JP3122672U - 単管クランプ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】可動クランプ3には締付ボルト5が設けられ、前記締付ボルト5を締付けることにより仮設パイプなどの取付杆部に本考案の単管クランプ1を固定することができる。固定クランプ2の側壁面には枢支軸7に回転自在に枢着された断面コ字状の挟持部8が設けられ、前記挟持部8の両側壁9,9には内方側に膨出する円弧状のスプリング10,10が設けられる。前記スプリング10,10は上部を固定され三方を開放した長方形状に設けられ、前記側壁9の両側に所定間隔を空けて設けられる。前記スプリング10,10の膨出頂部にはビス穴11,11がそれぞれ設けられると共に、前記側壁9の前記枢支軸7と対向する個所にビス穴を形成する。
【選択図】図1
Description
この板材取付用クランプは、締付クランプの側部に、断面略コ字状の板状嵌入部を設けた構成で、この板材嵌入部に嵌入した板材を釘止めやネジ止め等により固定するものであった。
この板材取付用クランプを改良したものとして、板材嵌入部に板材を圧入嵌合して簡単且つ安定的に固定できる板材取付用クランプが公知となっている(特許文献1を参照)。
この公知技術は、仮設パイプなどの取付杆部に被嵌して締付固定する締付クランプの側部に、板材を嵌入して挟み込み状態に保持する断面略コ字状の板材嵌入部を設け、この板材嵌入部を幅狭くなるように構成して板材に対して圧接する圧接部を設け、この圧接部により板材を板材嵌入部に圧入嵌合固定し得るようにしたものである。
前記スプリングは上部を固定され三方を開放した長方形状に設けられ、前記側壁の両側に所定間隔を空けて設けられ、前記スプリングの膨出頂部にはビス穴がそれぞれ設けられると共に、前記側壁の前記枢支軸と対向する個所にビス穴を形成したものである。
図1の正面図に示すように、本考案の単管クランプ1は、仮設パイプなどの取付杆部に被嵌して締付固定する断面逆L状の固定クランプ2及び断面半円状の可動クランプ3からなり、前記固定クランプ2の両端に支軸4、4がそれぞれ垂設されて前記可動クランプ3の一端及び締付ボルト5が前記支軸4、4に回動自在に連結される。
前記可動クランプ3の他端には前記締付ボルト5が嵌合する嵌合溝(図示せず)が設けられ、前記締付ボルト5には締付ナット6が螺合されて前記嵌合溝(図示せず)に嵌合した締付ボルト5を締付けることにより仮設パイプなどの取付杆部に単管クランプ1を固定することができる。
前記固定クランプ2の側壁面には枢支軸7に回転自在に枢着された断面コ字状の挟持部8が設けられ、図3の平面図に示すように前記挟持部8の一方の側壁9中央に枢支軸7が枢着されると共に、図3B−B矢視断面の図4に示すように、前記挟持部8の両側壁9,9には内方側に膨出する円弧状のスプリング10,10が設けられる。
図1A−A矢視断面の図2に示すように、前記スプリング10,10は上部を固定され三方を開放した長方形状に設けられ、前記側壁9の両側に所定間隔を空けて設けられる。 図4に示すように前記スプリング10,10の膨出頂部にはビス穴11,11がそれぞれ設けられると共に、図3に示すように前記側壁9の前記枢支軸7と対向する個所にビス穴12を形成する。
なお、13は前記挟持部8の底壁である。
最初に、本考案の単管クランプ1を使用して丸波トタンにより仮囲いをする場合について説明する。
図5に示すように、本考案の単管クランプ1は、固定クランプ2の枢支軸7により枢着されている挟持部8を360°回転させることができるので、前記挟持部8を実線で示す状態から1点鎖線で示す状態へ簡単に位置変更ができる。
図6に示すように、仮設用パイプである単管パイプAが所定間隔で立設されており、この単管パイプAの所定高さ位置、すなわち上下2個所に本考案の単管クランプ1を固定する。
そして、前記挟持部8を図5の実線で示す状態とし、図4の上方から前記挟持部8に垂木Bを嵌合するとスプリング10が後退し、前記スプリング10の後退により完全に垂木Bが前記挟持部8に収納され、前記垂木Bは前記スプリング10により両側から押圧挟持される。
垂木Bが横架され、この垂木Bに対して丸波トタンCを当接させ、前記挟持部8のビス穴11,11に向ってビス(図示せず)を取り付け、垂木Bと丸波トタンCを固定する。
このようにして、建設工事現場において丸波トタンCにより仮囲いをすることができる。
図7に示すように、仮設用パイプである単管パイプAが所定間隔で立設されており、この単管パイプAの上下2個所に本考案の単管クランプ1を固定する。
そして、上方の単管クランプ1の前記挟持部8を図5の1点鎖線で示す状態とし、下方の単管クランプ1の前記挟持部8を図5の実線で示す状態とする。
前記挟持部8に合板(コンパネ)Dを嵌合するとスプリング10の後退により完全に合板(コンパネ)Dが前記挟持部8に収納され、前記合板(コンパネ)Dは前記スプリング10により両側から押圧挟持される。
このようにして、建設工事現場において合板(コンパネ)Dにより安全通路を形成することができる。
図8に示すように、仮設用パイプである単管パイプAが所定間隔で立設されており、この単管パイプAの上下2個所に本考案の単管クランプ1を固定する。
そして、上方の単管クランプ1の前記挟持部8を図5の実線で示す状態とし、下方の単管クランプ1の前記挟持部8を図5の1点鎖線で示す状態とする。
上方の前記挟持部8に垂木Bを嵌合するとスプリング10の後退により完全に垂木Bが前記挟持部8に収納され、垂木Bは前記スプリング10により両側から押圧挟持される。
こうして垂木Bが横架され、垂木Bが手摺となって利用される。
また、下方の前記挟持部8に巾木Eを嵌合するとスプリング10の後退により完全に巾木Eが前記挟持部8に収納され、巾木Eは前記スプリング10により両側から押圧挟持される。
こうして巾木Eが横架され、巾木Eが落下防止用として利用される。
2 固定クランプ
3 可動クランプ
4 支軸
5 締付ボルト
6 締付ナット
7 枢支軸
8 挟持部
9 側壁
10 スプリング
11 ビス穴
12 ビス穴
13 底壁
A 単管パイプ
B 垂木
C 丸波トタン
D 合板(コンパネ)
E 巾木
Claims (2)
- 仮設パイプなどの取付杆部に被嵌して締付固定する断面逆L状の固定クランプ及び断面半円状の可動クランプからなり、前記固定クランプの両端に支軸がそれぞれ垂設されて前記可動クランプの一端及び締付ボルトが前記支軸に回動自在に連結され、前記可動クランプの他端には前記締付ボルトが嵌合する嵌合溝が設けられ、前記締付ボルトには締付ナットが螺合されて前記嵌合溝に嵌合した締付ボルトを締付けることにより仮設パイプなどの取付杆部に固定することができる単管クランプにおいて、前記固定クランプの側壁面には枢支軸に回転自在に枢着された断面コ字状の挟持部が設けられ、前記挟持部の一方の側壁中央に枢支軸が枢着されると共に、前記挟持部の両側壁には内方側に膨出する円弧状のスプリングが設けられることを特徴とする単管クランプ。
- 前記スプリングは上部を固定され三方を開放した長方形状に設けられ、前記側壁の両側に所定間隔を空けて設けられ、前記スプリングの膨出頂部にはビス穴がそれぞれ設けられると共に、前記側壁の前記枢支軸と対向する個所にビス穴を形成したことを特徴とする請求項1記載の単管クランプ。
Priority Applications (1)
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JP2006002492U JP3122672U (ja) | 2006-04-04 | 2006-04-04 | 単管クランプ |
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JP2006002492U JP3122672U (ja) | 2006-04-04 | 2006-04-04 | 単管クランプ |
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Family Applications (1)
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012251362A (ja) * | 2011-06-03 | 2012-12-20 | Kmax Co Ltd | 仮囲い装置および仮囲いを使用したリニューアル工法 |
JP2017218725A (ja) * | 2016-06-03 | 2017-12-14 | 株式会社国元商会 | 仮設足場支持用金具 |
JP2018193728A (ja) * | 2017-05-15 | 2018-12-06 | 株式会社ティーアンドティー | 単管支持金具 |
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- 2006-04-04 JP JP2006002492U patent/JP3122672U/ja not_active Expired - Fee Related
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JP7056899B2 (ja) | 2017-05-15 | 2022-04-19 | 株式会社ティーアンドティー | 単管支持金具 |
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