JP3120049B2 - コイルドウェーブスプリング及びその製造方法 - Google Patents

コイルドウェーブスプリング及びその製造方法

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JP3120049B2
JP3120049B2 JP09028958A JP2895897A JP3120049B2 JP 3120049 B2 JP3120049 B2 JP 3120049B2 JP 09028958 A JP09028958 A JP 09028958A JP 2895897 A JP2895897 A JP 2895897A JP 3120049 B2 JP3120049 B2 JP 3120049B2
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coiled wave
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実 渋谷
正義 下関
稔 澤山
聖一 犬飼
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Mitsubishi Motors Corp
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Mitsubishi Steel Mfg Co Ltd
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    • F16FSPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
    • F16F1/00Springs
    • F16F1/02Springs made of steel or other material having low internal friction; Wound, torsion, leaf, cup, ring or the like springs, the material of the spring not being relevant
    • F16F1/18Leaf springs
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
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    • F16F1/328Belleville-type springs with undulations, e.g. wavy springs
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、山部と谷部とを交
互に有する線材、即ち、波形状に加工された線材を、コ
イル状に巻回してなるコイルドウェーブスプリングの改
良ならびにコイルドウェーブスプリングの製造方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来より利用されているコイルドウェー
ブスプリングの典型的なものは図5に示す如くであり、
角線状のスプリング材を重ね巻きしたものが多く用いら
れる。その波形状には、図6に示すように頂部および底
部が平坦形状部分aとなっているものと、図7に示すよ
うに曲線形状部分bとなっているものとがある。図8お
よび図9はこれらが2段に重合された状態を示す。いず
れも各巻目同士、つまり上側のループ部分と下側のルー
プ部分とがほぼ全面的に接触しており、1枚のループの
様になっている。この様なコイルドウェーブスプリング
では、荷重を受けて弾性変形する際、接触部分が互いに
摩擦し合うので、単純な1枚のスプリングに比べ複雑な
荷重−変形特性を示す、例えば圧縮過程と復元過程とで
特性が大きく異なる、いわゆるヒステリシスが大きくな
る特性を示す様になる。従ってこの様なコイルドウェー
ブスプリングを各種機械に組込むに当たっては、所望の
特性を得るためのスプリング仕様の設計が極めて難しい
ものとなる問題がある。
【0003】スプリングを1枚のループ状の板金にて形
成すれば上記の如き問題は解消されるが、この場合次の
様な問題が発生する。つまり板金をループ状に打ち抜く
ために円盤状の廃材ができることとなり、また打ち抜か
れた板金材に弾性力を付与するために焼入れ等の後加工
が必要となり、製造コストがかさむことである。コイル
ドウェーブスプリングは予め弾性力を付与された市販の
角線材を波状に変形させコイル状に巻回するだけで良い
ので、この様な1枚スプリングに比べ格段に安く製造で
きるメリットがある。また1枚のループ状スプリングで
所望の特性を得るためにはスプリング外径を大きく取ら
ねばならず、取付けスペースが大きくなるといった問題
もある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記した様な
問題を解決し、コイルドウェーブスプリングでありなが
ら、1枚のループ状スプリングと同じ様な荷重−変形特
性を発揮でき、設計の容易なスプリングならびにその製
造方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、波形状の線材
を仮想軸線回りに巻回して複数のループ部からなるコイ
ルドウェーブスプリングであって、前記ループ部は前記
仮想軸の一方の延出方向に位置する複数の底部と、前記
複数の底部から前記仮想軸の他方の延出方向に沿って突
出した複数の頂部と、前記頂部と底部とを繋ぐ複数の傾
斜部を有しており、前記軸線の延出方向において互いに
隣接するループ部同士が、同ループ部同士の頂部同士お
よび底部同士が互いに当接され、かつ、同ループ部同士
の傾斜部同士間に前記頂部同士及び前記底部同士によっ
て区画される所定の隙間が形成されるように重合されて
構成されていることを特徴とするものである。スプリン
グの1巻目のループ部における頂部と該1巻目のループ
部に隣接する2巻目のループ部における頂部とが当接
し、前記スプリングの同1巻目のループ部における底部
と同2巻目のループ部における底部とが当接して、頂部
と底部との間の傾斜部では巻目間に隙間が形成され相互
接触を生じない。スプリングが荷重を受けて変形する
際、上記した頂部同士と底部同士とは接触はするが摩擦
は殆ど発生せず、また上記傾斜部の巻目間には隙間が形
成されているのでここでも摩擦を生ずることがない。つ
まり互いに重合するループ部分は互いに摩擦を生ずるこ
となく弾性変形するので、本発明のコイルドウェーブス
プリングはあたかも1枚のスプリングと同様の荷重−変
形特性を、又は2枚のスプリングを単に並列的に配置し
たような特性を発揮することができる。
【0006】また、本発明のコイルドウェーブスプリン
グは、上記1巻目のループ部における頂部又は底部と2
巻目のループ部における頂部又は底部とが平坦形状であ
り、互いに重合する頂部又は底部の平坦形状部分の長さ
が互いに相違していることを特徴としている。より具体
的には、上側のループ部分の頂部において上記平坦部分
を長く、底部において短く形成し、下側ループ部分の頂
部において平坦部分を短く、底部において長く形成す
る。こうすることにより上記した隙間を容易に形成で
き、該隙間の大きさは上記各平坦部分の長さを適宜調整
することにより設定できる。更に本発明のスプリングを
その全長にわたって同一の荷重−変形特性として前記し
た本発明の目的を効果的に達成するため、上側ループ部
分と下側ループ部分とは互いに上下対称の形状とするこ
とが好ましい。即ち、上側ループ部分の頂部平坦部分長
さと下側ループ部分の底部平坦部分長さとを互いに等し
く、また上側ループ部分の底部平坦部分長さと下側ルー
プ部分の頂部平坦部分長さとを互いに等しく、それぞれ
設定するのが良い。
【0007】さらに本発明の別の態様では、上記ループ
部における頂部又は底部が曲線形状であり、互いに重合
する頂部又は底部の曲線形状部分の曲率が互いに相違し
ていることを特徴としている。より具体的には、上側の
ループ部分の頂部において曲率半径を大きくすなわち曲
率を小さく、底部において曲率半径を小さくすなわち曲
率を大きく形成し、下側ループ部分の頂部において曲率
半径を小さくすなわち曲率を大きく、底部において曲率
半径を大きくすなわち曲率を小さく形成する。こうする
ことにより隙間を容易に形成でき、該隙間の大きさは上
記各曲率の大きさを適宜調整することにより設定でき
る。また、本発明のスプリングをその全長にわたって同
一の荷重−変形特性とするためには、上側ループ部分と
下側ループ部分とは互いに上下対称の形状とすることが
好ましい。
【0008】本発明のコイルドウェーブスプリングで
は、互いに隣接する頂部と底部との間に形成された隙間
が、前記スプリングの弾性変形の略全過程を通して維持
されるものであることを特徴としている。こうすること
により、本発明スプリングを、特定の変形過程のみでな
く略全過程において1枚のスプリングと同様の荷重−変
形特性とすることができる。この様なスプリングを構成
するためには上記隙間を比較的大きくとり、スプリング
が荷重により大きく変形しても、当該隙間が確実に保持
されるように配慮する必要がある。なお、この隙間の大
きさは前述したように頂部と底部との形状により適宜設
定可能である。即ち、平坦形状の長い部分と短い部分と
の長さの差を大きくとることにより、または、曲率半径
の小さい部分と大きい部分との曲率の差を大きくとるこ
とにより、それぞれ隙間を大きく設定することができ
る。
【0009】さらに本発明は、前述したコイルドウェー
ブスプリングの製造方法を提供する。本発明のコイルド
ウェーブスプリングの製造方法は、線材を複数の頂部と
底部、および、前記頂部と底部とを繋ぐ傾斜部とを有す
る波形状に加工する工程と、前記線材を仮想軸線を中心
として所定半径を有するコイル状に曲げ加工する工程
と、前記線材が2重コイルとなるように切断する工程と
を含んでおり、前記複数の頂部、底部、および傾斜部
は、前記軸線方向において重合する頂部同士および底部
同士が互いに当接し、かつ、前記軸線方向において互い
に重合する傾斜部間には所定の隙間が形成されるように
加工される。
【0010】
【発明の実施の形態】次に、具体的な実施例をもって本
発明の形態を説明する。本発明に係るコイルドウェーブ
スプリングは、予めスプリング特性を付与された長尺の
角線材料を、傾斜部を挾んで頂部と底部とを交互に有す
る波形状に加工すると同時に所定半径のコイル状に曲げ
加工し、その後これが2重コイルとなるように切断する
ことによって得られる。図1および図3は頂部と底部と
を平坦形状とした第1実施例、図2および図4は曲線形
状とした第2実施例を示している。
【0011】図1および図3に示される第1実施例にお
いて、上側に位置する巻目即ちループ部分については、
頂部の平坦部分長さcを長く、底部の平坦部分長さdを
短く設定する。また次の下側に位置するループ部分につ
いては、上側ループ部分とは逆に頂部の平坦部分長さを
短く、底部の平坦部分長さを長く設定し、両ループ部分
を頂部同士、底部同士が対応して当接するよう重合させ
図3の如く巻回する。同図において上側ループ部分1の
頂部の平坦部分と下側ループ部分2の底部の平坦部分と
は同じ長さcを有し、上側ループ部分1の底部の平坦部
分と下側ループ部分2の頂部の平坦部分とは同じ長さd
を有し、両ループ部分の傾斜部分間には隙間3が形成さ
れる。この図1および図3の態様において、例えばc=
5mm、d=1mm、波形状の1ピッチ即ち波長は20
mm、2巻分の全体高さは3.40mmとしてあり、こ
のときの隙間3の間隔は0.4mmである。この形状の
本発明によるスプリングAと、同一外形寸法を有する前
述した従来のスプリングBとの荷重−たわみ特性を試験
したところ、図10に示す結果が得られた。例えば荷重
1500Nの近傍におけるスプリング特性は、圧縮過程
と復元過程との差が上記Aの場合は約190N、Bの場
合は約310Nで、AがBよりも約40%の減少が見ら
れた。
【0012】次いで第2実施例について説明する。図2
および図4において、上側に位置するループ部分につい
ては、頂部の曲線部分の曲率eを小さく、底部の曲線部
分の曲率fを大きく設定する。また、次の下側に位置す
るループ部分については、上側ループ部分とは逆に頂部
の曲線部分の曲率を大きく、底部の曲線部分の曲率を
く設定し、両ループ部分を頂部同士、底部同士が対応
して当接するよう重合させ図4の如く巻回する。同図に
おいて上側ループ部分1の頂部の曲線部分と下側ループ
部分2の底部の曲線部分とは同じ曲率eを有し、上側ル
ープ部分1の底部の曲線部分と下側ループ部分2の頂部
の曲線部分とは同じ曲率fを有し、両ループ部分の傾斜
部分間には隙間3が形成される。
【0013】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば従
来のコイルドウェーブスプリングが有する前記問題点を
有効に解決でき、コンパクトで特性の良いスプリングを
得ることができる。従って本発明に係るスプリングは、
特に自動車用オートマチックトランスミッションのクラ
ッチ装置のリターンスプリング等に適用するとき、その
有効性を充分に発揮できて有用である。
【0014】本発明のコイルドウェーブスプリングによ
れば、互いに重合するループ部分が互いに摩擦を生ずる
ことなく弾性変形するので、あたかも1枚のスプリング
と同様の荷重−変形特性を、又は2枚のスプリングを単
に並列的に配置したような特性を発揮することができ、
従ってスプリングの設計が容易となる。また、スプリン
グの隙間を容易に形成できるので有用である。
【0015】さらに、本発明によれば、コイルドウェー
ブスプリングをより一層設計容易なものとすることがで
き、各種機械への適用の巾を大きく広げることができる
利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係るスプリングの波形の展開
図を示す。
【図2】他の実施例のスプリングの波形の展開図を示
す。
【図3】図1の波形を用いたスプリングの重合状態を示
す展開図である。
【図4】図2の波形を用いたスプリングの重合状態を示
す展開図である。
【図5】従来のコイルドウェーブスプリングを示す斜視
図である。
【図6】従来のコイルドウェーブスプリングの波形を示
す展開図である。
【図7】従来の他のコイルドウェーブスプリングの波形
を示す展開図である。
【図8】図6の波形を用いたスプリングの重合状態を示
す展開図である。
【図9】図7の波形を用いたスプリングの重合状態を示
す展開図である。
【図10】本発明に係るスプリングと従来のスプリング
との荷重−たわみ特性を示す図である。
【符号の説明】
1:コイルドウェーブスプリングの1巻目 2:コイルドウェーブスプリングの2巻目 3:隙間
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 澤山 稔 東京都港区芝5丁目33番8号 三菱自動 車工業株式会社内 (72)発明者 犬飼 聖一 東京都港区芝5丁目33番8号 三菱自動 車工業株式会社内 (56)参考文献 特開 平6−280912(JP,A) 実開 平6−84037(JP,U) 実開 平3−43137(JP,U) 実開 平6−433377(JP,U) 実開 平7−6537(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16F 1/00 - 6/00

Claims (16)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 波形状の線材を仮想軸回りに巻回して
    数のループ部からなるコイルドウェーブスプリングであ
    って、前記ループ部は前記仮想軸の一方の延出方向に位
    置する複数の底部と、前記複数の底部から前記仮想軸の
    他方の延出方向に沿って突出した複数の頂部と、前記頂
    部と底部とを繋ぐ複数の傾斜部とを有しており、前記軸
    線の延出方向において互いに隣接するループ部同士が、
    同ループ部同士の頂部同士および底部同士が互いに当接
    され、かつ、同ループ部同士の傾斜部同士間に前記頂部
    同士及び前記底部同士によって区画される所定の隙間が
    形成されるように重合されて構成されることを特徴とす
    るコイルドウェーブスプリング。
  2. 【請求項2】 前記スプリングの1巻目のループ部にお
    ける頂部と該1巻目のループ部に隣接する2巻目のルー
    プ部における頂部とが当接し、前記スプリングの1巻
    目のループ部における底部と2巻目のループ部におけ
    底部とが当接していることを特徴とする請求項1に記
    載のコイルドウェーブスプリング。
  3. 【請求項3】 前記軸線の延出方向に沿い、前記仮想軸
    に平行な断面において、前記1巻目のループ部における
    頂部と2巻目のループ部における頂部とが互いに長さの
    異なる平坦形状を有していることを特徴とする請求項2
    に記載のコイルドウェーブスプリング。
  4. 【請求項4】 前記軸線の延出方向に沿い、前記仮想軸
    に平行な断面において、前記1巻目のループ部における
    底部と2巻目のループ部における底部とが互いに長さの
    異なる平坦形状を有していることを特徴とする請求項2
    に記載のコイルドウェーブスプリング。
  5. 【請求項5】 前記軸線の延出方向に沿い、前記仮想軸
    に平行な断面において、前記1巻目のループ部における
    頂部と2巻目のループ部における頂部とが互いに長さの
    異なる平坦形状を有しており、かつ、前記1巻目のルー
    プ部における底部と2巻目のループ部における底部とが
    互いに長さの異なる平坦形状を有していることを特徴と
    する請求項2に記載のコイルドウェーブスプリング。
  6. 【請求項6】 前記1巻目のループ部の頂部における平
    坦形状部分の長さと、前記2巻目のループ部の底部にお
    ける平坦形状部分の長さとが等しく設定されるととも
    に、前記1巻目のループ部の底部における平坦形状部分
    の長さと、前記2巻目のループ部の頂部における平坦形
    状部分の長さとが等しく設定されたことを特徴とする請
    求項5に記載のコイルドウェーブスプリング。
  7. 【請求項7】 前記軸線の延出方向に沿い、前記仮想軸
    に平行な断面において、前記1巻目のループ部における
    頂部と2巻目のループ部における頂部とが互いに曲率の
    異なる曲線形状を有していることを特徴とする請求項2
    に記載のコイルドウェーブスプリング。
  8. 【請求項8】 前記軸線の延出方向に沿い、前記仮想軸
    に平行な断面において、前記1巻目のループ部における
    底部と2巻目のループ部における底部とが互いに曲率の
    異なる曲線形状を有していることを特徴とする請求項2
    に記載のコイルドウェーブスプリング。
  9. 【請求項9】 前記軸線の延出方向に沿い、前記仮想軸
    に平行な断面において、前記1巻目のループ部における
    頂部と2巻目のループ部における頂部とが互いに曲率の
    異なる曲線形状を有しており、かつ、前記1巻目のルー
    プ部における底部と2巻目のループ部における底部とが
    互いに曲率の異なる曲線形状を有していることを特徴と
    する請求項2に記載のコイルドウェーブスプリング。
  10. 【請求項10】 前記1巻目のループ部の頂部における
    曲線形状部分の曲率と、前記2巻目のループ部の底部に
    おける曲線形状部分の曲率とが等しく設定されるととも
    に、前記1巻目のループ部の底部における曲線形状部分
    の曲率と、前記2巻目のループ部の頂部における曲線形
    状部分の曲率とが等しく設定されたことを特徴とする請
    求項9に記載のコイルドウェーブスプリング。
  11. 【請求項11】 前記隙間は、前記スプリングの弾性変
    形の略全過程を通して維持されるものであることを特徴
    とする請求項1に記載のコイルドウェーブスプリング。
  12. 【請求項12】 線材を複数の頂部と底部、および、前
    記頂部と底部とを繋ぐ傾斜部とを有する波形状に加工す
    る工程と、前記線材を仮想軸線を中心として所定半径を
    有するループ部からなるコイル状に曲げ加工する工程
    と、前記線材が複数の前記ループ部を前記軸線方向にお
    いて互いに隣接させて2重コイルとなるように切断する
    工程とを含み、前記複数の頂部、底部、および傾斜部
    は、前記軸線方向において互いに隣設するループ部同士
    頂部同士および底部同士が互いに当接し、かつ、同ル
    ープ同士の傾斜部同士間に前記頂部同士及び前記底部同
    士によって区画される所定の隙間が形成されるように加
    工されることを特徴とするコイルドウェーブスプリング
    の製造方法。
  13. 【請求項13】 前記軸線の延出方向に沿い、前記仮想
    軸に平行な断面において、前記ループ部の前記頂部が平
    坦形状を有するように形成されることを特徴とする請求
    項1、2に記載のコイルドウェーブスプリングの製造方
    法。
  14. 【請求項14】 前記軸線の延出方向に沿い、前記仮想
    軸に平行な断面において、前記ループ部の前記底部が平
    坦形状を有するように形成されることを特徴とする請求
    項1、2に記載のコイルドウェーブスプリングの製造方
    法。
  15. 【請求項15】 前記軸線の延出方向に沿い、前記仮想
    軸に平行な断面において、前記ループ部の前記頂部が曲
    線形状を有するように形成されることを特徴とする請求
    項1、2に記載のコイルドウェーブスプリングの製造方
    法。
  16. 【請求項16】 前記軸線の延出方向に沿い、前記仮想
    軸に平行な断面において、前記ループ部の前記底部が曲
    線形状を有するように形成されることを特徴とする請求
    項1、2に記載のコイルドウェーブスプリングの製造方
    法。
JP09028958A 1996-03-12 1997-02-13 コイルドウェーブスプリング及びその製造方法 Expired - Lifetime JP3120049B2 (ja)

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JP5470496 1996-03-12
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