JP2006297026A - 耐震家具 - Google Patents

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Hiroyasu Iijima
裕康 飯島
Masanori Miyamoto
真紀 宮本
Akira Miyamoto
昭 宮本
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Abstract

【課題】 従来の載置方式の家具転倒防止装置は、比較的小さな地震等の振動や揺れに対しては効果があるものであったが、大きな振動や揺れに対してはその効果に不安があった。これは天井面との密着度が低いためであると考えられる。また、いずれの装置も意匠的な配慮に乏しく、本来家具の持つデザイン性を重視したものは無いように見うけられた。
【解決手段】 ジャッキ装置を備えた昇降部材と収納庫により構成する本体を既存家具に載置して、該収納庫内のノブを操作して該昇降部材を天井面に圧着して固定することにより、地震等の振動や揺れによる該既存家具の転倒を防止する性能を向上させた。さらに、該既存家具の持つデザイン性を尊重し、意匠的に美しい外観を備えた耐震家具を提供するものである。
【選択図】図1

Description

本発明は、地震等による振動や揺れに対して、家具の転倒を防止する装置を備えた収納家具に関する。
従来、既存家具に載置して使用する形態の、家具転倒防止装置を備えた収納家具としては次のようなものがあった。すなわち、収納庫の上部にコの字型の昇降部材をかぶせる形態のもの(例えば、特許文献1参照)や、収納庫の天板を挿通したコの字型に曲げられたパイプで天井を支持するもの(例えば、特許文献2参照)、または、突っ張り式のジャッキ装置を収納家具で囲うような形態のもの(例えば、特許文献3参照)である。
登録実用新案第3044912号 公報 特開2000−316657号 公報 特開平8−242956号 公報
以上に述べた従来の家具転倒防止装置では、昇降部材の高さを調整して面や線を天井に接触させることで支持しているものや、突っ張り装置の上下に夫夫取り付けられた押圧体の、その小さな面積においての圧着により支持しているものなど、密着度としては決して高いものとは言えず、大きな振動に対しては必ずしも充分に家具の転倒を防止し得るものではないものと考えられる。
さらに、従来の家具転倒防止装置では、いずれも機能性を優先するあまり、意匠的に美しいとは言いがたいものであった。
本発明は、このような従来の構成が有していた問題を解決しようとするものであり、既存の家具を最も効果的に固定して、地震等の大きな振動や揺れに対しても該家具の転倒を防止するものであり、さらに既存家具の持つデザイン性を尊重し、意匠的に美しい外観を備えた耐震家具を提供するものである。
本発明は上記目的を達成するために、ジャッキ装置を備えた薄型の昇降部材と収納庫により構成する本体を既存家具に載置して、該昇降部材を室の天井面に圧着して固定することによって、地震等の振動や揺れによる該既存家具の転倒を防止するものである。
また、第2の課題解決手段としては、本発明の耐震家具を個個に製作するものとして、現在使用している既存家具の幅、奥行き、天井までの高さによる寸法に合わせて製作するものとする。さらに該既存家具の仕上げ面材に近似の化粧合板を選定し、これを使用して製作するものとする。
上記第1の課題解決手段による作用は次の通りである。すなわち収納庫内の4ヶ所のノブを回転して締め付けるという簡単な操作で設置が可能であり、工具等の使用を必要としない。また、該ノブの締め付け程度により、天井の構造の種類に応じて、圧着力を適宜調整することを可能としている。
さらに、コンクリート等の直天井に見られる不陸にも追従して固定することができる。また、下地のある天井においては、通常300〜450ミリ間隔に設置された野縁に対して、圧着面がそれを超える大きであることから、該野縁に対しても有効に圧縮力を伝達し、堅固に固定することが可能となる。
また、第2の課題解決手段による作用は、従来の家具転倒防止装置に見られた意匠的な違和感をなくし、本発明の耐震家具と既存家具との一体感をもたらすものである。
上述したように本発明の耐震家具は、既存家具や天井面及び壁面に傷をつけることがなく、手軽な操作で着脱可能であることから、掃除の際の取り回しも容易である。また、自在な圧着効果をもってさまざまな構造の天井にも対応し、有効に効力を発揮するものである。よって、大規模な地震による大きな揺れ等に対しても、家具の転倒防止効果が極めて高く、家具の転倒による負傷などの災害を防止するものである。
また、ジャッキ装置を備えた薄型の昇降部材は形状的にもとてもシンプルであり、第2の課題解決手段の効果と相まって、既存家具の質感や室の雰囲気を損ねることがないため、インテリアとしての家具の持つ趣味性を充分保持しながら、耐震性能を付加することが可能となるものである。
以下、本発明の一実施例として図示した添付図面各図につき説明する。図1は、本発明に係る耐震家具を分解して示した分解斜示図であって、水平な上板4aと該天板の両側の垂直な側板4b、同じく垂直な背板4c(図面上には見えず)、水平な底板4d(図面上には見えず)、そして扉4eにより収納庫4を構成する。さらに該収納庫の下部には、4本の部材で枠組みされた台座5を有している。
そして水平な天板1aと該天板の側面に垂直な4枚の側板1bにより構成された昇降部材1は、収納庫4の頂部に設けられた4枚の板材により枠組みされたガイド2にかぶせられ、該ガイドに沿って上下に摺動するものである。
一方、アジャスターボルト3bやアジャスターベース3cなどにより構成されるジャッキ装置が収納庫の天板4aに設置されており、これを収納庫側から操作することにより、昇降部材1が上下に摺動するが、該ジャッキ装置は、アジャスターボルト3bを昇降部材の天板1aの底面に取り付けられたハンガー3aに枢着することにより昇降部材と接合されている。
図2は、本発明に係る耐震家具のジャッキ装置の部分を分解して拡大した分解斜示図であって、ジャッキ装置3のボルト3bはアジャスターボルトで、収納庫4の上板4a(図1参照)の頂部に開けられた4ヶ所のボルト挿入孔の上部に止着されたアジャスターベース3cを螺挿し、ノブ3eの中央部を挿通して2個のナット3dによって挟まれる形で螺合されている。
また、4本のアジャスターボルト3bのうち、対角線上の2本については、昇降部材の天板1a(図1参照)の底部に止着されたハンガー3aによって枢着されている。
図3は、本発明に係る耐震家具の縦断面図であって、既存家具と天井板との関係を示しているが、以下、この図を基にして本発明に係る耐震家具の設置の方法を説明する。
あらかじめノブ3eを緩めておき、昇降部材1の高さを最低の部分まで下降させておく。この状態で既存家具の上に載置して、本体と既存家具の位置を合わせてから、4本の該ノブを順序良く均等に締め付けて、該昇降部材を徐々に上昇させる。そして該昇降部材が天井板に接触したことを確認してからさらに適当な圧力を加えて確実に固定する。
上述したような設置方法においても、充分な家具転倒防止効果は期待できるが、さらに昇降部材の天板1aと天井材Tとの間、及び台座5と既存家具との間にゴム製の滑り止めシートなどを挟んで設置することにより、地震等による振動や揺れに対してズレ防止などの効果が上がり、家具転倒防止能力の向上が期待できるものである。
図4は、扉の取付け状態を示した斜示図であるが、2枚の扉4eはそれぞれ2個づつのスライド丁番7により収納庫に固定され、該収納庫側に取り付けられたプッシュラッチ6aと、該扉側に取り付けられた受け具6bとの嵌合作用により、該扉を閉めた状態で保持するものとする。
そして扉4eを押すことにより、プッシュラッチ6aの係号を解いて該扉が開放されるしくみのものであるが、この機構によって、収納庫内部に納められた物が地震等による振動や揺れによって外部に飛び出すことを防止し、物が落下することによる負傷などの災害を防止するものである。
以上、本発明に係る耐震家具を図面に示す好ましい実施例に沿って説明したが、本発明は既存家具の大きさや仕上げ材に合わせて製作することにより、該既存家具との意匠的な一体感をもたせることを意図したものであることは既に述べた通りであるが、さらに該既存家具の扉の枚数によって、2枚扉の場合は図5のように、または3枚扉の場合は図6のようにして、扉の枚数による外観形状の一致をも図ることが可能である。
さらに、本発明の耐震家具を既存家具に載置して圧着固定することにより得られる効果として、室の床面から既存家具及び本発明の耐震家具を経由して、室の天井に至る一体的な間柱としての働きを持ち、天井面を構造的に支える役割を担うことになる。よって地震等による振動や揺れによる天井材の脱落防止にも大きく貢献するものである。
本発明の実施形態を示す耐震家具の分解斜示図 ジャッキ装置の分解斜示図 本体の縦断面図 扉の取付け形態を示す斜示図 本発明(2扉仕様)の一実施例を示す斜示図 本発明(3扉仕様)の一実施例を示す斜示図
符号の説明
1. 昇降部材
1a.天板
1b.側板
2. ガイド
3. ジャッキ装置
3a.ハンガー
3b.アジャスターボルト
3c.アジャスターベース
3d.ナット
3e.ノブ
4. 収納庫
4a.上板
4b.側板
4c.背板
4d.底板
4e.扉
5. 台座
6a.プッシュラッチ本体
6b.プッシュラッチ受け具
7. スライド丁番
8. 2扉仕様の耐震家具本体
9. 3扉仕様の耐震家具本体
K. 既存家具
T. 天井板

Claims (1)

  1. ジャッキ装置を備えた昇降部材と収納庫により構成する本体を既存家具に載置して、該収納庫内のノブの操作により該昇降部材を室の天井面に圧着して固定することによって、地震等の振動や揺れによる該既存家具の転倒を防止することを目的とし、さらに該既存家具との意匠の統一性を図ることにより、インテリアとしての質感を損なうことのない外観の特徴を持つ耐震収納家具。
JP2005151531A 2005-04-22 2005-04-22 耐震家具 Pending JP2006297026A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009028494A (ja) * 2007-06-26 2009-02-12 Panasonic Electric Works Co Ltd 家具の転倒防止構造

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