JP3121943U - テーブル - Google Patents

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貞次 実石
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東海家具工業株式会社
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Abstract

【課題】
本考案は、地震等の災害時、避難場所として好適なテーブルを提供すること目的としている。
【解決手段】
テーブルTは、天板1と、この天板1に対向し、設置面Sに当接する床板2と、この床板2と天板1とにそれぞれ固定される複数の脚部3とを備えているものである。
【選択図】 図2

Description

本考案は、テーブルに係り、特に、地震等の災害時、避難場所として好適なテーブルに関する。
従来、地震等の災害時、避難場所として好適なテーブルとしては、テーブルの下部に形成される空間に避難した場合、テーブルの中央部に垂下した脚部を掴んで、テーブルだけが振動等で移動しないようにしたものがある(例えば特許文献1参照)。
しかしながら、このテーブルでは、テーブルの中央部に垂下した脚部を掴まねばならず、手を離した場合、テーブルだけが振動等で移動してしまうという問題点があった。
特許登録第2797065号公報
本考案は、前記した問題点を除去するようにしたテーブルを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本考案のテーブルは、天板と、この天板に対向し、設置面に当接する床板と、この床板と前記天板とにそれぞれ固定される複数の脚部とを備えているものである。
また、請求項2記載のテーブルは、請求項1記載のテーブルにおいて、天板の裏面側であって前記脚部の外側に位置し、前記天板又は脚部に取り付けられた枠状部材と、この枠状部材に手を掛ける枠状手掛け部が設けられているものである
また、請求項3記載のテーブルは、請求項1又は請求項2記載のテーブルにおいて、枠状部材は、天板の裏面側から見て、時計回りに、順次、第1の板状部材、第2の板状部材、第3の板状部材、第4の板状部材からなる長方形又は正方形であり、前記枠状部材の内方に位置し、一方の先端が前記第1の板状部材に、他方の先端が前記第1の板状部材に対向する前記第3の板状部材に、それぞれ当接し、前記天板又は前記枠状部材に取り付けられた横断板状部材と、この横断板状部材に手を掛ける横断手掛け部が設けられているものである。
また、請求項4記載のテーブルは、請求項1〜3記載のテーブルにおいて、天板と床板は、平面視、略同形の長方形又は正方形であり、複数の脚部は4本で、該4本の脚部は、前記天板及び前記床板の角部に位置し、 前記天板と前記床板との間に形成される空間は、少なくとも、一人が避難できるスペースである。
請求項1記載のテーブルによれば、床板と天板とは複数の脚部により固定されているため、テーブル自体の強度の向上を図ることができ、しかも、地震等の災害時、床板に避難した場合、避難した人の自重によりテーブルだけが振動等で移動することが防止され、床板に避難している人の安全を保つことができる。
また、請求項2記載のテーブルによれば、前述の請求項1記載の考案の効果に加え、天板の裏面側に位置し、脚部又は前記天板に枠状部材が取り付けられているため、テーブル自体の強度の向上を図ることができ、しかも、地震等の災害時、床板に避難した場合、枠状部材に設けられた枠状手掛け部に手を掛けることができるため、振動等で人が床板から離脱するのをより防止することができる。
また、請求項3記載のテーブルによれば、前述の請求項1又は請求項2記載の考案の効果に加え、枠状部材の内方に位置し、一方の先端が第1の板状部材に、他方の先端が前記第1の板状部材に対向する第3の板状部材に、それぞれ当接し、天板又は前記枠状部材に取り付けられた横断板状部材により、枠状部材の強度、引いては、テーブル自体の強度の向上を図ることができ、しかも、地震等の災害時、床板に避難した場合、横断板状部材に設けられた横断手掛け部に手を掛けることができるため、振動等で人が床板から離脱するのを防止することができる。
以下、本考案のテーブルの一実施例(図1乃至図10)について図面に従って説明する。
Tはテーブルで、テーブルTは、天板1と、この天板1に対向し、設置面Sに当接する床板2と、この床板2と天板1とにそれぞれ固定される複数の脚部3とを備えている。
例えば、図8に示すように、ビス31により、脚部3は床板2に固定される。なお、32は、高さ調整を行うアジャスターで、本実施例では、4個の脚部3の裏面にそれぞれ
取り付けられ、テーブルTの高さ調整を行うようになっている。
天板1と床板2は、平面視、略同形の長方形、例えば、縦 約830mm、横 約1350mm(又は正方形)であり、複数の脚部は、例えば、4本で、該4本の脚部3は、天板1及び床板2の角部に位置し、天板1と床板2との間に形成される空間は、図2に示すように、少なくとも、一人が避難できるスペースとなっている。
従って、上述したテーブルTによれば、床板2と天板1とは複数の脚部3により固定されているため、テーブルT自体の強度の向上を図ることができ、しかも、地震等の災害時、床板2に避難した場合、避難した人の自重によりテーブルTだけが振動等で移動することが防止され、床板2に避難している人の安全を保つことができる。
また、4は、天板1の裏面側であって脚部3の外側に位置し、天板1と脚部3に取り付けられた枠状部材で、枠状部材4は、図3に示すように、天板1の裏面側から見て、時計回りに、順次、第1の板状部材41、第2の板状部材42、第3の板状部材43、第4の板状部材44からなる長方形(又は正方形)であり、この枠状部材4に手を掛ける枠状手掛け部4aが設けられている。
枠状手掛け部4aは、第1の板状部材41、第2の板状部材42、第3の板状部材43、第4の板状部材44に全て設けられ、図5に示すように、第1の板状部材41、第2の板状部材42、第3の板状部材43、第4の板状部材44の表裏を貫く貫通孔となっている。本考案の枠状手掛け部4aは、貫通孔に限らず、手を掛けることができるものであれば、貫通しない凹所(図示せず)でも良い。
この枠状部材4は、天板1の裏面側に位置し、脚部3又は天板1に取り付けられているため、テーブルT自体の強度の向上を図ることができ、しかも、地震等の災害時、床板2に避難した場合、枠状部材4に設けられた枠状手掛け部4aに手を掛けることができるため、振動等で人が床板2から離脱するのをより防止することができる。
また、5は、枠状部材4の内方に位置し、一方の先端が第1の板状部材41に、他方の先端が第1の板状部材41に対向する第3の板状部材3に、それぞれ当接し、天板1又は枠状部材4に、例えば、ビス(図示せず)により取り付けられた横断板状部材で、この横断板状部材5に手を掛ける横断手掛け部5aが設けられている(図3参照)。
この横断板状部材5は、枠状部材4の内方に位置し、一方の先端が第1の板状部材41に、他方の先端が第1の板状部材41に対向する第3の板状部材43に、それぞれ当接し、天板1又は枠状部材4に取り付けられているため、枠状部材4の強度、引いては、テーブルT自体の強度の向上を図ることができ、しかも、地震等の災害時、床板2に避難した場合、横断板状部材5に設けられた横断手掛け部5aに手を掛けることができるため、振動等で人が床板2から離脱するのを防止することができる。
なお、枠状部材4は、天板1に接着剤(図示せず)、ビス(図示せず)等により、図6に示すように、脚部3にコーナー部材45、取付部材(例えば、ボルト)46により強固に取り付けられている。
また、6は一端を枠状部材4に回動自在に支持された回動部材で、この回動部材6の他端は、係止部7(例えば、穴)に係止し、天板1と床板2との強度を強くすると共に、床板2に避難している人が床板2から離脱するのを防止することができる。
なお、上述した実施例においては、横断板状部材5、5’をクロスするように設けたが、本考案にあっては、これに限らず、図11乃至図15に示すテーブルTにおいては、横断板状部材5、5’を平行に設けるようにしても良い。
即ち、枠状部材4は、図12に示すように、天板1の裏面側から見て、時計回りに、順次、第1の板状部材41、第2の板状部材42、第3の板状部材43、第4の板状部材44からなる長方形(又は正方形)であり、この枠状部材4に手を掛ける枠状手掛け部4aが設けられている。5、5’は、枠状部材4の内方に位置し、一方の先端が第1の板状部材41に、他方の先端が第1の板状部材41に対向する第3の板状部材43に、それぞれ当接し、天板1又は枠状部材4に、例えば、ビス(図示せず)により取り付けられた横断板状部材で、この横断板状部材5、5’に手を掛ける横断手掛け部5a、5’aが設けられている(図12参照)。
また、上述した実施例においては、ビス31により、脚部3を床板2に固定したが、本考案にあっては、これに限らず、図15に示すように、L字状金具8、ボルト9、ビス31を介して、脚部3を床板2に固定しても良い。図15に示す32は、上述した実施例と同様の高さ調整を行うアジャスターである。
図1は、本考案の一実施例のテーブルを示す概略的斜視図である。 図2は、図1のテーブルの使用状態を示す概略的正面図である。 図3は、図2の3−3線に沿って切断して示す概略的断面図である。 図4は、図3の一部を拡大して示す概略的一部拡大断面図である。 図5は、図2の5−5線に沿って切断して示す概略的断面図である。 図6は、図5の一部を拡大して示す概略的一部拡大断面図である。 図7は、図1のテーブルの床板から見た概略的一部拡大図である。 図8は、図7の8−8線に沿って切断して示す概略的断面図である。 図9は、図1の回動部材の作用を説明するための概略的正面図である。 図10は、図9の回動部材の作用を説明するための概略的斜視図である。 図11は、本考案の他の実施例のテーブルを示す概略的正面図である。 図12は、図11の12−12線に沿って切断して示す概略的断面図である。 図13は、図13のテーブルの概略的側面図である。 図14は、図13のテーブルの床板から見た概略的一部拡大図である。 図15は、図14の15−15線に沿って切断して示す概略的断面図である。
符号の説明
T テーブル
S 設置面
1 天板
2 床板
3 脚部

Claims (4)

  1. 天板と、
    この天板に対向し、設置面に当接する床板と、
    この床板と前記天板とにそれぞれ固定される複数の脚部とを備えている
    ことを特徴とするテーブル。
  2. 天板の裏面側であって前記脚部の外側に位置し、前記天板又は脚部に取り付けられた枠状部材と、
    この枠状部材に手を掛ける枠状手掛け部が設けられていることを特徴とする請求項1記載のテーブル。
  3. 枠状部材は、天板の裏面側から見て、時計回りに、順次、第1の板状部材、第2の板状部材、第3の板状部材、第4の板状部材からなる長方形又は正方形であり、
    前記枠状部材の内方に位置し、一方の先端が前記第1の板状部材に、他方の先端が前記第1の板状部材に対向する前記第3の板状部材に、それぞれ当接し、前記天板又は前記枠状部材に取り付けられた横断板状部材と、
    この横断板状部材に手を掛ける横断手掛け部が設けられていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のテーブル。
  4. 天板と床板は、平面視、略同形の長方形又は正方形であり、
    複数の脚部は4本で、該4本の脚部は、前記天板及び前記床板の角部に位置し、
    前記天板と前記床板との間に形成される空間は、少なくとも、一人が避難できるスペースである
    ことを特徴とする請求項1〜3記載のテーブル。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009213652A (ja) * 2008-03-10 2009-09-24 Aptus Corp 教室机
JP2014213086A (ja) * 2013-04-26 2014-11-17 愛知株式会社

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