JP3120736U - 複室容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】折りたたんだ状態の容器を広げる操作に伴って室の仕切りを開通する実用的な複室容器を提供する。
【解決手段】柔軟なプラスチック製の容器2と、容器2内を複数の室に仕切る隔壁3と、隔壁3に取り付けられた連通部材4と、容器2に取り付けられた注口部5と、を有し、連通部材4は、周面が容器2の内面に接着されて容器2内を一方側の室2aと他方側の室2bとに仕切る基部4aと、基部4aから屈曲部4bを介し一方側の室2a内に延びて容器2を折り畳み状態に保つ折り返し片4cと、を有し、容器2を折り畳み状態から広げる操作に伴って破断する易破断部4dが屈曲部4bに形成され、且つ、基部4aの他方側の室2bに臨む側面に一端が開口するとともに易破断部4dの破断によって一方側の室2aに開口し一方側の室2aと他方側の室2bとを連通する通路6が形成されている。
【選択図】図1

Description

本考案は、隔壁によって仕切られた複数の収容室を有する複室容器に関するものである。
従来、用時連通可能な仕切りで区画された複数の室に薬剤等が収容された複室容器は、例えばアミノ酸液とブドウ糖液や、抗生物質と溶解液など、分別収容して用時に混合する薬剤等の容器として広く採用されている。
この種の複室容器は非常に利便性に優れているが、用時に混合操作をうっかり忘れ、一方の薬剤のみ投与するといった事故を起こすおそれもある。そこで、そのような事故の防止対策が、種々検討されている。
ところで、上記の複室容器は、室の仕切り部位で折りたたんで包装し、使用の際に広げて用いることが一般的である。このことを利用して、折りたたんだ状態の容器を広げる際に、室の仕切りもそれに伴って開通するような仕組みがいくつか提案されている(例えば、特開2005−40415、特開2005−187039、特開2005−287658等)。
しかしながら、従来提案されているものは、仕切りの開封強度調節が困難であったり、装置が大がかりでコスト高となったり、あるいは仕切りの密封度が不十分であったりして、実用的ではなかった。
そこで、本考案は、折りたたんだ状態の容器を広げる操作に伴って室の仕切りを開通する実用的な複室容器を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本考案に係る複室容器は、柔軟なプラスチック製の容器と、前記容器内を複数の室に仕切る隔壁と、前記隔壁に取り付けられた連通部材と、前記容器に取り付けられた注口部と、を有し、前記連通部材は、周面が前記容器の内面に接着されて該容器内を一方側の室と他方側の室とに仕切る基部と、該基部から屈曲部を介し前記一方側の室内に延びて前記容器を折り畳み状態に保つ折り返し片と、を有し、前記容器を折り畳み状態から広げる操作に伴って破断する易破断部が前記屈曲部に形成され、且つ、前記基部の他方側の室に臨む側面に一端が開口するとともに前記易破断部の破断によって前記一方側の室に開口し前記一方側の室と他方側の室とを連通する通路が形成されていることを特徴とする。
前記折り返し片は、周縁部に拡張する扁平状の誘導片が形成されていることが好ましい。
前記連通部材は、内部に封鎖された薬剤室を更に有し、前記薬剤室は、前記易破断部の破断によって開封する位置に形成されていることが好ましい。
前記隔壁は、前記折り返し片の少なくとも一部が前記容器の内壁に固定されていることが好ましい。
前記複室容器は、前記基部と前記折り返し片とを接続する可撓性接続部材を更に備えることが好ましい。
本考案によれば、基部の周囲と容器内面との接着部分は開封のために引き剥がすことはないため接着強度の調整は容易であり、隔壁は硬質のプラスチックによって形成されているので安価にて提供できるし、易破断部を破断しない限り隔壁が開通することがないため隔壁の密閉度を確保できる。
本考案の好ましい実施形態について以下に図面を参照して説明する。なお、全図を通じ、同種の構成要素には同符号を付した。
図1及び図2は、本考案に係る複室容器1の第1実施形態を示し、図1は折り畳み状態にある容器を示し、図2は折り畳み状態から広げた状態にある容器を示している。
複室容器1は、柔軟なプラスチック製の容器2と、容器2内を室2a、2bに仕切る隔壁3と、隔壁3に取り付けられた連通部材4と、容器2に取り付けられた注口部5と、を有している。
容器2は、2枚のプラスチックフィルムを重ね合わせてその周縁部がヒートシールされている。
連通部材4は、外周面が容器2の内面に接着された基部4aと、基部4aから屈曲部4bを介し一方側の室2a内に延びる保つ折り返し片4cと、を有している。容器2は、図1に示すように、屈曲部4bのところで折り曲げられ、折り返し片4cによって折り畳み状態を維持される。
基部4aは、その外周面が容器2の内面に接着されることによって、容器2の内部を一方側の室2aと他方側の室2bとに液密的に仕切り、隔壁3の一部又は全部を形成する。すなわち、隔壁3は、後述するように、容器3を形成するプラスチックフィルム同士のヒートシール部と、基部4aと容器2との接着部分とによって構成することもできるし、基部4aと容器2との接着部分のみによって形成することもできる。基部4aの外周面と容器2の内面との接着は、熱溶着又は接着剤等の公知の接着手段を採用することができる。
屈曲部4bには易破断部4dが形成されており、易破断部4dは、図2に示すように、容器2を折り畳み状態から広げる操作に伴って破断する。易破断部4dは、図示例のような切欠き溝によって形成された薄肉部とすることができる。易破断部4dを形成する切欠き溝は、屈曲部4bの全外周に亘って形成されているが、屈曲部4bの一部に形成することもできる。
なお、前記易破断部の形成方法としては、上記薄肉部の他に、例えば屈曲部4bを、相溶性の乏しい2種のプラスチックより成形した2つの部品を熱溶着することにより不完全溶着部を形成し、その不完全熱溶着部を易破断部とすることができる。このような2種のプラスチックとしては、例えばポリエチレンとポリプロピレン、ポリエチレンとポリ環状オレフィン等の組み合わせを挙げることができる。
連通部材4には、内部に通路6が形成されている。この通路6は、基部4aの他方側の室2aに臨む側面に開口し、屈曲部4bの内部を延び、易破断部4dが形成されている位置を超えたところで終端して閉じられている。通路6は、図2に示すように、易破断部4dが破断することによって一方側の室2aに開通する。通路6は、細孔状、溝状等、種々の輪郭を採用することができる。
連通部材4は、容器2を折り畳み状態に保ち、用時に破断させるため、硬質のプラスチック材料によって形成され得るが、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ環状オレフィンなどの熱可塑性プラスチックより、射出成形等の方法により一体成形とすることができる。
複室容器1は、一般的には、使用前においては図1に示す折り畳み状態で図示しない包装袋に包装されている。そして、使用時に複室容器1は該包装袋から取り出され、図2に示されているように折り畳み状態から広げられると、連通部材4が易破断部4dで破断し、通路6が一方側の室2aと他方側の室2bとを連通することにより、一方側の室2aと他方側の室2bの各々の内容物が混合される。
なお、複室容器1を製造するにあたっては、周縁部に未シール部を形成して該未シール部から薬液等の収容物を充填してもよいし、注口部5より充填しても良い。注口部より充填するためには、各室に注口部を設けておくことが好ましい。
上記構成を有する複室容器1は、基部4aの外周面と容器2の内面との接着部分を隔壁開封時に引き剥がす必要がなく、従来のように接着部分を引き剥がすことを前提としていないので、接着強度の調整は容易である。また、連通部材4は硬質プラスチック材料の一体成形により製造することができるので安価にて提供できる。さらに、易破断部4dを破断しない限り連通部材4が開通することがないため隔壁3の密閉度を確保することができる。
上記形態においては基部4aのみが容器2の内面に接着されているが、折り返し片4cの少なくとも一部を容器2の内面に接着固定することもできる。斯かる構成により、破断した折り返し片4cが室2a内の液中に浮遊するのを防止し得るし、折り畳み状態にある容器を広げる際に折り返し片4cが容器2内面から引張力を受けるため易破断部4dに対する破断力を付与し易くなる。
折り返し片4cは、図3に示すように、その周縁部(図示例では両側縁)に拡張する扁平状の誘導片4eを形成することが好ましい。誘導片4eは、容器2内面との接触面積を広げることにより、折り畳まれている容器2を広げる際に易破断部4dに作用する力を大きくして破断させ易くする機能を有している。なお、図3に示す形態では、隔壁3は、連通部材4の基部4aと容器2内面の接着部分3bと、容器2を形成するプラスチックフィルム同士のヒートシール部分3bとによって形成されている。隔壁3の一部を形成するヒートシール部分3bは、容器2の周縁シール部分2dと連設されており、シール部分3a、3bのヒートシール強度は同じである。
さらに、連通部材4は、図4に示すように、その内部に、封鎖された薬剤室7を更に有することができる。この薬剤室7は、易破断部4dの破断によって開封する位置に形成される。斯かる薬剤室7は、室2a、2bの内容物の何れとも混合できない薬剤等を別途収容するのに役立つ。このような薬剤室7は、連通部材4を成型後に、薬剤を充填し、その充填口を密栓7aによって封止することにより製造することができる。なお、図4に示す連通部材4は、連通部分4と容器2内面との接着部分が、隔壁3の全部を構成する態様である。
また、連通部材4は、図5に示すように、基部4aと折り返し片4cとを接続し易破断部4dの破断によって破断しない可撓性接続部材8を更に備えることが好ましい。可撓性接続部材8は、易破断部4dが破断した際に、折り返し片4cが室2aの液中を浮遊するのを防止し得る。柔軟な可撓性接続部材8は、2色成形やインサート成形等により成形することができる。
さらに、図6,7に示すように、屈曲部4bに複数の破断部位4d、4dを形成し、折り畳まれている容器2を広げて破断部位4d-、4dを破断させることによって、屈曲していた連通部材4が真っ直ぐに伸びるようにしても良い。また、易破断部を破断させて通路6を開通させた後に、屈曲部4bが完全に切り離されず、屈曲部4bが部分的に連結した状態となるように易破断部を形成することもできる。
本考案に係る複室容器の一実施形態を示す断面図である。 図1の複室容器の使用状態を示す断面図である。 本考案に係る複室容器の構成要素である連通部材を示す斜視図である。 本考案構成要素である連通部材の変更態様を示す斜視図である。 本考案構成要素である連通部材の更なる変更態様を示す斜視図である。 本考案構成要素である連通部材の更なる変更態様を示す断面図である。 図6の連通部材の使用状態を示す断面図である。
符号の説明
1 複室容器
2 容器
3 隔壁
4 連通部材
4a 基部
4b 屈曲部
4c 折り返し片
4d 易破断部
4e 誘導片
5 注口部
6 通路
7 薬剤室
8 可撓性接続部材

Claims (5)

  1. 柔軟なプラスチック製の容器と、前記容器内を複数の室に仕切る隔壁と、前記隔壁に取り付けられた連通部材と、前記容器に取り付けられた注口部と、を有し、
    前記連通部材は、周面が前記容器の内面に接着されて該容器内を一方側の室と他方側の室とに仕切る基部と、該基部から屈曲部を介し前記一方側の室内に延びて前記容器を折り畳み状態に保つ折り返し片と、を有し、前記容器を折り畳み状態から広げる操作に伴って破断する易破断部が前記屈曲部に形成され、且つ、前記基部の他方側の室に臨む側面に一端が開口するとともに前記易破断部の破断によって前記一方側の室に開口し前記一方側の室と他方側の室とを連通する通路が形成されていることを特徴とする複室容器。
  2. 前記折り返し片は、周縁部に拡張する扁平状の誘導片が形成されていることを特徴とする請求項1記載の複室容器。
  3. 前記連通部材は、内部に封鎖された薬剤室を更に有し、前記薬剤室は、前記易破断部の破断によって開封する位置に形成されていることを特徴とする請求項1記載の複室容器。
  4. 前記連通部材は、前記折り返し片の少なくとも一部が前記容器の内壁に固定されていることを特徴とする請求項1記載の複室容器。
  5. 前記連通部材は、前記基部と前記折り返し片とを接続し前記易破断部の破断によって破断しない可撓性接続部材を更に備えることを特徴とする請求項1記載の複室容器。



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