JP2008248546A - 間仕切連結システム - Google Patents

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Abstract

【課題】連結された間仕切を安定させながら、選択された安定脚をパネル板の下部の空間に収納させる間仕切連結システムを提供する。
【解決手段】間仕切連結システム1は、隣接する間仕切10と接続する連結部5を端部に有するパネル板2と、キャスタ4とその端部近傍にキャスタ4が取り付けられた安定部材6とからなる安定脚3と、安定部材6のパネル板2側に固定された座板13と、パネル板2の安定脚3側であり、座板13に対向した位置に設けられ、安定脚3の安定部材6がパネル板2と略直交する方向に設置される第1安定脚位置14と、安定脚3の安定部材6がパネル板2と略平行に設置される第2安定脚位置15とで、座板13を選択自在に保持するバネ材12とを備え、連結された間仕切10の複数の安定脚3のうちから選択した安定脚3のみを第1の安定脚位置14に保持させて連結された間仕切10を安定させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、間仕切連結システムに係り、特に、複数の間仕切を連結して室内空間を仕切る間仕切連結システムに関する。
オフィス、学校施設、会議場、展示場等の室内空間に用いられるパネル状の間仕切は、相互に連結されて任意の空間を仕切る間仕切連結システムを形成する。この間仕切は、収納場所から容易に所定の位置に運搬し、任意の空間を迅速に形成するために、その下端にキャスタが設けられる場合がある。また、薄い板状のパネルから成る間仕切は、その面外への倒れを防止して安定させるために安定脚を設け、その両端にキャスタを取付けるのが一般的である。
図9及び図10に従来の間仕切連結システムの一つの実施例を示す。図9には間仕切連結システム100の側面図を、図10には図9のE−E断面図を示す。本実施例では、一つの間仕切101が両隣の間仕切101と連結されている状態を示す。間仕切連結システム100は、パネル板102、安定脚103、キャスタ104、及び連結部105を備える複数の間仕切101が連結されて構成される。間仕切101のパネル板102は、その表面にクロス107が貼られ、その端部は枠材108により保護されている。また、相互に連結される間仕切101のそれぞれの両端には連結部105が設けられる。さらに、間仕切101の下端には、キャスタ104及びその両端にキャスタ104が取り付いた安定部材106から成る安定脚103が設けられる。この安定脚103は、図10に示す通しボルト11によりパネル板102に固定される。さらに、安定脚103の安定部材106は、パネル板102と略直交する方向に固定して設置されるのが一般的である。
一方、特許文献1には、パネルに対する安定脚の着脱をワンタッチ動作で行えるようにした、パネルと安定脚の着脱手段が開示されている。ここでは、安定脚の支柱をパネル下端の脚取付孔に嵌挿入し、安定脚を45度の角度に回転して安定脚を取り外す。
特開平8−177147号公報
間仕切の下部に取付けられる安定脚は、パネル板の面外への倒れを防止するために、一般的にはパネル板と略直交する方向に設置される。このパネル板の面から突出た安定脚は、机等の事務用品の配置の上で空間的な制約となる。また、間仕切の傍を通行する人や運送される荷物にとっては通行や運送の妨げとなる。
特に、間仕切の輸送を容易にするため安定脚にキャスタを取付けた場合には、安定脚のキャスタ同士を連結するために安定部材が必要となる。この安定部材は、床面より一定の高さに設置されるため、間仕切の傍を通行するが足を引っ掛けたり、間仕切の傍を運送する荷物が損傷したりする場合がある。特に、老人、幼児、或いは身体障害者などにとっては危険な存在となる虞がある。
さらに、間仕切を所定の収納場所に収納する際には、安定脚がパネル板の面から突出しているため、その突出した範囲の収納スペースを要する。特に、複数の間仕切を並べて収納する際には、相互の安定脚が邪魔になり空間効率の悪い収納となる。
本願の目的は、かかる課題を解決し、連結された間仕切を安定させながら、選択された安定脚をパネル板の下部の空間に収納させる間仕切連結システムを提供することである。
上記目的を達成するため、本発明に係る間仕切連結システムは、複数の間仕切を連結して室内空間を仕切る間仕切連結システムであって、隣接する間仕切と接続する連結部を端部に有するパネル板と、キャスタと、その端部近傍にキャスタが取り付けられた安定部材とからなる安定脚と、安定部材のパネル板側に固定された座板と、パネル板の安定脚側の底部であって座板に対向した位置に設けられ、安定脚の安定部材がパネル板と略直交する方向に設置される第1の安定脚位置と、安定脚の安定部材がパネル板と略平行に設置される第2の安定脚位置とで、座板を選択自在に保持するバネ材と、を備え、連結された間仕切の複数の安定脚のうち、少なくとも1つの安定脚は第2の安定脚位置に保持されることを特徴とする。
また、間仕切連結システムは、複数の間仕切を略直線状に連結するときには、連結された複数の安定脚のうち、最外端を除く内側の安定脚は第2安定脚位置に保持されることが好ましい。
また、間仕切連結システムは、複数の間仕切のうち少なくとも2つの間仕切が略直交して連結するときには、その少なくとも2つの間仕切の安定脚は第2安定脚位置に保持されることが好ましい。
また、間仕切連結システムは、間仕切が、安定脚を第2安定脚位置に保持して収納されることが好ましい。
また、間仕切連結システムは、座板が、外周部に突起した凸部を有する円形の板であり、バネ材が、両端を支持された板状のバネであり、座板の突起した凸部と嵌合する凹部を有して座板の周囲に設置され、安定脚が第1安定脚位置及び第2安定脚位置であるときに、バネ材の凹部に、対向する座板の凸部を挿入させて保持することが好ましい。
また、間仕切連結システムは、座板は、外周部が半筒状に切り落とされた凹部を有する円形の板であり、バネ材は、両端を支持された板状のバネであり、座板の凹部と嵌合する半筒状の凸部を有して座板の周囲に設置され、安定脚が第1安定脚位置及び第2安定脚位置であるときに、バネ材の凸部に、対向する座板の凹部を挿入させて保持することが好ましい。
また、間仕切連結システムは、座板が、角部が半筒状に切り落とされた凸部を有する四辺形の板であり、バネ材が、U字型の形状をした板状のバネであり、その開放端の突出部が一対となって座板の凸部と嵌合するように座板の周囲に設置され、安定脚が第1安定脚位置及び第2安定脚位置であるときに、その一対の突出部の間に、対向する座板の凸部を挿入させて保持することが好ましい。
また、間仕切連結システムは、座板が、角部が半筒状に切り落とされた凸部を有する四辺形の板であり、バネ材は、突出部が支持されたU字型の形状をした板状のバネであり、その閉鎖端に設けられた凹部が座板の凸部と嵌合するように座板の周囲に設置され、安定脚が第1安定脚位置及び第2安定脚位置であるときに、バネ材の凹部に、対向する座板の凸部を挿入させて保持することが好ましい。
また、間仕切連結システムは、パネル板が、パネル板の上部の隅に半筒状に切り落とされた凸部を有する四辺形の板であり、パネル板の連結部が、パネル板の両側面に設けられ、その表面が面ファスナからなる半筒状の凸部であり、連結される間仕切は、半筒状の凸部同士が接触して接続されることが好ましい。
上記構成により、間仕切連結システムは、パネル板の底部に設けられたバネ材が、安定脚に設けられた座板を、安定脚の安定部材がパネル板と略直交する方向に設置される第1の安定脚位置、及びパネル板と略平行に設置される第2の安定脚位置を選択自在に保持する。これにより、安定脚は上記2つの位置に選択されて設置され、間仕切連結システムを安定させるために必要な安定脚以外は第2の安定脚位置にすることが可能となる。その結果、間仕切の傍を通行する人が安定脚に足を引っ掛けたり、間仕切の傍を運送する荷物が安定脚により損傷したりすることを防止できる。
以上のように、本発明に係る間仕切連結システムによれば、連結された間仕切を安定させながら、選択された安定脚をパネル板の下部の空間に収納させることが可能となる。
以下に、図面を用いて本発明に係る実施の形態につき、詳細に説明する。
図1に、間仕切連結システムの1つの実施形態の概略構成を示す。図1は、間仕切連結システム1の一部を透視した斜視図である。間仕切連結システム1を形成する間仕切10は、パネル板2、パネル板2の下端に取付けられた座板13、安定脚3、及び安定脚3の上端に取付けられたバネ材12から構成される。また、パネル板2の表面にはクロス7が貼られ、その周辺は枠材8により保護されている。また、安定脚3は、キャスタ4、及びその端部近傍にキャスタ4が取り付けられた安定部材6から構成される。さらに、図1には、安定脚3の安定部材6が、パネル板2と略直交する方向に設置される第1安定脚位置14と、安定脚の安定部材6が、パネル板2と略平行に設置される第2安定脚位置15とが示されている。なお、図1では、間仕切10の下部、特に座板13及びバネ材12を透視して示す。
図1に示す間仕切10は、パネル板2を相互に連結する連結部5を有する。この連結部5は、その表面が面ファスナからなる半筒状凸部24であり、パネル板2の両側面に設けられている。そして、連結される間仕切10は、半筒状凸部24同士が接触して接続される。従って、間仕切10同士は、容易に角度をもって相互に接続される。また、パネル板2は、パネル板2の上部の隅に半筒状に切り落とされたパネル板2上部の半筒状凸部25を有する四辺形の板である。このことから、連結される間仕切10相互に床面の不陸などによる段差が生じても、オフィスなどの使用者にその段差の存在を意識させない。但し、本実施形態の間仕切10は、パネル板2上部の半筒状凸部24がなく、図9に示す一般的なパネル板102の形状を有する間仕切101であっても良い。
図2を用いて、安定脚3が、第1安定脚位置14及び第2安定脚位置15に設置される場合について説明する。なお、図2は、間仕切10の下部について座板13及びバネ材12を透視して示した図である。図2(a)は、図1のA−A断面図であり、安定脚3の安定部材6が第1安定脚位置14である場合を示し、図2(b)は、図1のB−B断面であり、安定脚3の安定部材6が第2安定脚位置15である場合を示す。安定脚3が第1安定脚位置14である場合には、安定脚3により間仕切10のパネル板2の面外方向への倒れを防止して間仕切10を安定させる。安定脚3が第2安定脚位置15である場合には、安定脚3は間仕切10のパネル板2の下部の空間に収納され、間仕切10の傍を通行する人が足を引っ掛けたり、間仕切10の傍を運送する荷物が損傷したりすることを防止する。この安定脚3の安定部材6は、本実施形態では円形鋼管から成るが、例えば、角形鋼管、チャンネル材、平板を曲げ加工した部材などであっても良い。
この安定脚3は、図2に示すバネ材取付けプレート16に取付けられたバネ材12と、このバネ材12に対向し、安定部材6に取付けられた座板13とにより、第1安定脚位置14及び第2安定脚位置15において保持される。また、図2の矢印に示すように、安定脚3は時計回り及び反時計回りに自在に回転する。この安定脚3は、手を用いるまでもなく、間仕切10を床の上に立てたまま足などにより容易に回転させることができる。以下、安定脚3の保持及び回転機構を詳細に説明する。
図3に、安定脚3の保持及び回転機構についての第1実施例を示す。図3(a)は、図2のC−C断面である。また、図3(b)は、図3(a)のD−D断面である。図3(a)及び図3(b)に示すように、安定部材6のパネル板2側にはステンレス鋼等からなる座板13が設置される。図3(b)に示すように、座板13は、円形の板のうち2つの直交する中心軸に突起した4箇所の凸部41を有する。この座板13には、2箇所に突起部18が取付けられ、安定部材6に設けられた孔に嵌め込まれる。これにより座板13が安定部材6に固定される。また、安定部材6は、座板13中央に設けられた通しボルト孔29を貫通する通しボルト11及び固定ナット(図示せず)によりパネル板2と接続する。このように、座板13は安定部材6と一体になって通しボルト11を軸として回転する。
また、図3(b)に示すように、パネル板2の底部において、バネ材取付けプレート16が皿ネジ17によりパネル板2に取付けられる。バネ材取付けプレート16は、その長手方向の端部において、立ち上げられたプレートからなる目隠し板20を有する。また、2つのバネ材12が、それぞれ2箇所のバネ材取付部19においてスポット溶接によりバネ材取付けプレート16に取付けられる。このバネ材12は、ステンレス鋼等からなる板状のバネであり、座板13の凸部41と嵌合する凹部42を有する。そして、バネ材12の凹部42は、安定部材6が、図3(b)に示す第2安定脚位置15にある場合に、座板13の中心軸上にある2箇所の凸部41と嵌合して座板13を保持する。また、バネ材12の凹部42は、安定部材6が、第1安定脚位置14にある場合には、座板13の他の中心軸上にある2箇所の凸部41と嵌合して座板13を保持する。このバネ材12は、その両端においてバネ材取付けプレート16に支持されることからいわゆる単純梁となる。このため、バネ材12は、安定脚3が第1安定脚位置14及び第2安定脚位置15にある場合には、座板13に押されて座板13と反対側に変形する。つまり、バネ材12は、回転された座板13と嵌合するとその復元力により座板13を保持して外れないように押さえ込む。また、安定脚位置14,15を変換するために安定脚3を回転させた場合には、座板13に加えられた回転力により、バネ材12が座板13と反対側に押され、両者の嵌合状態が外れる。そして、座板13の突出した凸部41がバネ材12の凹部42から滑り出て、座板13の回転が生じる。
このように、本実施例は、座板13に対して両端を支持された単純梁である2枚のバネ材12により挟み込み、座板13が回転することで発生するバネ材12の撓みによる復元力を利用した安定脚3の保持及び回転機構である。
図4に、安定脚3の保持及び回転機構についての第2実施例を示す。図4では、図3(b)と同様な方向から見た断面図のみを示す。なお、上記第1実施例と同一の構成には同一の符号を付し、その説明を省略する。本第2実施例が上記第1実施例と異なる点は、座板23が、外周部が半筒状に切り落とされた凹部43を有する円形の板である点、及びバネ材取付けプレート26に取付けられたバネ材22が、座板23の凹部43と嵌合する半筒状の凸部44を有している点である。このことにより、バネ材22は、それぞれ両端の2点のバネ材取付部19で支持され、いわゆる単純梁となる。このため、バネ材22は、安定脚3が第1安定脚位置14及び第2安定脚位置15にある場合には、座板23に押されて座板23と反対側に変形する。つまり、バネ材22は、回転された座板23と嵌合するとその復元力により座板23を保持して外れないように押さえ込む。また、安定脚位置14,15を変換するために安定脚3を回転させた場合には、座板23に加えられた回転力により、バネ材22が座板23と反対側に押され、両者の嵌合状態が外れる。そして、座板23の筒状の凹部43がバネ材22の凸部44から滑り出て、座板23の回転が生じる。
このように、本実施例は、座板23に対して両端を支持された単純梁である2枚のバネ材22により挟み込み、座板23が回転することで発生するバネ材22の撓みによる復元力を利用した安定脚3の保持及び回転機構である。
図5に、安定脚3の保持及び回転機構についての第3実施例を示す。図5では、図3(b)と同様な方向から見た断面図のみを示す。なお、上記第1実施例と同一の構成には同一の符号を付し、その説明を省略する。本実施例では、座板33は、ステンレス鋼等からなる四辺形の板であり、角部が半筒状に切り落とされた凸部45を有する。また、バネ材32は、U字型をなし、そのU字の開放端の2つの突出部46が一対となって座板33の凸部45と嵌合する。そして、このバネ材32は、U字の略平行な部分にあるバネ材取付部19においてスポット溶接によりバネ材取付けプレート36に取付けられる。また、バネ材32は、安定脚3が第1安定脚位置14及び第2安定脚位置15のある場合には、座板33に押され、U字が開く方向に変形をする。従って、バネ材32は、座板33と嵌合するとその閉じようとする復元力により座板33を保持して外れないように押さえ込む。また、安定脚位置14,15を変換するために安定脚3を回転させた場合には、座板33に加えられた回転力によりバネ材32が開くことで両者の嵌合状態が外れる。そして、座板33の突出した凸部45が一対のバネ材32の突出部46の間から滑り回転する。
このように、本実施例は、座板33に対してバネ材32の開放端の突出部46により挟み込み、座板33が回転することで発生する突出部46の開閉による復元力を利用した安定脚3の保持及び回転機構である。
図6に、安定脚3の保持及び回転機構についての第4実施例を示す。図6では、図3(b)と同様な方向から見た断面図のみを示す。なお、上記第1実施例と同一の構成には同一の符号を付し、その説明を省略する。本実施例では、座板33は、ステンレス鋼等からなる板であり、角部が半筒状に切り落とされた凸部45を有する。また、バネ材52は、U字型をしており、そのU字の閉鎖端に座板33の凸部45と嵌合する凹部47を有している。そして、このバネ材52は、U字の両方の先端部48のバネ材取付部19においてスポット溶接によりバネ材取付けプレート46に取付けられる。すなわち、バネ材52は、2つのバネ材取付部19で支持される単純梁の弾性挙動と、バネ材取付部19により固定された片持梁の弾性挙動とを併せ持つ。そして、安定脚3が第1安定脚位置14及び第2安定脚位置15にある場合には、バネ材52は、主に単純梁として挙動し、座板33に押されて変形する。従って、バネ材52は、座板33と嵌合すると、その復元力により座板33を保持して外れないように押さえ込む。また、安定脚3を安定脚位置14,15に変換するため安定脚3を回転させる場合には、その座板33に加えられた回転力により、主に片持梁として挙動し、バネ材52が撓むことで両者の嵌合状態が外れる。そして、座板33の突出した凸部45がバネ材52の凹部47から滑り出て、座板33の回転が生じる。
このように、本実施例は、座板33が回転することで、片持梁として挙動するバネ材52の先端が曲げられることによる復元力と、単純梁として挙動するバネ材52の中央が押されることによる復元力と、を複合的に利用した安定脚3の保持及び回転機構である。
次に、間仕切連結システム1の適用例を説明する。図7に間仕切10を連結させた間仕切連結システム1の実施例における安定脚位置14,15の適用について示す。図7(a)は、3枚の間仕切10が直線状に接続された場合である。この場合には、間仕切連結システム1全体の安定脚3のうち、少なくとも1つの安定脚3は第2安定脚位置15に保持することができる。つまり、連結された間仕切連結システム1を面外方向に安定させるために選択された安定脚3を第1安定脚位置14にすれば、それ以外の安定脚3は第2安定脚位置15とすることができる。例えば、図7(a)の例では、両端の安定脚3のみを第1安定脚位置14とし、その他の安定脚3は第2安定脚位置15とすることで連結された間仕切連結システム1を安定させることができる。
また、連結された間仕切連結システム1において、2つの間仕切10が略直交して連結するときには、その少なくとも2つの間仕切10の安定脚3は第2安定脚位置15に保持することができる。例えば、図7(b)に示すように、間仕切10がL字状に連結されている場合には、間仕切10同士が相互に支え合うため、全ての安定脚3を第2安定脚位置15にすることも可能である。
図8には、間仕切10を連結させた他の間仕切連結システム1の実施例における安定脚位置14,15の適用について示す。上述したように、本発明に係る間仕切連結システム1では、間仕切10同士は、容易に角度をもって相互に接続できる。例えば、図8のように、3つの間仕切10を相互に略120度の角度で接続することも可能である。この場合には、3枚の間仕切10は相互に支え合うため、全ての安定脚3を第2安定脚位置15にすることも可能である。
本発明に係る間仕切連結システムの1つの実施形態の概略構成を示す一部を透視図とした斜視図である。 安定脚が第1安定脚位置及び第2安定脚位置に設置される場合について説明する透視された平面図である。 安定脚の保持及び回転機構についての第1実施例を示す透視された平面図及び断面図である。 安定脚の保持及び回転機構についての第2実施例を示す断面図である。 安定脚の保持及び回転機構についての第3実施例を示す断面図である。 安定脚の保持及び回転機構についての第4実施例を示す断面図である。 間仕切を連結させた間仕切連結システムの実施例における安定脚位置を示す説明図である。 間仕切を連結させた他の間仕切連結システムの実施例における安定脚位置を示す説明図である。 従来の間仕切連結システムの一つの実施例を示す側面図である。 図9のE−E断面図である。
符号の説明
1,100 間仕切連結システム、2,102 パネル板、3,103 安定脚、4,104 キャスタ、5,105 連結部、6,106 安定部材、7,107 クロス、8,108 枠材、11 通しボルト、10,101 間仕切、12,22,32,52 バネ材、13,23,33 座板、14 第1安定脚位置、15 第2安定脚位置、16,26,36,46 バネ材取付けプレート、17 皿ネジ、18 突起部、19 バネ材取付部、20 目隠し板、24 パネル板端部の半筒状凸部、25 パネル板上部の半筒状凸部、29 通しボルト孔、41,45 座板凸部、42,47 バネ材凹部、43 座板凹部、44 バネ材凸部、46 突出部、48 U字先端部。

Claims (9)

  1. 複数の間仕切を連結して室内空間を仕切る間仕切連結システムであって、
    隣接する間仕切と接続する連結部を端部に有するパネル板と、
    キャスタと、その端部近傍にキャスタが取り付けられた安定部材とからなる安定脚と、
    安定部材のパネル板側に固定された座板と、
    パネル板の安定脚側の底部であって座板に対向した位置に設けられ、安定脚の安定部材がパネル板と略直交する方向に設置される第1の安定脚位置と、安定脚の安定部材がパネル板と略平行に設置される第2の安定脚位置とで、座板を選択自在に保持するバネ材と、を備え、
    連結された間仕切の複数の安定脚のうち、少なくとも1つの安定脚は第2の安定脚位置に保持されることを特徴とする間仕切連結システム。
  2. 請求項1に記載の間仕切連結システムにおいて、複数の間仕切を略直線状に連結するときには、連結された複数の安定脚のうち、最外端を除く内側の安定脚は第2安定脚位置に保持されることを特徴とする間仕切連結システム。
  3. 請求項1又は2に記載の間仕切連結システムにおいて、複数の間仕切のうち少なくとも2つの間仕切が略直交して連結するときには、その少なくとも2つの間仕切の安定脚は第2安定脚位置に保持されることを特徴とする間仕切連結システム。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1に記載の間仕切連結システムにおいて、間仕切は、安定脚を第2安定脚位置に保持して収納されることを特徴とする間仕切連結システム。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1に記載の間仕切連結システムにおいて、座板は、外周部に突起した凸部を有する円形の板であり、バネ材は、両端を支持された板状のバネであり、座板の突起した凸部と嵌合する凹部を有して座板の周囲に設置され、安定脚が第1安定脚位置及び第2安定脚位置であるときに、バネ材の凹部に、対向する座板の凸部を挿入させて保持することを特徴とする間仕切連結システム。
  6. 請求項1乃至4のいずれか1に記載の間仕切連結システムにおいて、座板は、外周部が半筒状に切り落とされた凹部を有する円形の板であり、バネ材は、両端を支持された板状のバネであり、座板の凹部と嵌合する半筒状の凸部を有して座板の周囲に設置され、安定脚が第1安定脚位置及び第2安定脚位置であるときに、バネ材の凸部に、対向する座板の凹部を挿入させて保持することを特徴とする間仕切連結システム。
  7. 請求項1乃至4のいずれか1に記載の間仕切連結システムにおいて、座板は、角部が半筒状に切り落とされた凸部を有する四辺形の板であり、バネ材は、U字型の形状をした板状のバネであり、その開放端の突出部が一対となって座板の凸部と嵌合するように座板の周囲に設置され、安定脚が第1安定脚位置及び第2安定脚位置であるときに、その一対の突出部の間に、対向する座板の凸部を挿入させて保持することを特徴とする間仕切連結システム。
  8. 請求項1乃至4のいずれか1に記載の間仕切連結システムにおいて、座板は、角部が半筒状に切り落とされた凸部を有する四辺形の板であり、バネ材は、突出部が支持されたU字型の形状をした板状のバネであり、その閉鎖端に設けられた凹部が座板の凸部と嵌合するように座板の周囲に設置され、安定脚が第1安定脚位置及び第2安定脚位置であるときに、バネ材の凹部に、対向する座板の凸部を挿入させて保持することを特徴とする間仕切連結システム。
  9. 請求項1乃至8のいずれか1に記載の間仕切連結システムにおいて、パネル板は、パネル板の上部の隅に半筒状に切り落とされた凸部を有する四辺形の板であり、パネル板の連結部は、パネル板の両側面に設けられ、その表面が面ファスナからなる半筒状の凸部であり、連結される間仕切は、半筒状の凸部同士が接触して接続されることを特徴とする間仕切連結システム。
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