JP3121276U - 特典内容を併記したレシート - Google Patents

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Abstract

【課題】レシート発行の際、発行者の企画している特典キャンペーンの内容が宣伝告知され、後続する購買欲を喚起することが可能な特典内容を併記したレシートを提供する。
【解決手段】適宜サイズのシートに端末手段で印刷を施す際に、レシートRにレシート情報記録欄R1と特典情報記録欄R2を設ける。このレシート情報記録欄R1には、レシート発行者表示と、商品名又はサービス名と、単価及び取引合計金額などの取引明細表示とをそれぞれ表記する。また上記特典情報記録欄には、会員番号などの顧客を特定する顧客情報表示と、キャンペーン販売などの販売促進計画に応じて予め設定された期間内における上記特定顧客の累計取引金額、累計獲得ポイント数などの累計取引高表示と、期間内の特典内容を表示する。
【選択図】図2

Description

本考案は、各種小売業或いはサービス業で個々の取引決済時に発行するレシートに係わり、詳細には取扱商品、サービスなどを管理するPOSシステムの端末装置でレシートを印刷発行する際に、販売促進などのセールスプロモーション、例えばキャンペーン販売などに適合する宣伝効果の得られる表記を有するレシート表示の改良に関する。
一般に、小売業における商品の売買或いはサービスの提供(以下、単に「商品取引」という)に於ける販売促進は宣伝活動、値引き販売などの競争販売と、顧客の継続したリピート取引を促す特典付き販売とが広く行われている。前者の競争販売は、値引き取引、景品贈呈などに代表され、後者の特典付き販売はポイント会員制に代表される。いずれも情報処理の高度化、細密化に伴って地域、商品、季節に応じてきめ細かい顧客情報の管理と販売促進が競われるに至っている。前者の競争販売は、ディスカウント販売、実演販売、景品付き販売などその都度のセールスプロモーションに応じて宣伝活動と同時に行われている。また後者の特典付き販売はポイントカードなどの会員制で購買価格に応じて取得したポイントで値引き販売、クーポン券、景品などを提供している。このような商品取引の際に発行するレシートは従来、レシート発行者の商号、店舗名及び発行日時を記載した発行者表示と、1つ若しくは複数の商品名及びその単価と合計金額などの取引明細表示とをそれぞれ表示欄を区分けして表示している。この場合明細表示と同時に預かり金額と釣り銭額を表記することも知られている。
一方、前述のポイントカード制では発行するレシートに、発行者表示、取引明細表示と共に、取得したポイント数或いはその顧客の累計ポイント数を表記することが例えば特許文献1(実開平8−1211号公報)に提案されている。この特許文献1には発行者表示と取引明細の表記と同時に決済金額に応じて取得したポイント数と、その時点での累計ポイント数が表記されている。特許文献1に開示されているレシートを図6に示すが、領収書のタイトル名130、発行者名131、商品名及び頒価などの明細表記部133、合計などの集計表示134、お預かり金額、お釣りなどの算出表示135及び会員番号136、取得ポイント137、累計ポイント138がそれぞれ表記されている。
従来知られたこのようなレシートでは地域、期間、商品などを限定したキャンペーン販売の場合に特に計画された特典を表記して、顧客に継続した取引を喚起する宣伝効果は期待できない。そこで本出願人は、先に特許文献2(実用新案登録第3084490号公報)に開示されているようなレシート発行時に或る確率で抽選を行い、その当選したレシートに景品などの特典を表記することを提案した。このレシートは発行者表示と取引明細表示に抽選結果、例えば「当たり」表示と景品例えば「当選金額」を表示している。
実開平8−1211号公報 実用新案登録第3084490号公報
上述のように商品の売買或いはサービスの提供の都度発行するレシートは、従来発行者表記と取引明細表記などの取引の清算内容を表記するに止まり、顧客に継続した取引を喚起する宣伝効果は期待できない。この場合に特許文献1に開示されているように予め設定した特典に応じて取得したポイント数の累計を表記するもの、或いは特許文献2に開示されているようにレシート発行と同時に抽選を行い、その抽選結果を表記するものも知られている。
ところがこのようなレシートでは、地域、商品、期間などを限定したキャンペーン販売などの販売促進を計画した場合にそのキャンペーンの告知宣伝とキャンペーン期間内で継続した購買を喚起する効果は得られない。特に最近、継続した顧客の囲い込みのため、例えば期間を限定して特別な特典を提供し、これによって顧客登録などを拡大或いはクラス類別する場合には、顧客登録の際クーポン券などの景品を提供するサービスに限られている。従って、顧客に取引の都度発行するレシートで取引金額の確認と同時に設定された購買額に達するとどのような特典が得られ、その設定購買額に達するにはどの程度不足しているのか興味をそそる手段は未だ提案されていない。そこで本考案は、各種取引に於いてレシート発行の際、発行者の企画している特典キャンペーンの内容が告知宣伝され、同時にその特典を得るためにはどうすればよいか興趣をそそり、継続した取引を喚起することが可能なレシートの提供をその課題としている。
本考案は、上記課題を達成するため、商品などの物品譲渡若しくはサービス提供などの取引決済時に印刷手段を有するPOS端末装置によって顧客に発行されるレシートを以下の構成とする。そこで適宜サイズのシートに端末手段で印刷を施す際に、レシートにレシート情報記録欄と特典情報記録欄を設ける。このレシート情報記録欄には、レシート発行者の商号、店舗名、発行日等のレシート発行者表示と、商品名又はサービス名と、単価及び取引合計金額などの取引明細表示とをそれぞれ表記する。また上記特典情報記録欄には、会員番号などの顧客を特定する顧客情報表示と、キャンペーン販売などの販売促進計画に応じて予め設定された期間内における上記特定顧客の累計取引金額、累計獲得ポイント数などの累計取引高表示と、期間内の特典内容を表示する。
そしてこの特典内容表示には、上記期間内における予め設定した設定取引高と、この設定取引高に達したときのプレゼントその他の特典内容を表記する。例えばキャンペーン期間を1ヶ月とし、特典を登録会員のクラス類別の格上げとし、設定取引高を△△万円とすると「前回までの累計金額○○円」、今回の対象金額○○円」「現在までの総累計金額○○円」の表示と同時に「今月の累計金額が△△円を超えますと来月のゴールドスター会員となります。」などと表示する。これによって、キャンペーンの期間と、特典内容と、特典が得られる設定金額と、顧客個々の期間内の累計取引金額が速やかに認知され、顧客は特典の魅力と同時にあととれだけ購入すれば良いかをレシートの清算金額の確認と同時に知ることが出来、購買欲を促す結果が得られる。
また、レシート情報記録欄と特典情報記録欄とは、余白、字体、罫線などで記録欄を区分することが好ましく、また特典情報記録欄も累計取引高表示と特典内容表示とを余白、字体、罫線などで区分することが顧客の認識と理解を容易にする。更に、レシート情報記録欄と特典情報記録欄とはミシン目、罫線などで切り離し可能に表記すると、顧客はレシート情報記録欄を金銭管理用に保管し、特典情報記録欄を次回の購買用の覚えとして保管することが出来る。尚、上述の特典内容は、所定期間内の販売促進計画に基づいて、景品、クーポン券などの贈呈品、予め設定された購買上の特権を有する特定会員の設定、購買時に取得するポイント数の割増しなどから選択する。この場合、特定会員の設定は顧客の購買額に応じてクラス類別会員制を設定して特典の内容を区別する。また、ポイント数の割増しは登録会員が購買額によって取得するポイントの取得率を高く設定するなどの方法を採用すれば良い。
更に、キャンペーン販売などの販促活動が特定の商品若しくはサービスを対象とする場合には、レシートに施す上述の特典内容表示欄はその特定商品若しくは特定サービスの決済時にのみ前記レシート情報記録欄と併記する。同様に、予め設定若しくは登録した顧客を対象に特典を付与する場合には、上述の特典内容表示欄は該当する顧客の決済時にのみレシート情報記録欄と併記する。このように販売促進計画に適合した対象商品或いは対象顧客の決済時にのみ特典内容表示欄を併記することによって対象外のとき顧客に誤解や、無用なトラブルを招く恐れがない。
本考案は、商品などの売買、サービス提供などの決済時に発行するレシートをレシート情報記録欄と特典情報記録欄とで構成し、レシート情報記録欄にはレシート発行者表示と取引明細表示とを表記し、特典情報記録欄には顧客を特定する顧客情報表示と予め設定された期間内における顧客の累計取引金額、累計獲得ポイント数などの累計取引高表示と、特典内容を表示する特典内容表示と、を表記したものであるからレシートを受け取った顧客は明細内容の確認と同時にレシート発行者の企画するキャンペーン販売などの特典内容と現在までの累計取引高を同時に知ることが出来る。特にこの特典内容は、所定期間内における設定された取引高と、この設定取引高に達したときの特典内容が表記されているため、特典の魅力とあとどれだけ購入すれば良いかが判り購買欲を促すことが可能である。このように本考案は商品などの購買時に消費者が確認するレシートに清算明細と同時に、特典内容が表記されている為、キャンペーン販売などの販売促進に果たす宣伝効果と継続した購買欲を誘引する効果は著しいものがある。
また、請求項2に係わる考案は上述の効果に加え、レシート情報記録欄と特典情報記録欄とは余白、字体、罫線などで区分されているため顧客が混乱することなく必要な情報を知得することができる。また、請求項3に係わる考案は上述の効果に加え、レシート情報記録欄と特典情報記録欄とはミシン目、罫線などで切り離し可能に表記されている為、レシートを受領した顧客はレシート情報記録欄を金銭出納管理用に保管し、これとは別に特典情報記録欄は次回の購買の為の覚えとして保管することが出来る。
また、請求項4に係わる考案は上述の効果に加え、特典情報記録欄に表示される累計取引高表示は、レシート発行前の累計取引高と決済対象の新規取引高表示と、この両者の総累計取引高を表示するため、特典のための取引高の正誤を容易に確認することが出来る。また、請求項5に係わる考案は上述の効果に加え、販売促進計画で設定する特典内容は、景品、クーポン券などの贈呈品、予め設定された購買上の特権を有する特定会員の設定(登録)、購買時に取得するポイント数の割増しなど広汎な特典から選択することが出来、同時に顧客はその内容を簡単に知得することが出来る。
また、請求項6に係わる考案は上述の効果に加え、顧客の過去の総取引額などに基づいて類別したクラスに応じて異なる設定取引高若しくは異なる特典内容を表記することによって顧客毎に特典を設定して告知することも可能となり、よりきめ細かい特典サービスが可能となる。また、請求項7に係わる考案は上述の効果に加え、キャンペーン販売などの販促計画は、期間に限らず、特定の商品若しくはサービスについて、その決済時にレシートと同時に特典内容と顧客への告知が同時に可能であるため、顧客への説明などに時間を要しない効果がある。
また、請求項8に係わる考案は上述の効果に加え、キャンペーン販売などの販促計画を予め設定若しくは登録した顧客についてのみ特典を付与する場合、対象顧客の決済と同時に特典内容を告知することによって、例えば顧客の誕生月にはトラブルを招くことがないなどの効果を奏する。
以下、図示の好適な実施の形態に基づいて本考案を詳述する。図1は、本考案に係わるレシートを発行する販売情報管理システム(以下point-of-sale/POSシステムという)の概略構成を示し、図2は本考案に係わるレシートの構成を示す。まず、図1及び図2に基づいて本考案に係わるレシートの概略を説明すると、一般的な小売店、サービス提供店における販売情報管理システム或いは顧客情報管理システムは図1に示すようなコンピュータネットワークでレシート発行を行っている。このシステムは、例えばホストコンピュータ2にネットワーク接続した複数のPOS端末装置1で構成される。ホストコンピュータ2にはマスターファイル(PLUファイル)4と、顧客データファイル5と売上データファイル6と商品データファイル7などの記憶装置が接続されている。
マスターファイル4には通常の基準データと後述するレシートの印字フォームが格納されている。顧客データファイル5には予め登録した顧客の個人情報が格納され、この顧客情報は例えば会員番号で管理され、氏名、年齢、性別、住所、生年月日などの個人情報が記録されている。売上データファイル6には全売上げ情報、例えば後述のレシートに記録された情報が格納され、予め登録された会員顧客については何時、どの商品をいくらで購入したか記録される。商品データファイル7には取扱商品名、仕入れ先、売値、仕入れ値、在庫数などの商品管理情報が格納されている。またマスターファイル4には商品に付されたバーコード情報とこの商品管理情報との対応テーブルが記録されている。
一方、このホストコンピュータ2にネットワーク接続されたPOS端末装置1には図1に示すように、顧客カードを読み取るカード読取装置11と商品に付されたバーコードを読み取るバーコード読取装置12と、商品単価などのデータを入力する入力装置10と、レシートに後述する購入明細と特典情報を印刷する印刷装置14とで構成され、これらの制御とホストコンピュータ2とのインターフェースを備えたCPU(演算記憶制御装置)とから構成されている。このPOS端末装置1は顧客と対面する精算エリア(以下レジという)に準備され、予め配布した顧客カード例えば磁気カード、ICカードをカード読取装置11で読み取る。また顧客の購入商品に付されたバーコードをバーコード読取装置12で読み取り、場合により入力装置10で商品名若しくは販価を入力する。これらの情報はホストコンピュータ2にインターフェースを介して情報伝達され、ホストコンピュータ2は前述の各ファイルと照合或いは記録した情報をPOS端末装置1に転送する。
特に図示のものは顧客カードから読み取った会員番号などの顧客識別データに基づいて顧客データファイル5及び売上データファイル6から後述する必要な情報をPOS端末装置1に送る。これと同時に例えば売上データファイル6に必要な情報を記録する。そしてPOS端末装置1は顧客の購入商品の売価(取引価格)を総計し、入力装置10から入力した預かり金額と総計額からお釣りを算出し、表示装置13に表示する。これと同時に印刷装置14でレシートRを印刷する。
そこで、レシートRは、予め印刷装置14にセットされたロール紙などのシートに、前述のマスターファイル4に準備されたフォーム(様式)に従って印字する。尚このフォームは例えばシステム起動時にホストコンピュータ2から各POS端末装置1に転送され、POS端末装置1のCPUに記憶しておき、稼働後のレシート発行に備える。本考案は、このレシートに印刷するフォーム(様式)を後述のようにレシート情報記録欄と特典情報記録欄とで構成し、この特典情報記録欄には、例えば予め設定した目標売上に達した場合プレゼントなどの特典を送る期間限定キャンペーン販売などの企画に応じてその関連する情報を表示するようにしたものである。従って予めマスターファイル4に、特典情報を含む印刷様式を設定するフォームを準備しても良いが、セールスプロモーションの都度、このマスターファイルを変更するのは面倒であるためマスターファイル4には基本フォーム4aを準備する。
そしてこの基本フォーム4aをホストコンピュータ2でセールスプロモーションの内容に応じた印刷様式のフォームにアレンジし、作成した印刷フォーム4bをCPU内の記憶装置に記憶してある。例えば基本フォーム4aには後述する「レシート情報記録欄」に印字する店名、発行年月日、取引明細などの印字パターンをロゴ、文字などで構成し、これに後述する「特典情報記録欄」に印字する特典内容などのキャッチフレーズを追加して印刷フォーム4bを作成して記憶装置に準備しておく。各POS端末装置1は、システム起動時にホストコンピュータ2から転送された印刷フォーム4bに従って各顧客の精算時にレシートを印字し、取引決済と同時に顧客に引き渡す。
そこで本考案に係わるレシートRは、図2に示すようにレシート情報記録欄R1と特典情報記録欄R2とを設ける。そしてレシート情報記録欄R1には、領収書のタイトル名20、発行者名21、発行日表示22、商品名及び頒価などの明細表記部23、合計などの集計表示24、お預かり金額、お釣りなどの算出表示25及び会員番号26、取得ポイント27、累計ポイント28をそれぞれ表記する。このレシート情報記録欄R1は先に図6に基づいて説明した従来のレシートと同様に印刷する。またこの印字と同時に営業日案内、或いは宣伝文を併記することも知られ、本考案のレシートもこのような礼文或いは宣伝文を併記しても良い。
次にレシートRには上述のレシート情報記録欄R1とコラムを異ならせて特典情報記録欄R2を設ける。この特典情報記録欄R2には(1)会員番号などの顧客を特定する「顧客情報表示」R21と、(2)予め設定された期間(キャンペーン期間)内における顧客の累計取引金額、累計獲得ポイント数などの「累計取引高表示」R22と、(3)上記期間内における予め設定した「設定取引高」R23と、(4)この設定取引高に達したときのプレゼントその他の「特典内容」R24を表記する(図2参照)。以下、上述の特典情報記録欄R2についてセールスプロモーションに基づいてレシートRの実施形態を実施例1乃至4として説明する。
[実施例1]
図3に示す実施例は、「設定した期間内に目標取引高に達した場合クーポン券をプレゼント」するセールスプロモーションを企画した場合のレシート例を示す。レシートRはレシート情報記録欄R1と特典情報記録欄R2に上下区分され、罫線(コラム区分手段)35で区切られている。レシート情報記録欄R1には先の説明と同様に、タイトル名20が「領収書」「お買上明細」などの表記で表示され、商店名などの発行者名21が「○○屋、○○チェーン△△店」などの表記で表示される。そして発行日表示22が日、又は日時で表示される。このとき「お買い上げありがとうございます」などの礼文、或いは「当店は○月も休まず営業します」などの営業案内を併記する場合もある。次に商品名とその頒価などが明細表記部23に表記され、「合計」などの集計表示24と、お預かり金額、お釣りなどの算出表示25などが表記される。
このレシート情報記録欄R1には上述の取引明細と同時に会員番号26、取得ポイント27、累計ポイント28などがそれぞれ表記される。これは最近多くの小売店或いはサービス店が顧客の登録と、登録した顧客の取引毎にポイントを付与してポイント数に応じて特典を付与する登録ポイント制が普及し、レシートRにそのポイントを表記している。上記レシートRには上記レシート情報記録欄R1と罫線、余白、字体などのコラム区分手段35でコラムを分けて特典情報記録欄R2が設けられている。この特典情報記録欄R2には会員番号などの顧客を特定する顧客情報表示R21を表記する。図示の場合ポイント表示の会員番号26で兼用している。この顧客情報表示R21は会員番号、氏名などレシートの情報の宛名に相当する表記を用いることが好ましい。そして特典情報記録欄R2にはキャンペーン期間内における顧客の「累計取引(購買額)高表示」R22を例えば「期間累計」33などの表記で表示する。図示のものは取引金額を表示したがポイント数表示であっても良い。
この累計取引高表示R22と同時に前回までの累計取引額と今回の取引額と両者を加えた総累計取引額を併記しても良い。次に特典情報記録欄R2にはキャンペーン期間における予め設定した「設定取引(売上)高」R23を「○月のプレゼント目標額」などと表記する。また、この設定取引高R23に達したときのプレゼントその他の「特典内容」R24を例えば「月度目標額を超えますとお買物券3000円を差し上げます」(図示34)と表記する。これによって、顧客はレシートRを受取ったとき、買物内容の明細が正しいかどうかのチェックをレシート情報記録欄R1で、自らが登録会員の時にはポイントが正しく付与されたか否かと、ポイントがいくら貯まったかを確認することができる。この通常の取引明細の確認と同時に、特典情報記録欄R2でキャンペーンが行われていることと、その期間と設定目標額と自らの期間内購買額と目標に達したときの特典内容が確認できる。これによって、特典に対する魅力と目標額と自らの不足額を知り次回の購買欲を促されることとなる。尚図示30はキャンペーン実施中の表記でキャンペーンが実施されていることを表示している。31はその期間である。
[実施例2]
図4に示す実施例は、「期間内の目標取引高に達した場合、翌月の特別会員として買い物特権を贈呈」するセールスプロモーションを企画した場合のレシート例を示す。このレシートRはレシート情報記録欄R1には、図3で説明した各情報を記述する。同一番号を付して説明を省略する。図4に示すものは、予め登録した登録会員を対象にキャンペーンを企画し、会員が2種類以上に類別され特典が例えば商品購入時の割引率として設定してあり、この会員制度は別の手段で顧客に宣伝周知されている。そこで月間売り上げが3万円を超えた場合には、普通会員は1ランク上のスター会員に、スター会員はその上のゴールド会員に買い物特典をランクアップする企画の場合には、レシートRを次のように表記する。
先に説明したケースと同様にレシート情報記録欄R1を記述し、その下に特典情報記録欄R2を罫線、ミシン目、余白などのコラム区分手段35で区分けする。この欄には「会員特典ランクアップキャンペーン実施中」30などキャンペーン実施中であることを宣伝し、同時に「期間」31などキャンペーン期間を表記する。顧客の「会員番号」26、「氏名」など顧客情報を記述する。そしてこの顧客の期間中の累計取引額を例えば「期間累計」33として金額表示する。このとき算出期間を併記することが好ましく、同様に今回の購買額も併記することが好ましい。
そこで例えば「今月の累計額が3万円を超えますと来月のスター会員となります。」など、設定金額(図示の場合3万円)と特典(来月のスター会員)を表示する(図示34)。このとき、例えば「スター会員になりますとお買上げ金額から3%値引きします。」などと併記しても良いがこの場合は表記するまでもなく周知されていることを前提としている。このような特典情報記録欄R2の表記によって顧客はスター会員にランクアップされる特典と、そのためにはいくら(3万円)の購入が必要で、現在いくら購入しているのか(25,695円)が一瞥にして認識でき、スター会員へのランクアップの魅力とそのためには、「あといくら」、「いつまでに」購入すればよいかが認識できる。従って次回の購買欲を促すことが可能となる。
[実施例3]
図5に示す実施例は、「顧客の誕生月若しくは誕生月の前月に目標取引高に達した場合、誕生プレゼントを贈呈」するセールスプロモーションを企画した場合のレシート例を示す。このレシートRはレシート情報記録欄R1には、図3で説明した各情報を記述する。同一番号を付して説明を省略する。図5に示すものは、予め顧客会員が誕生月(生年月日など)登録してある場合に、誕生月若しくはその前月に購買額が設定金額を超えた場合には誕生プレゼントを贈るセールスプロモーションを企画した場合には、レシートRを次のように表記する。
先に説明したケースと同様にレシート情報記録欄R1を記述し、その下に特典情報記録欄R2を罫線、ミシン目、余白などのコラム区分手段35で区分けする。この欄には「お誕生日プレゼントキャンペーン実施中」30などキャンペーン実施中であることを宣伝し、同時に「期間」31などキャンペーン期間を表記する。そして顧客の「会員番号」26、「氏名」など顧客情報を記述する。次にこの顧客の期間中の累計取引額を例えば「期間累計」33として金額表示する。このとき算出期間を併記することが好ましく、同様に目標購買額も併記することが好ましい。
そこで例えば「今月の累計額が3万円を超えますと来月お誕生日プレゼントとして○○を贈呈します。」など、設定金額(図示の場合3万円)と特典(プレゼント商品名)を表示する(図示34)。このような特典情報記録欄R2の表記によって顧客は翌月が誕生月であること、目標額を購入すると特典として○○をプレゼントされ、現在いくら購入しているのかが一瞥にして認識でき、プレゼント商品の魅力とそのためには、「あといくら」、「いつまでに」購入すればよいかが認識できる。従って次回の購買欲を促すことが可能となる。
本考案は、各種小売業或いはサービス業で個々の取引決済時に発行するレシートに係わり、詳細には取扱商品、サービスなどを管理するPOSシステムの端末装置でレシートを印刷発行する際に、販売促進などのセールスプロモーション、例えばキャンペーン販売などに適合する宣伝効果の得られる表記を有するレシート表示に関するものであり、産業上の利用可能性を有する。
本考案のレシートを印刷するための販売情報管理システムの概略構成を示すネットワーク構成図。 本考案に係わるレシートの記載構成を示す説明図。 図2におけるレシート記載態様を示す実施例1の説明図であり(a)はその具体的記載内容、(b)はシステム運用の手順を示す。 図2におけるレシート記載態様を示す実施例2の説明図であり(a)はその具体的記載内容、(b)はシステム運用の手順を示す。 図2におけるレシート記載態様を示す実施例3の説明図であり(a)はその具体的記載内容、(b)はシステム運用の手順を示す。 従来のレシートの記載例を示す説明図。
符号の説明
R :レシート
R1 :レシート情報記録欄
R2 :特典情報記録欄
1 :POS端末装置
2 :ホストコンピュータ
R21:顧客情報表示
R22:累計取引高表示
R23:設定取引高
R24:特典内容

Claims (8)

  1. 商品などの物品譲渡若しくはサービス提供などの取引決済時に印刷手段を有する端末装置によって顧客に発行されるレシートであって、
    上記レシートはレシート情報記録欄と特典情報記録欄とを有し、
    上記レシート情報記録欄には、
    レシート発行者の商号、店舗名、発行日等のレシート発行者表示と、
    商品名又はサービス名と、単価及び取引合計金額などの取引明細表示とがそれぞれ表記され、
    上記特典情報記録欄には、
    会員番号などの顧客を特定する顧客情報表示と、
    予め設定された期間内における上記特定顧客の累計取引金額、累計獲得ポイント数などを表示する累計取引高表示と、
    上記期間内の特典内容を表示する特典内容表示とがそれぞれ表記され、
    前記特典内容表示には、上記期間内における予め設定した設定取引高と、この設定取引高に達したときのプレゼントその他の特典内容が表記されていることを特徴とする特典内容を併記したレシート。
  2. 前記レシート情報記録欄と前記特典情報記録欄とは、余白、字体、罫線などで記録欄が区分され、
    前記特典情報記録欄は前記累計取引高表示と前記特典内容表示とが余白、字体、罫線などで区分されていることを特徴とする請求項1に記載の特典内容を併記したレシート。
  3. 前記レシート情報記録欄と前記特典情報記録欄とはミシン目、罫線などで切り離し可能にそれぞれ表記されていることを特徴とする請求項2に記載の特典内容を併記したレシート。
  4. 前記累計取引高表示は、
    レシート発行前の累計取引高表示と、
    レシートを発行する取引の金額又は取得ポイント数などの決済対象の新規取引高表示と、
    この新規取引高を含む総累計取引高表示とがそれぞれ表記されていることを特徴とする請求項1乃至3の何れかの項に記載の特典内容を併記したレシート。
  5. 前記予め設定された期間及び期間特典内容は、特定期間内の販売促進計画に基づいて、対象期間と特典内容が設定され、
    前記特典内容は、
    景品、クーポン券などの贈呈品、予め設定された購買上の特権を有する特定会員の設定、購買時に取得するポイント数の割増し、から選択されることを特徴とする請求項1乃至4の何れかの項に記載の特典内容を併記したレシート。
  6. 前記期間特典内容は、顧客の過去の総取引額などによってクラス類別され、このクラス類別に応じて異なる設定取引高若しくは異なる特典内容が表記されることを特徴とする請求項1乃至5の何れかの項に記載の特典内容を併記したレシート。
  7. 前記特典は予め設定した特定商品若しくは特定サービスについて特典が付与され、前記特典内容表示欄は当該特定商品若しくは特定サービスの決済時にのみ前記レシート情報記録欄と併記されることを特徴とする請求項1乃至6の何れかの項に記載の特典内容を併記したレシート。
  8. 前記特典は予め設定若しくは登録した顧客について特典が付与され、前記特典内容表示欄は当該顧客の取引決済時にのみ前記レシート情報記録欄と併記されることを特徴とする請求項1乃至6の何れかの項に記載の特典内容を併記したレシート。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017068448A (ja) * 2015-09-29 2017-04-06 東芝テック株式会社 情報処理装置及びプログラム

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