定で後半減速といった波形を示すのが一般的である。
そして、このアクセス走行目標速度に追従して走行する
記録/再生ヘッド2の実際の速度は、図8(a),
(b)において実線で示されたアクセス走行目標速度に
対し、破線で示すように、三角形或いは台形状を示すこ
とになる。勿論、加減速の手法、そのときの加速度或い
はアクセス距離によって上記のような二等辺三角形や等
脚台形になるとは限らない。ここで、アクセス時間(T
1 ・T2 )を短縮する手法として最も容易な方法は、図
8(a)及び(b)に示すように、Vr1 からVr1' に
アクセス走行目標速度を大きくするか、アクセス走行目
標速度の加速度を大きくする(勾配を急にする)ことが
考えられる。この場合、上記のアクセス時間T1 ・T2
がt1 ・t2に短縮されることになる。
ス位置Sr と、記録/再生ヘッド2のアクセス目標位置
S1 より記録/再生ヘッド2の再アクセスが必要か否か
の判定をして必要なら記録/再生ヘッド2のトラックジ
ャンプ等の精密アクセスを行う(図9,M6〜M7)。
これにより、記録/再生ヘッド2はアクセス目標トラッ
クS1 に丁度よく到達停止させることができる。このよ
うな光ディスク装置において、上記のアクセス走行目標
速度は、図7に示すように、時間軸を横にとれば、前半
一定で後半減速といった波形を示すのが一般的である。
そして、このアクセス走行目標速度に追従して走行する
記録/再生ヘッド2の実際の速度は、図8(a),
(b)において実線で示されたアクセス走行目標速度に
対し、破線で示すように、三角形或いは台形状を示すこ
とになる。勿論、加減速の手法、そのときの加速度或い
はアクセス距離によって上記のような二等辺三角形や等
脚台形になるとは限らない。ここで、アクセス時間(T
1 ・T2 )を短縮する手法として最も容易な方法は、図
8(a)及び(b)に示すように、Vr1 からVr1' に
アクセス走行目標速度を大きくするか、アクセス走行目
標速度の加速度を大きくする(勾配を急にする)ことが
考えられる。この場合、上記のアクセス時間T1 ・T2
がt1 ・t2に短縮されることになる。
【0013】尚、図7はアクセス走行目標速度の基本的
な波形を示すグラフ、図8はアクセス走行目標速度の一
般的な波形を示すグラフ、図8(a),(b)はそれぞ
れアクセス走行目標速の一般的な波形を示すグラフであ
る。
な波形を示すグラフ、図8はアクセス走行目標速度の一
般的な波形を示すグラフ、図8(a),(b)はそれぞ
れアクセス走行目標速の一般的な波形を示すグラフであ
る。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のディス
ク装置なアクセス方法では、アクセス走行目標速度の勾
配を急にするということは、それに含まれる周波数成分
が高域に広がるということであり、さきに述べた速度制
御ループにもそれ相応の周波数帯域(応答)が要求され
る。周波数帯域を十分に備えていない速度制御ループに
勾配の急なアクセス走行目標速度を与えたとしても、そ
れに追従して記録/再生ヘッド2が的確に移動すること
ができず、図11(a),(b)に示すように、アクセ
ス走行目標速度と記録/再生ヘッド2の実際の移動速度
とに誤差が生じ、つまり図中の斜線部のアクセス誤差距
離Δx1 ・Δx2 が生じるため、記録/再生ヘッド2が
実際に停止する時間もΔt1 ・Δt2 だけ余分にかか
る。
ク装置なアクセス方法では、アクセス走行目標速度の勾
配を急にするということは、それに含まれる周波数成分
が高域に広がるということであり、さきに述べた速度制
御ループにもそれ相応の周波数帯域(応答)が要求され
る。周波数帯域を十分に備えていない速度制御ループに
勾配の急なアクセス走行目標速度を与えたとしても、そ
れに追従して記録/再生ヘッド2が的確に移動すること
ができず、図11(a),(b)に示すように、アクセ
ス走行目標速度と記録/再生ヘッド2の実際の移動速度
とに誤差が生じ、つまり図中の斜線部のアクセス誤差距
離Δx1 ・Δx2 が生じるため、記録/再生ヘッド2が
実際に停止する時間もΔt1 ・Δt2 だけ余分にかか
る。
【0015】その後の処理でトラッキング処理において
記録/再生ヘッド2の突入速度が高いためにトラッキン
グ処理に支障をきたす。つまり、トラッキング処理にお
いてエラ−が発生し、その後の回復処理で多大な時間が
必要となり、アクセス動作の信頼性及びアクセス時間の
短縮化にとって支障をきたすことになる。
記録/再生ヘッド2の突入速度が高いためにトラッキン
グ処理に支障をきたす。つまり、トラッキング処理にお
いてエラ−が発生し、その後の回復処理で多大な時間が
必要となり、アクセス動作の信頼性及びアクセス時間の
短縮化にとって支障をきたすことになる。
【0016】また、上記のことを考慮し速度勾配を緩や
かにしても、光ディスク装置が、光ディスク装置製造後
の経時的変化や温度等の環境変化や、ユ−ザの使用する
光ディスク媒体の光学的特性の差異或いは、汚れの程度
等により、記録/再生ヘッド2の追従性や最高速度がば
らつきを持った場合には、図中の斜線部のアクセス誤差
距離Δx1 ・Δx2 の値が、大きく変動するため、アク
セス時間の短縮に大きな支障をきたす。そのため、予め
光ディスク装置には、斜線部の誤差距離を吸収するため
にアクセス処理におけるスピンドルモ−タの回転補正や
惰性走行分の距離を考慮して誤差距離Δxを予め固定テ
−ブル等のかたちで保有していてもその固定された補正
量だけでは吸収しきれなくなるためアクセス時間の高速
化に支障をきたす。
かにしても、光ディスク装置が、光ディスク装置製造後
の経時的変化や温度等の環境変化や、ユ−ザの使用する
光ディスク媒体の光学的特性の差異或いは、汚れの程度
等により、記録/再生ヘッド2の追従性や最高速度がば
らつきを持った場合には、図中の斜線部のアクセス誤差
距離Δx1 ・Δx2 の値が、大きく変動するため、アク
セス時間の短縮に大きな支障をきたす。そのため、予め
光ディスク装置には、斜線部の誤差距離を吸収するため
にアクセス処理におけるスピンドルモ−タの回転補正や
惰性走行分の距離を考慮して誤差距離Δxを予め固定テ
−ブル等のかたちで保有していてもその固定された補正
量だけでは吸収しきれなくなるためアクセス時間の高速
化に支障をきたす。
【0017】速度制御ループについて周波数帯域を十分
に備えるときには、当該周波数帯域よりもリニアモータ
5や速度センサ9などの構成部材の高次共振や特性歪み
の周波数が十分に高くなければならないので、リニアモ
ータ5や速度センサ9、その他の構成部材として高性能
(即ち、特別な構造や材料の採用)のものを使用した
り、特別な補償装置を設けるなどしなければならない。
同様の理由により、リニアモータ5や記録/再生ヘッド
2として軽量のものを使用する必要が生じ、それだけ価
格が割高になる。
に備えるときには、当該周波数帯域よりもリニアモータ
5や速度センサ9などの構成部材の高次共振や特性歪み
の周波数が十分に高くなければならないので、リニアモ
ータ5や速度センサ9、その他の構成部材として高性能
(即ち、特別な構造や材料の採用)のものを使用した
り、特別な補償装置を設けるなどしなければならない。
同様の理由により、リニアモータ5や記録/再生ヘッド
2として軽量のものを使用する必要が生じ、それだけ価
格が割高になる。
【0018】尚、図11は従来例の光ディスク装置のア
クセス方法によるアクセス走行目標速度を速くした場合
にこれに追従できなかった場合のアクセス走行目標速度
と記録/再生ヘッドの実際の移動速度との関係を示すグ
ラフ、図11(a),(b)はそれぞれアクセス走行目
標速度を速くした場合にこれに追従できなかった場合の
アクセス走行目標速度と記録/再生ヘッドの実際の移動
速度との関係を示すグラフである。
クセス方法によるアクセス走行目標速度を速くした場合
にこれに追従できなかった場合のアクセス走行目標速度
と記録/再生ヘッドの実際の移動速度との関係を示すグ
ラフ、図11(a),(b)はそれぞれアクセス走行目
標速度を速くした場合にこれに追従できなかった場合の
アクセス走行目標速度と記録/再生ヘッドの実際の移動
速度との関係を示すグラフである。
【0019】本発明の目的は、アクセス終了直後におけ
るトラッキング処理時に発生するトラッキングエラ−の
発生率を求め、アクセス走行目標速度プロファイルをよ
り最適(より高速度、或いは、より低速度)の速度プロ
ファイルに切り換えるとともに、切り換えた(選択され
た)速度プロファイルから導かれるアクセス補正量も同
時に切り換えて次回からのアクセス動作を行うことによ
り、上記の欠点を解消し、ディスク装置の製造後の経時
的変化や温度等の環境変化と、製造時におけるディスク
装置の特性的ばらつきに対して、アクセス動作時のアク
セス時間(粗SEEK時間)の短縮及びアクセス処理時
のトラッキング時間の短縮及びトラッキング処理の安定
化を図るディスク装置のアクセス方法及び更新方法を提
供することにある。
るトラッキング処理時に発生するトラッキングエラ−の
発生率を求め、アクセス走行目標速度プロファイルをよ
り最適(より高速度、或いは、より低速度)の速度プロ
ファイルに切り換えるとともに、切り換えた(選択され
た)速度プロファイルから導かれるアクセス補正量も同
時に切り換えて次回からのアクセス動作を行うことによ
り、上記の欠点を解消し、ディスク装置の製造後の経時
的変化や温度等の環境変化と、製造時におけるディスク
装置の特性的ばらつきに対して、アクセス動作時のアク
セス時間(粗SEEK時間)の短縮及びアクセス処理時
のトラッキング時間の短縮及びトラッキング処理の安定
化を図るディスク装置のアクセス方法及び更新方法を提
供することにある。
【0020】
【課題を解決するための手段】本第一の発明のディスク
装置のアクセス方法は、記録/再生ヘッドをアクセスす
る目標のトラックであるアクセス目標位置と記録/再生
ヘッドの現在位置との関係から導かれるアクセス走行指
示速度に基づいて記録/再生ヘッドをディスク上のアク
セス目標位置まで移動させるディスク装置のアクセス方
法において、相異なるアクセス走行目標速度プロファイ
ルを複数個持っている。
装置のアクセス方法は、記録/再生ヘッドをアクセスす
る目標のトラックであるアクセス目標位置と記録/再生
ヘッドの現在位置との関係から導かれるアクセス走行指
示速度に基づいて記録/再生ヘッドをディスク上のアク
セス目標位置まで移動させるディスク装置のアクセス方
法において、相異なるアクセス走行目標速度プロファイ
ルを複数個持っている。
【0021】本第二の発明のディスク装置のアクセス方
法は、上記第一の発明のディスク装置のアクセス方法に
おいて、アクセス走行目標速度プロファイルによるアク
セス終了直後におけるトラッキング処理のエラ−を認識
する手段を有し、トラッキングエラ−発生率を統計的に
考慮する方法により、アクセス走行目標速度を低速度或
いは高速度のアクセス走行目標速度プロファイルに切り
換えて次回からのアクセス動作を行っている。
法は、上記第一の発明のディスク装置のアクセス方法に
おいて、アクセス走行目標速度プロファイルによるアク
セス終了直後におけるトラッキング処理のエラ−を認識
する手段を有し、トラッキングエラ−発生率を統計的に
考慮する方法により、アクセス走行目標速度を低速度或
いは高速度のアクセス走行目標速度プロファイルに切り
換えて次回からのアクセス動作を行っている。
【0022】本第三の発明のディスク装置のアクセス方
法は、上記第一または第二の発明のディスク装置のアク
セス方法のいずれか一つにおいて、アクセス走行目標速
度プロファイルを更新する際にそこから導かれるアクセ
ス補正距離Δxをも同時に更新している。
法は、上記第一または第二の発明のディスク装置のアク
セス方法のいずれか一つにおいて、アクセス走行目標速
度プロファイルを更新する際にそこから導かれるアクセ
ス補正距離Δxをも同時に更新している。
【0023】本第四の発明のディスク装置のアクセス方
法は、上記第二の発明のディスク装置のアクセス方法を
使用し、アクセス走行目標速度プロファイル更新後から
のアクセス動作において、トラッキングエラ−の発生が
0だった場合、連続成功回数が、所定の回数を越えた場
合と、エラ−の発生が有った場合は、エラ−発生率が、
所定の発生率を下まわった場合に、アクセス目標速度プ
ロファイルをより高速度なプロファイルに更新してい
る。
法は、上記第二の発明のディスク装置のアクセス方法を
使用し、アクセス走行目標速度プロファイル更新後から
のアクセス動作において、トラッキングエラ−の発生が
0だった場合、連続成功回数が、所定の回数を越えた場
合と、エラ−の発生が有った場合は、エラ−発生率が、
所定の発生率を下まわった場合に、アクセス目標速度プ
ロファイルをより高速度なプロファイルに更新してい
る。
【0024】本第五の発明のディスク装置のアクセス方
法は、上記第二の発明のディスク装置のアクセス方法を
使用し、アクセス走行目標速度プロファイル更新後のア
クセス動作において、トラッキングエラ−の発生数が1
回より大きい場合においては、エラ−発生率が、所定の
発生率を越えた時点でアクセス目標速度プロファイルを
より低速度なプロファイルに更新している。
法は、上記第二の発明のディスク装置のアクセス方法を
使用し、アクセス走行目標速度プロファイル更新後のア
クセス動作において、トラッキングエラ−の発生数が1
回より大きい場合においては、エラ−発生率が、所定の
発生率を越えた時点でアクセス目標速度プロファイルを
より低速度なプロファイルに更新している。
【0025】本第六の発明のディスク装置のアクセス方
法は、上記第二の発明のディスク装置のアクセス方法を
使用し、アクセス走行目標速度プロファイル更新後のア
クセス動作において、トラッキングエラ−の発生数が1
回目の場合、エラ−発生率が、所定の発生率を越えてい
ても速度プロファイルの更新は行っていない。
法は、上記第二の発明のディスク装置のアクセス方法を
使用し、アクセス走行目標速度プロファイル更新後のア
クセス動作において、トラッキングエラ−の発生数が1
回目の場合、エラ−発生率が、所定の発生率を越えてい
ても速度プロファイルの更新は行っていない。
【0026】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
て説明する。
【0027】図1は本発明の一実施例のディスク装置の
アクセス方法によるアクセスの手順を示すフローチャー
ト、図2は図1で使用されるサブル−チンAの詳細を示
すフロ−チャ−ト、図3は図1で使用されるトラッキン
グ処理の検証の処理手順の詳細を示すフロ−チャ−ト、
図4は本実施例のディスク装置のアクセス方法によるあ
る一定のアクセス距離における各速度プロファイルとア
クセス時間の関係を示す概略図、図4(a)は特に最高
速及び加速度のパラメ−タを変えた場合の各速度プロフ
ァイルとアクセス時間の関係を示す概略図、図4(b)
は最高速度(=VH )一定で特に加速度パラメ−タをそ
れぞれ適当に変えた場合の各速度プロファイルとアクセ
ス時間の関係を示す概略図である。
アクセス方法によるアクセスの手順を示すフローチャー
ト、図2は図1で使用されるサブル−チンAの詳細を示
すフロ−チャ−ト、図3は図1で使用されるトラッキン
グ処理の検証の処理手順の詳細を示すフロ−チャ−ト、
図4は本実施例のディスク装置のアクセス方法によるあ
る一定のアクセス距離における各速度プロファイルとア
クセス時間の関係を示す概略図、図4(a)は特に最高
速及び加速度のパラメ−タを変えた場合の各速度プロフ
ァイルとアクセス時間の関係を示す概略図、図4(b)
は最高速度(=VH )一定で特に加速度パラメ−タをそ
れぞれ適当に変えた場合の各速度プロファイルとアクセ
ス時間の関係を示す概略図である。
【0028】速度プロファイル1,2,・・・,Nにお
けるアクセス時間は、T1 ,T2 ,・・・,TN とな
り、アクセス処理を行う場合(最適の環境下、チャンピ
オン装置において)、速度プロファイルとして速度プロ
ファイル1を使用するのが最も時間的には望ましい。
けるアクセス時間は、T1 ,T2 ,・・・,TN とな
り、アクセス処理を行う場合(最適の環境下、チャンピ
オン装置において)、速度プロファイルとして速度プロ
ファイル1を使用するのが最も時間的には望ましい。
【0029】尚、光ディスク装置としては、従来技術の
項で説明した図6に示されたものを想定している。ま
た、以下の実施例の説明において、現時点の速度プロフ
ァイルとしては、速度プロファイル2が選択されている
ものとする。本発明に係わるディスク装置のアクセス方
法は、光ディスク1上のアクセス目標トラックと記録/
再生ヘッド2の現在位置との関係から導かれるアクセス
走行目標速度に基づいて上記記録/再生ヘッド2を光デ
ィスク1上のアクセス目標トラックまで移動させる光デ
ィスク装置のアクセスであり、記録/再生ヘッド2の現
在位置S0 と、アクセス目標位置S1 をから記録/再生
ヘッド2のアクセス距離Xを求める(図1,スッテプS
1〜S4及び図2ステップS10)。
項で説明した図6に示されたものを想定している。ま
た、以下の実施例の説明において、現時点の速度プロフ
ァイルとしては、速度プロファイル2が選択されている
ものとする。本発明に係わるディスク装置のアクセス方
法は、光ディスク1上のアクセス目標トラックと記録/
再生ヘッド2の現在位置との関係から導かれるアクセス
走行目標速度に基づいて上記記録/再生ヘッド2を光デ
ィスク1上のアクセス目標トラックまで移動させる光デ
ィスク装置のアクセスであり、記録/再生ヘッド2の現
在位置S0 と、アクセス目標位置S1 をから記録/再生
ヘッド2のアクセス距離Xを求める(図1,スッテプS
1〜S4及び図2ステップS10)。
【0030】x=(S1 −S0 )……… 第1式 次に、記録/再生ヘッド2のアクセス距離Xから算出さ
れる記録/再生ヘッド2のアクセス補正距離Δxを求め
る(図2,S11)。
れる記録/再生ヘッド2のアクセス補正距離Δxを求め
る(図2,S11)。
【0031】Δx=f(x) ……… 第2式 次に、記録/再生ヘッド2のアクセス距離Xとアクセス
補正距離Δxより記録/再生ヘッド2の仮想アクセス距
離X=(x+Δx)を求め、粗SEEK処理をする。こ
の仮想アクセス距離Xを用いてアクセス走行目標速度V
ref を求める。
補正距離Δxより記録/再生ヘッド2の仮想アクセス距
離X=(x+Δx)を求め、粗SEEK処理をする。こ
の仮想アクセス距離Xを用いてアクセス走行目標速度V
ref を求める。
【0032】Vref =g(X) ……… 第3式 このアクセス走行目標速度Vref を減算器10に出力す
ると共にトラック横断計数器を監視し(アクセス走行目
標速度Vref を切り換えるために)、上記距離X(アク
セス走行目標速度Vref )が0となるまで以後繰り返し
算出してアクセス走行目標速度Vref を出力し続ける。
即ち、あるアクセス走行目標速度Vk で走行する時間を
Δtk とすると、X=Σ(Vk ・Δtk )となる(図
2,S13〜S16)。尚、アクセス補正距離Δx、ア
クセス走行目標速度Vref を求める方法としては、上記
の計算式f(x),g(X)にて算出する他、ROMテ
ーブルの形式で予めデータを保有するようにしてもよ
く、その具体的手法は問わない。
ると共にトラック横断計数器を監視し(アクセス走行目
標速度Vref を切り換えるために)、上記距離X(アク
セス走行目標速度Vref )が0となるまで以後繰り返し
算出してアクセス走行目標速度Vref を出力し続ける。
即ち、あるアクセス走行目標速度Vk で走行する時間を
Δtk とすると、X=Σ(Vk ・Δtk )となる(図
2,S13〜S16)。尚、アクセス補正距離Δx、ア
クセス走行目標速度Vref を求める方法としては、上記
の計算式f(x),g(X)にて算出する他、ROMテ
ーブルの形式で予めデータを保有するようにしてもよ
く、その具体的手法は問わない。
【0033】その直後トラッキング処理を行う(図1,
S5)。
S5)。
【0034】ここで、上記処理における目標速度設定プ
ロファイルが大きい場合は、トラッキング処理におい
て、図5(b)に示すように、記録/再生ヘッドのトラ
ックサ−ボ引き込み時の突入速度が高すぎる状態(V>
Vtr)である為(即ち、トラッッキング処理における標
準的速度を大きく越えた状態であり)、トラッキング処
理においてエラ−を引き起こす。このような場合、その
後のリカバリ−処理で多大な時間を要す。例えば、目標
速度設定プロファイルを高速にして、アクセス(粗シ−
ク)時間の短縮を図ってもトラッキングエラ−の発生に
よるリカバリ−処理の為、全アクセス時間においては、
返って大きな時間を要し、また、アクセス処理の性能的
(時間的)ばらつきが大きく不安定なアクセス動作とな
る。このような速度プロファイルでアクセス動作を行い
続ければ、トラッキングエラ−の発生率は、Pd(例え
ば、〜10-2以上のオ−ダ−)になる。
ロファイルが大きい場合は、トラッキング処理におい
て、図5(b)に示すように、記録/再生ヘッドのトラ
ックサ−ボ引き込み時の突入速度が高すぎる状態(V>
Vtr)である為(即ち、トラッッキング処理における標
準的速度を大きく越えた状態であり)、トラッキング処
理においてエラ−を引き起こす。このような場合、その
後のリカバリ−処理で多大な時間を要す。例えば、目標
速度設定プロファイルを高速にして、アクセス(粗シ−
ク)時間の短縮を図ってもトラッキングエラ−の発生に
よるリカバリ−処理の為、全アクセス時間においては、
返って大きな時間を要し、また、アクセス処理の性能的
(時間的)ばらつきが大きく不安定なアクセス動作とな
る。このような速度プロファイルでアクセス動作を行い
続ければ、トラッキングエラ−の発生率は、Pd(例え
ば、〜10-2以上のオ−ダ−)になる。
【0035】ここで、上記処理における目標速度設定プ
ロファイルが小さい場合は、トラッキング処理におい
て、図5(c)に示すように、記録/再生ヘッドのトラ
ッキング時の突入速度が殆ど停止状態(V(=0)<V
tr)であるため(即ち、トラッッキング処理における標
準的速度を大きく下回った状態である)、トラッキング
処理においてエラ−を引き起こすことは殆どないが、ト
ラッキング処理において、光ディスク1上のトラック4
のランド部4aを検出した後、トラッキング処理を行う
ため、上記のようにトラッキング突入速度0の場合は、
トラッキング処理を光ディスク1の回転偏芯に頼って行
わねばならず、時間待ちを要す。
ロファイルが小さい場合は、トラッキング処理におい
て、図5(c)に示すように、記録/再生ヘッドのトラ
ッキング時の突入速度が殆ど停止状態(V(=0)<V
tr)であるため(即ち、トラッッキング処理における標
準的速度を大きく下回った状態である)、トラッキング
処理においてエラ−を引き起こすことは殆どないが、ト
ラッキング処理において、光ディスク1上のトラック4
のランド部4aを検出した後、トラッキング処理を行う
ため、上記のようにトラッキング突入速度0の場合は、
トラッキング処理を光ディスク1の回転偏芯に頼って行
わねばならず、時間待ちを要す。
【0036】つまり、目標設定プロファイルを低速にす
れば、トラッキング処理は、リカバリ−処理がない代わ
りに非常に高い成功率で行えるが、トラッキング処理時
間は、多大の時間を要し、目標速度プロファイルを低速
にした分、アクセス(粗シ−ク)時間においても多大な
時間を要する。このようなアクセス動作は、実は、装置
ポテンシャルを引き出していないことを意味する。
れば、トラッキング処理は、リカバリ−処理がない代わ
りに非常に高い成功率で行えるが、トラッキング処理時
間は、多大の時間を要し、目標速度プロファイルを低速
にした分、アクセス(粗シ−ク)時間においても多大な
時間を要する。このようなアクセス動作は、実は、装置
ポテンシャルを引き出していないことを意味する。
【0037】このような速度プロファイルでアクセス動
作を行い続ければ、トラッキング時のエラ−発生率は、
Pu(例えば、〜10-5以下のオ−ダ−)になる。
作を行い続ければ、トラッキング時のエラ−発生率は、
Pu(例えば、〜10-5以下のオ−ダ−)になる。
【0038】要するにトラッキング処理において、粗シ
−ク時間では装置ポテンシャルを引き出していない為、
全アクセス時間においては、装置性能に対し大きな時間
を要してしまう。
−ク時間では装置ポテンシャルを引き出していない為、
全アクセス時間においては、装置性能に対し大きな時間
を要してしまう。
【0039】図5(a)は、記録/再生ヘッドのトラッ
キング時の突入速度が理想的な状態(V=Vtr)であ
り、記録/再生ヘッド2のトラッキング処理時の突入速
度がほぼ設計範囲近辺にあることを意味し、トラッキン
グエラ−は、殆ど発生せず、トラッキング時間は、トラ
ッキング処理において光ディスク1上のトラック4のラ
ンド部4aを速やかに検出できるため高速化が図れる
(上記のようにV=0の場合は、光ディスク1の回転偏
芯に頼って行わねばならず、最悪時、光ディスク1の半
周分位の時間待ちを要するためである)。
キング時の突入速度が理想的な状態(V=Vtr)であ
り、記録/再生ヘッド2のトラッキング処理時の突入速
度がほぼ設計範囲近辺にあることを意味し、トラッキン
グエラ−は、殆ど発生せず、トラッキング時間は、トラ
ッキング処理において光ディスク1上のトラック4のラ
ンド部4aを速やかに検出できるため高速化が図れる
(上記のようにV=0の場合は、光ディスク1の回転偏
芯に頼って行わねばならず、最悪時、光ディスク1の半
周分位の時間待ちを要するためである)。
【0040】また、この場合、粗シ−ク時間では装置ポ
テンシャルを充分引き出していると共に、トラッキング
処理に関しても高速化を実現できるので、全アクセス処
理は、高速化を実現できる。このことは、装置のポテン
シャルを最大限に発揮させる。このような速度プロファ
イルでアクセス動作を行い続ければ、トラッキング時の
エラ−発生率は、Pc(例えば、10-4のオ−ダ)にな
る。
テンシャルを充分引き出していると共に、トラッキング
処理に関しても高速化を実現できるので、全アクセス処
理は、高速化を実現できる。このことは、装置のポテン
シャルを最大限に発揮させる。このような速度プロファ
イルでアクセス動作を行い続ければ、トラッキング時の
エラ−発生率は、Pc(例えば、10-4のオ−ダ)にな
る。
【0041】以上のことを念頭に置き本実施例のアクセ
ス処理の説明を続ける。
ス処理の説明を続ける。
【0042】トラッキング処理が終了した時点で、トラ
ッキング処理エラ−発生率p(トラッキング処理成功率
=1−p)を検証する。
ッキング処理エラ−発生率p(トラッキング処理成功率
=1−p)を検証する。
【0043】以下、図3及び図5を参照して説明する。
【0044】図5は本実施例のアクセス方法によるアク
セス走行の波形を示す図、図5(a),(b),(c)
はそれぞれ本実施例のアクセス方法によるアクセス走行
の波形を示す図である。
セス走行の波形を示す図、図5(a),(b),(c)
はそれぞれ本実施例のアクセス方法によるアクセス走行
の波形を示す図である。
【0045】トラッキング処理回数カウンタ−Nに+1
を加算し(C1)、上記トラッキング処理(S5)でエ
ラ−が発生していたかの検証を加える(C2)。
を加算し(C1)、上記トラッキング処理(S5)でエ
ラ−が発生していたかの検証を加える(C2)。
【0046】トラッキング処理が正常だった場合、まず
トラッキング処理の試行回数Nとエラ−発生回数nの値
により、現時点におけるトラッキングエラ−発生率pを
求めておく(C7)。
トラッキング処理の試行回数Nとエラ−発生回数nの値
により、現時点におけるトラッキングエラ−発生率pを
求めておく(C7)。
【0047】p=n/N ……… 第4式 次に、以前のアクセス処理において(現時点での速度プ
ロファイルにおいて)、トラッキングエラ−が発生して
いたかの検証を行う(C3)。
ロファイルにおいて)、トラッキングエラ−が発生して
いたかの検証を行う(C3)。
【0048】エラ−が無かった(n=0の)場合は、ト
ラッキング処理の試行回数N(即ちアクセス処理の回
数)の値が、連続成功回数Nup(例えば、1000
回)より大きいかの検証を行う(C5)。
ラッキング処理の試行回数N(即ちアクセス処理の回
数)の値が、連続成功回数Nup(例えば、1000
回)より大きいかの検証を行う(C5)。
【0049】N>Nup ……… 第5式 もしも、大きいと判断された時は、現時点まで用いてい
た、目標速度プロファイル2をより高速な目標速度プロ
ファイル1に更新する。この際、アクセス目標速度プロ
ファイルの更新に準じて、アクセス補正量Δxも更新す
る(C6)。
た、目標速度プロファイル2をより高速な目標速度プロ
ファイル1に更新する。この際、アクセス目標速度プロ
ファイルの更新に準じて、アクセス補正量Δxも更新す
る(C6)。
【0050】次回からのアクセスにおいては、速度プロ
ファイル1が用いられるので、トラッキング処理の試行
回数N,エラ−発生回数nの値をクリア−する(C
7)。
ファイル1が用いられるので、トラッキング処理の試行
回数N,エラ−発生回数nの値をクリア−する(C
7)。
【0051】また、以前のトラッキング処理においてエ
ラ−が有った(n>0の)場合は、上記第4式で求めた
トラッキングエラ−発生率pを用いて次の検証を加え
る。
ラ−が有った(n>0の)場合は、上記第4式で求めた
トラッキングエラ−発生率pを用いて次の検証を加え
る。
【0052】p<Pu……… 第6式 上式を満足した場合(p<pu)は、前述と同様に、現
時点まで用いていた、目標速度プロファイル2をより高
速な目標速度プロファイル1に更新する。この際、アク
セス目標速度プロファイルの更新に準じて、そこからか
ら導かれるアクセス補正量Δxも更新する(C6)。
時点まで用いていた、目標速度プロファイル2をより高
速な目標速度プロファイル1に更新する。この際、アク
セス目標速度プロファイルの更新に準じて、そこからか
ら導かれるアクセス補正量Δxも更新する(C6)。
【0053】次回からのアクセスにおいては、速度プロ
ファイル1が用いられるので、トラッキング処理の試行
回数N,エラ−発生回数nの値をクリア−する(C
7)。
ファイル1が用いられるので、トラッキング処理の試行
回数N,エラ−発生回数nの値をクリア−する(C
7)。
【0054】また、上記第6式(p<pu)の条件を満
足しない場合は、現時点まで用いていた、目標速度プロ
ファイル2、及びそこから導かれるアクセス補正量Δx
は、そのまま次回のアクセス動作においても継続して用
いられる。
足しない場合は、現時点まで用いていた、目標速度プロ
ファイル2、及びそこから導かれるアクセス補正量Δx
は、そのまま次回のアクセス動作においても継続して用
いられる。
【0055】一方、トラッキング処理においてエラ−だ
った場合(C2)、エラ−発生回数nに+1を加算しエ
ラ−発生回数nを求め(C9)、トラッキング処理の試
行回数Nとにより、上記第4式により現時点におけるト
ラッキングエラ−発生率pを求めておく(C10)。
った場合(C2)、エラ−発生回数nに+1を加算しエ
ラ−発生回数nを求め(C9)、トラッキング処理の試
行回数Nとにより、上記第4式により現時点におけるト
ラッキングエラ−発生率pを求めておく(C10)。
【0056】次に、現時点までのアクセス処理において
(現時点での速度プロファイルにおいて)、n=1、つ
まり最初のトラッキングエラ−の発生だったのかの検証
を行う(C11)。
(現時点での速度プロファイルにおいて)、n=1、つ
まり最初のトラッキングエラ−の発生だったのかの検証
を行う(C11)。
【0057】ここで、n>1の場合は、上記第4式で求
めたトラッキングエラ−発生率pを用いて次の検証を加
える(C12)。
めたトラッキングエラ−発生率pを用いて次の検証を加
える(C12)。
【0058】p>Pd ………第7式 この条件を満たしてしまった場合は、現時点まで用いて
いた、目標速度プロファイル2をより低速な目標速度プ
ロファイル3に更新する。この際、同様にアクセス目標
速度プロファイルの更新に準じて、そこからから導かれ
るアクセス補正量Δxも更新する(C13)。
いた、目標速度プロファイル2をより低速な目標速度プ
ロファイル3に更新する。この際、同様にアクセス目標
速度プロファイルの更新に準じて、そこからから導かれ
るアクセス補正量Δxも更新する(C13)。
【0059】次回からのアクセスにおいては、速度プロ
ファイル3が用いられるので、トラッキング処理の試行
回数N,エラ−発生回数nの値をクリア−する(C1
4)。
ファイル3が用いられるので、トラッキング処理の試行
回数N,エラ−発生回数nの値をクリア−する(C1
4)。
【0060】また、上記第7式(p>pd)の条件を満
たしていなかった場合は、現時点まで用いている目標速
度プロファイル2、及びアクセス補正距離ΔXがそのま
ま次回のアクセス動作においても継続して用いられる
(C12→NO)。
たしていなかった場合は、現時点まで用いている目標速
度プロファイル2、及びアクセス補正距離ΔXがそのま
ま次回のアクセス動作においても継続して用いられる
(C12→NO)。
【0061】また、現時点までのアクセス処理において
(現時点での速度プロファイルにおいて)、n=1、つ
まり最初のトラッキングエラ−の発生だった場合(C1
1)は、外乱等によるエラ−により発生した場合を考慮
し、現在設定されている速度プロファイル2及びそこか
ら導かれるアクセス補正量Δxは(例えば、上記第7式
(p>pd)の条件を満たしていたとしても)、次回の
アクセスにおいてそのまま継続して用いられる(C11
→NO)。
(現時点での速度プロファイルにおいて)、n=1、つ
まり最初のトラッキングエラ−の発生だった場合(C1
1)は、外乱等によるエラ−により発生した場合を考慮
し、現在設定されている速度プロファイル2及びそこか
ら導かれるアクセス補正量Δxは(例えば、上記第7式
(p>pd)の条件を満たしていたとしても)、次回の
アクセスにおいてそのまま継続して用いられる(C11
→NO)。
【0062】以上説明したような処理の後に、実際の記
録/再生ヘッド2のアクセス位置Sr と、記録/再生ヘ
ッド2のアクセス目標位置S1 より記録/再生ヘッド2
の再アクセスが必要か否かの判定をして必要なら記録/
再生ヘッド2の精密アクセス(トラックジャンプ)を行
う(S5〜S7)。
録/再生ヘッド2のアクセス位置Sr と、記録/再生ヘ
ッド2のアクセス目標位置S1 より記録/再生ヘッド2
の再アクセスが必要か否かの判定をして必要なら記録/
再生ヘッド2の精密アクセス(トラックジャンプ)を行
う(S5〜S7)。
【0063】これにより、記録/再生ヘッド2はアクセ
ス目標トラックS1 にちょうどよく到達停止させること
ができる。
ス目標トラックS1 にちょうどよく到達停止させること
ができる。
【0064】また、上記の説明において、アクセス目標
速度プロファイルと、そこからから導かれるアクセス補
正量Δxを更新する際、既に現時点での選択されていた
アクセス速度プロファイルが、最高速度或いは最低速度
であってそれ以上更新できない場合は、そのままの状態
を維持するものとする。
速度プロファイルと、そこからから導かれるアクセス補
正量Δxを更新する際、既に現時点での選択されていた
アクセス速度プロファイルが、最高速度或いは最低速度
であってそれ以上更新できない場合は、そのままの状態
を維持するものとする。
【0065】また、初期(光ディスク1がロ−ドされ
た)時点で選択する目標速度プロファイルは、ある程度
高速なものを設定することを本実施例では、求める。し
かし、ロ−ドされた光ディスク1の物理的、光学的特性
により初期速度プロファイルは、決定される必要があ
る。
た)時点で選択する目標速度プロファイルは、ある程度
高速なものを設定することを本実施例では、求める。し
かし、ロ−ドされた光ディスク1の物理的、光学的特性
により初期速度プロファイルは、決定される必要があ
る。
【0066】このように設定することにより速度プロフ
ァイルが、装置固有の最適速度プロファイルに収斂する
までに(最適速度プロファイルを見つけ出すまでに)比
較的僅かなアクセス回数で済むので、安定したアクセス
動作を実現できる。
ァイルが、装置固有の最適速度プロファイルに収斂する
までに(最適速度プロファイルを見つけ出すまでに)比
較的僅かなアクセス回数で済むので、安定したアクセス
動作を実現できる。
【0067】このように操作制御することで常にエラ−
率を安定化させると共にシ−ク時間を個々の装置におい
て最大限高速化できる。また、光ディスク装置が、光デ
ィスク装置製造後の経時的変化や温度等の環境変化や、
ユ−ザの使用する光ディスク等の差異にたいしても、最
適な目標速度プロファイルの元、より一層正確なアクセ
ス動作が可能になる。
率を安定化させると共にシ−ク時間を個々の装置におい
て最大限高速化できる。また、光ディスク装置が、光デ
ィスク装置製造後の経時的変化や温度等の環境変化や、
ユ−ザの使用する光ディスク等の差異にたいしても、最
適な目標速度プロファイルの元、より一層正確なアクセ
ス動作が可能になる。
【0068】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のディスク
装置のアクセス方法は、アクセス目標位置と記録/再生
ヘッドの現在位置から導かれる補正距離Δxに基づいて
上記記録/再生ヘッドをディスク上のアクセス目標位置
まで移動させるディスク装置のアクセス方法において、
上記の補正距離Δxの値を更新することにより、当初の
アクセス走行目標速度を比較的高速度に設定してアクセ
ス時間の短縮化を図ることができると共に、上記アクセ
ス走行目標速度の高速化にともなう記録/再生ヘッドの
惰性走行分の距離や、光ディスク装置が、光ディスク装
置製造後の経時的変化や温度等の環境変化や、ユ−ザの
使用する光ディスク等の差異に対して、また、ディスク
装置の製造時におけるディスク装置間の固有の特性的な
ばらつきに対して、より一層正確で高速な(固有の条件
下でも最大限の装置ポテンシャルを引き出すような)ア
クセス動作が可能になる。
装置のアクセス方法は、アクセス目標位置と記録/再生
ヘッドの現在位置から導かれる補正距離Δxに基づいて
上記記録/再生ヘッドをディスク上のアクセス目標位置
まで移動させるディスク装置のアクセス方法において、
上記の補正距離Δxの値を更新することにより、当初の
アクセス走行目標速度を比較的高速度に設定してアクセ
ス時間の短縮化を図ることができると共に、上記アクセ
ス走行目標速度の高速化にともなう記録/再生ヘッドの
惰性走行分の距離や、光ディスク装置が、光ディスク装
置製造後の経時的変化や温度等の環境変化や、ユ−ザの
使用する光ディスク等の差異に対して、また、ディスク
装置の製造時におけるディスク装置間の固有の特性的な
ばらつきに対して、より一層正確で高速な(固有の条件
下でも最大限の装置ポテンシャルを引き出すような)ア
クセス動作が可能になる。
【0069】加えて、ディスク装置において特別な補償
機能や部材を備える必要がないので、ディスク装置の価
格の割高化も回避できるという効果もある。
機能や部材を備える必要がないので、ディスク装置の価
格の割高化も回避できるという効果もある。
【図1】本発明の一実施例のディスク装置のアクセス方
法によるアクセスの手順を示すフローチャートである。
法によるアクセスの手順を示すフローチャートである。
【図2】図1で使用されるサブル−チンAの詳細を示す
フロ−チャ−トである。
フロ−チャ−トである。
【図3】図1で使用されるトラッキング処理の検証の処
理手順の詳細を示すフロ−チャ−トである。
理手順の詳細を示すフロ−チャ−トである。
【図4】本実施例のディスク装置のアクセス方法による
ある一定のアクセス距離における各速度プロファイルと
アクセス時間の関係を示す概略図である。図4(a)は
特に最高速及び加速度のパラメ−タを変えた場合の各速
度プロファイルとアクセス時間の関係を示す概略図であ
る。図4(b)は最高速度(=VH )一定で特に加速度
パラメ−タをそれぞれ適当に変えた場合の各速度プロフ
ァイルとアクセス時間の関係を示す概略図である。
ある一定のアクセス距離における各速度プロファイルと
アクセス時間の関係を示す概略図である。図4(a)は
特に最高速及び加速度のパラメ−タを変えた場合の各速
度プロファイルとアクセス時間の関係を示す概略図であ
る。図4(b)は最高速度(=VH )一定で特に加速度
パラメ−タをそれぞれ適当に変えた場合の各速度プロフ
ァイルとアクセス時間の関係を示す概略図である。
【図5】本実施例のアクセス方法によるアクセス走行の
波形を示す図である。図5(a),(b),(c)はそ
れぞれ本実施例のアクセス方法によるアクセス走行の波
形を示す図である。
波形を示す図である。図5(a),(b),(c)はそ
れぞれ本実施例のアクセス方法によるアクセス走行の波
形を示す図である。
【図6】一般的な光ディスク装置の構成図である。図6
(a)は一般的な光ディスク装置の構成図である。図6
(b)は図6(a)の光ディスク媒体のトラックを示す
斜視図である。
(a)は一般的な光ディスク装置の構成図である。図6
(b)は図6(a)の光ディスク媒体のトラックを示す
斜視図である。
【図7】アクセス走行目標速度の基本的な波形を示すグ
ラフである。
ラフである。
【図8】アクセス走行目標速度の一般的な波形を示すグ
ラフである。図8(a),(b)はそれぞれアクセス走
行目標速の一般的な波形を示すグラフである。
ラフである。図8(a),(b)はそれぞれアクセス走
行目標速の一般的な波形を示すグラフである。
【図9】従来例の光ディスク装置のアクセス方法のアク
セスの手順を示すフローチャートである。
セスの手順を示すフローチャートである。
【図10】図9で使用されるサブル−チンBの詳細を示
すフロ−チャ−トである。
すフロ−チャ−トである。
【図11】従来例の光ディスク装置のアクセス方法によ
るアクセス走行目標速度を速くした場合にこれに追従で
きなかった場合のアクセス走行目標速度と記録/再生ヘ
ッドの実際の移動速度との関係を示すグラフである。図
11(a),(b)はそれぞれアクセス走行目標速度を
速くした場合にこれに追従できなかった場合のアクセス
走行目標速度と記録/再生ヘッドの実際の移動速度との
関係を示すグラフである。
るアクセス走行目標速度を速くした場合にこれに追従で
きなかった場合のアクセス走行目標速度と記録/再生ヘ
ッドの実際の移動速度との関係を示すグラフである。図
11(a),(b)はそれぞれアクセス走行目標速度を
速くした場合にこれに追従できなかった場合のアクセス
走行目標速度と記録/再生ヘッドの実際の移動速度との
関係を示すグラフである。
1 光ディスク 2 記録/再生ヘッド 3 光ビーム 4 トラック 4a ランド部 4b グル−ブ部 5 リニアモータ 6 リニアスケール 7 トラック横断計数器 8 制御部 9 速度センサ 10 減算器 11 増幅器
Claims (6)
- 【請求項1】 記録/再生ヘッドをアクセスする目標の
トラックであるアクセス目標位置と前記記録/再生ヘッ
ドの現在位置との関係から導かれるアクセス走行指示速
度に基づいて前記記録/再生ヘッドをディスク上のアク
セス目標位置まで移動させるディスク装置のアクセス方
法において、相異なるアクセス走行目標速度プロファイ
ルを複数個持つことを特徴とするディスク装置のアクセ
ス方法。 - 【請求項2】 請求項1記載のディスク装置のアクセス
方法において、前記アクセス走行目標速度プロファイル
によるアクセス終了直後におけるトラッキング処理のエ
ラ−を認識する手段を有し、トラッキングエラ−発生率
を統計的に考慮する方法により、前記アクセス走行目標
速度を低速度或いは高速度のアクセス走行目標速度プロ
ファイルに切り換えて次回からのアクセス動作を行うこ
とを特徴とする光ディスク装置のアクセス方法。 - 【請求項3】 請求項1または請求項2記載のいずれか
一つのディスク装置のアクセス方法において、前記アク
セス走行目標速度プロファイルを更新する際にそこから
導かれるアクセス補正距離Δxをも同時に更新すること
を特徴とするディスク装置のアクセス方法。 - 【請求項4】 請求項2記載のディスク装置のアクセス
方法を使用し、前記アクセス走行目標速度プロファイル
更新後からのアクセス動作において、トラッキングエラ
−の発生が0だった場合、連続成功回数が、所定の回数
を越えた場合と、エラ−の発生が有った場合は、エラ−
発生率が、所定の発生率を下まわった場合に、前記アク
セス目標速度プロファイルをより高速度なプロファイル
に更新することを特徴とするディスク装置の更新方法。 - 【請求項5】 請求項2記載のディスク装置のアクセス
方法を使用し、前記アクセス走行目標速度プロファイル
更新後のアクセス動作において、トラッキングエラ−の
発生数が1回より大きい場合においては、エラ−発生率
が、所定の発生率を越えた時点で前記アクセス目標速度
プロファイルをより低速度なプロファイルに更新するこ
とを特徴とするディスク装置の更新方法。 - 【請求項6】 請求項2記載のディスク装置のアクセス
方法を使用し、前記アクセス走行目標速度プロファイル
更新後のアクセス動作において、トラッキングエラ−の
発生数が1回目の場合、エラ−発生率が、所定の発生率
を越えていても速度プロファイルの更新は行わないこと
を特徴とするディスク装置の更新方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26831592A JPH06119728A (ja) | 1992-10-07 | 1992-10-07 | ディスク装置のアクセス方法及び更新方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26831592A JPH06119728A (ja) | 1992-10-07 | 1992-10-07 | ディスク装置のアクセス方法及び更新方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06119728A true JPH06119728A (ja) | 1994-04-28 |
Family
ID=17456831
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26831592A Withdrawn JPH06119728A (ja) | 1992-10-07 | 1992-10-07 | ディスク装置のアクセス方法及び更新方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06119728A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08167152A (ja) * | 1994-12-15 | 1996-06-25 | Nec Corp | トラックアクセス装置 |
JP2012090462A (ja) * | 2010-10-21 | 2012-05-10 | Denso Corp | モータ制御装置 |
-
1992
- 1992-10-07 JP JP26831592A patent/JPH06119728A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08167152A (ja) * | 1994-12-15 | 1996-06-25 | Nec Corp | トラックアクセス装置 |
JP2012090462A (ja) * | 2010-10-21 | 2012-05-10 | Denso Corp | モータ制御装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20000104 |