JP5453201B2 - 内装パネル装置及びその取り付け方法 - Google Patents
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Description
厚みのある機能パネルをリフォーム等で壁面に後付けする場合は、厚みにあわせて形成された一対の縦桟と、機能パネルを保持する保持部材とを壁面に取り付け、一対の縦桟の間に機能パネルを取り付けることにより、壁面に収まりよく取り付けられる。
しかしながら、このとき一対の縦枠や保持部材を壁面を構成する壁材にボードアンカー等の固定具で固定しただけでは固定具の打ち込み位置によっては取り付け強度が足りず、一対の縦枠や保持部材ががたつく等して機能パネルを安定して保持できない場合がある。
しかしながら、この場合は、内装パネル装置の設置位置が制限されてしまう。
そこで機能パネルを保持する保持部材に長孔を設け、壁下地桟の位置にあわせてこの長孔に固定具を挿通させ固定することが考えられるが、この場合は、長孔のために保持部材の固定強度が低下してしまう。
前記一対の縦桟の間に前記保持部材を取り付けた後、前記保持部材を前記壁材に取り付け、前記保持部材を押さえる押さえ部とその両端に形成された固定部とを有した固定部材を壁面を構成する下地桟にねじが螺入されるように取り付け位置の位置調整を行ってから前記固定部をねじで固定し、その後、前記機能パネルを前記保持部材に保持させることによって前記一対の縦桟の前面に取り付けることを特徴する。
本実施形態に係る内装パネル装置1は、壁面6に後付けされる機能パネル10と、壁面6を構成する壁材60に取り付けられる一対の縦桟5,5と、一対の縦桟5,5の間に設けられ機能パネル10を保持する保持部材11とを備えている。
保持部材11は、一対の縦桟5,5の間に架け渡されるようにして設けられるとともに壁面6を構成する下地桟61に壁材60を介してねじ固定される固定部材20によって固定されている。固定部材20は、保持部材11の上に跨るように設けられ、下地桟61に対してねじ21で固定されている。
以下、詳しく説明する。
なお、壁材60の表面には、樹脂材製などの化粧シートや木質系の表面材等が貼着される(不図示)。
機能パネル10は、壁面6に沿って鉛直に立てて設置され、縦長の薄型矩形状に形成されている。
前板9は、保持部材11による取付状態において機能部12を覆い隠すように機能部12の前面よりも大きく形成されている。
前板9の上端部側には排気口13が設けられており、これと離間して下端部側には吸気口14が設けられている。排気口13と吸気口14との間の内部空間を連通するように内部送風路(不図示)が設けられており、この内部送風路は前板9の背面側に設けられた機能部12内に形成されている。
図2及び図5に示す符号15は機能パネル10の上方に設けられる上カバー、符号16は機能パネル10の下方に設けられる下カバーであり、埃等の浸入を防止する。
前板9の裏面側端部の所定位置には、保持部材11のパネル保持部4に引掛けられる複数の鉤状部材8が設けられている(図2参照)。
このように調湿性や脱臭性を有したフィルタを配置したり、上述のような機能性材料が収容されたハニカム状構造体を内部送風路内に配設することにより、吸気口14から取り込んだ室内の空気の調湿、脱臭をすることができる。また調湿、脱臭された空気は排気口13から排気させることができる。
なお、これらシロッコファン、制御部等への給電は、適宜部位の裏面側に引出した図示しない電源コード等を介してなされ、この機能パネル10の電源のオンオフ等の操作は、コントローラ(不図示)によってなされる。
一対の縦桟5,5の長さは機能パネル10の長手方向の長さに合わせて設定され、また一対の縦桟5,5の間隔は、保持部材11によって機能パネル10の機能部12の幅方向の寸法に合わせて設定される。
保持部材11は、一対の縦桟5,5の間に設けられ、壁面6上に後付けされる機能パネル10を収まりよく保持できるよう構成されている。
保持部材11は、一対の縦桟5,5間の壁面6に固定される壁面固定部2と、壁面固定部2の両端部に連設され一対の縦桟5,5の向かいあう内側面50に固定される縦桟固定部3,3と、縦桟固定部3,3の端部に連設され、機能パネル10を保持するパネル保持部4,4とを備えている。
壁面固定部2の寸法は、機能パネル10の機能部12が一対の縦桟5,5の間に収まるように機能部12の幅方向の寸法よりも少し大になるよう設定される(図4(b)参照)。
図1、図2に示すように壁面固定部2の両端部近傍には固定具挿通孔2aが形成されており、この固定具挿通孔2aに固定具2bが挿通され、固定具2bが壁材61に打ち込まれ、壁面固定部2が壁材61に固着される。
縦桟固定部3には、固定具挿通孔(不図示)が複数設けられており、縦桟5の内側面50にねじなどの固定具31によって固定される。
鉤状部材8の機能パネル10への固着方法は、特に限定されるものではないが、ビス止めまたは溶接などによってなされたものとしてもよい。
また機能パネル10のパネル保持部4への保持手段は図例のような鉤状部材8に限定されるものでもないが、鉤状部材8をパネル保持部4に引掛けて保持するものとすれば、機能パネル10の着脱がしやすく、取付施工後も容易に取り外すことができる。
固定部材20は、保持部材11を押さえる押さえ部20bと、この押さえ部20bの両端に形成された固定部20aとを有している。
具体的には、固定部材20は、壁面固定部2の上に跨るように配設され壁面固定部2を上から固定する押さえ部20bと、下地桟61に向かって螺入されるねじ21の挿通孔20aa(図1の部分拡大図参照)が形成された固定部20aとを備えている。
すなわち、固定部材20は、平面視において、略長方形状に形成されており、押さえ部20bを中央に配し、押さえ部20bの両端に固定部20a,20aが設けられている。押さえ部20bと固定部20aとの境目は壁面固定部2の厚み分程度の段差が形成されるよう折り曲げ加工されている。
固定部材20の取り付け位置は、一対の縦桟5,5間を連結するように横方向に設けられた壁面固定部2の上で且つ下地桟61の上とされる。
すなわち、固定部材20を取り付ける際には、図1の部分拡大図に示すように壁材60の裏面側に配設された下地桟61の位置を確認して取り付け位置を微調整し(図1・部分拡大図の白抜矢印参照)、壁面固定部2の上に配置した後、固定部20aの挿通孔20aaにねじ21を挿通し固定する。
これによれば、固定部材20の固定部20aが下地桟61に強固にねじ固定されるので、これにより保持部材11も安定して壁面6に固定される。従って機能パネル10の取り付け位置は、下地桟61の配設位置を気にすることなく設定することができ、設置位置にかかわらず、既存の壁面6上に機能パネル10を安定した強度で取り付けることができる。
以上の構成によれば、保持部材11の壁面固定部2によって長尺の一対の縦桟5,5の既存の壁面6上に略等間隔に空けて互いが略平行に取り付けることができ、一対の縦桟5,5の間に前板9の背面から突出した機能部12を収めることができる(図4(b)参照)。
従って、機能パネル10を収まりよくそして見栄えよく壁面6に保持することができる(図5参照)。
まず、保持部材11の縦桟固定部3を縦桟5に固定する。具体的には、縦桟固定部3の固定具挿通孔に固定具31を挿通させて縦桟5にねじ固定する。これにより縦桟固定部3の外面側と縦桟5の内側面50とが接した状態で固着される。ここで縦桟固定部3の縦桟5への取り付け位置は、壁面6に固定するときに壁面固定部2と壁材60との間に若干の隙間(図3(b)参照)が形成されるように取り付けることを留意する。
同じ要領で順次保持部材11を一対の縦桟5,5間に計3つ取り付けていく。このとき、保持部材11の縦桟5への取り付け位置は、機能パネル10に固着された鉤状部材8の取り付け位置に対応するように設定される。
一方、機能パネル10の前板9の裏面にはパネル保持部4に鉤部81が引掛けられるように複数の鉤状部材8を順に固着しておく。
一対の縦桟5,5を壁面6に押し付けるようにセッティングすると、縦桟固定部3に内方へ折れ曲がる力がかかるので、壁面固定部2と縦桟固定部3とがなす折曲角部30の角度が鈍角から略直角状態になる。
固定具2bを壁材60に打ち込んでいくと壁面固定部2と壁材60との隙間が埋まっていき縦桟固定部3のそれぞれにさらに内方へ力が作用する。このように内方への力が作用するともともと鈍角に形成された折曲角部30にもとの形状に戻ろうとする復元力が作用する。すなわち、壁面固定部2には、固定具2bによって壁面6へ固定する内方への力が作用するのに抗して、縦桟固定部3には外方への反発力が生じ縦桟5を壁材60に押し付ける力が生じる。
従って、壁面6に縦桟5を取り付ける際に生じやすい浮きが発生せず、保持部材11のバネ性と折曲角部30の構成によって、縦桟5の壁面側面51が壁面に押し付けられて壁面6と縦桟5との間に隙間が発生し難くなる。
ここでボードアンカー5aは、樹脂材製などからなるアンカー部材5aaと固定ねじ5abとで構成される。
ボードアンカー5aは、石膏ボードにねじ止めする際に汎用されているものと用いることができ、アンカー部材5aaは、固定ねじ5abを螺入していくと先割れしたアンカー部材5aa先側が拡径方向に広くように構成されている。
なお、用いられるボードアンカー5aの数は図例に限定されるものではない。またここでは図示していないが、予め縦桟5にアンカー部材5aaが挿通される挿通孔を形成しておき、後に固定ねじ5abを螺入していくものとすれば、施工が容易である。
また上述のように、縦桟5の固定にボードアンカー5aを用いれば、壁材60が比較的柔らかい石膏ボードからなる場合でも、固定ねじ5abによって強固に縦桟5を壁材60に固着することができる。
従って、下地桟61にねじ固定される固定部材20の固定力との相乗効果でより一層内装パネル装置1を安定して保持できる。
従って内装パネル装置1の部品点数を増加させることなく、一対の長尺の縦桟5,5を等間隔に空けて互いが平行になるように取り付けることができ、機能パネル10の取り付け施工を上述のように簡易に行うことができる。
また固定部材20、保持部材11、鉤状部材8の形状や構成等も図例に限定されるものではない。
6 壁面
60 壁材
61 下地桟
10 機能パネル
11 保持部材
5 縦桟
20 固定部材
20a 固定部
20b 押さえ部
21 ねじ
Claims (3)
- 壁面に後付けされる機能パネルと、前記壁面を構成する壁材に取り付けられる一対の縦桟と、前記一対の縦桟の間に設けられ前記機能パネルを保持する保持部材とを備えた内装パネル装置であって、
前記保持部材は、一対の縦桟の間に架け渡されるようにして設けられるとともに前記壁面を構成する下地桟に前記壁材を介してねじ固定される固定部材によって固定されていることを特徴とする内装パネル装置。 - 請求項1において、
前記固定部材は、前記保持部材を押さえる押さえ部と、この押さえ部の両端に形成された固定部とを有するとともに、前記保持部材の上に跨るように設けられ、前記下地桟に対して前記固定部がねじ固定されていることを特徴とする内装パネル装置。 - 壁面に後付けされる機能パネルと、前記壁面を構成する壁材に取り付けられる一対の縦桟と、前記一対の縦桟の間に設けられ前記機能パネルを保持する保持部材とを備えた内装パネル装置の取り付け方法であって、
前記一対の縦桟の間に前記保持部材を取り付けた後、前記保持部材を前記壁材に取り付け、前記保持部材を押さえる押さえ部とその両端に形成された固定部とを有した固定部材を壁面を構成する下地桟にねじが螺入されるように取り付け位置の位置調整を行ってから前記固定部をねじで固定し、その後、前記機能パネルを前記保持部材に保持させることによって前記一対の縦桟の前面に取り付けることを特徴とした内装パネル装置の取り付け方法。
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