JP3118937B2 - オートバイ用エンジンのオイルポンプ装置 - Google Patents

オートバイ用エンジンのオイルポンプ装置

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JP3118937B2
JP3118937B2 JP04040574A JP4057492A JP3118937B2 JP 3118937 B2 JP3118937 B2 JP 3118937B2 JP 04040574 A JP04040574 A JP 04040574A JP 4057492 A JP4057492 A JP 4057492A JP 3118937 B2 JP3118937 B2 JP 3118937B2
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oil pump
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宏之 中井
雅宏 西河
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、オートバイ用エンジ
ンのオイルポンプ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】オートバイ用エンジンは、図3に示すよ
うに、エンジンケースAのクランク軸Bの後側にカウン
ター軸Cを設けて、プライマリーピニオンDとプライマ
リーギヤーEで連結して一次減速し、カウンター軸Cと
ドライブ軸Fの間に多段歯車変速機の変速歯車を装着し
ていて、ドライブ軸Fでチエンなどを介して後輪を駆動
するようにしている。
【0003】一方、エンジンは、オイルポンプで潤滑オ
イルを汲上げて潤滑すると共に、オイルポンプをもう一
つ設けて、潤滑オイルをクーラーで冷却してエンジンの
冷却にも使用する油冷式にすることがある。オイルポン
プは、二つのオイルポンプGをクランク軸Bとカウンタ
ー軸Cの下側に左右に並べて配置し、ポンプ軸Hのポン
プギヤーJを、プライマリーギヤーEの内側に連結した
ドライブギヤーKと噛合せて駆動するようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】オイルポンプGを、ク
ランク軸Bとカウンター軸Cの間の下側に取付けるた
め、カウンター軸Cに取付ける変速歯車がオイルポンプ
Gに当らないようにするために、クランク軸Bとカウン
ター軸Cの軸間距離が長くなり、エンジンの全長が大き
くなる不都合がある。
【0005】かかる点に鑑み、この発明は、クランク軸
の一側前下部に、二つのオイルポンプを左右に並べて取
付け、クランク軸端に取付けたドライブギヤーで駆動す
るようにして、エンジンケースの小型化ができて重心も
低くできるオートバイ用エンジンのオイルポンプ装置を
得ることを目的とする。
【0006】本発明においては、上記目的を達成するた
め、エンジンケースに支持させたクランク軸の片側にプ
ライマリーピニオンを固定してこのプライマリーピニオ
ンとカウンター軸のプライマリーギヤーとを噛み合わせ
て一次減速するとともに、該クランク軸の動力でオイル
ポンプを駆動し、上記プライマリーピニオンと上記プラ
イマリーギヤーとの噛み合い部の外方を覆う上記エンジ
ンケースとは別体のサイドカバーを備えてなるものであ
って、上記エンジンケース側に内側オイルポンプを、上
記サイドカバー側に外側オイルポンプをそれぞれ取り付
け、これら内外のオイルポンプのポンプ軸を同一軸線上
に配置してその相対向する両端部を突き合わせ凹凸噛合
継手を介して連結し、該内側オイルポンプのポンプ軸を
ポンプギヤーとドライブギヤーとを介して上記クランク
軸で駆動するようにしたことを特徴としている。なお、
上記サイドカバーにオイル通路を設けることができる。
【0007】本発明によれば、内外二つのオイルポンプ
は、エンジンのクランク軸に連動して駆動され、エンジ
ン各部の潤滑オイルとエンジン油冷用の潤滑オイルとを
供給する。そして、クランク軸とその後側のカウンター
軸の軸間距離を短くすることができるとともに、クラン
ク軸の位置も低くでき、エンジンの重心を低くすること
ができる。さらに、二つのオイルポンプのポンプ軸を連
結するので、一つのポンプギヤーで駆動することが可能
である。
【0008】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図によって説明す
ると、本実施例におけるオートバイ用エンジンのオイル
ポンプ装置は、図1や図2に示すように、エンジンケー
ス1に軸架させた回転可能なクランク軸4の片側にプラ
イマリーピニオン5を嵌着固定してこのプライマリーピ
ニオン5と回転可能なカウンター軸6のプライマリーギ
ヤー7とを噛合させて一次減速するとともに、クランク
軸4の動力でオイルポンプを駆動し、プライマリーピニ
オン5とプライマリーギヤー7との噛合部の外方を覆う
サイドカバー12をエンジンケース1とは別に備えてな
るものである。そして、エンジンケース1の外側壁に内
側のオイルポンプ10を、サイドカバー12の内側壁に
外側のオイルポンプ11をそれぞれ設置し、これら内外
のオイルポンプ10・11のポンプ軸13・14を同一
軸線上に配置してその相対向する両端部を突き合わせ凹
凸噛合継手20を介して連結し、オイルポンプ10のポ
ンプ軸13をポンプギヤー15とドライブギヤー16を
介してクランク軸4で駆動するようにしている。なお、
ポンプ軸13の駆動は、ギヤー伝達に限らず、その他の
伝達手段、例えばチェーンによる伝達でも良い。エンジ
ンケース1は、上下割に構成され、前側が低く後側が高
く構成されるとともに、分割面2が傾斜しており、シリ
ンダー3が大きく前傾して装着される。クランク軸4の
片側には、プライマリーピニオン5が嵌着固定され、こ
のプライマリーピニオン5がカウンター軸6のプライマ
リーギヤー7と噛合してオートバイを一次減速させる。
8はドライブ軸で、このドライブ軸8は、下側のエンジ
ンケース1に回転可能に軸架されている。ドライブ軸8
とカウンター軸6とには、変速歯車9が配設されてい
る。
【0009】クランク軸4の前下部のプライマリーピニ
オン5側には、二つのオイルポンプ10、11が左右に
並べて設置される。内側のオイルポンプ10はエンジン
ケース1に設置され、外側のオイルポンプ11はサイド
カバー12に設置される。これら二つのオイルポンプ1
0、11のポンプ軸13、14は、凹凸噛合継手20を
介し突き合わせて連結される。そして、内側のポンプ軸
13に固定したポンプギヤー15は、クランク軸4端に
固定したドライブギヤー16に噛合され、クランク軸4
に連動する。
【0010】上記構成によれば、二つのオイルポンプ1
0、11のポンプ軸13、14が同軸上に並べて連結さ
れるので、一つのポンプギヤー15で駆動することがで
きる。また、二つのオイルポンプ10、11は、各々独
立しているので、容量を変更したい場合でも簡単に変更
することができる。なお、外側のオイルポンプ11は、
サイドカバー12に設置し、サイドカバー12にオイル
通路を設けることができる。
【0011】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、エンジン
ケース側に内側オイルポンプを、サイドカバー側に外側
オイルポンプをそれぞれ取り付け、これら内外のオイル
ポンプのポンプ軸を同一軸線上に配置してその相対向す
る両端部を突き合わせ凹凸噛合継手を介して連結し、内
側オイルポンプのポンプ軸をポンプギヤーとドライブギ
ヤーとを介してクランク軸で駆動するので、一つのポン
プギヤーをクランク軸端のドライブギヤーに噛み合わせ
て駆動することができる。そして、二つのオイルポンプ
が独立しているので、容量の変更等が簡単になる。さら
に、二つのオイルポンプは、クランク軸の片側の前下部
に取付けるので、クランク軸とカウンター軸の軸間距離
を短くすることができるとともに、エンジンケースを小
型化することができ、しかも、クランク軸の位置を低く
してエンジンの重心を低くすることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るオートバイ用エンジンのオイルポ
ンプ装置の実施例を示す要部断面平面図である。
【図2】本発明に係るオートバイ用エンジンのオイルポ
ンプ装置の実施例を示す側面図である。
【図3】従来例を示す側面図である。
【符号の説明】
1 エンジンケース 4 クランク軸 5 プライマリーピニオン 7 プライマリーギヤー 10 内側のオイルポンプ(内側オイルポンプ) 11 外側のオイルポンプ(外側オイルポンプ) 12 サイドカバー 13 ポンプ軸 14 ポンプ軸 15 ポンプギヤー 16 ドライブギヤー 20 凹凸噛合継手
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F01M 1/02 B62J 31/00 B62M 7/02

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンケースに支持させたクランク軸
    の片側にプライマリーピニオンを固定してこのプライマ
    リーピニオンとカウンター軸のプライマリーギヤーとを
    噛み合わせて一次減速するとともに、該クランク軸の動
    力でオイルポンプを駆動し、上記プライマリーピニオン
    と上記プライマリーギヤーとの噛み合い部の外方を覆う
    上記エンジンケースとは別体のサイドカバーを備えてな
    るオートバイ用エンジンであって、 上記エンジンケース側に内側オイルポンプを、上記サイ
    ドカバー側に外側オイルポンプをそれぞれ取り付け、こ
    れら内外のオイルポンプのポンプ軸を同一軸線上に配置
    してその相対向する両端部を突き合わせ凹凸噛合継手を
    介して連結し、該内側オイルポンプのポンプ軸をポンプ
    ギヤーとドライブギヤーとを介して上記クランク軸で駆
    動するようにしたことを特徴とするオートバイ用エンジ
    ンのオイルポンプ装置。
  2. 【請求項2】 上記サイドカバーにオイル通路を設けた
    請求項1記載のオートバイ用エンジンのオイルポンプ装
    置。
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