JP3123461B2 - 自動車用電気接続箱 - Google Patents

自動車用電気接続箱

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JP3123461B2
JP3123461B2 JP09125298A JP12529897A JP3123461B2 JP 3123461 B2 JP3123461 B2 JP 3123461B2 JP 09125298 A JP09125298 A JP 09125298A JP 12529897 A JP12529897 A JP 12529897A JP 3123461 B2 JP3123461 B2 JP 3123461B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自動車用電気接続箱
に関し、特に、ケースに突設したコネクタ嵌合壁にバス
バー挿入用スリットが設けられてコネクタ嵌合壁が2分
割されている場合に、コネクタ挿入時に、上記スリット
からコネクタ嵌合壁が開くのを防止するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車に搭載され、ワイヤハーネスに接
続される電気接続箱には、図5および図6に示すよう
に、ケース1の内部に縦バスバー2をケース1の下面或
いは上面より挿入して、ケース1の内部に収容保持する
タイプがある。該縦バスバー2のタイプでは、縦バスバ
ー2を左右横方向に配置して、その下端面或いは上端面
より突設したタブ2aを、ケース1に嵌合するコネクタ
内の端子と直接嵌合接続し、あるいは中継端子を介して
接続させている。
【0003】上記のように縦バスバー2はケース1内に
下方あるいは上方より挿入するため、四角枠形状のコネ
クタ嵌合壁3を突設している場合には、該コネクタ嵌合
壁3の内部にタブ2aを突出させるため、該タブ2aを
突設したバスバー2をコネクタ嵌合壁3を貫通させてケ
ース1の内部に挿入する必要がある。
【0004】よって、コネクタ嵌合壁3の対向する左右
側壁3aと3bとに、バスバー挿通用のスリット4、5
を同一線上に切り欠いて形成し、スリット4、5とによ
りコネクタ嵌合壁3は前後に2分割された状態となって
いる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】縦バスバー2を上記ス
リット4,5を通してケース1の内部に挿入した後、コ
ネクタ嵌合壁3の内部にコネクタ6を内嵌するが、其の
際、コネクタ6の挿入力によりスリット4、5で分割さ
れたコネクタ嵌合壁が互いに離反する方向に開いて、コ
ネクタの挿入フィーリングが悪くなる問題がある。ま
た、挿入時に開いて変形し、原状に復帰しないとコネク
タとの間にガタが発生しやすくなる。
【0006】本発明は上記した問題に鑑みてなされたも
ので、スリットにより分割されたコネクタ嵌合壁が、コ
ネクタ挿入時に開かないようにすることを課題としてい
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、自動車用電気接続箱のケースにコネクタ
嵌合壁が突設されていると共に、ケース内部にバスバー
を挿入するためのスリットが上記コネクタ嵌合壁を分割
するように貫通して形成され、該スリットを通してバス
バーをケース内部に収容する電気接続箱において、上記
バスバーを上記スリットを通してケース内部に収容した
後に、上記コネクタ嵌合壁に別体の開き防止用スペーサ
を外嵌して、上記スリットにより分割されたコネクタ嵌
合壁が離反方向へ開くのを防止する構成としている自動
車用電気接続箱を提供している。
【0008】上記のように、スリットを通してケース内
部にバスバーをセットした後、開き防止用スペーサーを
コネクタ嵌合壁に外嵌して、スリットにより分割された
コネクタ嵌合壁が開かないように規制しておくと、コネ
クタの挿入時に、挿入圧によりコネクタがスリットより
離反する方向に開かず、挿入フィーリングを確かなもの
することができる。さらに、コネクタ嵌合後も、該コネ
クタとコネクタ嵌合壁との間に隙間を発生させない。
【0009】上記開き防止用スペーサは、コネクタ嵌合
壁の一辺がケース外枠からなる場合は四角枠状の、上記
コネクタ嵌合壁のスリットが設けられた対向する2辺と
他の1辺を囲むと共に残りの一辺の両側に外嵌する形状
としている。また、コネクタ嵌合壁が四角枠状の場合
は、開き防止用スペーサーはコネクタ嵌合壁の全辺を外
嵌する四角枠形状としている。
【0010】上記開く防止用スペーサには、上記コネク
タ嵌合壁への外嵌部の外面より延在する断面コ字状のバ
スバー保護カバーを設け、上記ケースに収容したバスバ
ーをカバーする構成としてもよい。
【0011】例えば、縦バスバーをケースの下方から挿
入する場合には、コネクタとの嵌合部以外の部分では、
縦バスバーの下端が露出した状態になるため、上記のよ
うに開き防止用スペーサーより突設したバスバー保護カ
バーを被せると、バスバーの保護が図れ、特に、下方か
らの被水を防止することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
参照して説明する。図1に示す実施形態の電気接続箱
は、前記図5に示す電気接続箱と略同一の形態であり、
下方からケース10の内部に縦バスバー11を挿入する
タイプである。
【0013】図1及び図2に示すように、ケース10の
下面には前記従来例と同様に、コネクタ嵌合壁12を突
設している。該コネクタ嵌合壁12の一辺12aはケー
ス10の外壁10aで構成し、この一辺12bに一端が
連結した左右両側辺12b、12cを設け、残りの一辺
12dにより左右両側辺12b、12cの他端を連結し
ている。
【0014】上記左右両側辺12b、12cは段差12
e、12fを有する屈折した形状である。これら左右両
側辺12b、12cには、対向した位置にバスバー挿入
用のスリット13、14が設けられ、コネクタ嵌合壁が
前後に分割された状態となっている。
【0015】上記スリット13と14により分割される
コネクタ嵌合壁12には、そのケース外壁からなる一辺
12aを除く三辺12b、12c、12dに外嵌するよ
うに開き防止用スペーサ15を樹脂成型品からなる別体
で設けている。
【0016】上記開き防止用スペーサ15は略コ字枠状
で、中央部15aの両端に連結した左右両側部15bと
15cの先端に内側への屈折部15d、15eを設けて
いる。
【0017】上記電気接続箱のケース10に対して、縦
バスバー2を挿入する時には、図2(A)に示すよう
に、開き防止用スペーサ15をコネクタ嵌合壁12に外
嵌していない状態で、スリット13、14を通して縦バ
スバー2を挿入し、ケース内部にセットする。この状態
で、コネクタ嵌合壁12の内部に縦バスバー2より突設
したタブ2a、2aが下向きに突出している。
【0018】縦バスバー2を挿入した後、開き防止用ス
ペーサ15をコネクタ嵌合壁12に外嵌する。この時、
開き防止用スペーサ15の中央部15aはコネクタ嵌合
壁の辺12dに、左右両側部15b、15cは辺12
b、12cに外嵌し、かつ、屈折部15d、15eが左
右両側部の段差12e、12fに外嵌して、コネクタ嵌
合壁12がスリット13、14より前後矢印方向に開か
ないようにしている。
【0019】よって、コネクタ嵌合壁12の内部にコネ
クタ6を挿入する時、該コネクタの挿入力がコネクタ嵌
合壁12に負荷されても、開き防止用スペーサ15によ
り保持されてコネクタ嵌合壁12がスリット13と14
より互いに離反する方向へ開くのが防止される。
【0020】その結果、コネクタ6はフィーリングよく
コネクタ嵌合壁12の内部に挿入でき、かつ、挿入後に
おいてもコネクタ嵌合壁12は開き防止用スペーサ15
により強固に保持されて、コネクタ6との間に隙間を発
生させず、ガタつきなくコネクタ6を内嵌できる。
【0021】図3(A)(B)は第2実施形態を示し、
コネクタ嵌合壁12が四角枠形状の場合で、その左右両
側部12bと12cとにスリット13、14が設けられ
ている。該コネクタ嵌合壁12に対しては、一回り大き
い四角枠形状の開き防止用スペーサ15を設けている。
【0022】図4(A)(B)は第3実施形態を示し、
第2実施形態の開き防止用スペーサ15にバスバー保護
カバー16、17を突設している。即ち、開き防止用ス
ペーサ15の左右両側部15b、15cの外面より断面
コ字状のバスバー保護カバー16、17を突設してい
る。
【0023】上記バスバー保護カバー16、17は、ケ
ースに取り付けた時に、開口側が上面を向き、下面16
a、17aがケースに収容した縦バスバー2の下端面を
カバーしている。このようにバスバー保護カバー16、
17により縦バスバー2が下方に露出させないため、下
方からの被水を防止できると共に防塵作用も有する。
【0024】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、本発明
によれば、後付けの開き防止用スペーサを備え、バスバ
ー挿入用スリットで分割されたコネクタ嵌合壁に、バス
バー挿入後に、上記開き防止用スペーサを外嵌しておく
と、コネクタ挿入時にスリットにより分割されたコネク
タ嵌合壁がスリットを起点として開くことを防止でき
る。そのため、コネクタ嵌合時の挿入フィーリングを確
かなものとすることができる。また、コネクタ挿入後も
コネクタ嵌合壁がスリットより開いて変形するのを防止
でき、コネクタ嵌合壁内でのコネクタのガタつき発生を
防止できる。
【0025】さらに、開き防止用スペーサにバスバー保
護カバーを突設しておくと、外部に露出するバスバーを
保護でき、被水および埃がつくのを防止できる利点があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態を示し、ケースに開き防止
用スペーサを取り付けた状態の底面図である。
【図2】 (A)は上記開き防止用スペーサを取り付け
る前の状態を示す概略図、(B)はバスバー挿入後に開
き防止用スペーサを取り付けた状態を示す概略図であ
る。
【図3】 (A)(B)は第2実施形態の概略図であ
る。
【図4】 (A)(B)は第3実施形態の概略図であ
る。
【図5】 従来のケースの底面図である。
【図6】 図5の要部拡大図である。
【符号の説明】
2 縦バスバー 2a タブ 10 ケース 12 コネクタ嵌合壁 13、14 スリット 15 開き防止用スペーサ 16、17 バスバー保護カバー

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車用電気接続箱のケースにコネクタ
    嵌合壁が突設されていると共に、ケース内部にバスバー
    を挿入するためのスリットが上記コネクタ嵌合壁を分割
    するように貫通して形成され、該スリットを通してバス
    バーをケース内部に収容する電気接続箱において、 上記バスバーを上記スリットを通してケース内部に収容
    した後に、上記コネクタ嵌合壁に別体の開き防止用スペ
    ーサを外嵌して、上記スリットにより分割されたコネク
    タ嵌合壁が離反方向へ開くのを防止する構成としている
    自動車用電気接続箱。
  2. 【請求項2】 上記開き防止用スペーサは、四角枠状の
    上記コネクタ嵌合壁のスリットが設けられた対向する2
    辺と他の1辺を囲むと共に残りの一辺の両側に外嵌する
    形状、あるいは、上記コネクタ嵌合壁の全辺を外嵌する
    四角枠形状である請求項1に記載の自動車用電気接続
    箱。
  3. 【請求項3】 上記開く防止用スペーサには、上記コネ
    クタ嵌合壁への外嵌部の外面より延在する断面コ字状の
    バスバー保護カバーを設け、上記ケースに収容したバス
    バーをカバーしている請求項1または請求項2に記載の
    自動車用電気接続箱。
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