JP3119064B2 - 冷蔵庫、冷蔵庫扉の収納装置及びその成形用金型 - Google Patents
冷蔵庫、冷蔵庫扉の収納装置及びその成形用金型Info
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Description
に取り付けられビン等を収納する装置、及びその成形用
金型に関するものである。
188号公報に示された従来の冷蔵庫扉の収納装置を示
す図で、図7は開扉正面図、図8は図7の収納ポケット
部の要部縦断面図、図9は前ポケットの湾曲説明図であ
る。
庫本体(1)の冷蔵室、(3)は冷蔵室(2)を開閉する扉、(4)
は扉(3)の裏側に設けられた扉内板、(5)は扉内板(4)の
周縁部で、互いに平行する縦周縁部(5a)及び互いに平行
する横周縁部(5b)からなっており、扉(3)の裏側から突
出している。(6)は周縁部(5)の下部に設けられた前ポケ
ット、(7)は扉内板(4)の中央部に設けられ縦方向に延在
する支持部、(8)は支持部(8)と縦周縁部(5a)との間に設
けられた上下2段の後ポケットである。
構成され、前ポケット(6)は縦周縁部(5a)と横周縁部(5
b)により支持されており、前ポケット(6)にはビン等の
比較的大形で重い物品が収納される。また、後ポケット
(8)には小物品が収納される。このようにして、収納性
の向上を図るようにしている。
蔵庫扉の収納装置では、図9に示すように縦周縁部(5a)
の内側に縦方向に延在する凸部(5c)が形成され、これに
前ポケット(6)の側面に形成された凹部(11d)が係合して
前ポケット(6)を支持しているため、前ポケット(6)にビ
ン等の比較的大形かつ重い物品が収納されると、前ポケ
ット(6)が湾曲しやすく、凹部(11d)が凸部(5c)から脱出
する虞れがあるという問題点がある。
されたもので、前ポケット及び後ポケットの強度を向上
し、かつコストを低減することができるようにした冷蔵
庫、冷蔵庫扉の収納装置及びその成形用金型を提供する
ことを目的とする。
係る冷蔵庫は、冷蔵庫本体を開閉する扉体の内側に、下
部及び側部が係合して支持され、上方及び後方が開口す
るポケットを着脱可能に設け、このポケット本体内を前
後に仕切り、左右端部がそれぞれポケット本体の両側面
部に一体成形された仕切り板を備えたものである。
発明のものにおいて、仕切り板の上縁部を下部よりも厚
肉部とし、この厚肉部を左右端部間に連続して設けたも
のである。
発明のものにおいて、ポケットを透明合成樹脂で形成
し、仕切り板に文字、模様等を凹設又は凸設したもので
ある。
置成形用金型は、上方及び後方が開口した箱体からなる
ポケット本体と、このポケット本体を前ポケット及び後
ポケットに仕切る仕切り板とを合成樹脂で一体成形する
金型を、ポケット本体の外面部を形成する下部金型と、
前ポケットを形成する前部金型と、後ポケットを形成す
る後部金型とで構成したものである。
置形成用金型は、第4の発明のものにおいて、下部金型
は下方向に、前部金型は上方向に、後部金型は後方向へ
抜くようにしたものである。
体の内側に着脱可能に設けられ上方及び後方が開口する
ポケットの本体内に、その両側面部に一体成形された仕
切り板を備えたため、ポケット本体の側面部の外方向へ
の変形に対しては扉体の内側が支持し、内方向への変形
に対しては仕切り板が支持する。また、ポケットの容積
は拡大する。
のものにおいて、仕切り板の上縁部を下部よりも厚肉部
とし、この厚肉部を左右端部間に連続して設けたため、
ポケット本体上部の強度は高くなる。
透明合成樹脂で形成し、仕切り板に文字、模様等を表示
したため、これらの文字、模様等はポケット外部から透
視可能となる。
体を成形する金型を少なくとも、ポケット本体の外面部
を成形する下部金型と、前ポケットを成形する前部金型
と、後ポケットを成形する後部金型とで構成し、第5の
発明においては、ポケット本体を形成する各金型を各方
向へ抜くようにしたため、前ポケット、後ポケット及び
仕切り板が一体化して成形される。
例を示す図で、図1は要部分解斜視図、図2は冷蔵庫の
開扉正面図であり、従来装置と同様の部分は同一符号で
示す(以下の実施例も同様)。
ット、(11)は上方及び後方が開口したポケット本体で、
底面部(11a)とその周縁を三方から包囲する前面部(11b)
及び側面部(11c)を有し、側面部(11c)に扉内板(4)の縦
周縁部(5a)に形成された凸部(5c)に嵌入される凹部(11
d)が形成されている。(12)はポケット本体(11)内を前ポ
ケット(13)及び後ポケット(14)に仕切る仕切り板で、そ
の両端は側面部(11c)(11c)に接続されている。(12a)は
仕切り板(12)に設けられた模様線である。
置においては、仕切り板(12)でポケット本体(11)内を前
ポケット(13)及び後ポケット(14)に仕切ることにより、
前ポケット(13)にはビン等の比較的大形で重い物品を収
納し、後ポケット(14)に小物品等を収納するなど、分離
利用が可能である。また、後ポケット(14)の後方は開口
しており、壁等の部材はないため、収納容積は大きい。
からの仕切り板(12)の接続による支持と、外側からの凹
部(11d)と凸部(5c)との嵌入により挟持され変形が抑制
されている。また、前ポケット(13)に重量物を収納し、
ポケット本体(11)が重量のため湾曲しようとしても、仕
切り板(12)が側面部(11c)(11c)に接続支持されているた
め、湾曲が規制されポケット本体(11)の変形、凹部(11
d)と凸部(5c)の外れは防止される。そのため、ポケット
本体(11)の肉厚を従来品よりも薄くしても、ポケット本
体(11)として必要な強度を保つことが可能となる。
例を示す図で、図3は金型の縦断面図、図4は図3のI
V−IV線断面図である。図において、(16)は図1に示
すポケット本体(11)及び仕切り板(12)を成形する金型
で、ポケット本体(11)の底面部(11a)、前面部(11b)、側
面部(11c)の前部の各外面を成形する下部金型(16a)、前
ポケット(13)の各内面を成形する前部金型(16b)、後ポ
ケット(14)の各内面及び模様線(12a)を成形する後部金
型(16c)及び側面部(11c)の後部及び凹部(11d)を成形す
る側部金型(16d)により構成されている。
(17)に熱可塑性透明合成樹脂材料が注入されてポケット
(10)が成形される。成形後、下部金型(16a)は矢印Aが
示す下方向へ、前部金型(16b)は矢印Bが示す上方向
へ、後部金型(16c)は矢印Cが示すポケット本体(11)の
後方へ、側部金型(16d)は矢印Dが示す横方向へ抜かれ
る。
切り板(12)は一体成形され一部品で済み、金型コストが
安くなる。また、模様線(12a)(文字、図形等でもよ
く、これらを凸設又は凹設することは自在である)が透
明合成樹脂を透視して見ることができ、見栄えの良いも
のとすることが可能となる。なお、図1に示すポケット
本体(11)の幅は、縦周縁部(5a)に挿入される部分が前部
よりも狭く形成されているが、これが前部と同幅の場合
は、側部金型(16d)(16d)は不要である。
視図である。この実施例では、ポケット本体(11)及び仕
切り板(12)は実施例2で示したように、透明合成樹脂で
一体成形されており、仕切り板(12)の側面部(11c)との
接続支持部(12b)は、ポケット本体(11)が周縁部(5)に装
着されたとき、縦周縁部(5a)の内側に隠れるように配置
されている。また、仕切り板(12)の下端部(12c)とポケ
ット本体(11)の底面部(11a)との間には間隔が設けられ
ている。
して分かると同時に、外観も優れている。また、仕切り
板(12)の接続支持部(12b)は外部からは見えないので、
見栄えは良い。また、仕切り板(12)の下端部(12c)とポ
ケット本体(11)の底面部(11a)との間の間隔は、狭いポ
ケット本体(11)内の清掃に役立つ。
の要部拡大縦断面図である。この実施例では、仕切り板
(12)の上縁部(12d)の肉厚を下部よりも厚く形成したも
のである。ポケット本体(11)の側面部(11c)は下部より
も上部の方が、ポケット本体(11)の湾曲時に変形しやす
いが、仕切り板(12)の上縁部(12d)で側面部(11c)の上部
は下部よりも強く支持されるため、変形に対する強度が
向上する。
明では、冷蔵庫の扉体の内側に着脱可能に設けられ上方
及び後方が開口するポケットの本体内に、その両側面部
に一体成形された仕切り板を備えたため、ポケット本体
の側面部の外方向への変形に対しては扉体の内側が支持
し、内方向への変形に対しては仕切り板が支持し、前ポ
ケット及び後ポケットの湾曲及び扉体からの脱出を防止
できる効果がある。また、ポケットの容積は拡大し、収
納容積を大きくできる効果がある。
上縁部を下部よりも厚肉部とし、この厚肉部が左右端部
間に連続して設けられたため、ポケット本体上部の強度
は高くなり、ポケットの変形を防止できる効果がある。
成樹脂で形成し、仕切り板に文字、模様等を表示したの
で、これらの文字、模様等はポケット外部から透視可能
となり、装飾的に優れたものとすることができる効果が
ある。
形する金型を、少なくともポケット本体の外面部を成形
する下部金型と、前ポケットを成形する前部金型と、後
ポケットを成形する後部金型とで構成し、第5の発明で
は、ポケット本体を形成する各金型を各方向へ抜くよう
にしたので、前ポケット、後ポケット及び仕切り板が一
体化して成形され、金型コストを安価にできる効果があ
る。
図。
の縦断面図。
縦断面図。
Claims (5)
- 【請求項1】 冷蔵庫本体に設けられ、収納物を冷却す
る室を開閉する扉体と、この扉体の内側に下部及び側部
が係合して支持され、前面部、底面部及び両側面部を有
し、上方及び後方が開口して収納物を収納するとともに
上記扉体に、着脱可能に設けられたポケットと、このポ
ケットの本体内を前後に仕切り、左右端部がそれぞれ上
記ポケット本体の両側面部に一体成形にて接続された仕
切り板とを備えてなる冷蔵庫。 - 【請求項2】 仕切り板の上部を下部よりも厚肉部と
し、この厚肉部を左右端部間に連続して設けたことを特
徴とする請求項1記載の冷蔵庫。 - 【請求項3】 ポケットを透明合成樹脂で形成し、上記
仕切り板に文字、模様等を凹設又は凸設したことを特徴
とする請求項1記載の冷蔵庫。 - 【請求項4】 冷蔵庫扉の周縁部に支持され、上記周縁
部から庫内側へ突出しかつ上方及び後方が開口した箱体
からなるポケット本体と、このポケット本体を前ポケッ
ト及び後ポケットに仕切り左右端部がそれぞれ上記ポケ
ット本体の左右側面部に接続された仕切り板とを合成樹
脂で一体成形する金型において、上記金型を少なくとも
上記ポケット本体の外面部を成形する下部金型と、上記
前ポケットを成形する前部金型と、上記後ポケットを成
形する後部金型とで構成したことを特徴とする冷蔵庫扉
の収納装置成形用金型。 - 【請求項5】 下部金型は下方向に、前部金型は上方向
に、後部金型は後方向に型を抜くものとしたことを特徴
とする請求項4記載の冷蔵庫扉の収納装置成形用金型。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1071394A JP3119064B2 (ja) | 1994-02-02 | 1994-02-02 | 冷蔵庫、冷蔵庫扉の収納装置及びその成形用金型 |
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JP1071394A JP3119064B2 (ja) | 1994-02-02 | 1994-02-02 | 冷蔵庫、冷蔵庫扉の収納装置及びその成形用金型 |
Related Child Applications (1)
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JP21923799A Division JP3320683B2 (ja) | 1999-08-02 | 1999-08-02 | 冷蔵庫及び冷蔵庫扉の収納装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH07218109A JPH07218109A (ja) | 1995-08-18 |
JP3119064B2 true JP3119064B2 (ja) | 2000-12-18 |
Family
ID=11757950
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP1071394A Expired - Lifetime JP3119064B2 (ja) | 1994-02-02 | 1994-02-02 | 冷蔵庫、冷蔵庫扉の収納装置及びその成形用金型 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP3119064B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
1994
- 1994-02-02 JP JP1071394A patent/JP3119064B2/ja not_active Expired - Lifetime
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