JP3118945U

JP3118945U - 建築廃棄物の異物除去装置

Info

Publication number: JP3118945U
Application number: JP2005010142U
Authority: JP
Inventors: ウォンコクキム，
Original assignee: オースンディヴェロップメントカンパニーリミテッド
Priority date: 2005-07-20
Filing date: 2005-11-30
Publication date: 2006-02-09
Anticipated expiration: 2015-11-30
Also published as: KR100524252B1; US20070017390A1; US7430960B2

Abstract

【課題】サイクロンにより気流から分離された発泡スチレン樹脂などの異物をひとところに集めて加熱および圧搾させることで、その体積を減らして容易に処理できるようにし、周辺に微細な異物が飛散することを防いで周辺環境の汚染を防止するようにした建築廃棄物の異物除去装置を提供する。
【解決手段】ホッパー５の下端に設けられた移送部４に加熱圧縮部１の入口が結合され、前記加熱圧縮部１の下端出口にシューター開閉部２が結合されるように構成された建築廃棄物の異物除去装置において、前記加熱圧縮部１は、水平方向にフランジ１１１が一体に形成された中空のケーシング１１と、前記ケーシング１１の上部に備えられた圧縮シリンダー１２と、前記圧縮シリンダー１２の下部に形成された圧縮ロッド１２１に結合され、前記ケーシング１１の内部に挿入される圧縮ピストン１３と、前記ケーシング１１の下部外側に巻き付けられるバンドヒーター１４とを含む。
【選択図】図２

Description

本考案は建築廃棄物の異物除去装置に係り、特に、破砕工程を経た後、一定の大きさに選別される土砂中に含まれた異物である発泡スチレン（樹脂）、ビニール、紙および木材片などをブロワーの吸入力によりサイクロンで吸入し、吸入された異物を気流から分離して集めたものを加熱、圧搾させて体積を減らして処理可能にすることにより、異物の処理効率を高めるとともに周辺に微細な異物を飛ばして汚染することを防止するようにし、これにより良質の土砂を生産するようにしたものである。

一般に、建築廃棄物は、一定の大きさに粉砕させた後、湿式または乾式分類装置に送って、粉砕物中に含まれた異物を除去し、異物の除去された粉砕物をその大きさおよび材質別に選別して再活用している。

ここで使用される湿式または乾式分類装置に供給される建築廃棄物は約３０〜５０％が粒子の微細な土砂形態を成し、残りは粒子の大きい骨材形態で混合されている。

粒子の微細な土砂には、粒子の大きさがさらに微細な発泡スチレン、ビニール、紙および木材片などの異物が含まれた状態であるため、これを再活用するのには適しなかった。

このような土砂中の異物を別に除去するためには、移送コンベヤーから異物の含まれた土砂を自由落下させるとともにブロワーを用いてエアを供給することにより、土砂中に含まれた異物を選別するようにした。

しかし、このような方法は、ブロワーの吐出力によって異物を土砂から分離させる過程で、ブロワーの過度な吐出力によって、異物だけではなく土砂までも一緒に飛散してしまうので、効果的な異物の選別および分離作業を期待することができなくなるため、異物の除去効率が低下し、土砂の再活用ができない問題点があった。

そこで、本考案はこのような問題点に鑑みてなされたもので、サイクロンにより気流から分離された発泡スチレン、ビニール、紙および木材片などの異物をひとつに集めて加熱および圧搾させることで、その体積を減らして容易に処理できるようにし、周辺に微細な異物が飛散することを防いで周辺環境の汚染を防止するようにし、これにより良質の土砂を生産することができる建築廃棄物の異物除去装置を提供することにその目的がある。

上記課題を解決するために、本考案は、ホッパーの下端に設けられた移送部に加熱圧縮部の入口が結合され、前記加熱圧縮部の下端出口にシューター開閉部が結合されるように構成された建築廃棄物の異物除去装置において、前記加熱圧縮部は、水平方向にフランジが一体に形成された中空のケーシングと、前記ケーシングの上部に備えられた圧縮シリンダーと、前記圧縮シリンダーの下部に形成された圧縮ロッドに結合され、前記ケーシングの内部に挿入される圧縮ピストンと、前記ケーシングの下部外側に巻き付けられるバンドヒーターとを含んでなる建築廃棄物の異物除去装置を提供する。

前記シューター開閉部は、前記ケーシングの下端に結合された結合孔が形成され、内側に対向して開放するスライド溝が下部両側に形成されたパネル状の開閉体と、前記スライド溝に挿合されるシューターと、フレームに固定され、前記シューターに連結される開閉ロッドを有する開閉シリンダーとを含むことができる。

前記シューター開閉部は、その下部にロッドヒーター部が移動可能に構成され、前記ロッドヒーター部は、シューターの下部両側に所定長さの連結部材が垂直に備えられ、その下端に、固定孔が形成された支持パネルが水平方向に一体に構成され、前記シューターの下部と支持パネルとの間に、複数のロッドヒーターが結合されたヒーター支持板が介設され、前記ヒーター支持板は支持パネルの下部に固定された移送シリンダーの移送ロッドに結合され、前記ヒーター支持板に結合されたロッドヒーターと対向するシューターにロッドヒーターガイド孔が形成されることができる。

前記圧縮ピストンは円筒状に形成され、その上部に所定深さの空間部が形成され、前記空間部の中央に雌ネジ部が形成されることにより、前記圧縮ピストンが圧縮ロッドの下端に止めナットによって結合されることができる。

前記ヒーター支持板は下部開放型のボックス形態を有し、その上部に複数のヒーター挿入ネジ孔が形成され、前記ロッドヒーターは、その下部にネジ部を備えてヒーター挿入ネジ孔に螺合されるように構成されることができる。

このように、本考案は、破砕工程を経た後、一定の大きさに選別される土砂中に含まれた発泡スチレン、ビニール、紙および木材片などの異物をブロワーの吸入力によってサイクロンで吸入し、吸入された異物を気流から分離してひとところに集めたものを加熱、圧搾させて体積を減らして、処理可能にすることにより、異物の処理効率を高めて良質の土砂を量産することができる効果を得ることができる。

また、サイクロンを通じて分離された異物をひとつに集めて溶融および押し出すことで、土砂中に含まれた微細な異物がその周辺に飛散して環境を汚染させることを防止する効果をさらに得ることができる。

以下、本考案の実施例を添付図面に基づいて詳細に説明する。

本考案による、建築廃棄物の異物除去装置は、図１および図２に示すように、加熱圧縮部１、シューター開閉部２、ロッドヒーター部３、移送部４、およびホッパー５から構成される。

ここで、前記加熱圧縮部１は、サイクロン（図示せず）に吸入されながら気流から分離された異物を加熱し、圧縮させることで、その体積を最小化させる機能を有するもので、垂直に備えられた中空のケーシング１１の一側に水平方向にフランジ１１１を形成し、後述する移送部４の出口側と結合されるように構成される。

また、前記ケーシング１１の上部には、流体の圧力によって選択的に作動する圧縮シリンダー１２の下部が結合されるように構成され、前記圧縮シリンダー１２に備えられた圧縮ロッド１２１は、ケーシング１１の内側に挿入されて上下に移送される圧縮ピストン１３と結合されるように構成される。

前記圧縮ピストン１３は、外周面部がケーシング１１の内周面部に密着して気密を維持する機能を有するとともに、ケーシング１１の内部に溶融状態で満たされた異物を下部に移送させ、圧縮して排出させる機能を有するように構成される。

このために、前記圧縮ピストン１３は円筒状に形成され、その上部に所定深さの空間部１３１が設けられるように構成され、前記空間部１３１の中央に雌ネジ部１３２が形成されることにより、圧縮ロッド１２１の下端に螺合されるように構成される。

また、前記雌ネジ部１３２に圧縮ロッド１２１が結合された状態から緩くなって分離されることを防止するために、圧縮ロッド１２１の端部に止めナット１３３が螺合されるように構成される。

そして、前記ケーシング１１の下部外側には、所定の厚さを有するバンドヒーター１４が巻き付けられることにより、その内部に満たされる異物がより容易に溶融されるとともに、ケーシング１１の下部が加熱状態にあるので、異物の排出を容易にする。

前記シューター開閉部２は、ケーシング１１の内部空間を選択的に遮断するか開放させることで、移送部４を通じてその内部に供給される異物が一定量集まって溶融されながら圧縮されるようにし、溶融および圧縮された異物塊７を外部へ排出させる機能をする。

このために、前記シューター開閉部２は、ケーシング１１の下端に結合される結合孔２１１が形成されたパネルからなり、下部両側には内側方向に開放され、スライド溝２１２、２１２’が長手方向に互いに対向して形成された開閉体２１からなり、前記スライド溝２１２、２１２’に挿合されるシューター２２が、フレーム６に固定された開閉シリンダー２３の開閉ロッド２３１に固定されることにより、選択的な移送ができるように構成される。

また、前記シューター開閉部２の下部には、ケーシング１１の下部が開閉体２１により閉じた状態で、移送部４の出口を通じてその内部に供給される異物に熱を加えて溶融させる機能を有するロッドヒーター部３が移動可能に構成される。

前記ロッドヒーター部３は、シューター２２の下部両側に所定長さを有する連結部材３１、３１’が垂直に立設され、この連結部材３１、３１’の下端には、所定の厚さおよび面積を有する支持パネル３２が水平方向に形成される。

また、前記支持パネル３２の中央には、後述する移送シリンダー３５の上部が結合されるとともに移送シリンダー３５に備えられた移送ロッド３５１が上下に移動できるように、固定孔３２１が形成されている。

また、前記シューター２２の下部と支持パネル３２との間にはヒーター支持板３４が介設され、前記ヒーター支持板３４の上部には複数のロッドヒーター３３が結合され、前記ヒーター支持板３４に結合されたロッドヒーター３３と対向するシューター２２にロッドヒーターガイド孔２２１が形成されることにより、前記ロッドヒーター３３が移送ロッド３５１によって上部に突出してケーシング１１の下部に挿入されるか、あるいはシューター２２のロッドヒーターガイド孔２２１に挿入されるか、あるいはシューター２２がスライド溝２１２、２１２’に沿って前後に移動できるように構成される。

前記ヒーター支持板３４は下部開放型のボックス形態を有するもので、その上部に複数のヒーター挿入ネジ孔３４１が形成され、前記ロッドヒーター３３は、その下部にはネジ部３３１が形成されることにより、ヒーター挿入ネジ孔３４１に螺合されるように構成される。

前記移送部４は、サイクロン（図示せず）を通過する過程で気流から分離された異物をホッパー５を通じてひとところに集め、ひとところに集まったものを、加熱圧縮部１を構成するケーシング１１の内部に供給するもので、ホッパー５の下端が結合された移送体４１の内部にスクリュー４２が挿設され、前記移送体４１の外側に露出したスクリュー４２の部位には、モーター４３に結合された減速器４３が連結されるように構成される。

このような構成を有する異物除去装置の作動において、まずサイクロン（図示せず）を通過する過程で気流から分離されて下部に落下する異物はホッパー５を通じて、ホッパー５の下部に結合された移送体４１に集まり、移送体４１に集まった異物は、モーター４３と連動する減速器４４からのトルクによってスクリュー４２が回転することによって、ケーシング１１の内部に供給される。

この時、図３ａに示すように、ケーシング１１の下部にシューター２２が閉じた状態にあり、ロッドヒーター３３がシューター２２のロッドヒーターガイド孔２２１を通じてケーシング１１の内部空間に突出した形態を取ることにより、その内部に供給された異物はロッドヒーター３３から発生した高熱によって溶融して体積が減少することになる。

ついで、ケーシング１１の内部に所定量の異物が充満した場合、移送シリンダー３５を作動させて、移送ロッド３５１に結合されたヒーター支持板３４を下部に移動させることにより、図３ｂに示すように、ケーシング１１の内部に突出した状態のロッドヒーター３３がロッドヒーターガイド孔２２１の下部に抜け出ることになる。

この時、ロッドヒーター３３の上端がロッドヒーターガイド孔２２１から完全に分離されるのではなく、所定長さだけ挿入されているので、次回の作業時、ロッドヒーター３３がロッドヒーターガイド孔２２１に沿ってケーシング１１の内部に容易に挿入し得ることになる。

ついで、ケーシング１１の上部に備えられた圧縮シリンダー１２を作動させて圧縮ロッド１２１を押し出すことにより、圧縮ロッド１２１に結合された圧縮ピストン１３は、図３bに示すように、ケーシング１１の内部に沿って上部から下部に移動することになる。よって、溶融状態の異物は徐々に圧縮されて、その体積が減少することになる。

ついで、圧縮ピストン１３が下部に移動することで、ケーシング１１の内部に満たされた異物が圧縮された状態で、開閉シリンダー２３を作動させて開閉ロッド２３を開閉シリンダー２３の内部に引き込める。

前記開閉ロッド２３１が開閉シリンダー２３の内部に引き込まれるとともに、その端部に結合されたシューター２２が、図３ｃの下部に示すように、ケーシング１１の下部の右側から左側に移動してケーシング１１の下部を完全に開放させることになる。

このような状態で、前記圧縮シリンダー１２をさらに作動させて、圧縮ピストン１３の下端をケーシング１１の下端とほぼ同一レベルに移動させることにより、ケーシング１１の内部に圧縮された異物塊７を外部へ排出させる。

ケーシング１１の内部に満たされた異物塊７を外部へ排出させた後、圧縮シリンダー１２を逆方向に作動させて圧縮ピストン１３のケーシング１１の上部に位置させ、開閉シリンダー２３も逆方向に作動させることにより、開閉体２１のスライド溝２１２、２１２’に沿って引き出された状態のシューター２２が再挿入されてケーシング１１の下部を閉鎖させることになる。

ついで、シューター２２のロッドヒーターガイド孔２２１の下部に移送された状態のロッドヒーター３３は、逆方向に作動する移送シリンダー３５の移送ロッド３５１によって、ケーシング１１の下部内側に挿入される過程を１サイクルとして繰り返すことにより、異物を続けて排出させて除去することができることになる。

以上、添付図面を参照しながら本考案の好適な実施形態について説明したが、本考案は係る例に限定されない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本考案の技術的範囲に属するものと了解される。

本考案は、サイクロンにより気流から分離された発泡スチレン、ビニール、紙および木材片などの異物をひとところに集めて加熱および圧搾させることで、その体積を減らして容易に処理できるようにし、周辺に微細な異物が飛散することを防いで周辺環境の汚染を防止するようにし、これにより良質の土砂を生産することができる建築廃棄物の異物除去装置に適用可能である。

本考案による建築廃棄物の異物除去装置の斜視図である。本考案による建築廃棄物の異物除去装置の分解斜視図である。本考案による建築廃棄物の異物除去装置において、シューターが閉じたままで、ロッドヒーターがケーシングの内部空間に突出した状態を示す断面図である。本考案による建築廃棄物の異物除去装置において、シューターが閉じたままで、ロッドヒーターがロッドヒーターガイド孔の下部に抜け出た状態を示す断面図である。本考案による建築廃棄物の異物除去装置において、圧縮ピストンが下部に移動した状態で、シューター２２がケーシング１１の下部を完全に開放させた状態を示す断面図である。本考案による建築廃棄物の異物除去装置の縦断面図である。

符号の説明

１加熱圧縮部
２シューター開閉部
４移送部
５ホッパー
１１ケーシング
１２圧縮シリンダー
１３圧縮ピストン
１４バンドヒーター
１１１フランジ
１２１圧縮ロッド

Claims

ホッパー５の下端に設けられた移送部４に加熱圧縮部１の入口が結合され、前記加熱圧縮部１の下端出口にシューター開閉部２が結合されるように構成された建築廃棄物の異物除去装置において、
前記加熱圧縮部１は、水平方向にフランジ１１１が一体に形成された中空のケーシング１１と、前記ケーシング１１の上部に備えられた圧縮シリンダー１２と、前記圧縮シリンダー１２の下部に形成された圧縮ロッド１２１に結合され、前記ケーシング１１の内部に挿入される圧縮ピストン１３と、前記ケーシング１１の下部外側に巻き付けられたバンドヒーター１４とを含んでなることを特徴とする建築廃棄物の異物除去装置。
前記シューター開閉部２は、前記ケーシング１１の下端に結合された結合孔２１１が形成され、内側に対向して開放するスライド溝２１２、２１２’が下部両側に形成されたパネル状の開閉体２１と、前記スライド溝２１２、２１２’に挿合されるシューター２２と、フレーム６に固定され、前記シューター２２に連結される開閉ロッド２３１を有する開閉シリンダー２３とを含むことを特徴とする請求項１に記載の建築廃棄物の異物除去装置。
前記シューター開閉部２は、その下部にロッドヒーター部３が移動可能に構成され、前記ロッドヒーター部３は、前記シューター２２の下部両側に所定長さの連結部材３１、３１’が垂直に備えられ、その下端に、固定孔３２１が形成された支持パネル３２が水平方向に一体に構成され、前記シューター２２の下部と前記支持パネル３２との間に、複数のロッドヒーター３３が結合されたヒーター支持板３４が介設され、前記ヒーター支持板３４は前記支持パネル３２の下部に固定された移送シリンダー３５の移送ロッド３５１に結合され、前記ヒーター支持板３４に結合された前記ロッドヒーター３３と対向する前記シューター２２にロッドヒーターガイド孔２２１が形成されることを特徴とする請求項２に記載の建築廃棄物の異物除去装置。
前記圧縮ピストン１３は円筒状に形成され、その上部に所定深さの空間部１３１が形成され、前記空間部１３１の中央に雌ネジ部１３２が形成されることにより、前記圧縮ピストン１３が圧縮ロッド１２１の下端に止めナット１３３によって結合されることを特徴とする請求項１〜３のいずれか一項に記載の建築廃棄物の異物除去装置。
前記ヒーター支持板３４は下部開放型のボックス形態を有し、その上部に複数のヒーター挿入ネジ孔３４１が形成され、前記ロッドヒーター３３は、その下部にネジ部３３１を備えてヒーター挿入ネジ孔３４１に螺合されるように構成されることを特徴とする請求項３に記載の建築廃棄物の異物除去装置。