JP3121354B2 - 自動車シートの揺動可能な背もたれのためのロック装置 - Google Patents
自動車シートの揺動可能な背もたれのためのロック装置Info
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60N—SEATS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES; VEHICLE PASSENGER ACCOMMODATION NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B60N2/00—Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles
- B60N2/02—Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles the seat or part thereof being movable, e.g. adjustable
- B60N2/20—Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles the seat or part thereof being movable, e.g. adjustable the back-rest being tiltable, e.g. to permit easy access
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- Mechanical Engineering (AREA)
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Description
向いた揺動軸線回りに揺動可能であり、ロック爪が使用
位置で背もたれを固定するために、背もたれの傾動軸線
方向に並べて配置された2個の金具部分を互いにロック
し、一方の金具部分が傾動運動方向においてシートに固
定され、他方の金具部分が背もたれに固定され、ロック
爪がシート固定の金具部分に枢着されている、前方に傾
動可能な自動車シートの背もたれのためのロック装置に
関する。
4024401号公報)は、ヒンジ金具を備えた装置に設けら
れている。このヒンジ金具はシート部分に連結された固
定のヒンジ部分と、背もたれに連結された揺動可能なヒ
ンジ部分とからなっている。シート部分に連結された固
定のヒンジ部分と背もたれと共に揺動可能なヒンジ部分
は、共通の揺動軸を介して互いに連結されている。揺動
可能なヒンジ部分は2個の揺動部材からなり、この揺動
部材の一方は傾斜位置のゆっくりした連続的な微調節の
ための調節部材として形成されている。揺動可能なヒン
ジ部材の他方の揺動部材は、背もたれの極端な位置への
自由揺動機能のために形成された傾動部材としての働き
をする。
金具にまとめられているという欠点がある。自動車工業
では、両機能を互いに完全に分離することが望まれる。
それによって、傾斜調節金具は、背もたれのロック解除
を必要とする2ドアの車両にも使用可能であり、背もた
れのロック解除と予備傾動を必要としない4ドアの車両
にも使用可能である。
共和国特許出願公開第4428715号公報)。この公知のロ
ック装置の場合には、ロック爪が走行方向に対して横方
向に延びる軸の回りに揺動可能に軸承されている。それ
により、この公知のロック装置の場合には、ロック爪が
衝突寺に発生する大きな加速力によって係合解除され得
ることになる。
用いてロック爪をロック位置に固定保持することが既に
提案された。ばねで付勢された安全レバーのような付加
的な安全要素を設けることにより、このような金具が高
価になりかつ重くなるということは別として、付加的な
安全レバーを設けることによって衝突時のロック爪の固
定保持が保証されないという欠点がある。なぜなら、こ
の公知の解決策の場合には、この安全レバーが同様に走
行方向に対して横方向に延びる軸の回りの揺動可能に支
承され、衝突時に発生する大きな加速度によって係合解
除される得るからである。
は、傾動可能な背もたれのための簡単な構造の揺動装置
として形成され、衝突の際走行方向および走行方向と反
対方向の力が発生したときにそのロック位置が確実に維
持されるように、公知の種類のロック装置を形成するこ
とである。
れ固定の金具部分の側に、シート固定の他の金具部分が
設けられ、この金具部分が切欠きを備え、ロック位置で
背もたれ固定の金具部分のロックスリットが前記切欠き
と一直線上に位置し、ロック位置でロックスリットを通
過するロック爪が切欠きに係合することによって解決さ
れる。
具部分とシート固定の2個の金具部分に揺動軸を同時に
支持することにより、一方ではフロント衝突の場合に付
加的なロック機構を用いないでロック爪が完全に確実に
係合したままになり、他方ではロック爪自体が非常に大
きな負荷に耐えることができる。その際、ロック爪はシ
ート固定の金具部分または背もたれ固定の金具部分に枢
着することができる。
ている。
態を詳しく説明する。
応する部品にはそれぞれ同じ参照符号が付けてある。こ
の部品は必要な場合には、ダッシュだけによって区別し
てある。
揺動軸線2aの回りに、すなわちピン2の回りに、シート
固定の金具1に支承されている。背もたれ10に固定され
た金具部分7は、走行方向に対して横方向に延びる傾動
軸線7b回りに矢印7c方向に前方へ傾動可能である。背も
たれ固定の金具部分7には、示唆的に示した傾斜調節金
具11が装着されている。この傾斜調節金具の機能は本発
明との関連において重要ではない。実際にはアダプター
と呼ばれる、背もたれ固定の金具部分7は、スリット7a
を備え、このスリットにはロック位置で爪3を挿入する
ことができる。
される。このばねは図2aの実施の形態の場合湾曲ばねと
して形成され、リベット6によってシート固定の金具部
分1に保持されている。操作部材4はロック爪3をロッ
ク解除するために役立つ。このロック爪はロック解除さ
れた状態で図2aにおいて一点鎖線で示す位置を占める。
この位置では、ロック爪は背もたれ固定の金具部分7の
スリット7aから完全に抜けており、背もたれを傾動軸線
7b回りに矢印7c方向に揺動させることができる。
は、シートに固定されて支承されたロック爪3をロック
スリット7aに係合させるだけでは達成されない。シート
固定の金具部分1と平行に、シート固定の他の金具範囲
8が延びており、この金属範囲はスリット状の切欠き8a
を有する。ロック状態では、ロック爪3はスリット7aに
係合するだけでなく、その先端がスリット8aにも係合す
る。衝突の際、シート固定の両金具部分1,8のところ
で、ロック爪3は背もたれ固定の金具部分7のスリット
7aを介して曲げ応力を受ける。
方でシートに固定されて設けられている。背もたれ10が
ロック位置に戻り傾動する際にロック位置に達する直前
に、背もたれ固定の金具部分7の下側縁部はすでに弾性
的な当接要素9に接触する。
爪3がスリット7aと並び、このスリット7aを通ってスリ
ット8aに係合し得るのに充分である。
両側で、ロック爪を軸承する金具部分1の押圧変形部1
a,1bに挿入されている。
る。というのは、この実施の形態の原理的な構造が図2a
の実施の形態の原理的な構造と一致しているからであ
る。ダッシュをつけた参照符号はそれぞれ、図2aのダッ
シュをつけていない参照符号と対応している。先ず第一
に、スリット7a′の下端に形成された外側に出た載置範
囲7d′の形成が異なっている。外側に出た下側の端範囲
7d′は、係止爪3′の湾曲した下側縁部3a′が図示のロ
ック状態でこの端範囲に面で接触するように形成および
配置されている。図2aに示した湾曲ばね5の代わりに、
この実施の形態では引張りばね5′が設けられている。
に平行に延びている。これは図2bの実施の形態のロック
スリット7a′の側面についても当てはまる。背もたれが
ロック位置に揺動して戻るときに、ロック爪3または
3′がロックスリットに容易に係合し得るようにするた
めに、図1において右側の側面をロック爪の中心平面に
対して鋭角をなして傾斜させて配置することができる。
この場合、スリットの下端は上端よりも幅が広くなって
いる。
または3a′をロックスリット7aまたは7a′の下側の端範
囲7dまたは7d′で締付けることによって生じる。ロック
スリットの側面に対するロック爪の側面の接触は、衝突
の場合に初めて行われる。
Claims (7)
- 【請求項1】ばねで付勢されたロック爪(3;3′)が、
走行方向に向いた揺動軸線(2a,2a′)回りに揺動可能
であり、ロック爪が使用位置で背もたれを固定するため
に、背もたれの傾動軸線方向に並べて配置された2個の
金具部分(1;1′,7;7′)を互いにロックし、一方の金
具部分(1;1′)が傾動運動方向においてシートに固定
され、他方の金具部分(7,7′)が背もたれに固定さ
れ、ロック爪がシート固定の金具部分(1;1′)に枢着
されている。前方に傾動可能な自動車シートの背もたれ
のためのロック装置において、ロック爪(3;3′)の枢
着個所から離れた、背もたれ固定の金具部分(7;7′)
の側に、シート固定の他の金具部分(8;8′)が設けら
れ、この金具部分が切欠き(8a,8a′)を備え、ロック
位置で背もたれ固定の金具部分(7;7′)のロックスリ
ット(7a;7a′)が前記切欠き(8a,8a′)と一直線上に
位置し、ロック位置でロックスリット(7a;7a′)を通
過するロック爪(3;3′)が切欠き(8a,8a′)に係合す
ることを特徴とするロック装置。 - 【請求項2】ロック爪(3;3′)が運動方向に向いた湾
曲した締付け面(3a;3a′)を備え、この締付け面がロ
ックスリット(7a;7a′)の隣接する端部(7d;7d′)に
接触するように形成されていることを特徴とする請求項
1記載のロック装置。 - 【請求項3】締付け面(3a′)に隣接するロックスリッ
ト(7a′)の端部(7d′)が、締付け面(3a′)に面で
接触するように形成されていることを特徴とする請求項
2記載のロック装置。 - 【請求項4】締付け面(3a′)に隣接する端部(7d′)
が背もたれ固定の金具部分(7′)の外側に突出した範
囲によって形成されていることを特徴とする請求項3記
載のロック装置。 - 【請求項5】ばねで付勢されたロック爪(3;3′)が、
走行方向に向いた揺動軸線(2a,2a′)回りに揺動可能
であり、ロック爪が使用位置で背もたれを固定するため
に、背もたれの傾動軸線方向に並べて配置された2個の
金具部分(1;1′,7;7′)を互いにロックし、一方の金
具部分(1;1′)が傾動運動方向においてシートに固定
され、他方の金具部分(7,7′)が背もたれに固定され
ている、前方に傾動可能な自動車シートの背もたれのた
めのロック装置において、ロック爪が背もたれ固定の金
具部分(7,7′)に枢着され、背もたれ固定の金具部分
(7;7′)の他方の側に、シート固定の他の金具部分が
設けられ、シート固定の両金具部分がそれぞれ、スリッ
トを備え、ロック位置でこの両スリットが背もたれ固定
の金具部分(7;7′)のスリットと一直線上に位置し、
ロック位置でロック爪が3つのすべてのスリットを通過
することを特徴とするロック装置。 - 【請求項6】ロック爪(3;3′)の軸承が軸承ピン(2;
2′)によって形成され、この軸承ピンがロック爪(3;
3′)を横方向に貫通し、ロック爪(3;3′)の両側で、
ロック爪を軸承する金具部分(1)の押圧変形部(1a;1
b)に挿入されていることを特徴とする請求項1〜5の
いずれか一つに記載のロック装置。 - 【請求項7】背もたれ固定の金具部分(7;7′)の範囲
がロック位置に達する直前に弾性的なストッパー(9;
9′)に当接することを特徴とする請求項1〜6のいず
れか一つに記載のロック装置。
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