JP3122520U - 管継手及び管継手セット - Google Patents
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Abstract
【課題】被接続管の管径を変更する場合の経済性に優れ、作業性にも優れる管継手を提供する。
【解決手段】継手本体1と、被接続管40に挿入される挿入筒2と、被接続管40を挿入筒2の外周面側から掴持して被接続管40を抜け止めする管抜止部材3と、継手本体1に対して螺進して管抜止部材3を縮径方向へ変形させる袋ナット4と、を備える。また、挿入筒2が継手本体1に対して着脱自在とされて、袋ナット4と管抜止部材3と挿入筒2とを被接続管40の管径に対応して交換自在となるように構成した。
【選択図】図3
【解決手段】継手本体1と、被接続管40に挿入される挿入筒2と、被接続管40を挿入筒2の外周面側から掴持して被接続管40を抜け止めする管抜止部材3と、継手本体1に対して螺進して管抜止部材3を縮径方向へ変形させる袋ナット4と、を備える。また、挿入筒2が継手本体1に対して着脱自在とされて、袋ナット4と管抜止部材3と挿入筒2とを被接続管40の管径に対応して交換自在となるように構成した。
【選択図】図3
Description
本考案は、管継手及び管継手セットに関する。
従来、給水管,給湯管,エアー供給管,作動油供給管等の被接続管を接続する管継手として、被接続管に挿入される挿入筒が一体形成された継手本体と、被接続管を挿入筒の外周面側から掴持して被接続管を抜け止めする管抜止部材と、袋ナットと、を備えたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−295752号公報
上述のような従来の管継手では、一つの管継手は、一つの被接続管の管径にしか対応していなかった。これにより、工場等の機器に水,湯,エアー,作動油等を供給している被接続管の管径を変更する際には、機器に取り付けられた管継手を全く新しいものに交換する必要があった。そして、取り外された管継手は無駄に廃棄されていた。従って、従来の管継手は、経済的ではなかった。
そこで、本考案は、被接続管の管径を変更する場合の経済性に優れ、作業性にも優れる管継手及び管継手セットを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本考案に係る管継手は、継手本体と、被接続管に挿入される挿入筒と、該被接続管を該挿入筒の外周面側から掴持して該被接続管を抜け止めする管抜止部材と、上記継手本体に対して螺進して該管抜止部材を縮径方向へ変形させる袋ナットと、を備え、さらに、上記挿入筒が上記継手本体に対して着脱自在とされて、上記袋ナットと上記管抜止部材と該挿入筒とを上記被接続管の管径に対応して交換自在となるように構成したものである。
また、上記挿入筒には、接続用雄ねじ部が形成され、上記継手本体には、該接続用雄ねじ部と螺合する雌ねじ部が形成されて、該挿入筒を該継手本体に対して着脱自在に構成した。
また、上記管抜止部材は、外周面にテーパ部を有する筒状であり、かつ、2つの筒端から交互に軸心方向に切り欠かれるようにして軸心廻りに等ピッチで形成された複数の変形用スリットを有している。
また、本考案に係る管継手セットは、大小複数の管径の被接続管に対応した挿入外径寸法を夫々有する複数の挿入筒と、複数の該挿入筒に対応した複数の管抜止部材及び袋ナットと、複数の該挿入筒及び該袋ナットが着脱自在に取着される単数の共通継手本体と、から構成されている。
また、上記挿入筒には、接続用雄ねじ部が形成され、上記継手本体には、該接続用雄ねじ部と螺合する雌ねじ部が形成されて、該挿入筒を該継手本体に対して着脱自在に構成した。
また、上記管抜止部材は、外周面にテーパ部を有する筒状であり、かつ、2つの筒端から交互に軸心方向に切り欠かれるようにして軸心廻りに等ピッチで形成された複数の変形用スリットを有している。
また、本考案に係る管継手セットは、大小複数の管径の被接続管に対応した挿入外径寸法を夫々有する複数の挿入筒と、複数の該挿入筒に対応した複数の管抜止部材及び袋ナットと、複数の該挿入筒及び該袋ナットが着脱自在に取着される単数の共通継手本体と、から構成されている。
本考案は、次のような著大な効果を奏する。
本考案に係る管継手は、管継手の一部を変更するだけで、工場等の機器に水,湯,エアー,作動油等を供給していた被接続管の管径の変更を行うことができる。従って、従来のように被接続管の管径の変更の際、機器から取り外された管継手全体が無駄に廃棄されることがないので、経済性に優れる。
また、挿入筒をスパナ、モンキーレンチ等の一般作業工具にて容易に着脱することができる。しかも、被接続管の接続を確実に行うことができる。
また、袋ナットを継手本体に対して締め付ける作業を楽にすることができる。
本考案に係る管継手は、管継手の一部を変更するだけで、工場等の機器に水,湯,エアー,作動油等を供給していた被接続管の管径の変更を行うことができる。従って、従来のように被接続管の管径の変更の際、機器から取り外された管継手全体が無駄に廃棄されることがないので、経済性に優れる。
また、挿入筒をスパナ、モンキーレンチ等の一般作業工具にて容易に着脱することができる。しかも、被接続管の接続を確実に行うことができる。
また、袋ナットを継手本体に対して締め付ける作業を楽にすることができる。
また、本考案に係る管継手セットは、被接続管の管径の変更の際、すぐに、径の異なる被接続管に変更することができる。また、複数の管径に対応しながらも共通継手本体は単数なので、全体の部品点数を少なくでき、経済性に優れた管継手セットにできる。
以下、実施の形態を示す図面に基づき、本考案を詳説する。
図1及び図3に於て、本考案の実施の一形態に係る管継手は、主に、工場の設備や機器に水,湯,エアー,作動油等を供給するための工場配管用として使用される。
本実施形態の管継手は、継手本体1と、被接続管40に挿入される挿入筒2と、被接続管40を挿入筒2の外周面側から掴持して被接続管40を抜け止めする管抜止部材3と、継手本体1に対して螺進して管抜止部材3を縮径方向へ変形させる袋ナット4と、を備えている。
被接続管40としては、例えば、塩化ビニル,スチレン系樹脂,ポリオレフィン系樹脂等から形成された可撓性ホースが使用される。
図1及び図3に於て、本考案の実施の一形態に係る管継手は、主に、工場の設備や機器に水,湯,エアー,作動油等を供給するための工場配管用として使用される。
本実施形態の管継手は、継手本体1と、被接続管40に挿入される挿入筒2と、被接続管40を挿入筒2の外周面側から掴持して被接続管40を抜け止めする管抜止部材3と、継手本体1に対して螺進して管抜止部材3を縮径方向へ変形させる袋ナット4と、を備えている。
被接続管40としては、例えば、塩化ビニル,スチレン系樹脂,ポリオレフィン系樹脂等から形成された可撓性ホースが使用される。
継手本体1は、例えば、真鍮製やステンレス製である。この継手本体1は、一端1c側に、袋ナット4を取り付けるための雄ねじ部11を有し、他端1d側に、機器への取り付けのための取付ねじ部10を有している。また、継手本体1は、取付ねじ部10に連設されると共に管継手の着脱操作のための六角部12を有している。
継手本体1の一端1c側には、孔部14が設けられている。この孔部14を形成する孔底壁部14aには、継手本体1の他端1d側へ貫通する流路15が設けられている。
また、孔部14を形成する内周壁には、雌ねじ部7と、雌ねじ部7の奥側に連設されると共にOリング,パッキン等のシール部材13が嵌着されるシール部16とが設けられている。
継手本体1の一端1c側には、孔部14が設けられている。この孔部14を形成する孔底壁部14aには、継手本体1の他端1d側へ貫通する流路15が設けられている。
また、孔部14を形成する内周壁には、雌ねじ部7と、雌ねじ部7の奥側に連設されると共にOリング,パッキン等のシール部材13が嵌着されるシール部16とが設けられている。
次に、挿入筒2について述べる。この挿入筒2は、真鍮製やステンレス製である。
本考案では、この挿入筒2が継手本体1に対して着脱自在とされている。具体的には、挿入筒2の一端2c側には、被接続管40の端部への挿入部分である挿入部17が形成されており、他端2d側には、接続用雄ねじ部6が形成されている。挿入筒2は、接続用雄ねじ部6に連設される外鍔部19を有している。
また、挿入部17には、被接続管40に挿入しやすくするための軸心廻りの溝部18が、複数形成されている。
外鍔部19には、外鍔部19を継手本体1に対して着脱する際に作業工具を引っ掛けるための平面部20が形成されている。
上述した形状の挿入筒2は、接続用雄ねじ部6が継手本体1の雌ねじ部7と螺合するようになっている。このようにして、挿入筒2は、継手本体1に対して着脱自在に構成されている。挿入筒2の取付状態では、挿入筒2の外鍔部19は、継手本体1の一端1cに当接するようになっている。また、この際、挿入筒2の他端2dと継手本体1の孔底壁部14aとの間に、シール部材13が挟持されるようになっている。
本考案では、この挿入筒2が継手本体1に対して着脱自在とされている。具体的には、挿入筒2の一端2c側には、被接続管40の端部への挿入部分である挿入部17が形成されており、他端2d側には、接続用雄ねじ部6が形成されている。挿入筒2は、接続用雄ねじ部6に連設される外鍔部19を有している。
また、挿入部17には、被接続管40に挿入しやすくするための軸心廻りの溝部18が、複数形成されている。
外鍔部19には、外鍔部19を継手本体1に対して着脱する際に作業工具を引っ掛けるための平面部20が形成されている。
上述した形状の挿入筒2は、接続用雄ねじ部6が継手本体1の雌ねじ部7と螺合するようになっている。このようにして、挿入筒2は、継手本体1に対して着脱自在に構成されている。挿入筒2の取付状態では、挿入筒2の外鍔部19は、継手本体1の一端1cに当接するようになっている。また、この際、挿入筒2の他端2dと継手本体1の孔底壁部14aとの間に、シール部材13が挟持されるようになっている。
次に、管抜止部材3は、金属製や樹脂製であり、図3及び図4に示すように、外周面に2つのテーパ部9a,9bを有する筒状である。また、管抜止部材3は、2つの筒端から交互に軸心方向に切り欠かれるようにして軸心廻りに等ピッチで形成された複数の変形用スリット8…を有している。
次に、袋ナット4は、図1及び図3に示すように、一端側に被接続管40を挿入する管挿入孔部21を有している。管挿入孔部21の径は、被接続管40の径よりもわずかに大きく形成されている。この管挿入孔部21の奥側には、奥側へ拡径状のテーパ孔部22が連設されている。また、テーパ孔部22の奥側には、袋ナット4の他端側に開口する孔部23が連設されている。また、孔部23を形成する内周壁には、継手本体1の雄ねじ部11に螺合する雌ねじ部24が設けられている。
また、袋ナット4の外周面側には、袋ナット4を継手本体1に取り付けて締め付けるための六角部25が形成されている。
また、袋ナット4の外周面側には、袋ナット4を継手本体1に取り付けて締め付けるための六角部25が形成されている。
上述した継手本体1と挿入筒2と管抜止部材3と袋ナット4とシール部材13の組み付け、及び、被接続管40との接続は、次のようにして行われる。
まず、継手本体1のシール部16にシール部材13を嵌着し、挿入筒2を継手本体1に取り付ける(挿入筒2の接続用雄ねじ部6を継手本体1の雌ねじ部7に螺合させる)。
次に、袋ナット4, 管抜止部材3に被接続管40を順次挿通させる。
その後、被接続管40の端部を挿入筒2の挿入部17に挿入し、袋ナット4の雌ねじ部24を継手本体1の雄ねじ部11に螺合させる。
この状態では、管抜止部材3は、挿入筒2の挿入部17と挿入部17に挿入された被接続管40に外嵌状とされると共に、袋ナット4の孔部23内に位置している。
そして、袋ナット4を締め付ける(螺進させる)ことにより、管抜止部材3の基端部3dが挿入筒2の外鍔部19に当接しつつ、管抜止部材3の先端部3cが袋ナット4のテーパ孔部22に入っていき、管抜止部材3は縮径される。こうして、管抜止部材3は、被接続管40を挿入筒2の外周面側から掴持し、抜け止めが行われるようになっている。
まず、継手本体1のシール部16にシール部材13を嵌着し、挿入筒2を継手本体1に取り付ける(挿入筒2の接続用雄ねじ部6を継手本体1の雌ねじ部7に螺合させる)。
次に、袋ナット4, 管抜止部材3に被接続管40を順次挿通させる。
その後、被接続管40の端部を挿入筒2の挿入部17に挿入し、袋ナット4の雌ねじ部24を継手本体1の雄ねじ部11に螺合させる。
この状態では、管抜止部材3は、挿入筒2の挿入部17と挿入部17に挿入された被接続管40に外嵌状とされると共に、袋ナット4の孔部23内に位置している。
そして、袋ナット4を締め付ける(螺進させる)ことにより、管抜止部材3の基端部3dが挿入筒2の外鍔部19に当接しつつ、管抜止部材3の先端部3cが袋ナット4のテーパ孔部22に入っていき、管抜止部材3は縮径される。こうして、管抜止部材3は、被接続管40を挿入筒2の外周面側から掴持し、抜け止めが行われるようになっている。
本考案の管継手は、以上のような構造となっているが、この構造により、本考案の管継手は、袋ナット4と管抜止部材3と挿入筒2とを被接続管40の管径に対応して交換自在となるように構成されている。より具体的に述べると、図1〜図3に示すように、機器に水,湯,エアー,作動油等を供給する被接続管40aの管径をD1 からD2 へ変更したい場合、機器に取り付けられた管継手のうち継手本体1はそのままにして、袋ナット4aと管抜止部材3aと挿入筒2aを取り外す。そして、管径D2 の被接続管40bに合う袋ナット4bと管抜止部材3bと挿入筒2bを同じ継手本体1に取り付け、被接続管40bを接続することにより、管径D1 の被接続管40aを管径D2 の被接続管40bに変更できるようになっている。
なお、挿入筒2aと挿入筒2bとを比較すると、挿入部17の形状(径)は異なっているが、接続用雄ねじ部6の形状は同一となっている。
なお、挿入筒2aと挿入筒2bとを比較すると、挿入部17の形状(径)は異なっているが、接続用雄ねじ部6の形状は同一となっている。
また、本考案では、大小複数の管径(図例ではD1 ,D2 の2種類)の被接続管40a,40bに対応した挿入外径寸法d1 ,d2 を夫々有する複数の挿入筒2a,2bと、複数の挿入筒2a,2bに対応した複数の管抜止部材3a,3b及び袋ナット4a,4bと、複数の挿入筒2a,2b及び袋ナット4a,4bが着脱自在に取着される単数の共通継手本体1Aと、から成る製品を、管継手セットとして販売することも考えられている。
このような管継手セットとすることにより、管継手セットの購入者は、一つの管径D1 の被接続管40aに対応させて、共通継手本体1Aに挿入筒2aと管抜止部材3aと袋ナット4aとを組み付けて配管を行った後でも、新たな管継手を購入することなく、挿入筒2bと管抜止部材3bと袋ナット4bとを交換して、すぐに、管径D2 の被接続管40bに変更することが可能となっている。
このような管継手セットとすることにより、管継手セットの購入者は、一つの管径D1 の被接続管40aに対応させて、共通継手本体1Aに挿入筒2aと管抜止部材3aと袋ナット4aとを組み付けて配管を行った後でも、新たな管継手を購入することなく、挿入筒2bと管抜止部材3bと袋ナット4bとを交換して、すぐに、管径D2 の被接続管40bに変更することが可能となっている。
なお、本考案は上述の実施の形態に限定されず、本考案の要旨を逸脱しない範囲で設計変更可能である。例えば、本実施形態では、挿入筒2に接続用雄ねじ部6が形成されている場合を例示したが、本考案はこれに限らず、接続用雄ねじ部が形成されていない挿入筒であってもよい。この場合、継手本体に設けられた孔部に挿入筒を嵌め込むようにし、袋ナットの締め付けにより完全に挿入筒を固定するように構成してもよい。
また、本実施形態では、継手本体1に設けられた孔部14の奥側のシール部16に、シール部材13が嵌着される場合を例示したが、本考案はこれに限らず、シール部材を別の位置に配設してもよい。例えば、孔部14に同心円状となるように継手本体1の端面に凹溝を設けてシール部材を嵌め込み、挿入筒2が取り付けられた際、挿入筒2の外鍔部19の部分にシール部材が当接するようにしてもよい。
また、本実施形態の管継手セットは、管径D1 の被接続管40aと管径D2 の被接続管40bとの2種類に対応したものを例示したが、本考案はこれに限らず、3種類以上の管径に対応するように3個以上の挿入筒,管抜止部材,袋ナットを有する管継手セットとするも好ましい。
また、本実施形態では、継手本体1に設けられた孔部14の奥側のシール部16に、シール部材13が嵌着される場合を例示したが、本考案はこれに限らず、シール部材を別の位置に配設してもよい。例えば、孔部14に同心円状となるように継手本体1の端面に凹溝を設けてシール部材を嵌め込み、挿入筒2が取り付けられた際、挿入筒2の外鍔部19の部分にシール部材が当接するようにしてもよい。
また、本実施形態の管継手セットは、管径D1 の被接続管40aと管径D2 の被接続管40bとの2種類に対応したものを例示したが、本考案はこれに限らず、3種類以上の管径に対応するように3個以上の挿入筒,管抜止部材,袋ナットを有する管継手セットとするも好ましい。
以上のように、本考案に係る管継手は、継手本体1と、被接続管40に挿入される挿入筒2と、被接続管40を挿入筒2の外周面側から掴持して被接続管40を抜け止めする管抜止部材3と、継手本体1に対して螺進して管抜止部材3を縮径方向へ変形させる袋ナット4と、を備え、さらに、挿入筒2が継手本体1に対して着脱自在とされて、袋ナット4と管抜止部材3と挿入筒2とを被接続管40の管径に対応して交換自在となるように構成したので、管継手の一部を変更するだけで、工場等の機器に水,湯,エアー,作動油等を供給していた被接続管40の管径の変更を行うことができる。即ち、工場等の機器に取り付けられた継手本体1を再利用し、袋ナット4と管抜止部材3と挿入筒2とを交換することで、被接続管40の管径の変更に対応することができる。従って、従来のように被接続管40の管径の変更の際、機器から取り外された管継手全体が無駄に廃棄されることがないので、経済性に優れる。
また、挿入筒2には、接続用雄ねじ部6が形成され、継手本体1には、接続用雄ねじ部6と螺合する雌ねじ部7が形成されて、挿入筒2を継手本体1に対して着脱自在に構成したので、挿入筒2をスパナ、モンキーレンチ等の一般作業工具にて容易に着脱することができる。しかも、挿入筒2の継手本体1への取付状態において、軸心がふらつかないように確実に挿入筒2を固定できるので、被接続管40の接続を確実に行うことができる。
また、管抜止部材3は、外周面にテーパ部9a,9bを有する筒状であり、かつ、2つの筒端から交互に軸心方向に切り欠かれるようにして軸心廻りに等ピッチで形成された複数の変形用スリット8を有しているので、管抜止部材3を小さな力で容易に縮径させることができ、袋ナット4を継手本体1に対して締め付ける作業を楽にすることができる。
また、管抜止部材3は、外周面にテーパ部9a,9bを有する筒状であり、かつ、2つの筒端から交互に軸心方向に切り欠かれるようにして軸心廻りに等ピッチで形成された複数の変形用スリット8を有しているので、管抜止部材3を小さな力で容易に縮径させることができ、袋ナット4を継手本体1に対して締め付ける作業を楽にすることができる。
また、本考案に係る管継手セットは、大小複数の管径の被接続管40a,40bに対応した挿入外径寸法d1 ,d2 を夫々有する複数の挿入筒2a,2bと、複数の挿入筒2a,2bに対応した複数の管抜止部材3a,3b及び袋ナット4a,4bと、複数の挿入筒2a,2b及び袋ナット4a,4bが着脱自在に取着される単数の共通継手本体1Aと、から構成されているので、管継手セットの購入者は、一つの管径の被接続管40aに対応させて、共通継手本体1Aに挿入筒2aと管抜止部材3aと袋ナット4aとを組み付けて配管を行った後でも、新たな管継手を購入することなく、挿入筒2bと管抜止部材3bと袋ナット4bとを交換して、すぐに、被接続管40aと径の異なる被接続管40bに変更することができる。また、複数の管径に対応しながらも共通継手本体1Aは単数なので、全体の部品点数を少なくでき、経済性に優れた管継手セットにできる。
1,1A (共通)継手本体
2,2a,2b 挿入筒
3,3a,3b 管抜止部材
4,4a.4b 袋ナット
6 接続用雄ねじ部
7 雌ねじ部
8 変形用スリット
9a,9b テーパ部
d1 ,d2 挿入外径寸法
2,2a,2b 挿入筒
3,3a,3b 管抜止部材
4,4a.4b 袋ナット
6 接続用雄ねじ部
7 雌ねじ部
8 変形用スリット
9a,9b テーパ部
d1 ,d2 挿入外径寸法
Claims (4)
- 継手本体(1)と、被接続管(40)に挿入される挿入筒(2)と、該被接続管(40)を該挿入筒(2)の外周面側から掴持して該被接続管(40)を抜け止めする管抜止部材(3)と、上記継手本体(1)に対して螺進して該管抜止部材(3)を縮径方向へ変形させる袋ナット(4)と、を備え、
さらに、上記挿入筒(2)が上記継手本体(1)に対して着脱自在とされて、上記袋ナット(4)と上記管抜止部材(3)と該挿入筒(2)とを上記被接続管(40)の管径に対応して交換自在となるように構成したことを特徴とする管継手。 - 上記挿入筒(2)には、接続用雄ねじ部(6)が形成され、上記継手本体(1)には、該接続用雄ねじ部(6)と螺合する雌ねじ部(7)が形成されて、該挿入筒(2)を該継手本体(1)に対して着脱自在に構成した請求項1記載の管継手。
- 上記管抜止部材(3)は、外周面にテーパ部 (9a)(9b) を有する筒状であり、かつ、2つの筒端から交互に軸心方向に切り欠かれるようにして軸心廻りに等ピッチで形成された複数の変形用スリット(8)を有している請求項1又は2記載の管継手。
- 大小複数の管径の被接続管 (40a)(40b) に対応した挿入外径寸法 (d1 )(d2 ) を夫々有する複数の挿入筒 (2a)(2b) と、複数の該挿入筒 (2a)(2b) に対応した複数の管抜止部材 (3a)(3b) 及び袋ナット (4a)(4b) と、複数の該挿入筒 (2a)(2b) 及び該袋ナット (4a)(4b) が着脱自在に取着される単数の共通継手本体(1A)と、から構成されていることを特徴とする管継手セット。
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JP2006002474U JP3122520U (ja) | 2006-04-04 | 2006-04-04 | 管継手及び管継手セット |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2016103954A1 (ja) * | 2014-12-24 | 2016-06-30 | 三桜工業株式会社 | 配管継手 |
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2006
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WO2016103954A1 (ja) * | 2014-12-24 | 2016-06-30 | 三桜工業株式会社 | 配管継手 |
JP2016121727A (ja) * | 2014-12-24 | 2016-07-07 | 三桜工業株式会社 | 配管継手 |
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