JP3121469U - 法面の安定と快適景観創出のためのアーチ形法枠構造物及びそのアーチ形法枠構造物に使用する間隔保持具 - Google Patents
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Abstract
【構成】 法面(1)に縦梁鉄筋(2)と横梁鉄筋(3)を設置して複数 (4)の頭部中央に間隔保持部材(6)を取付け、アーチ型枠体(7)をマス目(4)内にはめ込んで縦梁鉄筋(2)・横梁鉄筋(3)、斜鉄筋(5)に沿って設置し、アーチ型枠体(7)の天端部(7′)を横梁鉄筋上部の間隔保持部材(6)に、左右曲部の一部を斜鉄筋(5)に、アーチ型枠体の保型鉄筋(71)の脚部(71′)をアーチ型枠体(7)の帯形金網(72)が縦梁鉄筋(2)に直接触れないようにして当該縦梁鉄筋に結束固定し、且つアーチ型枠体(7)の下部に連続する縦型枠体(8)を横梁鉄筋(3)に取付けると共に、縦型枠体(8)の下部に接して底型枠体(9)を連結した後、コンクリート吹付材を縦梁鉄筋(2)・横梁鉄筋(3)の中に吹き付けて仕上げた構成。
【選択図】 図6
Description
第4に、アーチ型枠体及び左右の縦型枠体と底型枠体がいずれも縦横の梁鉄筋に直接には触れずに適当な間隔を有しているためコンクリート材の吹き付け効率が良く且つ各型枠体の帯形金網によってコンクリート材の吹付け時の食い付きが良好であると共に補強度が向上する。
第5に左右の縦型枠体と縦梁鉄筋との間及び底型枠体と横梁鉄筋とを金属軸を曲成した独創的な間隔保持具によって直接触れないように間隔を保持したので、縦横の梁鉄筋の組立設置がし易く、且つコンクリー材を吹き付けたときに均一に充填され空隙などができる恐れがなくなる。
法面に縦梁鉄筋と横梁鉄筋を組み合わせて設置することにより縦長矩形のマス目を形成し、そのマス目の上部両角部に斜鉄筋を取り付けてある。
次に、マス目の上部中央に間隔保持部材を取り付け、あらかじめ工場生産で加工したアーチ網枠体をマス目枠内にはめ込んで縦梁鉄筋・横梁鉄筋、斜鉄筋に沿うように設置してある。
アーチ型枠体の下部に連続する縦型枠体を横梁鉄筋に取り付けると共に、且つ左右の縦型枠体の下部に接して底型枠体を結束部材によってそれぞれ連結した後、コンクリート吹付材を縦梁鉄筋・横梁鉄筋の中に吹付け工法によって吹き付けを行う。そして、コンクリート材吹付後の法枠表面を鏝などの左官工具で平滑に仕上げてある。
法枠マス目の内部にウォールプランター工法、グリーンポケット工法等などで緑化するようにしてある。
「具体的な施工工程」
(2) 法面1に設置個所の測量調査を行い、必要な梁の規模を決定して縦横にマーキングM・M′をする(図3)。
(3) 設置個所に縦梁鉄筋2と横梁鉄筋3を組み合わせて設置し、アンカーピン13を打ち込み、間隔保持具11を介して結束部材10で固定してマス目4を成形する(図4)。
(4) 縦梁鉄筋2と横梁鉄筋3の上部に結束部材10で結束して固定する。同様に横梁鉄筋3の上部の中央部にL字形の間隔保持部材6を結束部材10で結束して取り付ける(図3)。
(5) (a) アーチ型枠体7をマス目4の中にはめ込む。このとき、帯形金網72が縦梁鉄筋2と横張鉄筋3に接触しないように間隔保持部材6・間隔保持具11を介在させてフリーな左右の下端部位を保型鉄筋71に結束する。(b) アーチ型枠体7の天端部7′と間隔保持部材6を結束部材10で結束する。(c) アーチ型枠体7を左右の円弧部を斜鉄筋5に結束部材10で結束する。(d) アーチ型枠体7の保型鉄筋71の脚部71′を縦梁鉄筋2に結束部材10で結束する。(e) 縦型枠体8をマス目4内の左右に配置すると共に、当該上部をアーチ型枠体の保型鉄筋71の脚端部に継ぎ足すようにして接続させる。このとき、間隔保持具11を介在させて当該縦型枠体と縦梁鉄筋2が直接には接触しないように間隔保持具11で適宜の間隔が保持されている。(f) 底型枠体9をマス目4内にはめ込んで左右両側の縦型枠体8の下端部に接続して横梁鉄筋3の下部に間隔保持具11を介して結束部材10で結束すると共に、間隔保持具11を介在させることによって当該縦型枠体と縦梁鉄筋2が直接には接触しないように間隔が保持されている。これによって各型枠体の設置を完了する(図4〜図7)。
(6) 各型枠体7・8・9の設置完了後、吹付工法によって、コンクリート材を縦梁鉄筋2と横梁鉄筋3の中に吹き付ける。このとき、マス目4にはシートを張って当該マス内に吹付材が飛散しないようにしておく。コンクリート材吹付け後に各型枠体7・8・9の帯形金網の網目から外部にはみ出た分を鏝などで平滑に仕上げることにより、コンクリート用型枠を用いなくても、アーチ形状を有した法枠構造物Nを成形できる(図8〜図12)。また、必要に応じて煉瓦模様、石積み模様に仕上げてアーチ形状を有した法枠構造物を完成させる。
(7) 法枠構造物Nの法枠マスB内には、ウオールポケットPの工法又はグリーンポケットGの工法で植栽を施して緑化を図る(図14)。前記ウェールポケットの工法としては、例えば法枠マスBの下部にリブネット体を渡架してその内側の横長収容部に客土を詰めて植栽を行う(特許第3703611号)。またグリーンポケット工法としては、法枠マスBの中における法面にネット体を張設し、その内側に箱形スペーサをを介して客土袋を収容してその客土袋に植栽を行う(特許第3703604号)工法がある。
2……縦梁鉄筋
3……横梁鉄筋
4……マス目
5……斜鉄筋
6……間隔保持部材
7……アーチ型枠体
8……縦型枠体
9……底型枠体
10……結束部材
11……間隔保持具
Claims (3)
- 法面(1)に縦梁鉄筋(2)と横梁鉄筋(3)を設置して複数のマス目(4)を形成し、そのマス目の上部両角部(C)に斜鉄筋(5)を取り付けると共にマス目(4)の上部中央に間隔保持部材(6)を取り付け、あらかじめ製造したアーチ形保型鉄筋(71)とその内側に沿って固定した帯形金網(72)から成るアーチ型枠体(7)をマス目(4)内にはめ込んで横梁鉄筋(3)と斜鉄筋(5)及び縦梁鉄筋(2)に近接するように配置し、アーチ型枠体(7)の天端部(7′)を横梁鉄筋上部の間隔保持部材(6)に、且つアーチ型枠体(7)の左右円弧の一部を斜鉄筋(5)に、さらに保型鉄筋(71)の脚部(71′)を縦梁鉄筋(2)に結束部材(10)で取り付けて帯形金網(72)が縦横の梁鉄筋(2)・(3)に直接触れないように間隔を保持して設置し、且つアーチ型枠体(7)の脚部(71′)に連続する左右両側の縦型枠体(8)を縦梁鉄筋(2)に、且つ当該型枠体の下端部に接して底枠体(9)を横梁鉄筋(3)に金属軸を曲成した間隔保持具(11)を介して適宜の間隔を保持して結束部材(10)で取り付け、コンクリート吹付材を縦梁鉄筋(2)・横梁鉄筋(3)の中に吹付工によって法枠(N)を成形したことを特徴とする法面の安定と快適景観創出のためのアーチ形法枠構造物。
- L字体(111)の底辺先端に立ち上がり部(112)を成形し、L字体頂部に逆L字体を形成する横辺部(113)と縦辺部(114)を一体成形した一対の間隔保持体(11)を対向内向きにして、連結軸(12)で結合したことを特徴とする法面(1)の安定と快適景観創出のためのアーチ形梁構造物施工に用いる間隔保持具。
- 複数本の鋼線を所定の半径で半円形部を有し、且つ脚部(71′)を多少末拡がりに成形したアーチ形保型鉄筋(71)と、その鉄筋の半円形部の内側に帯形金網(72)を沿わせて固定して成るアーチ型枠体(7)を、縦梁鉄筋(2)と横梁鉄筋(3)で成形したマス目(4)内にはめ込んだときにアーチ型枠体の半円形部の一部が接する斜鉄筋(5)をマス目(4)の上部両角部(C)において横梁鉄筋(3)に結束部材(10)で取り付けることを特徴とする法面の安定と快適景観創出のためのアーチ形法枠構造物。
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CN107780392A (zh) * | 2017-10-30 | 2018-03-09 | 河南灵捷水利勘测设计研究有限公司 | 一种适用于膨胀土地区灌区渠道滑坡治理的框架拱结构 |
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2006
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