JP3118677U - 籠の傾転装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】上部投入口を備えた直方体形状の籠を直接傾転させて籠内の収容物を徐々に排出することが可能なコンパクトで安価な籠の傾転装置を提供する。
【解決手段】籠11を上部投入口12を上にして載せる載置台13を備える主フレーム15と、主フレーム15の両側に設けられたサイド支持部材16の上部にそれぞれ設けられ、載置台13上の籠11の前側上部に抜き差し可能に設けられたピン17を備え、籠11を傾転可能に支持する籠支持手段18と、左右のサイド支持部材16の左右同一位置にそれぞれ設けられた複数のスプロケット36〜38に掛けられたチェーン39にその両端が連結され、載置台13上の籠11の前側下部に当接する基準位置から籠11の最大傾転位置まで籠11を押し上げてから基準位置まで戻る丸棒19と、スプロケット36〜38を回転駆動する減速モータ21とを有する。
【選択図】図2

Description

本考案は、上部投入口を備えた直方体形状の籠を傾転させて籠内の収容物を徐々に排出する籠の傾転装置に関する。
従来、上部に投入口が設けられた容器内の収容物を取り出して作業を行う場合、作業者が投入口から容器内に手を入れて収容物を1つずつ取り出している。この場合、容器内の収容物の量が多いと容器内に手を入れて容易に収容物を取り出せるが、収容物の量が少なくなると作業者は腰を屈めないと収容物を取り出すことができず作業者の身体的負担が大きくなっている。そこで、容器を専用の反転バケットにセットして反転バケットを反転させることにより容器を反転させて容器内から収容物を排出することが提案されている。なお、反転バケットには容器を掛止する掛止突起が設けられており、反転バケットを反転した際に反転バケット内から容器が自然落下するのを防止している(例えば、特許文献1参照)。
特開平6−126633号公報
しかしながら、特許文献1に記載された発明では、容器を反転バケット内にセットしなければならず作業が煩雑になるという問題がある。そして、容器の寸法が変わると反転バケット内にセットできないという問題がある。また、容器に比べて反転バケットの寸法は大きいので反転装置を設置するスペースの確保が問題となる。更に、容器と反転バケットが同時に反転するので反転装置の強度と反転力を大きくする必要が生じ、反転装置の製作コストが上昇するという問題がある。
本考案はかかる事情に鑑みてなされたもので、上部投入口を備えた直方体形状の籠を直接傾転させて籠内の収容物を徐々に排出することが可能なコンパクトで安価な籠の傾転装置を提供することを目的とする。
前記目的に沿う本考案に係る籠の傾転装置は、直方体形状の籠を上部投入口を上にして載せる載置台を中央に備え、下部にはベース部材を備える主フレームと、
前記主フレームの両側に設けられたサイド支持部材の上部にそれぞれ設けられ、前記載置台に搭載された前記籠の前側上部に抜き差し可能に設けられたピンを備え、前記籠を傾転可能に支持する籠支持手段と、
前記左右のサイド支持部材の左右同一位置にそれぞれ設けられた複数のスプロケットに掛けられたチェーンにその両端が連結され、前記載置台に載った籠の前側下部に当接する基準位置から前記籠の最大傾転位置まで該籠を押し上げて、更に、前記籠の最大傾転位置から前記基準位置まで前記スプロケットの回転によって移動する丸棒と、
前記スプロケットを所定方向に回転駆動する減速モータとを有する。
本考案に係る籠の傾転装置において、前記複数のスプロケットは、前記載置台に載った前記籠の下部前側位置にある第1のスプロケットと、前記第1のスプロケットの後側上位置に上下に並べて配置された第2、第3のスプロケットを有し、しかも、前記ピンを中心として前記第2、第3のスプロケットの歯車円の外側までの最大距離が、前記籠の高さの0.5〜0.9倍の範囲にあることが好ましい。
本考案に係る籠の傾転装置において、前記ピンは少なくとも前記籠の開口距離の範囲内で前後動可能となっていることが好ましい。また、前記主フレームの前側には、前記籠を傾転させた際に該籠から排出される収容物を受け取る作業台が設けられていることが好ましい。
請求項1〜4記載の籠の傾転装置においては、籠を直接傾転することができ、籠内の収容物を徐々に排出することが可能になると共に、籠の傾転装置をコンパクトで安価に製作することが可能になる。
特に、請求項2記載の籠の傾転装置においては、第2、第3のスプロケットを第1のスプロケットの後側上位置に上下に並べて配置するので、丸棒が基準位置から籠の最大傾転位置まで短時間で移動することが可能になる。また、ピンを中心として第2、第3のスプロケットの歯車円の外側までの最大距離が、籠の高さの0.5〜0.9倍の範囲にあるので、丸棒を基準位置から最大傾転位置まで移動させる場合に丸棒と籠との当接位置を籠の重心位置より常に下方にすることができ、籠を傾転させるのに必要な力を小さくすることが可能になる。
請求項3記載の籠の傾転装置においては、ピンの軸心位置を籠の前後方向に変化させることができ、籠の側部の開口にピンを確実に装入させることが可能になる。その結果、籠を載置台に搭載する位置が多少変化しても、ピンで籠を傾転可能に支持することが可能になる。
請求項4記載の籠の傾転装置においては、籠内の収容物を作業台上に徐々に排出するので、作業者は籠から収容物を容易に取り出すことができ、作業者の身体的負担を軽減することが可能になる。
続いて、添付した図面を参照しつつ、本考案を具体化した実施の形態につき説明し、本考案の理解に供する。
ここで、図1は本考案の一実施の形態に係る籠の傾動装置の一部省略正面図、図2は同籠の傾動装置の側面図、図3は同籠の傾動装置の部分平面図である。
図1〜図3に示すように、本考案の一実施の形態に係る籠の傾転装置10は、直方体形状の籠11を上部投入口12を上にして載せる載置台13を中央に備え、下部にはベース部材14を備える主フレーム15と、主フレーム15の両側に設けられたサイド支持部材16の上部にそれぞれ設けられ、載置台13に搭載された籠11の前側上部に抜き差し可能に設けられたピン17を備え、籠11を傾転可能に支持する籠支持手段18と、載置台13に載った籠11の前側下部に当接する丸棒19と、籠11の前側下部に当接する基準位置にある丸棒19を籠11の最大傾転位置まで押し上げて、更に、籠11の最大傾転位置から基準位置まで移動させる丸棒移動手段20と、丸棒移動手段20に動力を与える減速モータ21を備えた動力手段22とを有する。以下、これらを詳細に説明する。
ベース部材14は、長手方向を前後方向に向けて平行に配置される2本の実質的に同一寸法の主梁材23を有し、各主梁材23の長手方向両側下部には、主梁材23を設置面の凹凸に応じて水平に配置するために、例えば、ねじ機構を使用したレベル調整部材24が取付けられている。また、サイド支持部材16は、各主梁材23上の前側に立設される前側柱材25と、各主梁材23上の後側に立設され、長さが前側柱材25より長い後側柱材26と、前側柱材25の上端と後側柱材26を水平に連結する補強梁材27とを有している。更に、両側の主梁材23にそれぞれ立設された前側柱材25の下部同士及び後側柱材26の下部同士は、それぞれ前側連結梁材28及び後側連結梁材29で連結されている。
載置台13は、前側連結梁材28及び後側連結梁材29の各中央部に並べて掛け渡される、例えば2本の梁部材30を有し、各梁部材30の前側部は前側連結梁材28の上面に取付けられ、後側部は後側連結材26に高さ調整部材30aを介して取付けられている。ここで、載置台13の高さは、籠11を載置台13に搭載した際に、籠11の前側の隅に取付けられた脚31の下端が前側連結梁材28の上面に当たらないように調整されている。なお、主梁材23、前側柱材25、後側柱材26、補強梁材27、前側連結梁材28、後側連結梁材29、梁部材30、及び高さ調整部材30aは、例えば、鋼製のチャンネルを用いて形成することができる。
籠支持手段18は、両側の補強梁材27の上部の前側にそれぞれ取付け台32を介して取付けられている。そして、各籠支持手段18は、取付け台32上に固定される固定基台33と、固定基台33上で補強梁材27の長手方向(前後方向)に摺動する摺動基台34と、摺動基台34に摺動基台34の摺動方向と直交する方向に貫通して形成された貫通孔に嵌入するピン17とを有している。
ここで、ピン17の基側には、円周上の2点を結ぶ弦で外周側を切り取った形状の切り欠き部が形成された円板状のピン掛止部材35aが固定され、ピン掛止部材35aの切り欠き部と中心を挟んで反対側の周端面には手動レバー35が取付けられている。また、摺動基台34の上部には、ピン17を貫通孔内で籠11の中心側に移動させた際に摺動基台34に当接するピン掛止部材35aの位置に合わせてピン掛止部材35aの厚みと実質的に同一の幅を有する溝35bが形成され、溝35bの外側には突堤部35cが溝35bの長手方向に形成されている。なお、突堤部35cの高さは、切り欠き部が下側にくるようにピン17を回転させた場合に、ピン17を貫通孔内で進退させてもピン掛止部材35aが突堤部35cと衝突しない高さに設定されている。
このような構成とすることにより、手動レバー35を操作して切り欠き部が下側にくるようにして、ピン17を貫通孔内で移動させることによって、載置台13に搭載された籠11の前側上部にピン17を差し入れたり、引き抜いたりすることができる。そして、ピン17を籠11内に差し込んだ状態で手動レバー35を操作してピン掛止部材35aを回転して、ピン掛止部材35aの円弧部を溝35b内に装入することによって、ピン17が貫通孔内から引き抜かれるのが防止され籠11をピン17で傾転可能に支持することができる。なお、固定基台33上を摺動基台34が前後方向に摺動するので、ピン17の軸心位置を前後方向に移動することができ、載置台13に搭載した籠11を移動させなくても籠11の開口にピン17を確実に装入させることができる。
丸棒移動手段20は、載置台13に載った籠11の下部前側位置、例えば、左右の前側柱材25の前側で載置台13の上面よりも上方となる位置に配置される第1のスプロケット36と、第1のスプロケット36の後側上位置、例えば、左右の後側柱材26の上端部の内側に配置される第2のスプロケット37と、第2のスプロケット37の直下で第1のスプロケット36の高さ位置より上方となる位置に配置される第3のスプロケット38と、左右の第1〜第3のスプロケット36〜38にそれぞれ掛けられた環状のチェーン39を有している。そして、左右の第1のスプロケット36同士は、左右の前側柱材25の下部前側端面にそれぞれ取付けられた固定部材40で両側が回転可能に支持される駆動シャフト41で連結されている。また、左右のチェーン39の同一位置には丸棒19の両端部を固定する丸棒固定部材42が取付けられている。
ここで、ピン17を中心として第2、第3のスプロケット37、38の歯車円の外側までの最大距離X、Yは、籠11の高さHの0.5〜0.9倍の範囲になるようにする。なお、最大距離X、Yの調整は、籠11の高さHに応じて籠支持手段18の摺動基台34を固定基台33上で摺動させることにより行うことができる。
このような構成とすることにより、駆動シャフト41を回転させると、第1のスプロケット36を同時に回転させることができ、各チェーン39を第1〜第3のスプロケット36〜38位置を頂点とする三角形状の経路を第1のスプロケット36の回転方向に移動させて、丸棒19を第1〜第3のスプロケット36〜38の位置を頂点とする三角形状の経路の周囲を移動させることができる。従って、丸棒19が第1のスプロケット36から第3のスプロケット38、次いで第2のスプロケット37をそれぞれ経由して第1のスプロケット36に戻るように第1のスプロケット36の回転方向を選定し、載置台13に載った籠11の前側下部に当接する基準位置に丸棒19を予め配置しておくと、載置台13の前側が下方に傾いているため載置台13に搭載した籠11は載置台13上を前方に向かって移動し丸棒19に当接して停止させることができる。
このため、第1のスプロケット36を回転させると、丸棒19が第3のスプロケット38に向かって移動するのに伴って籠11をピン17を支点として徐々に傾転させ、丸棒19が第2のスプロケット37を通過する際に籠11を最大傾転する高さ位置まで押し上げることができる。また、丸棒19が第2のスプロケット37から第1のスプロケット36に戻るに伴って、籠11を丸棒19で支えながら籠11を最大傾転する高さ位置から載置台13上まで移動させることができ、更に、丸棒19を基準位置に戻すことができる。
ここで、第2、第3のスプロケット37、38を上下に並べて配置することにより、丸棒19の移動を実質的に垂直方向とすることができ、丸棒19の移動で籠11を効率的に傾転することができる。また、ピン17を中心として第2、第3のスプロケット37、38の歯車円の外側までの最大距離X、Yを、籠11の高さHの0.5〜0.9倍の範囲になるようにすることで、丸棒19を基準位置から最大傾転位置まで移動させる際に丸棒19と籠11との当接位置を籠11の重心位置より常に下方にすることができ、籠11を傾転させるのに必要な力を小さくすることができる。
動力手段22は、駆動シャフト41の一方側(例えば、左側)の端部に取付けられた第1のプーリ43と、第1のプーリ43と対となり第1のプーリ43より小さな径を有する第2のプーリ44と、第1のプーリ43及び第2のプーリ44に掛けられたベルト45と、第2のプーリ44に接続する回転軸46を備え一方側の前側柱材25の後側端面に取付けられるギアボックス47と、ギアボックス47に接続して回転軸46に回転動力を与える減速モータ21とを有している。なお、減速モータ21は、図示しないスイッチを瞬時操作することで回転軸46を所定の角度だけ回転させる機能を有している。これによって、チェーン39、すなわち丸棒19を所定距離だけ動かすことができ、籠11を断続的に傾転させることができる。
更に、籠の傾転装置10は、図1、図2に示すように、主フレーム15の前側上部に取付けられる作業台48を有し、作業台48には、主フレーム15に固定される主作業台部49と、主作業台部49の先部に掛止ピン50を介して回動可能に取付けられた副作業台部51が設けられている。ここで、主作業台部49は、主フレーム15の左右の補強梁材27の前側端部同士を接続し前側が下方に傾斜した接続梁材52と、接続梁材52の上部に取付けられた傾斜板材53と、傾斜板材53の上面に取付けられた第1の底板54と、第1の底板54の両側に設けられた第1のガイド板55を有している。また、副作業台部51は、主作業台部49より幅広で第1の底板54の先端部に掛止ピン50を介して後端より中央側の位置で接続される第2の底板56と、第2の底板56の両側に設けられた第2のガイド板57を有している。
このような構成とすることにより、掛止ピン50を支点として副作業台部51を回動して主作業台部49の先部で副作業台51を立てた状態(元位置)にすることができ、作業台48の有効面積を小さくして作業台48の前方の空間を広くすることができると共に、籠11を傾転させて籠11内の収容物を主作業台部49上に排出を開始した際に、主作業台部49上に排出した収容物が主作業台部49からこぼれるのを防止できる。
本考案の一実施の形態に係る籠の傾転装置10の使用方法について説明する。
先ず、載置台13に載った籠11の前側下部に丸棒19が当接するように丸棒19を基準位置に予め配置する。また、作業台48の副作業台部51が元位置の状態にあるのを確認する。次いで、収容物が入れられた直方体形状の籠11の上部投入口12を上にして傾転装置10の載置台13に搭載する。このとき、載置台13の前側が下方に傾いているため、載置台13に搭載された籠11は載置台13上を前方に向かって移動し丸棒19に当接して停止する。そして、籠支持手段18の手動レバー35を操作して、載置台13に搭載された籠11の前側上部の両側に籠支持手段18のピン17を差し込む。このとき、ピン17を差し込もうとする籠11の開口がピン17の軸心に対してずれている場合は、籠支持手段18の摺動基台34を固定基台33上で前後に移動させてピン17の軸心位置を調整する。
続いて、動力手段22の減速モータ21を起動させる。これにより、ギヤボックス47の回転軸46に取付けられた第2のプーリ44が回転し、ベルト45を介して第1のプーリ43が回転する。これにより、第1のプーリ43と連結する駆動シャフト41が回転し、駆動シャフト41に取付けられた左右の第1のスプロケット36が同時に回転して、各チェーン39は第1のスプロケット36から第3のスプロケット38、次いで第2のスプロケット37をそれぞれ経由して第1のスプロケット36に戻るように移動するので、チェーン39に取付けられた丸棒19は籠11の前側下部に当接した状態で第3のスプロケット38に向かって移動することで籠11が持ち上げられ、籠11はピン17を支点として傾転する。これによって、籠11内の収容物を主作業台部49上に排出させることができる。ここで、主作業台部49の先側は副作業台51で塞がれた状態になっているので、排出された収容物が主作業台部49からこぼれるのが防止される。
なお、籠11内の収容物の残量に応じて籠11の傾転角度を大きくすることで、籠11内の収容物を徐々に排出することができる。そして、丸棒19を第3のスプロケット38を通過して第2のスプロケット37に移動することにより籠11は最大傾転位置まで持ち上げることができ、籠11内の収容物を完全に排出させることができる。ここで、動力手段22のスイッチは瞬時操作して回転軸46を所定の角度だけ回転させながら丸棒19を徐々に移動させる。これによって、載置台13に搭載した籠11を最大傾転位置まで徐々に押し上げることができ、籠11内の収容物の残量に応じて作業台48上に排出する収容物の量を調整する。また、籠11内の収容物量が少なくなって、籠11を傾転させても多量の収容物が主作業台部49上に排出されなくなると、副作業台部51を掛止ピン50を支点として元位置から回動させて主作業台部49の先側下方に傾斜した状態にすることができる。これによって、主、副作業台部49、51を一体的に使用して、作業台48の有効面積を大きくして作業性を向上することができる。
籠11内の収容物が全て排出されると、動力手段22のスイッチを操作して減速モータ21を連続運転させて丸棒19を第2のスプロケット37から第1のスプロケット36に向けて移動させる。これによって、籠11は最大傾転した状態から徐々に傾転角度を減少させ、載置台13上に再び載置される状態になる。そして、空になった籠11は、籠支持手段18の手動レバー35を操作してピン17を籠11から引き抜き、籠11を載置台13より取り出す。
以上、本考案の実施の形態を説明したが、本考案は、この実施の形態に限定されるものではなく、考案の要旨を変更しない範囲での変更は可能であり、前記したそれぞれの実施の形態や変形例の一部又は全部を組み合わせて本考案の籠の傾転装置を構成する場合も本考案の権利範囲に含まれる。
例えば、動力手段は、籠の傾転装置の設置場所の状況により左右いずれの側のサイド支持部材に設けてもよい。更に、傾転装置のベース部材に車輪を取付け、傾転装置を移動可能にすることもできる。これによって、一つの傾転装置を複数の場所で効率的に使用することができる。
本考案の一実施の形態に係る籠の傾動装置の一部省略正面図である。 同籠の傾動装置の側面図である。 同籠の傾動装置の部分平面図である。
符号の説明
10:傾転装置、11:籠、12:上部投入口、13:載置台、14:ベース部材、15:主フレーム、16:サイド支持部材、17:ピン、18:籠支持手段、19:丸棒、20:丸棒移動手段、21:減速モータ、22:動力手段、23:主梁材、24:レベル調整部材、25:前側柱材、26:後側柱材、27:補強梁材、28:前側連結梁材、29:後側連結梁材、30:梁部材、30a:高さ調整部材、31:脚、32:取付け台、33:固定基台、34:摺動基台、35:手動レバー、35a:ピン掛止部材、35b:溝、35c:突堤部、36:第1のスプロケット、37:第2のスプロケット、38:第3のスプロケット、39:チェーン、40:固定部材、41:駆動シャフト、42:丸棒固定部材、43:第1のプーリ、44:第2のプーリ、45:ベルト、46:回転軸、47:ギアボックス、48:作業台、49:主作業台部、50:掛止ピン、51:副作業台部、52:接続梁材、53:傾斜板材、54:第1の底板、55:第1のガイド板、56:第2の底板、57:第2のガイド板

Claims (4)

  1. 直方体形状の籠を上部投入口を上にして載せる載置台を中央に備え、下部にはベース部材を備える主フレームと、
    前記主フレームの両側に設けられたサイド支持部材の上部にそれぞれ設けられ、前記載置台に搭載された前記籠の前側上部に抜き差し可能に設けられたピンを備え、前記籠を傾転可能に支持する籠支持手段と、
    前記左右のサイド支持部材の左右同一位置にそれぞれ設けられた複数のスプロケットに掛けられたチェーンにその両端が連結され、前記載置台に載った籠の前側下部に当接する基準位置から前記籠の最大傾転位置まで該籠を押し上げて、更に、前記籠の最大傾転位置から前記基準位置まで前記スプロケットの回転によって移動する丸棒と、
    前記スプロケットを所定方向に回転駆動する減速モータとを有することを特徴とする籠の傾転装置。
  2. 請求項1記載の籠の傾転装置において、前記複数のスプロケットは、前記載置台に載った前記籠の下部前側位置にある第1のスプロケットと、前記第1のスプロケットの後側上位置に上下に並べて配置された第2、第3のスプロケットを有し、しかも、前記ピンを中心として前記第2、第3のスプロケットの歯車円の外側までの最大距離が、前記籠の高さの0.5〜0.9倍の範囲にあることを特徴とする籠の傾転装置。
  3. 請求項1及び2のいずれか1項に記載の籠の傾転装置において、前記ピンは少なくとも前記籠の開口距離の範囲内で前後動可能となっていることを特徴とする籠の傾転装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の籠の傾転装置において、前記主フレームの前側には、前記籠を傾転させた際に該籠から排出される収容物を受け取る作業台が設けられていることを特徴とする籠の傾転装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN115140540A (zh) * 2022-05-31 2022-10-04 国际竹藤中心 一种圆竹仓储笼

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