JP3119086B2 - インクジェットヘッドのノズル加工方法 - Google Patents
インクジェットヘッドのノズル加工方法Info
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- JP3119086B2 JP3119086B2 JP20849294A JP20849294A JP3119086B2 JP 3119086 B2 JP3119086 B2 JP 3119086B2 JP 20849294 A JP20849294 A JP 20849294A JP 20849294 A JP20849294 A JP 20849294A JP 3119086 B2 JP3119086 B2 JP 3119086B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- nozzle
- plate member
- nozzle plate
- ink
- processing method
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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- Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、複数のノズルからイン
クを噴射するインクジェットヘッドのノズル加工方法に
関するものである。
クを噴射するインクジェットヘッドのノズル加工方法に
関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、インクジェットヘッドのノズル
は、ポリイミド等の樹脂シートにレーザ光が照射されて
加工されていた。
は、ポリイミド等の樹脂シートにレーザ光が照射されて
加工されていた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、レーザ
光の照射によるノズルの加工では、ノズル体積を大きく
することが困難であり、そのためにノズルから気泡が入
り込み、インク噴射に悪影響を与えていた。
光の照射によるノズルの加工では、ノズル体積を大きく
することが困難であり、そのためにノズルから気泡が入
り込み、インク噴射に悪影響を与えていた。
【０００４】本発明は、上述した問題点を解決するため
になされたものであり、良好に噴射することができるイ
ンクジェットヘッドのノズル加工方法を提示することを
目的とする。
になされたものであり、良好に噴射することができるイ
ンクジェットヘッドのノズル加工方法を提示することを
目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明では、複数のノズルからインクを噴射するイン
クジェットヘッドのノズル加工方法において、底部が薄
肉の有底孔を複数有するノズルプレート部材を射出成形
により形成し、前記ノズルプレート部材とレーザ光とを
相対的に移動させながら、各有底孔の内面を含む前記ノ
ズルプレート部材のインク流路側の面にレーザ光を該ノ
ズルプレート部材全体にわたって順次照射して、前記有
底孔の薄肉部をアブレーション加工して前記ノズルプレ
ート部材に複数のノズルを加工するとともにノズル内お
よび前記ノズルプレート部材のインク流路側の面を親イ
ンク化処理することを特徴とする。
に本発明では、複数のノズルからインクを噴射するイン
クジェットヘッドのノズル加工方法において、底部が薄
肉の有底孔を複数有するノズルプレート部材を射出成形
により形成し、前記ノズルプレート部材とレーザ光とを
相対的に移動させながら、各有底孔の内面を含む前記ノ
ズルプレート部材のインク流路側の面にレーザ光を該ノ
ズルプレート部材全体にわたって順次照射して、前記有
底孔の薄肉部をアブレーション加工して前記ノズルプレ
ート部材に複数のノズルを加工するとともにノズル内お
よび前記ノズルプレート部材のインク流路側の面を親イ
ンク化処理することを特徴とする。
【０００６】
【作用】上記の構成を有する本発明のインクジェットヘ
ッドのノズル加工方法では、射出成形により底部が薄肉
の有底孔を複数有するノズルプレート部材が形成され、
前記ノズルプレート部材とレーザ光とを相対的に移動さ
せながら、各有底孔の内面を含む前記ノズルプレート部
材のインク流路側の面にレーザ光を該ノズルプレート部
材全体にわたって順次照射することにより、各有底孔の
薄肉部がアブレーション加工されてノズルプレート部材
に複数のノズルが形成されるとともに、ノズル内および
ノズルプレート部材のインク流路側の面が荒らされ、親
インク化処理が同時になされる。
ッドのノズル加工方法では、射出成形により底部が薄肉
の有底孔を複数有するノズルプレート部材が形成され、
前記ノズルプレート部材とレーザ光とを相対的に移動さ
せながら、各有底孔の内面を含む前記ノズルプレート部
材のインク流路側の面にレーザ光を該ノズルプレート部
材全体にわたって順次照射することにより、各有底孔の
薄肉部がアブレーション加工されてノズルプレート部材
に複数のノズルが形成されるとともに、ノズル内および
ノズルプレート部材のインク流路側の面が荒らされ、親
インク化処理が同時になされる。
【０００７】
【実施例】図示しないインクジェットヘッドは、図示し
ないインク噴射エネルギー発生部材と、ノズルプレート
１とが接合されて形成されている。前記インク噴射エネ
ルギー発生部材には、複数のインク流路（図示せず）が
形成されており、各インク流路に対応して複数のノズル
がノズルプレート１に形成されている。
ないインク噴射エネルギー発生部材と、ノズルプレート
１とが接合されて形成されている。前記インク噴射エネ
ルギー発生部材には、複数のインク流路（図示せず）が
形成されており、各インク流路に対応して複数のノズル
がノズルプレート１に形成されている。
【０００８】ノズルプレート１の製造方法を説明する。
ポリサルホンなどの樹脂材料の射出成形法により、図１
に示すような有底孔２が形成されたノズルプレート１を
形成する。この有底孔２の底部は肉厚が薄い薄肉部４で
ある。尚、有底孔２は複数設けられている。そして、１
つの有底孔２の領域にレーザ光３を照射する。すると、
レーザ光３が照射された領域は、アブレーション加工さ
れて、図中点線で示すような形状となり、ノズルが形成
される。また、図２に示すように、レーザ光３は、ノズ
ルプレート１に対して矢印５の方向に移動されて、各有
底孔２に順次、照射される。そして、全ての有底孔２の
薄肉部４が、順にアブレーション加工されて、複数のノ
ズルが形成される。
ポリサルホンなどの樹脂材料の射出成形法により、図１
に示すような有底孔２が形成されたノズルプレート１を
形成する。この有底孔２の底部は肉厚が薄い薄肉部４で
ある。尚、有底孔２は複数設けられている。そして、１
つの有底孔２の領域にレーザ光３を照射する。すると、
レーザ光３が照射された領域は、アブレーション加工さ
れて、図中点線で示すような形状となり、ノズルが形成
される。また、図２に示すように、レーザ光３は、ノズ
ルプレート１に対して矢印５の方向に移動されて、各有
底孔２に順次、照射される。そして、全ての有底孔２の
薄肉部４が、順にアブレーション加工されて、複数のノ
ズルが形成される。
【０００９】このようなインクジェットヘッドのノズル
加工方法では、所定の照射領域のレーザ光３をノズルプ
レート１に対して移動させて、各有底孔２に順次、照射
していくことにより、有底孔２の底部を加工して、ノズ
ルを形成するので、例えば、複数の有底孔２に対して同
時にレーザ光を照射できないような比較的低出力のレー
ザ装置を用いて、ノズルを形成することができる。ま
た、複数の独立したレーザ光を各有底孔２の底部に照射
しないので、レーザ光と有底孔２との位置合わせが不要
である。さらに、有底孔２を形成した後、レーザ光３に
よりノズルを形成するので、撥水膜を平面上に形成する
ことができ製造歩留まりが高く、撥水膜によってノズル
が塞がれることがない。また、有底孔２の内面及びノズ
ルプレート１のインク流路側が、レーザ光３の照射によ
り荒されるので、親インク化処理が同時に行なわれる。
従って、低コスト、大量生産性に優れたインクジェット
ヘッドが製造できる。
加工方法では、所定の照射領域のレーザ光３をノズルプ
レート１に対して移動させて、各有底孔２に順次、照射
していくことにより、有底孔２の底部を加工して、ノズ
ルを形成するので、例えば、複数の有底孔２に対して同
時にレーザ光を照射できないような比較的低出力のレー
ザ装置を用いて、ノズルを形成することができる。ま
た、複数の独立したレーザ光を各有底孔２の底部に照射
しないので、レーザ光と有底孔２との位置合わせが不要
である。さらに、有底孔２を形成した後、レーザ光３に
よりノズルを形成するので、撥水膜を平面上に形成する
ことができ製造歩留まりが高く、撥水膜によってノズル
が塞がれることがない。また、有底孔２の内面及びノズ
ルプレート１のインク流路側が、レーザ光３の照射によ
り荒されるので、親インク化処理が同時に行なわれる。
従って、低コスト、大量生産性に優れたインクジェット
ヘッドが製造できる。
【００１０】
【発明の効果】以上説明したことから明らかなように、
本発明のインクジェットヘッドのノズル加工方法によれ
ば、射出成形により底部が薄肉の有底孔を複数有するノ
ズルプレート部材が形成され、前記ノズルプレート部材
とレーザ光とを相対的に移動させながら、各有底孔の内
面を含む前記ノズルプレート部材のインク流路側の面に
レーザ光を該ノズルプレート部材全体にわたって順次照
射することにより、各有底孔の薄肉部がアブレーション
加工されてノズルプレート部材に複数のノズルを形成し
ているので、体積が大きいノズルを形成することができ
る。このため、ノズルから気泡が入り込むことなく良好
にインク噴射を行うことができる。また、ノズル内およ
びノズルプレート部材のインク流路側の面がレーザ光の
照射により荒されるので、親インク化処理が同時に行な
われる。さらに、これらの加工を、複数の有底孔に対し
て同時にレーザ光を照射できないような比較的低出力の
レーザ装置を用いて行うことができる。
本発明のインクジェットヘッドのノズル加工方法によれ
ば、射出成形により底部が薄肉の有底孔を複数有するノ
ズルプレート部材が形成され、前記ノズルプレート部材
とレーザ光とを相対的に移動させながら、各有底孔の内
面を含む前記ノズルプレート部材のインク流路側の面に
レーザ光を該ノズルプレート部材全体にわたって順次照
射することにより、各有底孔の薄肉部がアブレーション
加工されてノズルプレート部材に複数のノズルを形成し
ているので、体積が大きいノズルを形成することができ
る。このため、ノズルから気泡が入り込むことなく良好
にインク噴射を行うことができる。また、ノズル内およ
びノズルプレート部材のインク流路側の面がレーザ光の
照射により荒されるので、親インク化処理が同時に行な
われる。さらに、これらの加工を、複数の有底孔に対し
て同時にレーザ光を照射できないような比較的低出力の
レーザ装置を用いて行うことができる。
【図１】本発明の一実施例のノズル加工方法を示す説明
図である。
図である。
【図２】前記実施例のレーザ光照射を示す説明図であ
る。
る。
１ ノズルプレート ２ 有底孔 ３ レーザ光
Claims (1)
- 【請求項１】 複数のノズルからインクを噴射するイン
クジェットヘッドのノズル加工方法において、 底部が薄肉の有底孔を複数有するノズルプレート部材を
射出成形により形成し、 前記ノズルプレート部材とレーザ光とを相対的に移動さ
せながら、各有底孔の内面を含む前記ノズルプレート部
材のインク流路側の面にレーザ光を該ノズルプレート部
材全体にわたって順次照射して、前記有底孔の薄肉部を
アブレーション加工して前記ノズルプレート部材に複数
のノズルを加工するとともにノズル内および前記ノズル
プレート部材のインク流路側の面を親インク化処理する
ことを特徴とするノズル加工方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20849294A JP3119086B2 (ja) | 1994-09-01 | 1994-09-01 | インクジェットヘッドのノズル加工方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20849294A JP3119086B2 (ja) | 1994-09-01 | 1994-09-01 | インクジェットヘッドのノズル加工方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0872250A JPH0872250A (ja) | 1996-03-19 |
| JP3119086B2 true JP3119086B2 (ja) | 2000-12-18 |
Family
ID=16557062
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP20849294A Expired - Lifetime JP3119086B2 (ja) | 1994-09-01 | 1994-09-01 | インクジェットヘッドのノズル加工方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3119086B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101833104B1 (ko) * | 2015-10-05 | 2018-04-13 | 최종문 | 수족관 시스템 |
-
1994
- 1994-09-01 JP JP20849294A patent/JP3119086B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101833104B1 (ko) * | 2015-10-05 | 2018-04-13 | 최종문 | 수족관 시스템 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0872250A (ja) | 1996-03-19 |
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